JP2549771B2 - インフレーションフィルムの成形法 - Google Patents
インフレーションフィルムの成形法Info
- Publication number
- JP2549771B2 JP2549771B2 JP3018871A JP1887191A JP2549771B2 JP 2549771 B2 JP2549771 B2 JP 2549771B2 JP 3018871 A JP3018871 A JP 3018871A JP 1887191 A JP1887191 A JP 1887191A JP 2549771 B2 JP2549771 B2 JP 2549771B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- cooling device
- resin
- film
- inflation molding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Description
た製造方法に関するものである。さらに詳しく説明する
と、本発明は、インフレ−ション成形方法によりポリオ
レフィン系樹脂の管状フィルムを高速で成形することを
可能とする為に、冷却効果を高め、且つ成形安定性を増
加させた、改良されたインフレ−ション成形方法に関す
るものである。
製造される熱可塑性系樹脂のフィルム、特にポリオレフ
ィン系樹脂のフィルムは、包装用、農業用、産業用資
材、及び買物袋用等として、幅広く利用されている。こ
の様なポリオレフィン系のフイルムの製造については近
年、生産性を高める為、高速でのインフレ−ション成形
方法の開発が求められている。インフレ−ション成形方
法の成形速度の高速化の為には、溶融樹脂が環状ダイか
ら押出され膨張変形を受け管状フィルムとなる間のイン
フレ−ション成形工程で効率的な冷却方法の開発と安定
した成形方法の開発が必要となる。従来ではポリオレフ
ィン系樹脂をインフレ−ション成形を行いフィルムを得
る場合、一般的な冷却方法として、環状ダイ上面近傍か
ら環状ダイから押出される管状樹脂と同方向側に冷却空
気を、押出された管状樹脂に向け吹出す冷却方法が行な
われてきた。しかし、この様な冷却方法に於ては低速の
領域でインフレ−ション成形を行なうことには支障がな
いが、成形速度を増加させ、多量の冷却空気の吹き付け
を必要とする場合には、成形安定性が低下し、インフレ
−ション成形が困難となる冷却効率を向上させる為、例
えばフロストライン近傍から安定板に至る間で複数段に
わたり冷却空気の吹きつけを行なう方法(特公平1−5
2171号公報)等、これまで種々の外部冷却方法が検
討されてきた。しかしこれらの方法はいずれの方法にお
いても冷却媒体として気体を使用している為に除熱効率
が悪くその冷却効果に限界があった。この為、特公昭6
3−57224号公報に提案されている様なエアロゾル
化した水により冷却を行なう事が試みられてはいる。し
かし環状ダイから押出され管状溶融樹脂の周りの装置が
大掛かりになる為、成形開始操作の際に管状溶融樹脂を
引上げる操作等が行ないにくくなり、又直接水滴を噴霧
している為長時間運転を行なうと湿度が高くなり作業環
状が悪化する傾向になる。また実開昭48−23666
号、特開昭55−34911号公報、特開平2−343
24号公報にはバブルの内側に内部に冷却媒体を通ずる
安定体を設置し冷却する方法が開示されている。しか
し、該安定体を用いるに当たっては、なお十分な検討が
なされておらず、開示の安定体の用い方では薄物フィル
ムを安定してインフレーション成形することは難しい。
中でも特開平2−34324号公報にはダイより押出さ
れた樹脂をさらにくびれさせそのくびれ部分を安定体に
接触させて冷却する方法を用いているが、この方法では
くびれ部分を冷却する為くびれ部分の管状溶融樹脂径が
さらに小さくなりこの部分に接触している安定体を溶融
樹脂が絞めつけることとなり安定体と溶融樹脂の滑性が
悪くなる。この結果、くびれ部分よりダイ側でたるみ等
が発生し易くなり安定成形が困難となる場合や、成形す
るフィルムの厚さによってはくびれ部分で絞めつけがお
こりその後急激な延伸がかかる為ピンホ−ルが発生しフ
ィルム切れとなってしまう事が起こり易くなる。
のインフレ−ション成形に於ける冷却方法が開発されて
いるが、これらの方法では高速でインフレ−ション成形
を行うに伴い発生する冷却不足、成形安定性の低下の問
題を充分解決成し得るものではない。本発明はかかる欠
点に鑑みてなされたもので、高品質の管状フィルムを安
定して高速で製造するための改良されたインフレ−ショ
ン成形方法を提供しようとするものである。
