JPH081101Y2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JPH081101Y2
JPH081101Y2 JP1986154451U JP15445186U JPH081101Y2 JP H081101 Y2 JPH081101 Y2 JP H081101Y2 JP 1986154451 U JP1986154451 U JP 1986154451U JP 15445186 U JP15445186 U JP 15445186U JP H081101 Y2 JPH081101 Y2 JP H081101Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/04Mechanical power drives with driven mechanism arranged to be clutched to continuously- operating power source
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J7/00Type-selecting or type-actuating mechanisms
    • B41J7/48Type carrier arrested in selected position by electromagnetic means

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電卓などに用いられる活字ベルト式のプリ
ンタに係り、特に印字動作中の無駄な時間を削除して印
字速度を早くしたプリンタに関する。
〔従来の技術〕
第4図はこのような活字ベルト式プリンタの一般的な
ものを示す平面図であり、フフレーム1に支持されてい
るモータ2の出力軸3にはピニオン4が嵌着されてお
り、このピニオン4の回転は一対のアイドル歯車5,6を
介して駆動プーリ7に伝達されるようになっている。ま
た、この駆動プーリ7の近傍には活字選択レバー8が回
動自在に配設されており、この活字選択レバー8の爪部
9が前記駆動プーリ7に係合することにより駆動プーリ
7の回転が停止されるようになっている。さらに、この
活字選択レバー8の近傍には電磁クラッチ10が配設され
ており、この電磁クラッチ10がONされることにより活字
選択レバー8が回動して爪部9が前記駆動プーリ7に係
合するようになっている。
前記駆動プーリ7は、前記フレーム1の一方の側に臨
んでおり、またフレーム1の他方の側には従動プーリ11
が臨んでいる。そして、これらの駆動プーリ7および従
動プーリ11には、第5図および第6図に詳示するよう
に、多数の活字13,13…が連設された活字ベルト12が巻
回されている。
前記活字ベルト12の前方にはフレーム1に支持されて
いるプラテン14が配設されており、また活字ベルト12の
内側には、プラテン14側の活字ベルト12の所望の活字13
をプラテン14に押圧するハンマ部材16を搭載したキャリ
ッジ15が図示しない機構により横方向に可動に配設され
ている。さらに、このキャリッジ15の下端には、ハンマ
部材16により活字ベルト12の所望の活字13をプラテン14
に押圧した際に所望の活字13の両側の活字13が印字され
るのを防止するための一対のマスク部材17,17が活字13
のほぼ1個分の間隔を左右に隔てて活字ベルト12および
プラテン14間に位置するように片持ち状に支持されてい
る。各マスク部材17は、前記キャリッジ25に一体に突設
された水平方向の支持部17aの先端部に折曲形成されて
いる。
なお、前記キャリッジ15はばね部材18により自由状態
においてホームポジションに復帰されるようになってい
る。また、活字ベルト12およびキャリッジ15間にはピン
チローラ19および図示しない紙送りローラにより用紙S
が供給されるようになっている。さらに、前記従動プー
リ11の近傍の活字ベルト12には、この活字ベルト12にイ
ンクを塗布するインクロール20が配設されている。
前述した構成によれば、モータ2の回転がピニオン4
からアイドルギヤ5,6を介して駆動プーリ7に伝達され
この駆動プーリ7を回転させる。それに伴って従動プー
リ11とともに活字ベルト12が回転する。電磁クラッチ10
をONすると活字選択レバー8が回動し、その爪部9が駆
動プーリ7に係合して駆動プーリ7の回転を停止し所望
の活字13をキャリッジ15に対向する位置に停止させる。
そして、キャリッジ15内のハンマ部材16を駆動させ活字
13をプラテン14の前方に臨む用紙Sに押し付けることに
より、活字13に塗布されたインクが用紙Sに転写され1
桁目の印字が終了する。つぎに、電磁クラッチ10をOFF
してキャリッジ15の桁上げがなされた後、前述した動作
を必要桁繰り返し一行分の印字を終了すると、ばね部材
18によりキャリッジ15がホームポジションに復帰する。
そして、駆動プーリ7が活字選択されないで所定の回転
量だけ空回転すると、ピンチローラ19と紙送りローラ
(図示せず)で用紙Sを自動的に1行分移送し次の行の
印字にはいる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、従来のプリンタにおいては、1行分の印字
が終了した後に、駆動プーリ7が所定の回転量だけ空回
転するのを待ってから、用紙Sの紙送りが開始される。
これは、従来のプリンタが機械的に印字終了から紙送り
に移行するように形成されているため、印字を行なわな
い状態で駆動プーリ7が所定の回転量だけ空回転した後
に紙送りするようにしている。1行分の印字途中におい
ては、ある桁の印字終了時、駆動プーリ7が1回転する
間に次の桁の活字選択が行なわれ、これにより紙送り用
の駆動プーリ7の回転数の計測がリセットされる。
しかしながら、プリンタの印字所要時間から見ると、
前記した駆動プーリ7の所定の回転量の空回転を待つ待
機時間は無駄な時間であり、多数行を印字する場合には
印字所要時間を長期化させる要因となる。
本考案は、これらの点に鑑みてなされたものであり、
1行分の印字が終了した後直ちに紙送りさせて、印字所
要時間を短縮することのできるプリンタを提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のプリンタは、印字動作を制御する印字制御用
カムを有するとともに印字動作用出力を出力する印字用
駆動歯車と、前記印字制御用カムに随動するとともにこ
の印字制御用カムに係脱自在な印字制御用レバーと、前
記印字用駆動歯車と一体回転するとともに紙送り動作を
制御する紙送り制御用カムと、この紙送り制御用カムに
随動するとともにこの紙送り制御用カムに係脱自在な紙
送り制御用レバーと、紙送り用出力を出力する紙送り用
駆動間欠歯車と、この紙送り用駆動間欠歯車の出力時期
を制御する爪車と、前記紙送り制御用レバーと一体移動
自在であるとともに前記爪車と係脱自在な爪レバーと、
ON状態で2種類の回動出力を出力できるとともに、一方
の回動出力により前記印字制御用レバーを駆動して前記
印字制御用カムから離脱させ、他方の回動出力により前
記紙送り制御用レバーおよび爪レバーを駆動して前記紙
送り制御用レバーを紙送り制御用カムから離脱させると
ともに前記爪レバーを前記爪車から離脱させる電磁クラ
ッチとを有するプリンタであり、前記紙送り制御用カム
は1行の各桁の印字が行なわれている状態においては、
前記電磁クラッチの回動出力に関係なく前記紙送り制御
用レバーを紙送り制御用カムに随動させるとともに爪レ
バーを爪車に係合させ、かつ、1行分の最終印字動作後
においては、前記電磁クラッチの回動出力により前記紙
送り制御用レバーを紙送り制御用カムから離脱させると
ともに爪レバーを爪車より離脱せしめる形状とされてお
り、この爪レバーが爪車より離脱した状態で紙送り用駆
動間欠歯車が紙送り用出力を出力して紙送りを行なうよ
うにされていることを特徴とする。
〔作用〕
本考案によれば、電磁クラッチがONされることによっ
て印字制御用レバーが駆動されて印字制御用カムのカム
凹部から離脱し、印字用駆動歯車と、紙送り制御用カム
とが回転を開始する。これによりハンマ部材が対向して
いる桁の印字が開始される。その後、電磁クラッチがOF
Fとされ、印字制御用レバーが印字制御用カムに所定長
随動し、その後再びカム凹部に係合して、印字用駆動歯
車と紙送り制御用カムとの回転が停止される。そして、
このようにして行なわれる各桁の印字は、印字用駆動歯
車が回転している間の前半部分に行なわれる。
1行中の各桁の印字が連続的に行なわれている場合に
は、紙送り制御用レバーおよび爪レバーは不動状態に保
持されている。すなわち、この間は電磁クラッチがONさ
れても、紙送り制御用レバーが紙送り制御用カムによっ
て回動を阻止されているのでこれらのレバーは駆動され
ず、爪レバーが爪車と係合したままの状態を保持し、紙
送りが行なわれない。
一方、1行の最終桁の印字が終了した後には爪レバー
等が電磁クラッチによって駆動される。すなわち、印字
終了後も印字用駆動歯車と一緒に紙送り制御用カムが回
動しており、その凹部が紙送り制御用レバーに対向する
位置に到来すると、電磁クラッチをONとし、その紙送り
制御用レバーがその凹部に随動するように駆動されると
同時に、爪レバーが爪車から離脱し、爪車と紙送り用駆
動間欠歯車が回転し、紙送りが行なわれる。
本考案によれば、最終桁の印字が終了してから紙送り
が行なわれるまでの時間が非常に短時間となり、印字所
要時間も短縮される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図から第3図について説
明する。
第1図および第2図は本考案の一実施例の全体を示
し、図中符号21はフレームである。このフレーム21上に
はモータ22が固着されており、このモータ22の出力軸23
にはウオーム24が固着されている。このウオーム24には
ウオーム歯車25と2個のアイドル歯車26,27とが連鎖的
に噛合させられている。最終のアイドル歯車27には遊星
歯車機構(図示せず)を介して、ベルト駆動プーリ28、
選択ラチェット29、印字用駆動歯車30および紙送り制御
用カム31が連結されている。このベルト駆動プーリ28と
選択ラチェット29とは一体回転するように連結されてお
り、一方のラベル駆動プーリ28は巻回されている活字ベ
ルト(図示せず)を駆動し、他方の選択ラチェット29は
選択レバー32の選択爪33が係合することにより回転を停
止して活字ベルトの活字を選択する。また、印字用駆動
歯車30と紙送り制御用カム31とは同様に一体回転するよ
うに連結されており、一方の印字用駆動歯車30は傘歯車
からなり、傘歯車34を回転させることによりハンマ部材
(図示せず)を駆動して印字動作を行なわせる。この印
字用駆動歯車30の外周部には印字動作を制御する印字制
御用カム35が形成されており、この印字制御用カム35に
は選択レバー32と一体移動する印字制御レバー36の係合
爪37が随動させられる。そして、印字制御用カム35に
は、第1図に示すように、直径位置において対向する2
個のカム凹部38,38が形成されている。これらのカム凹
部38,38は印字制御レバー36の係合爪37が係合すること
により印字用駆動歯車30の回転を停止させる。他方の紙
送り制御用カム31は紙送り動作を制御する形状に形成さ
れている。そして、ベルト駆動プーリ28および選択ラチ
ェット29の組と印字用駆動歯車30および紙送り制御用カ
ム31の組とは、遊星歯車機構によっていずれか一方が回
転している場合には他方が停止しているようにされてお
り、更に各組は互いに逆方向に回転するようにされてい
る。すなわち、ベルト駆動プーリ28および選択ラチェッ
ト29の組は第1図反時計方向に回転し、印字用駆動歯車
30および紙送り制御用カム31の組は同図時計方向に回転
する。このような回転関係を維持するために、選択レバ
ー32と印字制御レバー36とはそれぞれの選択爪33および
係合爪37と選択ラチェット29およびカム凹部38との係脱
関係をいずれか一方が係合している場合は他方が離脱し
ているような相対関係にして、枢軸39に枢着されてい
る。そして、選択レバー32および印字制御レバー36は引
張ばね40により、一方の印字制御レバー36が印字制御用
カム35と常に係合する押圧力を付与されている。また、
ウオーム歯車25に噛合しているアイドル歯車26には、紙
送りローラ(図示せず)に紙送り出力を付与する紙送り
用駆動間欠歯車41が噛合自在にして連結されている。こ
の紙送り用駆動間欠歯車41には爪車42が一体回転するよ
うにして連結されている。この爪車42は自己の係合爪43
を、爪レバー44の爪部45と係合させることにより、紙送
り用駆動間欠歯車41の切欠部41aがアイドル歯車26と対
向する位置で停止させることにより、紙送り用駆動間欠
歯車41の回転時期すなわち紙送り用出力の出力時期を制
御する。紙送り用駆動間欠歯車41および爪車42は、爪車
42の係合爪43が爪レバー44の爪部45と離脱した時に、紙
送り用駆動間欠歯車41の歯部をアイドル歯車26と噛合さ
せる方向の回転力を引張ばね59により常時付与されてい
る。この爪レバー44には前記紙送り制御用カム31に随動
する紙送り制御用レバー46が一体移動するように連結さ
れている。これらのレバー44,46は枢軸56に枢着されて
いるとともに、引張ばね60により爪レバー44の爪部45が
爪車42の係合爪43と係合しようとする回転力を常時付与
されている。そして、紙送り制御用カム31には2個のカ
ム凹部38,38の中間部分に、紙送り制御用レバー46と爪
レバー44とが一体的に移動して、爪レバー44の爪部45が
爪車42の係合爪43から離脱する凹部47がそれぞれ設けら
れている。これらの凹部47,47は、その凹入開始位置
を、印字制御用カム35のカム凹部38に印字制御レバー36
の係合爪37が係合していることにより、停止状態にある
紙送り制御用カム31に、紙送り制御用レバー46が係合し
ている位置から、中心角αだけ紙送り制御用カム31の回
転方向にずれた位置とされている。そして、この中心角
αの大きさは、印字制御用カム35のカム凹部38から印字
制御レバー36の係合爪37が離脱して、印字が開始される
とともに、所定の印字工程が終了した時より、若干時間
が経過した時に紙送り制御用レバー46に紙送り制御用カ
ム31の凹部47が対向する角度とされている。これによ
り、1行分の最終桁の印字が終了した後、若干の時間経
過により紙送りが行なわれることとなる。また、アイド
ル歯車26の近傍には電磁クラッチ48が設けられている。
この電磁クラッチ48は中心の固定軸49に対して大径な環
状の回転体50が回転自在に支持されており、この回転体
50の外周にはアイドル歯車26と噛合する歯車52が固着さ
れている。また、回転体50の上方には環状の上側駆動板
53が回転自在にかつ軸方向移動自在にして固定軸49に取
付けられており、回転体50の下方には同様にして下側駆
動板54が回転自在および軸方向移動自在にして取付けら
れている。また、回転体50の内部には電磁コイル55が内
蔵されている。
本実施例の電磁クラッチ48においては、電磁コイル55
に通電すると、電磁コイル55の吸磁力により上側駆動板
53と下側駆動板54とが、それぞれ回転体50に吸着され、
この回転体50と一緒に回転することにより2種類の回動
出力を出力する。そして、本実施例においては、一方の
上側駆動板53に、爪レバー44および紙送り制御用レバー
46から一体的に延出された連動レバー57が連結されてお
り、他方の下側駆動板54に選択レバー32および印字制御
レバー36から一体的に延出された連動レバー58が連結さ
れている。従って、電磁クラッチ48がONされると、一方
の連動レバー57は枢軸56を中心に第1図反時計方向に回
転し、他方の連動レバー58は枢軸39を中心に同図反時計
方向に回転し、2種類の駆動系が別個に駆動されるよう
になる。
次に、本実施例の作用を説明する。
印字工程は、各桁において同様にして行なわれるの
で、1行分の最終桁における印字工程からの一連の動作
を説明する。
第1図および第2図の状態が構成各部のホームポジシ
ョンを示しており、今モータ22が回転しているので、そ
の回転出力を受けてベルト駆動プーリ28および選択ラチ
ェット29が一体回転しており、また、電磁クラッチ48の
回転体50も一体回転しており、印字用駆動歯車30、紙送
り制御用カム31および紙送り用駆動間欠歯車41はそれぞ
れ印字制御レバー36の係合爪37とカム凹部38とが係合
し、爪レバー44の爪部45が爪車42の係合爪43と係合して
いることにより停止させられている。ベルト駆動プーリ
28の回転により、活字ベルトの最終桁における印字すべ
き活字がその最終桁に到達すると、電磁クラッチ48の電
磁コイル55へ通電されて、回転している回転体50の上下
の端面に上側駆動板53および下側駆動板54が吸着して回
動を開始する。そして、この場合一方の連動レバー58の
みが引張ばね40の弾力に抗して回転させられて、選択レ
バー32の選択爪33が選択ラチェット29に係合して、選択
ラチェット29およびベルト駆動プーリ28が停止し、所望
の活字が最終桁の位置において停止する。これと同時
に、印字制御レバー36の係合爪37が印字制御用カム35の
カム凹部38から離脱して、印字用駆動歯車30および紙送
り制御用カム31が回転を開始する。印字用駆動歯車30お
よび紙送り制御用カム31の回転は、印字制御レバー36の
係合爪37が次のカム凹部38と係合するまで継続される。
そして、印字用駆動歯車30の回転に伴って傘歯車34が回
転することによりハンマ部材が駆動されて、最終桁にお
ける印字が行なわれる。
前記の電磁コイル55への通電時において、他方の連動
レバー57と一体的に連接されている紙送り制御用レバー
46が、紙送り制御用カム31の最大外周面と係合している
ので、連動レバー57、紙送り制御用レバー46および爪レ
バー44の回転が阻止され、紙送り用駆動間欠歯車41は停
止状態に保持される。
そして、印字用駆動歯車30および紙送り制御用カム31
の回転が進行しハンマ部材による最終桁への印字が終了
し、更に若干時間経過して、印字用駆動歯車30および紙
送り制御用カム31が印字開始より中心角αだけ回転する
と、印字制御レバー36が紙送り制御用カム31の凹部47の
凹入開始位置に対向する。この時に電磁クラッチ48の電
磁コイル55に通電され、再び回転体50が回動する。そし
て、今度は紙送り制御用レバー46が回動可能状態である
から、連動レバー57と爪レバー44および紙送り制御用レ
バー46が引張ばね60の弾力に抗して一緒に回動し、爪レ
バー44の爪部45が爪車42の係合爪43から離脱する。する
と、紙送り用駆動間欠歯車41が引張ばね59の弾力により
時計方向への回転力を受けているので、若干回動する
と、その歯部がアイドル歯車26と噛合し、アイドル歯車
26によって強制的に回動させられ、紙送りローラへ回転
力が伝達され紙送りが開始される。
この2度目の電磁コイル55への通電時には、印字制御
レバー36の係合爪37が印字制御用カム35の最大外周面と
係合しているので、連動レバー58と選択レバー32および
印字制御レバー36は不動とされる。
そして、紙送り用駆動間欠歯車41が1回転するころま
でには、紙送り制御用カム31の凹部47が終了して、紙送
り制御用レバー46が再び紙送り制御用カム31の最大外囲
面部と係合しているので、爪レバー44の爪部45はホーム
ポジションに復帰している。よって、紙送り用駆動間欠
歯車41が1回転すると、爪車42の係合爪43が爪レバー44
の爪部45と再び係合して、紙送り用駆動間欠歯車41の回
転が停止され、用紙が1行分だけ紙送りされる。
その後、更に印字用駆動歯車30および紙送り制御用カ
ム31の回転が進行して、印字制御レバー36の係合爪37が
引張ばね40の弾力を受けて次のカム凹部38に係合するこ
とにより、印字用駆動歯車30および紙送り制御用カム31
の回転が停止され、同時に選択レバー32の選択爪33が選
択ラチェット29から離脱して、選択ラチェット29および
ベルト駆動プーリ28が再回転し、次の行の第1桁の活字
選択が開始される。
なお、1行分の途中桁の印字を行なっている場合に
は、紙送り制御用レバー46が紙送り制御用カム31の凹部
47に対向しても電磁クラッチ48の電磁コイル55への通電
は行なわれない。従って、連動レバー57と紙送り制御用
レバー46および爪レバー44はホームポジションに停止さ
せられており、紙送りは行なわれない。
このように本実施例によれば、1行分の最終桁の印字
が終了した後、極めて短時間経過後に、紙送りを開始す
ることができ、従来のベルト駆動プーリを所定の回転量
だけ空回転させる時間が経過した後に紙送りを開始させ
る場合に比べて、1行分の印字開始から紙送り終了まで
の印字所要時間を大きく短縮することができる。特に、
多数の行を印字する場合にその印字所要時間の短縮量が
大きいものとなる。換言すれば、本実施例によればプリ
ンタの印字速度を早くすることができる。
また、本実施例においては、各レバー32,36,44,46を
駆動するための電磁クラッチ48への通電時間は、係合爪
37とカム凹部38の組および係合爪43と爪部45の組をそれ
ぞれ離脱させるだけのトリガ的な短時間のパルス通電で
済むため、従来のように印字開始から印字終了までの間
電磁クラッチ10へ通電させて選択レバー8の爪部9と駆
動プーリ7との係合を保持する場合に比べて、消費電力
を低減化することができる。
なお、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、必要に応じて種々に変更することができる。
〔考案の効果〕
このように本考案のプリンタは構成され作用するもの
であるから、1行分の印字が終了した後直ちに紙送りさ
せて、印字所要時間を短縮することができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案に係るプリンタの実施例を示
し、第1図は平面図、第2図は要部の斜視図、第3図は
第1図のIII-III線に沿った断面図、第4図は一般的な
プリンタの平面図、第5図は第4図の要部の拡大斜視
図、第6図は従来のプリンタを示す要部の側面図であ
る。 30……印字用駆動歯車、31……紙送り制御用カム、35…
…印字制御用カム、36……印字制御レバー、41……紙送
り用駆動間欠歯車、42……爪車、44……爪レバー、46…
…紙送り制御用レバー、48……電磁クラッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字動作を制御する印字制御用カムを有す
    るとともに印字動作用出力を出力する印字用駆動歯車
    と、 前記印字制御用カムに随動するとともにこの印字制御用
    カムに係脱自在な印字制御用レバーと、 前記印字用駆動歯車と一体回転するとともに紙送り動作
    を制御する紙送り制御用カムと、 この紙送り制御用カムに随動するとともにこの紙送り制
    御用カムに係脱自在な紙送り制御用レバーと、 紙送り用出力を出力する紙送り用駆動間欠歯車と、 この紙送り用駆動間欠歯車の出力時期を制御する爪車
    と、 前記紙送り制御用レバーと一体移動自在であるとともに
    前記爪車と係脱自在な爪レバーと、 ON状態で2種類の回動出力を出力できるとともに、一方
    の回動出力により前記印字制御用レバーを駆動して前記
    印字制御用カムから離脱させ、他方の回動出力により前
    記紙送り制御用レバーおよび爪レバーを駆動して前記紙
    送り制御用レバーを紙送り制御用カムから離脱させると
    ともに前記爪レバーを前記爪車から離脱させる電磁クラ
    ッチと を有するプリンタであり、 前記紙送り制御用カムは1行の各桁の印字が行なわれて
    いる状態においては、前記電磁クラッチの回動出力に関
    係なく前記紙送り制御用レバーを紙送り制御用カムに随
    動させるとともに爪レバーを爪車に係合させ、かつ、1
    行分の最終印字動作後においては、前記電磁クラッチの
    回動出力により前記紙送り制御用レバーを紙送り制御用
    カムから離脱させるとともに爪レバーを爪車より離脱せ
    しめる形状とされており、 この爪レバーが爪車より離脱した状態で紙送り用駆動間
    欠歯車が紙送り用出力を出力して紙送りを行なうように
    されている ことを特徴とするプリンタ。
JP1986154451U 1986-10-09 1986-10-09 プリンタ Expired - Lifetime JPH081101Y2 (ja)

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