JPH08113654A - 導電性粒子および異方導電性接着剤 - Google Patents

導電性粒子および異方導電性接着剤

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JPH08113654A
JPH08113654A JP6276024A JP27602494A JPH08113654A JP H08113654 A JPH08113654 A JP H08113654A JP 6276024 A JP6276024 A JP 6276024A JP 27602494 A JP27602494 A JP 27602494A JP H08113654 A JPH08113654 A JP H08113654A
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木 健 司 鈴
Yuko Okada
田 裕 宏 岡
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Soken Chemical and Engineering Co Ltd
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Soken Kagaku KK
Soken Chemical and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の導電性粒子は、室温、負荷速度0.
158gf/秒の条件で測定した粒子の圧縮破壊強度が4k
gf/mm2以下であり、かつ120〜170℃の温度で10
〜30kg/cm2の圧力で1〜10秒間加圧することにより
非塑性的に圧潰される核材粒子の表面に導電性層を有す
る。また、本発明の異方導電性接着剤には、上記の導電
性粒子が絶縁性接着剤中に50〜5000個/mm2の量
で分散されている。 【効果】 本発明の導電性粒子は、通常の加熱圧着の際
の圧力で圧潰し、しかも電極あるいは基板を損傷するこ
とがない。特にITO電極が形成されたフィルム液晶の
基板の異方導電性接着に用いてもITO電極等の損傷を
与えない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、加圧接着の際に導電性接
触面が増大するように圧潰する導電性粒子およびこの導
電性粒子を含有する異方導電性接着剤に関する。さらに
詳しくは本発明は、フィルム液晶基板のような可撓性を
有する基板の配線接続用の異方導電性接着に特に適した
導電性粒子およびこの導電性粒子を含有する異方導電性
接着剤に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】表面に配線パターンが形成された
配線基板を、その配線パターンが対面した状態で接着
し、同一基板の配線パターン間は絶縁すると共に、対面
する配線パターン間での電気導通性を確保するための接
着剤として異方導電性接着剤が知られている。このよう
な異方導電性接着剤は、熱接着性および電気絶縁性を有
する接着性成分中に導電性粒子が分散した接着剤であ
る。この異方導電性接着剤を二枚の配線基板の間に挟ん
で加熱加圧すると、配線パターンが形成された部分の絶
縁性接着剤は横方向に移動してこの配線パターンは導電
性粒子で電気的に接続されるので、異なる基板間での電
気的接続を確保することができる。
【0003】このような異方導電性接着剤において、導
電性粒子としては、金属粒子あるいは硬質の樹脂粒子の
表面に導電性金属膜を形成した粒子が使用されている。
このような導電性粒子は、通常硬度が高いため、配線パ
ターンとは点接触する。配線パターンは、従来、硬質の
ガラス板の上に形成されていたので、加熱圧着してもプ
リント配線基板に形成されている配線パターンが導電性
粒子によって損傷を受けることは少なかった。
【0004】しかしながら、従来の硬質ガラス板からな
る基板の他に、昨今では、基板として、フレキシブルプ
リント配線基板のように比較的柔らかな素材を使用する
ことが多くなってきている。また、液晶表示素子の中に
は樹脂フィルムからなる基板を有するものがあり、こう
したフィルム液晶のフィルム基板の周縁部には電極が形
成されている。
【0005】こうしたフィルム液晶あるいはフレキシブ
ルプリント配線基板等を他のデバイスと接合する際に前
記のような硬質の導電性粒子を含有する異方導電性接着
剤を使用すると、硬質の導電性粒子によって電極が破壊
することがあり、こうした場合には良好な導電性が確保
できないことがある。
【0006】ところで、このような異方導電性接着剤に
配合される導電性粒子に関して、既に多くの提案がなさ
れている。例えば特開昭63-107188号公報には、圧縮強
度が500Kg/cm2以上であり、弾性率が80×103Kg/
cm2以下である導電性粒子を使用することが開示されて
いる。即ち、ここでは高弾性で高強度の導電性粒子を使
用することが開示されており、このような導電性粒子を
用いてフィルム液晶等を接着すると、接着の際に電極が
破壊されることがある。
【0007】また、特開昭62-188184号公報には、対置
する配線パターンによって挟持されたときに変形する導
電性粒子を使用して、この導電性粒子を圧縮変形させる
ことにより配線パターンと導電性粒子との接触面積を増
加させて導通信頼性を確保することが開示されている。
【0008】しかしながら、この導電性粒子は弾性変形
して配線パターン間の導電性を確保しているので、接着
時に、この導電性粒子の有する弾性力によってフィルム
状の基板上に配置された配線パターンが破壊されること
がある。また、この弾性力によって接着性が保持されな
い場合、導電性が失われることがある。
