JP2002307685A - 記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ、及び記録素子基板 - Google Patents
記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ、及び記録素子基板Info
- Publication number
- JP2002307685A JP2002307685A JP2002032719A JP2002032719A JP2002307685A JP 2002307685 A JP2002307685 A JP 2002307685A JP 2002032719 A JP2002032719 A JP 2002032719A JP 2002032719 A JP2002032719 A JP 2002032719A JP 2002307685 A JP2002307685 A JP 2002307685A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- signal
- elements
- block
- shift register
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
録を行うことのできる記録ヘッド、その記録ヘッドを用
いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ、及び記録素子
基板を提供することである。 【解決手段】 N個のブロックに分割された各ブロック
に属するM個の記録素子の駆動に必要な記録信号とその
ブロック選択に必要な選択制御信号の転送を、L(L<
M)個の記録素子に対応した記録信号をクロック信号を
用いて第1の信号線からシリアル入力するとともに、残
りの(M−L)個の記録素子に対応した記録信号と選択
制御信号とを同じクロック信号を用いて第2の信号線か
らシリアル入力するようにして行なう。
Description
録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ、
及び記録素子基板に関し、特に、例えば、熱エネルギー
を利用してインクを吐出するインクジェット方式に従っ
た記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、記録
ヘッドカートリッジ、及び記録素子基板に関する。
クジェット方式に従う記録ヘッドは、インク液滴を吐出
する吐出口に連通する部位に発熱素子を設け、この発熱
素子に数μ秒程度の間だけ通電することにより、インク
中に気泡を発生させ、その発泡力を利用してインク液滴
を吐出口から吐出させて記録を行う。このような記録ヘ
ッドは、多数の吐出口及び発熱素子を高密度に配置する
ことが容易であるので、高精細な記録画像を行うことが
できる。
素子が同時に駆動すると、その記録ヘッドに瞬時に流れ
る電流が大きくなってしまうので、通常は、数10ない
し数100個の発熱素子を複数のブロックに分け、ブロ
ック毎の駆動のタイミングを僅かに異ならせることによ
り、記録ヘッドの全ての発熱素子を同時に駆動させない
ように制御することで、瞬時に流れる全電流を低く押え
るようにしている。
り、記録ヘッドに発熱素子の駆動回路を内蔵し、記録ヘ
ッドとこれを搭載する記録装置との間の配線数が多くな
らないようにしている。そして、この駆動回路を発熱素
子の基板として用いるSi(シリコン)ウエハに内蔵す
る構造が広く用いられている。
るが、その代表的な構成を以下に挙げる。
ク番号を示すブロック制御信号(BLKn)とブロック
制御信号に対応した記録信号(DATA)により制御さ
れる。ブロック制御信号(BLKn)としては、ブロッ
ク番号を二値データにエンコードされたものが用いられ
ている。全発熱素子数(T)を総ブロック数(N)で除
算した値が1回の駆動動作で同時に駆動できる発熱素子
数(M=T/N)であり、また、記録データ1ビットが
1発熱素子に対応し、これを1回の駆動動作で同時に駆
動させる発熱素子分づつ転送するとすれば、Mが1回の
駆動動作で同時に発熱素子(記録素子)を駆動させる記
録信号(DATA)のビット数である。
ト数のゲートやトランジスタを有し、1回の駆動動作で
同時に発熱素子(記録素子)を駆動させる記録信号(D
ATA)のビット数とブロック制御信号(BLKn)の
ビット数分のシフトレジスタとラッチ回路を設ける。そ
して、これらの記録信号(DATA)とブロック制御信
号(BLKn)から構成される1本のシリアルデータ
を、記録装置からそのシフトレジスタにシリアル転送
し、これをラッチさせ、ラッチされたブロック制御信号
をデコードした結果、ラッチされた記録信号、及び、ブ
ロック毎に与えられる駆動信号に対応するゲートを介し
て各発熱素子に対応したトランジスタを駆動する。
ランジスタ、或いは、FETの何れでも良い。
例の駆動回路では、以下のような問題がある。
合には、記録信号とブロック制御信号からなるシリアル
データのビット長は長くなる。一方、シリアルデータ転
送は1本の信号線を用いてなされる構成となっている。
ドの回路基板を大量生産することによる記録ヘッド製造
のコストアップの防止や装置の共通化によるコストダウ
ンを実施するために記録ヘッドを製造するときの半導体
プロセスを同一とするのであれば、シリアルデータの転
送クロック周波数を高めた回路を特別に構成して製造す
ることができない。
なるのに伴って、必然的にシリアルデータの転送所要時
間が長くなり、その結果、転送時間がネックになり記録
時間の短縮ができないといった問題があった。
で、たとえ記録素子の数が多くともより高速に記録を行
うことのできる記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記
録装置、記録ヘッドカートリッジ、及び記録素子基板を
提供することを目的としている。
に本発明の記録ヘッドは以下のような構成からなる。
M個ずつN回に分けて時分割駆動されるM×N個の記録
素子と、前記M×N個の記録素子に通電して駆動するM
×N個の駆動回路と、前記M個の記録素子に対応した記
録信号の内、L(L<M)個の記録素子に対応した記録
信号をクロック信号を用いて第1の信号線からシリアル
