JPH08112049A - スピニングリールの逆転防止装置 - Google Patents

スピニングリールの逆転防止装置

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JPH08112049A
JPH08112049A JP6250819A JP25081994A JPH08112049A JP H08112049 A JPH08112049 A JP H08112049A JP 6250819 A JP6250819 A JP 6250819A JP 25081994 A JP25081994 A JP 25081994A JP H08112049 A JPH08112049 A JP H08112049A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピニングリールの逆転装置において、組付
けの自動化を容易にする。 【構成】 この装置は、スピニングリールのロータの糸
繰り出し方向への逆転を防止するための装置であり、リ
ール本体側に装着された外輪55と、外輪55に対して
相対回転可能でありロータ側に連結された内輪56と、
複数のローラ57と、切換板58と、操作機構53とを
備えている。複数のローラ57は、外輪55と内輪56
との間に配置され、両輪の間にくい込む作動位置と両輪
の間で遊転する非作動位置とをとり得る。切換板58
は、円板状の本体部58aと本体部58aから軸方向に
突出し複数のローラ57の間に挿入された複数の突出部
58bとを有し、複数のローラ57をロータの回転軸に
沿った方向から複数の突出部58bの間に挿入可能な部
材である。操作機構53は、切換板58を円周方向に回
転させて複数のローラ57を作動位置と非作動位置との
間で移動させる機構である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆転防止装置、特に、
ロータがリール本体に回転自在に装着されたスピニング
リールに設けられ、ロータの糸繰り出し方向への逆転を
防止するためのスピニングリールの逆転防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にスピニングリールは、リール本体
と、リール本体に回転自在に支持されたロータと、外周
に釣り糸が巻かれるスプールとを有している。ロータ
は、回転軸を挟むように対向して配置された第1アーム
部及び第2アーム部を有しており、両アーム部の先端に
は、ベール支持部材を介してベールが揺動自在に設けら
れ、さらに一方のベール支持部材の先端にはラインロー
ラが設けられている。釣り糸を巻き取る際には、ベール
及びラインローラにより釣り糸がスプール外周部に案内
される。
【0003】このようなスピニングリールでは、キャス
ティング時や糸巻取り時にロータが糸繰り出し方向に逆
転しないように、逆転防止装置が設けられている。この
逆転防止装置は、リール本体とロータとの間に設けられ
たワンウェイクラッチで構成されており、リール本体側
に固定された外輪と、外輪と相対回転可能でロータ側に
固定された内輪と、外輪と内輪との間に設けられた複数
のころがり部材とを有している。複数のころがり部材
は、それぞれリテーナに保持されており、このリテーナ
によって軸方向及び円周方向の移動が規制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ワンウェイクラッチを
用いた従来の逆転防止装置では、リテーナに半径方向の
収納用の複数の溝が形成されており、この複数の溝のそ
れぞれにローラが配置されている。このような構造の逆
転防止装置では、リテーナに対して円周方向の外方から
ローラを挿入して組み立てる必要がある。すなわち、半
径方向からローラを組み付ける必要がある。一方、他の
外輪、リテーナ及び内輪等はすべて軸方向から組み付け
が可能である。
【0005】このように、従来の逆転防止装置では、構
成部材のすべてを一つの方向から組み付けることができ
ない。したがって、組付けの自動化が困難である。ま
た、リテーナの溝内には、ローラだけでなくこのローラ
を一方向に付勢するための板バネ等が配置される。この
ためリテーナ内に収納できるローラの数が限られてしま
い、容量に限界がある。
【0006】本発明の目的は、組付けの自動化を容易に
することにある。本発明の別の目的は、逆転防止装置を
構成するワンウェイクラッチの容量を向上できるように
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明1に係る逆転防止装
置は、釣り糸をスプールに案内するためのロータがリー
ル本体に回転自在に装着されたスピニングリールに設け
られ、前記ロータの糸繰り出し方向への逆転を防止する
ための装置であり、前記リール本体側に装着された外輪
と、前記外輪に対して相対回転可能であり前記ロータ側
に連結された内輪と、複数のころがり部材と、切換部材
と、操作機構とを備えている。前記複数のころがり部材
は、前記外輪と内輪との間に配置され、両輪の間にくい
込む作動位置と両輪の間の非作動位置とをとり得る。前
記切換部材は、円板状の本体部と前記本体部から軸方向
に突出し前記複数のころがり部材の間に挿入された複数
の突出部とを有し、前記複数のころがり部材をロータの
回転軸に沿った方向から前記複数の突出部の間に挿入可
能な部材である。前記操作機構は、前記切換部材を円周
方向に回転させて前記複数のころがり部材を作動位置と
非作動位置との間で移動させる機構である。
【0008】発明2に係る逆転防止装置は、発明1の装
置において、前記リール本体に固定され、外輪の外周部
を支持する枠体と、前記枠体に支持される支持部と前記
支持部から内周方向に延び前記複数のころがり部材のそ
れぞれを前記作動位置側に付勢する付勢部とを有する複
数の付勢部材とをさらに備えている。発明3に係る逆転
防止装置は、発明1又は2の装置において、前記切換部
材の複数の突出部の間に挿入された複数のころがり部材
の軸方向の移動を規制するための蓋体をさらに備えてい
る。
【0009】発明4に係る逆転防止装置は、発明3の装
置において、前記蓋体は前記枠体に取り付けられるもの
であり、前記蓋体と枠体との間には、前記外輪と枠体と
の隙間を覆うように配置されたシール部材をさらに有し
ている。発明5に係る逆転防止装置は、釣糸をスプール
に案内するためのロータがリール本体に回転自在に装着
されたスピニングリールに設けられ、前記ロータの糸繰
り出し方向への逆転を防止するためのスピニングリール
の逆転防止装置であって、リング状に形成された外輪
と、前記外輪の外周部を支持するとともに前記リール本
体に固定された枠体と、前記外輪に対して相対回転可能
であり前記ロータに連結された内輪と、前記外輪と内輪
との間に配置され前記両輪の間にくい込む作動位置と前
記両輪の間の非作動位置とをとり得る複数のころがり部
材と、切換部材と、複数の付勢部材と、操作機構とを備
えている。前記切換部材は、円板状の本体部と前記本体
部から軸方向に突出し前記複数のころがり部材の間に挿
入された複数の突出部とを有し、前記複数のころがり部
材を円周方向で移動させるための部材である。前記複数
の付勢部材は、前記枠体に支持される支持部と前記支持
部から内周方向に延び前記複数のローラ部材のそれぞれ
を前記作動位置側に付勢する付勢部とを有する部材であ
る。前記操作機構は、前記切換部材を円周方向に回転さ
せて前記両複数のころがり部材を前記作動位置と非作動
位置との間で移動させる機構である。
【0010】発明6に係る逆転防止装置は、発明2から
5のいずれかの装置において、前記付勢部材は、前記枠
体に支持されるコイル部と、前記コイル部から内周側に
延び先端部が前記ころがり部材に当接する腕部とからな
るねじりコイルバネである。発明7に係る逆転防止装置
は、発明2から6のいずれかに記載の装置において、前
記複数のころがり部材は、非作動位置に位置する状態で
は、前記切換部材の突出部と付勢部材との間に挟まれて
前記内輪と非接触である。
【0011】発明8に係る逆転防止装置は、発明1から
7のいずれかに記載の装置において、前記外輪の軸方向
の幅は、前記ころがり部材の軸方向の幅よりも小さい。
発明9に係る逆転防止装置は、発明1から8のいずれか
に記載の装置において、前記操作機構は、前記切換部材
の一部に係合する係合部を有する操作部材を含み、前記
操作部材は前記外輪の外径内に配置されている。
【0012】
【作用】発明1に係る逆転防止装置では、操作機構によ
って切換部材を回転させ、外輪と内輪との間の作動位置
に複数のころがり部材を移動させると、ころがり部材は
両輪の間にくい込み、両輪の一方向への相対回転が禁止
される。このとき、外輪はリール本体側(固定側)に装
着されているので、内輪すなわちロータの一方向への回
転が禁止される。一方、切換部材を回転させて複数のこ
ろがり部材が非作動位置に移動させられると、ころがり
部材は両輪の間に移動し、この状態では、ロータの逆転
が許容される。
【0013】ここでは、複数のころがり部材は、従来の
リテーナに保持されていない。すなわち、切換部材の複
数の突出部の間に軸方向から挿入されている。このた
め、本装置を構成する部材のすべてを軸方向から組み付
けることができ、組立の自動化が容易になる。発明2に
係る逆転防止装置では、前記複数のころがり部材は付勢
部材によって作動位置側に付勢されている。そして、こ
の付勢部材は、支持部が外輪の外周側に配置された枠体
