JPH0810823A - ステンレス冷延鋼帯の焼鈍・脱スケール方法 - Google Patents
ステンレス冷延鋼帯の焼鈍・脱スケール方法Info
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Abstract
し、しかも優れた耐食性を備えたステンレス冷延鋼帯の
焼鈍・脱スケール方法を提供する。 【構成】冷間圧延後のステンレス鋼帯に、還元性雰囲気
中で焼鈍を施し、次いで機械的な研削を施し、その後硝
塩酸溶液中で酸洗を施す。また、還元性雰囲気は、H2:
20 vol%以下、残部が不活性ガスの組成、かつ露点が-1
0 ℃以下とし、機械的な研削量は、酸化皮膜表面からの
厚みに換算して、次式の関係を満たす範囲 A>−40℃のとき、 3.0×10-3×A+ 1.3×10-1≦B≦
10 A≦―40℃のとき、 0.01 ≦B≦10 ただし、A:焼鈍雰囲気の露点(℃) B:研削量(μm ) とし、溶液の組成は硝酸濃度10〜300(g/l)かつ塩酸濃度
1〜30(g/l) 、温度は35〜65℃および電解処理の電流密
度は1〜30(A/dm2) とする。
Description
(鋼板も含む)の製造方法に係り、とくに高速かつ安定
な脱スケールを行うことを可能とするとともに、脱スケ
ール後の耐食性が優れた特性を有するステンレス冷延鋼
帯の焼鈍・脱スケール方法に関するものである。
は、加工性および耐食性を確保するために焼鈍が施され
る。ステンレス鋼の主な焼鈍方法には、強還元性雰囲気
で処理する方法と燃焼雰囲気で処理する方法とがある。
前者の方法は、光輝焼鈍(BA)処理とよばれ、酸化皮
膜(スケール)は極めて薄く、ほとんど圧延のままの光
沢が得られる。一方、後者の方法では焼鈍時に一定の厚
さ以上のスケールが生じるため、このままでは耐食性、
成形・加工時のダイス寿命などに悪影響を及ぼす。この
ため、燃焼雰囲気で焼鈍を行った場合には、焼鈍後、脱
スケールのための酸洗処理が施される。また、近年、普
通鋼の連続焼鈍ライン(CAL)のような還元性雰囲気
中で、高速で通板する焼鈍方法が試みられつつある。こ
の場合に、ステンレス鋼は酸化されやすいCrを含むた
め、普通鋼では酸化されない雰囲気であっても、表面に
テンパーカラー状のスケールが生成し、焼鈍後、脱スケ
ール処理が必要であった。
理として、従来は一般に、溶融アルカリ塩に浸漬するソ
ルト処理もしくは中性塩溶液中における電解処理などの
工程の後に、硫酸、硝酸、硝弗酸等の酸溶液に浸漬する
か、電解処理する工程を組み合わせる方法が採用されて
いた。その具体的方法は、例えば、特公昭38-12162号公
報、特開昭59-59900号公報あるいはステンレス鋼便覧
(長谷川正義監修、日刊工業新聞社、1973、P.839 )等
に開示されており、これら方法が鋼種や焼鈍条件に起因
するスケール除去の難易度によって使い分けられてい
た。しかし、上記のような複雑な工程の脱スケール処理
を施しても、スケールを完全に除去するためには、長時
間にわたる処理が必要であり、ステンレス冷延鋼帯の生
産能率を阻害する原因となっていた。それ故、ラインの
高速化、生産性の向上に対応するために、短時間で処理
できる脱スケール方法の開発が多年の課題であった。
化の要求に対応するための技術が、数多く提案されてい
る。その有力な技術として、処理液中に塩化物イオンを
添加し、塩素イオンのスケール侵食機能を活用した方法
が挙げられる。例えば、特開昭53-23245号公報では中性
塩電解質水溶液−(Nacl またはKcl ) からなる水溶液で
電解する方法が、特公昭58-42777号公報や特公昭60-543
91号公報では硝酸−塩酸−塩化第二鉄からなる処理液中
で電解する方法が、また特開平1-234600号公報ではNaCl
を主成分とする水溶液中で電解し硝弗酸または硫弗酸中
に浸漬する方法が、それぞれ開示されている。しかし、
これらの方法では、脱スケールの処理時間が20 sec程度
が限度であり、ライン速度を高めるためには酸洗漕を長
大にするしかなく、普通鋼の連続焼鈍酸洗ライン(CA
L)のような高速高効率設備では実用化できなかった。
さらに、特開平1-147100号公報、特開平4-66699 号公報
では硝塩酸溶液中で電解する方法が開示されている。し
かし、この方法では脱スケール能力が、電解溶液中の溶
存Fe、Cr濃度のみならず、スケール状態によっても大き
く変化する。このため、実操業設備においては、焼鈍温