入力して一時的に格納する第1のシフトレジスタと、前
記M個の記録素子に対応した記録信号の内(M−L)個
の記録素子に対応した記録信号と前記N個のブロックの
内1つを選択する選択制御信号とを前記クロック信号を
用いて第2の信号線からシリアル入力して一時的に格納
する第2のシフトレジスタと、前記選択制御信号に基づ
いて選択されたブロックに属するM個の記録素子を前記
第1及び第2のシフトレジスタに格納された前記M個の
記録素子に対応した記録信号によって駆動する選択駆動
回路とを有することを特徴とする記録ヘッドを備える。
たL個の記録素子に対応した記録信号をラッチする第1
のラッチ回路と、第2のシフトレジスタに格納された
(M−L)個の記録素子に対応した記録信号をラッチす
る第2のラッチ回路と、第2のシフトレジスタに格納さ
れた選択制御信号をラッチする第3のラッチ回路とを備
えても良い。
れた選択制御信号をデコードしてブロック選択を行なう
ブロック選択信号を生成するデコード回路を備えても良
い。
回路にラッチされた記録信号と前記ブロック選択信号と
の論理積を演算するAND回路を含み、このAND回路
の演算結果に基づいて、駆動する記録素子を選択すると
良い。
3のラッチ回路にラッチされたブロック選択制御信号を
デコードの不要なブロック選択信号としても良い。
回路におけるラッチ動作は共通のラッチ信号によって実
行されることが好ましい。
換体を含み、前述の記録ヘッドは、インクを吐出して記
録を行うインクジェット記録ヘッドであることが好まし
い。このインクジェット記録ヘッドは、熱エネルギーを
利用してインクを吐出するために、前記電気熱変換体に
通電することにより、インクに与える熱エネルギーを発
生するような構成であれば、さらに好ましい。
ッドと該記録ヘッドに供給するインクを貯留したインク
タンクとを接続したことを特徴とする記録ヘッドカート
リッジを備える。
能であっても良いし、一体化していても良い。
ヘッドを用いて記録を行なう記録装置であって、記録デ
ータを1ブロックの記録当りM個の記録素子に対応する
記録信号に変換し、前記記録信号を前記第1及び第2の
信号線とを介して、前記クロック信号を用いて前記記録
ヘッドに転送するよう制御する制御手段を有することを
特徴とする記録装置を備える。
の記録に対応する記録信号を前記記録ヘッドに転送中
に、該転送の直前に転送した1ブロックに対応する記録
素子を駆動して記録動作を実行するために、イネーブル
信号を転送するよう制御することが望ましい。
も、M個×Nブロックの記録素子と、該M個×Nブロッ
クの記録素子に対応したM×N個の駆動回路と、前記M
個の記録素子に対応した記録信号の内、L(L<M)個
の記録素子に対応した記録信号をクロック信号を用いて
第1の信号線からシリアル入力して一時的に格納する第
1のシフトレジスタと、前記M個の記録素子に対応した
記録信号の内(M−L)個の記録素子に対応した記録信
号と前記N個のブロックの内1つを選択する選択制御信
号とを前記クロック信号を用いて第2の信号線からシリ
アル入力して一時的に格納する第2のシフトレジスタ
と、前記選択制御信号に基づいて選択されたブロックに
属するM個の記録素子を前記第1及び第2のシフトレジ
スタに格納された前記M個の記録素子に対応した記録信
号によって駆動する選択駆動回路とを有し、前記記録素
子、前記駆動回路、前記第1のシフトレジスタ、前記第
2のシフトレジスタおよび前記選択駆動回路を有する記
録素子基板であって、前記記録素子、前記駆動回路、前
記第1のシフトレジスタ、前記第2のシフトレジスタお
よび前記選択駆動回路が同一基板上に形成されているこ
とを特徴とする記録素子基板を備える。
クに分割された各ブロックに属するM個の記録素子の駆
動に必要な記録信号とそのブロック選択に必要な選択制
御信号の転送を、L(L<M)個の記録素子に対応した
記録信号をクロック信号を用いて第1の信号線からシリ
アル入力するとともに、残りの(M−L)個の記録素子
に対応した記録信号と選択制御信号とを同じクロック信
号を用いて第2の信号線からシリアル入力するようにし
て行なう。
素子と、前記複数の記録素子を複数のブロックに分割し
て駆動を行う分割駆動回路と、前記1つのブロックを構
成する複数の記録素子中の所定数の記録素子に対応した
記録信号を、クロック信号を用いて第1の信号線からシ
リアル入力して一時的に格納する第1のシフトレジスタ
と、前記1つのブロックを構成する前記所定数の記録素
子と異なる記録素子に対応した記録信号と、駆動を行う
べきブロックを選択するためのブロック選択信号と、を
前記クロック信号を用いて第2の信号線からシリアル入
力して一時的に格納する第2のシフトレジスタと、前記
第1及び第2のシフトレジスタに格納された記録信号
と、前記第2のシフトレジスタに格納されたブロック選
択信号とに応じて駆動を行う駆動回路と、を有すること
を特徴とする記録ヘッドを備える。
素子と、前記複数の記録素子を複数のブロックに分割し
て駆動を行う分割駆動回路と、前記1つのブロックを構
成する複数の記録素子中の所定数の記録素子に対応した
記録信号を、クロック信号を用いて第1の信号線からシ
リアル入力して一時的に格納する第1のシフトレジスタ
と、前記1つのブロックを構成する前記所定数の記録素
子と異なる記録素子に対応した記録信号と、駆動を行う
べきブロックを選択するためのブロック選択信号と、を
前記クロック信号を用いて第2の信号線からシリアル入
力して一時的に格納する第2のシフトレジスタと、前記
第1及び第2のシフトレジスタに格納された記録信号
と、前記第2のシフトレジスタに格納されたブロック選
択信号とに応じて駆動を行う駆動回路と、を有する記録
素子基板であって、前記記録素子、前記駆動回路、前記
第1のシフトレジスタ、前記第2のシフトレジスタおよ
び前記選択駆動回路が同一基板上に形成されていること
を特徴とする記録素子基板を備える。
クに分割され、各ブロックに属する複数の記録素子の駆
動に必要な記録信号とそのブロック選択に必要な選択制
御信号の転送を、1つのブロックを構成する所定個の記
録素子に対応した記録信号をクロック信号を用いて第1
の信号線からシリアル入力するとともに、1つのブロッ
クを構成する所定個の記録素子と異なる残りの記録素子
に対応した記録信号と選択制御信号とを同じクロック信
