JPH08110737A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08110737A
JPH08110737A JP6271820A JP27182094A JPH08110737A JP H08110737 A JPH08110737 A JP H08110737A JP 6271820 A JP6271820 A JP 6271820A JP 27182094 A JP27182094 A JP 27182094A JP H08110737 A JPH08110737 A JP H08110737A
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Hideaki Mochimaru
英明 持丸
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洋 駒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯電装置からファン装置に向けて導かれる通
風路を、露光光学装置から隔離される通風路にして、防
塵ガラスへのトナーや塵埃などの付着を防止すると共
に、専用ダクトなどを用いることなく、かかる通風路を
形成できるようにした画像形成装置を提供する。 【構成】 ファン装置39の作動によって、定着装置1
1から、空気排出口34に向かう通風路35が形成され
る。クリーニング装置6と露光光路29との間には、通
風路35に通じる今一つの通風路36が形成される。こ
の通風路36は、露光光路29に対してシール部材42
によって隔離されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファン装置を具備した
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ或いは
これらが組み合せられた複合機などから成る画像形成装
置において、所謂、電子写真方式を採用するものでは、
一方向に回転駆動されるドラム状の感光体や無端ベルト
状の感光体などの像担持体に対して、帯電や露光等を行
って、像担持体表面に所定の静電潜像を形成し、この静
電潜像をトナー像として可視像化すると共に、そのトナ
ー像を所定の用紙に転写して、用紙上のトナー像を定着
している。
【0003】この種の画像形成装置では、定着装置とし
て加熱方式のものを採用した場合、その定着装置から発
生する熱を機外に排出するために、或いは、帯電装置と
して、コロナ放電を行う例えば帯電チャージャを使用し
た場合、そのコロナ放電時に発生するオゾンガスを処理
するために、ファン装置を設け、これを回転作動させ
て、画像形成装置本体内外にわたる通風路を形成してい
る。
【0004】このような画像形成装置のうち、例えば、
レーザプリンタなどのような画像形成装置では、レーザ
光発生源や、ポリゴンミラー(回転多面鏡)や、レンズ
系などより成る露光光学系が、帯電チャージャなどの画
像形成プロセス機器からファン装置に向かう通風路に隣
り合っていたり、その露光光学系内に通風路が通るよう
に構成されていると、トナーや塵埃などが風に乗って、
露光光学系のミラーやレンズ系などの光学素子に付着
し、画像形成に悪影響を与えるようになり、画質が低下
する原因となる。
【0005】上述したような画像形成装置の他に、レー
ザ光発生源や、ポリゴンミラーや、レンズ系などより成
る露光光学系を筐体内に収め、露光走査光が出射する筐
体部分に、防塵ガラスのような光透過性の防塵部材を設
けた画像形成装置も提供されているが、この防塵部材を
通るように、前述の通風路を設けなければならない場
合、トナーや塵埃などが風に乗って、その防塵部材に付
着するようになり、矢張り画質が低下する原因となる。
【0006】なお、機内に排気ファンを設け、露光開口
部を通る空気流路を形成する技術として、特開平3−8
7843号公報によるものが既に提案されている。
【0007】ところで、先にも述べたように、定着装置
は用紙上に転写されたトナー像を定着するものである
が、かかる定着装置で加熱方式のものには、例えば一対
の互いに圧接するローラが用いられ、一方のローラは内
部に熱源をもつ加熱ローラとなっていて、他方のローラ
は、加熱ローラとの間で用紙を挟圧する加圧ローラとな
っている。
【0008】このようなローラの軸方向中央部に対し
て、前述のファン装置の設置位置が軸方向にズレている
と、加熱ローラの軸方向における温度が、一方の端部側
と他方の端部側とで異なるようになる。例えば加熱ロー
ラとして、この内部に熱源を内設したローラを用いた場
合、その発熱特性に合った温度分布を得ることができ
ず、定着むらなどを生じ、画質が低下する原因となる。
従来の画像形成装置においては、定着装置の長手方向中
央位置に合致するように、ファン装置を設置することに
ついて特に考慮が払われておらず、このため、そのよう
な定着むらなどが生じ易くなっていたのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、帯電装置からファン装置に向けて導かれる通風路
を、露光光学装置から隔離される通風路にして、防塵部
材や光学素子へのトナーや塵埃などの付着を防止すると
共に、専用ダクトなどを用いることなく、かかる通風路
を形成できるようにした画像形成装置を提供することに
ある。
【0010】本発明の第2の目的は、定着装置の長手方
向中央位置に対応させてファン装置を設置する構成とし
て、ファン装置を作動させたとき、定着温度分布のバラ
ンスが崩れないように、定着のための熱を用紙に投与で
きるようにした画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第1の目
的を達成するため、像担持体の表面を均一に帯電する帯
電装置と、露光光学装置から出射し前記像担持体に向か
う露光用走査光を通す露光光路と、露光用走査光による
露光によって像担持体表面に形成された静電潜像をトナ
ー像として可視像化する現像装置と、前記トナー像を用
紙に転写する転写装置と、前記露光光路の上位に設けら
れ、転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置
と、転写後に用紙上のトナー像を定着する定着装置と、
定着装置から画像形成装置本体の外部に向けて通風路が
形成されるように作動され、画像形成装置本体の端部に
設けた空気排出口に対向するように設けられたファン装
置とを具備した画像形成装置において、前記露光光路
と、クリーニング装置との間に、帯電装置から、前記通
風路に通じるように、今一つの通風路を設けると共に、
この今一つの通風路を、前記露光光路に対して隔離され
た通風路として構成した画像形成装置を提案する。
【0012】その際、今一つの通風路にオゾン除去部材
を設けると有利である。
【0013】又、本発明は、上記第2の目的を達成する
ため、像担持体の表面を均一に帯電する帯電装置と、露
光光学装置から出射し前記像担持体に向かう露光用走査
光を通す露光光路と、露光用走査光による露光によって
像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像として可
視像化する現像装置と、前記トナー像を用紙に転写する
転写装置と、前記露光光路の上位に設けられ、転写後の
像担持体表面を清掃するクリーニング装置と、転写後に
用紙上のトナー像を定着する定着装置と、定着装置から
画像形成装置本体の外部に向けて通風路が形成されるよ
うに作動され、画像形成装置本体の端部に設けた空気排
出口に対向するように設けられたファン装置とを具備し
た画像形成装置において、前記ファン装置を、定着装置
の長手方向であって用紙の搬送方向と直交する方向のほ
ぼ中央位置に対応するように配置した画像形成装置を提
案する。
【0014】又、上記各構成において、定着装置は、画
像形成装置本体に設けた空気取り入れ口に対向するよう
に設けられ、空気取り入れ口から定着装置近傍に至る通
風路は、定着装置に対して用紙の搬送方向上の上流側部
位の用紙搬送路と隔離されていると効果的である。
【0015】更に、上記各構成において、空気排出口
は、画像形成装置本体の操作面側と反対側の背面部に設
けられていると効果的である。
【0016】又、上記各構成において、空気排出口は、
画像形成装置の実質的最外郭部よりも内側の位置に設け
られていると有利である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0018】図1は、本発明一実施例の画像形成装置の
全体構成を示す垂直断面図であり、本例の画像形成装置
は電子写真プロセスを利用したレーザ式のプリンタとな
っている。図1において、符号100は画像形成装置本
体であるプリンタ本体を示し、本例では、この本体10
0が、図示していない載置面にセットされる固定機体1
25と、後述する可動機体25とを有している。固定機
体125の本体ケース1内には像担持体の一構成例であ
るドラム状の感光体2が設けられ、この感光体2の周囲
には、帯電装置の一例である帯電チャージャ3、現像装
置4、転写装置の一例である転写ローラ5、クリーニン
グ装置6等が配置されている。
【0019】また、感光体2の下方には、用紙7を収納
した給紙カセット8、給紙カセット8内の記録紙7を1
枚ずつ給紙する給紙ローラ9、給紙された記録紙7を所
定のタイミングで転写ローラ5側へ送り出す一対のレジ
ストローラ10a,10b等が設けられている。さら
に、感光体2の上方には、転写ローラ5によって用紙7
へ転写されたトナー像を定着する定着装置11、定着装
置11において画像定着が行われた用紙7を後述するス
タッカー部へ排紙する一対の排紙ローラ12a,12b
等が設けられている。
【0020】本体ケース1の一部である本体カバー1a
の上面部には、画像形成が行われた記録紙7が排紙され
るスタッカー部13が形成されている。また、本体ケー
ス1内における前記スタッカー部13の下方には、金属
製のケース14内に収納された電装部15が設けられて
おり、この電装部15は、コントローラ基板16及びコ
ントローラ基板16上に取付けられた各種の調整スイッ
チや制御ユニット(図示せず)等より構成されている。
さらに、コントローラ基板16の側方及び下方には電源
17や電装基板18などがそれぞれ設けられている。
又、電装部15の側方及び下方にわたって、密閉された
筐体19内に収められた露光光学装置20が設けられて
いる。
【0021】画像形成動作時に、感光体2は図1におけ
る反時計方向に回転駆動され、このとき、帯電チャージ
ャ3によるコロナ放電によって感光体2の表面が所定の
極性に均一に帯電される。一方、本例の露光光学装置2
0はレーザ光学系として構成され、ここから出射する光
変調されたレーザビームが、帯電された感光体2の表面
を照射し、これによって感光体2上に所定の静電潜像が
形成される。この静電潜像は、現像装置4を通るとき、
トナー像として可視像化される。レーザビーム、すなわ
ち露光用走査光による露光によって感光体表面に形成さ
れた静電潜像が、現像装置4によってトナー像として可
視像化されるのである。
【0022】一方、給紙カセット8内の1枚の用紙7が
給紙ローラ9の回転によって給送され、その用紙7はレ
ジストローラ10a,10bの回転によって所定のタイ
ミングで転写ローラ5と感光体2との間の転写部に送り
込まれ、ここで感光体2上に形成されたトナー像が用紙
7上に転写される。転写ローラ5が感光体4上のトナー
像を用紙7に転写するのである。トナー像転写後の感光
体表面はクリーニング装置6によって清掃される。
【0023】トナー像を転写された用紙7は定着装置1
1へ向けて搬送される。定着装置11は一対の定着ロー
ラ27,28を有し、一方の定着ローラ27は内部に図
示していない熱源(ヒータ)を有した熱定着ローラとな
っていて、他方の定着ローラ28は熱源を有さず加圧ロ
ーラとして機能するものとなっている。両定着ローラ2
7,28は互いに接触しながら図1に矢印で示した方向
にそれぞれ回転し、その間に用紙7が送り込まれ、この
とき定着ローラ27,28から受ける熱と圧力の作用で
トナー像が用紙7上に定着される。このように定着装置
11は、トナー像転写後に、用紙7上のトナー像を定着
する用をなす。定着ローラ27,28の間を出た用紙7
は、排紙ローラ12a,12bによってスタッカー部1
3へ排出される。
【0024】なお、前記スタッカー部13には、排紙さ
れた用紙7の排紙方向先端部を支えるための用紙支え部
材21が、用紙7の排紙方向にそってスライド自在に設
けられている。なお、この用紙支え部材21は、水平部
21aと垂直部21bとにより略L字形に形成されてお
り、本体カバー1aには水平部21aが挿入される挿入
ガイド部22が形成されている。
【0025】ここで、図示した画像形成装置において
は、前述のようにプリンタ本体100の固定機体125
に対して、回動開閉自在にヒンジ連結された可動機体2
5を有している。具体的には、可動機体25は、その下
部のヒンジ軸26を介して固定機体125にヒンジ連結
され、この軸26の周りに回動開閉自在となっている。
例えば、ヒンジ軸26が固定機体125の側に固定さ
れ、この軸26に可動機体25が枢着される。図2はそ
の開放状態を示す。
【0026】図1において、感光体2、帯電チャージャ
3、現像装置4及びクリーニング装置6などはカートリ
ッジとして一体化され、消耗品として交換可能となって
いる。図2において符号200で示すものは、そのカー
トリッジであり、この寿命が来たときは、可動機体25
をヒンジ軸26の周りに図2の位置まで回動開放し、当
該カートリッジ200を固定機体125から取り出す。
【0027】ここで、図1において符号29で示すもの
は、露光光学装置20から出射し、感光体2に向かう露
光用走査光を通す露光光路である。すなわち、露光光学
装置20を収めた筐体19には、感光体2と対向する部
分に、防塵部材の一例である防塵ガラス31が設けら
れ、露光光路29は、その防塵ガラス31から出射した
露光用走査光を通すためのものである。露光光路29
は、現像装置4の上壁を兼ねるカートリッジ200の壁
部41aと、この壁部41aよりも上方に位置するカー
トリッジ200の壁部41bとによって区画されてい
る。図1に示すように帯電チャージャ3とクリーニング
装置6は、その露光光路29の上位に設けられ、そのク
リーニング装置6の上方に定着装置11が位置してい
る。
【0028】画像形成装置本体の一部、本例において
は、可動機体25のケーシング32に、空気取り入れ口
33が設けられていて、定着装置11は、その空気取り
入れ口33に対向するように、設けられている。一方、
プリンタ本体100の端部、本例においては、可動機体
25と反対側の本体ケース1の部位に空気排出口34が
設けられ、この空気排出口34と対向したプリンタ本体
内には、定着装置11からプリンタ本体の外部に向けて
通風路35が形成されるように回転作動されるファン装
置39が設けられている。
【0029】ここで、本例の特徴とするところは、露光
光路29とクリーニング装置6との間に、帯電チャージ
ャ3の如き帯電装置から通風路35に通じるように、今
一つの通風路36を設けると共に、この今一つの通風路
36を、露光光路29に対して隔離される通風路として
構成する点にある。
【0030】ここでかかる構成を説明するに当たって、
先ずプリンタ本体内における空気の流れについて述べ
る。
【0031】ファン装置39は、これが回転することに
よって、空気排出口34よりプリンタ本体内の空気を強
制的に排出する。この際の空気の流れの通風路は大きく
3つに大別することができる。一つは定着装置11の近
傍から空気排出口34に向かう通風路35であり、今一
つは、帯電チャージャ3から通風路35に至って、ここ
に合流する通風路36であり、更に、今一つは電装部1
5から空気排出口34に向かう通風路37である。
【0032】このうちの通風路36に着目するに、この
通風路36を露光光路29から隔離される通風路としな
いと、防塵ガラス31にトナーや塵埃などが付着し易く
なり、レーザ光の透過などに支障を来たしたりして、画
質が低下する原因となる。
【0033】帯電チャージャ3の近くには、現像装置4
やクリーニング装置6などが隣り合って配備されている
ために、これらの装置部から浮遊しているトナーが、通
風路36を通る風に乗って防塵ガラス31の方に導かれ
てしまい、この防塵ガラス31に付着し、これがトナー
で汚れ易くなるのである。又、通風路36内の塵埃など
も付着し易くなる。
【0034】図1に示した通風路36は、クリーニング
装置の底壁を兼ねるカートリッジ200の壁部41c
と、前述の壁部41bとによって区画され、しかもこれ
ら壁部41b,41cを構成するクリーニング装置6の
ケーシング41と、露光光学装置20の筐体19との間
には、例えばスポンジ等の弾性体より成るシール部材4
2が設けられている。このシール部材42と壁部41b
は、露光光路29と通風路36を互いに隔離している。
【0035】本例においては、このように露光光路29
が通風路36に対して隔離されるので、防塵ガラス31
にトナーや塵埃が付着しにくくなり、画質が悪化するの
を防止することができる。又、メインの通風路35に対
しても、ケーシング41によって露光光路29が隔離さ
れるので、通風路35を通る風に乗ったトナーや塵埃な
どの防塵ガラス31への付着も防止できる。更に、シー
ル材42が無い場合に、通風路35や36を通る風の影
響で露光光路29に気流を生じ、この光路中のトナーや
塵埃などが防塵ガラス31に付着するおそれがあるが、
シール材42を設け、露光光路29を各通風路に対して
遮断すると、そのようなトナーや塵埃などの防塵ガラス
への付着を防止できる。
【0036】又、本例においては、通風路36がクリー
ニング装置6と露光光路29との間に設けられ、これら
の壁部41c,41bの間に通風路36が形成されてい
るので、専用のダクトなどを不用のものとすることがで
き、画像形成装置の構成を簡素化できるばかりでなく、
そのコストを引き下げることができる。通風路36は、
画像形成装置に必ず必要とされるクリーニング装置6の
壁部41cと、露光光路29を区画する壁部41bとに
よって形成されているので、通風路36を形成するため
の専用ダクトが不要となるのである。
【0037】ところで、図4は図1のX−X線に沿う部
分概略断面図であるが、この図において、本体カバー1
a(図1)には、内側にリブ状に一対の通風ガイド部材
43,44が一体形成されていて、これらの通風ガイド
部材は、ファン装置39に向けてその間隔が漸次、狭め
られるように傾斜している。かような通風ガイド部材4
3,44によって、各通風路35,36を流れる風はフ
ァン装置39に向かって効率よく流れることとなる。
【0038】ファン装置39は、先にも述べたように、
機内の空気を外部に排出する働きをし、定着装置11や
電装部15などから出る熱を機外に逃がすと共に、帯電
チャージャ3から出るオゾンガスを感光体周りで滞留さ
せないようにする。
【0039】帯電チャージャ3をコロナ放電させること
によって、感光体2の表面が均一に帯電されるのである
が、この際、オゾンガスが発生し易くなる。このような
オゾンガスの濃度が高くなり、このような濃度の高くな
ったオゾンガスが感光体表面に滞留すると、画像がかす
れたりして、画質が低下する原因となる。
【0040】そこで、前述したような気流に乗せて、か
かるオゾンガスを感光体部位から排出し、感光体の周り
のオゾンガスの濃度を低下させているのである。
【0041】図3に示すように、帯電チャージャ3はケ
ーシング3Aとチャージャワイヤ3Bとから主に構成さ
れ、ケーシング3Aの背面壁部3A1にはオゾン分解剤
を有するオゾン除去部材(例えばオゾンフィルタ)45
が取り付けられている。このオゾン除去部材45は、帯
電チャージャ3に対して通風路36(図1)を流れる風
の下流側に置かれるため、今一つの通風路36に設けら
れることとなる。このオゾン除去部材45を、帯電チャ
ージャ3よりも、より一層下流側の通風路36の部分に
設けてもよい。
【0042】かようなオゾン除去部材45を通風路36
に設けることにより、オゾンガスの機外への排出を抑え
ることができる。ファン装置39の作用によって、感光
体2の近くにオゾンガスを滞留させにくくすることがで
きるので、画像のカスレなどが生じにくくなり、画質を
悪化させないようにすることができるのであるが、この
際、オゾンガスの機外への排出を抑えることができるの
である。なお、オゾン除去部材45を帯電チャージャ3
の方に設けることにより、それをファン装置39の方に
設ける必要がなくなる。この他、かようなオゾン除去部
材45はカートリッジ200(図2)に設けられること
になるため、このカートリッジ200を交換したとき、
自動的に新品のものが備え付けられることになり、わざ
わざ、かかるオゾン除去部材を交換する必要がなくなっ
て好都合である。
【0043】図1に示す如く、空気取り入れ口33から
定着装置11近傍に至る通風路については、定着装置1
1に対して用紙7の搬送方向上の上流側の部位の用紙搬
送路より、隔離されるものとなっている。通風路35を
通る空気(風)は、先ず空気取り入れ口33から入り、
開口46,47を通って空気排出口34に向かうのであ
るが、定着装置11の部位を通る風の通路は、定着装置
11よりも用紙搬送上の下流側となっていて、上流側の
用紙搬送路とは、定着装置11のケーシング48や定着
ローラ27,28によって隔離されているのである。
【0044】定着装置11に向かう用紙7上のトナー像
は未定着のものとなっていて、用紙7が、定着装置11
の近傍を通る気流の影響で、ばたつくと、用紙7がプリ
ンタ本体の一部に接触したりしてその未定着のトナー像
が乱されるおそれがある。上述した如く、定着装置11
を通る通風路を、定着装置上流側の用紙搬送路に対し
て、隔離すると、そのような気流の影響によって、未定
着トナー像を担持した用紙7がばたつくことがなくな
り、未定着トナー像を乱さないようにすることができ
る。
【0045】ところで、図1において、当該プリンタの
操作面側はAの側となっている。空気排出口34を、同
図に示すように、操作面側Aと反対のプリンタ本体背面
部の方に設けると、プリンタ本体を、この背面が壁側に
くるように設置した場合、周囲の人やオペレータなど
に、空気排出口34から出た風が当らなくなり、それら
の人に不快感を与えることがない。
【0046】図1に示したプリンタにあっては、操作面
側Aから見て背面側に給紙カセット8の終端部Zがあ
る。すなわち、プリンタ本体100の実質的な外郭部は
Z部となるのである。ここで、上側の用紙支え部材21
が矢印方向aに動かされ、それが長い用紙のストッパと
して、Z′位置まで引き出された場合、今度は、実質的
な外郭部はZよりも図示左側へ寄ったZ′部分となる。
【0047】いずれにしても、ZやZ′の領域は、当該
プリンタを使う上での必要なスペースとなり、画像形成
装置の実質的な最外郭部となるものであるが、図1に示
した実施例では、空気排出口34が、実質的最外郭部
Z,Z′よりも内側の位置に設けられている。この構成
によれば、外郭部Z,Z′のどちらを室内の壁などの障
害物にくっつけても、ファン装置39としては、その壁
から所定距離だけ遠ざかるので、排風効率を低下させる
ことがない。又、空気排出口34が壁でふさがれるよう
なことがなくなるので、プリンタ本体内が過度に温度上
昇するのを防ぐことができる。例えば、機内温度が過度
に上昇すると、コントローラ基板16や電装基板18な
どに影響が出るが、このようなことが無くなるのであ
る。いずれにしても、画像形成装置の実質的な外郭部よ
りも突出しないように、空気排出口34を設置すればよ
く、かかる構成は、空気排出口34を、画像形成装置本
体の背面部以外の部位に設けたときも適用できるもので
ある。
【0048】又、図示した画像形成装置においては、フ
ァン装置39が定着装置11の長手方向であって、用紙
7の搬送方向と直交する方向のほぼ中央位置に対応する
ように配置されている。
【0049】定着装置11は、例えば一対の定着ローラ
27,28で構成されるのであるが、図4に示す如く、
そのローラの軸方向中央部CLに合致するようにファン
装置39を設ける。この場合、厳密に合致させなくて
も、略合致する設置形態であってもよい。
【0050】ここで、図5(平面図)に示すように、フ
ァン装置39の設置位置を、定着ローラ27(他方の定
着ローラは不図示)の軸方向中央部CLから外し、例え
ばb方向に片寄らせると、定着ローラ27の端部27A
側では風量が多くなるため、定着のための温度が低くな
る傾向となり、端部27B側では風量が少なくなるた
め、その温度が高くなる傾向となる。各端部で温度に差
を生じるようになるのである。
【0051】今、定着ローラ27が加熱定着ローラであ
るものとして、この内部には熱源、すなわちヒータが設
けられているのであるが、上述したような片寄りがある
と、その熱源の発熱特性に合った温度分布で、定着ロー
ラ27を発熱させることができず、定着むらなどを生じ
たりする。
【0052】ファン装置39を、図4に示すように定着
ローラ27の軸方向中央部CLと合致するように設置す
ると、かような発熱特性に合った温度分布で定着ローラ
27を加熱させることができる。すなわち、かかる温度
分布で用紙に熱を投与できるのである。これによって定
着むらなどを生じにくくすることができる。
【0053】この他、図5に示す配置形態では、各端部
27A,27Bでの温度差をなくすために、通風路とし
て矢印E方向のものの他、これと直交するF方向の通風
路が必要となる。すなわち曲げた通風路が必要となり、
かようなものが存在すると、通風効率も悪くなり、通風
路構成も複雑になる。かような点が本例においては解消
されるのである。
【0054】本発明は、レーザプリンタ以外の各種の画
像形成装置にも、広く適用できるものである。
【0055】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、帯電装
置から導かれる通風路が露光光路に対して隔離され、通
風路を流れる風に乗ったトナーや塵埃が露光光路に入り
込むのを防止したり、或いは、露光光路に気流を生じな
いようにしたりすることができるので、通風路や露光光
路などにあるトナーや塵埃などを、露光光学装置に設け
た防塵部材等に付着させないようにすることができ、画
質が悪化するのを防止できる。又、専用の通風ダクトを
不要にできるので、画像形成装置の構成を簡素化でき、
そのコストを引き下げることができる。
【0056】請求項2に記載の構成によれば、ファン装
置近傍に、オゾンガス除去手段を設けることなしに、オ
ゾンガスの機外への排出を抑えることができる。
【0057】請求項3に記載の構成によれば、ファン装
置を作動させても、定着装置の温度分布を狂わせないよ
うにすることができるので、定着むらなどの発生を防止
でき、画質を一段と向上させることができる。
【0058】請求項4に記載の構成によれば、定着装置
に向かう用紙の表面に形成されている未定着トナー像を
乱さないようにすることができる。
【0059】請求項5に記載の構成によれば、画像形成
装置周りにいる人や、オペレータなどに、画像形成装置
本体外に排出された風が当たらず、不快感などを与える
ことがなくなる。
【0060】請求項6に記載の構成によれば、画像形成
装置の近くに壁などの障害物があっても空気排出口から
の風の流出効率が低下する不具合を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置の全体構成を示
す垂直断面図である。
【図2】同上画像形成装置の可動機体を開放させた状態
を示す垂直断面図である。
【図3】オゾン除去部材を付設した帯電チャージャの断
面図である。
【図4】図1のX−X線に沿う概略断面図である。
【図5】ファン装置の設置位置を、定着装置に対してず
らした場合に生じる不具合を説明するためのファン装置
と定着装置との位置関係を示す平面図である。
【符号の説明】
2 像担持体としてのドラム状の感光体 3 帯電装置としての帯電チャージャ 4 現像装置 5 転写装置としての転写ローラ 6 クリーニング装置 7 用紙 11 定着装置 20 露光光学装置 29 露光光路 33 空気取り入れ口 34 空気排出口 35 通風路 36 今一つの通風路 39 ファン装置 45 オゾン除去部材 100 本体 A 操作面側 Z 外郭部 Z′ 外郭部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体の表面を均一に帯電する帯電装
    置と、露光光学装置から出射し前記像担持体に向かう露
    光用走査光を通す露光光路と、露光用走査光による露光
    によって像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像
    として可視像化する現像装置と、前記トナー像を用紙に
    転写する転写装置と、前記露光光路の上位に設けられ、
    転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置と、
    転写後に用紙上のトナー像を定着する定着装置と、定着
    装置から画像形成装置本体の外部に向けて通風路が形成
    されるように作動され、画像形成装置本体の端部に設け
    た空気排出口に対向するように設けられたファン装置と
    を具備した画像形成装置において、前記露光光路と、ク
    リーニング装置との間に、帯電装置から、前記通風路に
    通じるように、今一つの通風路を設けると共に、この今
    一つの通風路を、前記露光光路に対して隔離された通風
    路として構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 今一つの通風路にオゾン除去部材を設け
    た請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 像担持体の表面を均一に帯電する帯電装
    置と、露光光学装置から出射し前記像担持体に向かう露
    光用走査光を通す露光光路と、露光用走査光による露光
    によって像担持体表面に形成された静電潜像をトナー像
    として可視像化する現像装置と、前記トナー像を用紙に
    転写する転写装置と、前記露光光路の上位に設けられ、
    転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置と、
    転写後に用紙上のトナー像を定着する定着装置と、定着
    装置から画像形成装置本体の外部に向けて通風路が形成
    されるように作動され、画像形成装置本体の端部に設け
    た空気排出口に対向するように設けられたファン装置と
    を具備した画像形成装置において、前記ファン装置を、
    定着装置の長手方向であって用紙の搬送方向と直交する
    方向のほぼ中央位置に対応するように配置したことを特
    徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 定着装置は、画像形成装置本体に設けた
    空気取り入れ口に対向するように設けられ、空気取り入
    れ口から定着装置近傍に至る通風路は、定着装置に対し
    て用紙の搬送方向上の上流側部位の用紙搬送路と隔離さ
    れている請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 空気排出口は、画像形成装置本体の操作
    面側と反対側の背面部に設けられている請求項1乃至4
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 空気排出口は、画像形成装置の実質的最
    外郭部よりも内側の位置に設けられている請求項1乃至
    5のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11202580A (ja) * 1998-01-08 1999-07-30 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010197966A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Canon Inc 画像形成装置
JP2010230945A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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