明は熱可塑性樹脂を環状ダイから押出し、管状フィルム
を形成するインフレ−ション成形方法に於て、管状溶融
樹脂(10)の内部に熱可塑性溶融樹脂が環状ダイ
(1)から管状に押出されてから膨張開始点(2)に達
する迄の間の膨張開始点(2)より50mm以下、環状
ダイ(1)より35mm以上の範囲に環状ダイ(1)と
同軸に配置された円柱状形状からなる冷却装置(5)を
設置しておき、前記冷却装置(5)内部に冷却媒体
(8)を通じ、管状溶融樹脂(10)を前記冷却装置
(5)に接触させて冷却するようにしたことを特徴とす
る管状フィルムを製造するインフレ−ション成形方法に
かかるものである。
オレフィン系樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリ
ルとスチレンとの共重合体、アクリロニトリルとブタジ
エンとスチレンとの3元共重合体、等のポリスチレン系
樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹
脂、ナイロン6、ナイロン6,6、等のポリアミド系樹
脂、ポリエチレンテレフタレ−ト等のポリエステル系樹
脂、ポリビニ−ルアルコ−ル系樹脂等が挙げられ、これ
らの内の樹脂を1種類単独で使用してもよいし、また、
2種類以上混合して使用してもよい。前記ポリオレフィ
ン系樹脂とは高密度ポリエチレン樹脂、高圧法低密度ポ
リエチレン樹脂、エチレンと炭素数3〜12のα−オレ
フィンとの共重合体、ポリプロピレン樹脂、エチレンと
プロピレンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニルとの共
重合体等のポリオレフィン系樹脂、が挙げられ前記エチ
レンと炭素数3〜12のα−オレフィンとの共重合体に
関し、炭素数3〜12のα−オレフィンとは例えばプロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4
−メチルペンテン−1、1−オクテン、1−デセン等が
挙げられる。これらの樹脂の内、ポリオレフィン系の樹
脂を使用することが好ましい。特に好ましくは、ポリオ
レフィン系の樹脂の内、高密度ポリエチレン樹脂、高圧
法低密度ポリエチレン樹脂、エチレンと炭素数3〜12
のα−オレフィンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニル
との共重合体がよい。更に好ましくは、又メルトフロ−
レ−ト(ASTM D1238)0.01g/10mi
n.〜5.0g/10min.の前記樹脂がよい。更に
好ましくはメルトフロ−レ−ト0.01g/10mi
n.〜0.1g/10min.の前記樹脂がよい。更に
好ましくはメルトフロ−レ−ト0.01g/10mi
n.〜0.1g/10min.の高密度ポリエチレン樹
脂がよい。
ション成形を行なう場合、熱可塑性溶融樹脂を環状ダイ
から押出し管状フィルムを成形する際、図2に示す様に
ある位置から熱可塑性溶融樹脂が横方向(TD)に膨張
を始め、フロストラインに至るがその膨張を始める位置
を指す。本発明で述べるフロストラインとは、環状ダイ
から管状に押出された溶融状熱可塑性樹脂が膨張開始点
を通過し膨張変形を受けた後に横方向の膨張変形が終了
する位置を言う。
軸に配置され、形状としては押し出された環状溶融樹脂
の形状に合わせた円柱状とする。(特に限定される物で
はないが円柱状、多角柱状、円錐状、多角錐状、截頭多
角錐状、截頭円錐状等が好ましく、さらにこれらを組合
せた形も使用できる。)前記の様な形及び配置とするこ
とにより当該冷却装置(5)にインフレ−ション成形中
の管状溶融樹脂の安定化に寄与する機能を持たせる事が
できる。また冷却装置周縁部は曲面(ア−ルを付ける)
とするか10mm程度までの深さの面取りを行なっても
よい。ア−ルの値は特に限定される物ではないが好まし
くはR20以下とする事が好ましい。特に好ましくはR
10以下とする事が良い。さらに当該冷却装置(5)の
最大径は高品質のフィルムを安定して製造できれば特に
制限はないがダイの径の1倍より大きく2.5倍以下で
ある事がよい。1倍以下であると接触が均一でなくなり
易く2.5倍よりも大きいと成形開始操作が非常に困難
となる。好ましくは1倍よりも大きく1.5倍以下であ
ることがよい。又、材質としては特に制限はないがその
物質の25℃に於ける熱伝動率が0.05W・cm-1・
K-1以上、4.16W・cm-1・K-1以下の物が好まし
い。さらに好ましくは0.10W・cm-1・・K-1以
上、4.16W・cm-1・K-1以下がよい。この熱伝導
率以下の特性をもつ材質を用いても当該冷却装置(5)
のインフレ−ション成形に与える冷却効果はほとんど無
