JPH08113347A - 連続垂直搬送装置の落下物回収装置 - Google Patents
連続垂直搬送装置の落下物回収装置Info
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- JPH08113347A JPH08113347A JP27839894A JP27839894A JPH08113347A JP H08113347 A JPH08113347 A JP H08113347A JP 27839894 A JP27839894 A JP 27839894A JP 27839894 A JP27839894 A JP 27839894A JP H08113347 A JPH08113347 A JP H08113347A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置を小型で高さの低い簡単な構成とし、設
備費とランニングコストとを割安にするとともに、従来
の連続垂直搬送装置の改良にも簡単に適用できるように
し、下側水平搬送路の点検や補修が容易な連続垂直搬送
装置の落下物回収装置の提供。 【構成】 搬送容器2は各側壁2aの上端縁に外向きの
突出板2bが設けられるとともに、後側の上端に弾性部
材の隙間防止板2eが斜め上向きに設けられ、エンドレ
スの平ゴムベルト10はテールローラ3の方向変換部で
搬送容器2の各突出板2bに押圧され、水平搬送路下側
の平ゴムベルト10は、幅方向の両側を傾斜キャリヤー
ローラ14によって斜め上向きに保持されている。
備費とランニングコストとを割安にするとともに、従来
の連続垂直搬送装置の改良にも簡単に適用できるように
し、下側水平搬送路の点検や補修が容易な連続垂直搬送
装置の落下物回収装置の提供。 【構成】 搬送容器2は各側壁2aの上端縁に外向きの
突出板2bが設けられるとともに、後側の上端に弾性部
材の隙間防止板2eが斜め上向きに設けられ、エンドレ
スの平ゴムベルト10はテールローラ3の方向変換部で
搬送容器2の各突出板2bに押圧され、水平搬送路下側
の平ゴムベルト10は、幅方向の両側を傾斜キャリヤー
ローラ14によって斜め上向きに保持されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送容器から落下する
搬送用の落下物を自動的に回収して搬送容器に供給する
ことができるようにした連続垂直搬送装置の落下物回収
装置に関する。
搬送用の落下物を自動的に回収して搬送容器に供給する
ことができるようにした連続垂直搬送装置の落下物回収
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種落下物回収装置では、搬送
容器からの落下物は、下側水平搬送路の下方全体に設け
られたホッパーで受け止められる。ホッパーの下側に
は、水平方向に移動したのち垂直方向に方向変換され、
再度水平方向に移動される循環式のチェーンコンベアが
設けられており、ホッパーで受け止められた落下物は、
その下側を移動するチェーンコンベアの回収容器に供給
されて搬送容器の上方に運ばれる。回収容器内の落下物
は、搬送容器の上方で方向変換されるときに搬送容器に
供給されて落下物の回収が行われていた。
容器からの落下物は、下側水平搬送路の下方全体に設け
られたホッパーで受け止められる。ホッパーの下側に
は、水平方向に移動したのち垂直方向に方向変換され、
再度水平方向に移動される循環式のチェーンコンベアが
設けられており、ホッパーで受け止められた落下物は、
その下側を移動するチェーンコンベアの回収容器に供給
されて搬送容器の上方に運ばれる。回収容器内の落下物
は、搬送容器の上方で方向変換されるときに搬送容器に
供給されて落下物の回収が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成の装置には、次のような問題点があった。 a.ホッパー内の落下物を回収容器に円滑に移動させる
ためには、ホッパーの底部に傾斜面を形成させることが
必要になるが、ホッパー底部に形成される傾斜面は、ホ
ッパーの高さ寸法を大きくし、下側水平搬送路の床面か
らの高さを高くするため、落下物回収装置は大型にな
り、製作費が割高になるとともに、連続垂直搬送装置の
下側水平搬送路の点検や補修作業を困難にする。 b.チェーンコンベアの駆動に連続垂直搬送装置と別個
の電動機やその付帯設備が必要になるため、装置の設備