【0009】また、特開平4-168736号公報には、相対峙
する回路に押圧された状態で高分子核材が完全に弾性領
域を超えて変形するようにして接着する回路の接触構造
体の発明が開示されている。
【0010】しかしながら、通常の高分子材料からなる
核材の周囲に導電性膜を有する粒子径2〜30μm程度
の粒子は、圧縮強度が非常に高く、異方導電性接着の際
の加熱圧着の際に加える圧力(通常は、45Kg/cm2
度)では、こうした導電性粒子を圧潰することは難し
い。そして、このような通常の高分子材料からなる核材
の周囲に導電性膜が形成された導電性粒子をその弾性限
界を超えて変形させようとすると、圧着の際に加えられ
る圧力によって基板に形成された配線パターンが変形す
ることがあり、またフィルム状の基板の場合には、フィ
ルム状基板の破壊を引き起こすこともあるという問題が
ある。
【0011】
【発明の目的】本発明は、配線パターンに変形あるいは
損傷を与えることなく、通常の異方導電性接着の際に加
えられる圧力よりも低い圧力によって圧潰して、相対時
する配線パターンを電気的に接続することができる導電
性粒子およびこの導電性粒子を含有する異方導電性接着
剤を提供することを目的としている。
【0012】
【発明の概要】本発明の導電性粒子は、室温、負荷速度
0.158gf/秒の条件で測定した粒子の圧縮破壊強度が
4kgf/mm2以下であり、かつ120〜170℃の温度で
10〜30kg/cm2の圧力で1〜10秒間加圧することに
より非塑性的に圧潰される核材粒子の表面に導電性層を
有することを特徴としている。
【0013】また、本発明の異方導電性接着剤は、室
温、負荷速度0.158gf/秒の条件で測定した粒子の圧
縮破壊強度が4kgf/mm2以下であり、かつ120〜17
0℃の温度で10〜30kg/cm2の圧力で1〜10秒間加
圧することにより非塑性的に圧潰される核材粒子の表面
に導電性層を有する導電性粒子が、50〜5000個/
mm2の量で絶縁性接着剤中に分散されていることを特徴
としている。
【0014】本発明の導電性粒子で用いられる核材粒子
は、堅くて脆いという特性を有している。従って、この
導電性粒子を含有する本発明の異方導電性接着剤を用い
て通常の加圧圧着法に従って圧着すると、導電性粒子の
核材粒子が圧潰し、核材表面に形成されている導電性材
料によって相対時する配線パターンを導通させることが
できる。そして、本発明の異方導電性接着剤では、導電
性粒子を圧潰するために過度の圧力をかける必要がない
ので例えばフィルム液晶基板やフレキシブルプリント基
板のような硬度の低い基板を圧着する場合にも、電極あ
るいは基板を変形させたりあるいは損傷を与えることが
ない。
【0015】
【発明の具体的説明】次に本発明の導電性粒子および異
方導電性接着剤について具体的に説明する。本発明の導
電性粒子は、核材粒子とこの核材粒子の表面に形成され
た導電性層とからなる。
【0016】本発明の導電性粒子を構成する核材粒子
は、圧縮破壊強度が低く、堅く脆いという特性を有して
いる。即ち、本発明の導電性粒子を構成する核材粒子と
して、図1に示すようにダイヤモンドヘッド1を備えた
圧子2と基台3との間に粒子4を配置して、負荷速度
0.158gf/秒、測定温度室温(23℃)の条件で測定
した粒子の圧縮破壊強度が4kgf/mm2以下、好ましくは
3kgf/mm2以下である粒子を使用する。このような圧縮
破壊強度を有する粒子を使用することにより、異方導電
性接着剤を通常の圧力で圧着することによってこの核材
粒子を圧潰することができる。なお、核材粒子の圧縮破
壊強度の下限値は、この粒子がその形態を保持すること
ができる程度に低くすることができるが、この核材粒子
表面に導電性層を形成する工程あるいは本発明の導電性
粒子を絶縁性接着剤中に配合して混合する工程および実
装時の仮圧着工程におけるこの粒子にかかる応力を考慮
すると、その下限値は1kgf/mm2以上にすることが好ま
しい。
【0017】さらに、異方導電性接着剤を用いた加熱圧
着の際に確実に圧潰する粒子を芯材としており、本発明
の導電性粒子を形成する核材粒子は、120〜170℃
の温度で10〜30kg/cm2の圧力で1〜10秒間加圧す
ることにより非塑性的に圧潰され、圧力を解除してもそ
の形態はもとには戻らない。
【0018】本発明において「圧潰」とは、図4の圧着
後の光学顕微鏡写真に示すように、圧力により、芯材粒
子が非塑性的に潰れていることを意味する。この核材粒
子は、通常2〜50μm、好ましくは5〜30μmの平
均粒子径を有している。また、この核材粒子のCV値
は、20%以下であることが好ましく、さらに15%以
下であることが特に好ましい。即ち、本発明で使用され
る核材粒子としては、粒子径が揃った粒子が好ましく使
用される。
【0019】このような特性を有する核材粒子は、無機
材料あるいは有機材料で形成することができる。この核
材粒子は、中実粒子であっても中空粒子であってもよ
く、さらに、使用しようとする核材粒子の平均粒子径の
1/3〜1/100程度の粒子径を有する微細粒子の凝
集体であっても良い。
【0020】本発明において、無機材料を用いて核材粒
子を形成する場合、ガラス中空粒子、シリカ中空粒子、
シラス中空粒子、セラミック中空粒子、シリカ凝集粒子
等を使用することができる。
【0021】本発明では、核材粒子として、上記のよう
な無機材料を使用することもできるが、無機材料は比較
的硬質であることから、本発明では、この核材粒子とし
て樹脂粒子を使用することが好ましい。
【0022】樹脂粒子は、本質的には圧縮強度が高く、
例えば市販されているフェノール粒子の圧縮破壊強度
は、少なくとも5〜5.5kgf/mm2程度であり、中実粒子
では、この圧縮破壊強度を下回るような粒子は製造しに
くい。
【0023】本発明の導電性粒子を形成する核材粒子の
うち、樹脂粒子からなる核材粒子は、例えば(メタ)ア
クリレート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン-
(メタ)アクリル共重合体、ウレタン系樹脂、エポキシ
系樹脂等で形成することができる。
【0024】例えば(メタ)アクリレート系樹脂で核材
粒子を形成する場合には、この(メタ)アクリル系樹脂
は、(メタ)アクリル酸エステルと、さらに必要により
これと共重合可能な反応性二重結合を有する化合物およ
び二官能あるいは多官能性モノマーとの共重合体である
ことが好ましい。
【0025】また、ポリスチレン系樹脂で核材粒子を形
成する場合には、このポリスチレン系樹脂は、スチレン
の誘導体と、さらに必要によりこれと共重合可能な反応
性二重結合を有する化合物および二官能あるいは多官能
性モノマーとの共重合体であることが好ましい。
【0026】しかしながら、通常の(メタ)アクリレー
ト系樹脂あるいはポリスチレン系樹脂では高架橋密度の
場合は圧縮破壊強度が高く、加熱圧着の際の圧力で導電
性粒子が圧潰するようにはならず、また未架橋あるいは
低架橋密度の場合には、前述のように仮圧着の際に、導
電性粒子が圧潰し、良好な性能が得られないので、本発
明では、こうした樹脂に適当な密度で架橋構造を形成し
て圧縮破壊強度を上記範囲内にする。
【0027】本発明の導電性粒子が(メタ)アクリル系
樹脂からなる核材粒子を有する場合、この(メタ)アク
リル系樹脂としては、(メタ)アクリル酸エステルの
(共)重合体が好ましく、さらにこの(メタ)アクリル
酸エステル系のモノマーと他のモノマーとの共重合体を
使用することもできる。
【0028】ここで(メタ)アクリル酸エステル系のモ
ノマーの例としては、メチル(メタ)アクリレート、エ
チル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルへキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロへキシル
(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2-プロピル(メタ)アクリレート、クロロ
-2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、メトキシエチ
ル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレ
ート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシ
クロペンテニル(メタ)アクリレートおよびイソボロノ
ル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
【0029】また、本発明の導電性粒子を形成する核材
粒子がポリスチレン系樹脂である場合、スチレン系モノ
マーの具体的な例としては、スチレン、メチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、トリメチルスチレン、エチルス
チレン、ジエチルスチレン、トリエチルスチレン、プロ
ピルスチレン、ブチルスチレン、へキシルスチレン、ヘ
プチルスチレンおよびオクチルスチレン等のアルキルス
チレン;フロロスチレン、クロロスチレン、ブロモスチ
レン、ジブロモスチレン、ヨウドスチレンおよびクロロ
メチルスチレンなどのハロゲン化スチレン;ならびに、
ニトロスチレン、アセチルスチレンおよびメトキシスチ
レンを挙げることができる。
【0030】核材粒子は、上記のような(メタ)アクリ
ル系樹脂またはスチレン系樹脂のいずれかの樹脂単独で
形成されていることが好ましいが、これらの樹脂からな
る組成物から形成されていてもよい。また、上記(メ
タ)アクリル酸エステル系のモノマーとスチレン系のモ
ノマーとの共重合体であってもよい。
【0031】さらに、この(メタ)アクリル系樹脂また
はスチレン系樹脂には、上記のような(メタ)アクリル
酸エステル系のモノマーおよび/またはスチレン系のモ
ノマーとさらに必要により共重合可能な他のモノマーと
が共重合していてもよい。
【0032】上記のような(メタ)アクリル酸エステル
系のモノマーあるいはスチレン系モノマーと共重合可能
な他のモノマーの例としては、ビニル系モノマー、不飽
和カルボン酸モノマーを挙げることができる。
【0033】ここでビニル系モノマーの具体的な例とし
ては、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルカル
バゾール、ビニルアセテートおよびアクリロニトリル;
ブタジエン、イソプレンおよびクロロプレン等の共役ジ
エンモノマー;塩化ビニルおよび臭化ビニル等のハロゲ
ン化ビニル、塩化ビニリデンなどのハロゲン化ビニリデ
ンを挙げることができる。
【0034】また、不飽和カルボン酸モノマーの具体的
な例としては、(メタ)アクリル酸、α-エチル(メ
タ)アクリル酸、クロトン酸、α-メチルクロトン酸、
α-エチルクロトン酸、イソクロトン酸、チグリン酸お
よびウンゲリカ酸等の付加重合性不飽和脂肪族モノカル
ボン酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコ
ン酸、メサコン酸、グルタコン酸およびヒドロムコン酸
等の付加重合性不飽和脂肪族ジカルボン酸を挙げること
ができる。
【0035】このような樹脂核材粒子に架橋構造を形成
するには、二官能性あるいは多官能性モノマーを使用す
る。二官能あるいは多官能性モノマーの例としては、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、1,1,1-トリスヒドロキシ
メチルエタンジアクリレート、1,1,1-トリスヒドロキシ
メチルエタントリアクリレート、1,1,1-トリスヒドロキ
シメチルプロパントリアクリレートおよびジビニルベン
ゼンを挙げることができる。
【0036】特に本発明においては二官能あるいは多官
能モノマーとして、ジビニルベンゼンを使用することが
好ましい。核材粒子が(メタ)アクリル系樹脂で形成さ
れている場合、(メタ)アクリル酸エステル系のモノマ
ーを、通常は20〜100重量部、好ましくは40〜1
00重量部、スチレン系モノマーを、通常は0重量部以
上20重量部未満、好ましくは0〜15重量部、ビニル
系モノマーを、通常は0〜50重量部、不飽和カルボン
酸モノマーを通常は0〜50重量部の量で(共)重合さ
せた共重合体が使用できる。
【0037】また、核材粒子がスチレン系樹脂の場合、
スチレン系モノマーを、通常は20〜100重量部、好
ましくは40〜100重量部、(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマーを、通常は0重量部以上20重量部未
満、好ましくは0〜15重量部、ビニル系モノマーを、
通常は0〜50重量部、不飽和カルボン酸モノマーを通
常は0〜50重量部の量で(共)重合させた共重合体が
使用できる。
【0038】また、核材粒子が(メタ)アクリル酸エス
テル系モノマーとスチレン系モノマーとの共重合体であ
る場合、(メタ)アクリル酸エステル系モノマーが、通
常は20〜80重量部、好ましくは40〜60重量部、
スチレン系モノマーが、通常は20〜80重量部、好ま
しくは40〜60重量部、ビニル系モノマーを、通常は
0〜50重量部、不飽和カルボン酸モノマーを通常は0
〜50重量部の量で(共)重合させた共重合体が使用で
きる。
【0039】さらに、本発明ではこのような樹脂粒子に
架橋構造を形成するために二官能あるいは多官能モノマ
ーを使用することが好ましい。そして、核材粒子の圧縮
破壊強度を本発明のようにするためにはこの二官能ある
いは多官能モノマーの使用量を調整して適度に架橋構造
を形成する。具体的には上記のような圧縮破壊強度を達
成するためには、二官能あるいは多官能モノマーを通常
は5〜50重量部、好ましくは10〜30重量部の量で
使用する。
【0040】上記の例は、単一の粒子の圧縮破壊強度を
本発明の範囲内に調整する方法の一例であり、このよう
な二官能あるいは多官能モノマーを使用する方法に限ら
ず、他の方法を採用することもできる。例えば、本発明
で使用する核材粒子の1/3〜1/100程度の粒子径
を有する樹脂粒子を製造し、これらを凝集させて平均粒
子径が2〜30μm程度の凝集粒子を製造する。こうし
た凝集粒子は、個々の粒子が吸着力等の比較的弱い係合
力で結合されており、このような凝集粒子の内圧縮破壊
強度が、4kgf/mm2以下、好ましくは3kgf/mm2以下の粒
子を使用することができる。
【0041】また、中空樹脂粒子は例えば樹脂の厚さを
薄くすれば圧縮破壊強度を低くすることができ、本発明
では中空樹脂粒子の内で、例えば樹脂の厚さを薄くして
圧縮破壊強度を4kgf/mm2以下、好ましくは3kgf/mm2
下に調整した中空樹脂粒子を使用することができる。さ
らに、こうした中空樹脂粒子の場合には、樹脂の厚さを
調整する代わりに、あるいは樹脂の厚さを調整すると共
に、上述のように二官能あるいは多官能モノマーを共重
合させることにより、圧縮破壊強度を調整することもで
きる。
【0042】このような核材粒子の表面には導電性層が
形成されている。導電性層は、導電性金属、これらの金
属を含有する合金、導電性セラミック、導電性金属酸化
物またはその他の導電性材料から形成されている。
【0043】導電性金属の例としては、Zn、Al、S
b、U、Cd、Ga、Ca、Au、Ag、Co、Sn、
Se、Fe、Cu、Th、Pb、Ni、Pd、Beおよ
びMgを挙げることができる。また上記金属は単独で用
いてもよいし、2種類以上を用いてもよく、さらに他の
元素、化合物(例えばハンダ)等を添加してもよい。導
電性セラミックの例としては、VO2、Ru2O、Si
C、ZrO2、Ta2N、ZrN、NbN、VN、TiB
2、ZrB、HfB2、TaB2、MoB2、CrB2、B4
C、MoB、ZrC、VCおよびTiCを挙げることが
できる。また、上記以外の導電性材料としてカーボンお
よびグラファイトのような炭素粒子、ならびにITO等
を挙げることができる。
【0044】このような導電性材料の中でも共に、導電
性層に金を含有させることが好ましい。導電性層に金を
含有させることにより、電気抵抗値が低くなると共に、
展延性が良好になり、良好な導電性を得ることができ
る。また、金は硬度が低いので電極に損傷を与えること
も少ない。
【0045】このような導電性層は、蒸着法、イオンス
パッタリング法、メッキ法、溶射法などの物理的方法、
官能基を有する樹脂芯材表面に導電性材料を化学的に結
合させる化学的方法、界面活性剤等を用いて芯材の表面
に導電性材料を吸着させる方法、芯材を形成する際に導
電性粒子を反応系に共存させて芯材の表面に導電性粒子
を析出させながら芯材と導電性層とを同時に形成する方
法などにより形成することができる。特に無電解メッキ
法によりこの導電性層を形成することが好ましい。この
ような導電性層は単層である必要はなく、複数の層が積
層されていてもよい。
【0046】このような導電性層の厚さは通常は0.0
1〜10.0μm、好ましくは0.05〜5μm、さらに
好ましくは0.2〜2μmの範囲内にある。この複合粒
子の表面には、さらに絶縁性樹脂からなる絶縁層が形成
されていてもよい。絶縁層を形成する方法として例え
