JPH0717270Y2 - アキシャルギャップ形ブラシレスモータ - Google Patents
アキシャルギャップ形ブラシレスモータInfo
- Publication number
- JPH0717270Y2 JPH0717270Y2 JP1988060865U JP6086588U JPH0717270Y2 JP H0717270 Y2 JPH0717270 Y2 JP H0717270Y2 JP 1988060865 U JP1988060865 U JP 1988060865U JP 6086588 U JP6086588 U JP 6086588U JP H0717270 Y2 JPH0717270 Y2 JP H0717270Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor yoke
- rotor
- brushless motor
- axial gap
- gap type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushless Motors (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はロータヨークの振動の低減を図ったアキシャル
ギャップ形ブラシレスモータに関する。
ギャップ形ブラシレスモータに関する。
(従来の技術) アキシャルギャップ形ブラシレスモータにおいて、ステ
ータと対向配置されるロータヨークは、一般に比較的薄
い平板から構成されている。
ータと対向配置されるロータヨークは、一般に比較的薄
い平板から構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 従来構成のものの場合、ロータヨークは剛性が比較的小
さいために回転時に振動が発生し易く、その振動が騒音
の原因となっていた。
さいために回転時に振動が発生し易く、その振動が騒音
の原因となっていた。
従って、本考案の目的は、ロータヨークを厚くすること
なく剛性を大きくでき、これによりロータヨークの振動
の低減を図り得、ひいては騒音の低減を図り得るアキシ
ャルギャップ形ブラシレスモータを提供するにある。
なく剛性を大きくでき、これによりロータヨークの振動
の低減を図り得、ひいては騒音の低減を図り得るアキシ
ャルギャップ形ブラシレスモータを提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、ロータマグネットを挟んでステータと対向配
置されたロータヨークのロータマグネットと対向する面
とは反対側の面に、放射状に複数の突条部を設けたとこ
ろに特徴を有する。
置されたロータヨークのロータマグネットと対向する面
とは反対側の面に、放射状に複数の突条部を設けたとこ
ろに特徴を有する。
(作用) 上記した手段によれば、突条部によりロータヨークの剛
性を大きくできるから、ロータヨークは振動し難くな
り、ひいてはロータヨークの振動による騒音を低減でき
る。
性を大きくできるから、ロータヨークは振動し難くな
り、ひいてはロータヨークの振動による騒音を低減でき
る。
また、各突条部によりロータマグネットの磁束分布を部
分的に減らすように変化させることができるようにな
り、ひいてはトルクリップルを低減させることが可能と
なる。
分的に減らすように変化させることができるようにな
り、ひいてはトルクリップルを低減させることが可能と
なる。
(実施例) 以下本考案の第1実施例につき第1図乃至第4図を参照
して説明する。
して説明する。
まず第1図において、1はステータ2のステータヨーク
で、円形の略平板状をなし、内面(図中下面)に図示は
しないが電機子コイルが設けられ、又、中央部には内部
に図示しない軸受が配設された軸受ハウジング3が設け
られている。4はステータ2の下方にこれと対向配置さ
れたロータヨークで、中央部にボス5が固定され、この
ボス5に固定された回転軸6が軸受ハウジング3の軸受
に回転自在に支承されている。而してロータヨーク4は
例えばプレス成形により平板を円形の浅底容器状に形成
してなるもので、ステータ2と対向する底面部に、第2
図及び第3図にも示すように下方に向けて凸となる突条
部7が4個放射状に一体に形成されており、又、底面部
の内面(上面)には前記電機子コイルと所定の隙間を存
して対向するようにロータマグネット8が配設され、突
条部7とロータマグネット8との間は空隙9となってい
る。従って、ロータヨーク4はロータマグネット8を挟
んでステータ2と対向配置されており、また、各突条部
7は、ロータヨーク4のロータマグネット8と対向する
側の面とは反対側の面に設けられている。この場合、各
突条部7は第4図(a)に示すようにロータマグネット
8の磁極の中央部に対応させている。
で、円形の略平板状をなし、内面(図中下面)に図示は
しないが電機子コイルが設けられ、又、中央部には内部
に図示しない軸受が配設された軸受ハウジング3が設け
られている。4はステータ2の下方にこれと対向配置さ
れたロータヨークで、中央部にボス5が固定され、この
ボス5に固定された回転軸6が軸受ハウジング3の軸受
