JPH08112087A - マイクロタイター試料管用ホールダ組立体 - Google Patents
マイクロタイター試料管用ホールダ組立体Info
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- JPH08112087A JPH08112087A JP7254023A JP25402395A JPH08112087A JP H08112087 A JPH08112087 A JP H08112087A JP 7254023 A JP7254023 A JP 7254023A JP 25402395 A JP25402395 A JP 25402395A JP H08112087 A JPH08112087 A JP H08112087A
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- C12Q—MEASURING OR TESTING PROCESSES INVOLVING ENZYMES, NUCLEIC ACIDS OR MICROORGANISMS; COMPOSITIONS OR TEST PAPERS THEREFOR; PROCESSES OF PREPARING SUCH COMPOSITIONS; CONDITION-RESPONSIVE CONTROL IN MICROBIOLOGICAL OR ENZYMOLOGICAL PROCESSES
- C12Q1/00—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions
- C12Q1/68—Measuring or testing processes involving enzymes, nucleic acids or microorganisms; Compositions therefor; Processes of preparing such compositions involving nucleic acids
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L9/00—Supporting devices; Holding devices
- B01L9/06—Test-tube stands; Test-tube holders
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 試料管用のホールダ組立体を、マイクロタイ
ター・プレート判の実験設備と適合可能にし、かつ試料
管には動きの自由を保証して、成分によって異なる熱膨
張率の差を補償し得るようにする。 【解決手段】 トレー２１の垂直端壁３５には、２つの
スロット３４が間隔をおいて設けられ、スロット間には
凹所３６が水平に延びている。トレーにはめ込み可能の
保持体４０は、試料管３２用のトレーの穴２４に対応す
る穴４４と、トレーの端壁に対応する端壁５２とを有し
ている。保持体両側端壁のＵ字形取っ手脚部は、保持体
がトレーにはめ込まれるさいに、それぞれスロット内へ
滑りばめされる。２個の脚部の間の保持体端壁区域から
突出するタブは、保持体がトレーにはめ込まれるさい
に、トレー端壁の凹所にそれぞれスナップばめされる。
保持体端壁の細長いスロットのため、Ｕ字形取っ手に指
圧力が加わると端壁が内方へたわみを生じる。
ター・プレート判の実験設備と適合可能にし、かつ試料
管には動きの自由を保証して、成分によって異なる熱膨
張率の差を補償し得るようにする。 【解決手段】 トレー２１の垂直端壁３５には、２つの
スロット３４が間隔をおいて設けられ、スロット間には
凹所３６が水平に延びている。トレーにはめ込み可能の
保持体４０は、試料管３２用のトレーの穴２４に対応す
る穴４４と、トレーの端壁に対応する端壁５２とを有し
ている。保持体両側端壁のＵ字形取っ手脚部は、保持体
がトレーにはめ込まれるさいに、それぞれスロット内へ
滑りばめされる。２個の脚部の間の保持体端壁区域から
突出するタブは、保持体がトレーにはめ込まれるさい
に、トレー端壁の凹所にそれぞれスナップばめされる。
保持体端壁の細長いスロットのため、Ｕ字形取っ手に指
圧力が加わると端壁が内方へたわみを生じる。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、広くは、反応管な
いし試料管を保持するホールダ組立体に関し、有利に
は、ポリメラーゼ連鎖反応（ＰＣＲ）に用いられる自動
化熱サイクラー用の器具内に利用されるホールダ組立体
に関するものである。
いし試料管を保持するホールダ組立体に関し、有利に
は、ポリメラーゼ連鎖反応（ＰＣＲ）に用いられる自動
化熱サイクラー用の器具内に利用されるホールダ組立体
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】複数試料について同時にＰＣＲを実施す
る自動化熱サイクラーは、米国特許第５，０３８，８５
２号に開示されている。簡単に言えば、ＰＣＲは、少量
の特定ＤＮＡ配列を比較的短期間に著しく増幅し得る酵
素処理法である。この方法では、２つのオリゴヌクレオ
チド・プライマーを利用する。これらプライマーは、目
的とするＤＮＡの当該区域にハイブリッド形成を行う。
鋳型変性、プライマー・アニーリング、ＤＮＡポリメラ
ーゼによるアニール済みプライマーの拡張を含む一連の
反復熱サイクルの結果、プライマーの５´末端により形
成される末端を有する特定ＤＮＡ断片が累乗的に増幅さ
れる。
る自動化熱サイクラーは、米国特許第５，０３８，８５
２号に開示されている。簡単に言えば、ＰＣＲは、少量
の特定ＤＮＡ配列を比較的短期間に著しく増幅し得る酵
素処理法である。この方法では、２つのオリゴヌクレオ
チド・プライマーを利用する。これらプライマーは、目
的とするＤＮＡの当該区域にハイブリッド形成を行う。
鋳型変性、プライマー・アニーリング、ＤＮＡポリメラ
ーゼによるアニール済みプライマーの拡張を含む一連の
反復熱サイクルの結果、プライマーの５´末端により形
成される末端を有する特定ＤＮＡ断片が累乗的に増幅さ
れる。
【０００３】反応混合物は、増幅目的のＤＮＡ、オリゴ
ヌクレオチド・プライマー、緩衝材、ヌクレオチド３リ
ン酸、有利には熱安定的な酵素、たとえばＴａｑポリメ
ラーゼから成り、結合されて、反応管に入れられる。反
応管内の反応混合物は、次いで熱サイクラー内でのＰＣ
Ｒプロトコルとして知られる若干の、熱転移及び浸透の
段階を経ることにより、目的のＤＮＡが増幅される。
ヌクレオチド・プライマー、緩衝材、ヌクレオチド３リ
ン酸、有利には熱安定的な酵素、たとえばＴａｑポリメ
ラーゼから成り、結合されて、反応管に入れられる。反
応管内の反応混合物は、次いで熱サイクラー内でのＰＣ
Ｒプロトコルとして知られる若干の、熱転移及び浸透の
段階を経ることにより、目的のＤＮＡが増幅される。
【０００４】反応管配列は、通常、最高２４、４８、９
６各本のいずれかで、８×３、６×８、８×１２の形式
で配列される。これらの配列の反応管が金属製の熱サイ
クラーブロック内に配置される。このため、各反応管の
下方部分がブロックと密に熱接触することになる。ブロ
ックの温度は、その場合、予め決められたサイクル数に
合わせて予め決められるＰＣＲプロトコルの温度／時間
プロフィルに応じて変更される。
６各本のいずれかで、８×３、６×８、８×１２の形式
で配列される。これらの配列の反応管が金属製の熱サイ
クラーブロック内に配置される。このため、各反応管の
下方部分がブロックと密に熱接触することになる。ブロ
ックの温度は、その場合、予め決められたサイクル数に
合わせて予め決められるＰＣＲプロトコルの温度／時間
プロフィルに応じて変更される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】反応管ないし試料管用
のホールダ組立体は、有利には、マイクロタイタープレ
ート判の実験設備と適合可能なものでなければならない
が、他方では、個別の試料管には十分な動きの自由を保
証して、成分によって異なる種々の熱膨張率の差を補償
する必要がある。
のホールダ組立体は、有利には、マイクロタイタープレ
ート判の実験設備と適合可能なものでなければならない
が、他方では、個別の試料管には十分な動きの自由を保
証して、成分によって異なる種々の熱膨張率の差を補償
する必要がある。
【０００６】
【課題を解決する手段】簡単にいえば、本発明は、複数
マイクロタイター試料管をルーズに保持する新規な改良
プラスチック製ホールダ組立体を提供するものであり、
これには試料管を受容する複数穴を有するトレーも含ま
れている。このトレーは、向かい合った垂直の端壁を有
し、これら端壁のそれぞれには、垂直に延びる２つのス
ロットが間隔をおいて設けられ、これらスロットの間に
は凹所が水平に延びている。また、トレーに着脱可能に
はめ込み可能の保持体が備えられている。この保持体
は、試料管を受容するトレーの穴に対応する複数の穴
と、トレーの端壁に対応する向かい合った垂直の端壁と
を有している。保持体の両側端壁のそれぞれからは水平
方向で外方へ延びるＵ字形取っ手が設けられている。こ
れら取っ手のそれぞれは２個の脚部を有し、これら脚部
は、保持体がトレーにはめ込まれるさいに、それぞれス
ロット内へ滑りばめされるようにされている。また、各
１個のタブが、２個の脚部の間の保持体端壁区域から、
水平方向外方へ突出しており、保持体がトレーにはめ込
まれるさいに、トレー端壁の凹所内にそれぞれスナップ
ばめされる。更に保持体が、各端壁に平行かつ直接隣接
する細長いスロットを有しており、このため、Ｕ字形取
っ手に加わる内向きの指圧力によって保持体端壁が内方
へたわみを生じ、凹所からタブが外され、トレーからの
保持体の取り外しが容易になる。
マイクロタイター試料管をルーズに保持する新規な改良
プラスチック製ホールダ組立体を提供するものであり、
これには試料管を受容する複数穴を有するトレーも含ま
れている。このトレーは、向かい合った垂直の端壁を有
し、これら端壁のそれぞれには、垂直に延びる２つのス
ロットが間隔をおいて設けられ、これらスロットの間に
は凹所が水平に延びている。また、トレーに着脱可能に
はめ込み可能の保持体が備えられている。この保持体
は、試料管を受容するトレーの穴に対応する複数の穴
と、トレーの端壁に対応する向かい合った垂直の端壁と
を有している。保持体の両側端壁のそれぞれからは水平
方向で外方へ延びるＵ字形取っ手が設けられている。こ
れら取っ手のそれぞれは２個の脚部を有し、これら脚部
は、保持体がトレーにはめ込まれるさいに、それぞれス
ロット内へ滑りばめされるようにされている。また、各
１個のタブが、２個の脚部の間の保持体端壁区域から、
水平方向外方へ突出しており、保持体がトレーにはめ込
まれるさいに、トレー端壁の凹所内にそれぞれスナップ
ばめされる。更に保持体が、各端壁に平行かつ直接隣接
する細長いスロットを有しており、このため、Ｕ字形取
っ手に加わる内向きの指圧力によって保持体端壁が内方
へたわみを生じ、凹所からタブが外され、トレーからの
保持体の取り外しが容易になる。
【０００７】本発明の一態様によれば、長方形に配列さ
れた複数の井戸状孔を有するプラスチック製基体が備え
られており、これらの井戸状孔は、前記保持体及びトレ
ーの複数穴と適合可能である。井戸状穴は、また、前記
試料管の下部を滑りばめ式に受容し得る寸法を有してい
る。更に、前記基体は、前記のトレー、保持体、試料管
と組立てることができ、工業用標準マイクロタイター・
プレート組立体の有効域を有している。
れた複数の井戸状孔を有するプラスチック製基体が備え
られており、これらの井戸状孔は、前記保持体及びトレ
ーの複数穴と適合可能である。井戸状穴は、また、前記
試料管の下部を滑りばめ式に受容し得る寸法を有してい
る。更に、前記基体は、前記のトレー、保持体、試料管
と組立てることができ、工業用標準マイクロタイター・
プレート組立体の有効域を有している。
【０００８】本発明の一態様によれば、前記のトレー及
び保持体が、斜めにされたコーナーを有しており、これ
により保持体をトレーに等方向に繰り返し整列させるこ
とができる。
び保持体が、斜めにされたコーナーを有しており、これ
により保持体をトレーに等方向に繰り返し整列させるこ
とができる。
【０００９】本発明の別の一態様によれば、組立体が、
強化ポリエステル熱可塑性プラスチックにより成形さ
れ、かつ約１．２７ｍｍ程度の厚さを有している。
強化ポリエステル熱可塑性プラスチックにより成形さ
れ、かつ約１．２７ｍｍ程度の厚さを有している。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の既述の、及びそ
の他の利点や特徴を図面につき詳説するが、これを特許
請求の範囲の記載と関連づけて読むことにより、本発明
をよりはっきりと理解できよう。
の他の利点や特徴を図面につき詳説するが、これを特許
請求の範囲の記載と関連づけて読むことにより、本発明
をよりはっきりと理解できよう。
【００１１】図１は、本発明の、現時点で有利な一実施
例の分解斜視図である。符号１０で示されている２体型
のプラスチック製ホールダは、図２に符号１２で示され
た複数マイクロタイター試料管をルーズに保持してい
る。各試料管は、開放上端部１６を有する円筒形の上方
部分１４と、閉じられたテーパ状下方部分１８とを有し
ている。各試料管は、円形横断面を有し、周方向肩を有
している。この肩は、上端部１６から間隔をおいた上方
部分の１箇所から外方へ突出している。
例の分解斜視図である。符号１０で示されている２体型
のプラスチック製ホールダは、図２に符号１２で示され
た複数マイクロタイター試料管をルーズに保持してい
る。各試料管は、開放上端部１６を有する円筒形の上方
部分１４と、閉じられたテーパ状下方部分１８とを有し
ている。各試料管は、円形横断面を有し、周方向肩を有
している。この肩は、上端部１６から間隔をおいた上方
部分の１箇所から外方へ突出している。
【００１２】図１、図５〜図７に示した１体型のトレー
２１は、平らで、水平の長方形トレー・プレート部分２
２を有している。この部分２２は、工業用標準マイクロ
タイター・プレート判と適合可能な配列の複数第１穴２
４を有している。図１と図５とは、２４穴の配列を示し
たものである。しかし、別の穴数、たとえば４８穴又は
９６穴が望ましい場合もある。穴径は、試料管上方部分
１４（図２）の外径より約０．７ｍｍ大であるが、肩２
０の外径よりは小さい。穴には、図１及び図５に符号２
６で示したように、皿座ぐりが施されている。トレープ
レート２２は、図６から最もよく分かるように、穴列間
に支持リブ２８を有している。図６には３個の支持リブ
が示されている。
２１は、平らで、水平の長方形トレー・プレート部分２
２を有している。この部分２２は、工業用標準マイクロ
タイター・プレート判と適合可能な配列の複数第１穴２
４を有している。図１と図５とは、２４穴の配列を示し
たものである。しかし、別の穴数、たとえば４８穴又は
９６穴が望ましい場合もある。穴径は、試料管上方部分
１４（図２）の外径より約０．７ｍｍ大であるが、肩２
０の外径よりは小さい。穴には、図１及び図５に符号２
６で示したように、皿座ぐりが施されている。トレープ
レート２２は、図６から最もよく分かるように、穴列間
