JP2003012131A - 中間払い出し部を備えたベルトコンベヤ - Google Patents

中間払い出し部を備えたベルトコンベヤ

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JP2003012131A
JP2003012131A JP2001200447A JP2001200447A JP2003012131A JP 2003012131 A JP2003012131 A JP 2003012131A JP 2001200447 A JP2001200447 A JP 2001200447A JP 2001200447 A JP2001200447 A JP 2001200447A JP 2003012131 A JP2003012131 A JP 2003012131A
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scraper
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trough angle
plates
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JP2001200447A
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Hiroyuki Kosumi
弘幸 甲角
Shinichiro Watanabe
真一郎 渡辺
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクレーパを使用しない時の荷こぼれを防止
する。 【解決手段】 スクレーパ式の中間払い出し部1を備え
たベルトコンベヤにおいて、スクレーパ使用時に中間払
い出し部のベルト2をフラットな形態に保持し、スクレ
ーパ不使用時に中間払い出し部のベルト2をその前後の
ベルトのトラフ角と略同様のトラフ角を有するU字状の
形態に角度付けする。そのトラフ角制御手段Mとして、
ベルト2の下側に、ベルトの幅方向に中央受板16Aと
両サイド受板16Bに3分割されたベルト受台16を設
け、中間受板16Aの昇降動作と両サイド受板16Bの
起倒動作を連動させ、中間受板16Aを持ち上げたとき
に両サイド受板16Bが斜めの位置から水平に倒れてベ
ルト2をフラットな形態に保ち、中間受板16Aを下降
させたときに両サイド受板16Bが水平位置から斜めの
位置に起きあがってベルト2をU字状の形態に保つよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送路の途中に適
宜に搬送物の払い出しが可能な中間払い出し部を備えた
ベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルトコンベヤの搬送経路の中間
部において搬送物の払い出しを行う場合には、スクレー
パが一般的に使用されている。図9(a)、(b)は従
来のスクレーパを用いた中間払い出し部の平面図及び側
面図である。
【0003】中間払い出し部100のベルト102の上
方には、ベルト102の進行方向(矢印A方向)に対し
て傾斜したL形の掻き取り部104を持つスクレーパ1
05設けられ、ベルト102の下面側には、ベルト10
2をフラットな形態に支持するベルト受台106が設け
られている。スクレーパ105は、ベルト102の上面
に押し付けられることで、図9(a)に示すように、ベ
ルト102上の搬送物Wを、ベルト102の下方のシュ
ート107内に払い落とす機能を果たすものであり、ベ
ルト102の上面に押し付けられる使用時の位置と、図
9(b)に示すように、ベルト102の上面から上方に
退避した不使用時の位置とに選択的に切り換えられるよ
うになっている。
【0004】そして、搬送物Wを搬送路の中間で払い出
す場合にはスクレーパ105をベルト102に押し付
け、搬送物Wを中間払い出しせずに先送りする場合には
スクレーパ105を図9(b)に示すように上に持ち上
げることで、搬送先を任意に変更できるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の中間
払い出し部100では、搬送物の中間払い出しを可能に
するために、スクレーパ105の下側に設けたベルト受
台106を、フラットな固定式のものとして装備してい
る。
【0006】従って、スクレーパ105で中間払い出し
をする場合には問題ないが、スクレーパ105を使用せ
ずに搬送物Wを先送りするときには、中間払い出し部1
00の前後のキャリヤローラ108にトラフ角がついて
いても、ベルト受台106上ではトラフ角がゼロになる
ため、図9(c)に示すように、荷こぼれ(搬送物の落