に支持されており、支持部から延びる内周側先端がころ
がり部材を付勢している。
【0014】ここでは、ころがり部材と同じ円周上に配
置されるのは付勢部材の先端部のみであり、付勢部材の
支持部はころがり部材の外方である。このため、ころが
り部材を配置できるスペースが広くなり、ころがり部材
の個数を増やしたり、あるいはころがり部材の径を大き
くできる。したがって、複数のころがり部材を含むワン
ウェイクラッチの容量を容易に向上できる。
【0015】発明3に係る逆転防止装置では、複数のこ
ろがり部材の軸方向の移動が蓋体によって規制されてい
るので、複数のころがり部材の位置決めが簡単な構成で
行えるとともに、逆に蓋体を取り外すことによって複数
のころがり部材を軸方向から容易に取り外せる。発明4
に係る逆転防止装置では、前記蓋体は前記枠体に取り付
けられており、さらに蓋体と枠体との間にはシール部材
が設けられている。このシール部材により外輪と枠体と
の隙間がシールされており、両者の間に海水等がたまっ
て悪影響を及ぼすのを防止できる。
【0016】発明5に係る逆転防止装置では、前記同様
にして、複数のころがり部材は切換部材により作動位置
及び非作動位置に切り換えられ、ロータの回転が制御さ
れる。ここでは、前記複数のころがり部材は付勢部材に
よって作動位置側に付勢されている。そして、この付勢
部材は、前記発明2と同様に、支持部が外輪の外周側に
配置された枠体に支持されており、支持部から延びる内
周側先端がころがり部材を付勢している。したがって、
ころがり部材を配置できるスペースが広くなり、ころが
り部材の個数を増やしたり、あるいはころがり部材の径
を大きくでき、ワンウェイクラッチの容量を容易に向上
できる。
【0017】発明6に係る逆転防止装置では、前記付勢
部材がねじりコイルバネによって構成されている。この
ため、簡単かつ小型化が可能となる。発明7に係る逆転
防止装置では、前記複数のころがり部材が非作動位置に
位置する状態では、各ころがり部材は切換部材の突出部
と付勢部材との間に挟まれて内輪と非接触である。この
ため、遊転時の抵抗が少なくなる。また、騒音も少な
い。
【0018】発明8に係る逆転防止装置では、前記外輪
の軸方向の幅がころがり部材の軸方向の幅よりも小さく
なっている。このため、たとえば枠体の中に外輪を収納
したり、あるいは付勢部材をころがり部材より円周方向
外方に位置させてその付勢部のみをころがり部材に接触
させたりする構成を採用することができる。発明9に係
る逆転防止装置では、前記操作機構の操作部材が外輪の
外径内に配置されている。このため、リール全体の高さ
方向の寸法を抑えることができる。あるいは、比較的小
型のリールにも発明1から8の容量の向上したワンウェ
イクラッチを採用できる。
【0019】
【実施例】
〔全体構成及びリール本体の構成〕図1〜図3に示す本
発明の一実施例によるスピニングリールは、ハンドル1
を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に回転自
在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置され
釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。
【0020】リール本体2はボディ2aを有しており、
その上部にはスピニングリールを釣り竿に取りつけるた
めの取付け部2bが形成されている。ボディ2aの内部
には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5
と、スプール4を回転軸芯Xに沿って前後方向に移動さ
せてスプール4に釣り糸を均一に巻き取るためのレベル
ワインド機構6とが設けられている。
【0021】ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定さ
れた軸10とともに回転するフェースギア11と、この
フェースギア11に噛み合うピニオンギア12とを有し
ている。ピニオンギア12は筒状に形成されており、そ
の前部12aはロータ3の中心部を貫通してスプール4
側に延びている。そして、その先端にはねじ部が形成さ
れている。ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と
後端部とが、それぞれ軸受13,14を介してリール本
体2に回転自在に支持されている。
【0022】レベルワインド機構6は、スプール4の中
心部に固定されたスプール軸20を前後方向に移動させ
てスプール4を同方向に移動させるための機構である。
レベルワインド機構6は、スプール軸20の下方に配置
された螺軸21と、螺軸21に沿って前後方向に移動す
るスライダー22と、螺軸21の先端に固定された中間
ギア23とを有している。螺軸21は、スプール軸20
と平行に配置されており、ボディ2aに回転自在に支持
されている。また、螺軸21の外周部には螺旋状の溝2
1aが形成されている。スライダー22にはスプール軸
20の後端が固定されている。また、中間ギア23はピ
ニオンギア12に噛み合っている。
【0023】〔スライダーの構造〕スライダー22は、
図4及び図5に示すように、スライダー本体25と、ス
ライダー本体25内に収納された係合部材26とを有し
ている。スライダー本体25は、スプール軸20と平行
に配置された2本のガイド軸28,29に摺動自在に装
着されている。スライダー本体25は、2本のガイド軸
28,29によって案内されるので、摺動時の傾きが防
止される。このため、スライダー本体25を、従来のス
ライダー本体のように螺軸全周を覆うような形状とする
必要がない。このため本実施例のスライダー本体25
は、螺軸21の一側面側にのみ対向するような形状とな
っており、他側面側への張り出しが少なくなっている。
したがって、リール本体を小さくすることが可能であ
る。また、同様の理由により、螺軸21とスライダー2
2とを同時に組み付ける必要がなく、組付けが容易にな
る。
【0024】また、スライダー本体25には螺軸21と
直交するように横方向の孔25aが形成されており、こ
の孔25aに係合部材26が摺動自在に挿入されてい
る。係合部材26の先端には、螺軸21の溝21aに噛
み合う係合部26aが形成されている。スライダー本体
25の孔25aの一端には、蓋部材24が固定されてい
る。
【0025】〔ロータの構成〕ロータ3は、円筒部30
と、円筒部30の側方に互いに対向して設けられた第1
アーム部31及び第2アーム部32とを有している。円
筒部30と両アーム部31,32とは一体成形されてい
る。円筒部30の前部には前壁33が形成されており、
前壁33の中央部にはボス33aが形成されている。ボ
ス33aの中心部には貫通孔が形成されており、この貫
通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸2
0が貫通している。前壁33の前方側にはナット34が
配置されており、このナット34がピニオンギア12の
先端ねじ部に螺合している。ナット34の内周部には、
スプール軸20を回転自在に支持する軸受35が配置さ
れている。
【0026】第1アーム部31の先端の内周側には、第
1ベール支持部材40が揺動自在に取り付けられてい
る。第1ベール支持部材40の先端には、釣り糸をスプ
ール4に案内するためのラインローラ41が装着されて
いる。また、第2アーム部32の先端の外周側には、第
2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。こ
の第2ベール支持部材42は、たとえば他の部分より比
重の大きい材質で構成し、第1ベール支持部材40及び
ラインローラ41に起因する回転時のアンバランスを解
消するためのバランサとして機能させることも可能であ
る。第1ベール支持部材40先端のラインローラ41と
第2ベール支持部材42との間には、ベール43が設け
られている。このように、第1ベール支持部材40を第
1アーム部31の内周側に装着することにより、第1ベ
ール支持部材40の回転半径が小さくなり、釣り竿を持
つ手に当たりにくくなる。したがって、スプールと釣り
竿とを近づけることができ、全体として小型化が可能と
なる。さらに、同様の理由により、回転半径が小さくな
り、回転時のアンバランスを抑えやすくなる。
【0027】また、各アーム部31,32の外周側に
は、カバー44,45が取り付けられている。このカバ
ー44,45の表面は、前後方向にかつ円周方向に滑ら
かに連続する形状となっており、このため、釣り糸の引
っ掛かりを防止できる。ここで、両ベール支持部材4
0,42は、一本の揺動軸Mを中心に揺動自在である。
そして、揺動軸Mと第1アーム部31の第1ベール支持
部材取り付け面とが交差する点を揺動中心C1とし、揺
動軸Mと第2アーム部32の第2ベール支持部材取り付
け面とが交差する点を揺動中心C2とした場合、揺動中
心C2は揺動中心C1に比較して前方側に位置してい
る。すなわち、揺動軸Mは回転軸芯Xに対して傾いてい
る。また、各ベール支持部材40,42は、それらの揺
動面が揺動軸Mに対して直交するように配置されてい
る。
【0028】また、図6及び図7に示すように、第1ア
ーム部31は、リール本体側の後部が回転軸芯Xよりも
糸巻取り姿勢のベール側に偏位している。そして、軸方
向中央部から前方側にかけては、逆側(糸解放姿勢のベ
ール側)に傾斜している。このように、後部が糸巻取り
