JPH0321430A - インフレーションフィルムの成形方法 - Google Patents

インフレーションフィルムの成形方法

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Publication number
JPH0321430A
JPH0321430A JP15581589A JP15581589A JPH0321430A JP H0321430 A JPH0321430 A JP H0321430A JP 15581589 A JP15581589 A JP 15581589A JP 15581589 A JP15581589 A JP 15581589A JP H0321430 A JPH0321430 A JP H0321430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air ring
cooling medium
blown film
tubular die
lip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15581589A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Izawa
伊沢 義昭
Yasuo Fukui
福井 八州雄
Isao Nakamoto
勲 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Chemical Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Chemical Co Ltd, Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Fuji Chemical Co Ltd
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Publication of JPH0321430A publication Critical patent/JPH0321430A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱可塑性樹脂の管状フィルムをインフレーシ
ョン法により成形する際に、高品位のフィルムを長時間
連続して成形することが出来るインフレーションフィル
ムの成形方法に関する。
[従来の技術] 熱可塑性樹脂のインフレーションフィルムは、包装用、
農業用、産業資材用等に幅広く利用されている。このよ
うなインフレーションフィルムには、用途にあわせて、
滑剤、帯電防止剤等種々の添加剤が配合されている。
しかしながら、これらの添加剤は、低分子量物質である
ためにインフレーション成形時に、管状ダイスからでた
直後に一部気化し、この蒸気がエアリングリップ部に接
触し、エアリングリップに液化して付着する.そして、
この液体がエアリングからの冷却媒体によって液滴とな
ってフィルム上に付着するために、フィルムの商品価値
が低下する欠点がある。
これらの問題を防止するために、従来、一定期間生産後
、生産を停止してエアリングリップに付着した添加剤の
液状物質を除去後、再度生産をしたり、添加剤の添加量
を少なくした熱可塑性樹脂を使用して生産することが行
われている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、生産を停止してエアリングリップに付着
した液状物質を除去するのでは、生産を停止することに
よるロスが多く発生する問題がある。また、添加剤の添
加量を少なくしたのでは、得られるフィルムの商品価値
が低下する問題がある。
以上のことから本発明は、これらの問題点を解決し、高
品質の熱可塑性樹脂のインフレーションフィルムを長時
間連続して成形することが出来るインフレーションフィ
ルムの成形方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、熱可里性樹脂のインフレーション成形時に、熱可
塑性樹脂が管状ダイスから押し出された直後、熱可塑性
樹脂に添加されたスリップ剤、帯電防止剤等の添加剤が
一部気化し、これがエアリングリップに接触し冷却され
て液化し、エアリングリップに液滴となって付着し、更
にこの液滴が、エアリングからの冷却媒体によって飛散
し、フィルム表面に液滴が付着することを見い出した。
この知見により、管状ダイスとエアリングの間より冷却
媒体の一部を外部へ吹出させることにより冷却媒体中の
添加剤蒸気が外部へ散出し、エアリングのリップに添加
剤の液滴が付着するのを抑制することを見い出した。
すなわち本発明は、熱可塑性樹脂をインフレーション成
形する際に、エアリングより吹出された冷却媒体の一部
を管状ダイスとエアリングの間より外部へ吹出させるこ
とを特徴とするインフレーションフィルムの成形方法で
ある。
管状ダイスとエアリングの間より吹出す冷却媒体の量(
A)  とエアリングより吹出す冷却媒体の量(B)の
比 (A)/(B)は、通常 (A)/(B)= I 
X 10−〜I X 10−’であり、好ましくは(A
)/ (B) = 1 x to−2〜I X 10−
’である.更(好ましくは (A)/(B)コI X 
10−”〜I X 10−’である。.(A)/(B)
がI X 10−’より小さいと添加剤の気化物の外部
への流出量が少なくなり、エアリングリップへ添加剤の
蒸気が液滴となって付着しやすく、 (A) / (B
)がI X 10−”より大きいとインフレーションフ
ィルムへの冷却が不足し、インフレーションフィルムが
不安定となり、シワ等が発生して高品位フィルムが得に
くくなる。
本発明において管状ダイスとエアリングの間より冷却媒
体の一部を外部へ吹出させる方法としては、管状ダイス
とエアリングの間に間隙を作る方法、管状ダイスとエア
リングの間に適当な穴を設けた継ぎ用部品を挿入する等
の方法があり、管状ダイスとエアリングの間から冷却媒
体の一部が外部へ吹出させる方法は特に限定されるもの
ではなく、いかなる方法を用いてもよい。
本発明は、エアリングの型式によってその効果は左右さ
れないが、特に急冷型の多段吹出型のエアリングを使用
する場合に効果が大きい。
本発明において、エアリングのリップを加熱することに
より、より大きな効果を得ることができる.エアリング
のリップの加熱温度は、上限に制限はないが、フィルム
及びインフレーション成形に悪影響をおよぼす程の高温
でないことが好ましい。一例としてポリエチレンの場合
、好ましくは、60℃〜250℃、より好ましくは、1
00℃〜180℃、更に好ましくは、140℃〜180
℃である. エアリングのリップの温度を上昇させる方法としては、
外部から赤外線等で加熱する外部加熱方法、エアリング
のリップ部に電熱ヒーター等を取り付ける内部加熱方法
等があげられる。これらのエアリングのリップの温度を
上昇させる方法は特に限定されるものではなく、いかな
る方法を用いてもよい。多段吹出型のエアリングの場合
、加熱するリップは、上段リングのリップだけでも良い
が、すべてのリングのリップ、もしくは下部リングのリ
ップのみ加熱した場合の方が効果が大きい。
本発明でいう熱可塑性樹脂としては、例えば高密度ポリ
エチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレ
ン、ボリブロピレン、エチレンー酢酸ビニル共重合体、
ポリブテン−1、ボリ4−メチルペンテンーl等のポリ
オレフィン樹脂、ボリスチレン、ナイロン、ポリエステ
ル等があげられる。
本発明でいう添加剤とは、例えばオレイン酸アミド、エ
ルカ酸アミド等の滑剤、脂肪酸多価アルコールモノエス
テル、アルキルアミン等のflE防止剤、高級脂肪酸ア
マイド等の防曇剤、2.6−ジーターシャリブチル−4
−メチルフェノール等の酸化防止剤、紫外線吸収剤等の
有機低分子量物質である。
[作 用] 本発明において、外部へ吹き出される冷却媒体は、添加
剤の気化成分を飛散させてしまう働きをなす。
[実施例] 以下本発明を実施例で詳細に説明する。
実施例1 第1図に示すような、等間隔に直径5mmの空気孔5を
8個設けた継ぎ用部品3を管状ダイス1とデュアルリッ
プ型エアリング4の間に挿入した、第2図に示すような
インフレーションフィルム成形装置を用いて、滑剤とし
てオレイン酸アミドが0.1 wt%、帯電防止剤とし
て脂肪酸多価アルコールモノエステルが0.1 wt%
添加された低密度ポリエチレンをエアリングリップ部を
加熱せずに10時間成形加工し、下部のエアリングリッ
プ部の添加剤液滴の付着状況及び、成形加工安定性を観
察した。このとき管状ダイス1とエアリング4の間より
吹出す冷却媒体の量(A)とエアリング4より吹出す冷
却媒体の量(B)の比 (A)/(B)は、2×10−
3であった。
その結果を表−1に示す。尚、第2図中2はチューブ状
樹脂である。
実施例2 デュアルリップ型エアリングの下部リップに電熱ヒータ
ーを取り付けエアリングリップの温度を150℃に加熱
した以外は、実施例1と同様にして表−1の結果を得た
. 比較例1 実施例1のインフレーションフィルム成形装置の継ぎ用
部品の穴を全て塞いだ他は、実施例1と同様にして表−
1の結果を得た。
比較例2 等間隔に直径2mmの穴を2個設けた継ぎ用部品を用い
、 (A)/ (B)を5 X 10−’とした他は、
実施例1と同様にして表−1の結果を得た。
比較例3 管状ダイスとエアリングの間に50mmの間隔をつくり
、 (A)/(B)を5 x 10−’とした他は、実
施例1と同様にして表−1の結果を得た。
(注1)リップの液滴付着状況 ◎:冫夜適のイ寸着なし。
O:リップが若干湿っている。
△:部分的に液滴が付着している。
×:全面に液滴が付着している。
(注2)成形安定性 ○:安定している。
×:フィルムが不安定となり戒形出来ない。
[発明の効果] 本発明のインフレーションフィルム戒形方?’bは、高
品質のフィルムを長時間連続して成形することが出来る
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、エアリングより吹出された冷却媒体の一部を
外部へ吹出させるための空気孔を有する継ぎ用部品の斜
視断面図、第2図はこの継ぎ用部品を取付けて実施例1
に用いたインフレーションフィルム成形装置の一部の縦
断面図である。 1:管状ダイス :チューブ状樹脂 :継ぎ用部品 :デュアルリップ型エアリング :空気孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂をインフレーション成形する際に、
    エアリングより吹出された冷却媒体の一部を管状ダイス
    とエアリングの間より、外部へ吹出させることを特徴と
    するインフレーションフィルムの成形方法。
  2. (2)管状ダイスとエアリングの間より吹出す冷却媒体
    の量(A)とエアリングより吹出す冷却媒体の量(B)
    の比(A)/(B)が下記の関係にあることを特徴とす
    る請求項第1項のインフレーションフィルムの成形方法
    。 (A)/(B)=1×10^−^1〜1×10^−^5
    (3)エアリングがデュアルリップ型式の装置であるこ
    とを特徴とする請求項第1項又は第2項のインフレーシ
    ョンフィルムの成形方法。
JP15581589A 1989-06-20 1989-06-20 インフレーションフィルムの成形方法 Pending JPH0321430A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5892528A (ja) * 1981-11-28 1983-06-01 Idemitsu Petrochem Co Ltd エア−リングおよび前記エア−リングを用いたインフレ−シヨンフイルム成形方法
JPS5911219A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Nippon Petrochem Co Ltd インフレ−シヨンフイルム成形用冷却装置
JPS5942931A (ja) * 1982-09-03 1984-03-09 Showa Denko Kk インフレ−シヨンフイルムの成形法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5892528A (ja) * 1981-11-28 1983-06-01 Idemitsu Petrochem Co Ltd エア−リングおよび前記エア−リングを用いたインフレ−シヨンフイルム成形方法
JPS5911219A (ja) * 1982-07-12 1984-01-20 Nippon Petrochem Co Ltd インフレ−シヨンフイルム成形用冷却装置
JPS5942931A (ja) * 1982-09-03 1984-03-09 Showa Denko Kk インフレ−シヨンフイルムの成形法

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