い場合がある。冷却装置と管状溶融樹脂の接触面積に関
しては、成形安定性はインフレ−ション成形条件により
変化するので一律に限定される物ではないが、冷却効果
を最大に発揮するには管状溶融樹脂(10)と冷却装置
(5)がその時の成形条件で接触し得る接触面積全面に
接触させる事が好ましい。また、条件によっては接触し
得る接触面積の4分の3以上であればよい。成形条件に
よっては冷却装置(5)表面に厚さ3mm以下のフェル
ト類、織物類、編物類シ−ト類、不織布で被服しても良
い。
い。織物、編物の材料としてはナイロン繊維、ガラス繊
維、レ−ヨン繊維、エステル繊維等が良好である。不織
布、シ−トの材質としてはテフロン樹脂、ナイロン樹
脂、レ−ヨン等が良好である。冷却媒体(8)としては
特に限定さるものではないが例えば、空気、水、油類、
もしくは不凍液が挙げられる。冷却媒体は単独で使用し
ても良いし、混合して使用してもよい。
においては当該冷却装置(5)を用いる他に外部に従来
使用されている様な公知の空冷装置を併用してもよい。
その個数は限定されるものではなく単独で用いてもよい
し複数個用いてもよい。また、管状フィルムが横方向の
膨張変形が終了する付近からピンチロ−ルに引取られる
までの間に例えばワイリスリング、アイリスリング、バ
ブルバスケット等の外部バブル安定装置を用いてもよ
い。
具体的に説明する。図1に本発明のインフレ−ション成
形方法の一例を示す。押出機に持続された環状ダイから
熱可塑性溶融樹脂が管状に押出され膨張開始点(2)を
通過後、膨張変形を受けフロストライン(4)を通過し
管状フイルムとなりピンチロ−ルで引取られる。本発明
では押出された管状の熱可塑性溶融樹脂(10)の内側
に冷却装置(5)を設置し、さらに前記冷却装置(5)
内部に冷却媒体(8)を通じ管状溶融樹脂(10)を当
該冷却装置(5)に接触させつつ引取り、管状溶融樹脂
(10)の内部を冷却し、エアリング等の外部空冷装置
(6)により外部を冷却すると云う、両側から冷却する
インフレ−ション成形方法である。エアリング等の外部
冷却装置(5)より冷却を行なう場合、その冷風は冷却
却装置(5)に向けて噴射する事が好ましい。強い冷却
風を管状溶融樹脂(10)に噴射した場合でも内側で冷
却装置(5)が支えているため、管状溶融樹脂(10)
が内側へ変形せず、安定してインフレ−ション成形が行
なう事が可能となる。
知のインフレ−ション成形方法(図2)では高速インフ
レ−ション成形を行なうと冷却不足は解消できず、更に
冷却風量を増加させる為バブルの振動が大きくなり正常
な製品が得にくいと言う欠点がある。しかし図1の一例
に示すように本発明によるインフレ−ション成形では管
状溶融樹脂(10)の内側及び外側、両側から冷却を行
なう為冷却効果が高く必要な除熱を冷却風量を過大に増
加させる事なしに行なう事が出来る。従来の公知である
空冷式内部冷却方法はバブルの内部を開放系としてお
り、常に外部と冷却空気の出し入れを行なっている。こ
の為冷却空気の入出量の微妙な調整を必要である。この
為多少の外部要因の変化に対応しきれず長時間運転を行
なう際折幅変動が生じ易いと言う欠点があった。しかし
本発明のインフレ−ション成形方法はバブル内部かが閉
じた系と成っている為外部と空気の出入りが無く、従っ
て寸法精度の良い高品質のフィルムを容易に得る事が可
能となる。
樹脂が環状ダイ(1)より管状に押出されてから膨張開
始点(2)に達する迄の間の膨張開始点(2)より50
mm以下、環状ダイ(1)より35mm以上の範囲に設
置する。冷却装置(5)の設置位置が膨張開始点(2)
より50mm未満の範囲であるとフィルム切れが発生し
易くなる。これは膨張開始点(2)を急冷すると管状溶
融樹脂が内部へ収縮するため抵抗がより大きくなり冷却
装置前後での管状溶融樹脂の移動速度差を大きくする事
となる。この結果、溶融樹脂がこの急激な速度差の条件
下では均一な延伸ができなくなりピンポ−ルが発生しフ
ィルム切れを起こしやすくなる。ピンホ−ルが発生しな
い場合でも膨張開始点でも接触抵抗が大きくなり膨張開
始点よりダイ側でたるみ等が発生し成形性の不安定さを
ひきおこし易くなる。又膨張開始点付近では環状ダイ付
近に比べ溶融樹脂の厚さも薄く若干の厚みむらが大きな
冷却むらを生じさせる事となり樹脂の大きな温度むらを
生じさせ不均一な延伸を引き起こしピンホ−ル発生の原
因となる。一方、環状ダイ付近では、急冷すると管状溶
融樹脂が収縮するため管状溶融樹脂と冷却装置と抵抗が
より大きくなり冷却装置での管状溶融樹脂の移動速度差
を大きくする事となり、均一な延伸ができなくなり、安
定した成形ができなくなる。従って、管状溶融樹脂を冷
却する為の当該冷却装置(5)は環状ダイ(1)から膨
張開始点(2)迄の間の膨張開始点(2)より50mm
以下、環状ダイ(1)より35mm以上の範囲に設置す
る事が必要である。また成形条件によっては環状ダイ
(1)から膨張開始点(2)より100mm以下の範囲
内が好ましい。
ルム、特に厚さ40μm以下の薄物フィルム、特に20
μm以下の薄物フィルムでも安定してインフレ−ション
成形可能となる。
ション成形速度、その他の条件により異なるので一律に
は規定し得ないが環状ダイの直径L0以下が好ましい。
当該冷却装置(5)に冷却媒体(8)を通す方向は第1
図に示すように外側へ冷却媒体(8)を入れ、内部から
冷却媒体(8)を出す方向が良い。特に水等押出機の設
定温度より沸点の低い冷却媒体(A)を使用する場合に
有効である。これは外側は管状溶融樹脂(10)により
当該冷却装置(5)が内側より熱を受けより高温となり
外側に冷却媒体(A)を通じている途中に冷却媒体
(A)が蒸発してしまう場合がある。外側に上から下に
冷却媒体(A)を通ずると蒸発し、蒸気となり上方へ行
き当該冷却装置(5)内部に気泡が残り易くなる。この
為外側には下からら上に通じたほうが冷却媒体(A)の
流れが良くなる。下向きのインフレ−ション成形を行な
う場合には同じ理由から冷却装置(5)の内側に冷却媒
体(A)を入れ外側から冷却媒体(A)を出すようにす
る事が好ましい。
体(8)の温度は溶融樹脂押出量により条件設定が異な
り一律に規定し得ないが当該冷却装置(5)入口におい
て−10℃から140℃の範囲内がよい。成形条件によ
っては−10℃から70℃の範囲内でもよい。また、そ
の流量は同様の理由により一律に規定し得ないが1リッ
タ/秒以下でよい。成形条件によっては0.2リッタ/
秒以下でもよい。
−ション成形方法を中心に本発明を説明してきたが本発
明では2層以上の積層フィルムを成形する際にも有効に
適用できる。本発明はインフレ−ション成形速度60m
/min.以上、好ましくは80m/min.以上、更
に好ましくは100m/min.以上の成形により大き
な効果を発揮する。
付近(2)に通常の内部安定体を設置しインフレ−ショ
ン成形を行なってもよい。この時使用する内部安定体は
特に限定する訳ではないが表面をフェルト、編物、織
物、不織布等で被服し、またはテフロン系樹脂でコ−テ
ィングし滑性を良くした内部安定体や膨張開始点(2)
での管状溶融樹脂(10)の直径(l1)の1.5倍以
下、1.0倍以上の直径を有する内部安定体を使用する
ことが好ましい。1.5倍より内部安定体径が大きいと
管状溶融樹脂(10)と内部安定体との接触抵抗が増加
し、安定性不良を引きおこす。1.0倍未満であると成
形安定性に寄与する効果はほとんどない場合がある。
詳細に説明するがこれらの実施例に本発明は限定される
ものではない。
5)0.954g/cm3 、メルトフロ−レ−ト(AS
TM D1238)0.06g/10min.の高密度
ポリエチレンを使用し、インフレ−ション成形装置に関
してはスクリュ−径70mmの押出機、ダイ口径100
mm、ダイギャップ1.2mmのダイを有する装置を使
用し、膨張開始点付近に表面をフェルトで被服した内部
安定体を設置した。又、押出機及びダイの設定温度は2
00℃である。図1に示されるようにインフレ−ション
成形装置に冷却装置5,6を装着した。冷却装置5には
内部に冷却媒体を通じる事の出来る構造とした冷却装置
を冷却装置6にはエアリング装置を用いた。また冷却装
置5には冷却媒体として水を、冷却装置6には冷却媒体
として空気を用いて冷却を行なった。冷却装置の設置位
置に関しては図1に示されるように冷却装置5はその下
端から35mmの位置に設置した。冷却装置5のサイズ
は直径105mm、高さ145mmの円柱状のものを使
用した。冷却装置6は環状ダイより50mm上方に冷却
吹出し口の下端が位置するように設置した。先ず冷却装
置6のみ作動させ通常の上吹きインフレ−ション成形を
行ない、次いで冷却装置5を作動させ膨張開始点位置を
ダイから上方600mmの位置に形成させた。そしてフ
ィルム厚さ20μ、フィルム幅350mmのフィルムを
上吹きインフレ−ション成形により製造しフィルムサイ
ズ一定の条件で成形速度を上げた。その結果を表1に示
した。
および原料樹脂は実施例1と同様に行い、第2図に示さ
れるように冷却装置6を装着し、冷却装置6として空冷
用エアリングを使用し、且つ冷却媒体として空気を用い
て冷却を行なった。冷却装置の設置位置に関しては冷却
装置6は環状ダイから上方へ冷却空気の吹出し口の下端
が50mmとなるような位置に設置し膨張開始点を60
0mmの位置に形成させた。
350mmのフィルムを上吹きインフレーション成形に
より製造しフィルムサイズ一定の条件で成形速度を上げ
た。その結果を表1に示した。
原料樹脂は実施例1と同様のものを使用し上吹きインフ
レーション成形方法を行なった。冷却装置の設置位置に
関しては冷却装置5はダイより600mmの位置に、冷
却装置6その下端がダイから50mmの位置に設置し
た。
インフレーション成形を行ない、次いで冷却装置5を作
動させ膨張開始点位置をダイから上方600mmの位置
に成形させた。そしてフィルム厚さ20μm、フィルム
幅350mmのフィルムを上吹きインフレーション成形
により製造しフィルムサイズ一定の条件で成形速度を上
げた。その結果を表1に示した。
原料樹脂は実施例1と同様のものを使用し上吹きインフ
レーション成形方法を行なった。冷却装置5はダイより
20mmの位置に、冷却装置6はその下端がダイから5
0mmの位置に設置した。先ず冷却装置6のみ作動させ
通常の上吹きインフレーション成形を行ない、次いで冷
却装置5を作動させ膨張開始点位置をダイから上方60
0mmの位置に成形させた。そしてフィルム厚さ20μ
m、フィルム幅350mmのフィルムを上吹きインフレ
ーション成形により製造しフィルムサイズ一定の条件で
成形速度を上げた。その結果を表1に示した。
原料樹脂は実施例1と同様のものを使用し上吹きインフ
レーション成形方法を行なった。冷却装置5は膨張開始
点より30mmの位置に、冷却装置6はその下端がダイ
から50mmの位置に設置した。先ず冷却装置6のみ作
動させ通常の上吹きインフレーション成形を行ない、次
いで冷却装置5を作動させ膨張開始点位置をダイから上
方600mmの位置に成形させた。そしてフィルム厚さ
20μm、フィルム幅350mmのフィルムを上吹きイ
ンフレーション成形により製造しフィルムサイズ一定の
条件で成形速度を上げた。その結果を表1に示した。
形法によると、高品質なフィルムを安定して高速領域ま
でインフレーション成形で得る事が可能である。
図である。
略図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂を環状ダイから押出し、管
状フィルムを形成するインフレ−ション成形方法に於
て、管状溶融樹脂(10)の内部に熱可塑性溶融樹脂が
環状ダイ(1)から管状に押出されてから膨張開始点
(2)に達する迄の間の膨張開始点(2)より50mm
以下、環状ダイ(1)より35mm以上の範囲に環状ダ
イ(1)と同軸に配置された円柱状形状からなる冷却装
置(5)を設置しておき、前記冷却装置(5)内部に冷
却媒体(8)を通じ、管状溶融樹脂(10)を前記冷却
装置(5)に接触させて冷却するようにしたことを特徴
とする管状フィルムを製造するインフレ−ション成形方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018871A JP2549771B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | インフレーションフィルムの成形法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3018871A JP2549771B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | インフレーションフィルムの成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04257419A JPH04257419A (ja) | 1992-09-11 |
JP2549771B2 true JP2549771B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=11983607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3018871A Expired - Lifetime JP2549771B2 (ja) | 1991-02-12 | 1991-02-12 | インフレーションフィルムの成形法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549771B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09250528A (ja) | 1996-01-08 | 1997-09-22 | Jacobs Japan Inc | 締付け用ネジ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5534911A (en) * | 1978-09-02 | 1980-03-11 | Hikari Kagaku Kogyo Kk | Manufacturing method of thick-wall high-density polyethylene film |
-
1991
- 1991-02-12 JP JP3018871A patent/JP2549771B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04257419A (ja) | 1992-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100297309B1 (ko) | 인플레이션법에 의해 배향된 열가소성 필름을 제조하는 방법 및 이를 위한 장치 | |
US4003973A (en) | Process and apparatus for producing sheet film from tubular thermoplastic resin film | |
US4174932A (en) | Apparatus for extruding tubular thermoplastic film | |
JP2549771B2 (ja) | インフレーションフィルムの成形法 | |
US5403539A (en) | Method and apparatus for molding inflation film | |
US4734245A (en) | Method of producing biaxially oriented film of thermoplastic resin | |
JP3585589B2 (ja) | インフレーション成形法 | |
JP2551252B2 (ja) | インフレーション・フィルムの成形法 | |
US5126096A (en) | Method and apparatus for producing polymeric films | |
JPS6134974B2 (ja) | ||
JP2549788B2 (ja) | インフレーションフィルムの製造方法 | |
JP3510900B2 (ja) | インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 | |
JPH05286030A (ja) | インフレーション成形装置 | |
JP3792889B2 (ja) | フィルムのインフレーション成形法とその装置 | |
JPS6351093B2 (ja) | ||
JP3152972B2 (ja) | 内部マンドレル | |
JP2626945B2 (ja) | インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 | |
JP3238742B2 (ja) | シボ付きシートの製造方法および装置 | |
JPH0397524A (ja) | 積層二軸延伸フィルムの製造法 | |
JPS6245048B2 (ja) | ||
JP3506480B2 (ja) | インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 | |
JPH05116217A (ja) | 管状フイルムの成形装置 | |
JP2626944B2 (ja) | インフレーションフィルムの成形方法及びその装置 | |
JPH0825475A (ja) | インフレーションフィルムの成形方法 | |
JPH10166441A (ja) | インフレーションフィルムの成形方法及び該フィルムを用いた袋体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960708 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808 Year of fee payment: 13 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090808 Year of fee payment: 13 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100808 Year of fee payment: 14 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 15 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808 Year of fee payment: 15 |