に支持リブ２８を有している。図６には３個の支持リブ
が示されている。
【００１３】トレー２１は、更に、トレープレート部分
２２の周囲に上方へ延びる垂直側壁部分３０を有してい
る。垂直側壁部分３０の高さは、穴にはめ込まれた場合
の試料管３２（図１）より高い。図１、図５、図７に示
されているように、側壁部分３０の両側端壁には間隔を
おいてスロット３４が垂直に延びている。スロット３４
の間には、細長い水平の凹所３６が、後述する理由のた
めに設けられている。トレー２１は、また、図１、図
６、図７に示したように、第２の垂直側壁部分３８を有
している。この側壁部分３８は、プレート部分２２の周
囲を下方へ延び、穴２４内の試料管１２の上方部分１４
の最下部まで達している。
２２の周囲に上方へ延びる垂直側壁部分３０を有してい
る。垂直側壁部分３０の高さは、穴にはめ込まれた場合
の試料管３２（図１）より高い。図１、図５、図７に示
されているように、側壁部分３０の両側端壁には間隔を
おいてスロット３４が垂直に延びている。スロット３４
の間には、細長い水平の凹所３６が、後述する理由のた
めに設けられている。トレー２１は、また、図１、図
６、図７に示したように、第２の垂直側壁部分３８を有
している。この側壁部分３８は、プレート部分２２の周
囲を下方へ延び、穴２４内の試料管１２の上方部分１４
の最下部まで達している。
【００１４】図１、図３、図４に見られるように、１体
の長方形保持体４０は、トレー内に受容された試料管３
２の上方に着脱可能にはめ込まれている。この保持体４
０は、平らで、水平の長方形プレート部分４２を有して
いる。この部分４２は、第１の複数穴２４と適合可能な
長方形配列の第２の複数穴４４を有している。すなわ
ち、保持体４０がトレー２１にはめ込まれた場合、穴４
４は穴２４と垂直方向に整列される。図面には、例とし
て２４穴のものが示してある。既述のように、この穴配
列は、工業用標準マイクロタイター・プレートの判に適
合可能である。穴４４の穴径は、試料管１２の上方部分
１４の外径より約０．７ｍｍだけ大であるが、肩２０の
外径よりは小さい。この保持体プレート部分４２は支持
リブ４６を有しており、この支持リブが穴列の間を部分
４２の上面に沿って延びている。
の長方形保持体４０は、トレー内に受容された試料管３
２の上方に着脱可能にはめ込まれている。この保持体４
０は、平らで、水平の長方形プレート部分４２を有して
いる。この部分４２は、第１の複数穴２４と適合可能な
長方形配列の第２の複数穴４４を有している。すなわ
ち、保持体４０がトレー２１にはめ込まれた場合、穴４
４は穴２４と垂直方向に整列される。図面には、例とし
て２４穴のものが示してある。既述のように、この穴配
列は、工業用標準マイクロタイター・プレートの判に適
合可能である。穴４４の穴径は、試料管１２の上方部分
１４の外径より約０．７ｍｍだけ大であるが、肩２０の
外径よりは小さい。この保持体プレート部分４２は支持
リブ４６を有しており、この支持リブが穴列の間を部分
４２の上面に沿って延びている。
【００１５】保持体４０は、プレート部分４２の周囲を
上方へ延びる第１の垂直側壁部分４８を有している。図
１、図３、図４に見られるように、Ｕ字形取っ手５０
は、トレー側壁部分３０の両側端壁３５に対応する、保
持体側壁部分４８の両側端壁５２から、水平方向外方へ
延びている。Ｕ字形取っ手５０のそれぞれは、間隔をお
いて位置する２つの脚部５４を有しており、これら脚部
は、保持体がトレー２１にはめ込まれるさいに、それぞ
れトレーのスロット３４に滑りばめされる。端壁５２の
２つの脚部５２の間からは、タブ５６が水平方向外方へ
突出している。これらのタブは、保持体が４０がトレー
２１にはめ込まれるさい、トレー端壁３５の凹所３６に
それぞれスナップばめされる。保持体プレート部分４２
は、図１、図３に見られるように、保持体両側端壁５２
に平行かつ直接隣接する細長いスロット５８を有してい
る。このため、Ｕ字形取っ手５０に加わる内向きの指圧
力によって保持体端壁が内方へたわみを生じ、凹所から
タブが外れ、トレーからの保持体の取り外しが容易にな
る。
上方へ延びる第１の垂直側壁部分４８を有している。図
１、図３、図４に見られるように、Ｕ字形取っ手５０
は、トレー側壁部分３０の両側端壁３５に対応する、保
持体側壁部分４８の両側端壁５２から、水平方向外方へ
延びている。Ｕ字形取っ手５０のそれぞれは、間隔をお
いて位置する２つの脚部５４を有しており、これら脚部
は、保持体がトレー２１にはめ込まれるさいに、それぞ
れトレーのスロット３４に滑りばめされる。端壁５２の
２つの脚部５２の間からは、タブ５６が水平方向外方へ
突出している。これらのタブは、保持体が４０がトレー
２１にはめ込まれるさい、トレー端壁３５の凹所３６に
それぞれスナップばめされる。保持体プレート部分４２
は、図１、図３に見られるように、保持体両側端壁５２
に平行かつ直接隣接する細長いスロット５８を有してい
る。このため、Ｕ字形取っ手５０に加わる内向きの指圧
力によって保持体端壁が内方へたわみを生じ、凹所から
タブが外れ、トレーからの保持体の取り外しが容易にな
る。
【００１６】加えて、保持体４０は、第２の垂直側壁部
分６０を有している（図４）。この部分６０は、保持体
プレート部分４２の周囲から下方へ延びている。
分６０を有している（図４）。この部分６０は、保持体
プレート部分４２の周囲から下方へ延びている。
【００１７】最高２４個の試料管１２が受容され、保持
体が４０が所定位置にスナップばめされた図５〜図７の
トレーは、単一のユニットを形成しており、このユニッ
トをＰＣＲ設備に装入できる。保持体が４０がトレーに
はめ込まれると、保持体プレート部分４２は、トレー内
の試料管の肩２０の僅かに上方に位置することになり、
トレーの第１側壁部分３０は、保持体側壁部分４８と、
ほぼ等高となることで、トレー内の試料管は縦・横両方
向にルーズに保持されることになる。
体が４０が所定位置にスナップばめされた図５〜図７の
トレーは、単一のユニットを形成しており、このユニッ
トをＰＣＲ設備に装入できる。保持体が４０がトレーに
はめ込まれると、保持体プレート部分４２は、トレー内
の試料管の肩２０の僅かに上方に位置することになり、
トレーの第１側壁部分３０は、保持体側壁部分４８と、
ほぼ等高となることで、トレー内の試料管は縦・横両方
向にルーズに保持されることになる。
【００１８】トレーの第１側壁部分３０は、斜めにされ
たコーナーを有しており（図１、図５）、保持体の側壁
部分４８、６０は、これに対応する斜めのコーナー６１
（図１、図３）を有しているため、保持体をトレーに繰
り返し等方向に整列させることができる。
たコーナーを有しており（図１、図５）、保持体の側壁
部分４８、６０は、これに対応する斜めのコーナー６１
（図１、図３）を有しているため、保持体をトレーに繰
り返し等方向に整列させることができる。
【００１９】処理後、すべての試料管は、図１に符号３
２で示したように、トレー２１を持ち上げることによっ
て同時にＰＣＲ設備から取り出される。保管の便宜上、
試料管と保持体４０と共に、トレー２１は、基体６２と
呼ばれる別のプラスチック製構成部材内に挿入しておく
ことができる。基体６２は、トレー、保持体、試料管と
一緒に組立てられて、工業用標準マイクロタイター・プ
レート組立体の有効域を有するマイクロタイター・プレ
ート組立体６８を形成する。言い換えると、基体は、図
１、図８、図９、図１０に示したように、標準２４穴マ
イクロタイター・プレートの外寸と有効域とを有してい
る。図８は基体６２の平面図で、図９は図８の９−９線
に沿った断面図である。図１０は図８の２−２線に沿っ
た断面図である。基体６２は平らなプレート部分６４を
有しており、この部分には、傾斜エッジを有する２４個
の井戸状孔列が形成されている。これら井戸状孔６６の
寸法と間隔は、トレーが基体にはめ込まれた場合に、穴
４４、２４と井戸状孔６６とが、垂直方向に整列するよ
うに選ばれ、また、試料管１２の底部が、フレームがＰ
ＣＲ設備に装入された場合に、試料管が保持されるのと
同じような、トレー２１に対する関係となるように選ば
れている。個々の試料管は、トレーと保持体との間にル
ーズに保持されてはいるが、トレーを基体にはめ込むさ
いには、不動に座着する状態となる。こうして、トレ
ー、試料管、保持体が基体に取り付けられると、全組立
体が、たとえば、工業用標準２４孔マイクロタイター・
プレートと機能的に正確に等価となり、以後の処理のた
めに、２４孔の工業用マイクロタイター・プレート用
の、事実上、どのような自動滴定システム又はサンプリ
ング・システムにも装入可能である。
２で示したように、トレー２１を持ち上げることによっ
て同時にＰＣＲ設備から取り出される。保管の便宜上、
試料管と保持体４０と共に、トレー２１は、基体６２と
呼ばれる別のプラスチック製構成部材内に挿入しておく
ことができる。基体６２は、トレー、保持体、試料管と
一緒に組立てられて、工業用標準マイクロタイター・プ
レート組立体の有効域を有するマイクロタイター・プレ
ート組立体６８を形成する。言い換えると、基体は、図
１、図８、図９、図１０に示したように、標準２４穴マ
イクロタイター・プレートの外寸と有効域とを有してい
る。図８は基体６２の平面図で、図９は図８の９−９線
に沿った断面図である。図１０は図８の２−２線に沿っ
た断面図である。基体６２は平らなプレート部分６４を
有しており、この部分には、傾斜エッジを有する２４個
の井戸状孔列が形成されている。これら井戸状孔６６の
寸法と間隔は、トレーが基体にはめ込まれた場合に、穴
４４、２４と井戸状孔６６とが、垂直方向に整列するよ
うに選ばれ、また、試料管１２の底部が、フレームがＰ
ＣＲ設備に装入された場合に、試料管が保持されるのと
同じような、トレー２１に対する関係となるように選ば
れている。個々の試料管は、トレーと保持体との間にル
ーズに保持されてはいるが、トレーを基体にはめ込むさ
いには、不動に座着する状態となる。こうして、トレ
ー、試料管、保持体が基体に取り付けられると、全組立
体が、たとえば、工業用標準２４孔マイクロタイター・
プレートと機能的に正確に等価となり、以後の処理のた
めに、２４孔の工業用マイクロタイター・プレート用
の、事実上、どのような自動滴定システム又はサンプリ
