JPH08109711A - 折板取付け金具 - Google Patents

折板取付け金具

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JPH08109711A
JPH08109711A JP27569694A JP27569694A JPH08109711A JP H08109711 A JPH08109711 A JP H08109711A JP 27569694 A JP27569694 A JP 27569694A JP 27569694 A JP27569694 A JP 27569694A JP H08109711 A JPH08109711 A JP H08109711A
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bent plate
metal fitting
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Juichi Yasumoto
重一 安本
Shigeharu Kono
重治 河野
Takashi Kamatani
隆 鎌谷
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Yodogawa Steel Works Ltd
Maruichi Inc
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Yodogawa Steel Works Ltd
Maruichi Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】下葺折板の上に別の折板を取付けるための折板
取付け金具において、下葺折板に対する強固な固定状態
を得られるようにするとともに、構造を簡素化するこ
と。 【構成】左右一対の金具本体2,2の相互に離間した胴
部7,7下端の間隔を下葺折板101の頂部101a上
面に対応させ、上記胴部7,7より下に下葺折板101
の傾斜面101bに対応する脚部8,8を延設し、胴部
7,7と脚部8,8との間に、胴部7,7側が幅広の係
止段部18,18を形成して、該係止段部18,18に
対して下から収束金具5を保持し、下葺折板101上に
固定した脚部8,8が拡開して接触面同士が離れるのを
阻止するとともに、上からの荷重を支持できるようにし
た折板取り付け金具1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、折板屋根を取付ける
ための折板取付け金具に関し、より詳しくは、例えば改
修や二重屋根施工等の際に、下葺折板屋根上に上葺折板
屋根を取付けるための折板取付け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のような折板取付け金具としては、
図11に示すようなものがある(特願平6−11850
6号)。すなわちこの折板取付け金具51は、下葺折板
上に固定する下枠52と、上葺折板を受ける受け枠53
とをボルトナット54で連結してなり、下枠52は、下
葺折板の上面に当接する平面部55を有するとともに、
この平面部55の長手方向両端部に、左右の傾斜面に当
接する傾斜片56…を連設し、長手方向中間部には、受
け枠53連結用の立上がり片57を立設した形状であっ
て、上述の平面部55の長手方向中間部には下葺折板を
固定している剣先ボルトとナット等を遊嵌するバカ穴5
8を有している。また受け枠53は、階段状に折曲した
略凸字状に形成され、上面に剣先ボルト59を立設して
いる。
【0003】この折板取付け金具51を用いて上葺折板
を取付けるには、まず、下葺折板の上面に突出している
剣先ボルトやナット等を下枠52のバカ穴58に遊嵌し
て、折板取付け金具51を下葺折板上の所定位置に載置
するとともに、下枠52の平面部55に形成したネジ孔
60から、下葺折板と、この下葺折板を固定している支
持金具とにドリルねじ等を螺着して固定する。そして受
け枠53の剣先ボルト59を利用して上葺折板を固定す
る。
【0004】ところがこの折板取付け金具において、下
葺折板に対する固定が強固であるか否かは、平面部と傾
斜片との接触状態如何によるので、平面部の幅寸法や傾
斜片の傾斜角度に製作誤差(食い違い)があると、その
製作誤差が所定寸法よりも小さい場合であっても大きい
場合であっても強固な固定が行なえない。小さすぎた場
合には、下葺折板に平面部をぴたりと当接することがで
きず、ドリルねじによる固定が甘くなって、振動等によ
りガタ付きが生じることがある。また大きすぎた場合に
も、傾斜片が作用をなさないので、振動等によりガタ付
きの発生が考えられる。
【0005】また、上述のように、この折板取付け金具