号を用いて第2の信号線からシリアル入力するようにし
て行なう。
好適な実施形態について詳細に説明する。
代表的な実施形態であるインクジェットプリンタ(以
下、プリンタという)IJRAの構成の概要を示す外観
斜視図である。図1において、駆動モータ5013の正
逆回転に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011を
介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝50
04に対して係合するキャリッジHCはピン(不図示)
を有し、ガイドレール5003に支持されて矢印a,b
方向を往復移動する。キャリッジHCには、記録ヘッド
IJHとインクタンクITとを内蔵した一体型インクジ
ェットカートリッジIJCが搭載されている。5002
は紙押え板であり、キャリッジHCの移動方向に亙って
記録用紙Pをプラテン5000に対して押圧する。50
07,5008はフォトカプラで、キャリッジのレバー
5006のこの域での存在を確認して、モータ5013
の回転方向切り換え等を行うためのホームポジション検
知器である。5016は記録ヘッドIJHの前面をキャ
ップするキャップ部材5022を支持する部材で、50
15はこのキャップ内を吸引する吸引器で、キャップ内
開口5023を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。5
017はクリーニングブレードで、5019はこのブレ
ードを前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持
板5018にこれらが支持されている。ブレードは、こ
の形態でなく周知のクリーニングブレードが本例に適用
できることは言うまでもない。又、5021は、吸引回
復の吸引を開始するためのレバーで、キャリッジと係合
するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータか
らの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で移
動制御される。
引回復は、キャリッジがホームポジション側の領域に来
た時にリードスクリュー5005の作用によってそれら
の対応位置で所望の処理が行えるように構成されている
が、周知のタイミングで所望の動作を行うようにすれ
ば、本例にはいずれも適用できる。
記録制御を実行するための制御構成について説明する。
を示すブロック図である。制御回路を示す同図におい
て、1700は記録データを入力するインタフェース、
1701はMPU、1702はMPU1701が実行す
る制御プログラムを格納するプログラムROM、170
3は各種データ(上記記録データや記録ヘッドIJHに
供給される記録信号等)を保存しておくDRAMであ
る。1704は記録ヘッドIJHに対する記録信号の供
給制御を行うゲートアレイ(G.A.)であり、インタ
フェース1700、MPU1701、DRAM1703
間のデータ転送制御も行う。1710は記録ヘッドIJ
Hを搬送するためのキャリアモータ、1709は記録媒
体(例えば、記録紙)搬送のための搬送モータである。
1705は記録ヘッドIJHを駆動するヘッドドライ
バ、1706,1707はそれぞれ搬送モータ170
9、キャリアモータ1710を駆動するためのモータド
ライバである。
フェース1700に記録データが入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録データがプリント
用の記録信号に変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドIJ
Hが駆動され、記録が行われる。
記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能なイ
ンクカートリッジIJCを構成しても良いが、これらイ
ンクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構成
して、インクがなくなったときにインクタンクITだけ
を交換できるようにしても良い。
能なインクカートリッジIJCの構成を示す外観斜視図
である。インクカートリッジIJCは、図3に示すよう
に、境界線Kの位置でインクタンクITと記録ヘッドI
JHとが分離可能である。インクカートリッジIJCに
はこれがキャリッジHCに搭載されたときには、キャリ
ッジHC側から供給される電気信号を受け取るための電
極(不図示)が設けられており、この電気信号によっ
て、前述のように記録ヘッドIJHが駆動されてインク
が吐出される。
口列である。また、インクタンクITにはインクを保持
するために繊維質状もしくは多孔質状のインク吸収体が
設けられており、そのインク吸収体によってインクが保
持される。
られる記録ヘッドIJHの駆動回路の詳細な構成につい
て説明する。
JHはインクを吐出するための324個の記録素子(発
熱素子)を有し、これらの記録素子が27個づつ12の
ブロック(分割数(N)=12)に分割され、各ブロッ
クから1つずつの記録素子(合計27個の記録素子)が
同時駆動される(1回の駆動で同時に駆動させる記録素
子数(M)=27)構成となっている。
記録ヘッドIJHを構成する素子基板上の駆動回路の構
成を示すブロック図である。
4で示すような回路を成膜技術により作り込んだもので
ある。そしてこの基板の発熱素子に対応した位置にイン
クを供給する流路とインクを吐出する吐出口が配されて
いて記録ヘッドIJHが構成されている。
る記録信号(D1〜D27)、ブロック制御信号(B1
〜B4)をシフトレジスタ及びラッチ回路を介して与え
るように構成されている。図4に示されているように、
プリンタIJRAから供給される記録信号(DATA
1)は記録信号(D1〜D16)によって構成され、記
録信号(DATA2)は記録信号(D17〜D27)と
ブロック制御信号(B1〜B4)によって構成される。
から供給されるクロック信号(CK)に従って記録信号
(DATA1)をシリアルに入力する16ビットシフト
レジスタであり、104はプリンタIJRAから供給さ
れるラッチ信号(LATCH)に従って16ビットシフ
トレジスタ103に格納された16ビット分の記録信号
