JPH0811308A - 記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、及び、記録方法 - Google Patents

記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、及び、記録方法

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JPH0811308A
JPH0811308A JP6149426A JP14942694A JPH0811308A JP H0811308 A JPH0811308 A JP H0811308A JP 6149426 A JP6149426 A JP 6149426A JP 14942694 A JP14942694 A JP 14942694A JP H0811308 A JPH0811308 A JP H0811308A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型化され、低コストで、高密度記録可能な
記録ヘッドとその記録ヘッドを用いた記録装置、記録方
法を提供する。 【構成】 電気熱変換素子101の総数(N)の8分の
1の電気熱変換素子からの記録に相当する記録情報を保
持するシフトレジスタ110を備えた記録ヘッドに対し
て、まずシフトレジスタ110の容量分のデータを転送
し、その後、シフトレジスタのシフト機能を停止させ、
データを保持し、同じ記録情報(DATA)を入力する
入力端子201から3ビット分の選択信号(SEL)を
入力する。その選択信号は時分割論理回路103に送ら
れ、電気熱変換素子を選択して、入力データについての
記録動作を行なわせる。以下、これを8回繰り返して、
電気熱変換素子101全体による記録を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録ヘッド、その記録ヘ
ッドを用いた記録装置、及び、記録方法に関し、特に、
複写機、ファクシミリ、ワードプロセッサ、ホストコン
ピュータの出力用端末としてのプリンタ、ビデオプリン
タ等に用いられるインクジェット方式の記録ヘッド、そ
の記録ヘッドを用いた記録装置、及び、記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット方式の記録装置に
用いられてきた記録ヘッドの回路は図11〜図12に示
すような構成をしていた。このような、電気熱変換素子
(ヒータ)とその駆動回路を同一基板上に形成したもの
としては、特願平3−194118号に示されたものが
ある。
【0003】さて、図11〜図12において、101は
熱エネルギーを発生する為の電気熱変換素子(ヒー
タ)、102はヒータに所望の電流を供給する為のパワ
ートランジスタ部、106は各ヒータに電流を供給しイ
ンクを吐出するか否かのデータを送るシフトレジスタ、
103はパワートランジスタ部102への電源供給を時
分割的に制御し、電気熱変換素子が時分割的に加熱され
るよう制御する時分割論理回路、104はシリアル入力
された電気熱変換素子(ヒータ)に対する記録情報を各
電気熱変換素子(ヒータ)に保持する為のラッチ回路、
105はシリアル入力された各電気熱変換素子(ヒー
タ)に電流を供給しインクを吐出するか否かのデータを
格納するシフトレジスタ、106は各電気熱変換素子1
01に所定電圧を印加する電源ライン、107はラッチ
回路104にラッチされた記録情報をパワートランジス
タ部102に供給するかどうかを切り替えるスイッチで
ある。
【0004】なお、シフトレジスタ105に格納される
記録情報を表すデータビット数は電気熱変換素子101
の数及びパワートランジスタ部102の数と同じであ
る。
【0005】また、記録ヘッドに供給される各種制御信
号の入力端子として、201は記録情報(DATA)の
データ入力端子、202はシフトレジスタ105の転送
クロック(CLK)を入力する転送クロック入力端子、
203はラッチ回路104にラッチタイミング信号(L
ATCH)を供給するラッチ信号入力端子、204は各
電気熱変換素子(ヒータ)に電流を流すタイミングを決
定するためのヒータイネーブル信号(H.ENB)を入
力するヒータイネーブル信号端子、そして、205は時
分割に各電気熱変換素子(ヒータ)に電流を流すよう電
気熱変換素子を複数のグループに分割し、そのグループ
を選択するための選択信号(SEL)を入力する選択信
号入力端子である。
【0006】図13は図11〜図12に示された記録ヘ
ッドの回路を駆動する為の各種信号のタイミングチャー
トである。これを用いて、以下に図11〜図12に示す
回路の動作について説明する。
【0007】まず、転送クロック入力端子202に転送
クロック(CLK)パルスが入力される。そして、シフ
トレジスタ105のデータ転送が転送クロック(CL
K)の立上りのタイミングに同期して行なわれるものと
すると、各ヒータをON/OFFさせる為の記録情報の
データ(DATA)がデータ入力端子201より加えら
れる。ここで、シフトレジスタ105に格納されるデー
タビット数は電気熱変換素子(ヒータ)及びパワートラ
ンジスタ部の数と同じであるから、ヒータの数分だけ転
送クロック(CLK)を入力してデータ(DATA)を
シフトレジスタ105に転送した後、ラッチ入力端子2
03にラッチ信号(LATCH)を入力して、各ヒータ
に対応した記録情報をラッチ回路104に保持する。
【0008】この後、図11に示す構成の記録ヘッドの
場合には、時分割論理回路103のヒータイネーブル信
号端子204と選択信号入力端子205にそれぞれ適当
なタイミングでヒータイネーブル信号(H.ENB)と
選択信号(SEL)とを供給してやれば、それらの信号
の“ON”となっているその時間に応じてパワートラン
ジスタ102及びヒータ101に電流が流れて記録情報
に見合ったインクが吐出される。
【0009】また、図12に示す構成の記録ヘッドの場
合には、適当なタイミングでスイッチ107を閉じてや
れば、その閉じている時間に応じてパワートランジスタ
102及びヒータ101に電流が流れて記録情報に見合
ったインクが吐出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、次のような問題点がある。
【0011】(1)シフトレジスタに格納するデータビ
ット数とラッチ部の数とが1対1の関係である時、記録
ヘッドを構成する電子回路基板における上記機能を果た
す素子の占める面積が大半を占め、回路基板の縮小化或
いは小型化の阻害要因となり、コスト的にも問題があ
る。
【0012】このような問題点を解決するために、シフ
トレジスタ部に格納するデータビット数(A)とラッチ
部の数(B)との関係をA:B=1:nとし、シフトレ
ジスタ部をn回に分け動作させると、そのシフトレジス
タに必要な回路素子の占める面積は減少するが、そのラ
ッチ部を動作させるラッチクロック信号の入力端子数が
n個必要となり、外部装置との導通を担うリードフレー
ムとの接続ワイヤ数が増え、結局の記録ヘッドの組立工
数が増大しコスト的に高くなる。
【0013】一方、将来の技術進歩を考慮した多機能な
記録ヘッドを構成する際には、多数な論理回路を複雑に
組み合わせることによって、多種多様なデータを論理回
路に入力しなければならなくなることが予想され、その
論理回路へのデータ入力には必ず外部入力端子が必要と
なる。従って、多機能な記録ヘッドには多くの入力端子
が必要となり、組立工数の増大やコスト上昇が予想され
るので、できるかぎり入力端子数は最小限にとどめるこ
とが望まれる。
【0014】(2)記録ヘッドには高い記録密度で記録
できるものが常に要求されているので、その記録ヘッド
の限られた面積の回路基板において、1画素(1ビッ
ト)当たりに占める電気素子の専有面積をできる限り狭
くすることが求められる。このような要求を満たすため
には記録ヘッドを構成する各電気素子をより小型化する
ことが必要であるが、電気熱変換素子やパワートランジ
スタ、スイッチなどは単体のデバイスであるので、小型
化は比較的容易に達成できる。また、ラッチ回路も構成
素子数が比較的少ないため小型化は比較的容易に達成で
きる。しかしながら、電気熱変換素子、パワートランジ
スタ、スイッチ、ラッチ回路の数に相当するデータビッ
トを格納するシフトレジスタは1画素当たりの構成素子
数が最も多く、たとえ素子自体の小型化しても、記録ヘ
ッドの電気熱変換素子数に対応するだけ素子が必要であ
るので、小型化の大きな阻害要因となっていた。
【0015】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、小型化、高密度記録、及び生産コストの削減に資す
る記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、及
び、記録方法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録ヘッドは以下のような構成からなる。即
ち、インクを吐出する吐出口を備え、Nビット分の記録
信号に基づいて記録するN個の記録要素と、前記N個の
記録要素に通電するN個の通電体と、記録信号を入力す
る入力端子と、前記記録信号を(N/n)ビット分、一
時的に格納するレジスタとを有する記録ヘッドを備え
る。
【0017】また他の発明によれば、インクを吐出する
吐出口を備え、Nビット分の記録信号に基づいて記録す
るN個の記録要素と、前記N個の記録要素に通電するN
個の通電体と、記録信号を入力する入力端子と、前記記
録信号を(N/n)ビット分、一時的に格納するレジス
タとを有する記録ヘッドを有した記録装置であって、外
部から記録信号を入力する入力手段と、前記入力手段に
よって入力された記録信号に基づいて、前記記録ヘッド
が備えるN個の記録要素の(1/n)に対応する記録信
号を供給する供給手段と、前記供給手段によって供給さ
れた記録信号を用いて記録を行なう前記記録ヘッドの記
録要素を選択する選択手段と、前記選択手段によって選
択された記録要素に対応する通電体に通電するよう指示
する通電指示手段と、前記供給手段による記録信号の供
給と、前記選択手段による選択と、前記通電指示手段に
よる指示をn回行なわせるよう制御する繰り返し制御手
段とを有することを特徴とする記録装置を備える。
【0018】また他の発明によれば、N個の記録要素と
前記N個の記録要素の(1/n)分の記録信号を保持す
るレジスタを有する記録ヘッドを用いた記録方法であっ
て、(N/n)個の記録要素に対応した記録信号を前記
記録ヘッドに出力する出力工程と、前記出力工程によっ
て出力された記録信号を前記レジスタに格納する記憶工
程と、前記出力工程によって出力された記録信号を記録
する記録要素を選択する選択工程と、前記選択工程によ
って選択された記録要素に対応する通電体に通電するよ
う指示する指示工程と、前記出力工程と、前記記憶工程
と、前記選択工程と、前記指示工程とをn回繰り返す繰
り返し工程とを有することを特徴とする記録方法を備え
る。
【0019】
【作用】以上の構成により本発明は、N個の記録要素の
(1/n)分の記録信号をレジスタに格納することがで
きる記録ヘッドを用い、(N/n)個の記録要素に対応
した記録信号をその記録ヘッドに出力し、その出力され
た記録信号をレジスタに格納させ、出力された記録信号
を記録する記録要素を選択し、その選択された記録要素
に対応する通電体に通電するよう指示するという工程を
n回繰り返すことによりN個の記録要素をもつ記録ヘッ
ドから記録を行なわせるよう制御する。
【0020】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0021】<装置本体の概略説明>図1は、本発明の
代表的な実施例であるインクジェットプリンタIJRA
の構成の概要を示す外観斜視図である。図1において、
駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギ
ア5011,5009を介して回転するリードスクリュ
ー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッ
ジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に往復
移動される。このキャリッジHCには、インクジェット
カートリッジIJCが搭載されている。5002は紙押
え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテ
ン5000に対して押圧する。5007,5008はフ
ォトカプラで、キャリッジのレバー5006のこの域で
の存在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え
等を行うためのホームポジション検知手段である。50
16は記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5
022を支持する部材で、5015はこのキャップ内を
吸引する吸引手段で、キャップ内開口5023を介して
記録ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニング
ブレードで、5019はこのブレードを前後方向に移動
可能にする部材であり、本体支持板5018にこれらが
支持されている。ブレードは、この形態でなく周知のク
リーニングブレードが本例に適用できることは言うまで
もない。又、5012は、吸引回復の吸引を開始するた
めのレバーで、キャリッジと係合するカム5020の移
動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ
切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0022】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
【0023】<制御構成の説明>次に、上述した装置の
記録制御を実行するための制御構成について説明する。
図2はインクジェットプリンタIJRAの制御回路の構
成を示すブロック図である。制御回路を示す同図におい
て、1700は記録信号を入力するインタフェース、1
701はMPU、1702はMPU1701が実行する
制御プログラムを格納するプログラムROM、1703
は各種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録
データ等)を保存しておくDRAMである。1704は
記録ヘッド1708に対する記録データの供給制御を行
うゲートアレイであり、インタフェース1700、MP
U1701、DRAM1703間のデータ転送制御も行
う。1710は記録ヘッド1708を搬送するためのキ
ャリアモータ、1709は記録紙搬送のための搬送モー
タである。1705はヘッドを駆動するヘッドドライ