費や補修に要する費用が割高になるだけでなく、ランニ
ングコストも割高になる。
構成の装置には、次のような問題点があった。 a.ホッパー内の落下物を回収容器に円滑に移動させる
ためには、ホッパーの底部に傾斜面を形成させることが
必要になるが、ホッパー底部に形成される傾斜面は、ホ
ッパーの高さ寸法を大きくし、下側水平搬送路の床面か
らの高さを高くするため、落下物回収装置は大型にな
り、製作費が割高になるとともに、連続垂直搬送装置の
下側水平搬送路の点検や補修作業を困難にする。 b.チェーンコンベアの駆動に連続垂直搬送装置と別個
の電動機やその付帯設備が必要になるため、装置の設備
費や補修に要する費用が割高になるだけでなく、ランニ
ングコストも割高になる。
【0004】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
ので、装置を小型で高さの低い簡単な構成とし、設備費
とランニングコストとを割安にするとともに、従来の連
続垂直搬送装置の改良にも簡単に適用できるようにし、
下側水平搬送路の点検や補修が容易な連続垂直搬送装置
の落下物回収装置の提供を目的としたものである。
ので、装置を小型で高さの低い簡単な構成とし、設備費
とランニングコストとを割安にするとともに、従来の連
続垂直搬送装置の改良にも簡単に適用できるようにし、
下側水平搬送路の点検や補修が容易な連続垂直搬送装置
の落下物回収装置の提供を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成すべくなされたもので、下側水平搬送路の一対のテー
ルローラと、それらより投入ホッパー側上方のヘッドロ
ーラと、該ローラ後方の上下に設けられるコーナーロー
ラと、垂直搬送路の下側より前方のフロントローラと、
これらの各ローラ部で方向変換されるエンドレスの平ゴ
ムベルトとからなる連続垂直搬送装置の落下物回収装置
であって、搬送容器は、各側壁の上端縁に左右側壁とほ
ぼ直角な外向きの突出板が設けられるとともに、搬送容
器の後側に、隣接する搬送容器の前側上方を覆う弾性部
材の隙間防止板が設けられ、平ゴムベルトはテールロー
ラの方向変換部で搬送容器上端縁の突出板に押圧されて
駆動され、テールローラとフロントローラとの間には、
平ゴムベルトの裏面側中央部を保持する水平なキャリヤ
ーローラと、平ゴムベルトの裏面側の幅方向両側を斜め
上向きに保持する傾斜キャリヤーローラとが設けられ、
垂直搬送路下側の平ゴムベルトは、連続垂直搬送装置の
リンクチェーンのたるみ部分と接触しないように斜め下
向きに傾斜されたことを特徴とする連続垂直搬送装置の
落下物回収装置を発明したものである。
成すべくなされたもので、下側水平搬送路の一対のテー
ルローラと、それらより投入ホッパー側上方のヘッドロ
ーラと、該ローラ後方の上下に設けられるコーナーロー
ラと、垂直搬送路の下側より前方のフロントローラと、
これらの各ローラ部で方向変換されるエンドレスの平ゴ
ムベルトとからなる連続垂直搬送装置の落下物回収装置
であって、搬送容器は、各側壁の上端縁に左右側壁とほ
ぼ直角な外向きの突出板が設けられるとともに、搬送容
器の後側に、隣接する搬送容器の前側上方を覆う弾性部
材の隙間防止板が設けられ、平ゴムベルトはテールロー
ラの方向変換部で搬送容器上端縁の突出板に押圧されて
駆動され、テールローラとフロントローラとの間には、
平ゴムベルトの裏面側中央部を保持する水平なキャリヤ
ーローラと、平ゴムベルトの裏面側の幅方向両側を斜め
上向きに保持する傾斜キャリヤーローラとが設けられ、
垂直搬送路下側の平ゴムベルトは、連続垂直搬送装置の
リンクチェーンのたるみ部分と接触しないように斜め下
向きに傾斜されたことを特徴とする連続垂直搬送装置の
落下物回収装置を発明したものである。
【0006】平ゴムベルトに落下物が残留しないように
したい場合には、ヘッドローラと対向する投入ホッパー
側の位置に、平ゴムベルトと当接するスクレーパーが設
けられる構成とすればよい。
したい場合には、ヘッドローラと対向する投入ホッパー
側の位置に、平ゴムベルトと当接するスクレーパーが設
けられる構成とすればよい。
【0007】
【作用】平ゴムベルトはテールローラの方向変換部にお
いて搬送容器上端縁の外向きの突出板に押圧されている
ため、落下物回収装置は連続垂直搬送装置が駆動された
ときに移動する搬送容器によって自動的に駆動される。