ば、ハイブリダイゼーションシステムによりポリフッ化
ビニリデンからなる不連続な絶縁層を形成する方法の例
を示すと、導電性粒子100重量部に対して2〜8重量
部のポリフッ化ビニリデンを用い、85〜115℃の温
度で5〜10分間処理する。この絶縁層の厚さは通常は
0.1〜0.5μm程度である。なお、この絶縁層は導電
性粒子の表面を不完全に被覆するものであってもよい。
【0047】本発明の異方導電性接着剤では、上記のよ
うな導電性粒子が絶縁性接着剤中に分散されている。こ
こで絶縁性接着剤としては、例えば(メタ)アクリル系
接着剤、エポキシ系接着剤、ポリエステル系接着剤、ウ
レタン系接着剤およびゴム系接着剤を挙げることができ
る。特に本発明においては(メタ)アクリル系樹脂接着
剤を使用することが好ましい。
【0048】このアクリル系樹脂接着剤の例としては、
(メタ)アクリル酸エステルと、これと共重合可能な反
応性二重結合を有する化合物との共重合体を挙げること
ができる。ここで使用される(メタ)アクリル酸エステ
ルの例としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレ
ート、ブチル(メタ)アクリレート、2-エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、ステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル
(メタ)アクリレート、2-ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、クロロ-2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、
メトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシエチル
(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレートおよびグリシジル(メタ)アクリレートを
挙げることができる。
【0049】上記のような(メタ)アクリル酸エステル
と共重合可能な反応性二重結合を有する化合物の例とし
ては、不飽和カルボン酸モノマー、スチレン系モノマー
およびビニル系モノマー等を挙げることができる。
【0050】ここで不飽和カルボン酸モノマーの例とし
ては、アクリル酸、(メタ)アクリル酸、α-エチルア
クリル酸、クロトン酸、α-メチルクロトン酸、α-エチ
ルクロトン酸、イソクロトン酸、チグリン酸およびウン
ゲリカ酸などの付加重合性不飽和脂肪族モノカルボン
酸;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン
酸、メサコン酸、グルタコン酸およびジヒドロムコン酸
などの付加重合性不飽和脂肪族ジカルボン酸を挙げるこ
とができる。
【0051】また、スチレン系モノマーの例としては、
スチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、トリメ
チルスチレン、エチルスチレン、ジエチルスチレン、ト
リエチルスチレン、プロピルスチレン、ブチルスチレ
ン、ヘキシルスチレン、ヘプチルスチレンおよびオクチ
ルスチレン等のアルキルスチレン;フロロスチレン、ク
ロロスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレンおよ
びヨードスチレンなどのハロゲン化スチレン;さらに、
ニトロスチレン、アセチルスチレンおよびメトキシスチ
レンを挙げることができる。
【0052】さらに、ビニル系モノマーの例としては、
ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルカルバゾー
ル、ジビニルベンゼン、ビニルアセテートおよびアクリ
ロニトリル;ブタジエン、イソプレンおよびクロロプレ
ン等の共役ジエンモノマー;塩化ビニルおよび臭化ビニ
ル等のハロゲン化ビニル;塩化ビニリデン等のハロゲン
化ビニリデンを挙げることができる。
【0053】(メタ)アクリル系樹脂接着剤は、上記の
(メタ)アクリル酸エステルを通常は60〜90重量
部、これ以外のモノマーを通常は10〜40重量部の量
で共重合させて製造される。
【0054】このようなアクリル系接着剤は、通常の方
法により製造することができる。例えば上記単量体を有
機溶剤に溶解または分散させ、この溶液または分散液を
窒素ガスのような不活性ガス置換された反応器中で反応
させることにより製造することができる。ここで使用さ
れる有機溶媒の例としては、トルエンおよびキシレン等
の芳香族炭化水素類、n-ヘキサン等の脂肪族炭化水素
類、酢酸エチルおよび酢酸ブチル等のエステル類、n-プ
ロピルアルコールおよびi-プロピルアルコール等の脂肪
族アルコール類、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトンおよびシクロヘキサノン等のケトン類を挙げる
ことができる。上記反応で有機溶媒は(メタ)アクリル
系樹脂接着剤形成原料100重量部に対して、通常は、
100〜250重量部の量で使用される。
【0055】この反応は、重合開始剤の存在下に加熱す
ることにより行われる。ここで使用される反応開始剤の
例としては、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイル
パーオキサイド、ジ-tert-ブチルパーオキサイドおよび
クメンハイドロパーオキサイド等を挙げることができ
る。この重合開始剤は、(メタ)アクリル系樹脂接着剤
形成原料100重量部に対して通常は0.01〜5重量
部の量で使用される。
【0056】上記のような有機溶剤中における重合反応
は、反応液を通常は60〜75℃に加熱し、通常は2〜
10時間、好ましくは4〜8時間行われる。こうして製
造された(メタ)アクリル系樹脂接着剤は、反応溶剤か
ら分離して使用することもできるが、生成した樹脂を有
機溶剤に溶解または分散させた状態で使用することが好
ましい。
【0057】例えば上記のようにして製造された(メ
タ)アクリル系樹脂接着剤について、200℃の温度で
測定した弾性率は、通常は105〜107dyn/cm2の範囲
内にあり、また、重量平均分子量は通常は10万〜10
0万の範囲内にある。
【0058】このようなアクリル系接着剤中にはアルキ
ルフェノール、テルペンフェノール、変性ロジン、キシ
レン樹脂のような熱可塑性樹脂を配合してもよく、また
エポキシ樹脂等の反応硬化性樹脂を配合しても良く、さ
らにこうした反応硬化性樹脂のイミダゾール化合物のよ
うな硬化剤を配合することもできる。
【0059】本発明の異方導電性接着剤には、上記のよ
うな絶縁性接着剤に導電性粒子が50〜5000個/mm
2、好ましくは100〜3000個/mm2、より好ましく
は300〜1000個/mm2の量で分散されている。
【0060】さらに、本発明で使用される絶縁性接着剤
中には、フィラーを配合することが好ましい。ここでフ
ィラーとしては絶縁性無機粒子を使用することができ、
この例としては、酸化チタン、二酸化珪素、炭酸カルシ
ウム、リン酸カルシウム、酸化アルミニウムおよび三酸
化アンチモンを挙げることができる。この絶縁性無機粒
子は、通常は0.01〜5μmの平均粒子径を有してい
る。この絶縁性無機粒子は単独であるいは組み合わせて
使用することができる。
【0061】この絶縁性無機粒子は、接着剤中の樹脂成
分100重量部に対して、通常は10〜100重量部、
好ましくは50〜80重量部の量で使用される。また、
フィラーとして上記無機粒子と共にあるいは無機粒子と
は別に、シリコーン樹脂粉末を使用することができる。
このシリコーン樹脂粉末は単独で使用することもできる
が、上記無機粒子と併用する場合においては無機粒子と
しては二酸化珪素(シリカ)が好ましい。
【0062】このようなシリコーン樹脂粉末および/ま
たは二酸化珪素は(メタ)アクリル樹脂接着剤100重
量部に対して通常は10〜100重量部、好ましくは5
0〜80重量部の量で使用される。
【0063】フィラーとしてこのようなシリコーン樹脂
粉末および/または二酸化珪素を上記の量で配合するこ
とにより、接着剤の流動性を調整することができ、接着
後に加熱しても接着剤が逆流して導通性を阻害すること
が少なくなる。また、接着の際にプリント基板の端部か
らの接着剤のはみ出しを防止することができる。このよ
うにシリコーン樹脂粉末および/または二酸化珪素を使
用することにより、本発明の異方導電性接着剤の耐応力
に対する接着信頼性および導通信頼性が向上する。
【0064】本発明の異方導電性接着剤は、上記各成分
を混合することにより製造することができる。本発明の
異方導電性接着剤は、シート状(フィルム状)およびペ
イスト状など種々の形態で使用することができる。この
ようなシート状にする場合に、このシートの厚さを10
〜50μmの範囲内にすることが好ましい。
【0065】例えば本発明の異方導電性接着剤をシート
状にするには、例えば、ナイフコーター、コンマコータ
ー、リバースロールコーターおよびグラビアコーター等
を使用することができる。
【0066】シート状に賦形した本発明の異方導電性接
着シートは、例えば図2に示すようにして使用すること
ができる。図2にシート状にした本発明の異方導電性接
着剤を用いた基板の接着方法を模式的に示す。
【0067】図1の[a]に示すように、表面に配線パ
ターン19a,19bが形成された二枚の基板18a,1
8bを、この間に配線パターン19a,19bが対面す
るように配置し、この配線パターン19a,19bの間
にシート状に成形された本発明の異方導電性接着剤17
(異方導電性接着シート)を挟み込む。この異方導電性
接着シート17は、アクリル系接着剤からなる絶縁性接
着剤21中に、圧縮破壊強度が低い導電性粒子15およ
びフィラー16が分散されている。
【0068】このように異方導電性接着シート17が配
置された基板18a,18bを、加熱下に、[a]に示
す矢印方向に加圧して接着すると、配線パターン19
a,19bの間にある導電性粒子15が最も高い圧力を
受けて、この導電性粒子15が圧潰する。導電性粒子1
5が圧潰した状態を図3に示す。図3において15aは
圧潰した導電性粒子を示す。
【0069】この加熱圧着の際に基板にかかる圧力は、
一般に30〜100kg/cm2であるが、本発明の導電性粒
子は10〜30kg/cm2の加圧で圧潰する。そして、配線
パターンの形成されている部分では、配線パターン19
aと配線パターン19bによって圧潰された導電性粒子
15aにより配線パターン19aと19bとは導通す
る。他方、配線パターンが形成されていない部分にある
粒子15bにはこうした圧力がかからないので、良好な
絶縁性を示す。
【0070】上記は本発明の異方導電性接着剤をシート
状にして使用する態様を示したが、本発明の異方導電性
接着剤が適当な溶剤を含有することにより、ペイスト状
で使用することもできる。このペイスト状の異方導電性
接着剤は、例えばスクリーンコーター等を利用して基板
上に塗布して上記と同様にして使用することができる。
【0071】本発明の異方導電性接着剤は、含有される
導電性粒子の圧縮破壊強度が低いので、通常の加圧圧着
操作の際に加える圧力よりも低い圧力で圧潰する。従っ
て、フィルム液晶に形成された電極、フレキシブルプリ
ント基板に形成された電極について異方導電する際に、
これらの電極を変形させたり損傷を与えることがない。