下)が発生しやすいという問題があった。また、そのた
めに搬送物Wを大量に積み込むことができず、輸送能力
をあまり高くできないという問題があった。
【0007】本発明は、上記事情を考慮し、スクレーパ
使用時に搬送物の中間払い出しを支障なく行うことがで
きると共に、スクレーパ不使用時に荷こぼれを確実に防
止しながら搬送物を先送りすることのできる、中間払い
出し部を備えたベルトコンベヤを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
のトラフ角をもって走行するベルトの搬送路の途中に、
ベルトの上方に装備したスクレーパをフラットな形態に
保持したベルトの上面に押し付けることによりベルト上
の搬送物をベルト外に払い出す中間払い出し部が設けら
れ、前記スクレーパを、ベルトの上面に押し付ける使用
時の位置と、ベルトの上面から上方に退避した不使用時
の位置とに選択的に切り換えることで、搬送物を搬送路
の中間で払い出したり先送りさせたりすることの可能な
中間払い出し部を備えたベルトコンベヤにおいて、前記
スクレーパの使用時に中間払い出し部のベルトをフラッ
トな形態にすると共に、スクレーパの不使用時に中間払
い出し部のベルトをその前後のベルトのトラフ角と略同
様のトラフ角を有するU字状の形態に角度付けするトラ
フ角制御手段を設けたことを特徴とする。
【0009】この発明のベルトコンベヤにおいては、ス
クレーパ使用時に中間払い出し部のベルトがフラットな
形態になるため、ベルトに押し付けられたスクレーパに
よって搬送物が支障なくベルト外に払い出される。ま
た、スクレーパ不使用時に中間払い出し部のベルトがト
ラフ角を有するU字状の形態になるため、中間払い出し
部での荷こぼれを防止しつつ、搬送物を中間払い出し部
より先方に先送りすることができる。従って、途中落下
のおそれがないから、ベルト上に搬送物を大量に載せる
ことができ、輸送能力のアップを図ることができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、前
記トラフ角制御手段が、スクレーパの昇降動作に連動し
て駆動されることにより、スクレーパが使用時の位置に
下降したときベルトをフラットな形態にすると共に、ス
クレーパが不使用時の位置に上昇したときベルトをトラ
フ角を有するU字状の形態に変化させることを特徴とす
る。
【0011】この発明のベルトコンベヤでは、スクレー
パの昇降動作に連動してベルトの角度付け(トラフ角制
御)が自動的に行われるので、誤操作のおそれがない。
つまり、フラットな形態ではないベルト(U字状の形態
に保持されたベルト)に対してスクレーパが押し付けら
れるようなことがないし、スクレーパが上方に退避した
ときベルトがフラットなまま放置されることもない。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、前記トラフ角制御手段として、前記中間払い出し
部のベルトの下側に、ベルトの幅方向中間部を支持する
中間受板と両サイドを支持する両サイド受板とに3分割
されたベルト受台を設け、前記両サイド受板を、ベルト
をフラットな形態に支持する水平位置からトラフ角を有
するU字状の形態に角度付けする斜めの位置まで起立可
能に構成すると共に、両サイド受板を水平位置と斜めの
位置とに選択的に切り換える駆動手段を設けたことを特
徴とする。
【0013】この発明のベルトコンベヤでは、スクレー
パの下側のベルト受台がベルト幅方向に3分割(中間受
板と両サイド受板に分割)されており、少なくとも両サ
イド受板が可動式になっている。従って、中間払い出し
時(スクレーパ使用時)は、両サイド受板を水平位置に
保持することで、ベルトをフラットな形態に支持するこ
とができるし、先送り時(スクレーパ不使用時)は、両
サイド板を斜めの位置に起こすことで、ベルトを前後の
キャリヤローラと同じトラフ角を有するU字状の形態に
支持することができ、荷こぼれを防止することができ
る。
【0014】請求項4の発明は、請求項3において、前
記中間受板を上昇位置と下降位置との間で平行移動可能
に設け、該中間受板を上昇位置に移動したとき両サイド
受板が中間受板と同じ高さにて水平の位置に保持され、
中間受板を下降位置に移動したとき両サイド受板が中間
受板に対し斜めの位置に保持されるように、中間受板と
両サイド受板とを連動機構で連結し、前記中間受板及び
両サイド受板を駆動する手段を1台で兼用したことを特
徴とする。
【0015】この発明のベルトコンベヤでは、中間受板
を上昇させながら両サイド受板を水平位置に倒すことで
ベルトをフラットな形態になし、中間受板を下降させな
がら両サイド受板を斜めに起こすことでベルトをU字状