いて搬送容器上端縁の外向きの突出板に押圧されている
ため、落下物回収装置は連続垂直搬送装置が駆動された
ときに移動する搬送容器によって自動的に駆動される。
【0008】また、テールローラとフロントローラとの
間の平ゴムベルトは、幅方向の両側を傾斜するキャリヤ
ーローラによって斜め上向きに保持されているため、搬
送容器からの落下物は平ゴムベルトの中央部に集められ
た状態で移動される。しかも、テールローラの方向変換
部においては、平ゴムベルトの幅方向両端部は搬送容器
上端縁の外向きの突出板に押圧され、搬送容器の後側は
変形する隙間防止板によって閉じられるため、平ゴムベ
ルトによって移動されてきた落下物は、搬送容器の外側
にこぼれ落ちることなく搬送容器に引き渡される。
間の平ゴムベルトは、幅方向の両側を傾斜するキャリヤ
ーローラによって斜め上向きに保持されているため、搬
送容器からの落下物は平ゴムベルトの中央部に集められ
た状態で移動される。しかも、テールローラの方向変換
部においては、平ゴムベルトの幅方向両端部は搬送容器
上端縁の外向きの突出板に押圧され、搬送容器の後側は
変形する隙間防止板によって閉じられるため、平ゴムベ
ルトによって移動されてきた落下物は、搬送容器の外側
にこぼれ落ちることなく搬送容器に引き渡される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面に基づい
て説明する。1は連続垂直搬送装置の下側水平搬送路が
収納されているテールフレームで、このテールフレーム
1内では、垂直搬送路を下降された搬送容器2は、下降
側回転部Aで姿勢を下向きに変えられ、テールローラ3
と係合しているリンクチェーン4によりテールローラ3
側に移動される。
て説明する。1は連続垂直搬送装置の下側水平搬送路が
収納されているテールフレームで、このテールフレーム
1内では、垂直搬送路を下降された搬送容器2は、下降
側回転部Aで姿勢を下向きに変えられ、テールローラ3
と係合しているリンクチェーン4によりテールローラ3
側に移動される。
【0010】搬送容器2はテールローラ3で方向変換さ
れて上向きの姿勢となり、投入ホッパー5の下側を移動
する間に投入ホッパー5から搬送物を供給され、上昇回
転部B,Cで上向きの姿勢を保ったまま垂直搬送路を上
昇される。
れて上向きの姿勢となり、投入ホッパー5の下側を移動
する間に投入ホッパー5から搬送物を供給され、上昇回
転部B,Cで上向きの姿勢を保ったまま垂直搬送路を上
昇される。
【0011】落下物回収装置は、連続垂直搬送装置の下
側水平搬送路の一端の左右両側に位置する一対のテール
ローラ3と、それらより上方に位置するヘッドローラ6
と、該ヘッドローラ後方の上下に配設されるコーナーロ
ーラ7,8と、前記搬送装置の垂直搬送路の下側に設け
られるフロントローラ9と、これらの各ローラ部で方向
変換されるエンドレスの平ゴムベルト10とにより、主
として構成されている。
側水平搬送路の一端の左右両側に位置する一対のテール
ローラ3と、それらより上方に位置するヘッドローラ6
と、該ヘッドローラ後方の上下に配設されるコーナーロ
ーラ7,8と、前記搬送装置の垂直搬送路の下側に設け
られるフロントローラ9と、これらの各ローラ部で方向
変換されるエンドレスの平ゴムベルト10とにより、主
として構成されている。
【0012】テールローラ3,3が装着される連結軸1
1は、その両端部を支承する軸受12,12によってテ
ールフレーム1に対し水平方向に摺動可能に保持されて
おり、搬送容器2に連結されるリンクチェーン4は、チ
ェーンの外れ止め3aを備えたテールローラ3,3を水
平方向に摺動させることにより張力を調整される。
1は、その両端部を支承する軸受12,12によってテ
ールフレーム1に対し水平方向に摺動可能に保持されて
おり、搬送容器2に連結されるリンクチェーン4は、チ
ェーンの外れ止め3aを備えたテールローラ3,3を水
平方向に摺動させることにより張力を調整される。
【0013】ヘッドローラ6は、テールローラ3,3の
真上より幾分投入ホッパー5寄りの位置で、テールフレ
ーム1の上面に設けられている。テールフレーム1の後
方の上面には、ヘッドローラ6より径の小さな上側のコ
ーナーローラ7が設けられている。また、上側のコーナ
ーローラ7の真下に当たるテールフレーム1の下側の面
には、同じ大きさの下側のコーナーローラ8が設けられ
ている。
真上より幾分投入ホッパー5寄りの位置で、テールフレ