姿勢のベール側に偏位していることによって、図6の一
点鎖線で示すように、ベール43を糸解放姿勢側に倒し
た際に、ベール43と第1アーム部31との干渉が少な
くなる。また、第1ベール支持部材40及びラインロー
ラ等に起因する回転時のアンバランスを抑えることがで
きる。一方、第2アーム部32は、図7に示すように、
全体がほぼ直線状に延びている。さらに、第1及び第2
ベール支持部材40,42の揺動中心は、回転軸芯Xか
ら糸解放姿勢のベール側にDだけ偏位している。これに
より、ベール43に起因する回転時のアンバランスを抑
えられる。
【0029】〔逆転防止機構の構成〕ロータ3の円筒部
30の内部には、スプール4の逆転防止機構50が配置
されている。逆転防止機構50は、図8〜図11に示す
ように、リール本体2に固定された枠体51と、枠体5
1内に収納されたローラ型のワンウェイクラッチ52
と、ワンウェイクラッチ52を作動状態及び非作動状態
に切り換える操作機構53とを有している。
【0030】ワンウェイクラッチ52は、枠体51に相
対回転不能に装着された外輪55と、ピニオンギア12
の前方筒部外周に固定された内輪56と、複数のローラ
57とを有している。外輪55は、外周部に複数の突出
部55aを有しており、これらの突出部55aは枠体5
1側に設けられた凹部に係合している。ここで、突出部
55aの先端と枠体51の凹部との間には径方向の隙間
が比較的広く確保され、一方、回転方向へは隙間が狭く
なっている。このため、外輪55は、内輪56及びロー
ラ57によって自動調芯されるようになっている。ま
た、外輪55の内周面にはカム面が形成されている。外
輪55の軸方向の幅は、ローラ57の軸方向の長さより
短くなっている。
【0031】枠体51内部には切換板58が収納されて
いる。切換板58は、ほぼ円板状の本体部58aと、本
体部58aから軸方向前方に突出する複数の突出部58
bとを有している。複数の突出部58bは、円周方向に
等角度間隔で形成されており、隣接する突出部58bの
間に複数のローラ57が配置されている。このような状
態では、複数のローラ57は、外輪55と内輪56との
間に配置され、切換板58により円周方向に移動させら
れて両輪の間にくい込む作動位置と両輪の間で遊転する
非作動位置とをとり得る。また複数のローラ57は、切
換板58に対して軸方向前方から組み付け可能である。
なお、ローラ57が作動位置にあるクラッチオン状態で
は、外輪55と内輪56とは一方向にのみ相対回転が不
能であり、ローラ57が非作動位置にあるクラッチオフ
状態では、外輪55と内輪56とは相対回転自在であ
る。
【0032】また、複数のローラ57は、ねじりコイル
ばね59によって作動位置側に付勢されている。ねじり
コイルばね59は、枠体51の外周部に設けられたピン
60に支持されるコイル部と、コイル部から内周方向に
延びる付勢部とを有しており、付勢部がローラ57を前
述のように作動位置側に付勢している。ここで、図10
に示すように、各ローラ57が非作動位置にある状態で
は、各ローラ57は切換板58の突出部58bとねじり
コイルばね59によって挟まれ、半径方向外方に移動さ
せられている。したがって、各ローラ57の内周側の面
は、内輪56の外周面と非接触となっている。このた
め、クラッチオフ状態では、内輪56の回転抵抗は減少
し、さらに騒音が少なくなる。
【0033】ここでは、切換板58の隣接する突出部5
8bの間に配置されるのはローラ57とねじりコイルば
ね59の先端部のみであるので、ローラ57のためのス
ペースを広く確保できる。このため、ローラ57の個数
を増やしたり、あるいはローラ57の径を大きくして容
量のアップを容易に実現することができる。操作機構5
3は、枠体51内部において切換板58の後方に配置さ
れた切換規制板61と、枠体51のさらに後方に配置さ
れた操作ロッド62と、操作ロッド62の後端に連結さ
れた操作レバー63(図1参照)とを有している。切換
規制板61はほぼ円板状の部材であり、3つの係合用の
孔61aと、操作用係合孔61bとを有している。3つ
の係合用孔61aには、切換板58の裏面に形成された
凸部(図示せず)が係合し、操作用係合孔61bには操
作ロッド62の凸部62aが係合している。ここで、操
作ロッド62は、外輪55の外径よりも小さい範囲内に
配置されており、リール全体の小型化を実現している。
【0034】外輪55及びローラ57の前方には、これ
らの軸方向の移動を規制するために、蓋部材65が設け
られている。蓋部材65は、図8に示すように、ビスに
より枠体51とともにリール本体に固定されている。そ
して、蓋部材56と内部には、シール部材66が配置さ
れている。シール部材66は、外輪55と枠体51との