度、雰囲気等の影響をうけやすい、鋼帯のエッジ部で
は、生成するスケール性状が大きく変化するので、脱ス
ケール能力が安定せず、スケール残りあるいは、過酸洗
による表面の肌あれ等が頻繁に生ずるという問題点があ
った。またこの方法では、目視での確認が困難で除去し
にくい、極微量のSi等の酸化物が酸洗後も残存し、鋼板
の耐食性を劣化させるという問題点があった。さらに、
この方法の脱スケールの処理時間は、せいぜい 5 sec程
度が限界であった。
技術はいずれも、脱スケール工程の処理時間が長い(生
産性が低い)という問題を抱えていた。さらに、脱スケ
ール能力が不安定なために、とくに鋼板のエッジ部で脱
スケール不良が生じたり、鋼板表面に酸化物が残存する
ために耐食性が劣化するという問題も抱えていた。
帯を焼鈍、脱スケールする際の上記従来技術が抱えてい
る上述した問題点を惹起することのないステンレス冷延
鋼帯の焼鈍・脱スケール方法を提供することにある。本
発明の他の目的は、高い生産性と安定した脱スケール能
力を有し、しかも優れた耐食性を備えたステンレス冷延
鋼帯の焼鈍・脱スケール方法を提供することにある。本
発明のさらに他の目的は、脱スケール工程の処理時間を
2 sec以下に短縮することが可能なステンレス冷延鋼帯
の焼鈍・脱スケール方法を提供することにある。
の目的の実現に向けて、焼鈍後のスケールおよび地鉄の
状態と各溶液中での脱スケール挙動について詳細に検討
した結果、脱スケール能力の不安定性は、スケールの厚
みの違いによる電解電流効率の変動、および焼鈍時に地
鉄とスケール等の元素の濃化の度合によって影響を受け
ること、スケールの表層から焼鈍条件に応じた一定の深
さを機械的に研削すれば安定した脱スケール性が得られ
ること、また次工程で硝塩酸溶液中で処理すれば、耐食
性に悪影響を及ぼすSi、Al等の酸化物が残存しない良好
な表面が、短時間で、得られることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
の構成を要旨とするものである。 (1) 冷間圧延後のステンレス鋼帯を、還元性雰囲気中で
焼鈍し、次いで機械的な研削を行い、その後硝塩酸溶液
中で酸洗することを特徴とするステンレス冷延鋼帯の焼
鈍・脱スケール方法。
H2:20 vol%以下、残部が不活性ガスの組成からなり、
かつ露点が-10 ℃以下である焼鈍・脱スケール方法。
な研削量が、酸化皮膜表面からの厚みに換算して、次式
の関係を満たす範囲である焼鈍・脱スケール方法。 A>−40℃のとき、 3.0×10-3×A+ 1.3×10-1≦B≦
10 A≦―40℃のとき、 0.01 ≦B≦10 ただし、A:焼鈍雰囲気の露点(℃) B:研削量(μm )
が硝酸濃度10〜300(g/l)かつ塩酸濃度1〜30(g/l) 、温
度が35〜65℃および電流密度が1〜30(A/dm2) の条件で
電解処理を行う焼鈍・脱スケール方法。
Cr含有量が5〜40wt%であるフェライト系、オーステナ
イト系などのステンレス冷延鋼帯を指し、とくにCr含有
量が10〜30wt%のステンレス冷延鋼帯に有利に適用しう
る。次に、本発明において、ステンレス冷延鋼帯の焼鈍
・脱スケール条件を上記要旨構成のとおりに限定した理
由について説明する。
る必要がある。連続焼鈍ライン(CAL)などで焼鈍し
たステンレス鋼帯の表面に生成するスケールの厚みや、
地鉄とスケールとの界面における各元素の濃化の度合
は、焼鈍雰囲気の組成や露点により影響を受ける。すな
わち、還元性雰囲気の露点が−10℃より高くなると、生
成スケールが厚くなり、また地鉄とスケールとの界面で
のSi,Ti,Nb,Al といった脱スケール性および酸洗後の耐
食性を劣化させる元素の濃化の度合が大きくなる。その
ため、スケールが厚くなり過ぎたり、地鉄にこれらの元
素の濃化度合が過大になると、後の工程でメカニカルな
研削を行っても、高速短時間で脱スケール処理すること
が困難となる。また、焼鈍雰囲気中のH2濃度が高けれ
ば、スケールおよび濃化層は薄くなるが、20 vol%付近
で飽和する。なお、過度にH2濃度が高くなると安全性お
よびコストの点から不利となる。よって、焼鈍雰囲気の
条件は、好ましくはH2:20 vol%以下、露点:−10℃以
下、より好ましくはH2:2〜10 vol%、露点:−25〜−
45℃である。
本発明における機械的な研削とは、ブラシロール、研磨
粉、ショットブラストなどの機械的な研削処理のことを
