JP2015000562A - 樹脂積層体、電子機器 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、透明樹脂積層体の表面は、ガラスに比べ、表面硬度、耐摩耗性、耐擦傷性に劣り、傷付きやすいという欠点がある。この欠点を解消するために、従来から透明樹脂積層体の表面硬度、耐摩耗性、耐擦傷性を改良する試みがなされており、例えば、紫外線硬化型のアクリレート系ハードコート塗料で表面をコーティングする方法が挙げられる。
(例えば、特許文献1参照。)
さらに、表面硬度を向上させるために、アクリレート系ハードコート塗料でハードコート層の膜厚を厚くするといった手法が検討されている。しかしながら、表面硬度を高くしようとすると、硬化収縮が大きいために、透明プラスチック材料の反りが大きくなり、硬化時にクラックが発生する。また、曲げ時にクラックが入るなど、実用的に問題になる。また、硬化時の反りやクラック、曲げ時のクラックなどを実用的に問題ない範囲で実現しようとすると、表面硬度が低くなってしまう。
[1] 透明プラスチック基材の少なくとも一方の面上に硬化樹脂被膜層である第1樹脂層と、第2樹脂層とを形成した樹脂積層体であって、
前記第1樹脂層の上に、第2樹脂層が形成され、前記第1樹脂層が、ラジカル重合型樹脂と2官能以上のエポキシ樹脂を含む樹脂積層体。
[2] 前記第1樹脂層のラジカル重合型樹脂と2官能以上のエポキシ樹脂の重量組成比が、20:80〜80:20である[1]に記載の樹脂積層体。
[3] 前記第1樹脂層は、さらに光重合開始剤を含有することを特徴とする[1]または[2]に記載の樹脂積層体。
[4] 前記第2樹脂層は、ラジカル重合型樹脂を含むものである[1]〜[3]のいずれか1項に記載の樹脂積層体。
[5] 前記第1樹脂層の厚さが、12μm以上60μmである[1]〜[4]のいずれか1項に記載の樹脂積層体。
[6] 前記第2樹脂層の厚さが、1μm以上20μmである[1]〜[5]のいずれか1項に記載の樹脂積層体。
[7] [1]〜[6]のいずれかに記載の樹脂積層体を用いて作製された電子機器。
まず、樹脂積層体の構成材料について説明し、その後、製造方法について述べる。
本発明に使用する透明プラスチック基材は、特に限定されるものではなく、公知の透明プラスチックフィルムもしくはシートの中から適宜選択して用いることができる。
具体的には、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどが挙げられる。
また、種類の異なる樹脂や同種であっても官能基などが異なる樹脂が積層された構造体であっても問題ない。
本発明の樹脂積層体の用途としては、携帯機器、家庭用電気製品、産業用電子機器、自動車用電子機器などの外装品、モニターなど情報表示部の保護カバーなどがあり、透明性、加工性、耐衝撃性の観点から、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂が好ましい。
活性エネルギー線(紫外線や電子線)硬化型樹脂としては、ラジカル重合性樹脂やカチオン重合性樹脂などが挙げられる。
ラジカル重合型樹脂としては、例えば、多官能性のアクリレート樹脂またはその多量体、多官能性のウレタンアクリレート樹脂、多官能のエポキシアクリレート樹脂、多官能のポリエステルアクリレート樹脂などが挙げられる。
多官能のアクリレート樹脂またはその多量体は、例えば、ポリオールをアクリル酸でエステル化することにより得られる。
多官能のウレタンアクリレート樹脂は、例えば、ポリオールとジイソシアネートを反応させて得られるイソシアネート化合物と、水酸基を有するアクリレートモノマーの反応により得られる。
多官能のエポキシアクリレート樹脂は、例えば、低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラックエポキシ樹脂のオキシラン環とアクリル酸とのエステル化反応により得られる。
多官能のポリエステルアクリレート樹脂は、例えば、多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーを得、次いで、その両末端の水酸基をアクリル酸でエステル化することにより得られる。
さらにアクリレート系の官能基とエポキシ系の官能基を有する樹脂、アクリレート系の官能基を有するポリエーテル樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂なども必要に応じて好適に使用することができる。
カチオン重合性樹脂としては、2官能以上のエポキシ樹脂が好ましい。
リレート、エトキシ化水添ビスフェノールAジアクリレート、エトキシ化シクロヘキサン
ジメタノールジアクリレート、トリシクロデカンジメタノールジアクリレートなどを使用することができる。
これらの反応性希釈剤を用いると、硬化樹脂被膜層を形成する前の樹脂組成物の粘度調整が容易になると共に、透明プラスチック基材、第1樹脂層および第2樹脂層の間の密着性を向上させることができる。
まず、ラジカル重合型樹脂としては、上記のラジカル重合型樹脂を使用することができる。
