JPH081100U - 板ガラスのクラック検出機構 - Google Patents
板ガラスのクラック検出機構Info
- Publication number
- JPH081100U JPH081100U JP1162995U JP1162995U JPH081100U JP H081100 U JPH081100 U JP H081100U JP 1162995 U JP1162995 U JP 1162995U JP 1162995 U JP1162995 U JP 1162995U JP H081100 U JPH081100 U JP H081100U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- bus bar
- crack detection
- laminated
- detection mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブスバー或いはブスバーに接続される導線を
形成した自動車用ウインドガラスが破損すると、この破
損部分でスパークが発生することがある。 【解決手段】 ウインドガラス1に何らかの原因でクラ
ックが発生し、クラック検出回路10を構成するブスバ
ー2或いはこのブスバー2に接続する導線2aが切断さ
れると、センサー7によって検出される電流値が減少
し、この減少量が所定以上(スパークが発生し得る程度
のもの)となると、リレー9によって給電回路4を遮断
し、遮断状態にあるときはそれを維持する。
形成した自動車用ウインドガラスが破損すると、この破
損部分でスパークが発生することがある。 【解決手段】 ウインドガラス1に何らかの原因でクラ
ックが発生し、クラック検出回路10を構成するブスバ
ー2或いはこのブスバー2に接続する導線2aが切断さ
れると、センサー7によって検出される電流値が減少
し、この減少量が所定以上(スパークが発生し得る程度
のもの)となると、リレー9によって給電回路4を遮断
し、遮断状態にあるときはそれを維持する。
Description
【0001】
本考案は板ガラスにクラックが発生したことを電流又は抵抗の変化によって検 出する機構に関する。
【0002】
自動車用ウインドガラスにあっては、解氷或いは除曇を目的として、ウインド ガラスの裏面にAgペースト等をプリントして焼成してなる導線を形成したり、 スパッタリング等によって導電性被膜を形成し、これら導線または導電性被膜に ブスバーを介して給電することで発生するジュール熱で曇り又は霜等を除去する ようにしている。
【0003】
上述した従来のウインドガラスにおいて、通電中に何らかの原因でガラスにク ラックが発生するとブスバー或いはブスバーに接続される導線が切断され、この 部分でスパークが発生することがある。同様に切断されている導線に通電を行っ た場合にもスパークが発生することがある。特に導電性被膜は通常合せガラスを 構成する2枚の板ガラスの一方の面に形成され、また合せガラスは2枚の板ガラ ス間にポリビニルブチラール等の中間膜を介在させて接着しているため、スパー クが発生すると中間膜が燃える虞れがある。
【0004】
上記課題を解決するため本考案は、2枚のガラスの間に合せ中間膜を介在させ て接合してなる合せガラスの一方のガラスの合せ中間膜側面に透明導電膜及びこ の透明導電膜に通電するための給電ブスバーを有する板ガラスのクラック検出機 構において、上記合せ中間膜側面のガラスの周縁の一部に、給電ブスバー及び透 明導電膜に接しないように、導電性プリント線条を設け、該導電性プリント線条 の断線を検出することによりガラスの割れを判定できるようにした。
【0005】 以上の構成で、板ガラスにクラックが発生してクラック検出回路の一部が切断 されると、電流値又は抵抗値が変化する。そこで、この変化量が一定値を超えた 場合にはリレーによって給電回路を遮断する。
【0006】
以下に本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本 考案に係るクラック検出機構を適用した自動車用ウインドガラスの平面図であり 、ウインドガラス1は2枚の板ガラスをポリビニルブチラール等の中間膜を介し て接合してなり、これら2枚の板ガラスの一方の内側面(他方の板ガラスと合わ される面)の上辺部及び下辺部にはAgペースト等の導電性ペーストを焼成して なる一対のブスバー2,2を形成し、これらブスバー2,2間にスパッタリング 等により透明導電性被膜3を形成している。
【0007】 導電性被膜3としては、良導電性の酸化金属層と金属層との積層体とすること が好ましく、酸化金属層の具体例としては200〜600オングストローム厚の ITO(インジウム・錫・オキサイド)やSnO2層が挙げられ、金属層としては 50〜250オングストローム厚のAg・Au・Al或いはCu層が挙げられ、例え ばAg層の両側又は一側にITO層をスパッタリングで積層することで導電性被 膜3を得る。
【0008】 またブスバー2,2には給電回路4を介して通電され、この給電回路4とは別 にクラック検出回路10を設け、このクラック検出回路10に発電機5、電流セ ンサー7、比較器を組込んだ増幅器8及びリレー9を組込み、またクラック検出 回路10の一部でウインドガラス1の周縁部の全域を囲むようにしている。そし て一対のブスバー2,2のうちの一方をウインドガラス1の周縁部の全域を囲む クラック検出回路10の一部として共用している。
【0009】 而して、ウインドガラス1に何らかの原因でクラックが発生し、クラック検出 回路10を構成するブスバー2或いはこのブスバー2に接続する導線2aが切断 されると、センサー7によって検出される電流値が減少し、この減少量が所定以 上(スパークが発生し得る程度のもの)となると、リレー9によって給電回路4 を遮断し、遮断状態にあるときはそれを維持する。特に本実施例にあっては、ウ インドガラス1の周縁部のいずれの部分にクラックが発生しても通電が遮断され るので信頼性が高い。
【0010】 第2図乃至第4図は第1図に示した実施例の変形例を示し、これら変形例はブ スバー2の形状が異なるだけで他の構成は第1図に示した実施例と同様である。 尚、実施例にあっては電流変化を検出して給電回路への通電をカットするよう にしたが、抵抗変化を検出して通電をカットするようにしても良い。
【0011】
以上に説明したように本考案によれば、防曇等の目的で通電用のブスバー、導 電性薄膜又は熱線を形成したウインドガラスにスパークが発生し得る程度のクラ ックが生じると、これを給電回路とは別に設けたクラック検出回路で電流変化又 は抵抗変化として検出し、給電回路を直ちに遮断するようにしたので、通電中或 いは通電を開始した際にスパークが発生することがなく、従って中間膜が燃える こともない。
【図1】本考案に係るクラック検出機構を適用した自動
車用ウインドガラスの平面図
車用ウインドガラスの平面図
【図2】別実施例を示す図1と同様の図
【図3】別実施例を示す図1と同様の図
【図4】別実施例を示す図1と同様の図
1…ウインドガラス、2…ブスバー、4…給電回路、7
…センサー、9…リレー、10…クラック検出回路。
…センサー、9…リレー、10…クラック検出回路。
Claims (1)
- 【請求項1】 2枚のガラスの間に合せ中間膜を介在さ
せて接合してなる合せガラスの一方のガラスの合せ中間
膜側面に透明導電膜及びこの透明導電膜に通電するため
の給電ブスバーを有する板ガラスのクラック検出機構に
おいて、上記合せ中間膜側面のガラスの周縁の一部に、
給電ブスバー及び透明導電膜に接しないように、導電性
プリント線条を設け、該導電性プリント線条の断線を検
出することによりガラスの割れを判定できるようにした
ことを特徴とする板ガラスのクラック検出機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1162995U JPH081100U (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 板ガラスのクラック検出機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1162995U JPH081100U (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 板ガラスのクラック検出機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081100U true JPH081100U (ja) | 1996-07-02 |
Family
ID=11783234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1162995U Pending JPH081100U (ja) | 1995-11-02 | 1995-11-02 | 板ガラスのクラック検出機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081100U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009156737A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Fujitsu Microelectronics Ltd | 検査冶具及びそれを使用した静電容量測定方法 |
JP2010230344A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Mitsui Home Co Ltd | 木質材料耐久性モニタリングシステム |
CN114253014A (zh) * | 2021-12-30 | 2022-03-29 | 重庆晶朗光电有限公司 | 一种液晶扩束光电器件及其制备方法 |
CN116773599A (zh) * | 2022-06-27 | 2023-09-19 | 李齐战 | 一种建筑墙壁内开裂监测装置及方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62185153A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-13 | Toyota Motor Corp | 結露センサ付防曇ウインドガラス |
-
1995
- 1995-11-02 JP JP1162995U patent/JPH081100U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
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