【0072】従って、本発明の異方導電性接着剤は、板
状の基板に対する異方導電性接着に用いることは勿論、
上述のようなフィルム状基板の異方導電性接着に特に好
ましく使用することができる。例えば、本発明の導電性
粒子は、相対峙する回路基板がTCP(Tape Carrier Pa
ckage)およびITO電極フィルム液晶基板である基板間
の異方導電性接着に用いられる粒子として特に好適であ
り、従って、本発明の導電性接着剤は、相対峙する回路
基板がTCP(Tape Carrier Package)およびITO電極
フィルム液晶基板である基板間の異方導電性接着に好適
に使用することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明の導電性粒子は、圧縮破壊強度が
低いので、異方導電性接着の際に通常採用されている圧
力より低い圧力で圧潰し、相対時する基板表面に設けら
れている電極を圧力方向に導通させることができる。こ
うして導電性粒子を圧潰することにより、粒子と電極と
の接触面積が大きくなり良好な導電性を形成するととも
に、圧力が加わることにより変形しやすいフィルム状基
板に形成された電極を圧力方向に導通させながら接着す
る用途に使用しても、基板あるいは電極を損傷すること
がない。
【0074】
【実施例】次に本発明の実施例を示してさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらによって限定的に解釈される
べきではない。
【0075】
【実施例1】常法に従いアクリル酸エチルエステル83
重量%、アクリル酸-2-エチルヘキシルエステル14重
量%およびアクリル酸3重量%を反応溶媒としてトルエ
ンを使用して共重合させて重量平均分子量50万のアク
リル系共重合体のトルエン溶液を得た(固形分:35
%)。
【0076】このアクリル系共重合体100重量部(固
形分換算)に、熱可塑性樹脂(アルキルフェノール変性
キシレン樹脂、分子量:1500)30重量部と、熱硬
化性樹脂(アルキルフェノール樹脂、分子量:1000)
3重量部と、球状シリカ粉末(平均粒子径:1μm)3
5.5重量部と、シリコーン樹脂粉末(平均粒子径:2
μm)25.9重量部とを混合して絶縁性接着剤を調製
した。
【0077】別に、スチレン100重量部に対して10
重量部のジビニルベンゼン(DVB)で架橋された架橋
ポリスチレン粒子を用意した。この架橋ポリスチレン粒
子の平均粒子径は21μmであり、CV値は12%であ
る。
【0078】この架橋ポリスチレン粒子について、図1
に示す装置を用いて室温(23℃)負荷速度0.158g
f/秒の条件で圧縮破壊強度を測定したところ、2.42
0Kgf/mm2であった。
【0079】この架橋ポリスチレン粒子にニッケルを
0.4μmの厚さで無電解メッキし、次いで金を0.2μ
mの厚さで無電解メッキして平均粒子径21.6μmの
導電性粒子を製造した。この導電性粒子のCV値は13
%であった。
【0080】上記の導電性粒子を絶縁性接着剤中のアク
リル系共重合体100重量部に対して40重量部の割合
で配合して異方導電性接着剤組成物を得た。こうして得
られた異方導電性接着剤組成物を剥離性支持体上に塗布
して乾燥させることにより厚さ30μmの異方導電性接
着剤シートを得た。この異方導電性接着シートには50
0個/mm2の導電性粒子が含有されている。
【0081】図5に示すように、200μmピッチに銅
箔32を並べた50μm厚さのポリイミドフィルム31
と、一方の面にITO電極35が形成されているプラス
チックフィルム34を接着剤36を介して偏光フィルム
33の表面に貼着させたフィルム液晶基板36との間と
を銅箔31とITO電極35とが向き合うように配置
し、上記のようにして得られた異方導電性接着剤シート
30を、この間に挟んで、下記[I]および[II]の圧
着条件で加圧圧着した。
【0082】[I]160℃ × 20kg/cm2 × 5秒 [II]130℃ × 20kg/cm2 × 10秒 上記のようにして加熱圧着した試料を、23℃で1日間
放置した後、上下電極間の初期導通抵抗値、湿潤条件に
放置した後の導電性(耐湿後導通抵抗値)、および、1
0mm幅での90°剥離強さ(引っ張り速度:20mm/分)
(初期接着力および耐熱後接着力)を下記の条件で測定
した。結果を表1に示す。
【0083】また、加熱圧着前の導電性粒子の状態およ
び加熱圧着後の圧潰された導電性粒子の状態の光学顕微
鏡写真(×300)を図4に示す。 [初期導通抵抗値]圧着後、23℃で1日間放置した後
の導通抵抗値を測定した。 [耐湿導通抵抗値]試料を60℃、90%RHの条件で
14日間放置した後の導通抵抗値を測定した。
【0084】なお、本発明において、特に限定しない限
り、「初期導通抵抗値」および「耐湿導通抵抗値」は、
基板表面の全面にITOを蒸着したフィルム基板に20
0μmピッチに銅箔を並べたポリイミドフィルム回路を
接合したときの2ピン間の導通抵抗値である。 [初期接着力]圧着後、23℃で1日間放置した後の引
っ張り速度20mm/分で10mm幅における90°剥離強
さを測定した。 [耐熱接着力]試料を85℃、DRYの条件で14日間放
置した後の引っ張り速度20mm/分で10mm幅における
90°剥離強さを測定した。
【0085】
【実施例2】実施例1において、導電性粒子としてメチ
ルメタクリレート100重量部に対して10重量部のエ
チレングリコールジメタクリレート(EDMA)を使用
して架橋したポリメチルメタクリレート粒子を使用した
以外は同様にして異方導電性接着シートを製造した。こ
の異方導電性接着シートには4000個/mm2の導電性粒
子が含有されている。
【0086】このポリメチルメタクリレート粒子の平均
