JPH08112776A - 締付制御装置 - Google Patents

締付制御装置

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JPH08112776A
JPH08112776A JP27602994A JP27602994A JPH08112776A JP H08112776 A JPH08112776 A JP H08112776A JP 27602994 A JP27602994 A JP 27602994A JP 27602994 A JP27602994 A JP 27602994A JP H08112776 A JPH08112776 A JP H08112776A
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JP
Japan
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pulse
voltage
value
torque
time interval
Prior art date
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Pending
Application number
JP27602994A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Sugizaki
和彦 杉▲崎▼
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SUGISAKI KEIKI KK
Original Assignee
SUGISAKI KEIKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネジ部材を自動締着するときに、簡単な構成
で常に適切な位置で締着終了を行なう。 【構成】 電動ドライバによりネジに自動的に回転駆動
力を与え、このネジを被締着部材に自動締着するに際
し、ネジ部材に加わるトルクTfを検出し、トルク検出
値が所定値Vstepずつアップする毎にパルスSPを発生
させる。パルスSPのパルス間隔に応じた電圧V2を求
め、その最大値に対して所定数分の1の電圧V3を設定
し、電圧V2が設定電圧V3を下回ったときに、電動ドラ
イバに停止信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネジやナット等のネジ
部材を電動モータ等を用いて締めつけるときに、ネジ部
材を壊すことなく最適な締付位置で電動モータ等を停止
させる締付制御装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】電動ドライバ等でネジを回転して被締着部
材にネジを締め付ける場合、締め付けすぎると、ネジ頭
のドライバ差込溝を壊してしまい、ネジを外すことがで
きなくなってしまう。また締め付けが弱すぎると、ネジ
が経年的に緩くなり、外れてしまうという問題がある。
そこで、電動ドライバ等でネジやナット等のネジ部材を
締め付けるとき、最適な締め付け位置になったことを検
出して電動ドライバ等を停止させる必要がある。
【0003】ネジ部材を被締着部材に締め付けるとき、
ネジ部材に加わるトルクの時間変化を見ると、締め付け
るに従って、ネジ部材のネジ山が被締着部材のネジ山か
ら反力を受けて上昇する。この反力は、最初はネジ山同
士の弾性変形によるため急激に上昇し、その後、ネジ山
同士の変形は塑性域に入るため、トルク上昇は緩やかと
なる。つまり、トルク上昇曲線はS字カーブとなる。J
IS等では、ネジ等を締め付けたとき、S字カーブの最
大トルク勾配位置を過ぎてこの最大トルク勾配の1/2
〜1/3程度にトルク上昇程度が低下したとき、締め付
けを終了することを推奨している。このため従来は、ネ
ジ部材が所定角度回転する毎に、あるいは所定時間経過
する毎にネジ部材に加わるトルクを検出し、その所定時
間毎のトルク検出値を演算処理し、電動ドライバ等を停
止させる最適ポイントを求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
演算処理が必要なために、CPUの様な高価な電子部品
が必要になるという問題がある。また、上述したJIS
の推奨する方法を容易に実現するものではないという問
題もある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在して
いる欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案された
ものであって、簡単な構成でしかもJISの推奨する方
法を実現する締付制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を達成するため本発明は、駆動力付与手段に
よりネジ部材に自動的に回転駆動力を与え、該ネジ部材
を被締着部材に自動締着する締付制御装置において、ネ
ジ部材に加わるトルクを検出するトルク検出手段と、ト
ルク検出値が所定値ずつアップする毎にパルスを発生す
るパルス発生手段と、トルク検出値が高くなる毎に短く
なる各パルスのパルス時間間隔を監視し、パルス時間間
隔の最小値を検出する最小値検出手段と、該最小値の検
出以後に長くなるパルスの時間間隔が、前記最小値に対
し設定値倍になったとき前記駆動力付与手段に駆動停止