ーム1の上面に設けられている。テールフレーム1の後
方の上面には、ヘッドローラ6より径の小さな上側のコ
ーナーローラ7が設けられている。また、上側のコーナ
ーローラ7の真下に当たるテールフレーム1の下側の面
には、同じ大きさの下側のコーナーローラ8が設けられ
ている。
【0014】フロントローラ9は、垂直搬送路の下降側
より前方の位置で、前方側に向かって斜め下向きに傾斜
するテールフレーム1の傾斜面に対し摺動可能に保持さ
れ、平ゴムベルト10に対するテンションローラの役割
を果たす。平ゴムベルト10に対する張力の調整は、こ
の実施例の構成のものに限定されるものではなく、その
他の構成によって行ってもよい。
より前方の位置で、前方側に向かって斜め下向きに傾斜
するテールフレーム1の傾斜面に対し摺動可能に保持さ
れ、平ゴムベルト10に対するテンションローラの役割
を果たす。平ゴムベルト10に対する張力の調整は、こ
の実施例の構成のものに限定されるものではなく、その
他の構成によって行ってもよい。
【0015】前記搬送容器2は、左右側壁2a,2aの
上端縁に各側壁2a,2aに対してほぼ直角をなす方向
に、それぞれ一定幅の外向きの突出板2b,2bが設け
られている他、前後の底壁を斜め上向きの傾斜面2c,
2dによって形成されている(図2、図4参照)。
上端縁に各側壁2a,2aに対してほぼ直角をなす方向
に、それぞれ一定幅の外向きの突出板2b,2bが設け
られている他、前後の底壁を斜め上向きの傾斜面2c,
2dによって形成されている(図2、図4参照)。
【0016】各搬送容器2の後側の傾斜面2dには、隣
接する搬送容器2の前側の傾斜面2cの上方に延びて一
部重合する可撓性弾性部材の隙間防止板2eが取り付け
られている。また、搬送容器2の左右側壁2a,2aの
下側中央部には、搬送物の供給を受けた搬送容器2をそ
の下側に設けられた案内部材Dに保持して円滑に移動さ
せるプラスチック製などのローラ2f,2fが設けられ
ている。
接する搬送容器2の前側の傾斜面2cの上方に延びて一
部重合する可撓性弾性部材の隙間防止板2eが取り付け
られている。また、搬送容器2の左右側壁2a,2aの
下側中央部には、搬送物の供給を受けた搬送容器2をそ
の下側に設けられた案内部材Dに保持して円滑に移動さ
せるプラスチック製などのローラ2f,2fが設けられ
ている。
【0017】前記平ゴムベルト10は、下向きの搬送容
器2を上向きに変えるテールローラ3,3の方向変換部
において、フロントローラ9の張力調整作用により、搬
送容器2の上端縁の外向きの突出板2b,2bに押圧さ
れている。このため、連続垂直搬送装置の駆動によって
搬送容器2が矢印P方向に移動されるとき、搬送容器2
と平ゴムベルト10との押圧部に発生する摩擦力によ
り、平ゴムベルト10は搬送容器2の移動に追従して矢
印Q方向に移動される。
器2を上向きに変えるテールローラ3,3の方向変換部
において、フロントローラ9の張力調整作用により、搬
送容器2の上端縁の外向きの突出板2b,2bに押圧さ
れている。このため、連続垂直搬送装置の駆動によって
搬送容器2が矢印P方向に移動されるとき、搬送容器2
と平ゴムベルト10との押圧部に発生する摩擦力によ
り、平ゴムベルト10は搬送容器2の移動に追従して矢
印Q方向に移動される。
【0018】フロントローラ9からテールローラ3側に
向かう平ゴムベルト10の裏面側には、平ゴムベルト1
0の中央部を水平に保持する水平なキャリヤーローラ1
3と、平ゴムベルト10の幅方向両側をそれぞれ斜め上
向きに保持する傾斜キャリヤーローラ14,14とが設
けられており、平ゴムベルト10で受け止められた落下
物は、こぼれ落ちないように中央部に集められ、その状
態でテールローラ3側に移動される。
向かう平ゴムベルト10の裏面側には、平ゴムベルト1
0の中央部を水平に保持する水平なキャリヤーローラ1
3と、平ゴムベルト10の幅方向両側をそれぞれ斜め上
向きに保持する傾斜キャリヤーローラ14,14とが設
けられており、平ゴムベルト10で受け止められた落下
物は、こぼれ落ちないように中央部に集められ、その状
態でテールローラ3側に移動される。
【0019】垂直搬送路下側の平ゴムベルト10は、下
降側回転部Aの下側でたるむリンクチェーン4と接触し
ないように、フロントローラ9側に向かって斜め下向き
に傾斜され、搬送容器2による平ゴムベルト10の駆動
時の負荷を軽くするとともに、リンクチェーン4によっ