一方、2官能以上のエポキシ樹脂としては、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂、トリアジン骨格含有エポキシ樹脂、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF 型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂
、ナフタレン型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールビフェニレン型エポキシ樹脂、ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂、ナフトールノボラック型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂、およびグルシジルアミン型エポキシ樹脂などを使用することができる。
このような2官能以上のエポキシ樹脂を含むことにより、第1樹脂層の強度が向上する。
強度が向上することで、樹脂積層体とした場合の表面硬度が向上する。
また、第1樹脂層にはその他の種類の樹脂として、エポキシ樹脂以外のカチオン重合型の紫外線硬化樹脂を含んでいてもよい。例えば、電子密度の高いビニル基を有するビニルエーテル化合物、スチレン誘導体などを、開環重合型の化合物として、多様なヘテロ環状化合物、ラクトン化合物、4員環の環状エーテルであるオキセタン化合物などを使用することができる。
このような第1樹脂層上に第2樹脂層を形成した構成にすることで、最表面の耐擦傷性を維持しつつ、樹脂積層体としての表面硬度を保持し、クラックの発生も抑制することが可能となった。
アクリル樹脂1層で構成する樹脂層の場合は、膜厚を厚くしないと表面硬度が目標に達成せず、膜厚を厚くすることでクラックの発生がみられるため、これらの特性の両立は困難であった。
このような範囲とすることで、硬化収縮を抑制でき、反りが小さくなり、クラックが発生しない効果を有する。より好ましくは、30:70から70:30であり、さらに好ましくは、40:60から60:40である。
ラジカル発生型の光重合開始剤としては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテルなどのベンゾインまたはベンゾインアルキルエーテル類、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸などの芳香族ケトン類、ベンジルなどのアルファージカルボニル類、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタールなどのベンジルケタール類、アセトフェノン、1−(4−ドデシル
フェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチル-プロパン−1
−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパノン−1などのアセトフェノン類、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−t−ブチルアントラキノンなどのアントラキノン類、2,4−ジメチルチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントンなどのチオキ
サントン類、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイドなどのフォスフィンオキサイド類、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−[o−エトキシカルボニル]オキシムなどのアルファーアシルオキシム類、p−ジメチルアミノ安
息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルなどのアミン類などを使用することができる。
これらは単独または2種以上の混合物として使用でき、さらにはトリエタノールアミン、メチルジエタノールアミンなどの第3級アミン、2−ジメチルアミノエチル安息香酸、4−ジメチルアミノ安息香酸エチルなどの安息香酸誘導体などの光開始助剤などと組み合わせて使用することができる。
エポキシ樹脂の光重合開始剤として使用できる光酸発生剤は、イオン性の化合物と非イオン性の化合物に大別できる。イオン性の化合物としてはアリールジアゾニウム塩、ジアリールヨードニウム塩、トリアリールスルホニウム塩およびトリアリールホスホニウム塩などがあり、対イオンとしてBF4−、PF6−、AsF6−、SbF6−などが用いられる。
このようなオニウム塩系の光酸発生剤には必要に応じてアンスラセンや、チオキサントンのような光増感剤を併用することができる。非イオン性の光酸発生剤としては、光照射によってカルボン酸、スルホン酸、リン酸、ハロゲン化水素などを生成するものが使用でき、具体的にはスルホン酸の2−ニトロベンジルエステル、イミノスルホナート、1−オキソ−2−ジアゾナフトキノン−4−スルホナート誘導体、N−ヒドロキシイミドスルホナート、トリ(メタンスルホニルオキシ)ベンゼン誘導体などが利用でき、さらにカルボン酸o−ニトロベンジルエステル、1−オキソ−2−ジアゾナフトキノン−5−アリールスルホナート、トリアリールリン酸エステル誘導体などが使用できる。