に回転自在に支承されている。而してロータヨーク4は
例えばプレス成形により平板を円形の浅底容器状に形成
してなるもので、ステータ2と対向する底面部に、第2
図及び第3図にも示すように下方に向けて凸となる突条
部7が4個放射状に一体に形成されており、又、底面部
の内面(上面)には前記電機子コイルと所定の隙間を存
して対向するようにロータマグネット8が配設され、突
条部7とロータマグネット8との間は空隙9となってい
る。従って、ロータヨーク4はロータマグネット8を挟
んでステータ2と対向配置されており、また、各突条部
7は、ロータヨーク4のロータマグネット8と対向する
側の面とは反対側の面に設けられている。この場合、各
突条部7は第4図(a)に示すようにロータマグネット
8の磁極の中央部に対応させている。
上記した構成によれば、ロータヨーク4に突条部7を形
成したことにより、該ロータヨーク4は厚さを厚くする
ことなく剛性が大きくなる。従って、ロータヨーク4は
回転時において振動が発生し難くなるから、回転時にお
けるロータヨーク4の振動を低減でき、ひいては振動に
よる騒音を低減できる。しかもこの場合、突条部7をロ
ータマグネット8の磁極の中央部に対応させているの
で、ロータマグネット8の磁束分布は第4図(b)に示
すように突条部7に対応する部分で山が低くなる分布と
なり(突条部を設けない場合を二点鎖線で示す)、これ
によりトルクリップルを低減でき、ひいてはコギングの
発生を低減できる利点がある。
成したことにより、該ロータヨーク4は厚さを厚くする
ことなく剛性が大きくなる。従って、ロータヨーク4は
回転時において振動が発生し難くなるから、回転時にお
けるロータヨーク4の振動を低減でき、ひいては振動に
よる騒音を低減できる。しかもこの場合、突条部7をロ
ータマグネット8の磁極の中央部に対応させているの
で、ロータマグネット8の磁束分布は第4図(b)に示
すように突条部7に対応する部分で山が低くなる分布と
なり(突条部を設けない場合を二点鎖線で示す)、これ
によりトルクリップルを低減でき、ひいてはコギングの
発生を低減できる利点がある。
ちなみに、従来では、トルクリップルを低減させるため
に、ロータマグネットの着磁時に磁束分布が上述したよ
うな分布となるように着磁する必要があったが、本実施
例では上述したようにロータヨーク4に設けた突条部7
をロータマグネット8の磁極に対応させるという簡単な
構成で達成し得る。
に、ロータマグネットの着磁時に磁束分布が上述したよ
うな分布となるように着磁する必要があったが、本実施
例では上述したようにロータヨーク4に設けた突条部7
をロータマグネット8の磁極に対応させるという簡単な
構成で達成し得る。
第5図は本考案の第2実施例を示したもので、この第2
実施例はロータヨーク4の下方に発光素子及び受光素子
から構成されたフォトセンサ10を設けるようにしたもの
である。而してフォトセンサ10は、発光素子から光をロ
ータヨーク4の下面に向けて照射し、ロータヨーク4の
下面で反射された反射光を受光素子で検出するようにな
っており、この場合その反射光が突条部7で変化するか
ら、これを検出することによりロータヨーク4の回転位
置、即ちロータの回転位置を検出できる。
実施例はロータヨーク4の下方に発光素子及び受光素子
から構成されたフォトセンサ10を設けるようにしたもの
である。而してフォトセンサ10は、発光素子から光をロ
ータヨーク4の下面に向けて照射し、ロータヨーク4の
下面で反射された反射光を受光素子で検出するようにな
っており、この場合その反射光が突条部7で変化するか
ら、これを検出することによりロータヨーク4の回転位
置、即ちロータの回転位置を検出できる。
ちなみに、従来では、ロータの回転位置を検出するため
に、ロータヨークの下面に反射率の高い部分と反射率の
低い部分とを施した反射板を貼り付けて、上述と同様の
フォトセンサによりその反射板による反射光の変化を検
出するようにしていた。しかしながらこのものでは、反
射板を別途必要とすると共に、その反射板をロータヨー
クに貼り付けなければならないという面倒がある。この
点本実施例によれば、突条部7はロータヨーク4に一体
に形成しているから、部品点数が少なく、組立ても簡単
である。
に、ロータヨークの下面に反射率の高い部分と反射率の
低い部分とを施した反射板を貼り付けて、上述と同様の
フォトセンサによりその反射板による反射光の変化を検
出するようにしていた。しかしながらこのものでは、反
射板を別途必要とすると共に、その反射板をロータヨー
クに貼り付けなければならないという面倒がある。この
点本実施例によれば、突条部7はロータヨーク4に一体
に形成しているから、部品点数が少なく、組立ても簡単
である。
第6図は本考案の第3実施例を示したもので、この第3
実施例では突条部7とロータマグネット8との間にゴム
等の弾性体11を設けたところが第1実施例とは異なる。
この実施例によれば、弾性体11によってロータヨーク4
の振動を吸収できるから、ロータヨーク4の振動を一層
低減できる。
実施例では突条部7とロータマグネット8との間にゴム
等の弾性体11を設けたところが第1実施例とは異なる。
この実施例によれば、弾性体11によってロータヨーク4
の振動を吸収できるから、ロータヨーク4の振動を一層
低減できる。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように、本考案は、ロータマグ
ネットを挟んでステータと対向配置されたロータヨーク
のロータマグネットと対向する面とは反対側の面に、放
射状に複数の突条部を設けたことにより、ロータヨーク
を厚くすることなく剛性を大きくできて、回転時におけ
る該ロータヨークの振動を低減でき、ひいては振動によ
る騒音を低減でき、また、各突条部によりロータマグネ
ットの磁束分布を部分的に減らすように変化させること
ができるようになり、ひいてはトルクリップの低減が可
能となるという優れた効果を奏する。
ネットを挟んでステータと対向配置されたロータヨーク
のロータマグネットと対向する面とは反対側の面に、放
射状に複数の突条部を設けたことにより、ロータヨーク
を厚くすることなく剛性を大きくできて、回転時におけ
る該ロータヨークの振動を低減でき、ひいては振動によ
る騒音を低減でき、また、各突条部によりロータマグネ
ットの磁束分布を部分的に減らすように変化させること
ができるようになり、ひいてはトルクリップの低減が可
能となるという優れた効果を奏する。
第1図乃至第4図は本考案の第1実施例を示し、第1図
は全体の側面図、第2図はロータヨークの底面図、第3
図は要部の断面図、第4図はロータマグネットの磁束分
布を説明するための図である。又、第5図は本考案の第
2実施例を示す側面図、第6図は本考案の第3実施例を
示す要部の断面図である。 図面中、2はステータ、4はロータヨーク、7は突条
部、8はロータマグネットを示す。
は全体の側面図、第2図はロータヨークの底面図、第3
図は要部の断面図、第4図はロータマグネットの磁束分
布を説明するための図である。又、第5図は本考案の第
2実施例を示す側面図、第6図は本考案の第3実施例を
示す要部の断面図である。 図面中、2はステータ、4はロータヨーク、7は突条
部、8はロータマグネットを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ロータマグネットを挟んでステータと対向
配置されたロータヨークのロータマグネットと対向する
面とは反対側の面に、放射状に複数の突条部を設けたこ
とを特徴とするアキシャルギャップ形ブラシレスモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988060865U JPH0717270Y2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | アキシャルギャップ形ブラシレスモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988060865U JPH0717270Y2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | アキシャルギャップ形ブラシレスモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01166468U JPH01166468U (ja) | 1989-11-21 |
JPH0717270Y2 true JPH0717270Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31286562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988060865U Expired - Lifetime JPH0717270Y2 (ja) | 1988-05-09 | 1988-05-09 | アキシャルギャップ形ブラシレスモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717270Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2580392Y2 (ja) * | 1992-10-09 | 1998-09-10 | 株式会社三協精機製作所 | モータのロータ |
JP5217145B2 (ja) * | 2006-10-12 | 2013-06-19 | ダイキン工業株式会社 | 界磁子及び電機子用磁心並びに電機子及びモータ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5822851U (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-12 | パイオニア株式会社 | ブラシレスモ−タの冷却装置 |
-
1988
- 1988-05-09 JP JP1988060865U patent/JPH0717270Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01166468U (ja) | 1989-11-21 |
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