JPH0524048Y2 - - Google Patents

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JPH0524048Y2
JPH0524048Y2 JP1988063810U JP6381088U JPH0524048Y2 JP H0524048 Y2 JPH0524048 Y2 JP H0524048Y2 JP 1988063810 U JP1988063810 U JP 1988063810U JP 6381088 U JP6381088 U JP 6381088U JP H0524048 Y2 JPH0524048 Y2 JP H0524048Y2
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power supply
sensor
glass
crack detection
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は板ガラスにクラツクが発生したことを
電流又は抵抗の変化によつて検出する機構に関す
る。
(従来の技術) 自動車用ウインドガラスにあつては、解氷或い
は除曇を目的として、ウインドガラスの裏面に
Agペースト等をプリントして焼成してなる導線
を形成したり、スパツタリング等によつて導電性
被膜を形成し、これら導線又は導電性被膜にブス
バーを介して給電することで発生するジユール熱
で曇り又は霜等を除去するようにしている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来のウインドガラスにおいて、通電
中に何らかの原因でガラスにクラツクが発生する
とブスバー或いはブスバーに接続される導線が切
断され、この部分でスパークが発生することがあ
る。特に導電性被膜は通常合せガラスを構成する
2枚の板ガラス一方の合せ面に形成され、また合
せガラスは2枚の板ガラス間にポリビニルブチラ
ール等の中間膜を介在させて接着しているため、
スパークが発生すると中間膜が燃える虞れがる。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本考案は、ブスバーへの
給電回路又は専用のクラツク検出回路に電流値又
は抵抗値の変化を検出するセンサーを設け、この
センサーによる検出値が設定値を超えた場合に給
電回路への給電を遮断するようにした。
(作用) 板ガラスにクラツクが発生して給電回路又はク
ラツク検出回路の一部が切断されると、電流値又
は抵抗値が変化する。そこで、この変化量が一定
値を超えた場合にはリレーによつて給電回路を遮
断する。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案に係るクラツク検出機構を適用
した自動車用ウインドガラスの平面図であり、ウ
インドガラス1は2枚の板ガラスをポリビニルブ
チラール等の中間膜を介して接合してなり、これ
ら2枚の板ガラスの一方の内側面(他方の板ガラ
スと合される面)の上辺部及び下辺部にはAgペ
ースト等の導電性ペーストを焼成してなるブスバ
ー2,2を形成し、これらブスバー2,2間にス
パツタリング等により透明導電性薄膜3を形成し
ている。
導電性薄膜3としては良導電性の酸化金属層と
金属層との積層体とすることが好ましく、酸化金
属層の具体例としては200〜600Å厚のITO(イン
ジウム・錫・オキサイド)やSnO2層が挙げられ、
金属層としては50〜250Å厚のAg,Au,Al或い
はCu層が挙げられ例えばAg層の両側又は一側に
ITO層をスパツタリングで積層することで導電性
薄膜3を得る。
またブスバー2,2には給電回路4を介して通
電され、この給電回路4には発電機(バツテリ)
5、スイツチ6の他に電流センサー7が設けられ
る。この電流センサー7は回路4を流れる電流値
の変化を検出するもので、検出値は増幅器8で増
幅されるとともに増幅器8内に組込んだ比較器に
て設定値と比較され、その差が一定以上となつた
場合にリレー9を作動し回路4を遮断するように
している。
即ち、通電中にウインドガラス1に何らかの原
因でクラツクが発生し、ブスバー2或いはこのブ
スバー2に接続する導線2aが切断されると、セ
ンサー7によつて検出される電流値が減少し、こ
の減少量が所定以上(スパークが発生し得る程度
のもの)となるとリレー9が作動して通電を遮断
する。
第2図は別実施例を示すウインドガラス1の平
面図であり、この実施例にあつては給電回路4と
は別にクラツク検出回路10を設け、このクラツ
ク検出回路10に発電機5、電流センサー7、比
較器を組込んだ増幅器8及びリレー9を組込み、
またクラツク検出回路10の一部でウインドガラ
ス1の周縁部の全域を囲むようにしている(但し
ブスバーを共用している箇所もある)。而して、
前記同様スパークが生じる程度のクラツクが生じ
ると電流値が変化し、これをセンサー7で検出
し、リレー9によつて給電回路4を遮断する。特
に本実施例にあつては、ウインドガラス1の周縁
部のいずれの部分にクラツクが発生しても通電が
遮断されるので信頼性が高い。
第3図乃至第5図は第2図に示した実施例の変
形例を示し、これら変形例はブスバー2の形状が
異なるだけで他の構成は第2図に示した実施例と
同様である。
尚、実施例にあつては電流変化を検出して給電
回路への通電をカツトするようにしたが、抵抗変
化を検出して通電をカツトするようにしても良
い。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、防曇等の
目的で通電用のブスバー導電性薄膜又は熱線を形
成したウインドガラスにスパークが発生し得る程
度のクラツクが生じると、これを電流変化又は抵
抗変化によつて検出し、給電回路を直ちに遮断す
るようにしたので、スパークが発生することがな
く、従つて中間膜が燃えることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクラツク検出機構を適用
した自動車用ウインドガラスの平面図、第2図乃
至第5図は別実施例を示す第1図と同様の図であ
る。 尚、図面中、1はウインドガラス、2はブスバ
ー、4は給電回路、7はセンサー、9はリレー、
10はクラツク検出回路である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 給電用ブスバーを形成した板ガラスのクラツ
    クを検出する機構において、この機構は前記ブ
    スバーへの給電回路を流れる電流値又は抵抗値
    の変化を検出するセンサーと、このセンサーに
    よる検出値と設定値とを比較する比較器と、比
    較した値が所定値となつた時点でブスバーへの
    給電を遮断するリレーとからなることを特徴と
    する板ガラスのクラツク検出機構。 (2) 給電用ブスバーを形成した板ガラスのクラツ
    クを検出する機構において、この機構は板ガラ
    スの周縁部に形成した導線部をその一部とする
    クラツク検出回路と、このクラツク検出回路を
    流れる電流値又は抵抗値の変化を検出するセン
    サーと、このセンサーによる検出値を設定値と
    比較する比較器と、比較した値が所定値となつ
    た時点でブスバーへの給電を遮断するリレーと
    からなることを特徴とする板ガラスのクラツク
    検出機構。
JP1988063810U 1988-05-13 1988-05-13 Expired - Lifetime JPH0524048Y2 (ja)

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JP1988063810U JPH0524048Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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JPH01167655U JPH01167655U (ja) 1989-11-24
JPH0524048Y2 true JPH0524048Y2 (ja) 1993-06-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249522A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Aisin Seiki Co Ltd ガラス破損検知装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6127741A (ja) * 1984-06-14 1986-02-07 ドネリ− コ−ポレイシヨン 電気的に加熱されるパネル組立体

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008249522A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Aisin Seiki Co Ltd ガラス破損検知装置

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JPH01167655U (ja) 1989-11-24

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