間を覆うように取り付けられており、両者の間への海水
等の侵入を防止している。
【0035】このような逆転防止機構では、構成部材の
すべてを軸方向に沿って組み付け可能であり、組付けの
自動化が容易になる。 〔スプールの構成〕スプール4は、ロータ3の第1アー
ム部31と第2アーム部32との間に配置されており、
スプール軸20の先端にドラグ機構70を介して装着さ
れている。スプール4は、外周の釣り糸が巻かれる糸巻
胴部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体で形成されたス
カート部4bと、糸巻胴部4aの前端に固定されたフラ
ンジ板4cとを有している。フランジ板4cは、ステン
レス製の板材で形成されており、ねじによって糸巻胴部
4aに装着されている。このとき、フランジ板4cは若
干湾曲しており、その湾曲によるばね性を利用して、糸
巻胴部4aの前端とフランジ板4cとの間に隙間が形成
されないように取り付けられている。このため、釣り糸
がこれらの間に侵入することはない。
【0036】ドラグ機構70は、スプール4の内部前端
面に押し付けられる押し付け部材71と、ドラグ力を調
整するための調整つまみ72と、押し付け部材71と調
整つまみ72との間に配置された押圧ばね73,74
と、押し付け部材71とスプール4との間に配置された
複数のクラッチ板75とを有している。このような構成
では、調整つまみ72の締め付け量を調整することによ
り、押し付け部材71のスプール4に対する押圧力を調
整でき、ドラグ力を調整可能である。
【0037】〔リールの操作及び動作〕キャスティング
時には、ベール43を糸開放姿勢側に倒す。これによ
り、第1及び第2ベール支持部材40,42は揺動軸M
を中心として同方向に回転する。このとき、第1ベール
支持部材40は第1アーム部31の内周側に配置され、
かつ揺動軸Mが回転軸芯Xに対して図1に示すように傾
いているので、第1ベール支持部材40及びその先端の
ラインローラ41は糸巻取り姿勢時の位置よりもさらに
内周側に移動する。このため、キャスティング時に繰り
出された釣り糸が第1ベール支持部材40やラインロー
ラ41に絡みにくくなる。また、揺動軸Mは回転軸芯X
に対して傾いているが、両ベール支持部材40,42は
1本の揺動軸Mを中心に回転し、かつそれぞれの回転面
は揺動軸Mに対して垂直である。このため、回転時には
こじることなくスムーズに回転させることができる。
【0038】釣り糸巻取り時には、ベール43を糸巻取
り姿勢側に倒す。この状態でハンドル1を回転させる
と、この回転力はハンドル軸及びフェイスギア11を介
してピニオンギア12に伝達される。このピニオンギア
12に伝達された回転力は、ピニオンギア前部12aを
介してロータ3に伝達される。一方、ピニオンギア12
に噛み合うギア23によって螺軸21が回転し、螺軸2
1の溝21aに噛み合うスライダ22がガイド軸28,
29に案内されて前後方向に移動する。このため、スプ
ール軸20及びスプール4が回転軸芯Xに沿って前後方
向に往復動し、ベール45及びラインローラ41によっ
てスプール4に案内された釣り糸は、スプール4の外周
に前後方向に均一に巻き取られる。
【0039】また、スライダ22は2本のガイド軸2
8,29に案内されて往復動するので、回転したりある
いは傾いたりすることなくスムーズに往復動する。この
ため、スライダ本体25は螺軸21の全周を覆う必要が
なく、係合部材26と逆側のスペースを小さくできる。
このため、リール本体2の後方部分については、横方向
に突出を少なくできる。
【0040】〔ロータ回転時のアンバランスについて〕
ロータ3の回転時には、ベール43等の部材に起因して
回転時のアンバランスが生じやすい。このため本実施例
では、ベール支持部材40,42、ラインローラ41及
びベール43によるアンバランスを解消するために、両
アーム部31,32の後端部を糸巻取り姿勢のベール側
に偏位させて配置し、さらに各ベール支持部材40,4
2を、その揺動軸が回転軸芯Xに対して糸開放姿勢のベ
ール側に偏位するように配置している。さらに、ライン
ローラ41に起因するアンバランスは、第2ベール支持
部材42を第1ベール支持部材40よりも前方側に配置
することにより抑えられる。また、この第2ベール支持
部材を他の部材に比較して比重の高い重量物で構成する
ことにより、バランサとして機能させることが可能であ
る。
【0041】〔逆転防止機構の操作及び動作〕キャステ
ィング時等においては、ロータ3が逆転しないように、
操作レバー63によりローラ57を作動位置に移動させ
る。すなわち、操作レバー63を一方に回動することに
より、操作ロッド62を同方向に回動させる。この力
