JPH081067Y2 - 押出成形用ダイ - Google Patents
押出成形用ダイInfo
- Publication number
- JPH081067Y2 JPH081067Y2 JP1990107669U JP10766990U JPH081067Y2 JP H081067 Y2 JPH081067 Y2 JP H081067Y2 JP 1990107669 U JP1990107669 U JP 1990107669U JP 10766990 U JP10766990 U JP 10766990U JP H081067 Y2 JPH081067 Y2 JP H081067Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- cooling
- eyes
- front surface
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は各種押出成形において発生する目やにを効果
的に防止し、生産性向上を計る押出成形用ダイに関する
ものである。
的に防止し、生産性向上を計る押出成形用ダイに関する
ものである。
(従来の技術) プラスチックを使用する各種押出成形において、多か
れ少なかれダイ前面に目やにと称する不純物などのカス
状物が付着し、時間の経過と共に該カス状物の付着が増
加して炭化する。該炭化物はやがて成形品に付着除去さ
れる。電線被覆においては該炭化物が、外観を損ねスパ
ークアウトの原因になったりする。一般的に目やにを除
去する方法としては、添加剤等を繰り込む方法、あるい
はガスバーナーを用いて焼き取る方法等を行っている
が、完全に除去することは困難で未だ解決されておら
ず、生産性が悪く、又コスト面で高くつくなど欠点があ
り、問題であった。
れ少なかれダイ前面に目やにと称する不純物などのカス
状物が付着し、時間の経過と共に該カス状物の付着が増
加して炭化する。該炭化物はやがて成形品に付着除去さ
れる。電線被覆においては該炭化物が、外観を損ねスパ
ークアウトの原因になったりする。一般的に目やにを除
去する方法としては、添加剤等を繰り込む方法、あるい
はガスバーナーを用いて焼き取る方法等を行っている
が、完全に除去することは困難で未だ解決されておら
ず、生産性が悪く、又コスト面で高くつくなど欠点があ
り、問題であった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案はこれらの欠点を解消したものであり、ダイ先
端を冷却することにより、目やにを防止でき、効率良
く、経済的に生産できる押出成形用ダイを提供するもの
である。
端を冷却することにより、目やにを防止でき、効率良
く、経済的に生産できる押出成形用ダイを提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) 本考案はダイ前部にダイ前面を冷却可能な冷却用装置
を設け、かつ該冷却用装置の後部に断熱溝を複数個形成
することを特徴とする押出成形用ダイである。
を設け、かつ該冷却用装置の後部に断熱溝を複数個形成
することを特徴とする押出成形用ダイである。
(作用) 本考案は、ダイ先端部にダイ部の設定温度より50±20
℃低い温度にダイ前面を冷却可能な冷媒循環装置1を設
け、例えば温度を一定にコントロールできるオイル循環
装置を用いてオイルを循環させることにより、ダイ前面
を冷却させることにより目やにの発生を防止することが
できる。
℃低い温度にダイ前面を冷却可能な冷媒循環装置1を設
け、例えば温度を一定にコントロールできるオイル循環
装置を用いてオイルを循環させることにより、ダイ前面
を冷却させることにより目やにの発生を防止することが
できる。
ダイ前面の温度がダイ部の設定温度より70℃以上低い
温度では、合成樹脂の粘度が高くなりすぎて流動性が悪
くなり外観を損ない、又ダイ前面の温度がダイ部の設定
温度より30℃低い温度より高い温度では、合成樹脂の粘
度がまだかなり低いため冷却の効果がない。
温度では、合成樹脂の粘度が高くなりすぎて流動性が悪
くなり外観を損ない、又ダイ前面の温度がダイ部の設定
温度より30℃低い温度より高い温度では、合成樹脂の粘
度がまだかなり低いため冷却の効果がない。
本考案では、ダイ前面のみを冷却することにより、ダ
イリップのみが温度が低くなるので、押出されたプラス
チックのダイリップ部に接触する部分の粘度が上がり付
着しにくくなり、始めて目やにの防止効果が発揮され
る。そのために冷媒循環装置の後部は冷却しない方が好
ましい。従って冷媒循環装置などの冷却用装置1の後部
に断熱溝2を形成させて断熱効果を持たせるようになっ
ている。
イリップのみが温度が低くなるので、押出されたプラス
チックのダイリップ部に接触する部分の粘度が上がり付
着しにくくなり、始めて目やにの防止効果が発揮され
る。そのために冷媒循環装置の後部は冷却しない方が好
ましい。従って冷媒循環装置などの冷却用装置1の後部
に断熱溝2を形成させて断熱効果を持たせるようになっ
ている。
(考案の効果) 本考案の押出成形用ダイを使用すると、ダイ先端部の
温度が低いため、ダイ内部を通過する合成樹脂の粘度が
上がり、従来ダイ前面に付着増加していた目やには発生
しても微量で成形品と共に流れるので、目やには増大せ
ず防止できる。又長時間の成形により目やにが増大して
も、ダイ前面が冷却され目やにも冷されるため圧縮空気
等を定期的に吹き付ければ容易に目やにが吹き飛び外観
を損なうことなく良好な成形品を効率良く成形すること
ができる。
温度が低いため、ダイ内部を通過する合成樹脂の粘度が
上がり、従来ダイ前面に付着増加していた目やには発生
しても微量で成形品と共に流れるので、目やには増大せ
ず防止できる。又長時間の成形により目やにが増大して
も、ダイ前面が冷却され目やにも冷されるため圧縮空気
等を定期的に吹き付ければ容易に目やにが吹き飛び外観
を損なうことなく良好な成形品を効率良く成形すること
ができる。
第1図は本考案のチューブダイの先端部の断面図であ
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】ダイ前部にダイ前面を冷却可能な冷却装置
を設け、かつ該冷却装置の後部に断熱溝を複数個形成す
ることを特徴とする押出成形用ダイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990107669U JPH081067Y2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | 押出成形用ダイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990107669U JPH081067Y2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | 押出成形用ダイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464116U JPH0464116U (ja) | 1992-06-01 |
JPH081067Y2 true JPH081067Y2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=31854306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990107669U Expired - Lifetime JPH081067Y2 (ja) | 1990-10-16 | 1990-10-16 | 押出成形用ダイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH081067Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52107057A (en) * | 1976-03-05 | 1977-09-08 | Oiles Industry Co Ltd | Mold for extrusion molding synthetic resin pipe |
JP3036428U (ja) * | 1996-10-03 | 1997-04-22 | シン フォン リン | 耐火板 |
-
1990
- 1990-10-16 JP JP1990107669U patent/JPH081067Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0464116U (ja) | 1992-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |