JPH0811037Y2 - 同期モータの逆転防止機構 - Google Patents
同期モータの逆転防止機構Info
- Publication number
- JPH0811037Y2 JPH0811037Y2 JP1989083255U JP8325589U JPH0811037Y2 JP H0811037 Y2 JPH0811037 Y2 JP H0811037Y2 JP 1989083255 U JP1989083255 U JP 1989083255U JP 8325589 U JP8325589 U JP 8325589U JP H0811037 Y2 JPH0811037 Y2 JP H0811037Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synchronous motor
- stopper
- stopper member
- flywheel
- reverse rotation
- Prior art date
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-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/10—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
- H02K7/118—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with starting devices
- H02K7/1185—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with starting devices with a mechanical one-way direction control, i.e. with means for reversing the direction of rotation of the rotor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は同期モータの回転方向を規制するための逆転
防止機構に関する。
防止機構に関する。
(従来の技術) 特に、インダクタタイプの同期モータは、その始動時
に入力電源波形の極性によっていずれの方向へも回転す
る特性をもっているので、この種の同期モータを駆動源
として例えば減速ギヤ機構を介して負荷を制御するよう
な場合には、通常、同期モータを所定方向に回転させる
必要から逆転防止機構が設けられている。
に入力電源波形の極性によっていずれの方向へも回転す
る特性をもっているので、この種の同期モータを駆動源
として例えば減速ギヤ機構を介して負荷を制御するよう
な場合には、通常、同期モータを所定方向に回転させる
必要から逆転防止機構が設けられている。
従来の逆転防止機構を第8図及び第9図に示す。即
ち、1は減速ギヤ機構の初段のギヤであり、これは焼結
合金でフライホイール2と一体に形成されている。そし
て、フライホイール2の下面には取付突部2a,2aが突設
されている。3はりん青銅板ばね製の係止部材であり、
これは有端の略円環状をなし、基端部3aから先端部たる
係止部3bに向かうに従って順次下方に指向するようにな
っている。そして、基端部3aには取付孔3c,3cが形成さ
れていて、係止部材3は、この取付孔3c,3cをフライホ
イール2の取付突部2a,2aに嵌合さえた上でその取付突
部2a,2aをかしめることによって、フライホイール2に
取付けられている。
ち、1は減速ギヤ機構の初段のギヤであり、これは焼結
合金でフライホイール2と一体に形成されている。そし
て、フライホイール2の下面には取付突部2a,2aが突設
されている。3はりん青銅板ばね製の係止部材であり、
これは有端の略円環状をなし、基端部3aから先端部たる
係止部3bに向かうに従って順次下方に指向するようにな
っている。そして、基端部3aには取付孔3c,3cが形成さ
れていて、係止部材3は、この取付孔3c,3cをフライホ
イール2の取付突部2a,2aに嵌合さえた上でその取付突
部2a,2aをかしめることによって、フライホイール2に
取付けられている。
而して、上記ギヤ1は同期モータのシャフト(いずれ
も図示せず)に嵌合固定されていて、起動時にシャフト
が所定方向とは逆方向に回転されると係止部材3の係止
部3bが同期モータのフレームに取付けられた図示しない
ストッパ部に弾性的に係止され、その弾性反力により同
期モータのシャフトを所定方向に回転させる。