て受ける損傷を少なくしている。
降側回転部Aの下側でたるむリンクチェーン4と接触し
ないように、フロントローラ9側に向かって斜め下向き
に傾斜され、搬送容器2による平ゴムベルト10の駆動
時の負荷を軽くするとともに、リンクチェーン4によっ
て受ける損傷を少なくしている。
【0020】ヘッドローラ6の下半部と対向する位置
に、平ゴムベルト10と当接して平ゴムベルト10に付
着している残留落下物を掻き落とすスクレーパー15
が、テールフレーム1の上面に設けられている。
に、平ゴムベルト10と当接して平ゴムベルト10に付
着している残留落下物を掻き落とすスクレーパー15
が、テールフレーム1の上面に設けられている。
【0021】図5および図6は、スクレーパー15の構
成の一実施例を示したもので、テールフレーム1の上面
に水平に保持された本体シャフト15aからクッション
ゴム15bが斜め上向きに突出されている。クッション
ゴム15bの先端部には、間隔をあけて複数個のバネ板
15cが固着され、これらのバネ板15cの各先端側の
下面に、平ゴムベルト10に当接するとともに、横方向
には互いに接触するクリーナーチップ15dが固着され
ている。
成の一実施例を示したもので、テールフレーム1の上面
に水平に保持された本体シャフト15aからクッション
ゴム15bが斜め上向きに突出されている。クッション
ゴム15bの先端部には、間隔をあけて複数個のバネ板
15cが固着され、これらのバネ板15cの各先端側の
下面に、平ゴムベルト10に当接するとともに、横方向
には互いに接触するクリーナーチップ15dが固着され
ている。
【0022】次に、装置の動作について説明する。連続
垂直搬送装置が駆動されると搬送容器2が移動され、投
入ホッパー5から搬送物が供給される。搬送容器2が移
動を開始すると、テールローラ3の方向変換部において
搬送容器2の上端縁の突出板2b,2bに押圧されてい
る平ゴムベルト10は、搬送容器2の動きに連動して自
動的に移動される。
垂直搬送装置が駆動されると搬送容器2が移動され、投
入ホッパー5から搬送物が供給される。搬送容器2が移
動を開始すると、テールローラ3の方向変換部において
搬送容器2の上端縁の突出板2b,2bに押圧されてい
る平ゴムベルト10は、搬送容器2の動きに連動して自
動的に移動される。
【0023】装置の運転中、投入ホッパー5の下側や垂
直搬送路の下側の平ゴムベルト10上に、搬送物の一部
が搬送容器2からこぼれ落ちる。この部分の平ゴムベル
ト10は、幅方向の両端部が傾斜キャリヤーローラ1
4,14によって斜め上向きに傾斜されているため、平
ゴムベルト10によって受け止められた落下物は、平ゴ
ムベルト10の中央部に集積された状態でテールローラ
3側に移動される。
直搬送路の下側の平ゴムベルト10上に、搬送物の一部
が搬送容器2からこぼれ落ちる。この部分の平ゴムベル
ト10は、幅方向の両端部が傾斜キャリヤーローラ1
4,14によって斜め上向きに傾斜されているため、平
ゴムベルト10によって受け止められた落下物は、平ゴ
ムベルト10の中央部に集積された状態でテールローラ
3側に移動される。
【0024】テールローラ3の方向変換部においては、
平ゴムベルト10は搬送容器上端縁の側壁2a,2aと
ほぼ直角な外向きの突出板2b,2bに押圧され、搬送
容器2の後側の隙間防止板2eが弾性変形されて平ゴム
ベルト10に密着しているため(図4参照)、搬送容器
2で蓋をされた平ゴムベルト10上の落下物は、平ゴム
ベルト10の方向変換が進むにつれてこぼれ落ちること
なく、搬送容器2に回収される。
平ゴムベルト10は搬送容器上端縁の側壁2a,2aと
ほぼ直角な外向きの突出板2b,2bに押圧され、搬送
容器2の後側の隙間防止板2eが弾性変形されて平ゴム
ベルト10に密着しているため(図4参照)、搬送容器
2で蓋をされた平ゴムベルト10上の落下物は、平ゴム
ベルト10の方向変換が進むにつれてこぼれ落ちること
なく、搬送容器2に回収される。
【0025】平ゴムベルト10に付着して移動される落
下物は、ヘッドローラ6と対向した位置に設けられてい
るスクレーパー15により掻き落とされ、ヘッドローラ
6の下側を移動する搬送容器2に回収される。落下物を
回収した搬送容器2は投入ホッパー5側に移動され、回
収した落下物は投入ホッパー5から供給される搬送物と
ともに、連続垂直搬送装置によって排出側に搬送され
る。
下物は、ヘッドローラ6と対向した位置に設けられてい