(DATA1)をラッチする16ビットラッチ回路であ
り、108はプリンタIJRAから供給されるクロック
信号(CK)に従って記録信号(DATA2)をシリア
ルに入力する5ビットシフトレジスタであり、105は
プリンタIJRAから供給されるクロック信号(CK)
に従ってシフトレジスタ108からシフト出力される記
録信号(DATA2)をシリアルに入力する11ビット
シフトレジスタであり、106はプリンタIJRAから
供給されるラッチ信号(LATCH)に従って11ビッ
トシフトレジスタ105に格納された11ビット分の記
録データをラッチする11ビットラッチ回路である。
されるラッチ信号(LATCH)に従って5ビットシフ
トレジスタ108に格納された4ビット分のブロック制
御信号(B1〜B4)をラッチする4ビットラッチ回路
であり、107はイネーブル信号(ENB)と、16ビ
ットラッチ回路104と11ビットラッチ回路106と
にラッチされた合計27ビットの記録信号各ビットとの
論理積を演算するAND回路107である。
ブロック制御信号(B1〜B4)を入力してデコードし
ブロック選択信号(N1〜N12)を発生する4→12
デコーダであり、H1〜H324は記録を行うための発
熱素子であり、T1〜T324は発熱素子H1〜H32
4に通電するパワートランジスタであり、A1〜A32
4はパワートランジスタT1〜T324に対応したAN
D回路である。また、AND回路A1〜A324は、プ
リンタIJRAから入力される記録信号(D1〜D2
7)と4→12デコーダ110から出力されるブロック
選択信号(N1〜N12)との論理積を実行する。
〜N12)による選択に基づいて、AND回路107か
らの出力が記録信号(D1〜D27)として発熱素子H
1〜H324に供給される。これらの出力と4→12デ
コーダ110からの出力であるブロック選択信号(N1
〜N12)により発熱素子H1〜H324の駆動タイミ
ング及び駆動パルス幅が定められる。なお、イネーブル
信号(ENB)は負論理で動作するようになっている。
即ち、イネーブル信号(ENB)が“ロー”のときに発
熱素子H1〜H324は駆動される。
圧(VH)の供給線と接地電圧(GNDH)の信号線と
を含めて、7本の信号線(記録信号(DATA1)、記
録信号(DATA2)、クロック(CK)、イネーブル
信号(ENB)、ラッチ信号(LATCH)、電源電圧
(VH)、接地電圧(GNDH)の信号線が各1本ず
つ)がプリンタIJRAとの間に存在する。
H1〜H324と発熱素子H1〜H324に通電するパ
ワートランジスタA1〜A324とともに同一の半導体
基板(例えば、シリコン基板)に半導体製造工程を用い
て形成される。
の駆動タイミングを示すタイムチャートである。
示す構成からも分かるように、記録信号(DATA1と
DATA2)とは共通のクロック信号(CK)を用いて
並列的にデータ転送することができる。また、4ビット
のブロック制御信号(B1〜B4)を11ビットの記録
信号(DATA2)に続けて同じ信号ラインを用いて転
送するので、16ビットの記録データ(DATA1)を
転送し終わったときには(図5のt=t1)、11ビッ
トの記録信号(DATA2)と4ビットのブロック制御
信号(B1〜B4)の転送も終了していることになるの
で、直ぐにラッチ信号(LATCH)を送信して(図5
のt=t2)、合計27ビットの記録信号(DATA1
とDATA2)と4ビットのブロック制御信号(B1〜
B4)のラッチ動作を実行することができる。
路107のラッチ回路からの信号入力端子には直ちに記
録信号(DATA1とDATA2)が供給され、AND
回路A1〜A324の4→12デコーダ110からの信
号入力端子にはブロック選択信号(N1〜N12)が供
給される状態となっている。
ンタから供給されるや否やパワートランジスタT1〜T
324を駆動して記録動作が実行される(t=t3)。
また、この状態ではラッチ動作が完了しているので、次
のサイクルの記録信号(DATA1とDATA2)とブ
ロック制御信号(B1〜B4)の入力が可能になる。
ッドIJHの駆動回路は、プリンタからの供給される記
録信号(DATA1とDATA2)を16ビットシフト
レジスタ103、5ビットシフトレジスタ108、及び
11ビットシフトレジスタ105がシリアル転送される
タイミングと、プリンタから供給される発熱素子を駆動
するためのイネーブル信号(ENB)の入力タイミング
とが重複しても動作する。これにより、転送タイミング
と駆動タイミングとを時間的に重複させることが可能に
なるので、記録信号の転送タイミング間隔と発熱素子の
駆動タイミング間隔の短縮が可能になり、その結果、プ
リンタIJRAの記録速度が向上する。
プ上に作り込む場合のレイアウト構成を示す図である。
この図に示す構成では、図4に示した回路をインク供給
穴202に対してほぼ線対称に2組有している。なお記
録ヘッド素子基板の材料(素子基体)としては、従来と
同様にSi(シリコン)ウェハなどが用いられる。
プリンタIJRA本体から記録ヘッドIJKへ供給され
る信号線(記録データDATA1およびDATA2、ラ
ッチ信号LATCH、クロック信号CK、イネーブル信
号ENB、電源電圧VH、接地電圧GNDH)を接続す
るための入力端子のエリアである。
22へ接続され、記録データDATA2は、端子22
3、224へ接続される。219および220は、16
ビットのシフトレジスタのエリアであり、16ビットシ
フトレジスタ103により構成される。224および2
25は、16ビットのシフトレジスタのエリアであり、
5ビットシフトレジスタ108と11ビットシフトレジ
スタ105により構成される。
チ回路のエリアであり、16ビットラッチ回路104に
より構成される。226および227は、16ビットの
ラッチ回路のエリアであり、4ビットラッチ回路109
と11ビットラッチ回路106により構成される。
エリアであり、203および204はデコーダ110の
エリアであり、209および210はA1〜324のA
NDゲートのエリアであり、211および212はT1
〜324のパワートランジスタのエリアであり、213
および214は、H1〜324の発熱素子のエリアであ
る。207および208は、D1〜27,N1〜12お
よびB1〜4の各信号線の配線エリアである。
ンジスタ211および212の駆動能力をアップさせる