の形態になす。従って、ベルトの形態(トラフ角)を容
易に切り換えることができる。特に、中央を持ち上げる
ことでベルトがフラットになりやすいことから、U字状
の形態からフラットな形態に容易に切り換えることがで
きる。また、中間受板と両サイド受板が1台の駆動手段
によって連動して動かされるようになっているので、駆
動系統の簡略化が図れる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は実施形態のベルトコンベヤの
原理を説明するための図で、(a)は中間払い出し部の
スクレーパを使用しない時(スクレーパ不使用時)の状
態を示す平面図、(b)は同じ状態の断面図である。ま
ず、これらの図を用いて実施形態のベルトコンベヤの原
理について説明する。
【0017】このベルトコンベヤは、キャリヤローラ8
によって所定のトラフ角を付与された状態で走行するベ
ルト2の搬送路の途中に、ベルト2の上方に装備したス
クレーパ5を、フラットな形態に保持したベルト2の上
面に押し付けることにより、ベルト2上の搬送物Wをベ
ルト2外のシュート7に払い出す中間払い出し部1を設
けたものである。中間払い出し部1のスクレーパ5は、
ベルト2の進行方向(矢印A方向)に対して傾斜した平
面視L字形の掻き取り部4を有しており、ベルト2の上
面に押し付けられる使用時の位置と、ベルト2の上面か
ら上方に退避した不使用時の位置とに選択的に切り換え
られ、それにより、搬送物Wを搬送路の中間部で払い出
したり先送りさせたりすることができるようになってい
る。
【0018】中間払い出し部1には、スクレーパ使用時
にベルト2をフラットな形態に保持すると共に、スクレ
ーパ不使用時にベルト2を前後のベルトのトラフ角と略
同様のトラフ角を有するU字状の形態に角度付けするト
ラフ角制御手段Mが設けられている。図1において、実
線はスクレーパ不使用時の状態(ベルト2をフラットな
形態に保持した状態)を示し、二点鎖線はスクレーパ使
用時の状態(ベルト2をトラフ角を有するU字状の形態
に保持した状態)を示している。
【0019】前記トラフ角制御手段Mとして、中間払い
出し部1のベルト2の下側には、ベルト2の幅方向中間
部を支持する中間受板16Aと両サイドを支持する両サ
イド受板16Bとに3分割されたベルト受台16が設け
られている。両サイド受板16Bは、図1(b)に示す
ように、ベルト2をフラットな形態に支持する水平位置
(二点鎖線の位置)から、トラフ角を有するU字状の形
態に角度付けする斜めの位置(実線の位置)まで起立可
能に構成されており、少なくとも両サイド受板16Bを
水平位置と斜めの位置とに選択的に切り換えることがで
きるように図示しない駆動手段が設けられている。
【0020】このベルトコンベヤにおいては、スクレー
パ5の使用時に中間払い出し部1のベルト2がフラット
な形態になるため、ベルト2に押し付けられたスクレー
パ5によって搬送物Wが支障なくベルト2外のシュート
7に払い出される。また、スクレーパ5の不使用時に中
間払い出し部1のベルト2がトラフ角を有するU字状の
形態になるため、中間払い出し部1での荷こぼれが防止
されつつ、搬送物Wが中間払い出し部1よりも先方に先
送りされることになる。従って、先送り時に途中落下の
おそれがないことから、ベルト2上に搬送物Wを大量に
載せることができ、輸送能力のアップを図ることができ
る。
【0021】この場合、トラフ角制御手段Mをスクレー
パ5の昇降動作に連動して駆動させる、つまり、スクレ
ーパ5が使用時の位置に下降したときにベルト2を自動
的にフラットな形態に保持し、スクレーパ5が不使用時
の位置に上昇したときにベルト2を自動的にトラフ角を
有するU字状の形態に変化させるようにすることで、誤
操作のおそれを無くせ、安全に中間払い出し及び先送り
を行うことができるようになる。
【0022】また、中間受板16Aを上昇位置と下降位
置との間で平行移動可能に設け、中間受板16Aを上昇
位置に移動したとき両サイド受板16Bが中間受板16
Aと同じ高さにて水平の位置に保持され、中間受板16
Aを下降位置に移動したとき両サイド受板16Bが中間
受板16Aに対し斜めの位置に保持されるように、中間
受板16Aと両サイド受板16Bとを連動機構で連結す
ることにより、ベルト2のトラフ角を容易に変化させる
ことができるようになる。また、中間受板16A及び両
サイド受板16Bを駆動する駆動手段を1台で兼用させ
ることにより、構成の簡略化が図れるようになる。
【0023】次に本発明の実施形態の具体的構成を図2
〜図5を参照して詳細に説明する。図2は実施形態のベ
ルトコンベヤの中間払い出し部1の平面図、図3及び図
4は側面図、図5はベルトを横断する面で切った断面図
である。なお、図2はベルトを省略した状態を示してお