ング・システムにも装入可能である。
【００２０】前述のトレー２１及び保持体４０の各部分
は、有利には、強化ポリエステル熱可塑性プラスチック
又はこれと同等の材料により成形されており、各部分の
厚さは約１．２７ｍｍである。
は、有利には、強化ポリエステル熱可塑性プラスチック
又はこれと同等の材料により成形されており、各部分の
厚さは約１．２７ｍｍである。
【００２１】以上の説明により、本発明が、実際に、改
良型の新しいマイクロタイター・プレート組立体である
ことが分かるであろう。また、この組立体は、組立てや
取外しが容易で、各試料管には必要な方向すべてに十分
な動きの自由が与えられているため、熱膨張率の差を補
償でき、かつ工業用標準マイクロタイター・プレート判
に適合可能な配列で試料管を保持できることが、理解さ
れよう。
良型の新しいマイクロタイター・プレート組立体である
ことが分かるであろう。また、この組立体は、組立てや
取外しが容易で、各試料管には必要な方向すべてに十分
な動きの自由が与えられているため、熱膨張率の差を補
償でき、かつ工業用標準マイクロタイター・プレート判
に適合可能な配列で試料管を保持できることが、理解さ
れよう。
【００２２】以上、説明目的のために、本発明の特定の
実施例を開示したが、本明細書を読んだ後、当業者にと
っては種々の変更が可能であることは言うまでもない。
したがって、本発明の範囲を決定するには、特許請求の
範囲を参照せねばならない。
実施例を開示したが、本明細書を読んだ後、当業者にと
っては種々の変更が可能であることは言うまでもない。
したがって、本発明の範囲を決定するには、特許請求の
範囲を参照せねばならない。
【図１】本発明によるプラスチック製ホールダ組立体を
有するマイクロタイター・プレート組立体の分解斜視図
である。
有するマイクロタイター・プレート組立体の分解斜視図
である。
【図２】試料管の縦断面図である。
【図３】保持体の平面図である。
【図４】図３の４−４線に沿って保持体を切断した断面
図である。
図である。
【図５】トレーの平面図である。
【図６】図５の６−６線に沿ってトレーを切断した断面
図である。
図である。
【図７】図５の７−７線に沿ってトレーを切断した断面
図である。
図である。
【図８】基体の平面図である。
【図９】図８の９−９線に沿った断面図である。
【図１０】図８の２−２線に沿った断面図である。
１０ ホールダ組立体 １２ 試料管 １４ 試料管上方部分 １６ 試料管開放端部 １８ 試料管下方部分 ２１ １体型トレー ２２ トレーのプレート部分 ２４ 第１の穴 ２６ 皿座ぐり ２８ 支持リブ ３０ トレー第１側壁部分 ３２ 試料管 ３４ スロット ３５ トレー端壁 ３８ トレー第２側壁部分 ４０ １体型保持体 ４２ 保持体プレート部分 ４４ 第２の穴 ４６ 支持リブ ４８ 保持体第１側壁部分 ５０ Ｕ字形取っ手 ５２ 保持体端壁 ５４ 脚部 ５８ スロット ６０ 保持体第２側壁部分 ６２ 基体 ６４ プレート部分 ６６ 井戸状孔 ６８ マイクロタイター・プレート組立体
Claims (20)
- 【請求項１】 複数マイクロタイター試料管をルーズに
保持するプラスチック製ホールダ組立体において、試料
管を受容する複数の穴を有するトレーが備えられ、この
トレーが垂直の両側端壁を有し、これら端壁のそれぞれ
には、垂直に延びる２つのスロットが間隔をおいて設け
られ、これらスロットの間には凹所が水平に延びてお
り、また、前記トレー内には着脱可能にはめ込み可能の
保持体が備えられ、この保持体が、試料管を受容する前
記トレーの穴に対応する複数の穴と、前記トレーの端壁
に対応する垂直の両側端壁とを有しており、更に、前記
保持体端壁のそれぞれには水平方向外方へ延びるＵ字形
取っ手が設けられており、これら取っ手がそれぞれ２個
の脚部を有し、これら脚部は、前記保持体が前記トレー
内にはめ込まれるさいに、それぞれ前記スロット内へ滑
りばめされ、更にまた、各１個のタブが、前記２個の脚
部の間の保持体端壁区域から、水平方向外方へ突出して
おり、前記タブは、前記保持体がトレーにはめ込まれる
さいに、トレー端壁の凹所内にそれぞれスナップばめさ
れ、更に前記保持体が、前記各端壁に平行かつ直接隣接
する細長いスロットを有しており、これによって、前記
Ｕ字形取っ手に内向きの指圧力が加わると、前記保持体
端壁が内方へたわみを生じ、前記凹所からタブが外れ、
前記トレーからの前記保持体の取り外しが容易になるこ
とを特徴とする、マイクロタイター試料管用ホールダ組
立体。 - 【請求項２】 前記組立体が、更に、長方形に配列され
た複数の井戸状孔を有するプラスチック製基体を備えて
おり、これらの井戸状孔が、前記保持体及びトレーの複
数穴と適合可能、かつ前記試料管の下部を滑りばめ式に
受容する寸法を有しており、更に前記基体が、前記のト
レー、保持体、試料管と、ぴったり重ね合わされること
ができ、工業用標準マイクロタイター・プレート組立体
の有効域を有することを特徴とする、請求項１記載の組
立体。 - 【請求項３】 前記ホールダ組立体が、強化ポリエステ
ル熱可塑性プラスチックにより成形されたものであるこ
