JPH08111593A - 電子ユニット搭載架 - Google Patents

電子ユニット搭載架

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JPH08111593A
JPH08111593A JP24528494A JP24528494A JPH08111593A JP H08111593 A JPH08111593 A JP H08111593A JP 24528494 A JP24528494 A JP 24528494A JP 24528494 A JP24528494 A JP 24528494A JP H08111593 A JPH08111593 A JP H08111593A
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JP
Japan
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electronic unit
shelf
frame
ridge line
members
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JP24528494A
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Hiroshi Nakamura
弘 中村
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子ユニットを多段に搭載する搭載架に関
し、構成部品が比較的軽量で輸送コストが低く、且つ据
付け現場での組立作業が容易な搭載架を提供する。 【構成】 それぞれの両端部にねじ部を有し直方体状空
間の稜線を構成する、4本の水平用長稜線部材,4本の
水平用短稜線部材,4本の鉛直用稜線部材、及び該直方
体状空間のそれぞれの隅に配置され該稜線部材のねじ部
が螺着することで直交する3本の該稜線部材の端部を着
脱自在に連結する8個の六方向型ジョイントにより、直
方体状に骨組されてなるフレーム20と、フレーム20の前
側の上・下の水平用長稜線部材22間に介在し立架する前
方棚40と、フレーム20の後側の上・下の水平用長稜線部
材22間に介在し立架する後方棚45と、搭載する電子ユニ
ット1の底部を支持すべく前方棚40の横桁42と後方棚45
の横桁47とを橋架するように着脱自在に装着されるガイ
ド板50とを、備えたものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子ユニットを多段に
搭載する搭載架に関する。近年の電子機器には、所定の
電子部品を箱形のシェルフに収容して電子ユニットを構
成し、このような電子ユニットを架に多段に搭載するも
のが多い。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電子ユニット搭載架の斜視
図、図8は電子ユニットの斜視図である。
【0003】図において、1は、所定の電子部品( 例え
ばプリント配線板3) を箱形のシェルフ2に収容した電
子ユニットである。電子ユニット1はシェルフ2が多段
に重置可能に構成され、且つシェルフ2の後面の左右の
両端部に後方に突出するピン状のねじ部材5を設けてあ
る。
【0004】10は、角筒形の中心柱11と、中心柱11の底
部に前後方向に直線状に水平に突出するよう溶接されて
なる2個の固定部材12と、中心柱11の上部に前後方向に
直線状に水平に突出するよう溶接されてなる2個の上部
部材13と、対向する固定部材12と上部部材13とのそれぞ
れの側縁を溶接して連結する柱板14とからなる架柱でで
ある。
【0005】架柱10は、床に埋設したアンカーボルトの
先端部に、固定部材12に穿孔したアンカーボルト用孔12
A を嵌入して、固定部材12を床に着座させ、アンカーボ
ルト先端部にナットを螺着することで床に設置される。
【0006】15は、隣に設置した架柱10の中心柱11の下
部を、ボルトを用いて連結し固定する下部連結部材であ
る。16は、隣接し設置した架柱10の対向する上部部材13
に架橋し、ボルト止めすることで並列した柱10の上部を
連結するケーブルラックである。
【0007】なお、固定部材12には、ケーブルラック16
をボルト止めするためのねじ孔13Aを設けてある。固定
部材12が前後方向を指向し、中心柱11間の間隔が電子ユ
ニット1の幅にほぼ等しくなるように、架柱10を左右方
向に一列に床に配設し、下部連結部材15で並列した架柱
10の下部を連結して固定し、さらにケーブルラック16で
並列した架柱10の上部を連結し固定して、電子ユニット
搭載架としている。
【0008】そして、前方から架柱10間の電子ユニット
1を挿入し、電子ユニット1を多段に搭載している。な
お、電子ユニット1を架柱10間に挿入した際に、電子ユ
ニット1の一方のねじ部材5を一方の中心柱11に設けた
係合孔に嵌入し、ねじ部材5の先端部にナットを螺着し
て、電子ユニット1を中心柱11に固定している。
【0009】また、電子ユニット1の他方のねじ部材5
を他方の中心柱11に設けた係合孔に嵌入し、ねじ部材5
の先端部にナットを螺着して、電子ユニット1を中心柱
11に固定している。
【0010】なお、図示省略したが、電子ユニット搭載
架の左右の側面及び背面には、カバーが装着され、前面
側には扉が取着される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述の電子ユ
ニット搭載架は、中心柱, 固定部材, 上部部材及び柱板
が溶接された所定数の架柱と、下部連結部材と、ケーブ
ルラックとを、電子機器の据付け現場において多数のボ
ルトを用いて搭載架に組み立てる構造である。
【0012】したがって、電子機器の組立作業に時間が
かかるという問題点があった。また、複数の下部連結部
材、複数のケーブルラック、複数のカバー、扉及び重い
複数の架柱からなるもので、構成部品点数が多いばかり
でなく、重量が重くて輸送コストが高くなるという問題
点があった。
【0013】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、構成部品が比較的軽量で輸送コストが低く、且
つ電子機器の据付け現場での組立作業が容易な電子ユニ
ット搭載架を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図1に例示したように、電子部品を箱形
のシェルフに収容した電子ユニット1を、多段に搭載す
る電子ユニット搭載架であって、それぞれの両端部にね
じ部を有し直方体状空間の稜線を構成する、4本の水平
用長稜線部材22,4本の水平用短稜線部材23,4本の鉛
直用稜線部材24、及び直方体状空間のそれぞれの隅に配
置され前記稜線部材のねじ部が螺着することで直交する
3本の稜線部材の端部を着脱自在に連結する8個の六方
向型ジョイント21とで、直方体状に骨組されてなるフレ
ーム20を備える。
【0015】また、一対の縦柱板41、縦柱板41を架橋す
るように取着された複数の横桁42とからなる梯子形で、
フレーム20の前側の上・下の水平用長稜線部材22間に介
在し立架する前方棚40と、一対の縦柱板46、縦柱板46を
架橋するように取着された複数の横桁47とからなる梯子
形で、フレーム20の後側の上・下の水平用長稜線部材22
間に介在し立架する後方棚45とを備える。
【0016】さらに、搭載する電子ユニット1の底部を
支持するように、前方棚40の横桁42と、後方棚45の横桁
47とを橋架するように着脱自在に装着されるガイド板50
とを備えた構成とする。
【0017】一方、それぞれの稜線部材が、両端部にそ
れぞれねじ孔を有するものであり、六方向型ジョイント
21が、それぞれの六方向型ジョイント21の突出体21A が
段付き棒状で、その先端部に、稜線部材のねじ孔に螺着
するねじ部を有する構成とする。
【0018】図5に例示したように、前方棚40の縦柱板
41が側面視コの字形であって、下端部に下側の水平用長
稜線部材22に上方から係合する下着座43A を有し、上端
部に上側の水平用長稜線部材22に下方から係合する上着
座43B を有する。
【0019】また、後方棚45の縦柱板46が側面視コの字
形であって、下端部に下側の水平用長稜線部材22に上方
から係合する下着座48A を有し、上端部に上側の水平用
長稜線部材22に下方から係合する上着座48B を有する構
成とする。
【0020】図6に例示したように、主面板の4隅にボ
ルト75の頸部を嵌挿する孔を有し、主面板の4辺にそれ
ぞれ縁板を有する浅い箱形のカバーを備える。主面板の
内面が六方向型ジョイント21の突出体21A の端面に当接
し、ボルト75を突出体21A のねじ孔21B に螺着するか、
ナットを六方向型ジョイント21のねじ部に螺着して、フ
レーム20の左右の側面及び上面又は後面に、カバーを装
着する構成とする。
【0021】
【作用】本発明の電子ユニット搭載架の構成素子は、直
方体状に組み立てられたフレームと、梯子形の前方棚及
び後方棚と、搭載する電子ユニットの底部を支持するガ
イド板とである。
【0022】上述のようのフレームは、8個の六方向型
ジョイントと、六方向型ジョイントを介して連結自在な
12本の稜線部材とで構成されているので、個々の軽量
な素子に分離して運搬し得るので、運搬コストが小さ
い。
【0023】また、稜線部材のねじ部を六方向型ジョイ
ントのねじ孔に螺着することで、フレームが組み立てら
れ、且つ前方棚,後方棚及びガイド板は、ボルドを用い
ることなくフレームに組み込まれるものである。
【0024】したがって、電子ユニット搭載架の組立が
簡単である。請求項3の発明は、前・後方棚の縦柱板が
側面視コの字形である。したがって、前・後方棚を、フ
レームに組み込んでなる電子ユニット搭載架は、フレー
ム前面と電子ユニットの前面の間、及びフレーム後面と
電子ユニットの後面との間に、ケーブルを配線するスペ
ースができるので、電子ユニットに接続するケーブルの
配線作業が容易となるばかりでなく、電子ユニット搭載
架の外観が良好となる。
【0025】請求項4の発明は、六方向型ジョイントの
ねじ孔又はねじ部を利用して、カバーをフレームに固着
する構成である。したがって、カバーを取着する作業が
簡単であるばかりでなく、フレームの強度が補強され
る。また、カバー取付け専用のねじ孔をフレーム部材に
設ける必要がないので、電子ユニット搭載架の低コスト
化に効果がある。
【0026】
【実施例】以下図1〜図6を参照しながら、本発明を具
体的に説明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対
象物を示す。
【0027】図1に図示したように、電子部品(例えば
プリント配線板3)を箱形のシェルフ2に収容した電子
ユニット1を、多段に搭載する電子ユニット搭載架は、
直方体状空間の稜線を構成する4本の水平用長稜線部材
22,4本の水平用短稜線部材23及び4本の鉛直用稜線部
材24と、直交する3本の稜線部材の端部を着脱自在に連
結する直方体状空間のそれぞれの隅に位置する8個の六
方向型ジョイント21とで、直方体状に骨組されてなるフ
レーム20を有する。
【0028】また、一対の縦柱板41、縦柱板41を架橋す
るように取着された複数の横桁42とからなる梯子形で、
フレーム20の前側の上・下の水平用長稜線部材22間に介
在し立架する前方棚40と、一対の縦柱板46、縦柱板46を
架橋するように取着された複数の横桁47とからなる梯子
形で、フレーム20の後側の上・下の水平用長稜線部材22
間に介在し立架する後方棚45とを有する。
【0029】さらに、搭載する電子ユニット1の底部を
支持するように、前方棚40の横桁42と、後方棚45の横桁
47とを橋架するように着脱自在に装着されるガイド板50
とで構成されている。
【0030】以下図2〜図4を参照しながらフレーム20
について詳述する。水平用長稜線部材22は、長さが所定
に長い金属管(アルミニウム又は鋼) 又は金属棒であっ
て、その一方の端部に突出した右ねじのねじ部22A を、
他方の端部に突出した左ねじのねじ部22A を有する。水
平用長稜線部材22の長さは、電子ユニット1の横に配列
する数量により定まる。
【0031】水平用短稜線部材23は、長さが所定に短い
金属管(アルミニウム又は鋼) 又は金属棒であって、そ
の一方の端部に突出した右ねじのねじ部23A を、他方の
端部に突出した左ねじのねじ部23A を有する。水平用短
稜線部材23の長さは電子ユニット1の奥行き長さによっ
て定まる。
【0032】鉛直用稜線部材24は、長さが所定長の金属
管(アルミニウム又は鋼) 又は金属棒であって、その一
方の端部に突出した右ねじのねじ部を、他方の端部に突
出した左ねじのねじ部を有する。鉛直用稜線部材24の長
さは 多段に搭載する電子ユニット1の数量により定ま
る。
【0033】六方向型ジョイント21は、詳細を図3に図
示したように、6個の円柱状の突出体21A が、直交する
ように一体に鋳造(アルミニウム鋳物,鉄鋳物)された
もので、同一軸心上に形成された一方の端部に、稜線部
材のねじ部が螺着する右ねじのねじ孔21B を有し、他方
の端部に、他の稜線部材のねじ部が螺着する左ねじのね
じ孔21B を有する。
【0034】また、六方向型ジョイント21は、それぞれ
の突出体21A の付け根に股がるように、後述するワイヤ
ステイのワイヤ31の端末に設けたフックを引っ掛ける半
環部21C を有する。
【0035】このような稜線部材と六方向型ジョイント
を用いてフレーム20を組み立てるには、下記のようにす
る。平行する2本の水平用長稜線部材22と、水平用長稜
線部材22に直交する2本の水平用短稜線部材23とを角形
に配置し、それぞれの隅に六方向型ジョイント21を配置
する。そして、それぞれの端部に設けたねじ部を対応す
る六方向型ジョイント21のねじ孔に螺着して、六方向型
ジョイント21を介して直交する稜線部材を連結して、枠
形の下部骨組を設ける。
【0036】そして、下部骨組のそれぞれの六方向型ジ
ョイント21の上向きの突出体21A のねじ孔に、鉛直用稜
線部材24のねじ部をわずかに螺着して、枠形のそれぞれ
の4隅に鉛直用稜線部材24を垂設する。
【0037】次に、2本の水平用長稜線部材22と2本の
水平用短稜線部材23と4個の六方向型ジョイント21を組
合せ連結した枠形の上部骨組を、鉛直用稜線部材24の上
端に位置合わせして載せ、4本の鉛直用稜線部材24をほ
ぼ同一の速度で回転して、下部のねじ部を下の六方向型
ジョイント21のねじ孔に、上部のねじ部を上の六方向型
ジョイント21のねじ孔に、それぞれ螺合させて、直方体
状に骨組されてなるフレーム20とする。
【0038】一方、図示省略したが、それそぞれ稜線部
材がねじ部を有せずその代わり、一方の端部に右ねじ孔
を有し、他方の端部に左ねじ孔うあ有するものとする。
そして、六方向型ジョイント21は、それぞれの突出体21
A が段付き棒状で、その先端部に、稜線部材のねじ孔に
螺着するねじ部を有するようにしてもよい。
【0039】60は、円板状の着座板の中心部にねじ部60
A が垂設された台足である。フレーム20を構成する下部
の4つの六方向型ジョイント21のそれぞれの、下方に突
出した突出体21A のねじ孔21B に、ねじ部60A を螺着し
て、台足60をフレーム20の4隅に装着している。
【0040】なお、六方向型ジョイント21にねじ部を有
する場合、この台足60の軸心部にねじ孔を設けることは
勿論のことである。一方、フレーム20の左右の枠組のそ
れぞれに、対角線状にワイヤステイ30-2を張設して枠組
が歪むことがないように補強するとともに、フレーム20
の上・下の枠組のそれぞれに、対角線状にワイヤステイ
30-1を張設して枠組が歪むことがないように補強してい
る。
【0041】それぞれのワイヤステイの詳細を図4に示
す。ワイヤステイは、一端にフック31A を有するワイヤ
31と、一端にフック32A を有するワイヤ32とをターンバ
ックル35を介して連結するものである。
【0042】ワイヤ31はフック31A とは反対側の端末に
めすバックル37を有する。めすバックル37は、ワイヤ31
の端末に固着した円板体38と、円板体38の端面に係合す
る袋ナット状の外筒39とから構成されている。
【0043】ワイヤ32はフック32A とは反対側の端末
に、外周にねじ部36A を有する円柱状のおすバックル36
が固着されている。ワイヤ31のフック31A を六方向型ジ
ョイント21の半環部21C に係着する。一方ワイヤ32のフ
ック32A をワイヤ31を係着した六方向型ジョイント21と
は対角線上に配置された他の六方向型ジョイント21の半
環部21C に係着する。
【0044】そして、外筒39のねじ孔39A をおすバック
ル36のねじ部36A に螺合した後に、めすバックル37を螺
回して、ワイヤ31とワイヤ32とを連結し、それぞれのワ
イヤを張設するものとする。
【0045】なお、電子ユニット数量が少ない場合,或
いは後述するようなカバーをフレーム20に取着する場合
には、ワイヤステイをフレーム20に取着することは必ず
しも必要としない。
【0046】以下図5を参照しながらフレーム20に立架
する棚について詳述する。40は、それぞれの上部と下部
がほぼ直角に屈曲した一対の長い側面視コの字形縦柱板
41と、縦柱板41を架橋するように取着された複数(図で
は3枚)横桁42とからなる梯子形の前方棚である。
【0047】それぞれの縦柱板41の下端部には、フレー
ム20の前下側の水平用長稜線部材22に、上方から着座し
て係合するほぼ半筒形の下着座43A を設けてある。ま
た、それぞれの縦柱板41の上端部には、フレーム20の前
上側の水平用長稜線部材22に、下方から着座して係合す
るほぼ半筒形の上着座43B を設けてある。
【0048】45は、それぞれの上部と下部がほぼ直角に
屈曲した一対の長い側面視コの字形縦柱板46と、縦柱板
46を架橋するように取着された複数(図では3枚)横桁
47とからなる梯子形の後方棚である。
【0049】それぞれの縦柱板46の下端部には、フレー
ム20の後下側の水平用長稜線部材22に、上方から着座し
て係合するほぼ半筒形の下着座48A を有する。また、そ
れぞれの縦柱板46の上端部には、フレーム20の後上側の
水平用長稜線部材22に、下方から着座して係合するほぼ
半筒形の上着座48B を有する。
【0050】後方棚45は、それぞれの横桁47の上方に電
子ユニット1の背面側が当接するストッパ板49を有し、
さらにストッパ板49には、電子ユニット1の背面に突出
するねじ部材5が嵌入する孔49A を有する。
【0051】このような前方棚40及び後方棚45は、それ
ぞれの下着座を水平用長稜線部材22に位置合わせしてほ
ぼ垂直に立てた状態で、前述の2本の水平用長稜線部材
22と2本の水平用短稜線部材23と4個の六方向型ジョイ
ント21を組合せ連結した枠形の上部骨組を、水平用長稜
線部材が上着座43B に位置するように載せる。
【0052】そして、鉛直用稜線部材24を螺回すると、
下着座43A が下の水平用長稜線部材22に係合し、上着座
43B が上の水平用長稜線部材22に係合するので、フレー
ム20の前側の上・下の水平用長稜線部材22間に前方棚40
が介在し立架し、フレーム20の後側の上・下の水平用長
稜線部材22間に前方棚40に対向して後方棚45が介在し立
架する。
【0053】50は、正面視がアングル形で、立架した前
方棚40と後方棚45との距離に等しい長さのガイド板であ
る。ガイド板50の前後方向に長い水平板部51の前部及び
後部をそれぞれ下方に折曲げて、屈曲片52を設けてい
る。
【0054】なお、ガイド板50は、左右対称構造の2個
を有する。一方のガイド板50を前方棚40の横桁42の右端
部と後方棚45の横桁47の右端部に橋架するように上方か
ら嵌挿し、屈曲片52がそれぞれの横桁に係合するよう
に、ガイド板50を装着する。
【0055】又他方のガイド板50を前方棚40の横桁42の
左端部と後方棚45の横桁47の左端部に橋架するように上
方から嵌挿し、屈曲片52がそれぞれの横桁に係合するよ
うに、ガイド板50を装着する。
【0056】そして、電子ユニット1をガイド板50に載
せて押し込み、電子ユニット1のねじ部材5を後方棚45
のストッパ板49の孔49A に嵌挿し、ストッパ板49の裏面
側に突出したねじ部材5の先端部に、ナットを螺着し
て、電子ユニット1をフレーム20に固着している。
【0057】なお、背面側にねじ部材5を有しない電子
ユニット1は、前面側を前方棚40に固定する。電子ユニ
ット1と外部装置とを接続するには、下記のようにす
る。
【0058】フレーム後面(縦柱板46の後方)と電子ユ
ニット1との間のスペースを経て、ケーブルをフレーム
20内に引込み電子ユニット1の後面に導入し、電子ユニ
ット1のバックボードコネクタにケーブルコネクタをプ
ラグインして、電子ユニット1と外部装置とを接続す
る。
【0059】また、フレーム前面(前方棚40の前方)と
電子ユニット1との間のスペースを経て、ケーブルをフ
レーム20内に引込み電子ユニット1の前面に導入し、電
子ユニット1の前面側に配設したコネクタ(例えばプリ
ント配線板3に搭載したコネクタ)にケーブルコネクタ
をプラグインして、電子ユニット1と外部装置とを接続
する。
【0060】以下図6を参照しながら、前述のフレーム
に装着するカバー及び扉について説明する。図におい
て、70は、角筒材を4本溶接等して角形に組み合わせた
台枠である。
【0061】71は、フレーム20の後面に装着する浅い箱
形の背面カバーである。72は、フレーム20の上面に装着
する浅い箱形の上カバーである。80は、フレーム20の前
面に装着する片開き形または観音開き形の扉である。
【0062】台枠70の上側の壁材には、台足60を遊挿し
台足60を下側の壁材上に載置するための孔等を設けてあ
る。台枠70を床の所定の位置に設置(必要にアンカーボ
ルトを用いて台枠70を床に固定する)した後に、台足60
を台枠70の孔に挿入して、フレーム20を台枠70上に載置
する。
【0063】上カバー72は、主面板と、主面板の4辺の
それぞれをコの字形に折り曲げた縁板とからなる浅い箱
形で、主面板の4隅には、六方向型ジョイント21に対応
する位置に、それぞれボルト75の頸部を嵌挿する孔を配
設している。また、上カバー72は、主面板の形状を台枠
70の平面視の形状に等しくしてある。
【0064】上カバー72をフレーム20の上部に載せ、主
面板の内面を六方向型ジョイント21の突出体21A (上向
きの突出体)の端面に当接する。そして、ボルト75を突
出体21A のねじ孔21B に螺着して、上カバー72をフレー
ム20の上面に固着する。
【0065】背面カバー71は、主面板と、主面板の4辺
のそれぞれをコの字形に折り曲げた縁板とからなる浅い
箱形で、主面板の4隅には、六方向型ジョイント21に対
応する位置にそれぞれボルト75の頸部を嵌挿する孔を配
設している。
【0066】背面カバー71の高さ(主面板の高さ)は、
台枠70と上カバー72との間にしっくりと嵌入するような
高さである。背面カバー71をフレーム20の後面に位置合
わせし、主面板の内面を六方向型ジョイント21の突出体
21A (横向きの突出体)の端面に当接する。そして、ボ
ルト75を突出体21A のねじ孔21B に螺着して、背面カバ
ー71をフレーム20の後面に固着する。
【0067】なお、フレーム20の左右の側面には、背面
カバー71とほぼ同構造の側面カバー(図示省略)を装着
している。扉80は、主面板と主面板の4辺のそれぞれを
コの字形に折り曲げた縁板とからなる浅い箱形である。
【0068】扉80の擺動軸側の下縁板の隅に、台枠70に
垂設した固定ピン81の先端部が嵌入する孔を設けてい
る。また、扉80の上縁板の隅に、上縁板に平行するばね
着座板84を設け、このばね着座板84に固定ピン81の軸心
に一致するする孔を設け、この孔を遊挿し上先端部が上
カバー72の孔に嵌入する可動ピン82を設けている。この
可動ピン82は、ばね着座板84と上縁板との間に介在する
圧縮コイルばね83により常時上方に付勢されている。
【0069】したがって、扉80は、下部が固定ピン81を
介して、上部が可動ピン82を介して、フレーム20の前面
側に擺動自在に装着される。一方、扉80の開き側の縦縁
板に沿ってロッド(図示省略)を設け、公知の手段によ
り、扉80を閉じた時に、扉80をロックするようにしてい
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように構成された本発明
は、下記のような効果を有する。フレームが、8個の六
方向型ジョイントと六方向型ジョイントを介して連結自
在な12本の稜線部材とで構成されているので、個々の
軽量な素子に分離して運搬し得るので、運搬コストが小
さい。
【0071】また、稜線部材のねじ部を六方向型ジョイ
ントのねじ孔に、又は六方向型ジョイントのねじ部に稜
線部材のねじ孔を螺着することで、フレームが組立ら
れ、且つ前方棚,後方棚及びガイド板は、ボルドを用い
ることなくフレームに組み込まれるものであるから、電
子ユニット搭載架の組立が簡単である。
【0072】請求項3の発明は、前・後方棚の縦柱板が
側面視コの字形であるので、ケーブルを配線するスペー
スがフレーム内にでき、電子ユニットに接続するケーブ
ルの配線作業が容易となるばかりでなく、電子ユニット
搭載架の外観が良好となる。
【0073】また、請求項4の発明は、六方向型ジョイ
ントのねじ孔またはねじ部を利用して、カバーをフレー
ムに固着する構成であるので、カバーを取着する作業が
簡単であるばかりでなく、フレームの強度が補強される
という効果がある。
【0074】さらに、カバー取付け専用のねじ孔をフレ
ーム部材に設ける必要がないので、電子ユニット搭載架
の低コスト化に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のフレームの斜視図である。
【図3】フレームの要所を示す斜視図である。
【図4】ワイヤステイの詳細図である。
【図5】棚の斜視図である。
【図6】電子ユニット搭載架の断面図である。
【図7】従来例の斜視図である。
【図8】電子ユニットの斜視図である。
【符号の説明】
1 電子ユニット 2 シェルフ 10 架柱 20 フレーム 21 六方向型ジョイント 22 水平用長稜線
部材 23 水平用短稜線部材 24 鉛直用稜線部
材 30-1,30-2 ワイヤステイ 31,32 ワイヤ 35 ターンバックル 40 前方棚 45 後方棚 41,46 縦柱板 42,47 横桁 43A,48A 下着座 43B,48B 上着座 49 ストッパ板 50 ガイド板 60 台足 70 台枠 71 背面カバー 72 上カバー 75 ボルト 80 扉

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルフに電子部品が収容されてなる電
    子ユニットを、多段に搭載する電子ユニット搭載架であ
    って、 それぞれの両端部にねじ部を有し直方体状空間の稜線を
    構成する、4本の水平用長稜線部材,4本の水平用短稜
    線部材,4本の鉛直用稜線部材、及び該直方体状空間の
    それぞれの隅に配置され該稜線部材のねじ部が螺着する
    ことで直交する3本の該稜線部材の端部を着脱自在に連
    結する8個の六方向型ジョイントにより、直方体状に骨
    組されてなるフレームと、 一対の縦柱板及び該縦柱板を架橋するよう取着された複
    数の横桁とからなる梯子形で、該フレームの前側の上・
    下の水平用長稜線部材間に介在し立架する前方棚と、 一対の縦柱板及び該縦柱板を架橋するよう取着された複
    数の横桁とからなる梯子形で、該フレームの後側の上・
    下の水平用長稜線部材間に介在し立架する後方棚と、 搭載する該電子ユニットの底部を支持すべく、該前方棚
    の横桁と該後方棚の横桁とを連架するよう着脱自在に装
    着するガイド板とを、備えたことを特徴とする電子ユニ
    ット搭載架。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の稜線部材が、両端部にそ
    れぞれねじ孔を有するものであり、 請求項1記載の六方向型ジョイントが、それぞれの突出
    体の先端部に該稜線部材のねじ孔に螺着するねじ部を有
    するものであることを特徴とする電子ユニット搭載架。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の前方棚及び後方棚
    のそれぞれの縦柱板が、側面視コの字形であって、下端
    部に下側の水平用長稜線部材に上方から係合する下着座
    を有し、上端部に上側の水平用長稜線部材に下方から係
    合する上着座を有することを特徴とする電子ユニット搭
    載架。
  4. 【請求項4】 主面板の4辺にそれぞれ縁板を有する浅
    い箱形で、該主面板の4隅に、ボルトの頸部を嵌挿する
    孔又は稜線部材のねじ部が嵌入する孔を有するカバーを
    備え、 該主面板の内面が六方向型ジョイントの突出体の端面に
    当接し、該ボルトを該突出体のねじ孔に螺着するか、ナ
    ットを該稜線部材のねじ部に螺着して、該カバーがフレ
    ームに装着されてなることを特徴とする請求項1又は2
    記載の電子ユニット搭載架。
JP24528494A 1994-10-11 1994-10-11 電子ユニット搭載架 Withdrawn JPH08111593A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094271A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Toyo Commun Equip Co Ltd サブラックの支持構造
GB2406262A (en) * 2003-09-24 2005-03-30 Hewlett Packard Development Co Stackable rack frame with connectable support elements
US8020715B2 (en) 2007-05-17 2011-09-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Standalone open frame

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