信号を与える停止手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】また、前記最小値検出手段は、前記パルス
に基づく信号を積分してパルス時間間隔に対応する電圧
値を発生させて、前記最小値に対応する第1電圧値を求
め、前記停止手段は、前記パルス時間間隔に対応して変
動する前記電圧値が、前記第1電圧値に対し設定値倍と
なる第2電圧値になったとき、前記駆動力付与手段に駆
動停止信号を与える構成とする。
【0008】
【作用】従来は、横軸に時間あるいはネジ部材の回転角
度をとり、縦軸に検出トルクの大きさをとり、横軸の所
定間隔毎に縦軸のトルクの大きさを検出していたが、本
発明では、縦軸のトルクの大きさを監視し、トルク検出
値の大きさが所定値アップする毎にパルスを発生させ
る。このパルスを横軸にとった場合、トルク曲線におい
て最大トルク勾配を与える位置で発生されるパルス間の
時間間隔が一番短くなる。従ってパルス時間間隔最小値
を、最大トルク勾配とみなすことができる。それ以後は
パルス時間間隔は長くなるが、その長さがパルス時間間
隔最小値の設定倍になったとき、例えば2倍になったと
き、トルク勾配は1/2になったとみなせるので、最適
位置で駆動力付与手段に停止信号を与えることが可能と
なる。
【0009】パルス間の時間間隔は、クロックを計数し
て直接求めることもできるが、好適には、パルス時間間
隔を電圧に変換し、この電圧値を監視して停止制御を行
なう構成とすると、回路構成や回路コストの低減を図る
ことができる。
【0010】
【実施例】次に本発明に係る締付制御装置について、好
適な実施例を挙げて添付図面を参照しながら説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例に係る締付制御装
置の制御原理を示す説明図である。電動ドライバ等でネ
ジ部材を締め付け、締め付けが強くなるに従って、その
駆動軸が捻れる。従って、その捻れ量を検出すること
で、トルクの大きさを知ることができる。トルクの大き
さは、捻れ量の大きさに比例して発生される電圧VTと
して検出する。この様にして検出されるトルク曲線Tf
は、横軸に時間をとったとき、図1(a)に示すように、
S字カーブとなる。このS字カーブの最大勾配の1/2
〜1/3になったとき、電動ドライバを停止させるよう
に制御する。
【0012】そこで、まずトルクの上昇を監視し、トル
ク検出値が所定値Vstep上昇する毎に、図1(b)に示す
パルスを発生させる。トルク曲線Tfは、前述したよう
に、S字カーブとなるので、パルス間の時間間隔は最初
は長く、次第に短くなり、再び長くなる。トルク曲線T
fの勾配は、各パルス間の時間間隔とVstepとの比で表
わされるが、Vstepは所定値であるため、パルス間の時
間間隔が最小となった位置が最大勾配つまり時間微分最
大となる。このため、時間間隔最小を与える時間間隔に
対し、パルス間の時間間隔が2倍になったとき勾配は1
/2倍となり、3倍になったとき勾配は1/3となる。
なお、以下に述べる実施例では、パルス間の時間間隔
を、電圧に変換(図1(c))して停止制御を行なう。
【0013】図2は、本発明の実施例に係る締付制御装
置の回路構成図である。コンパレータ4の一方の入力端
子には、トルク検出値Tf(VT)が入力される。またコン
パレータ4の他方の入力端子には、比較電圧Vrefが入
力される。この比較電圧Vrefは、トルク検出値VTが比
較電圧Vrefに達してコンパレータ4がパルスSPを出
力すると、次にVref=Vref+Vstepに更新される。
【0014】この更新を行なう構成が、比較電圧設定部
1、加算回路2および2段のサンプルホールド回路3
a,3bである。比較電圧設定部1では、前記の所定値
Vstepを可変設定し(この設定値を小さくするほど、高
精度の制御が可能となる。例えば、トルク最大値に対応
する電圧の100分の1の電圧を所定値Vstepとするこ
とで、精度を1%とすることができる。)、加算回路2
の一方の入力端子に入れる。加算回路2の出力を2段の
サンプルホールド回路3a,3bに入れ、サンプルホー
ルド回路3bの出力を加算回路2の他方の入力端子に戻
すと共に、これをコンパレータ4に比較電圧Vrefとし
て与える。サンプルホールド回路3a,3bを2段にす
るのは、Vrefを加算回路2にフィードバックしたとき
の発振を防止するためであり、発振が他の手段で防止さ
れれば1段でも構わない。
【0015】前記構成により、コンパレータ4からは、
図1(b)に示すパルスSPが出力される。このパルスS
Pは、2段のモノマルチタイマ5a,5bに入力され
る。モノマルチタイマ5aは、パルスSPの立ち上がり
時点でのみ立ち下がるサンプリングパルスST1を作
り、モノマルチタイマ5bは、サンプリングパルスST
1の立ち上がり時点でのみ立ち下がるサンプリングパル
スST2を作る。前記のサンプリングホールド回路3a
は、このパルスST1をサンプリングパルスとしてサン
プル動作を行ない、サンプリングホールド回路3bは、
パルスST2をサンプリングパルスとしてサンプル動作
を行なう。
【0016】前述したようにして発生させたパルスS
P、パルスST1またはパルスST2のパルス間の時間間
隔を監視することで最大勾配を知ることはできるが、本
実施例では、以下の構成により時間間隔に応じた電圧を
発生させ、電圧値に基づいて駆動力付与手段の停止制御
を行なう。
【0017】図2に示す積分回路6は、オペアンプ6a
と帰還用コンデンサ6bとで構成される。オペアンプ6
aの非反転入力端子(コンデンサ6bは反転入力端子に