バ、1706,1707はそれぞれ搬送モータ170
9、キャリアモータ1710を駆動するためのモータド
ライバである。
【0024】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆動
され、印字が行われる。
【0025】以下、上記構成のインクジェットプリンタ
IJRAに搭載する記録ヘッドのいくつかの実施例につ
いて説明する。
【0026】[第1実施例]図3は本実施例に従う記録
ヘッドの内部回路の構成を示すブロック図である。な
お、この記録ヘッドの構成要素について、既に従来例の
図10〜図11で示したと共通の構成要素には同じ参照
番号を付し、ここでの説明は省略する。また、制御信号
についても、従来例で説明したと同じ制御信号には同じ
記号をもちいて言及するものとし、ここでの説明は省略
する。
【0027】図3において、104a〜104bは記録
情報を一時的に保持するラッチ、108は入力端子20
2から供給される転送クロック(CLK)に従って入力
端子201から供給される記録情報(DATA)を入力
し、ラッチ104aとラッチ104bのいづれかに記録
情報(DATA)を出力するシフトレジスタ、109は
入力端子203より供給されるラッチ信号(LATC
H)とシフトレジスタ108の1つのから出力される記
録情報(DATA)とに従ってラッチ104aとラッチ
104bのいづれかでシフトレジスタ108からの出力
される記録情報(DATA)をラッチするよう指示する
入力するラッチ選択信号(LATCH1、LATCH
2)を出力する論理回路である。
【0028】図3に示すように、本実施例の記録ヘッド
は、1つのシフトレジスタ108が2つのラッチ104
aと104bに接続され、ある任意の時点ではそのシフ
トレジスタ108の出力は、ラッチ104aと104b
のいづれか1つでラッチされる。ここで、複数のシフト
レジスタ108は、電気熱変換素子101の総数の半分
が記録できる記録情報(DATA)が格納する容量を有
するとする。
【0029】また、以上の構成から明らかなように本実
施例の記録ヘッドは、従来例と同様に複数の電気熱変換
素子101が複数のグループに分割され、入力端子20
5から供給される選択信号(SEL)に従って特定のグ
ループが選択され、そのグループに属する電気熱変換素
子が加熱されて、インクを電気熱変換素子に1対1に対
応した吐出口(不図示)から記録媒体に吐出して記録を
行なう。
【0030】次に、図4に示すタイムチャートと図5の
インクジェットプリンタIJRAの制御回路の記録動作
を示すフローチャートとを参照して、図3に示した記録
ヘッドの動作について説明する。なお、ここでは記録ヘ
ッドにN(偶数)個の電気熱変換素子が記録用紙の搬送
方向(副走査方向)に備えられており、それら電気熱変
換素子に図3において、左端から順に1、2、3、4、
…、Nと番号を付すものとする。そして、記録ヘッドが
搭載されるキャリッジの移動方向を主走査方向という。
【0031】まず、ステップS100ではホストコンピ
ュータ(不図示、以下ホストという)から記録データを
受信してこれをDRAM1703に格納する。次に、ス
テップS105ではカウンタ(n)を初期設定して、n
=1にセットする。続くステップS110では転送クロ
ック(CLK)を記録ヘッドの入力端子202に供給す
るとともに(図4の401)、ステップS115では記
録情報(DATA)として、“Low”レベル信号(図
4の402)を記録ヘッドの入力端子201に入力す
る。
【0032】次に処理はステップS120〜S135に
おいて、転送クロック(CLK)を供給しながら、電気
熱変換素子101の奇数番目に対応する記録情報(DA
TA)を記録ヘッドの入力端子201に出力し、そし
て、カウンタ(n)の値を+1づつカウントアップして
ゆく。このようにして、(N/2)個分の電気熱変換素
子101に相当する記録情報(DATA)がシフトレジ
スタ108に格納されると、処理はステップS140に
進む。この時点でステップS115で入力された“Lo
w”レベル信号は図3の最右端のシフトレジスタ108
から出力され、論理回路109に入力される。
【0033】さて処理はステップS140でラッチ信号
(LATCH)を記録ヘッドの入力端子203に供給す
る(図4の403)。この時、論理回路109の出力で
あるラッチ選択信号(LATCH1)は“High”レ
ベルとなって(図4の404)、ラッチ104aでシフ
トレジスタ108に格納された記録情報(DATA)が
ラッチされる。
【0034】次に処理はステップS145に進み、カウ
ンタ(n)を再初期設定して、n=2にセットするとと
もに、ステップS150では転送クロック(CLK)を
記録ヘッドの入力端子202に供給し(図4の40
5)、ステップS155では記録情報(DATA)とし
て、“High”レベル信号(図4の406)を記録ヘ
ッドの入力端子201に入力する。さらに続いて、ステ
ップS160〜S175では転送クロック(CLK)を