は、操作ロッド62の突出部62aを介して切換規制板
61に直接伝達され、さらに切換板58を介してローラ
57に伝達される。これにより、ローラ57が、作動位
置に移動可能な状態となる。このような状態でロータ3
が正方向(釣り糸巻取り方向)に回転すると、ローラ5
7は外輪55と内輪56との間で遊転する。このため、
ロータ3の正方向の回転が妨げられることはない。この
とき、前述のように、ローラ57は内輪56の外周面と
非接触であるので、内輪56の回転抵抗、即ちロータ3
の回転抵抗が少なくなる。また騒音も少ない。一方、ロ
ータ3が逆方向(釣り糸繰り出し方向)に回転すると、
ローラ57は外輪55と内輪56との間にくい込み、両
者は相対回転不能な状態となる。ここで、外輪55は、
枠体51を介してリール本体2に固定されているので、
内輪56の回転、すなわちロータ3の一方向(釣り糸が
繰り出される方向)への回転が禁止される。
【0042】操作レバー63を前記とは逆方向に回動す
ると、前記と同様の動作によってローラ57が非作動位
置に移動させられる。この状態では、ローラ57は、外
輪55と内輪56との間にくい込むことはできない。し
たがって、外輪55に対して内輪56が正逆両方向に回
転可能となり、ロータ3の釣り糸繰り出し方向への回転
が可能となる。ここでも、前記同様に、ロータ3の回転
抵抗が小さく、また騒音も少ない。
【0043】〔他の実施例〕逆転防止機構50におい
て、ねじりコイルばね59を蓋部材65側に支持させて
もよい。この場合は、ローラ57をねじりコイルばね5
9の付勢力に逆らって組み付ける必要がなくなり、蓋部
材65を枠体51に取り付ければ自動的にねじりコイル
ばね59がローラ57を付勢する。このため組立がより
容易になる。
【0044】
【発明の効果】発明1に係る逆転防止装置では、複数の
ころがり部材は、従来のリテーナに保持されていない。
すなわち、切換部材の複数の突出部の間に軸方向から挿
入されている。このため、本装置を構成する部材のすべ
てを軸方向から組み付けることができ、組立の自動化が
容易になる。
【0045】発明2及び5に係る逆転防止装置では、複
数のころがり部材を付勢する付勢部材は、支持部が外輪
の外周側に配置された枠体に支持されており、支持部か
ら延びる内周側先端がころがり部材を付勢している。す
なわち、ころがり部材と同じ円周上に配置されるのは付
勢部材の先端部のみであり、その支持部はころがり部材
の外方である。このため、ころがり部材を配置できるス
ペースが広くなり、ころがり部材の個数を増やしたり、
あるいはころがり部材の径を大きくして、ワンウェイク
ラッチの容量を容易に向上できる。
【0046】発明3に係る逆転防止装置では、複数のこ
ろがり部材の軸方向の移動が蓋体によって規制されてい
るので、複数のころがり部材の位置決めが簡単な構成で
行えるとともに、逆に蓋体を取り外すことによって複数
のころがり部材を軸方向から容易に取り外せる。発明4
に係る逆転防止装置では、蓋体は枠体に取り付けられて
おり、さらに蓋体と枠体との間にはシール部材が設けら
れているので、外輪と枠体との隙間がシールされる。
【0047】発明6に係る逆転防止装置では、付勢部材
がねじりコイルバネによって構成されているので、簡単
かつ小型化が可能となる。発明7に係る逆転防止装置で
は、ころがり部材が非作動位置に位置する状態では内輪
と非接触であるので、遊転時の抵抗が少なくなる。ま
た、騒音も少ない。発明8に係る逆転防止装置では、外
輪の軸方向の幅がころがり部材の軸方向の幅よりも小さ
くなっているので、たとえば枠体の中に外輪を収納した
り、あるいは付勢部材をころがり部材より円周方向外方
に位置させてその付勢部のみをころがり部材に接触させ
たりする構成を採用することができる。
【0048】発明9に係る逆転防止装置では、操作機構
の操作部材が外輪の外径内に配置されているので、リー
ル全体の高さ方向の寸法を抑えることができる。あるい
は、比較的小型のリールにも発明1から8の容量の向上
したワンウェイクラッチを採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスピニングリールの断
面正面図。
【図2】前記スピニングリールの釣竿取り付け部を示す
図。
【図3】前記スピニングリールの断面平面図。
【図4】前記スピニングリールの断面背面図。
【図5】スライダの一部断面構成図。
【図6】ロータの一側面図。
【図7】ロータの他側面図。
【図8】逆転防止機構の断面構成図。
【図9】逆転防止機構の分解斜視図。
【図10】逆転防止機構のクラッチオフ時の正面図。
【図11】逆転防止機構のクラッチオン時の正面図。
【符号の説明】