ために、パワートランジスタのゲート電圧をロジック回
路の駆動電圧よりも上昇させるための昇圧回路のエリア
である。202は、インクを裏面から発熱素子H1〜3
24に供給するための供給穴のエリアである。205お
よび206は、1つの発熱素子とその発熱素子に対応し
て設けられているパワートランジスタおよびANDゲー
トとを含んでいる駆動回路用エリアである。
実施形態に従う記録ヘッドIJHを用いるプリンタから
は記録信号(DATA1とDATA2)を同時に転送す
るために2本の信号線とこの転送に必要な共通のクロッ
ク信号(CK)を供給する信号線が記録ヘッドIJHと
接続され、1回の記録動作当り324ビットの記録デー
タを記録ヘッドIJHの構成に合わせて12分割し、1
2分割された各27ビットの記録データを16ビットと
11ビットとに分けて前者を記録信号(DATA1)と
し、後者を記録信号(DATA2)として記録ヘッドI
JHに転送するようにMPU1701が制御する。
ロック信号(CK)を用いて記録信号(DATA1とD
ATA2)を2つに分けて並列的に記録ヘッドに転送す
ることが可能になるので、1記録サイクル当りの記録信
号が長いものであっても簡単な制御で分割転送でき、こ
れによって記録信号の転送時間を短くすることができ
る。さらに、上述のように発熱素子H1〜324の駆動
区間と記録信号の転送時間とを重複させることにより、
記録動作に要する時間を短縮することができる。このよ
うにして、記録動作の高速化を図ることができる。
24の駆動が終了した後にのみ行なうように制御するの
であれば、図4に示した16ビットラッチ回路104、
11ビットラッチ回路106、及び4ビットラッチ回路
109を記録ヘッドの駆動回路から省略することも可能
であり、これにより回路規模を小さくすることができる
という利点もある。
ように、この実施形態では、クロック信号(CK)の立
ち上がりと立ち下がりの両エッジを用いて、記録信号
(DATA1とDATA2)を、16ビットシフトレジ
スタ103、5ビットシフトレジスタ108、11ビッ
トシフトレジスタ105に取り込んでいるが、本発明は
これによって限定されるものではない。例えば、クロッ
ク信号(CK)の立ち上がりエッジ、或いは、立ち下が
りエッジのみに同期して記録信号を取り込んでも良い。
ック信号(CK)のエッジに同期して動作するフリップ
フロップ回路による構成から、スルーラッチで構成され
るラッチ回路により構成しても良い。同様に、16ビッ
トラッチ回路104、11ビットラッチ回路106や4
ビットラッチ回路109もラッチ回路による構成からフ
リップフロップ回路による構成にしても良いし、ラッチ
回路のラッチ論理をハイスルーにしても良いし、フリッ
プフロップ回路で構成するなら、信号の取り込み条件を
ラッチ信号の立ち上がりエッジでも、立ち下がりエッジ
にしても良い。
07の代わりに、4→12デコーダ110の出力である
ブロック選択信号(N1〜N12)とイネーブル信号
(ENB)との論理積を求めるANDゲートを設けても
良いし、4→12デコーダ110の出力であるブロック
選択信号(N1〜N12)とイネーブル信号(ENB)
と16ビットラッチ回路104と11ビットラッチ回路
106の出力との論理積の演算をAND回路A1〜A3
24の構成を3入力構成にすることにより実現しても良
い。
ブロック制御信号(B1〜B4)を記録データ(DAT
A2)と同じ信号線を用いてシリアル転送し、その後、
この信号をデコードする構成としているが、ブロック選
択信号(N1〜N12)そのものをシリアル転送し、4
→12デコーダを削除しても良い。
タ(DATA2)とこの記録データ(DATA2)に後
続するブロック制御信号(B1〜B4)をシフトレジス
タ108に転送し、このシフトレジスタ108を経由し
て後段のシフトレジスタ105に記録データ(DATA
2)を転送しているが、シフトレジスタ105から、記
録データ(DATA2)を入力するように構成すること
で、記録データ(DATA2)より先行してブロック制
御信号(B1〜B4)を転送させるようにしても良い。
TA2)とブロック制御信号の信号線への割付はいかな
るように構成しても良い。
記録信号の転送を2つの信号線(DATA1とDATA
2とを夫々転送する信号線)で行なう構成としたが、本
発明はこれによって限定されるものではなく、例えば、
発熱素子の数が多い構成の記録ヘッドの場合には、記録
線の本数を2本から更に増加させても良いことは言うま
でもない。
続されるシフトレジスタとラッチ回路、DATA2に接
続されるシフトレジスタとラッチ回路を、チップレイア
ウト的に反対辺の端子に接続することにより、シフトレ
ジスタとラッチ回路を記録素子の列の片一方の端に設け
る場合より、記録素子の列の両端に設けた場合の方が、
シフトレジスタとラッチ回路が均等にレイアウトできる
ことにより、回路のバランスが良くなるので、全体の配
置面積を減少させることができる。従って、一枚の半導
体ウェハからの収量が増加し、記録ヘッドのコストを低
減することができる。
ドから吐出される液滴はインクであるとして説明し、さ
らにインクタンクに収容される液体はインクであるとし
て説明したが、その収容物はインクに限定されるもので
はない。例えば、記録画像の定着性や耐水性を高めた
り、その画像品質を高めたりするために記録媒体に対し
て吐出される処理液のようなものがインクタンクに収容
されていても良い。
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
トコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
個のブロックに分割された各ブロックに属するM個の記
録素子の駆動に必要な記録信号とそのブロック選択に必
要な選択制御信号の転送を、L(L<M)個の記録素子
に対応した記録信号をクロック信号を用いて第1の信号
線からシリアル入力するとともに、残りの(M−L)個
の記録素子に対応した記録信号と選択制御信号とを同じ
クロック信号を用いて第2の信号線からシリアル入力す
るようにして行なうので、たとえ記録素子の数が多い構
成の記録ヘッドを用いる場合においても、記録信号と選
択制御信号から構成される信号を複数のシリアルデータ
に分割する事により記録装置から転送できるので、シリ