供給しながら、電気熱変換素子101の偶数番目に対応
する記録情報(DATA)を記録ヘッドの入力端子20
1に出力し、そして、カウンタ(n)の値を+1づつカ
ウントアップしてゆく。このようにして、(N/2)個
分の電気熱変換素子101に相当する記録情報(DAT
A)がシフトレジスタ108に格納されると、処理はス
テップS180に進む。この時点でステップS155で
入力された“High”レベル信号は図3の最右端のシ
フトレジスタ108から出力され、論理回路109に入
力される。
【0035】さて処理はステップS180でラッチ信号
(LATCH)を記録ヘッドの入力端子203に供給す
る(図4の407)。この時、論理回路109の出力で
あるラッチ選択信号(LATCH2)は“High”レ
ベルとなって(図4の408)、ラッチ104bでシフ
トレジスタ108に格納された記録情報(DATA)が
ラッチされる。
【0036】このようにして、奇数番目の電気熱変換素
子に対応する記録情報と偶数番目の電気熱変換素子に対
応する記録情報とを別々に記録ヘッドに送信してやるこ
とでラッチ104aと104bには全ての電気熱変換素
子に対応する記録情報がラッチされる。
【0037】次に処理はステップS185でヒータイネ
ーブル信号(H.ENB)を記録ヘッドの入力端子20
4に、そして、ステップS190で選択信号(SEL)
を記録ヘッドの入力端子205に入力してやることで、
時分割に記録ヘッドの各電気熱変換素子(ヒータ)には
通電され、その結果インクが記録用紙に吐出され記録が
行なわれる。
【0038】その後処理はステップS195において、
キャリアモータ1710によって記録ヘッドを所定量だ
け主走査方向に移動させ、ステップS200において記
録ヘッドが主走査方向の移動終点に達したかどうかを調
べる。ここで、その移動終点に達していないと判断され
た場合には処理はステップS105に戻って、記録動作
を続行する。これに対して、記録ヘッドがその移動終点
に達したと判断された場合には処理はステップS205
に進み、記録用紙1ページ分の記録動作が終了したかど
うかを調べる。ここで、記録動作終了ではないと判断さ
れた場合には処理はステップS210に進み、搬送モー
タ1709によって所定量だけ記録用紙を副走査方向に
搬送し、その後処理はステップS100に戻って、記録
動作を続行する。これに対して、記録動作終了と判断さ
れた場合は処理を終了する。
【0039】従って本実施例に従えば、記録情報を、奇
数番目の電気熱変換素子に対応する記録情報と偶数番目
の電気熱変換素子に対応する記録情報とに分けて別々に
記録ヘッドに送信するので、従来の半分の容量のシフト
レジスタを用いて記録動作を行なうことができる。また
本実施例の記録動作では入力端子数を増えることもない
ので、制御回路と記録ヘッドとのハード的なインタフェ
ースを変えなくとも良いという利点がある。
【0040】このようにして、記録ヘッド内の回路基板
の多くの面積を占有するシフトレジスタの容量が小さく
なることは、シフトレジスタを構成する各電気素子が少
なくても良いことを意味し、回路基板の小型化に大きな
貢献をすることになる。
【0041】なお本実施例では制御回路と記録ヘッドと
のハード的なインタフェースを変えないようにするため
に、論理回路109を記録ヘッドに内蔵した構成とした
が本発明はこれによって限定されるものではない。例え
ば、制御回路と記録ヘッドとのハード的なインタフェー
スにこだわらず、より記録ヘッドの小型化を進めたいの
であれば、図6に示すような論理回路109を記録ヘッ
ドから取り外した構成とし、図7に示すようにラッチ信
号(LATCH)の代わりに、ラッチ選択信号(LAT
CH1、LATCH2)を外部から供給し、そして、奇
数番目の電気熱変換素子に対応する記録情報の転送前の
“Low”レベル信号の転送や偶数番目の電気熱変換素
子に対応する記録情報の転送前の“HIgh”レベル信
号の転送を止めるようにしても良い。
【0042】なお、図6において、105′は図11に
示したシフトレジスタ105の半分の容量をもつシフト
レジスタ、203aはラッチ選択信号(LATCH1)
を入力する入力端子、203bラッチ選択信号(LAT
CH2)を入力する入力端子である。
【0043】[第2実施例]図8は本実施例に従う記録
ヘッドの内部回路の構成を示すブロック図である。な
お、この記録ヘッドの構成要素について、既に従来例の
図10〜図11で示したと共通の構成要素や第1実施例
で説明したと共通の構成要素には同じ参照番号を付し、
ここでの説明は省略する。また、制御信号についても、
従来例や第1実施例で説明したと同じ制御信号には同じ
記号をもちいて言及するものとし、ここでの説明は省略
する。
【0044】図8において、110は時分割論理回路1
03に記録情報(DATA)のデータを供給するシフト
レジスタ、111a〜111dは入力端子201から記
録情報(DATA)を入力し、入力端子202から供給
される転送クロック(CLK)に従って記録情報(DA