も図示せず)に嵌合固定されていて、起動時にシャフト
が所定方向とは逆方向に回転されると係止部材3の係止
部3bが同期モータのフレームに取付けられた図示しない
ストッパ部に弾性的に係止され、その弾性反力により同
期モータのシャフトを所定方向に回転させる。
(考案が解決しようとする課題) 従来の構成では、係止部材3をフライホイール2にか
しめにより取付けるようにしているので、係止部材3に
変形を生じ易く、同期モータの逆転時に係止部3bがスト
ッパ部に係止しなかったり或いは充分に係止しなかった
りすることがあり、逆転防止機能が損なわれる。
しめにより取付けるようにしているので、係止部材3に
変形を生じ易く、同期モータの逆転時に係止部3bがスト
ッパ部に係止しなかったり或いは充分に係止しなかった
りすることがあり、逆転防止機能が損なわれる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、確実な逆転防止機能を得ることができる同期モータ
の逆転防止機構を提供するにある。
は、確実な逆転防止機能を得ることができる同期モータ
の逆転防止機構を提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、同期モータのシャフトの周りに位置してフ
レームと適宜の静止部位との間にばね性を付与したスト
ッパ部を一体に形成したストッパ部材を位置決め手段を
介して挾持固定し、金属製のフライホイール部の中央部
に合成樹脂製のギヤ部を一体に成形してなり前記フライ
ホイール部の外周に係止部が切起し形成された回転体を
前記同期モータのシャフトに固定し、前記同期モータが
所定方向とは逆方向に回転された時に前記回転体の係止
部がストッパ部材のストッパ部に係止させる構成に特徴
を有する。
レームと適宜の静止部位との間にばね性を付与したスト
ッパ部を一体に形成したストッパ部材を位置決め手段を
介して挾持固定し、金属製のフライホイール部の中央部
に合成樹脂製のギヤ部を一体に成形してなり前記フライ
ホイール部の外周に係止部が切起し形成された回転体を
前記同期モータのシャフトに固定し、前記同期モータが
所定方向とは逆方向に回転された時に前記回転体の係止
部がストッパ部材のストッパ部に係止させる構成に特徴
を有する。
(作用) 本考案の同期モータの逆転防止機構によれば、ストッ
パ部材のストッパ部にばね性をもたせて、このストッパ
部材を同期モータのフレームと適宜の静止部位との間に
挾持固定するようにしたので、ストッパ部材特にストッ
パ部に変形を生ずることはなく、同期モータの逆転時に
は回転体の係止部がストッパ部材のストッパ部に確実に
係止される。そして、回転体のフライホイール部は金属
製であるので、充分にフライホイール効果を得ることが
できる。
パ部材のストッパ部にばね性をもたせて、このストッパ
部材を同期モータのフレームと適宜の静止部位との間に
挾持固定するようにしたので、ストッパ部材特にストッ
パ部に変形を生ずることはなく、同期モータの逆転時に
は回転体の係止部がストッパ部材のストッパ部に確実に
係止される。そして、回転体のフライホイール部は金属
製であるので、充分にフライホイール効果を得ることが
できる。
(実施例) 以下、本考案の第1の実施例につき第1図乃至第6図
を参照しながら説明する。
を参照しながら説明する。
先ず、第1図において、11は周知のインダクタタイプ
の周期モータであり、以下これについて述べる。12は上
端を閉塞した円筒状のフレームであり、その下端開放部
にはこれを閉塞するように端板13がかしめ手段により取
付けられている。フレーム12及び端板13間には磁極歯14
が配置されており、の磁極歯14の上壁及びフレーム12の
上壁の中央部には軸受15が嵌合固定され、磁極歯14の下
壁及び端板13の中央部には軸受16が嵌合固定されてい
る。17は磁極歯14内に配置されたロータであり、そのシ
ャフト18は前記軸受15及び16に支承されている。この場
合、シャフト18の上端部は軸受15よりも上方に突出され
ている。19,20はロータ17と軸受15,16との間に介装され
たワッシャである。21は巻枠22に巻装されたステータコ
イルであり、これは磁極歯14の外周に位置してフレーム
12及び端板13間に配設されて図示しない入力端子から交
流電流が通電されるようになっている。そして、このよ
うに構成された同期モータ11の端板13の下面には円環状
のクッション部材23が接着により取付けられており、こ
のクッション部材23はケース24の内底面に接着により取
付けられている。
の周期モータであり、以下これについて述べる。12は上
端を閉塞した円筒状のフレームであり、その下端開放部
にはこれを閉塞するように端板13がかしめ手段により取
付けられている。フレーム12及び端板13間には磁極歯14
が配置されており、の磁極歯14の上壁及びフレーム12の
上壁の中央部には軸受15が嵌合固定され、磁極歯14の下
壁及び端板13の中央部には軸受16が嵌合固定されてい
る。17は磁極歯14内に配置されたロータであり、そのシ
ャフト18は前記軸受15及び16に支承されている。この場
合、シャフト18の上端部は軸受15よりも上方に突出され
ている。19,20はロータ17と軸受15,16との間に介装され
たワッシャである。21は巻枠22に巻装されたステータコ
イルであり、これは磁極歯14の外周に位置してフレーム
12及び端板13間に配設されて図示しない入力端子から交
流電流が通電されるようになっている。そして、このよ
うに構成された同期モータ11の端板13の下面には円環状
のクッション部材23が接着により取付けられており、こ
のクッション部材23はケース24の内底面に接着により取
付けられている。
一方、25は回転体であり、以下これについて第1図乃
至第6図に従って述べる。26は円形状をなすフライホイ
ール部であり、これは金属板例えば黄銅板をプレス打抜
き加工して形成されたもので、中央部には4個の貫通孔
26aが形成されている。27はギヤ部であり、これはフラ
イホイール部26における中央部の上面に合成樹脂により
一体に形成されたものである。そして、フライホイール
部26における中央部の下面には上記一体成形時に保持用
リング部28が形成されており、これは前記貫通孔26aに
充填された連結部29によりギヤ部27に連結されている。
このように構成された回転体25は同期モータ11における
シャフト18の上端部に嵌合固定され、ギヤ部27はシャー
シ30に支承された次段の合成樹脂製のギヤ31に噛合され
るようになっている。そして、ギヤ部27及びギヤ31は他
の複数個の合成樹脂製のギヤ(図示せず)とともに減速
ギヤ機構32を構成するようになっている。尚、減速ギヤ
機構32の最終段のギヤは適宜の負荷に連係されている。
至第6図に従って述べる。26は円形状をなすフライホイ
ール部であり、これは金属板例えば黄銅板をプレス打抜
き加工して形成されたもので、中央部には4個の貫通孔
26aが形成されている。27はギヤ部であり、これはフラ
イホイール部26における中央部の上面に合成樹脂により
一体に形成されたものである。そして、フライホイール
部26における中央部の下面には上記一体成形時に保持用
リング部28が形成されており、これは前記貫通孔26aに
充填された連結部29によりギヤ部27に連結されている。
このように構成された回転体25は同期モータ11における
シャフト18の上端部に嵌合固定され、ギヤ部27はシャー
シ30に支承された次段の合成樹脂製のギヤ31に噛合され
るようになっている。そして、ギヤ部27及びギヤ31は他
の複数個の合成樹脂製のギヤ(図示せず)とともに減速
ギヤ機構32を構成するようになっている。尚、減速ギヤ
機構32の最終段のギヤは適宜の負荷に連係されている。
さて、33は逆転防止機構であり、以下これについて第
1図乃至第6図に従って述べる。34は係止部であり、こ
れは前記回転体25におけるフライホイール部26の外周に
下方への切起しにより形成されている。35はストッパ部
材であり、これは合成樹脂で円環状に形成された基部35
aを備えており、この基部35aには位置決め手段として上
下に突出する複数個例えば3個の係合突部36が一体形成
されている。又、この基部35aにはこれよりも薄肉な有
端の円環状をなすばね部35bが一体成形されており、こ
れは基部35a内に位置して基端部35cにおいて該基部35a
に連結されており、先端部に斜め上方に指向するストッ
パ部37が形成されている。そして、このストッパ部材35
は同期モータ11におけるフレーム12の上壁に載置され、
その3個の係合突部36の下側が該フレーム12の上壁に形
成された位置決め手段たる3個の係合孔38に嵌合されて
いるとともに、3個の係合突部36の上側が前記シャーシ
30に形成された位置決め手段たる3個の係合孔39に嵌合
され、以て、ストッパ部材35の基部35aがフレーム12の
上壁と適宜の静止部位たるシャーシ30とによって挾持固
定されている。この場合、ストッパ部材35のストッパ部
37は、回転体25におけるフライホイール部26の下面に接
触するようになっているとともに、その係止部34の回転
軌跡上に位置するようになっている。尚、40はシャーシ
30に形成された挿通孔部であり、これを通して回転体25
がシャーシ30の上方に突出される。
1図乃至第6図に従って述べる。34は係止部であり、こ
れは前記回転体25におけるフライホイール部26の外周に
下方への切起しにより形成されている。35はストッパ部
材であり、これは合成樹脂で円環状に形成された基部35
aを備えており、この基部35aには位置決め手段として上
下に突出する複数個例えば3個の係合突部36が一体形成
されている。又、この基部35aにはこれよりも薄肉な有
端の円環状をなすばね部35bが一体成形されており、こ
れは基部35a内に位置して基端部35cにおいて該基部35a
に連結されており、先端部に斜め上方に指向するストッ
パ部37が形成されている。そして、このストッパ部材35
は同期モータ11におけるフレーム12の上壁に載置され、
その3個の係合突部36の下側が該フレーム12の上壁に形
成された位置決め手段たる3個の係合孔38に嵌合されて
いるとともに、3個の係合突部36の上側が前記シャーシ
30に形成された位置決め手段たる3個の係合孔39に嵌合
され、以て、ストッパ部材35の基部35aがフレーム12の
上壁と適宜の静止部位たるシャーシ30とによって挾持固
定されている。この場合、ストッパ部材35のストッパ部
37は、回転体25におけるフライホイール部26の下面に接
触するようになっているとともに、その係止部34の回転
軌跡上に位置するようになっている。尚、40はシャーシ
30に形成された挿通孔部であり、これを通して回転体25
がシャーシ30の上方に突出される。
次に、本実施例の作用につき説明する。
今、同期モータ11のステータコイル21が通電されるこ
とにより同期モータ11が起動されてシャフト18が所定方
向たる矢印A方向に回転されると、その回転はギヤ部27
及びギヤ31を備えた減速ギヤ機構32に伝達される。この
場合、シャフト18とともに回転される回転体25における
フライホイール部26の係止部34がストッパ部材35のスト
ッパ部37に遭遇すると、第4図に示すように、係止部34
はその下面34aがストッパ部37を押圧して弾性変形させ
ながら通過するようになる。
とにより同期モータ11が起動されてシャフト18が所定方
向たる矢印A方向に回転されると、その回転はギヤ部27
及びギヤ31を備えた減速ギヤ機構32に伝達される。この
場合、シャフト18とともに回転される回転体25における
フライホイール部26の係止部34がストッパ部材35のスト
ッパ部37に遭遇すると、第4図に示すように、係止部34
はその下面34aがストッパ部37を押圧して弾性変形させ
ながら通過するようになる。
さて、前述したような同期モータ11の起動時にシャフ
ト18が所定方向(矢印A方向)とは反対方向の矢印B方
向に回転されると、第3図に示すように、回転体25の係
止部34がストッパ部材35のストッパ部37に遭遇した時に
該ストッパ部37に係止されるようになり、この係止によ
りばね部35bが撓み変形してばね力を蓄勢する。そし
て、そのばね部35bのばね力の反力により回転体25には
矢印B方向とは反対方向即ち矢印A方向への回転力が与
えられ、従って、シャフト18は所定方向たる矢印A方向
に回転し始めることになる。
ト18が所定方向(矢印A方向)とは反対方向の矢印B方
向に回転されると、第3図に示すように、回転体25の係
止部34がストッパ部材35のストッパ部37に遭遇した時に
該ストッパ部37に係止されるようになり、この係止によ
りばね部35bが撓み変形してばね力を蓄勢する。そし
て、そのばね部35bのばね力の反力により回転体25には
矢印B方向とは反対方向即ち矢印A方向への回転力が与
えられ、従って、シャフト18は所定方向たる矢印A方向
に回転し始めることになる。
このような本実施例によれば、次のような効果を得る
ことができる。即ち、ストッパ部材35の基部35aを同期
モータ11のフレーム12とシャーシ30との間に位置決めし
て挾持固定するようにしたので、ばね部35b及びストッ
パ部材37はその固定とは無関係な独立した状態となり、
従って、従来の係止部材3とは異なり、ばね部35b及び
ストッパ部37が固定により変形を生ずることはなく、同
期モータ11の逆転時には回転体25の係止部34がストッパ
部37に確実に係止されるようになるものであり、確実な
逆転防止機能を得ることができる。又、フライホイール
部26の中央部に合成樹脂製のギヤ部27を一体成形して回
転体25を構成し、そのギヤ部27を減速ギヤ機構32におけ
る次段のギヤ31に噛合させるようにしたので、例えばギ
ヤ部27を金属製とした場合に比し、合成樹脂製のギヤ31
の摩耗する度合が少なくなり、従って、減速ギヤ機構32
は耐久性に優れたものとなる。そして、回転体25のフラ
イホイール部26は金属板たる黄銅板で形成されているの
で、充分なフライホイール効果を得ることができる。
ことができる。即ち、ストッパ部材35の基部35aを同期
モータ11のフレーム12とシャーシ30との間に位置決めし
て挾持固定するようにしたので、ばね部35b及びストッ
パ部材37はその固定とは無関係な独立した状態となり、
従って、従来の係止部材3とは異なり、ばね部35b及び
ストッパ部37が固定により変形を生ずることはなく、同
期モータ11の逆転時には回転体25の係止部34がストッパ
部37に確実に係止されるようになるものであり、確実な
逆転防止機能を得ることができる。又、フライホイール
部26の中央部に合成樹脂製のギヤ部27を一体成形して回
転体25を構成し、そのギヤ部27を減速ギヤ機構32におけ
る次段のギヤ31に噛合させるようにしたので、例えばギ
ヤ部27を金属製とした場合に比し、合成樹脂製のギヤ31
の摩耗する度合が少なくなり、従って、減速ギヤ機構32
は耐久性に優れたものとなる。そして、回転体25のフラ
イホイール部26は金属板たる黄銅板で形成されているの
で、充分なフライホイール効果を得ることができる。
第7図は本考案の第2の実施例を示すものであり、前
記実施例と異なるところはストッパ部材35の代りにスト
ッパ部材41を設けた点にある。即ち、ストッパ部材41
は、前記取付突部36と同様の位置決め手段たる3個の係
合突部42を有する合成樹脂製の円環状の取付板43と、前
記ストッパ部材35と同様に基部44a,ばね部44b,基端部44
c及びストッパ部45を有するりん青銅板ばね製のばね部
材44とから構成されている。そして、ばね部材44の基部
44aには係合突部42と対応して位置決め手段たる3個の
係合孔46が形成されており、係合孔46を係合突部42に嵌
合させるようにしてばね部材44の基部44aを取付板43に
重合させるようにする。
記実施例と異なるところはストッパ部材35の代りにスト
ッパ部材41を設けた点にある。即ち、ストッパ部材41
は、前記取付突部36と同様の位置決め手段たる3個の係
合突部42を有する合成樹脂製の円環状の取付板43と、前
記ストッパ部材35と同様に基部44a,ばね部44b,基端部44
c及びストッパ部45を有するりん青銅板ばね製のばね部
材44とから構成されている。そして、ばね部材44の基部
44aには係合突部42と対応して位置決め手段たる3個の
係合孔46が形成されており、係合孔46を係合突部42に嵌
合させるようにしてばね部材44の基部44aを取付板43に
重合させるようにする。
このような第2の実施例によれば、ストッパ部材1の
耐久性をストッパ部材35よりも向上させることができ
る。
耐久性をストッパ部材35よりも向上させることができ
る。
[考案の効果] 本考案の同期モータの逆転防止機構は以上説明したよ
うに、金属製のフライホイール部の中央部に合成樹脂製
のギヤ部を一体に成形するとともに該フライホイール部
の外周に切起しにより係止部を形成し、ばね性を付与し
たストッパ部を一体に形成したストッパ部材を同期モー
タのシャフトの周りに位置にてフレームと適宜の静止部
位との間に位置決め手段を介して挾持固定する構成とし
たので、確実な逆転防止機能が得られるという優れた効
果を奏するものである。
うに、金属製のフライホイール部の中央部に合成樹脂製
のギヤ部を一体に成形するとともに該フライホイール部
の外周に切起しにより係止部を形成し、ばね性を付与し
たストッパ部を一体に形成したストッパ部材を同期モー
タのシャフトの周りに位置にてフレームと適宜の静止部
位との間に位置決め手段を介して挾持固定する構成とし
たので、確実な逆転防止機能が得られるという優れた効
果を奏するものである。
第1図乃至第6図は本考案の第1の実施例を示し、第1
図は左半部を断面し且つ取付状態で示す同期モータ部分
の側面図、第2図は同期モータ部分の平面図、第3図は
第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図は異なる作用
状態の第3図相当図、第5図は回転体の縦断側面図、第
6図は要部の分解斜視図であり、又、第7図は本考案の
第2の実施例を示すストッパ部材の分解斜視図であり、
そして、第8図は従来例を示すギヤ,フライホイール及
び係止部材部分の縦断側面図、第9図は同分解斜視図で
ある。 図面中、11は同期モータ、12はフレーム,25は回転体、2
6はフライホイール部、27はギヤ部、30はシャーシ(適
宜の静止部位)、31はギヤ、32は減速ギヤ機構、33は逆
転防止機構、34は係止部、35はストッパ部材、35aは基
部、35bはばね部、36は係止突部(位置決め手段)、37
はストッパ部、38及び39は係合孔(位置決め手段)、41
はストッパ部材、42は係合突部(位置決め手段)、43は
取付板、44はばね部材、44aは基部、44bはばね部、45は
ストッパ部、46は係合孔(位置決め手段)を示す。
図は左半部を断面し且つ取付状態で示す同期モータ部分
の側面図、第2図は同期モータ部分の平面図、第3図は
第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図は異なる作用
状態の第3図相当図、第5図は回転体の縦断側面図、第
6図は要部の分解斜視図であり、又、第7図は本考案の
第2の実施例を示すストッパ部材の分解斜視図であり、
そして、第8図は従来例を示すギヤ,フライホイール及
び係止部材部分の縦断側面図、第9図は同分解斜視図で
ある。 図面中、11は同期モータ、12はフレーム,25は回転体、2
6はフライホイール部、27はギヤ部、30はシャーシ(適
宜の静止部位)、31はギヤ、32は減速ギヤ機構、33は逆
転防止機構、34は係止部、35はストッパ部材、35aは基
部、35bはばね部、36は係止突部(位置決め手段)、37
はストッパ部、38及び39は係合孔(位置決め手段)、41
はストッパ部材、42は係合突部(位置決め手段)、43は
取付板、44はばね部材、44aは基部、44bはばね部、45は
ストッパ部、46は係合孔(位置決め手段)を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】同期モータのシャフトの周りに位置してフ
レームと適宜の静止部位との間に位置決め手段を介して
挾持固定さればね性を付与したストッパ部を一体に形成
したストッパ部材と、前期同期モータのシャフトに固定
され金属製のフライホイール部の中央部に合成樹脂製の
ギヤ部を一体に成形してなり前記フライホイール部の外
周に係止部が切起し形成された回転体とを具備し、前記
同期モータが所定方向とは逆方向に回転された時に前記
回転体の係止部がストッパ部材のストッパ部に係止され
ることを特徴とする同期モータの逆転防止機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989083255U JPH0811037Y2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 同期モータの逆転防止機構 |
US07/545,619 US5027022A (en) | 1989-07-14 | 1990-06-29 | Reverse rotation preventing mechanism for synchronous motors |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1989083255U JPH0811037Y2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 同期モータの逆転防止機構 |
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JPH0323397U JPH0323397U (ja) | 1991-03-11 |
JPH0811037Y2 true JPH0811037Y2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=13797230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989083255U Expired - Fee Related JPH0811037Y2 (ja) | 1989-07-14 | 1989-07-14 | 同期モータの逆転防止機構 |
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- 1989-07-14 JP JP1989083255U patent/JPH0811037Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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1990
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0323397U (ja) | 1991-03-11 |
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