これらは単独または2種以上の混合物として使用できる。
また、エポキシ樹脂分に対する光重合開始剤の配合量は、重合性樹脂成分100重量部に対して0.1重量以上5重量部以下、好ましくは0.2重量部以3重量部以下である。
例えば、粒子内部架橋タイプのスチレン系樹脂、スチレン−アクリル系共重合樹脂、アクリル系樹脂、ジビニルベンゼン樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹脂、スチレン−イソプレン系樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、上記の樹脂などを主成分とするミクロゲルなどを使用することができる。
例えば、表面調整剤は、塗膜の基材への濡れ性や均一性、表面の平滑性および硬化した塗膜の表面スリップ性の向上を目的として添加されるものであり、例えばフッ素系、変性シリコーン系、アクリル系の調整剤を使用することができる。
第1および第2樹脂層の塗工方法は任意であるが、生産段階ではロールコーター、フローコーター、スプレーコーター、カーテンフローコーター、ディップコーター、スリットダイコーター、リバースロールコーター、グラビアコーター、ナイフコーター、バーコーター、などによるのが一般的である。活性エネルギー線源として紫外線を使用することが好ましく、高圧水銀灯、低圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、カーボンアーク、キセノンアークなどの光源が利用できる。
また、硬化には電子線を利用することも可能で、具体的にはコックロフトワルト型、バンデクラフ型、共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器から放出される50〜1000KeV 、好ましくは100〜30
0KeVのエネルギーを有する電子線が利用できる。
第1樹脂層の硬化後の膜厚を上記範囲とすることにより、十分な硬度を有する硬化層とすることができ、反りやクラックの発生も抑制できる。より好ましくは、15μm以上55μm以下、さらに好ましくは、18μm以上50μm以下である。
次いで、前記第1樹脂層上にラジカル重合型樹脂を含む第2樹脂層を硬化後の膜厚が1
μm以上20μm以下の範囲を満たすように塗工した後、活性エネルギー線照射を加え
ることによって硬化する。この場合、第1樹脂層がすでに完全硬化しているものであれば、第2樹脂層のみの硬化となり、第1樹脂層が半硬化状態である場合には、第1と第2樹脂層の同時硬化となる。好ましくは第1樹脂層を半硬化とした方が第1、第2樹脂層間の密着性が向上する場合が多い。
第2樹脂層の硬化後の膜厚を上記範囲とすることにより、十分な硬度を有する硬化層とすることができ、反りやクラックの発生も抑制できる。より好ましくは、3μm以上16μm以下、さらに好ましくは、5μm以上12μm以下である。
硬化せしめ、塗膜の物性(硬さ、耐擦り傷性など)が完全に飽和に達する段階の架橋塗膜を形成する。
(実施例1)
<第1樹脂層>
<ラジカル重合性樹脂>
(A1)5官能と6官能アクリレートモノマー混合物(商品名:A−9550、新中村化学工業社製)
<エポキシ樹脂>
(B1)2官能エポキシ樹脂(商品名:セロキサイド2021P、ダイセル社製)
表1に示すように、上記のラジカル重合性樹脂、エポキシ樹脂を配合し、樹脂分の濃度が溶液中50重量%となるように、プロピレングリコールモノメチルエーテル/イソブチルアルコールの50/50(重量比)混合希釈剤で希釈することにより、第1樹脂層の紫外線硬化型塗料を調製した。また、この第1樹脂層の紫外線硬化型塗料には、ラジカル光重合開始剤1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュア184、BASF社製)を樹脂分に対し、5重量%となるように添加した。さらに、光重合開始剤オニウム塩系化合物(商品名:アデカオプトマーSP−170、ADEKA社製)を樹脂分に対し、2重量%となるように添加した。このように調製された塗料は充分に攪拌混合した後、密閉容器に保存した。
<ラジカル重合性樹脂>
(A2)6官能ウレタンアクリレートオリゴマー
(商品名:EB1290、ダイセルサイテック社製)
(A3)ペンタエリスリトールテトラアクリレート
(商品名:A−TMMT,新中村化学工業社製)
(A4)エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート
(商品名:A−BPE−4,新中村化学工業社製)
(A5)2官能ウレタンアクリレートオリゴマー
(商品名:EB8402、ダイセルサイテック社製)
上記原料を用いて、EB1290/A−TMMT/A−BPE−4/EB8402を45/15/25/15の重量%で配合し、樹脂分の濃度が溶液中20重量%となるように、プロピレングリコールモノメチルエーテル/イソブチルアルコールの50/50(重量比)混合希釈剤で希釈することにより、第2樹脂層の紫外線硬化型塗料を調製した。
また、この第2樹脂層の紫外線硬化型塗料には、ラジカル光重合開始剤1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(商品名:イルガキュア184、BASF社製)を樹脂分に対し、5重量%となるように添加した。このように調製された塗料は充分に攪拌混合した後、密閉容器に保存した。
トを60℃の熱風循環型オーブンに入れ、10分間乾燥した。その後、160W/cmの高圧水銀ランプ(ウシオ電機社製)を用い、距離15cmとし、速度2.0m/分のコンベアにて、紫外線を照射し、その後80℃の熱風循環型オーブンに入れ、2時間熱硬化させ、第1樹脂層の紫外線硬化型塗料を硬化させ、第1樹脂層を形成した。
続いて、第2樹脂層の紫外線硬化型塗料を、第1樹脂層と同様に、金属製バーコーターを用いて、乾燥膜厚10μmになるように、第1樹脂層の上に塗布した。さらに、このポリメタクリル酸メチル/ポリカーボネートシートを60℃の熱風循環型オーブンに入れ、10分間乾燥した。その後、160W/cmの高圧水銀ランプ(ウシオ電機社製)を用い、距離15cmとし、速度2.0m/分のコンベアにて、紫外線を照射することにより、第2樹脂層の紫外線硬化型塗料を硬化させて、基材上に第1樹脂層および第2樹脂層がこの順で形成された樹脂積層体を得た。この樹脂積層体について、以下の評価を行い、その結果を表1に示した。
<表面硬度>
上記作製した樹脂積層体の表面硬度について、JIS K5600に準じて、各種硬度の鉛筆(商品名:ユニ 三菱鉛筆社製)を用いて、第2樹脂層面の硬度を測定した。
<耐擦傷性>
上記作製した樹脂積層体について、スチールウール#0000を用い、直径30mmの保持具に取り付け、荷重500gにて100往復した後、樹脂積層体の第2樹脂層表面の傷の有無を目視により観察し、以下の通り評価した。
○:まったく傷がつかない(実用上優れる)
△:数本の傷が発生した(実用上十分だが、用途が制限される)
×:全体に傷が発生した(実用上劣る)
<クラック>
上記作製した樹脂積層体について、目視にてクラックの有無を判定した。
○:クラックが発生している。
×:クラックが発生していない。
<反り>
上記作製した樹脂積層体を150mm×150mmの試験片に切断し、反りを測定した。上記試験片を平面板の上に置き、平面板から試験片の4隅の反りを計測して、その平均を反りとした。
○:反りが5mm以下
×:反りが5mmより大きい
表1に記載している配合量とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂積層体を作製し、実施例1と同様の方法で評価した。
使用したエポキシ樹脂は、以下のとおりとした。
(B2)2官能と多官能エポキシ樹脂の混合物
(商品名:EHPE3150CE、ダイセル社製)
(B3)3官能エポキシ樹脂(商品名:TEPIC−VL、日産化学工業社製)
(B4)3官能エポキシ樹脂 トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル
(商品名:エポライト100MF、共栄社化学社製)
(B5)1官能エポキシ樹脂 1,2−エポキシシクロヘキサン
Claims (7)
- 透明プラスチック基材の少なくとも一方の面上に硬化樹脂被膜層である第1樹脂層と、第2樹脂層とを形成した樹脂積層体であって、
前記第1樹脂層の上に、第2樹脂層が形成され、前記第1樹脂層が、ラジカル重合型樹脂と2官能以上のエポキシ樹脂を含む樹脂積層体。 - 前記第1樹脂層のラジカル重合型樹脂と2官能以上のエポキシ樹脂の重量組成比が、20:80〜80:20である請求項1に記載の樹脂積層体。
- 前記第1樹脂層は、さらに光重合開始剤を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂積層体。
- 前記第2樹脂層は、ラジカル重合型樹脂を含むものである請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂積層体。
- 前記第1樹脂層の厚さが、12μm以上60μm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹脂積層体。
- 前記第2樹脂層の厚さが、1μm以上20μmである請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂積層体。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の樹脂積層体を用いて作製された電子機器。
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2013
- 2013-06-18 JP JP2013127575A patent/JP2015000562A/ja active Pending
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