アルデータの転送時間の短縮が図られるという効果があ
る。
な記録速度を向上させることができるという利点があ
る。
の転送を行なうので、複雑な転送制御が必要になること
なく、簡単な構成でデータ転送時間の短縮が図られる。
トプリンタIJRAの外観斜視図である。
すブロック図である。
ートリッジIJCの構成を示す外観斜視図である。
ック図である。
ミングを示すタイムチャートである。
む場合のレイアウト構成を示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 M×N個の記録素子と、 前記M×N個の記録素子をM個ずつN個のブロックに分
割してM個ずつN回に分けて時分割駆動するM×N個の
駆動回路と、 前記M個の記録素子に対応した記録信号の内、L(L<
M)個の記録素子に対応した記録信号をクロック信号を
用いて第1の信号線からシリアル入力して一時的に格納
する第1のシフトレジスタと、 前記M個の記録素子に対応した記録信号の内(M−L)
個の記録素子に対応した記録信号と前記N個のブロック
の内1つを選択する選択制御信号とを前記クロック信号
を用いて第2の信号線からシリアル入力して一時的に格
納する第2のシフトレジスタと、 前記選択制御信号に基づいて選択されたブロックに属す
るM個の記録素子を前記第1及び第2のシフトレジスタ
に格納された前記M個の記録素子に対応した記録信号に
よって駆動する選択駆動回路とを有することを特徴とす
る記録ヘッド。 - 【請求項2】 前記第1のシフトレジスタに格納された
前記L個の記録素子に対応した記録信号をラッチする第
1のラッチ回路と、 前記第2のシフトレジスタに格納された前記(M−L)
個の記録素子に対応した記録信号をラッチする第2のラ
ッチ回路と、 前記第2のシフトレジスタに格納された選択制御信号を
ラッチする第3のラッチ回路とをさらに有することを特
徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。 - 【請求項3】 前記第3のラッチ回路にラッチされた選
択制御信号をデコードしてブロック選択を行なうブロッ
ク選択信号を生成するデコード回路をさらに有すること
を特徴とする請求項2に記載の記録ヘッド。 - 【請求項4】 前記選択駆動回路は前記第1及び第2の
ラッチ回路にラッチされた記録信号と前記ブロック選択
信号との論理積を演算するAND回路を含み、前記AN
D回路の演算結果に基づいて、駆動する記録素子を選択
することを特徴とする請求項3に記載の記録ヘッド。 - 【請求項5】 前記第3のラッチ回路にラッチされたブ
ロック選択制御信号はデコードの不要なブロック選択信
号であることを特徴とする請求項3に記載の記録ヘッ
ド。 - 【請求項6】 前記第1、第2、及び第3のラッチ回路
におけるラッチ動作は共通のラッチ信号によって実行さ
れることを特徴とする請求項2に記載の記録ヘッド。 - 【請求項7】 前記M×N個の記録素子は電気熱変換体
を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッド。 - 【請求項8】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
する請求項7に記載の記録ヘッド。 - 【請求項9】 前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
ネルギーを利用してインクを吐出するために、前記電気
熱変換体に通電することにより、インクに与える熱エネ
ルギーを発生することを特徴とする請求項8に記載の記
録ヘッド。 - 【請求項10】 請求項8或いは請求項9に記載の記録
ヘッドと該記録ヘッドに供給するインクを貯留したイン
クタンクとを接続したことを特徴とする記録ヘッドカー
トリッジ。 - 【請求項11】 前記記録ヘッドと前記インクタンクと
は分離可能であることを特徴とする請求項10に記載の
記録ヘッドカートリッジ。 - 【請求項12】 前記記録ヘッドと前記インクタンクと
は一体化していることを特徴とする請求項10に記載の
記録ヘッドカートリッジ。 - 【請求項13】 請求項1乃至9のいずれかに記載の記
録ヘッドを用いて記録を行なう記録装置であって、 記録データを1ブロックの記録当りM個の記録素子に対
応する記録信号に変換し、前記記録信号を前記第1及び
第2の信号線とを介して、前記クロック信号を用いて前
記記録ヘッドに転送するよう制御する制御手段を有する
ことを特徴とする記録装置。 - 【請求項14】 前記制御手段は、1ブロック分の記録
に対応する記録信号を前記記録ヘッドに転送中に、該転
送の直前に転送した1ブロックに対応する記録素子を駆
動して記録動作を実行するために、イネーブル信号を転
送するよう制御することを特徴とする請求項13に記載
の記録装置。 - 【請求項15】 少なくとも、M個×Nブロックの記録
素子と、 該M個×Nブロックの記録素子に対応したM×N個の駆
動回路と、 前記M個の記録素子に対応した記録信号の内、L(L<
M)個の記録素子に対応した記録信号をクロック信号を
用いて第1の信号線からシリアル入力して一時的に格納
する第1のシフトレジスタと、 前記M個の記録素子に対応した記録信号の内(M−L)
個の記録素子に対応した記録信号と前記N個のブロック
の内1つを選択する選択制御信号とを前記クロック信号
を用いて第2の信号線からシリアル入力して一時的に格
納する第2のシフトレジスタと、 前記選択制御信号に基づいて選択されたブロックに属す
るM個の記録素子を前記第1及び第2のシフトレジスタ
に格納された前記M個の記録素子に対応した記録信号に
よって駆動する選択駆動回路と、を有する記録素子基板
であって、 前記記録素子、前記駆動回路、前記第1のシフトレジス
タ、前記第2のシフトレジスタおよび前記選択駆動回路
が同一基板上に形成されていることを特徴とする記録素
子基板。 - 【請求項16】 複数の記録素子と、 前記複数の記録素子を複数のブロックに分割して駆動を
行う分割駆動回路と、 前記1つのブロックを構成する複数の記録素子中の所定
数の記録素子に対応した記録信号を、クロック信号を用
いて第1の信号線からシリアル入力して一時的に格納す
る第1のシフトレジスタと、 前記1つのブロックを構成する前記所定数の記録素子と