り、図3はスクレーパ不使用時の状態、図4はスクレー
パ使用時の状態を示している。また、図5は右半分がス
クレーパ不使用時の状態(ベルト2をU字状の形態に保
持した状態)、左半分がスクレーパ使用時の状態(ベル
ト2をフラットな形態に保持した状態)を示している。
【0024】図において、1はベルトコンベヤの搬送経
路の途中に設けられた中間払い出し部、2は矢印A方向
(図3、図4参照)に走行するベルト、5は中間払い出
し部のベルトの上方に設けられたスクレーパ、4はスク
レーパのL字形掻き取り部、7はベルトの下方に配され
たシュート、8は中間払い出し部の前後のキャリヤロー
ラ、10はベルト走行方向に平行に配されたコンベヤフ
レームである。
【0025】スクレーパ5は、図3、図4に示すように
ベルクランク44に取り付けられ、ピン45を介して、
中間払い出し部1の下流側に配した架台41に上下方向
回動可能に支持されており、架台41上に設置したエア
シリンダ42により、退避時の位置(図3に示すベルト
2の上方に退避した位置)と使用時の位置(図4に示す
ベルト2の上面に接する位置)との間で昇降させられ
る。
【0026】中間払い出し部1のベルト2の下側には、
トラフ角制御手段Mの主要素としてのベルト受台16が
設けられている。このベルト受台16は、図2、図5に
示すように、ベルト2の幅方向中間部を支持する中間受
板16Aと、両サイドを支持する両サイド受板16Bと
に3分割されている。各受板16A、16Bは、アング
ルで組まれた四角い受板支持フレーム15A、15B上
に着脱自在にボルト止めされており、摩耗した場合など
に適宜に交換できるようになっている。
【0027】コンベヤフレーム10の内側には、ベルト
走行方向と平行に2本の補助フレーム10Aが設けら
れ、補助フレーム10A上には軸受11が固定されてい
る。軸受11は、ベルト受台16の長方形の中間受板1
6Aの4角に対応して前後左右の4箇所に設けられてい
る。各軸受11には、ベルト走行方向と直交する水平方
向に軸線を向けた支持軸17が回転自在に取り付けられ
ており、各支持軸17には、中間受板16Aの下側の受
板支持フレーム15Aの4つの角に取り付けたピン19
が、リンク18を介して連結されている。4つのリンク
18は、各支持軸17を支点にしてベルト走行方向に平
行な垂直面内で前後方向に回動できるように支持されて
おり、これら4つのリンク18により平行リンク機構が
構成され、それにより、中間受板16Aが下降位置(図
3の位置)と上昇位置(図4の位置)との間で平行移動
できるようになっている。
【0028】また、補助フレーム10A上の前後の軸受
11間には前後のブラケット12が設けられている。各
ブラケット12にはベルト走行方向と平行な支持軸13
が設けられており、これらの支持軸13を介して、両サ
イド受板16Bの下側の受板支持フレーム15Bが、ブ
ラケット12に回動自在に支持されている。つまり、両
サイド受板16Bがベルト走行方向と平行な軸回りに傾
動できるようになっている。支持軸13は、図5に示す
ように、各サイド受板16Bの幅方向の中間点に位置し
ており、サイド受板16Bは、中間点にある支持軸13
を中心にしてシーソーのように動く。従って、サイド受
板16Bの内端は、傾動動作に応じて上下することにな
る。
【0029】そこで、中間受板16Aの昇降動作に応じ
て両サイド受板16Bを動作させることができるよう
に、中間受板16Aの下側の受板支持フレーム15A
と、両サイド受板16Bの下側の受板支持フレーム15
Bの上下動する内端部とを連携させている。
【0030】即ち、両サイド受板16Bの下側の受板支
持フレーム15Bの内端部に設けた係合枠22に、中間
受板16Aの下側の受板支持フレーム15Aの外端部に
突設したピン21を係合させることで、中間受板16A
を昇降させるのに連動して両サイド受板16Bが傾動す
るようにしている。この場合、ピン21は上下方向に動
くと共に前後方向にも動くので、係合枠22は前後方向
の動きを吸収し上下方向の動きのみを取り出せるように
前後方向に遊びを持たせてある。ここでは、前記ピン2
1と係合枠22とにより連動機構が構成されている。
【0031】また、中間受板16Aを上下方向に平行移
動させるための4本の支持軸17のうちの1本(図5の
右側の支持軸17:図3、図4では右端に図示)は、軸
受11の反対側(外方)に延出され、その延出部17a
にはレバー31の一端が結合されている。このレバー3
1の他端には、コンベヤフレーム10上に設置されたエ
アシリンダ(駆動手段)30のロッドの先端が連結され
ており、エアシリンダ30を駆動させることにより、支
持軸17を回動させることができるようになっている。
従って、1本の支持軸17が回動することにより、各支
持軸17にリンク18を介して支持された中間受板16
Aが下端位置と上端位置との間で昇降する。そして、中
間受板16Aの昇降動作に連動して、両サイド受板16
Bが水平位置と斜めの位置との間で回動するようになっ
ている。
【0032】なお、両サイド受板16Bの下側の受板支
持フレーム15Bとブラケット12との間には、両サイ
ド受板16Bの傾動範囲を規定するストッパ14A、1
4Bが設けられている。
【0033】次に図6を中心にして参照しながら作用を
説明する。ベルト2上の搬送物の中間払い出しを行う場
合は、図4に示すように、エアシリンダ42によりスク
レーパ5を下降させる。そうすると、それに連動してト
ラフ角制御手段Mのエアシリンダ30が動いて支持軸1
7を回動させ、中間受板16Aが上昇する。図5の左半
分、図6(a)がそのときの状態を示している。中間受
板16Aが上昇すると、中間受板16Aの動きに連動し
て両サイド受板16Bが水平位置に持ち上がり、中間受
板16Aと両サイド受板16Bが同じ平面上に並んで、
ベルト2がフラットな形態に保持される。この段階で、
スクレーパ5がベルト2の上面に接し、ベルト2上を搬
送されてきた搬送物をベルト2外に払い落とす。
【0034】次に、ベルト2上の搬送物を中間払い出し
部1で払い落とさずに先送りする場合は、図3に示すよ
うに、エアシリンダ42によりスクレーパ5を上昇させ
る。そうすると、それに連動してトラフ角制御手段Mの
エアシリンダ30が動いて支持軸17を回動させ、中間
受板16Aが下降する。図5の右半分、図6(c)がそ
のときの状態を示している。中間受板16Aが下降する
と、中間受板16Aの動きに連動して両サイド受板16
Bが、図6(b)→(c)のように斜めに起きあがり、
中間受板16Aに対して両サイド受板16Bが傾斜した
状態になって、ベルト2が中間払い出し部1の前後のト
ラフ角と略同じトラフ角を有するU字状の形態に保持さ
れる。従って、荷こぼれを起こさずに搬送物を先送りす
ることができる。
【0035】この場合、中間受板16Aを上昇させなが
ら両サイド受板16Bを水平位置に倒すことでベルト2
をフラットな形態に保持し、中間受板16Aを下降させ
ながら両サイド受板16Bを斜めに起こすことでベルト
2をU字状の形態に保持するので、ベルト2の形態(ト
ラフ角)を容易に切り換えることができる。特に、中間
受板16Aと両サイドの受板16Bを連動機構(ピン2
1及び係合枠22)で連結して、1つの駆動手段(エア
シリンダ30)で駆動できるようにしているので、構造
を単純化することができコストの低減が図れる。
【0036】なお、図7及び図8に示すように、ベルト
受台16の中間受板16A及び両サイド受板16Bの前
端と後端に、それぞれベルト支持用のローラ61、62
を取り付けてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、スクレーパの使用時はベルトがフラットな形態
になるので、搬送物の中間払い出しを無理なく行うこと
ができる。また、スクレーパの不使用時には、中間払い
出し部のベルトを前後のキャリヤローラと同じトラフ角
に角度付けするので、荷こぼれを確実に防止しながら搬
送物を先送りすることができる。従って、途中落下の心
配がないことから、搬送物の大量搭載が可能になり、輸
送能力のアップが図れる。
【0038】請求項2の発明によれば、スクレーパの昇
降動作に連動して中間払い出し部におけるベルトの角度
付けが自動的に行われるので、誤操作のおそれがなく、
安全に中間払い出しを行うことができる。
【0039】請求項3の発明によれば、ベルト受台を3
分割して両サイド受板を可動式にすることで、中間払い
出し部のベルトをフラットな形態とU字状の形態に選択
的に切り換えることができる。従って、簡単な構成で中
間払い出し部における荷こぼれ対策を実現できる。
【0040】請求項4の発明によれば、中間払い出し部
におけるベルトの形態変化を無理なく容易に行うことが
できる。特に、中央の受板と両サイドの受板を連動機構
で連結して1つの駆動手段で駆動できるようにしたの
で、構成の単純化によるコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のベルトコンベヤの中間払い
出し部の原理を説明するための図で、(a)は平面図、
(b)は断面図である。
【図2】前記中間払い出し部の具体的構成を示す平面図
である。
【図3】同中間払い出し部のスクレーパ不使用時の状態
を示す側面図である。
【図4】同中間払い出し部のスクレーパ使用時の状態を
示す側面図である。
【図5】同中間払い出し部のスクレーパ不使用時の状態
と使用時の状態を同時に示す断面図である。
【図6】(a)〜(c)は同中間払い出し部の動作説明
図である。