2 リール本体 3 ロータ 4 スプール 51 枠体 52 ワンウェイクラッチ 53 操作機構 55 外輪 56 内輪 57 ローラ 58 切換板 59 ねじりコイルばね 65 蓋部材 66 シール部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り糸をスプールに案内するためのロータ
    がリール本体に回転自在に装着されたスピニングリール
    に設けられ、前記ロータの糸繰り出し方向への逆転を防
    止するためのスピニングリールの逆転防止装置であっ
    て、 前記リール本体側に装着された外輪と、 前記外輪に対して相対回転可能であり、前記ロータ側に
    連結された内輪と、 前記外輪と内輪との間に配置され、前記両輪の間にくい
    込む作動位置と前記両輪の間の非作動位置とをとり得る
    複数のころがり部材と、 円板状の本体部と前記本体部から軸方向に突出し前記複
    数のころがり部材の間に挿入された複数の突出部とを有
    し、前記複数のころがり部材を前記ロータの回転軸に沿
    った方向から前記複数の突出部の間に挿入可能な切換部
    材と、 前記切換部材を円周方向に回転させて前記複数のころが
    り部材を前記作動位置と非作動位置との間で移動させる
    操作機構と、を備えたスピニングリールの逆転防止装
    置。
  2. 【請求項2】前記リール本体に固定され、前記外輪の外
    周部を支持する枠体と、 前記枠体に支持される支持部と、前記支持部から内周方
    向に延び前記複数のころがり部材のそれぞれを前記作動
    位置側に付勢する付勢部とを有する複数の付勢部材と、
    をさらに備えている、請求項1に記載のスピニングリー
    ルの逆転防止装置。
  3. 【請求項3】前記切換部材の複数の突出部の間に挿入さ
    れた複数のころがり部材の軸方向の移動を規制するため
    の蓋体をさらに備えている、請求項1又は2に記載のス
    ピニングリールの逆転防止装置。
  4. 【請求項4】前記蓋体は前記枠体に取り付けられるもの
    であり、 前記蓋体と枠体との間には、前記外輪と枠体との隙間を
    覆うように配置されたシール部材をさらに有している、
    請求項3に記載のスピニングリールの逆転防止装置。
  5. 【請求項5】釣り糸をスプールに案内するためのロータ
    がリール本体に回転自在に装着されたスピニングリール
    に設けられ、前記ロータの糸繰り出し方向への逆転を防
    止するためのスピニングリールの逆転防止装置であっ
    て、 リング状に形成された外輪と、 前記外輪の外周部を支持するとともに前記リール本体に
    固定された枠体と、 前記外輪に対して相対回転可能であり、前記ロータに連
    結された内輪と、 前記外輪と内輪との間に配置され、前記両輪の間にくい
    込む作動位置と前記両輪の間の非作動位置とをとり得る
    複数のころがり部材と、 円板状の本体部と前記本体部から軸方向に突出し前記複
    数のころがり部材の間に挿入された複数の突出部とを有
    し、前記複数のころがり部材を円周方向で移動させるた
    めの切換部材と、 前記枠体に支持される支持部と前記支持部から内周方向
    に延び前記複数のローラ部材のそれぞれを前記作動位置
    側に付勢する付勢部とを有する複数の付勢部材と、 前記切換部材を円周方向に回転させて前記両複数のころ
    がり部材を前記作動位置と非作動位置との間で移動させ
    る操作機構と、を備えたスピニングリールの逆転防止装
    置。
  6. 【請求項6】前記付勢部材は、前記枠体に支持されるコ
    イル部と、前記コイル部から内周側に延び先端部が前記
    ころがり部材に当接する腕部とからなるねじりコイルバ
    ネである、請求項2から5のいずれかに記載のスピニン
    グリールの逆転防止装置。
  7. 【請求項7】前記複数のころがり部材は、非作動位置に
    位置する状態では、前記切換部材の突出部と付勢部材と
    の間に挟まれて前記内輪と非接触である、請求項2から
    6のいずれかに記載のスピニングリールの逆転防止装
    置。
  8. 【請求項8】前記外輪の軸方向の幅は、前記ころがり部
    材の軸方向の幅よりも小さい、請求項1から7のいずれ
    かに記載のスピニングリールの逆転防止装置。
  9. 【請求項9】前記操作機構は、前記切換部材の一部に係
    合する係合部を有する操作部材を含み、前記操作部材は
    前記外輪の外径内に配置されている、請求項1から8の
    いずれかに記載のスピニングリールの逆転防止装置。
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