異なる記録素子に対応した記録信号と、駆動を行うべき
ブロックを選択するためのブロック選択信号と、を前記
クロック信号を用いて第2の信号線からシリアル入力し
て一時的に格納する第2のシフトレジスタと、 前記第1及び第2のシフトレジスタに格納された記録信
号と、前記第2のシフトレジスタに格納されたブロック
選択信号とに応じて駆動を行う駆動回路と、を有するこ
とを特徴とする記録ヘッド。 - 【請求項17】 複数の記録素子と、 前記複数の記録素子を複数のブロックに分割して駆動を
行う分割駆動回路と、 前記1つのブロックを構成する複数の記録素子中の所定
数の記録素子に対応した記録信号を、クロック信号を用
いて第1の信号線からシリアル入力して一時的に格納す
る第1のシフトレジスタと、 前記1つのブロックを構成する前記所定数の記録素子と
異なる記録素子に対応した記録信号と、駆動を行うべき
ブロックを選択するためのブロック選択信号と、を前記
クロック信号を用いて第2の信号線からシリアル入力し
て一時的に格納する第2のシフトレジスタと、 前記第1及び第2のシフトレジスタに格納された記録信
号と、前記第2のシフトレジスタに格納されたブロック
選択信号とに応じて駆動を行う駆動回路と、を有する記
録素子基板であって、 前記複数の記録素子、前記分割駆動回路、前記第1のシ
フトレジスタ、第2のシフトレジスタおよび前記駆動回
路が同一基板上に形成されていることを特徴とする記録
素子基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002032719A JP4018404B2 (ja) | 2001-02-08 | 2002-02-08 | インクジェット記録ヘッド、当該インクジェット記録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ及び素子基板 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-32292 | 2001-02-08 | ||
JP2001032292 | 2001-02-08 | ||
JP2002032719A JP4018404B2 (ja) | 2001-02-08 | 2002-02-08 | インクジェット記録ヘッド、当該インクジェット記録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ及び素子基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002307685A true JP2002307685A (ja) | 2002-10-23 |
JP4018404B2 JP4018404B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=26609127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002032719A Expired - Fee Related JP4018404B2 (ja) | 2001-02-08 | 2002-02-08 | インクジェット記録ヘッド、当該インクジェット記録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ及び素子基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4018404B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008023990A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-02-07 | Canon Inc | 記録ヘッド用素子基板、記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置 |
JP2009292146A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-12-17 | Canon Inc | 記録素子基板、記録ヘッド、記録装置 |
JP2009292148A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-12-17 | Canon Inc | 記録素子基板、インクジェット記録ヘッド、及び記録装置 |
JP2010115875A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Canon Inc | 記録素子基板、記録素子基板を備えた記録ヘッド及び記録ヘッドカートリッジ |
US8109593B2 (en) | 2008-05-30 | 2012-02-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Substrate for inkjet head and inkjet head using the same |
-
2002
- 2002-02-08 JP JP2002032719A patent/JP4018404B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008023990A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-02-07 | Canon Inc | 記録ヘッド用素子基板、記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置 |
JP2009292146A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-12-17 | Canon Inc | 記録素子基板、記録ヘッド、記録装置 |
JP2009292148A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-12-17 | Canon Inc | 記録素子基板、インクジェット記録ヘッド、及び記録装置 |