【図7】同中間払い出し部の変形例を示す平面図であ
る。
【図8】同変形例の側面図である。
【図9】従来の中間払い出し部の構成図で、(a)は平
面図、(b)は側面図、(c)は問題点の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 中間払い出し部 2 ベルト 5 スクレーパ 16 ベルト受台 16A 中間受板 16B サイド受板 21 ピン(連動機構) 22 係合枠(連動機構) 30 エアシリンダ(駆動手段) M トラフ角制御手段 W 搬送物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F015 AA01 BA01 CA02 FA02 GA01 3F023 AA01 BA03 BB01 BC01 3F070 AA01 BD01 BE01 BF02 EE03 EE09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のトラフ角をもって走行するベルト
    の搬送路の途中に、ベルトの上方に装備したスクレーパ
    をフラットな形態に保持したベルトの上面に押し付ける
    ことによりベルト上の搬送物をベルト外に払い出す中間
    払い出し部が設けられ、前記スクレーパを、ベルトの上
    面に押し付ける使用時の位置と、ベルトの上面から上方
    に退避した不使用時の位置とに選択的に切り換えること
    で、搬送物を搬送路の中間で払い出したり先送りさせた
    りすることの可能な中間払い出し部を備えたベルトコン
    ベヤにおいて、 前記スクレーパの使用時に中間払い出し部のベルトをフ
    ラットな形態にすると共に、スクレーパの不使用時に中
    間払い出し部のベルトをその前後のベルトのトラフ角と
    略同様のトラフ角を有するU字状の形態に角度付けする
    トラフ角制御手段を設けたことを特徴とする中間払い出
    し部を備えたベルトコンベヤ。
  2. 【請求項2】 前記トラフ角制御手段が、スクレーパの
    昇降動作に連動して駆動されることにより、スクレーパ
    が使用時の位置に下降したときベルトをフラットな形態
    にすると共に、スクレーパが不使用時の位置に上昇した
    ときベルトをトラフ角を有するU字状の形態に変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載の中間払い出し部を備
    えたベルトコンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記トラフ角制御手段として、前記中間
    払い出し部のベルトの下側に、ベルトの幅方向中間部を
    支持する中間受板と両サイドを支持する両サイド受板と
    に3分割されたベルト受台を設け、前記両サイド受板
    を、ベルトをフラットな形態に支持する水平位置からト
    ラフ角を有するU字状の形態に角度付けする斜めの位置
    まで起立可能に構成すると共に、両サイド受板を水平位
    置と斜めの位置とに選択的に切り換える駆動手段を設け
    たことを特徴とする請求項1または2記載の中間払い出
    し部を備えたベルトコンベヤ。
  4. 【請求項4】 前記中間受板を上昇位置と下降位置との
    間で平行移動可能に設け、該中間受板を上昇位置に移動
    したとき両サイド受板が中間受板と同じ高さにて水平の
    位置に保持され、中間受板を下降位置に移動したとき両
    サイド受板が中間受板に対し斜めの位置に保持されるよ
    うに、中間受板と両サイド受板とを連動機構で連結し、
    前記中間受板及び両サイド受板を駆動する手段を1台で
    兼用したことを特徴とする請求項3記載の中間払い出し
    部を備えたベルトコンベヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010030717A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Chugoku Electric Power Co Inc:The 粒状物体払い出し装置
KR101245312B1 (ko) * 2010-09-30 2013-03-19 주식회사 포스코 원료탄 장입 장치
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CN114604566A (zh) * 2020-12-08 2022-06-10 泰富重工制造有限公司 一种利用多种工艺平台式桁架穿长距离胶带的方法

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