粒子径は9.6μm、CV値は18%であり、圧縮破壊
強度は3.009Kgf/mm2であった。またこのポリメチ
ルメタクリレート粒子の表面に形成されたニッケルメッ
キ層の厚さは0.4μm、金メッキ層の厚さは0.2μm
であり、こうしてメッキ層が形成された導電性粒子の平
均粒子径は10.2μm、CV値は16%であった。
【0087】上記のようにして加熱圧着した試料につい
て実施例1と同様にして初期導通抵抗値、耐湿後導通抵
抗値、初期接着力および耐熱後接着力を測定した。結果
を表1に示す。
【0088】
【比較例1】実施例1において、導電性粒子としてフェ
ノール樹脂粒子を使用した以外は同様にして異方導電性
接着シートを製造した。この異方導電性接着シートには
4000個/mm2の導電性粒子が含有されている。
【0089】このフェノール樹脂粒子の平均粒子径は1
0μm、CV値は10%であり、圧縮破壊強度は5.2
20Kgf/mm2であった。またこのフェノール樹脂粒子の
表面に形成されたニッケルメッキ層の厚さは0.4μ
m、金メッキ層の厚さは0.2μmであり、こうしてメ
ッキ層が形成された導電性粒子の平均粒子径は10.6
μm、CV値は9%であった。
【0090】上記のようにして加熱圧着した試料につい
て実施例1と同様にして初期導通抵抗値、耐湿後導通抵
抗値、初期接着力および耐熱後接着力を測定した。結果
を表1に示す。
【0091】
【表1】
【0092】註)※1)導電性粒子の潰れ状態は、光学
顕微鏡写真による観察結果である。 ※2)この導通抵抗値の上昇はITO配線部が一部断線し
たことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の導電性粒子の圧縮破壊強度を
測定する装置を模式的に示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の異方導電性接着剤を用いた接
着方法を模式的に示す図である。
【図3】図3は、本発明の異方導電性接着剤を用いて接
着された電極部分の拡大図である。
【図4】図4は、実施例1で用いた導電性粒子の圧潰さ
れる前後の粒子の状態を示す写真である。
【図5】図5は、実施例で測定したフィルム液晶の基板
における導通性および接着力の測定方法を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
15・・・導電性粒子 16・・・フィラー 17,30・・・異方導電性シート 18・・・基板 19・・・電極 21・・・絶縁性接着剤 31・・・ポリイミドフィルム 32・・・銅箔 33・・・偏光板 34・・・プラスチックフィルム基板 35・・・ITO電極 36・・・接着剤

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室温、負荷速度0.158gf/秒の条件で
    測定した粒子の圧縮破壊強度が4kgf/mm2以下であり、
    かつ120〜170℃の温度で10〜30kg/cm2の圧力
    で1〜10秒間加圧することにより非塑性的に圧潰され
    る核材粒子の表面に導電性層を有することを特徴とする
    導電性粒子。
  2. 【請求項2】 導電性粒子の平均粒子径が2〜30μm
    の範囲内にあり、かつ該粒子のCV値が20%以下であ
    ることを特徴とする請求項第1項記載の導電性粒子。
  3. 【請求項3】 核材粒子が、スチレンおよび/または
    (メタ)アクリル系モノマーから誘導された繰り返し単
    位を含む重合体粒子であることを特徴とする請求項第1
    項または第2項記載の導電性粒子。
  4. 【請求項4】 前記導電性粒子が、相対峙する回路基板
    がTCP (Tape Carrier Package) およびITO電極フ
    ィルム液晶基板である基板間の異方導電性接着に用いら
    れる粒子であることを特徴とする請求項第1項記載の導
    電性粒子。
  5. 【請求項5】 室温、負荷速度0.158gf/秒の条件で
    測定した粒子の圧縮破壊強度が4kgf/mm2以下であり、
    かつ120〜170℃の温度で10〜30kg/cm2の圧力
    で1〜10秒間加圧することにより非塑性的に圧潰され
    る核材粒子の表面に導電性層を有する導電性粒子が、5
    0〜5000個/mm2の量で絶縁性接着剤中に分散され
    ていることを特徴とする異方導電性接着剤。
  6. 【請求項6】 絶縁性接着剤が、(メタ)アクリル系樹
    脂接着剤からなることを特徴とする請求項第5項記載の
    異方導電性接着剤。
  7. 【請求項7】 絶縁性接着剤中に、二酸化珪素粉末およ
    びシリコーン樹脂粉末を含有することを特徴とする請求
    項第5項記載の異方導電性接着剤。
  8. 【請求項8】 導電性粒子の平均粒子径が2〜30μm
    の範囲内にあり、かつ該粒子のCV値が20%以下であ
    ることを特徴とする請求項第5項記載の異方導電性接着
    剤。
  9. 【請求項9】 核材粒子が、スチレンおよび/または
    (メタ)アクリル系モノマーから誘導された繰り返し単
    位を含む重合体粒子であることを特徴とする請求項第5
    項または第8項記載の異方導電性接着剤。
  10. 【請求項10】 前記導電性接着剤が、相対峙する回路
    基板がTCP (TapeCarrier Package) およびITO電
    極フィルム液晶基板である基板間の異方導電性接着に用
    いられる接着剤であることを特徴とする請求項第5項記
    載の異方導電性接着剤。
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