JPH0810697A - 防曇性被覆物品の製造方法 - Google Patents

防曇性被覆物品の製造方法

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JPH0810697A
JPH0810697A JP6152033A JP15203394A JPH0810697A JP H0810697 A JPH0810697 A JP H0810697A JP 6152033 A JP6152033 A JP 6152033A JP 15203394 A JP15203394 A JP 15203394A JP H0810697 A JPH0810697 A JP H0810697A
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meth
group
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acrylate
composition
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JP6152033A
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English (en)
Inventor
Yuji Eguchi
勇司 江口
Shigeki Nomura
茂樹 野村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】防曇性と耐水性とを兼ね備えた防曇性被覆物品
の製造方法を提供する 【構成】基材の表面に、一般式─〔CH2 ─CR1 2
─〕(式中、R1 は水素原子又はメチル基を示し、R2
はカルボキシル基を有する側鎖を示す)で表される繰り
返し構造単位を有する重合体と、1分子中に少なくとも
2個のエポキシ基を有する化合物と、1分子中に少なく
とも2個の(メタ)アクリロイル基を有する疏水性単量
体と、光重合開始剤とからなる組成物Aを下塗り層とし
て塗布し加熱硬化させる第1の工程と、第1の工程によ
り形成された硬化被膜に、1分子中に少なくとも1個の
(メタ)アクリロイル基を有する親水性単量体と、光重
合開始剤とからなる組成物Bを接触させた状態で活性光
線を照射し光硬化させる第2の工程を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防曇性物品の製造方法
に関し、更に詳しくは、防曇性能を有するメガネやカメ
ラ等のレンズ、窓ガラス、自動車のフロントガラス、ヘ
ルメットのシールド、水中メガネ等の光学物品、あるい
は浴室、洗面所で使用する鏡等に使用する防曇性物品の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】透明材料として用いられている通常のプ
ラスチックや無機ガラス等は、表面の温度が露点以下と
なった場合、表面に曇りを生じ透明性が損なわれてしま
うという欠点がある。
【0003】この表面の曇りを防ぐ従来の方法として
は、例えば、アルコール性水酸基を有する親水性アク
リレート単量体を特定の多官能単量体と共重合させる
か、あるいは、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子
を架橋させることにより吸水性膜を形成する方法、成
形品の樹脂中に、界面活性剤を練り込んでおく方法、
界面活性剤を含有する組成物を基材表面に塗布する方法
等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
の方法によれば、架橋の程度により膜の吸水性を制御
するために、膜の吸水による防曇性の発現と耐水性の両
立は困難である。又、及びの方法も、界面活性剤が
水により流出してしまうと防曇性は大きく低下する。
【0005】これらの問題点を解決する方法として、例
えば、特公昭61─40695号公報には、不飽和基を
二個以上有する疏水性単量体混合物を予備重合させてゲ
ル化させた後、その表面にカルボン酸基、スルホン酸
基、硫酸基、リン酸基、アミノ基、水酸基等の親水基と
重合性不飽和基とを有する親水性単量体を接触させて表
面で共重合させる方法が提案されている。しかし、この
方法では、予備重合の程度を制御することは難しい。
【0006】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、防曇性と耐水性とを兼ね備えた防曇性被覆物品の製
造方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、プラスチック
成形体基材又は無機ガラス基材の表面に、 ─〔CH2 ─CR1 2 ─〕(式中、R1 は水素原子又
はメチル基を示し、R 2 はカルボキシル基を有する側鎖
を示す)・・・一般式(1) で表される繰り返し構造単位を有する重合体と、1分子
中に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物と、1
分子中に少なくとも2個の(メタ)アクリロイル基を有
する疏水性単量体と、光重合開始剤とからなる組成物A
を下塗り層として塗布し加熱硬化させる第1の工程を有
する。
【0008】基材としては、アクリル樹脂、ポリカーボ
ネート等のプラスチック板状成形体、無機ガラス板など
が使用される。これらの基材は必要に応じて更に密着性
を向上させる目的で前処理を行ってもよい。特に基材が
無機ガラス板の場合には、シランカップリング剤により
前処理が有効である。
【0009】基材上に下塗り層を設ける方法としては、
従来公知の方法が適用でき、例えば、スプレーコート、
バーコート、ディッピング、ロールコート、スピンコー
ト等の種々の方法が挙げられる。
【0010】上記の一般式(1)で表される繰り返し構
造単位を有する重合体としては、カルボキシル基を有す
る重合性単量体とカルボキシル基を有しない重合性単量
体をとの共重合により得られる重合体が好ましい。
【0011】このようなカルボキシル基を有する重合性
単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、2─
(メタ)アクリロイルオキシエチルコハク酸、2─(メ
タ)アクリロイルオキシエチルフタル酸、2─(メタ)
アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、ω─
カルボキシ─ポリカプロラクトンモノアクリレート等が
使用される。
【0012】又、カルボキシル基を有しない重合性単量
体としては、実質的に水不溶性のものが好ましく、具体
的には、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、α─メチルスチレン、p
─エチルスチレン、2,4─ジメチルスチレン、p−n
─ヘキシルスチレン、p−n─オクチルスチレン、p−
メトキシスチレン、p−フェニルスチレン等のスチレン
類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル等の
ビニルエステル類、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸─n─ブチル、(メタ)アクリル酸
イソブチル、(メタ)アクリル酸─n−オクチル、(メ
タ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸─2─エ
チルヘキシル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)
アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸イソボルニ
ル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)ア
クリル酸エステル類、ビニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル等のビニルエーテル類、ビニルメチルケト
ン、ビニルエチルケトン等のビニルケトン類などが挙げ
られる。これらは単独で使用してもよいし、二種以上併
用してもよい。
【0013】上記の一般式(1)で表される繰り返し構
造単位を有する重合体中のカルボキシル基を有する繰り
返し構造単位の量は、少なすぎると第1の工程での架橋
が不十分となり、第2の工程により被膜が侵されてしま
い、多すぎると被膜の耐水性が低下するので、5〜80
mol%が好ましい。
【0014】1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を
有する化合物としては、ビスフェノールA又はそのエチ
レンオキサイド変性等の誘導体、ビフフェノールF又は
そのエチレンオキサイド変性等の誘導体、ノボラック樹
脂等の多価フェノールあるいはエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、グリセリン、ネオペンチルグリコ
ール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール
等の多価アルコールとエピクロルヒドリンとの反応生成
物であるポリグリシジルエーテル、脂環式エポキシ樹
脂、あるいは、一般式─〔CH2 ─CR3 4 ─〕(R
3 は水素原子又はメチル基を示し、R4 はエポキシ基を
有する側鎖を示す)で表される繰り返し構造単位を有す
る重合体などが挙げられる。
【0015】上記の一般式で表される繰り返し構造単位
を有する重合体としては、エポキシ基を有する重合性単
量体を単独又は二種以上併用して重合させるか、もしく
はエポキシ基を有する重合性単量体とエポキシ基を有さ
ない重合性単量体との共重合により得られる。
【0016】エポキシ基を有する重合性単量体として
は、グリシジル(メタ)アクリレート、β─グリシドキ
シエチル(メタ)アクリレート、3,4─エポキシブチ
ル(メタ)アクリレート、4,5─エポキシペンチル
(メタ)アクリレート、3,4─エポキシシクロヘキシ
ルメチル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエー
テル等が使用される。
【0017】又、エポキシ基を有しない重合性単量体と
しては、前記カルボキシル基を有しない重合性単量体と
して挙げたものと同様のものが使用できる。
【0018】これらは単独で使用してもよいし、二種以
上併用してもよい。又、重合時の架橋によるゲル化を防
ぐために、エポキシ基を有しない重合性単量体は、重合
時の条件でエポキシ基と反応しないものを使用する必要
がある。
【0019】1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を
有する化合物の添加量は、多すぎると加熱硬化反応に関
与しないものが多くなるために、最終的な被膜の硬度が
不足したりブリードアウトしてくるという問題点があ
り、少なすぎると十分に硬化が進行しないので、一般式
(1)で表される繰り返し構造単位を有する重合体10
0重量部に対して10〜200重量部が好ましい。
【0020】又、組成物A中の割合が、一般式(1)で
表される繰り返し構造単位を有する重合体と1分子中に
少なくとも2個のエポキシ基を有する化合物の合計が9
0〜40重量%であるのが好ましい。
【0021】1分子中の少なくとも2個の(メタ)アク
リロイル基を有する疏水性単量体は、実質的に水不溶の
ものであればよく、例えば、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロール
プロパントリアクリレート、プロピレンオキサイド変性
トリメチロールプロパントリアクリレート、ジトリメチ
ロールプロパンテトラアクリレート、ビスフェノールA
ジ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性ビス
フェノールAジ(メタ)アクリレート、ジメチロールト
リシクロデカンジアクリレート、ネオペンチルグリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチ
ル)イソシアヌレート、トリス(メタクリロキシエチ
ル)イソシアヌレートや、二官能以上のウレタンアクリ
レートや、ポリエステルアクリレート等が使用される。
これらは単独で使用してもよいし、二種以上併用しても
よい。
【0022】疏水単量体の量は、第1の工程では反応に
関与しないので、多すぎると第2の工程で被膜が侵され
易くなり、少なすぎると表面部に表出する(メタ)アク
リロイル基が少なくなるので、一般式(1)で表される
繰り返し構造単位を有する重合体100重量部に対して
10〜300重量部であることが好ましい。
【0023】光重合開始剤としては、紫外線、可視光線
等の活性光線により、疏水性単量体等を重合させる性質
を有するものであればよい。このような光重合開始剤と
しては、総合技術センター(株)発行の「紫外線硬化シス
テム」(加藤清視著)に詳しく記載されているものが使
用されるが、具体的には、例えば、紫外線で活性化する
ものとしては、以下のものが挙げられる。
【0024】(1)ソジウムメチルジチオカーバメイト
サルファイド、テトラメチルチウラムモノサルファイ
ド、ジフェニルモノサルファイド、ジフェニルモノサル
ファイド、ジベンジルチアゾイルモノサルファイド及び
ジサルファイド等のサルファイド類。
【0025】(2)チオキサントン、エチルチオキサン
トン、2─クロロチオキサントン、ジエチルチオキサン
トン、ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサント
ン誘導体。 (3)ヒドラゾン、アゾイソブチロニトリル、ベンゼン
ジアゾニウム等のジアゾ化合物。
【0026】(4)ベンゾイン、ベンゾイルメチルエー
テル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロ
ピルエーテル、ベンゾフェノン、ジメチルアミノベンゾ
フェノン、ミヒラーケトン、ベンジルアントラキノン、
t─ブチルアントラキノン、2─メチルアントラキノ
ン、2─エチルアントラキノン、2─アミノアントラキ
ノン、2─クロロアントラキノン、ベンジルメチルケタ
ール、メチルフェニルグリオキシレート等の芳香族カル
ボニル化合物。
【0027】(5)1─ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトン、2─ヒドロキシ─2─メチル─1─フェニ
ルプロパン─1─オン、4─(2─ヒドロキシエトキ
シ)フェニル(2─ヒドロキシ─2─プロピル)ケト
ン、2,2─ジエトキシアセトフェノン、2,2─ジエ
トキシアセトフェノン等のアセトフェノン誘導体。 (6)4─ジメチルアミノ安息香酸メチル、4─ジメチ
ル安息香酸エチル、4─ジメチルアミノ安息香酸ブチ
ル、4─ジエチルアミノ安息香酸イソプロピル等のジア
ルキルアミノ安息香酸エステル類。
【0028】(7)ベンゾイルパーオキサイド、ジ─t
─ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、キ
ュメンハイドロパーオキサイド等の過酸化物。 (8)9─フェニルアクリジン、9─p─メトキシフェ