では、下枠に下方へ折曲した4つの傾斜片と、上方へ折
曲した2つの立上がり片とを形成しなければならず、そ
のうえ略凸字状をなす受け枠を連結しなければならな
い。このため、構造が複雑であるとともに、嵩が高いと
いう難点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、要
部の形状におさまりをつける収束金具を用いることで、
強固な固定状態を得られるとともに、構造が簡素である
ような折板取付け金具の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段を実施例の図1を用いて説明すると、その構
成は、折板取付け部6を胴部7,7の上方に有するとと
もに、下葺折板上に係合し固定する左右一対の脚部8を
胴部7,7の下方に連設した折板取付け金具1であっ
て、前記胴部7と脚部8との間に、胴部7側が幅広とな
る係止段部18,18を形成し、該係止段部18,18
の下に、脚部8,8の左右方向への拡開を阻止する拡開
阻止片22,22と、下葺折板の上面に上から当接する
当接面23と、下葺折板の上面の固定具を遊嵌するバカ
穴21とを有する収束金具5を保持した折板取付け金具
であることを特徴とする。
【0008】具体的には例えば、上から順に、折板取付
け部6、胴部7、脚部8を有する左右一対の本体金具
2,2を設け、該本体金具2,2の折板取付け部6に、
折板の下面を受ける受け部11,11を有するとともに
該受け部間に折板取付け用の吊子4を保持する吊子保持
溝を有した断熱用樹脂部材3を、上記左右一対の本体金
具2,2間に上記吊子4および折板からの熱伝導不可に
挟持固定し、上記胴部7と脚部8との間に、胴部側が幅
広となる係止段部18,18を形成し、該係止段部1
8,18の下に、脚部8の左右方向への拡開を阻止する
拡開阻止片22,22と、下葺折板の上面に上から当接
する当接面23と、下葺折板の上面の固定具を遊嵌する
バカ穴21とを有する収束金具を保持して構成する。
【0009】なお、折板取付け部の構造に対応させた
り、嵩を低くしたりするため、前記胴部は左右に分離可
能であるもよく、またその上部において連設されたアー
チ形であるもよい。
【0010】また、製作誤差や変形等に対しても良好に
対処し、強度も高いようにすべく、前記前記収束金具を
板状に形成するとともに、左右両縁部に端縁に接続しな
い脚部挿通溝を形成してこれらの端部側を前記拡開阻止
片に設定し、上記脚部挿通溝間に、前記当接面とバカ穴
とを形成して構成するもよい。
【0011】
【作用】すなわち、前述の請求項1の構成によれば、下
葺折板上に固定した状態において、胴部と脚部との間に
保持した、例えば枠形状の収束金具が、上方から荷重が
かかった時に、係止段部に下から係止し、拡開阻止片で
脚部の拡開を阻止して下葺折板に対する良好な接触状態
を維持するとともに、当接面でその荷重を支持する。
【0012】請求項2の構成によれば、胴部が左右に分
離可能なので、例えば保管や現場に搬入する時などには
分離して嵩の低い状態にしておく。また、折板取付け部
には吊子を取付けるようにするとよい。
【0013】請求項3の構成によれば、胴部がその上部
において連接されたアーチ形であるので、使用に際して
組立の必要はなくそのまま使用する。また、折板取付け
部は剣先ボルトを立設して構成するとよい。
【0014】請求項4の構成によれば、使用に際して
は、本体金具の脚部と収束金具とを下葺折板の上に載置
固定する。このとき収束金具のバカ穴を下葺折板の上面
に突出している固定具を遊嵌して所定位置に位置決めを
行なう。そしてこの後、断熱用樹脂部材を挟持固定した
折板取付け部に、吊子を介して上葺折板を取付ける。下
葺折板と上葺折板との間には、グラスウール等の断熱材
を充填するも、しないも、いずれでもよい。
【0015】上述の固定状態において、上から荷重がか
かった場合、収束金具は係止段部に下から係止し、その
拡開阻止片で脚部が広がることを阻止して下葺折板に対
する良好な接触状態を維持する。また同時に、当接面が
その荷重を支持する。
【0016】保管時や搬送時などには、本体金具が分離
可能な左右一対のものであるので、分解して整然と揃え
て、嵩を低くしておくとよい。
【0017】請求項5の構成によれば、収束金具の脚部
挿通溝に脚部を挿通して使用する。脚部挿通溝は、脚部
が拡開する方向はもちろんのこと脚部が接近する方向に
もその変形を阻止する。
【0018】
【考案の効果】上述の結果、請求項1の折板取付け金具
によると、収束金具が脚部の拡開を阻止するとともに荷
重を支持するので、強固な固定状態を得ることができ
る。そしてこのような強固な固定状態を得ることが、収
束金具と一対の脚部とにより行なえるので、従来例のよ
うに4つの傾斜片(脚部)を形成する必要もなく、構造
が簡素である。また、長さ方向の寸法も従来例の場合に
比して小さくてよく、嵩を低くするのに貢献する。
【0019】請求項2の折板取付け金具によると、保管
等の場合には分離して嵩を低くしておくことができる。
【0020】請求項3の折板取付け金具によると、胴部
がその上部において連結されているので、製作が容易で
部品点数が少ないにもかかわらず、固定状態の強固な折
板取付け金具を得ることができる。
【0021】請求項4の折板取付け金具によると、断熱
金具として使用可能でありながらも、上述の請求項1の
達成する効果と請求項2の達成する効果とを合せ持つ。
【0022】請求項5の折板取付け金具によると、収束
金具が脚部の拡開のほか接近することも規制するので、
胴部および脚部の折曲角度等に製作誤差や変形があった
場合でも、それを吸収して所望の接触状態を得ることが
できる。そのうえ、この収束金具は枠状に形成されてお
り、脚部挿通溝等は端縁と接続していないので、脚部の
拡開阻止や荷重の支持が強力に行なえ、剛性は極めて高
い。
【0023】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。 (第1実施例)図1は、断熱二重屋根を施工するのに適
した折板取付け金具1の斜視図であり、左右一対の本体
金具2,2と、断熱用樹脂部材3と、吊子4と、収束金
具5とで構成している。
【0024】本体金具2,2は、金属板をプレス成形し
てなり、図2に示したように左右とも同形で、上から順
に折板取付け部6、胴部7、脚部8を有している。折板
取付け部6は、水平方向に折曲した受け片6aとこれと
は逆L字をなす挟持片6bとからなり、挟持片6bに
は、断熱用樹脂部材3と嵌合して位置ずれを阻止する適
宜形状の切込み9,9と、固定用の角穴10とを有して
いる。
【0025】すなわちこの折板取付け部6に挟持される
上述の断熱用樹脂部材3は、正面視略T字状に形成され
ており、左右に突出する受け部11,11の下面を本体
金具2,2の受け片6aに当接可能にするとともに、受
け部11,11より下の左右両面に、本体金具2,2の
折板取付け部6を嵌合して位置ずれ阻止する凹部12を
形成している。
【0026】また、上述の凹部12のうち上述の角穴1
0に対応する部位には、さらなる凹部、第2凹部13を
形成している。この第2凹部13は、断熱用樹脂部材3
を熱伝導不可に挟持固定するため、図示したような樹脂
製の補助部材14,14を本体金具2,2の外側から嵌
合する。
【0027】この補助部材14,14は図3に見られる
ように、本体金具2,2の厚みと第2凹部13の深さと
を合せた長の四角い嵌合部14aと、鍔状の抜止め部1
4bとからなり、抜止め部14bから嵌合部14aにか
けては、ナット15を嵌合する回り止め凹部14cを形
成している。この回り止凹部14cの深さは、図示した
ようにナット15が没入する深さが、螺合の作業性や体
裁の良さの点で好ましい。
【0028】ここで、この断熱用樹脂部材3を本体金具
2,2の折板取付け部6に挟持固定する作業を説明する
と、一方の補助部材14とにナット15を保持するとと
もに、この補助部材14の嵌合部14aを一方の本体金
具2の角穴10に嵌合する。続いて、本体金具2の折板
取付け部6を断熱用樹脂部材3の凹部12に、補助部材
14の嵌合部14aを第2凹部13にそれぞれ嵌合す
る。そして断熱用樹脂部材3の他方には、他の本体金具
2を嵌合するとともに、この角穴10から補助部材14
を嵌合し、ボルト16をワッシャ17を介して、補助部
材14,14と断熱用樹脂部材3とに形成した貫通孔1
4d,3aに挿通し、ナット15に螺合すればよい。な
お、この時には、断熱用樹脂部材3の左右方向の中間に
形成した吊子保持溝3bに吊子4を保持し、貫通孔4a
に対するボルトの挿通で装着する。
【0029】本体金具2,2の胴部7は、折板取付け部
6の下部より続く若干幅広に形成するとともに、下方が
開くように折曲して形成している。2つの本体金具2,
2の下端間隔は、下葺折板101の頂部101aの幅に
対応する(図5参照)。またこの胴部7の下端部には、
それより下を幅狭にして、係止段部18,18を形成し
ている。なお、この胴部7と折板取付け部6とには、補
強リブ19…を形成して形態の強化を図っている。
【0030】脚部8は、胴部7の下端部より続く幅狭に
形成するとともに、その折曲角度を、下葺折板101の
両傾斜面101bに対応するように設定し(図5参
照)、ドリルねじ102…等の固定具を螺合する貫通孔
8a,8aを形成している。
【0031】前述の収束金具5は、金属製で、方形板状
に形成され、左右両縁部には、脚部8,8の幅に対応す
る長さの脚部挿通溝20,20を、端縁に接続しないよ
うに前後方向に沿って形成し、これらの間には、円形の
バカ穴21を形成している。すなわち、上述の脚部挿通
溝20,20の端部側が拡開阻止片22,22で、脚部
挿通溝20,20間におけるバカ穴21以外の部分が当
接面23である。
【0032】バカ穴21は、図4と図5に示すように下
葺折板101を固定している剣先ボルト103とパッキ
ン104、座金105、ナット106等からなる固定具
107を遊嵌できる大きさに設定している。なお、この
バカ穴21は固定具107の座金105と同じ円形であ
るので、必要最小限の切欠きで済み、当接面を大きくで
きるとともに、材料疲労の生じにくい円形であるので、
高い耐久性を有する。
【0033】この収束金具5は、前述した断熱用樹脂部
材3の挟持固定の際に、脚部8,8の下部から脚部挿通
溝20,20に挿通して、係止段部18,18の下側に
保持する。
【0034】このように構成した折板取付け金具1で
は、図1に示したように組み立てた後、図4に示したよ
うに、本体金具2,2の脚部8と収束金具5とを下葺折
板101の頂部101a上に載置する。このとき収束金
具5のバカ穴21を下葺折板101の上面に突出してい
る剣先ボルト103とパッキン104と座金105とナ
ット106とよりなる固定具107を遊嵌して所定位置
に位置決めを行なう。そして、図5に示したように、脚
部8,8の貫通孔8a,8aからドリルねじ102を螺
合して固定する。最後に、折板取付け部6の吊子4を介
して上葺折板108を取付ける。下葺折板101と上葺
折板108との間には、グラスウール等の断熱材を充填
するも、しないも、いずれでもよい。
【0035】このような固定状態において、上から荷重
がかかった場合、収束金具5は本体金具2,2の係止段
部18,18に下から係止し、上方への相対移動を阻ま
れ、その拡開阻止片22,22で脚部8,8が広がるこ
とを阻止する。この事により下葺折板101に対する良
好な接触状態を維持する。そしてまた同時に、当接面2
3がその荷重を支持する。
【0036】なお、収束金具5は上述のような構造であ
るので、脚部挿通溝20,20は、脚部8,8が拡開す
る方向はもちろんのこと脚部8,8が接近する方向にも
その変形を阻止する。すなわち、もし、胴部7,7の下
端部の間隔が所定寸法よりも小さかった場合には、折板
取付け金具1の組み立て時において収束金具5の脚部挿
通溝20,20がその間隔を所定通りに広げるととも
に、使用時にあっては上述のごとく拡開防止も行なうの
で、所望通りの良好な固定状態を得ることができる。
【0037】保管時や搬送時など使用しない時には、各
部材を分離して整然と揃えて、嵩を低くしておくとよ
い。
【0038】上述のように、この折板取付け金具1によ
ると、収束金具5が脚部8,8の拡開を阻止するととも
に荷重を支持するので、極めて強固な固定状態を得るこ
とができる。その結果、台風や大雪等に起因する上方お
よび横方向からの大きな荷重に対し極めて高い剛性を得
ることができる。さらに収束金具5の当接面23が下葺
折板101の頂部101bに当接することで、上部の折
板取付け部6の高さ位置が一定の寸法となり、葺いた屋
根に凹凸や波打ちがなく、きれいな屋根の仕上りを得
る。
【0039】そしてこのような強固な固定状態を得るこ
とが、簡素な構造により行なえ、その組み立ても容易で
ある。すなわち、例えば従来は、吊子4を固定するため
のボルト16ナット15の他、本体金具2,2同士を接
合する金具も必要であったが、この折板取付け金具1で
は、収束金具5の存在によりその必要はない。しかも、
収束金具5の金具本体2,2に対する保持は、脚部挿通
溝20,20に挿通するだけの簡単な操作でよい。
【0040】また従来例のように4つの傾斜片(脚部)
を形成する必要もなく、前後方向の長さを短くして嵩を
低くすることもできる。その上、分離したときには、さ
らに嵩を低くできるので、管理が容易であるとともに、
輸送費の低減を図ることもできる。
【0041】(その他の実施例)図6に示した折板取付
け金具1は、断熱用樹脂部材を介さずに形成したもの
で、普通の二重屋根の施工や改修用に適する。構成にお
いては、第1実施例における本体金具2,2の折板取付
け部6から断熱用樹脂部材3を除いて吊子4を直接介在
させたものであるので、詳しい説明は省略する。図中3
1は根角ボルトである。
【0042】図7、図8、図9に示した折板取付け金具
1,1は、金具本体2の胴部7,7を、その上部におい
て受け面6cを連結してアーチ状に形成したもので、胴
部7,7の上端面に、剣先ボルト32を立設して折板取
付け部6を形成している。また、図7の折板取付け金具
1の収束金具5は、脚部挿通溝とバカ穴とを連続形成し
た方形の穴部33を形成して、枠状にしている。
【0043】なお、これらの折板取付け金具1,1で
の、金具本体2と収束金具5との組み立ては、金具本体
2の脚部対応部をその折曲形成の前段において、収束金
具5の穴部33や脚部挿通溝20,20に挿通し、その
後に所定通りに折曲すればよい。
【0044】図10に示した折板取付け金具1は、図
7、図8、図9に示した形態の折板取付け具1を断熱二
重屋根の施工用に形成したものである。本体金具2の胴
部7,7上面には、角穴34を貫通形成するとともに、
上から断熱用樹脂部材35を載置する。そして上述の角
穴34に嵌合し、同時に胴部の上面に上から載置する断
熱用樹脂部材35の下面に形成した方形状の凹部35a
にも嵌合する嵌合部36aと、これより大径の鍔部36
bとを有する、第1実施例における補助部材14と同様
形状の樹脂製の補助部材36を胴部7,7の上面に下か
ら嵌合し、断熱用樹脂部材35の上面に回り止めして保
持させたナット37に剣先ボルト38を下から螺合して
強固に固定して構成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】折板取付け金具の斜視図。
【図2】折板取付け金具の分解斜視図。
【図3】吊子を外した状態の折板取付け金具の断面図。
【図4】折板取付け金具の使用の方法を示す斜視図。
【図5】折板取付け金具の使用状態を示す断面図。
【図6】その他の実施例に係る折板取付け具の斜視図。
【図7】その他の実施例に係る折板取付け金具の斜視
図。
【図8】その他の実施例に係る折板取付け金具の斜視
図。
【図9】その他の実施例に係る折板取付け金具の斜視
図。
【図10】その他の実施例に係る折板取付け金具の一部
破断正面図。
【図11】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1…折板取付け金具 2…本体金具 3…断熱用樹脂部材 4…吊子 5…収束金具 6…折板取付け具 7…胴部 8…脚部 11…受け部 18…係止段部 20…脚部挿通溝 21…バカ穴 22…拡開阻止片 23…当接面 101…下葺折板 107…固定具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌谷 隆 大阪市中央区南本町4丁目1番1号 株式 会社淀川製鋼所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折板取付け部を胴部の上方に有するととも
    に、下葺折板上に係合し固定する左右一対の脚部を胴部
    の下方に連設した折板取付け金具であって、前記胴部と
    脚部との間に、胴部側が幅広となる係止段部を形成し、
    該係止段部の下に、脚部の左右方向への拡開を阻止する
    拡開阻止片と、下葺折板の上面に上から当接する当接面
    と、下葺折板の上面の固定具を遊嵌するバカ穴とを有す
    る収束金具を保持した折板取付け金具。
  2. 【請求項2】前記胴部が左右に分離可能である請求項1
    記載の折板取付け金具。
  3. 【請求項3】前記胴部がその上部において連設されてア
    ーチ形に形成された請求項1記載の折板取付け金具。
  4. 【請求項4】上から順に、折板取付け部、胴部、脚部を
    有する左右一対の本体金具を設け、該本体金具の折板取
    付け部に、折板の下面を受ける受け部を有するとともに
    該受け部間に折板取付け用の吊子を保持する吊子保持溝
    を有する断熱用樹脂部材を、上記左右一対の本体金具間
    に上記吊子および折板からの熱伝導不可に挟持固定し、
    上記胴部と脚部との間に、胴部側が幅広となる係止段部
    を形成し、該係止段部の下に、脚部の左右方向への拡開
    を阻止する拡開阻止片と、下葺折板の上面に上から当接
    する当接面と、下葺折板の上面の固定具を遊嵌するバカ
    穴とを有する収束金具を保持した折板取付け金具。
  5. 【請求項5】前記収束金具を板状に形成するとともに、
    左右両縁部に端縁に接続しない脚部挿通溝を形成してこ
    れらの端部側を前記拡開阻止片に設定し、上記脚部挿通
    溝間に、前記当接面とバカ穴とを形成して構成した請求
    項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の折板取
    付け金具。
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JP2014224440A (ja) * 2013-04-17 2014-12-04 株式会社カネカ 屋根上設置物取付金具、屋根上設置物の取付構造、太陽電池モジュールの取付構造、屋根構造、及び屋根上設置物の取付工法

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