とを特徴とする、請求項１記載の組立体。 - 【請求項４】 前記ホールダ組立体の壁厚が約１．２７
ｍｍ程度であることを特徴とする請求項１記載の組立
体。 - 【請求項５】 前記のトレー及び保持体が、斜めのコー
ナーを有しており、これにより、前記保持体を前記トレ
ーに等方向に繰り返し整列させることができることを特
徴とする請求項１記載の組立体。 - 【請求項６】 あらかじめ選択された設計の複数マイク
ロタイター試料管をルーズに保持する２体型プラスチッ
ク製ホールダにおいて、ａ） １体のトレーが、ｉ）
工業用標準マイクロタイター・プレート判に適合可能な
配列の複数第１穴を有する平らで長方形のトレー・プレ
ート部分と、ｉｉ）上方へ延びる前記プレート部分の周
囲のトレー第１垂直側壁部分と、この側壁部分の両側端
壁のそれぞれに間隔を置いて垂直に設けられた２つのト
レー側壁スロットと、これらスロットの間に設けられた
細長い水平のトレー側壁凹所とを有しており、ｂ） 前
記トレー内に受容された試料管上方に、着脱可能に前記
トレーと重ね合わされる１体の長方形保持体が、ｉ）
前記複数第１穴と適合可能な長方形配列の複数第２穴を
有する平らで水平のプレート部分と、ｉｉ） 前記プレ
ートの周囲の、上方に延びる第１垂直側壁部分と、Ｕ字
形取っ手と、タブとを有しており、前記Ｕ字形取っ手
が、前記トレー側壁部分両側端壁に対応する前記保持体
側壁部分から水平方向外方へ延び、これら取っ手のそれ
ぞれが２つの脚部を有しており、これら脚部は、前記保
持体が前記トレーにはめ込まれるさい、それぞれ前記ス
ロットに滑りばめされ、更に、前記タブは、前記２つの
脚部の間の前記側壁部分から水平方向外方へ突出してお
り、前記トレーに前記保持体が重ね合わされるさいに、
それぞれが前記トレー側壁部分の凹所にスナップばめさ
れ、更に、前記保持体プレート部分は、前記保持体側壁
部分両側端壁に平行かつ直接隣接する細長いスロットを
有しており、これにより、前記取っ手に内向きに指圧力
がかかると、前記保持体側壁部分両側端壁がたわみ、前
記タブが前記トレー側壁部分から外れ、前記保持体が容
易に前記トレーから取り外されることを特徴とする、マ
イクロタイター試料管を保持する２体型ホールダ。 - 【請求項７】 前記１体のトレーが、前記プレートから
下方へこのプレートの周囲に延びる第２のトレー垂直側
壁部分を有することを特徴とする、請求項６記載の２体
型ホールダ。 - 【請求項８】 前記１体の保持体が、前記プレートから
下方へこのプレートの周囲に延びる第２の保持体垂直側
壁部分を有することを特徴とする、請求項６記載の２体
型ホールダ。 - 【請求項９】 前記試料管が、開放上端部を有する円筒
形上方部分と、この部分から下方へ延びる閉じられたテ
ーパ状下方部分とを有しており、また、各試料管が円形
横断面と周方向肩とを備え、この周方向肩が前記開放上
端部から間隔をおいた前記上方部分の１箇所で前記上方
部分から外方へ延びており、また、前記トレーの穴が、
前記試料管上方部分の外径より僅かに大であるが、前記
肩外径よりは小であり、前記トレー第１垂直側壁部分
が、前記穴の１個にはめ込まれている試料管高さより僅
かに高く、前記トレー第２垂直側壁部分が、前記穴の１
個にはめ込まれている試料管上方部分のほぼ最下部まで
下方に延びており、前記保持体の前記穴が、前記試料管
上方部分外径より僅かに大であるが、前記肩外径よりは
小であり、更に、前記保持体が前記トレー内にはめ込ま
れた場合には、保持体プレート部分は、前記トレー内の
試料管の肩の僅かに上方に位置し、トレー第１垂直側壁
部分は、保持体側壁部分とほぼ等しい高さであるため、
トレー内の試料管が垂直方向にも水平方向にもルーズに
保持されることを特徴とする、請求項６記載の２体型ホ
ールダ。 - 【請求項１０】 前記トレープレート部分と保持体プレ
ート部分との穴の径が、前記試料管外径より約０．７ｍ
ｍだけ大であることを特徴とする、請求項９記載の２体
型ホールダ。 - 【請求項１１】 前記トレー部分の穴に皿座ぐりが施さ
れており、前記試料管肩の下側が相応にテーパが付けら
れていることを特徴とする、請求項１０記載の２体型ホ
ールダ。 - 【請求項１２】 前記複数の第１と第２の穴が、前記ホ
ールダ内に最高２４個のマイクロタイター試料管を受容
する最高２４個の穴からなることを特徴とする、請求項
６記載の２体型ホールダ。 - 【請求項１３】 前記トレーが、更に、穴列の間を前記
トレープレート部分下側に沿って延びる複数支持リブを
有しており、前記保持体が、更に、穴列の間を前記保持
体プレート部分下側に沿って延びる複数支持リブを有し
ていることを特徴とする、請求項６記載の２体型ホール
ダ。 - 【請求項１４】 プラスチック製基体が、前記第１及び
第２の穴と適合可能な、長方形配列の複数井戸状孔を有
しており、これら井戸状孔が、前記試料管下方部分を滑
りばめ式に受容するよう寸法付けされており、前記基
体、前記トレー、前記保持体、前記試料管が、組立てら
れて、工業用標準マイクロタイター・プレート組立体の
有効域を有するマイクロタイター・プレート組立体を形
成することを特徴とする、請求項７記載の２体型ホール
ダ。 - 【請求項１５】 前記トレー第１垂直側壁部分と前記保
持体垂直側壁部分とが、対応する斜めのコーナーを有し
ており、これによって、前記保持体を前記トレーに繰り
返し等方向に整列させ得ることを特徴とする、請求項７
記載の２体型ホールダ。 - 【請求項１６】 前記ホールダ組立体が、強化ポリエス
テル熱可塑性プラスチックによる成形品であることを特
徴とする、請求項６記載の２体型ホールダ。 - 【請求項１７】 前記部分が約１．２７程度の厚さを有
することを特徴とする、請求項６記載の２体型ホール
ダ。 - 【請求項１８】 あらかじめ選択された設計の複数マイ
クロタイター試料管をルーズに保持する２体型プラスチ
ック製ホールダであって、各試料管が、開放上端部を有
する円筒形上方部分と、この部分から下方へ延びる閉じ
られたテーパ状下方部分とを有しており、また、各試料
管が円形横断面と周方向肩とを備え、この周方向肩が前
記開放上端部から間隔をおいた前記上方部分の１箇所で
前記上方部分から外方へ延びている形式のものにおい
て、ａ） １体のトレーには、ｉ）工業用標準マイクロ
タイター・プレート判に適合可能な配列の複数第１穴を
有する平らで長方形のトレープレート部分が備えられ、
前記トレーの穴の径は、前記試料管上方部分の外径より
約０．７ｍｍだけ大であるが、前記肩外径よりは小であ
り、また前記穴が皿座ぐりされており、前記トレープレ
ートが、トレープレートの下側に沿って穴列の間を延び
る複数支持リブを有しており、また、ｉｉ）前記プレー
ト周囲にトレー第１垂直側壁部分が備えられ、この部分
が前記穴の１個にはめ込まれている試料管高さより高く
上方へ延びており、また前記トレー側壁部分両側端壁の
それぞれに、間隔をおいて２つのトレー側壁スロットが
垂直方向に延びており、更にトレー側壁の細長い水平凹
所が、前記２つの側壁スロットの間に設けられており、
更に、ｉｉｉ） トレー第２垂直側壁部分が備えられ、
この部分が、前記穴の１個にはめ込まれている試料管上
方部分のほぼ最下部まで下方に延びており、ｂ）前記ト
レー内に受容された試料管の上から前記トレーと着脱可
能に係合し得る１体の長方形保持体には、ｉ）前記複数
第１穴に適合可能な配列の複数第２穴を有する平らで長
方形のトレープレート部分が備えられ、これら第１穴の
径は、前記試料管上方部分の外径より約０．７ｍｍだけ
大であるが、前記肩外径よりは小であり、前記保持体プ
レート部分が、この部分の下側に沿って穴列の間を延び
る複数支持リブを有しており、更に、ｉｉ） 上方に延
びる前記プレートの周囲の保持体第１垂直側壁部分と、
Ｕ字形取っ手と、タブとが備えられ、前記Ｕ字形取っ手
が、前記トレー両側端壁に対応する前記保持体両側端壁
から水平方向外方へ延び、これら取っ手のそれぞれが２
つの脚部を有しており、これら脚部は、前記保持体が前
記トレーにはめ込まれるさい、それぞれ前記スロットに
滑りばめされ、更に、前記タブは、前記２つの脚部の間
の前記両側端壁から水平方向外方へ突出しており、前記
トレーに前記保持体が重ね合わされるさいに、それぞれ
が前記トレー側壁部分の凹所にスナップばめされ、更
に、前記保持体プレート部分は、前記保持体両側端壁に
平行かつ直接隣接する細長いスロットを有しており、こ
れにより、前記取っ手に内向きに指圧力がかかると、前
記保持体両側端壁がたわみ、前記タブが前記トレー両側
端壁から外れ、前記保持体を容易に前記トレーから取り
外すことができ、更にまた、ｉｉｉ）第２の保持体垂直
側壁部分が備えられ、この側壁部分が前記保持体プレー
ト部分から下方へ、この部分の周囲に延びており、加え
て、前記各部分が、強化ポリエステル熱可塑性プラスチ
ックによる成形品であり、かつ約１．２７ｍｍ程度の厚
さを有しており、これにより、前記保持体が前記トレー
内にはめ込まれている場合には、保持体プレート部分
は、前記トレー内の試料管の肩の僅かに上方に位置し、
トレー第１垂直側壁部分は、保持体側壁部分とほぼ等し
い高さであるため、トレー内の試料管が垂直方向にも水
平方向にもルーズに保持されることを特徴とする、マイ
クロタイター試料管用２体型ホールダ。 - 【請求項１９】 長方形に配列された複数の井戸状孔を
有するプラスチック製基体が備えられ、これらの井戸状
孔が、前記第１及び第２の複数穴と適合可能であり、か
つ前記試料管の下部を滑りばめ式に受容する寸法を有し
ており、更に前記基体が、前記のトレー、保持体、試料
管と組立てられており、工業用標準マイクロタイター・
プレート組立体の有効域を有することを特徴とする、請
求項１８記載の２体型ホールダ。 - 【請求項２０】 前記トレー垂直側壁部分と前記保持体
垂直側壁部分とが、対応する斜めのコーナーを有してお
り、これにより、組立て時に前記保持体を前記トレーと
整列させ得ることを特徴とする、請求項１８記載の２体
型ホールダ。
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| US08/316299 | 1994-09-30 | ||
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