ニルアクリジン、9─アセチルアミノアクリジン、ベン
ゾアクリジン等のアクリジン誘導体。 (9)9,10─ジメチルベンゾフェナジン、9─メチ
ルベンズフェナジン、10─メトキシベンズフェナジン
等のフェナジン誘導体。
【0029】(10)4,4′,4′′─トリメトキシ
─2,3─ジフェニルキノキサリン等のキノキサリン誘
導体。 (11)2,4,5─トリフェニルイミダゾイル二量
体。 (12)ハロゲン化ケトン。 (13)アシルホスフィンオキシド、アシルホスフォナ
ート等のアシル化リン化合物。
【0030】可視光線で活性化するものとしては、例え
ば、2─ニトロフルオレン、2,4,6─トリス(トリ
クロロメチル)─1,3,5─トリアジン、3,3′─
カルボニルビスクマリン、チオミヒラーケトン等が挙げ
られる。
【0031】光重合開始剤の量は、多すぎると黄変が発
生したり、膜が脆くなる等の問題を生じ、少なすぎると
硬化が不十分となるので、1分子中に少なくとも2個の
(メタ)アクリロイル基を有する疏水性単量体100重
量部に対して0.1〜10重量部が好ましい。
【0032】組成物A中には、必要に応じて、 X−SiR3 4 5 (式中、R3 ,R4 ,R5 は、そ
れぞれ独立にハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、低級アセトキシ基を示し、R3 ,R 4 ,R5
の少なくとも1つがハロゲン原子、低級アルコキシ基又
は低級アセトキシ基を示す。Xは末端にビニル基、エポ
キシ基、(メタ)アクリロイル基を有する低級アルキル
基を示す)・・・一般式(2) で表されるシランカップリング剤が添加される。
【0033】このようなシラッカップリング剤として
は、例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、メチルビニルジメトキシシラン、メチ
ルビニルジエトキシシラン、ビニルジメトキシエトキシ
シラン、γ─メタクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ─メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、
γ─メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、
γ─メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、
γ─メタクリロキシエチルトリメトキシシラン、γ─メ
タクリロキシエチルトリエトキシシラン、γ─アクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ─アクリロキシプ
ロピルトリエトキシシラン、γ─アクリロキシエチルト
リメトキシシラン、γ─アクリロキシエチルトリエトキ
シシラン等が挙げられる。
【0034】シランカップリング剤は、下塗り層の耐温
水性、基材との密着性を向上させるために添加するもの
であるので、少なすぎるとその添加効果が不十分とな
り、多すぎると下塗り層の本来の性能が損なわれるた
め、一般式(1)で表される繰り返し構造単位を有する
重合体100重量部に対して0.1〜50重量部が好ま
しい。
【0035】組成物A中には、必要に応じてエポキシ樹
脂用硬化剤あるいは硬化触媒が添加される。これらにつ
いては、CMC社発行の「エポキシ樹脂の高機能化と用
途展開」(英一太著)に記載されている。
【0036】エポキシ樹脂用硬化剤としては、例えば、
コハク酸、無水コハク酸、グルタル酸、無水グルタル
酸、フタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、トリメリ
ット酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、無水ピ
ロメリット酸、メリット酸、無水メリット酸等の多価カ
ルボン酸あるいはその無水物、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、
モルホリン、ピロリジン、シクロヘキシルアミン、ペン
タエチレンヘキサミン等の多官能アミン化合物が挙げら
れる。
【0037】エポキシ樹脂用硬化触媒としては、三級の
アミン基を有する化合物が好適に使用され、例えば、ジ
メチルアミノメチルフェノール(DMP─10)、トリ
メチルアミノメチルフェノール(DMP─30)、トリ
エタノールアミン、ベンジルメチルアミン、ヘキサメチ
レンテトラミン、N,N′─ジメチルピペラジン、トリ
エチレンジアミン、キノリン、N−メチルモルホリン、
ジメチルアニリン、ジメチルシクロヘキシルアミン等の
低分子化合物や、N,N─ジメチルアミノ(メタ)アク
リレート、N,N─ジエチルアミノエチル(メタ)アク
リレート、N,N─ジエチルアミノプロピルアクリルア
ミド等の三級アミノ基含有重合性単量体、又はその単独
あるいは共重合体等が挙げられる。エポキシ樹脂用硬化
剤又は硬化触媒の添加量は、その種類により適宜決定さ
れる。
【0038】組成物Aを必要に応じて溶剤で希釈しても
よい。このような溶剤としては、一般的な有機溶剤が使
用可能であり、具体的には、メタノール、エタノール、
n−プロパノール、イソプロパノール、n─ブタノー
ル、ベンジルアルコール等のアルコール類、アセトン、
メチルエチルケトン、シクロヘキサン等のケトン類、メ
チルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ
等のセロソルブ類、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、
トルエン等が挙げられる。これらの溶剤は、単独で使用
してもよいし、又、二種以上混合して使用してもよい。
【0039】又、本発明は、第1の工程により形成され
た硬化被膜に、1分子中に少なくとも1個の(メタ)ア
クリロイル基を有する親水性単量体と、光重合開始剤と
からなる組成物Bを接触させた状態活性光線を照射し光
硬化させる第2の工程を有する。
【0040】1分子中に少なくとも1個の(メタ)アク
リロイル基を有する親水性単量体としては、親水基とし
て、水酸基、スルホン酸あるいはスルホン酸塩基、一
級、二級及び三級アミノ基又はアミド基、四級アンモニ
ウム塩基、カルボン酸あるいはカルボン酸塩基、リン酸
あるいはリン酸塩基、ポリエチレングリコール類、モル
ホリン基、硫酸塩基等を1つ以上有するものが好適に使
用される。
【0041】このような親水性単量体としては、例え
ば、2─ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2─
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、グリセロー
ル(メタ)アクリレート、2─アクリルアミド─2─メ
チルプロパンスルホン酸とその塩、スルホン酸ナトリウ
ムエトキシ(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルア
ミド、N,N─ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N,N─ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N─イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジメ
チルアミノプロピルアクリルアミド、2─メタクリロキ
シエチルトリメチルアンモニウムクロリド、(メタ)ア
クリル酸、(メタ)アクリル酸ナトリウム、2─(メ
タ)アクリロイルオキシエチルコハク酸、2─(メタ)
アクリロイルオキシエチルフタル酸、2─(メタ)アク
リロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、ω─カル
ボキシ─ポリカプロラクトンモノアクリレート、ポリエ
チレングリコール変性リン酸(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコール(メタ)アクリレート、アクリロ
イルモルホリンなどが挙げられる。これらは、単独で使
用してもよいし、二種以上併用してもよい。
【0042】光重合開始剤としては、第1の工程と同様
のものが使用されるが、その添加量は、親水性単量体1
00重量部に対して、0.1〜10重量部が好ましい。
【0043】組成物Bは必要に応じて溶剤で希釈しても
よい。特に親水性単量体が固体の場合には溶剤が必要と
なる。使用できる溶剤としては、例えば、極性の溶剤が
好ましく、例えば、メタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノール、n─ブタノール、ベンジ
ルアルコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン、シクロヘキサン等のケトン類、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソ
ルブ類、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシド、水等が挙げられ
る。これらは、単独で使用してもよいし、二種以上併用
してもよい。
【0044】更に、本発明の第2の工程で得られた硬化
被膜を必要に応じてアルカリ処理してもよい。特に、親
水性重合体がカルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基等
の酸基を有する場合には有効であり、この処理により、
アルカリ金属等の塩としておくことが好ましい。具体的
には、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水溶液、
アルコール溶液等が使用できる。この場合のアルカリ溶
液の濃度は被膜が侵されないように0.1〜5重量%で
あるのが好ましい。その後余剰付着分を水洗等により除
去してもよい。
【0045】
【作用】本発明の防曇性被覆物品の製造方法は、まず、
プラスチック成形体基材又は無機ガラス基材の表面に、
上記の一般式(1)で表される繰り返し構造単位を有す
る重合体と、1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を
有する化合物と、1分子中に少なくとも2個の(メタ)
アクリロイル基を有する疏水性単量体と、光重合開始剤
とからなる組成物Aを下塗り層として基材上に塗布し加
熱硬化させる第1の工程において、一般式(1)で表さ
れる繰り返し構造単位を有する重合体のカルボキシル基
と1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する化合
物とを反応させて架橋重合体を形成させるとともに、こ
の架橋重合体中に未反応状態の疏水性単量体と光重合開
始とが分散された硬化被膜を形成することができ、次い
で、第1の工程により形成された硬化被膜に、1分子中
に少なくとも1個の(メタ)アクリロイル基を有する親
水性単量体と、光重合開始剤とからなる組成物Bを接触
させた状態で活性光線を照射し光硬化させる第2の工程
において、硬化被膜の表面部では、親水性単量体と硬化
被膜中に未反応状態で分散する疏水性単量体とを(メ
タ)アクリロイル基間で共重合させて親水基が表出する
共重合体を形成させるとともに、硬化被膜の内部では、
その中に未反応状態で分散する疏水性単量体を同じくそ
の中に分散する光重合開始剤により重合させてアルリル
系重合体を形成させることができるので、防曇性に優れ
且つ耐水性に優れた防曇性被覆製品を製造することがで
きる。
〔第1の工程〕
(1)カルボキシル基含有重合体の合成 暗所下で褐色容器に、メタクリル酸メチル10gと、メ
タクリル酸8.6gと、アゾビスイソブチロニトリル1
00mgとを入れ、窒素ガス置換をした後、60℃の湯
浴につけ4時間反応させカルボキシル基含有重合体を得
た。
【0046】(2)組成物Aの調製 (1)の操作が得られたカルボキシル基含有重合体2g
をエリノール25gに溶解し、これに水添ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂(共栄社化学製、商品名「エポライ
ト4000」)2.5gと、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート(日本化薬社製、商品名「カヤラッドPE
T─30」)4gと、1─ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュ
アー184」)160mgと、4─ジメチルアミノ安息
香酸エチル(日本化薬社製、商品名「カヤキュアーEP
A」)80mgとを添加して均一な溶液とした。
【0047】(3)塗布・硬化 (2)で得られた組成物Aをメイヤーバーによりガラス
板に塗布し、120℃で2時間加熱して熱硬化させた。
【0048】〔第2の工程〕 (4)光硬化 (3)で得られた硬化被膜が設けられたガラス板を、水
75gと、エタノール25gと、2─アクリルアミド─
2─メチルプロパンスルホン酸(日東化学社製、商品名
「TBAS─Q」)5gと、炭酸ナトリウム2.6g
と、1─ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チ
バガイギー社製、商品名「イルガキュアー184」)2
00mgと、4─ジメチル安息香酸エチル(日本化薬社
製、商品名「カヤキュアーEPA」)100mgを混合
した溶液Bに浸漬した状態で1時間紫外線を照射した。
その後余剰付着分を水洗により除去した。得られた被覆
物品について、防曇性と耐水性の評価を行った。その結
果を表1に示した。
【0049】尚、防曇性の評価については、JIS S
4030に沿って、ガラスの一方の面に冷却水をあて2
5℃に保ちながら、42℃の水蒸気を3分間ガラスのも
う一方の面にあてたときの曇り止め性を、1級〜4級の
4段階で評価し、1級を◎、2級を○、三級を△、4級
を×とした。又、耐水性の評価については、25℃の水
に24時間浸漬した後、曇り止め性を上記同様の4段階
で評価した。
【0050】実施例2 組成物Aとして、実施例1で得たのと同様のカルボキシ
ル基含有重合体2gと、水添ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(共栄社化学製、商品名「エポライト400
0」)2.5gと、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート(日本化薬社製、商品名「カヤラッドPET─3
0」)4gと、1─ヒドロキシシクロヘキシルフェニル
ケトン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュアー1
84」)160mgと、4─ジメチルアミノ安息香酸エ
チル(日本化薬社製、商品名「カヤキュアーEPA」)
80mgと、γ─グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン(信越シリコーン社製、商品名「KBM403」)
250mgと、エタノール20gとを混合して均一な溶
液としたものを用いたこと以外は実施例1と同様にし