意味する。発明者等が、従来の工程で酸洗後の鋼板表面
を詳細に調査した結果、Si,Ti,Nb,Al 等の酸化物が残存
し、また地鉄表層部にこれらの元素が濃化しており、こ
れらが脱スケール性および耐食性を劣化させていること
を見いだした。そこで、機械的な研削を行うことによ
り、焼鈍条件に関係なく、常に表面状態を一定にするこ
とができ、脱スケール能力の安定性を高めることが可能
となる。さらに、この機械的な研削により、焼鈍時に濃
化した地鉄界面のSi,Ti,Nb,Al 等の、後工程の硝塩酸溶
液中で難溶性で、鋼板の耐食性を劣化させる部分を除去
できる。これらの作用によって、従来に比べて高速短時
間に脱スケール処理をお行うことができ、酸洗後の鋼板
の耐食性も向上する。
される範囲で行えばよい。 A>−40℃のとき、 3.0×10-3×A+ 1.3×10-1≦B≦
10 A≦―40℃のとき、 0.01 ≦B≦10 ただし、A:焼鈍雰囲気の露点(℃) B:研削量(μm ) 研削量を上式のように、焼鈍雰囲気の露点に依存して定
めたのは、次の理由による。すなわち、発明者等は、ス
ケール厚、地鉄のSi,Ti,Nb,Al 等各元素の濃化層に及ぼ
す焼鈍条件の影響を調査した結果、通常の操業に適用さ
れる焼鈍温度1050℃以下では、スケール厚みおよび濃化
層厚みは焼鈍雰囲気の露点に大きく依存しており、この
濃化層の表面からの厚みは、還元性雰囲気中では、露点
−40℃以上の範囲では、ほぼ露点に比例し、−40℃以下
では露点に関係なく、ほぼ一定の厚みになることを見い
だした。この事実の基づき上記式の下限を定めた。研削
量がこの範囲より少なくなると、スケールまたはSi,Ti,
Nb,Al 等の濃化層が残り、脱スケール性が劣化し、安定
した脱スケールを行うことができなくなり、酸洗後にも
これらの元素が残り、耐食性を劣化させる。一方、研削
量が10μm を超えると、表面が荒れ、研削時に火花発生
等の問題も生じるので、研削量の上限は10μm とする。
洗を行う。発明者らは、研削後の処理液について、機
械的研削傷の除去性、表面の平滑性確保不動態化処
理の短時間処理、の観点から様々な溶液中で研削後の鋼
板を処理した結果、硝塩酸溶液中で処理する方法が適し
ていることを見い出した。そして、硝塩酸溶液中の処理
としては、硝酸10〜300(g/l)と塩酸1〜30(g/l)との混
合液中で、温度35℃〜65℃、電流密度1〜30(A/dm2) の
条件で電解処理を行うことが推奨される。
不動態化処理することが難しく、一方300g/lを超えると
NOX 発生量が増大するという弊害がおこる。また、塩
酸濃度が1g/lに満たないと高速に脱スケールすることが
難しく、30 g/lを超えると肌荒れが起こる。以上の理由
から、硝塩酸の処理液は、硝酸10〜300(g/l)と塩酸1〜
30(g/l) との混合液、好ましくは、硝酸50〜200(g/l)と
塩酸3 〜20(g/l) との混合液とする。
35℃に満たないと、短時間に処理することが困難とな
り、65℃を超えるとNOX 発生量の増大や肌荒れ等の弊
害を生じる。以上の理由から、硝塩酸の処理液の温度は
35〜65℃、好ましくは40〜60℃がよい。
は、1A/dm2 に満たないと短時間で処理できず、一方30
A/dm2 を超えるとNOX 発生量が増大や肌荒れ等の弊害
を生ずる。以上の理由から、電流密度は1〜30(A/dm2)
、好ましくは5〜25 A/dm2とする。なお、本発明にお
いては、熱間圧延時の圧下率、焼鈍条件および冷間圧延
時の圧下率は特に限定する必要はなく、板厚等に応じて
適切に定めればよい。
の熱延板を冷間圧延により板厚1.0 mmの冷延鋼帯とし供
試材とした。この供試材を表1に示す各条件で、焼鈍、
研削および酸洗(硝塩酸) を行い、脱スケールの状況お
よび耐食性について調べた。ここで、焼鈍パターンは、
約200 sec 秒で900 ℃まで昇温→900 ℃×60 sec保持→
空冷とし、研削はナイロン製のブラシを用いる方法によ
り行った。また、比較のために、研削を施すことなく中
性塩電解を利用する、従来の方法(条件:Na2SO4 200g/
l 、温度80℃、電流密度 10A/dm2、電解時間 10sec→硝
酸100g/l、弗酸 10g/l、温度50℃、浸漬30sec →硝酸10
0g/l、温度60℃、電流密度20A/dm2 、電解時間 10sec)
でも脱スケールを試みた。脱スケール性の判定は、完全
に脱スケールした代表サンプルと対比し、目視判定によ
り、○、△、×(○:脱スケール良好、△:微少スケー
ル残りあり、×:スケール残りあり)でおこなった。ま
た、耐食性の判定は、孔食電位(JIS G 0577)を測定す
ることにより評価した。その結果を表1に示す。
て短時間に、安定した脱スケールを行うことができ、酸
洗後の耐食性も良好であることがわかる。これに対し、
本発明の範囲を外れた比較例では、本発明に比べ、高速
短時間に処理することが難しく、また、脱スケール不良
とくにエッジ部でのスケール残り、酸洗後の耐食性不良
のうちの少なくとも一方の欠点が生ずることがわかる。
また、中性塩電解を利用した従来例は、処理時間が長い
にもかかわらず、とくに耐食性の点で発明法より劣るこ
とが示された。
間圧延により板厚1.0mmの冷延鋼帯とし供試材とした。
この供試材を表2に示す各条件で、焼鈍、研削および酸
洗(硝塩酸) を行い、脱スケールの状況および耐食性に
ついて調べた。ここで、焼鈍パターンは、約250 sec 秒
で850 ℃まで昇温→850 ℃×60 sec保持→空冷とし、研
削はナイロン製のブラシを用いる方法により行った。ま
た、比較のために、研削を施すことなく中性塩電解を利
用する、従来の方法(条件:Na2SO4 200g/l 、温度80
℃、電流密度 10A/dm2、電解時間 10sec→硝酸100g/l、
温度60℃、電流密度20A/dm2 、電解時間 10sec)でも脱
スケールを試みた。脱スケール性の判定は、完全に脱ス
ケールした代表サンブルと対比し、目視判定により、
○、△、×(○:脱スケール良好、△:微少スケール残
りあり、×:スケール残りあり)でおこなった。また、
耐食性の判定は、孔食電位(JIS G 0577)を測定するこ
とにより評価した。その結果を表2に示す。
て短時間に、安定した脱スケールを行うことができ、酸
洗後の耐食性も良好であることがわかる。これに対し、
本発明の範囲を外れた比較例では、本発明に比べ、高速
短時間に処理することが難しく、また、脱スケール不良
とくにエッジ部でのスケール残り、酸洗後の耐食性不良
のうちの少なくとも一方の欠点が生ずることがわかる。
また、中性塩電解を利用した従来例は、処理時間が長い
にもかかわらず、とくに耐食性の点で発明法より劣るこ
とが示された。
従来の方法が抱えていたステンレス冷延鋼帯の焼鈍・脱
スケールの問題点が解消される。また、本発明方法によ
れば、高い生産性と安定した脱スケール能力を有し、し
かも優れた耐食性を備えたステンレス冷延鋼帯の焼鈍・
脱スケールが可能となる。また、本発明方法によれば、
脱スケール工程の処理時間を3 sec以下に短縮させるこ
とが可能となる。このため、良好な品質のステンレス鋼
帯が低コストで製造可能となり、従来の長大な酸洗設備
を大幅に縮小でき、設備管理が容易になるなど、工業上
極めて大きな効果が得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】冷間圧延後のステンレス鋼帯を、還元性雰
囲気中で焼鈍し、次いで機械的な研削を行い、その後硝
塩酸溶液中で酸洗することを特徴とするステンレス冷延
鋼帯の焼鈍・脱スケール方法。 - 【請求項2】還元性雰囲気が、H2:20 vol%以下、残部
が不活性ガスの組成からなり、かつ露点が-10 ℃以下で
ある請求項1記載の焼鈍・脱スケール方法。 - 【請求項3】機械的な研削量が、酸化皮膜表面からの厚
みに換算して、次式の関係を満たす範囲である請求項1
または2記載の焼鈍・脱スケール方法。 A>−40℃のとき、 3.0×10-3×A+ 1.3×10-1≦B≦
10 A≦―40℃のとき、 0.01 ≦B≦10 ただし、A:焼鈍雰囲気の露点(℃) B:研削量(μm ) - 【請求項4】溶液の組成が硝酸濃度10〜300(g/l)かつ塩
酸濃度1〜30(g/l) 、温度が35〜65℃および電流密度が
1〜30(A/dm2) の条件で電解処理を行う請求項1〜3の
いずれか1項に記載の焼鈍・脱スケール方法。
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- 1994-06-24 JP JP14279894A patent/JP2842787B2/ja not_active Expired - Fee Related
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