るスクレーパー15により掻き落とされ、ヘッドローラ
6の下側を移動する搬送容器2に回収される。落下物を
回収した搬送容器2は投入ホッパー5側に移動され、回
収した落下物は投入ホッパー5から供給される搬送物と
ともに、連続垂直搬送装置によって排出側に搬送され
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の構成によれば、次に記載するよ
うなすぐれた実用的効果を奏する。
うなすぐれた実用的効果を奏する。
【0027】請求項1に記載の連続垂直搬送装置の落下
物回収装置においては、平ゴムベルトはテールローラの
方向変換部で搬送容器上端縁の外向きの突出板に押圧さ
れて搬送容器により駆動されるため、落下物回収装置専
用の駆動電動機やその付帯設備に要する費用を節約でき
るだけでなく、装置の補修費とランニングコストをも割
安にすることができる。
物回収装置においては、平ゴムベルトはテールローラの
方向変換部で搬送容器上端縁の外向きの突出板に押圧さ
れて搬送容器により駆動されるため、落下物回収装置専
用の駆動電動機やその付帯設備に要する費用を節約でき
るだけでなく、装置の補修費とランニングコストをも割
安にすることができる。
【0028】平ゴムベルトは、テールローラとフロント
ローラとの間において、幅方向両側を傾斜キャリヤーロ
ーラによって斜め上向きに保持されているため、投入ホ
ッパーから搬送物の供給が行われるときの落下物や移動
中の搬送容器からの落下物を、床面にこぼれ落ちないよ
うにして平ゴムベルトの中央部に集積し、テールローラ
側に移動することができる。
ローラとの間において、幅方向両側を傾斜キャリヤーロ
ーラによって斜め上向きに保持されているため、投入ホ
ッパーから搬送物の供給が行われるときの落下物や移動
中の搬送容器からの落下物を、床面にこぼれ落ちないよ
うにして平ゴムベルトの中央部に集積し、テールローラ
側に移動することができる。
【0029】テールローラの方向変換部においては、平
ゴムベルトに保持された落下物は、進行方向の両側を搬
送容器上端縁の外向きの突出板によって閉じられるとと
もに、搬送容器の後側を変形する弾性部材の隙間防止板
によって閉じられ、その状態で搬送容器に落下物の引き
渡しが行われるため、落下物の回収率を向上することが
できる。
ゴムベルトに保持された落下物は、進行方向の両側を搬
送容器上端縁の外向きの突出板によって閉じられるとと
もに、搬送容器の後側を変形する弾性部材の隙間防止板
によって閉じられ、その状態で搬送容器に落下物の引き
渡しが行われるため、落下物の回収率を向上することが
できる。
【0030】落下物回収装置は、エンドレスの平ゴムベ
ルトと回収径路の各方向変換部に設けられる複数個のロ
ーラとからなる簡単な構成であるため、設備費に要する
費用を著しく少なくすることができる。
ルトと回収径路の各方向変換部に設けられる複数個のロ
ーラとからなる簡単な構成であるため、設備費に要する
費用を著しく少なくすることができる。
【0031】平ゴムベルトとローラとからなる落下物回
収装置は、点検や補修が容易に行えるようにした水平搬
送路の下側空間部にも設置することができるため、落下
物回収装置を備えていない連続垂直搬送装置の改良にも
適用することができる。
収装置は、点検や補修が容易に行えるようにした水平搬
送路の下側空間部にも設置することができるため、落下
物回収装置を備えていない連続垂直搬送装置の改良にも
適用することができる。
【0032】請求項2に記載の連続垂直搬送装置の落下
物回収装置においては、ヘッドローラと対向する位置
に、平ゴムベルトと当接するスクレーパーが設けられて
いるため、平ゴムベルトに付着している落下物を掻き落
とし、平ゴムベルトを清掃するとともに、落下物の回収
率をさらに向上することができる。
物回収装置においては、ヘッドローラと対向する位置
に、平ゴムベルトと当接するスクレーパーが設けられて
いるため、平ゴムベルトに付着している落下物を掻き落
とし、平ゴムベルトを清掃するとともに、落下物の回収
率をさらに向上することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の水平搬送路側の平面図である。
【図4】テールローラの方向変換部における落下物回収
時の状態を示す側面図である。
時の状態を示す側面図である。
【図5】スクレーパー取り付け部の側面図である。
【図6】図5の平面図である。
2 搬送容器 2a 側壁 2b 突出板 2e 隙間防止板 3 テールローラ 4 リンクチェーン 5 投入ホッパー 6 ヘッドローラ 7 コーナーローラ(上側) 8 コーナーローラ(下側) 9 フロントローラ 10 平ゴムベルト 13 水平なキャリヤーローラ 14 傾斜キャリヤーローラ 15 スクレーパー
Claims (2)
- 【請求項1】 下側水平搬送路の一対のテールローラ
と、それらより投入ホッパー側上方のヘッドローラと、
該ローラ後方の上下に設けられるコーナーローラと、垂
直搬送路の下側より前方のフロントローラと、これらの
各ローラ部で方向変換されるエンドレスの平ゴムベルト
とからなる連続垂直搬送装置の落下物回収装置であっ
て、 搬送容器は、各側壁の上端縁に左右側壁とほぼ直角な外
向きの突出板が設けられるとともに、搬送容器の後側
に、隣接する搬送容器の前側上方を覆う弾性部材の隙間
防止板が設けられ、 平ゴムベルトはテールローラの方向変換部で搬送容器上
端縁の突出板に押圧されて駆動され、 テールローラとフロントローラとの間には、平ゴムベル
トの裏面側中央部を保持する水平なキャリヤーローラ
と、平ゴムベルトの裏面側の幅方向両側を斜め上向きに
保持する傾斜キャリヤーローラとが設けられ、 垂直搬送路下側の平ゴムベルトは、連続垂直搬送装置の
リンクチェーンのたるみ部分と接触しないように斜め下
向きに傾斜されたことを特徴とする連続垂直搬送装置の
落下物回収装置。 - 【請求項2】 ヘッドローラと対向する投入ホッパー側
の位置に、平ゴムベルトと当接するスクレーパーが設け
られている請求項1に記載の連続垂直搬送装置の落下物
回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27839894A JP2701006B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 連続垂直搬送装置の落下物回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27839894A JP2701006B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 連続垂直搬送装置の落下物回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08113347A true JPH08113347A (ja) | 1996-05-07 |
JP2701006B2 JP2701006B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=17596795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27839894A Expired - Lifetime JP2701006B2 (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 連続垂直搬送装置の落下物回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2701006B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105173528A (zh) * | 2015-09-23 | 2015-12-23 | 安徽盛运重工机械有限责任公司 | 波状挡边带式输送机自动返料装置 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP27839894A patent/JP2701006B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105173528A (zh) * | 2015-09-23 | 2015-12-23 | 安徽盛运重工机械有限责任公司 | 波状挡边带式输送机自动返料装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2701006B2 (ja) | 1998-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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