JPH05104623A - インフレーシヨンフイルムの成形方法 - Google Patents

インフレーシヨンフイルムの成形方法

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JPH05104623A
JPH05104623A JP26644991A JP26644991A JPH05104623A JP H05104623 A JPH05104623 A JP H05104623A JP 26644991 A JP26644991 A JP 26644991A JP 26644991 A JP26644991 A JP 26644991A JP H05104623 A JPH05104623 A JP H05104623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
cooling
temperature
air ring
inflation film
Prior art date
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Pending
Application number
JP26644991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Yasukawa
雄一郎 安川
Toshio Taka
敏雄 鷹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空冷インフレーションフィルム成形におい
て、外部冷却エアーを簡易な装置により低温化し、冷却
効率を著しく向上させ、高速成形時のバブル安定性を保
持することを目的とする。 【構成】 エアーリング内部に熱交換室を設けた外部冷
却用エアーの冷却装置を使用して、外部冷却エアーを強
制的に冷却する。 【効果】 エアーリング出口温度を大幅に下げることが
でき、高速成形が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速成形可能な空冷イ
ンフレーションフィルムの成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】空冷インフレーションフィルムの成形に
おいて、高生産性を確保するために高速成形が求められ
ている。このとき、バブルの冷却風の増量により、溶融
バブルの揺れを防止してバブルを安定化させるために、
安定体を用いることは周知である(例えば特公昭55−
2180号公報)。しかしこの方法では、例えば高密度
ポリエチレンを用いて厚さ20μmのフィルムを成形す
る場合、引取速度60m/min 以上での高速成形を行お
うとすると、成形速度に応じてエアーリングから高速か
つ多量のエアーを吐出する必要があり、このエアーがバ
ブルに当たるところでバブルが激しく揺れるためバブル
の安定化を図ることがかなり困難になる問題を抱えてい
た。また大型の冷凍機を使用して、上記エアーを冷却し
てブロワーより送り込む方法も検討されたが、コスト面
で高価になるばかりか、実際にはエアーリングがダイス
に接触しており、エアーリングがダイスからの熱を受け
てかなりの高温となるため、せっかく冷却したエアー
が、エアーリングを通過するとき高温になってしまい、
充分な効果が得られなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大型の冷凍
機により冷却したエアーをブロワーに送り込む方法等と
は全く異なり、簡易な装置により外部冷却用エアーを冷
却し、空冷インフレーションフィルム成形時の冷却効率
を著しく向上させ、溶融バブルを安定化して高速成形が
可能な空冷インフレーションフィルムの成形方法を提供
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明において使用され
る樹脂は、熱可塑性樹脂であれば特に限定されず、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等が挙げら
れる。
【0005】本発明に係る空冷インフレーションフィル
ムの成形方法は、エアーリング本体の内部数箇所に冷却
媒体を循環させる流路を設けて、エアーリング内に冷却
用媒体を循環させ、エアーリング本体の温度を30℃以
下に維持し、エアーリング内をエアーが通過するときに
外部冷却用エアーを強制的に冷却することを特徴とす
る。
【0006】通常のエアーリングの内部は整流室がある
のみであるが、本発明では整流室に至る前に熱交換室を
設けている。この熱交換室は一種の熱交換器であり、冷
却用空気が流れる側には表面積を大きくするために多数
の突起部又はフィンを設け、突起部又はフィンがないと
きと比較して表面積が1.5〜10倍になっていること
が望ましい。
【0007】熱交換室の空気と接触しない側には冷却媒
体を循環させるが、冷却媒体は冷水、ブライン、フロン
ガス等が使用される。冷却媒体の温度、流量は特に制限
はないが、エアーリング外部表面温度が30℃以下、好
ましくは25℃以下となるように、温度、流量を設定す
ることが望ましい。このためには冷却媒体の温度は20
℃以下にすることが望ましい。
【0008】この冷却装置を使用すると、エアーリング
から吐出されるエアーリング出口のエアー温度を大幅に
下げることができるため、高速成形時においても必要エ
アー量が少なくてすみ、バブルの安定性を保持すること
が容易となる。
【0009】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明を
さらに詳細に説明する。
【0010】実施例1〜6 冷媒として水を使用し、水の温度及び流量を変えて、外
部冷却エアーのエアーリング入口温度に及ぼす影響、及
び外部冷却エアーの低温化がバブル安定性に及ぼす影響
について検討した。使用した冷却ブロワーは、5馬力の
西村電気製ブロワーである。原料として高密度ポリエチ
レン、ショウレックス2010HF(昭和電工株式会社
製)密度0.95g/cm3、MFR0.05g/10分
を用い、スクリュー口径65mmφの押出機に設けたダイ
ス口径100mmφ、リップギャップ1.2mmのダイスか
らバブルを押し出し、ブローアップ比3.0で厚み20
μmの空冷インフレーションフィルムの成形を種々の成
形速度にて試みた。エアーリング本体の表面温度、及び
ブロワー出口及びエアーリングを通過直後の風速及び風
温を測定し、同時に成形時のバブル安定性を評価した。
結果は表1に示す。
【0011】表1より明らかなように、エアーリング本
体内に冷却水を循環させることによりエアーリングの表
面温度を低下させることができ、エアーリングを通過直
後の外部冷却エアーの温度を大幅に低下させることがで
きた。さらにこの効果は、循環水が低温であるほど、ま
た循環水の流量が大きいほど、エアーリングを通過直後
の外部冷却エアーの温度を大幅に低下させることがで
き、高速成形が容易であった。
【0012】比較例1 エアーリングをダイスに接続したままで、循環水も用い
ずに空冷インフレーション成形を行ったが、エアーリン
グの表面温度及びエアーリングを通過直後のエアー温度
は高く、60m/min の成形は不可能であった。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】本発明の冷却装置は外部冷却エアーのエ
アーリング出口の温度を大幅に低下させることが可能で
あり、60m/min 以上の高速のインフレーションフィ
ルム成形が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却装置設置図。
【図2】冷却装置断面図。
【符号の説明】
1 空気 2 冷却媒体流路 3 熱交換室 4 整流室 5 ダイス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーリング内部に熱交換室を設け、空
    気と接触する側には突起部又はフィンを設け、空気と接
    触しない側には冷却媒体用の流路を設けたインフレーシ
    ョンフィルム製造用の外部冷却エアーの冷却装置を使用
    して、外部冷却用エアーを冷却することを特徴とするイ
    ンフレーションフィルムの成形方法。
JP26644991A 1991-10-15 1991-10-15 インフレーシヨンフイルムの成形方法 Pending JPH05104623A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITMI20131702A1 (it) * 2013-10-15 2015-04-16 Syncro S R L Dispositivo e metodo per regolare il profilo di spessore nella produzione di film soffiati
CN105150512A (zh) * 2015-11-04 2015-12-16 上海紫泉标签有限公司 聚乙烯热收缩薄膜吹膜装置

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