TA)をシフトする1ビットのシフトレジスタ、112
a〜112dは入力端子203から供給されるラッチ信
号(LATCH)に従って記録情報(DATA)を1ビ
ット分、ラッチするラッチ回路、113はラッチ回路1
12aの出力と転送クロック(CLK)との論理積をと
ってその出力をシフトレジスタ110にシフトクロック
として供給するAND回路である。
【0045】また、ラッチ回路112b〜112dそれ
ぞれの出力、計3ビットは選択信号(SEL)として時
分割論理回路103に入力される。従って、時分割論理
回路103は選択信号(SEL)の値に従って時分割的
に複数の電気熱変換素子101を8つに分割して、その
選択された電気熱変換素子101に対して記録情報(D
ATA)を供給する。このように、ある時刻時刻でとら
えると、時分割論理回路103は複数の電気熱変換素子
101の8分の1にデータを供給すれば良いので、シフ
トレジスタ110のデータ容量は、電気熱変換素子10
1の総数(N)の8分の1に相当するデータを格納する
容量で良い。
【0046】次に、図9に示すタイムチャートと図10
のインクジェットプリンタIJRAの制御回路の記録動
作を示すフローチャートとを参照して、図8に示した記
録ヘッドの動作について説明する。なお、図10のフロ
ーチャートでは、第1実施例で説明したと共通の処理ス
テップであるホストからのデータ入力や記録ヘッドの移
動処理、記録用紙の搬送処理などについての説明は省略
する。
【0047】まず始めに、ステップS300でカウンタ
(m)の値を“0”に初期化する。次にステップS30
5では転送クロック(CLK)を入力端子202に供給
しながら(図9の901)、続くステップS310では
記録情報(DATA)として、“High”レベル信号
(図9の902)を入力端子201からシフトレジスタ
101aに入力する。さらに、ステップS315では入
力端子203からラッチ信号(LATCH)を入力する
(図9の903)。これらのステップによって、AND
回路113からシフトレジスタ110にシフトクロック
が供給されるようになり、シフトレジスタ110が駆動
できるように初期化される。
【0048】次に処理はステップS320において、デ
ータビットカウンタ(n)の値を“0”に初期化する。
続いて、処理はステップS325〜S340において、
転送クロック(CLK)を入力端子202に供給しなが
ら(図9の904)、記録情報(DATA)のデータを
入力端子201に供給する(図9の905)。さらに、
そのデータビット数をデータビットカウンタ(n)で計
数しながら、nの値が電気熱変換素子101の総数
(N)の8分の1になるまで、記録情報(DATA)の
入力を続行する。そして、そのデータビット数が電気熱
変換素子101の総数(N)の8分の1に達したと判断
されたとき、処理はステップS345に進む。
【0049】さて処理はステップS345〜S355に
おいて、転送クロック(CLK)を入力端子202に供
給するとともに(図9の906)、記録情報(DAT
A)として、“Low”レベル信号(図9の907)を
入力端子201からシフトレジスタ101aに入力し、
さらに入力端子203からラッチ信号(LATCH)を
入力する(図9の908)。この“Low”レベル信号
のラッチによって、AND回路113からのシフトクロ
ックの供給が停止され、シフトレジスタ110のシフト
動作は停止するので、シフトレジスタ110内のデータ
は保持し続けられることになる。
【0050】次に、ステップS360ではデータビット
カウンタ(n)をリセットし、さらにステップS365
〜S380では、転送クロック(CLK)を入力端子2
02に供給するとともに(図9の909)、記録情報
(DATA)として3ビット分の選択信号(SEL)の
情報(図9の910)を入力端子201に供給する。さ
らに、続いてステップS385ではヒータイネーブル信
号(H.ENB)を記録ヘッドの入力端子204に、そ
して、ステップS390でラッチ信号(LATCH)を
入力端子203から入力する(図9の911)。これに
よって、3ビットの選択信号(SEL)がラッチ回路1
12b〜112dから時分割論理回路103に供給さ
れ、8つに分割された電気熱変換素子101のグループ
の1つが選択され、その選択された電気熱変換素子(ヒ
ータ)101は通電され、その結果インクが記録用紙に
吐出され記録が行なわれる。
【0051】次に処理はステップS395において、カ
ウンタ(m)の値を“+1”だけカウントアップし、更
にステップS400ではそのカウントアップされたmの
値が8となったかどうかを調べる。ここで、m<8であ
れば、8つに分割された電気熱変換素子101の全ての
グループに通電が終了しておらず記録動作を続行すると
判断して、処理はステップS305に戻り、次の8分の
1の電気熱変換素子101のグループに対する記録動作
を行なう。これに対して、m=8であれば、8つに分割
された電気熱変換素子101の全てのグループに通電が
終了したと判断して処理を終了する。
【0052】従って本実施例に従えば、4つの1ビット
のシフトレジスタと4つのラッチ回路と1つの論理積回
路を用いて、記録情報を電気熱変換素子の総数の8分の
1づつ順次入力して記録を行なうことができるので、従
来と比べ、記録情報を格納するシフトレジスタの容量を
8分の1にすることができる。さらに、ラッチ回路につ
いても、わずか4つで良く、従来の電気熱変換素子の総
数だけのラッチ回路を必要とした構成に比べて、回路構
成を簡略化することができる。さらにまた、記録ヘッド
に選択信号(SEL)のための入力端子が不要となるの
で、制御回路と記録ヘッドとのハード的なインタフェー
スを簡略化することができる。これによって、記録ヘッ
ドの小型化が進むとともに、記録ヘッドと制御回路間の
データケーブルなどをさらに小さくすることが可能にな
る。
【0053】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0054】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0055】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0056】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0057】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0058】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0059】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0060】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0061】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0062】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0063】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0064】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、N
個の記録要素の(1/n)分の記録信号をレジスタに格
納することができる記録ヘッドを用い、(N/n)個の
記録要素に対応した記録信号をその記録ヘッドに出力
し、その出力された記録信号をレジスタに格納させ、出
力された記録信号を記録する記録要素を選択し、その選
択された記録要素に対応する通電体に通電するよう指示
するという工程をn回繰り返すことによりN個の記録要
素をもつ記録ヘッドから記録を行なわせるよう制御する
ので、より少ないシフトレジスタ容量をもつ、即ち、よ
り小さい記録ヘッドを用いることができるという効果が
ある。
【0066】また記録ヘッドの小型化は記録ヘッドを構
成する回路素子の低減の結果でもあるので、その生産コ
ストの削減にも資することになる。さらに、記録ヘッド
を構成する回路素子の削減は、一定の容積をもつ記録ヘ
ッドでの高密度記録実現にも貢献することになる。
【0067】さらにまた小型化低コスト高密度記録可能
な記録ヘッドの実現は小型化低コスト高密度記録可能な
記録装置の提供にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例であるインクジェット
プリンタIJRAの構成の概要を示す外観斜視図であ
る。
【図2】インクジェットプリンタIJRAの制御回路の
構成を示すブロック図である。
【図3】第1実施例に従う記録ヘッドの構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図3に示した記録ヘッドの動作を説明する為の
タイミングチャートである。
【図5】第1実施例に従う制御回路の記録動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】第1実施例の変形例となる記録ヘッドの構成を
示すブロック図である。
【図7】図6に示した記録ヘッドの動作を説明する為の
タイミングチャートである。
【図8】第2実施例に従う記録ヘッドの構成を示したブ
ロック図である。
【図9】図8に示した記録ヘッドの動作を説明する為の
タイミングチャートである。
【図10】第2実施例に従う制御回路の記録動作を示す
フローチャートである。
【図11】従来の記録ヘッドの内部構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図12】従来の記録ヘッドの内部構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図13】図11〜図12に示した従来の記録ヘッドの