接続される)にはプラスの所定電圧Vが印加されてお
り、該非反転入力端子にダイオードDのアノードが接続
され、該ダイオードDのカソードが、前記モノマルチタ
イマ5bのパルスST2出力端子に接続される。
【0018】この構成により、オペアンプ6aの非反転
入力端子には、最大値が所定電圧VとなるパルスST1
と相似形のパルス電圧が印加される。このため、オペア
ンプ6aの出力端子からは、パルス信号ST1が零にな
ったときに最大電圧Vに復帰し、それ以降は積分機能で
電圧が減少する作用を繰り返す図1(c)に示す電圧曲線
1が出力される。この電圧V1を、サンプルホールド回
路7が前記のサンプリングパルスST1でサンプルホー
ルドすると、図1(d)に示すように、電圧曲線V1が立
ち下がった時点の電圧を保持したV2曲線が得られる。
【0019】電圧V2は、次のピークホールド回路8に
より、最大値が保持される。制御電圧設定手段9は、こ
の最大値を例えば1/2倍に分圧した設定電圧V3を発
生させる。そして制御回路10は、この設定電圧V3
サンプルホールド回路7の出力電圧V2とを比較し、電
圧V2が設定電圧V3を下回ったとき、停止信号を出力し
駆動力付与手段を停止させる。
【0020】このように本実施例では、積分回路を用い
てトルク曲線の勾配に応じた電圧を発生させ、この電圧
に基づいて電動ドライバ等の停止信号を作成するため、
低コストな回路構成素子を用いて締付制御装置を構成で
きる。
【0021】
【発明の効果】前述したように、本発明に係る締付制御
装置によれば、トルク曲線の勾配が最大勾配の所定数分
の1の勾配になったときに自動的に駆動力付与手段を停
止できるので、常に適切なトルクでネジ部材を自動締着
できるという効果がある。また、簡単な構成であるので
コストを低減し得る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る締付制御装置の締め付け
原理を示す説明図である。
【図2】本発明の実施例に係る締付制御装置の回路構成
図である。
【符号の説明】
1 比較電圧設定部 2 加算回路 3a,3b サンプルホールド回路 4 コンパレータ 5a,5b モノマルチタイマ 6 積分回路 7 サンプルホールド回路 8 ピークホールド回路 9 制御電圧設定手段 10 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力付与手段によりネジ部材に自動的
    に回転駆動力を与え、該ネジ部材を被締着部材に自動締
    着する締付制御装置において、 ネジ部材に加わるトルクを検出するトルク検出手段と、 トルク検出値が所定値ずつアップする毎にパルスを発生
    するパルス発生手段と、 トルク検出値が高くなる毎に短くなる各パルスのパルス
    時間間隔を監視し、パルス時間間隔の最小値を検出する
    最小値検出手段と、 該最小値の検出以後に長くなるパルスの時間間隔が、前
    記最小値に対し設定値倍になったとき前記駆動力付与手
    段に駆動停止信号を与える停止手段とを備えたことを特
    徴とする締付制御装置。
  2. 【請求項2】 前記最小値検出手段は、前記パルスに基
    づく信号を積分してパルス時間間隔に対応する電圧値を
    発生させて、前記最小値に対応する第1電圧値を求め、
    前記停止手段は、前記パルス時間間隔に対応して変動す
    る前記電圧値が、前記第1電圧値に対し設定値倍となる
    第2電圧値になったとき、前記駆動力付与手段に駆動停
    止信号を与える請求項1記載の締付制御装置。
JP27602994A 1994-10-14 1994-10-14 締付制御装置 Pending JPH08112776A (ja)

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JP27602994A JPH08112776A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 締付制御装置

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JPH08112776A true JPH08112776A (ja) 1996-05-07

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JP (1) JPH08112776A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001098034A1 (fr) * 2000-06-19 2001-12-27 Estic Corporation Procede de commande et commande pour tournevis

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001098034A1 (fr) * 2000-06-19 2001-12-27 Estic Corporation Procede de commande et commande pour tournevis
US6680595B2 (en) 2000-06-19 2004-01-20 Estic Corporation Control method and apparatus of screw fastening apparatus

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