て、被覆物品を得て、実施例1と同様の評価と耐温水性
の評価を行った。その結果を併せて表1に示した。尚、
耐温水性の評価については、50℃の温水に24時間浸
漬した後、曇り止め性を上記同様の4段階評価を行っ
た。
【0051】実施例3 溶液Bとして、エタノール50gと、アクリル酸5g
と、1─ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チ
バガイギー社製、商品名「イルガキュアー184」)2
00mgと、4─ジメチルアミノ安息香酸エチル(日本
化薬社製、商品名「カヤキュアーEPA」)100mg
を混合したものを用いたこと以外は実施例1と同様にし
て、被覆物品を得て、実施例1と同様の評価を行った。
その結果を併せて表1に示した。
【0052】実施例4 実施例2の第2の工程において、実施例3で用いた溶液
Bを用いて、その後3%のNa2 CO3 水溶液に1分間
浸漬したこと以外は実施例2と同様にして、被覆物品を
得て、実施例1と同様の評価と実施例2と同様の耐温水
性の評価を行った。その結果を併せて表1に示した。
【0053】実施例5 基板としてアクリル樹脂板を用い、熱硬化条件を70
℃、3時間としたこと以外は実施例1と同様にして、被
覆物品を得て、実施例1と同様の評価を行った。その結
果を併せて表1に示した。
【0054】実施例6 基板としてアクリル樹脂板を用い、熱硬化条件を70
℃、3時間としたこと以外は実施例2と同様にして、被
覆物品を得て、実施例1と同様の評価と実施例2と同様
の耐温水性の評価を行った。その結果を併せて表1に示
した。
【0055】実施例7 基板としてポリカーボネート板を用いたこと以外は実施
例5と同様にして、被覆物品を得て、実施例1と同様の
評価を行った。その結果を併せて表1に示した。
【0056】実施例8 基板としてポリカーボネート板を用いたこと以外は実施
例6と同様にして、被覆物品を得て、実施例1と同様の
評価と実施例2と同様の耐温水性の評価を行った。その
結果を併せて表1に示した。
【0057】比較例1 第2の工程を行わなかったこと以外は実施例1と同様に
して、被覆物品を得て、実施例1と同様の評価を行っ
た。その結果を表1に併せて示した。
【0058】比較例2 第1の工程を行わなかったこと以外は実施例1と同様に
して、被覆物品を得て、実施例1と同様の評価を行っ
た。その結果を表1に併せて示した。
【0059】比較例3 第2の工程を行わなかったこと以外は実施例2と同様に
して、被覆物品を得て、実施例1と同様の評価と実施例
2と同様の耐温水性の評価を行った。その結果を表1に
併せて示した。
【0060】比較例4 溶液Bとして、ポリアクリル酸(和光純薬社製、25%
水溶液)5gと、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム15gと、水80gからなる混合物を、ガラス板に塗
布した後、80℃で1時間乾燥して被覆物品を得て、実
施例1と同様の評価を行った。その結果を表1に併せて
示した。
【0061】
【表1】
【0062】表1からも明らかな如く、本発明の実施例
の場合は、いずれも、防曇性及び耐水性に優れており、
更に実施例2,4,6,8の場合は、耐温水性が優れて
いるのに対して、比較例1,3の場合は、防曇線及び耐
水性が悪く、比較例2,4の場合は、耐水性が悪く、更
に比較例3の場合は、耐温水性が悪い。
【0063】
【発明の効果】本発明の防曇性被覆物品の製造方法は、
上記の如き構成とされているので、防曇性に優れ且つ耐
水性にも優れた防曇性被覆物品を製造することができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 7/24 U 7415−4F C09D 133/06 PFZ // C08J 7/04 S

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成形体基材又は無機ガラス
    基材の表面に、一般式─〔CH2 ─CR1 2 ─〕(式
    中、R1 は水素原子又はメチル基を示し、R 2 はカルボ
    キシル基を有する側鎖を示す)で表される繰り返し構造
    単位を有する重合体と、1分子中に少なくとも2個のエ
    ポキシ基を有する化合物と、1分子中に少なくとも2個
    の(メタ)アクリロイル基を有する疏水性単量体と、光
    重合開始剤とからなる組成物Aを下塗り層として塗布し
    加熱硬化させる第1の工程と、第1の工程により形成さ
    れた硬化被膜に、1分子中に少なくとも1個の(メタ)
    アクリロイル基を有する親水性単量体と、光重合開始剤
    とからなる組成物Bを接触させた状態で活性光線を照射
    し光硬化させる第2の工程を有することを特徴とする防
    曇性被覆成形品の製造方法である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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