動作を説明する為のタイミングチャートである。
【符号の説明】
101 電気熱変換素子 102 パワートランジスタ部 103 時分割論理回路 104 ラッチ回路 104a、104b、112a〜112d ラッチ回路 105、105′、108、110、111a〜111
d シフトレジスタ 106 電源ライン 107 スイッチ 109 論理回路 113 AND回路 201 転送クロック(CLK)入力端子 202 記録情報(DATA)入力端子 203 ラッチ信号(LATCH)入力端子 203a、203b ラッチ信号(LATCH)入力端
子 204 ヒータイネーブル信号(H.ENB)入力端子 205 選択信号(SEL)入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下田 準二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 泉田 昌明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三隅 義範 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 石永 博之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出口を備え、Nビッ
    ト分の記録信号に基づいて記録するN個の記録要素と、 前記N個の記録要素に通電するN個の通電体と、 記録信号を入力する入力端子と、 前記記録信号を(N/n)ビット分、一時的に格納する
    レジスタとを有する記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の記録ヘッドを有した記
    録装置であって、 外部から記録信号を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された記録信号に基づいて、
    前記記録ヘッドが備えるN個の記録要素の(1/n)に
    対応する記録信号を供給する供給手段と、 前記供給手段によって供給された記録信号を用いて記録
    を行なう前記記録ヘッドの記録要素を選択する選択手段
    と、 前記選択手段によって選択された記録要素に対応する通
    電体に通電するよう指示する通電指示手段と、 前記供給手段による記録信号の供給と、前記選択手段に
    よる選択と、前記通電指示手段による指示をn回行なわ
    せるよう制御する繰り返し制御手段とを有することを特
    徴とする記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項4に記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドに備えられたレジスタへ
    の記録信号の入力を開始させる第1の指示信号と、前記
    レジスタへの記録信号の入力を抑止させる第2の指示信
    号とを前記記録ヘッドに送信する指示発生手段とをさら
    に有することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記nの値は“2”であり、 前記供給手段は、前記N個の記録要素の内、まず偶数番
    目の記録要素に対応する(N/2)ビット分の記録信号
    を供給し、次に奇数番目の記録要素に対応する(N/
    2)ビット分の記録信号を供給するよう制御することを
    特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記nの値は“8”であり、 前記N個の記録要素を8分割して、前記繰り返し制御手
    段による制御により、前記供給手段による記録信号の供
    給と、前記選択手段による選択と、前記通電指示手段に
    よる指示を8回行なうことにより、前記記録ヘッドによ
    る1回の記録動作が完了することをを特徴とする請求項
    4に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 N個の記録要素と前記N個の記録要素
    の(1/n)分の記録信号を保持するレジスタを有する
    記録ヘッドを用いた記録方法であって、 (N/n)個の記録要素に対応した記録信号を前記記録
    ヘッドに出力する出力工程と、 前記出力工程によって出力された記録信号を前記レジス
    タに格納する記憶工程と、 前記出力工程によって出力された記録信号を記録する記
    録要素を選択する選択工程と、 前記選択工程によって選択された記録要素に対応する通
    電体に通電するよう指示する指示工程と、 前記出力工程と、前記記憶工程と、前記選択工程と、前
    記指示工程とをn回繰り返す繰り返し工程とを有するこ
    とを特徴とする記録方法。
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