US8109593B2 (en) | 2008-05-30 | 2012-02-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Substrate for inkjet head and inkjet head using the same |
JP2010115875A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Canon Inc | 記録素子基板、記録素子基板を備えた記録ヘッド及び記録ヘッドカートリッジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4018404B2 (ja) | 2007-12-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4353526B2 (ja) | 記録ヘッドの素子基体及び該素子基体を有する記録ヘッド | |
JP3352331B2 (ja) | 記録ヘッド用基板、記録ヘッド、ヘッドカートリッジ及びその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP4666818B2 (ja) | 記録ヘッド、記録ヘッドカートリッジ及びその記録装置 | |
JP3311152B2 (ja) | 記録ヘッド、その記録ヘッドを用いた記録装置、及び、記録方法 | |
US6629742B2 (en) | Printhead, printing apparatus using printhead, printhead cartridge, and printing element substrate | |
JP5019641B2 (ja) | 記録ヘッドの素子基体、記録ヘッド、記録ヘッドカートリッジ、及び記録装置 | |
JP4035253B2 (ja) | 記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP4785375B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド用基板、記録ヘッド、ヘッドカートリッジ及び記録装置 | |
JP4208432B2 (ja) | 記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JPH1034898A (ja) | 記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP4018404B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド、当該インクジェット記録ヘッドを用いた記録装置、記録ヘッドカートリッジ及び素子基板 | |
JP3347584B2 (ja) | 記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP2005205770A (ja) | 記録ヘッド基板、その記録ヘッド基板を用いた記録ヘッド、及びその記録ヘッドを備えた記録装置 | |
US7328957B2 (en) | Liquid discharging head and recording apparatus using the same | |
JP3517612B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド及び記録装置 | |
JP4208431B2 (ja) | 記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録装置 | |
EP1116587B1 (en) | Printing apparatus and printing method | |
JP3997217B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド用基板と駆動制御方法、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 | |
US20020021316A1 (en) | Inkjet printhead, inkjet printing apparatus, and inkjet printhead driving circuit | |
JP2004066601A (ja) | 記録ヘッドとその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP2001246751A (ja) | 記録ヘッド、該記録ヘッドを備えた記録装置および記録ヘッドの駆動方法 | |
JP4328475B2 (ja) | 記録装置 | |
JP3432215B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2001341355A (ja) | 記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いた記録装置 | |
JP2001232795A (ja) | プリントヘッドおよびプリント装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041116 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426 Effective date: 20041116 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20041116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070223 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070424 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070611 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070903 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070920 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |