JPH0810621Y2 - 軒樋保持具 - Google Patents

軒樋保持具

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JPH0810621Y2
JPH0810621Y2 JP1990017903U JP1790390U JPH0810621Y2 JP H0810621 Y2 JPH0810621 Y2 JP H0810621Y2 JP 1990017903 U JP1990017903 U JP 1990017903U JP 1790390 U JP1790390 U JP 1790390U JP H0810621 Y2 JPH0810621 Y2 JP H0810621Y2
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JP
Japan
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locking
eaves
support
fixed body
piece
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JP1990017903U
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JPH03108720U (ja
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重夫 岩見
良典 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、家屋の軒先に軒樋を取り付けるために用い
られる軒樋保持具に関するものである。
【従来の技術】
軒樋を軒先に支持して取り付ける軒樋保持具として、
従来から種々の軒樋保持具が用いられていおり、軒樋を
支持する支持体1′の基部に固定体3′を下方へ略L字
型に屈曲して形成したものが提供されている。そしてこ
の軒樋保持具は金属板で作成されるのが一般的である。
軒樋支持具を固定する家屋の軒先9の鼻板10は第10図
(a)(b)に示すようにその傾斜角度が施工現場毎に
異なっており、軒樋保持具を金属板で形成しておけば、
支持体1′の基部を鼻板10の傾斜角度に応じて曲げて屈
曲角度を調整することによって、鼻板10の任意の傾斜角
度に対応して支持体1′が水平になるように支持体軒樋
支持具を取り付けることが可能になるのである。
【考案が解決しようとする課題】
しかし、家屋の軒先への固定は固定体3′から釘等を
打入しておこなわれるものであるところ、金属で形成さ
れる固定体3′が錆びて劣化すると釘打ち部分の強度が
低下して軒先から脱落するおそれがある。このために軒
樋保持具を樹脂成形品で作成して錆の問題がないように
することが検討されているが、このように軒樋保持具を
樹脂成形品で作成すると鼻板10の傾斜角度に応じて支持
体1′の基部を曲げて屈曲角度を調整するというような
ことができず、鼻板10の傾斜角度に合わせた各種の軒樋
保持具を準備しなければならなくなるという問題があっ
た。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、固定
体に錆が生じるおそれがないと共に支持体の基部を任意
の屈曲角度に曲げて調整することができる軒樋支持具を
提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案は、軒樋を支持する支持体1と、支持体1の基
部に下方へ屈曲して設けられる取付片2を家屋の軒先に
固定する固定体3とを具備して形成される軒樋保持具に
おいて、支持体1を金属板で作成すると共に固定体3を
樹脂成形品で作成し、両側縁にフランジ片11を設けて取
付片2を断面コ字形に形成すると共に両側に係止溝15を
設けて断面コ字形に形成した凹溝16を固定体3の背面に
凹設し、フランジ片11を係止溝15に差し込み係止して凹
溝16に取付片2を嵌め込むことによって固定体3に支持
体1を取り付けて成ることを特徴とするものである。
【作用】
本考案にあっては、支持体1を金属板で作成してある
ために、支持体1の基部を曲げて角度調整することが可
能になり、また固定体3を樹脂成形品で作成してあるた
めに、固定体3は錆たりして強度が低下するようなおそ
れはない。
【実施例】
以下本考案を実施例によって詳述する。 第3図は本考案で用いる支持体1の一例を示すもので
あって、ステンレス等の金属板を屈曲することによって
形成してあり、その基部に取付片2が下方へ屈曲して延
出してある。支持体1の側縁から取付片2の側縁にかけ
てフランジ片11が屈曲形成してあり、支持体1の先部に
は支持体1の長手方向に長い取付用孔12が、取付片2の
下端部には係止孔13がそれぞれ穿設してある。 第4図は本考案で用いる固定体3の一例を示すもので
あって、アクリル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂などの樹脂
成形品で板状に形成してあり、その両側端には固定用通
孔14が穿設してある。この固定体3の背面(家屋側の
面)の中央部には両側に係止溝15を形成した凹溝16が凹
設してあり、固定体3の下端部において凹溝16に係止突
部17が設けてある。 第5図は軒樋係止体18の一例を示すものであって、ア
クリル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂などの樹脂成形品によ
って一体に形成してあり、前係止片19、後係止片20、前
係止片19と後係止片20の間の連結片21とで形成され、連
結片21には後係止片20側に向かって突出する押さえ突片
22が設けてある。前係止片19の先端には係止突片25が上
方へ突出させて設けてあり、前係止片19内には係止突片
25にまで及ぶようにピアノ線など補強金属線23がインサ
ート成形してある。また前係止片19の基部には丸孔の連
結用孔24が、連結片21の先部と後係止片20の上端には同
じレベル位置においてスリット状の通孔26,27がそれぞ
れ穿設してある。上記補強金属線23の一端を湾曲させて
形成した略半円状の孔補強片23aがこの連結用孔24の周
囲に配置してあり、連結用孔24を補強するようにしてあ
る。 本考案に係る軒樋保持具Aを組み立てるにあたって
は、第1図及び第2図に示すように、支持体1を軒樋係
止体18の通孔26,27にその後側から差し込み、支持体1
の取付用孔12から軒樋係止体18の連結用孔24にボルト28
を通すと共にボルト28の先部にナット29を螺合すること
によって、支持体1に軒樋係止体18を組み付ける。ボル
ト28を緩めて長孔の取付用孔12に沿ってスライドさせる
ことによって、支持体1への軒樋係止体18の組み付け位
置を自在に調整することができる。そして支持体1の後
端の取付片2を固定体3の背面の凹溝16にはめ込むと共
に取付片2のフランジ片11を係止溝15に差し込み、取付
片2の係止孔13に固定体3の係止突部17を係止させるこ
とによって、取付片2の背面と固定体3の背面をほぼ面
一にした状態で支持体1に固定体3を組み付けることが
できる。このようにして組み立てられる軒樋保持具A
は、固定体3の背面を家屋の軒先の鼻板10などの表面に
重ね、固定体3の固定用通孔14から鼻板10などに釘やビ
ス等を打ち込むことによって、軒先に取り付けられるも
のであり、第2図(a)に想像線で示すように軒樋8の
屋外側の耳部30aを前係止片19の係止突片25に、屋内側
の耳部30bを後係止片20にそれぞれ係止させることによ
って、軒樋係止体18を介して支持体1に軒樋8を支持さ
せることができる。ここで、支持体1が水平になるよう
に取り付けるにあたっては、支持体1の基部を曲げて取
付片2の角度を鼻板10の傾斜角度に合わせることによっ
ておこなうことができるものであり、支持体1は金属板
で形成されているためにこの曲げは施工現場で容易にお
こなうことができるものである。 次ぎに、樹脂成形品で形成される固定体3と軒樋係止
体18の成形について説明する。第6図は固定体3と軒樋
係止体18とを成形するために用いる射出成形用の成形金
型31を示すものであり、固定体3を成形するための固定
体成形用凹所32と軒樋係止体18を成形するための軒樋係
止体成形用凹所33とを成形金型31に凹設すると共に両凹
所32,33はスプルー34に続くランナー35に連通するよう
に形成してある。この固定体成形用凹所32の中央部には
治具セット用凹所40が形成してある。また軒樋係止体成
形用凹所33の近傍には治具セット用凹所36a,36b,36cが
形成してあり、各治具セット用凹所36a,36b,36cの一端
には治具差し込み部37a,37b,37cが軒樋係止体成形用凹
所32を横切るように設けてある。さらに、上記ランナー
35から分岐するようにランナー38が成形金型31に形成し
てあり、このランナー38の近傍に補強金属線セット用凹
所39が設けてある。第7図に示すように補強金属線セッ
ト用凹所39の3箇所に設けたリブ成形用凹部41a,41b,41
cに分岐ランナー42a,42b,42cを介してランナー38が連通
してある。 成形をおこなうにあたっては、固定体成形用凹所32の
治具セット用凹所40に第9図に示す治具43をセットす
る。この治具43の成形用コア部44で固定体3に凹溝16や
係止溝15、係止突部17が成形されるようにするものであ
る。また各治具セット用凹所36a,36b,36cに治具(図示
省略)をセットして、治具のコア部(図示省略)を治具
差し込み部37a,37b,37c内にセットする。この治具のコ
ア部で軒樋係止体18に連結用孔24や通孔26,27が成形さ
れるようにするものである。さらに補強金属線セット用
凹所39に既述した補強金属線23を差し込んでセットす
る。このように各セットした後に、この成形金型31に他
方の成形金型45を型締めし、アクリル樹脂やポリ塩化ビ
ニル樹脂などの樹脂をスプルー34からランナー35を通し
て固定体成形用凹所32と軒樋係止体成形用凹所33に注入
し、固定体3と軒樋係止体18とを成形すると共に、ラン
ナー38及び分岐ランナー42a,42b,42cを通してリブ成形
用凹部41a,41b,41cに樹脂を注入し、補強金属線23の3
箇所の外周にリブ46a,46b,46cを成形する。ここで、上
記のようにして軒樋係止体18を成形するにあたっては、
第6図に想像線で示すように軒樋係止体成形用凹所33の
前係止片成形部33a内に補強金属線23をセットし、軒樋
係止体18の前係止片19内に補強金属線23をインサートす
るようにしてある。そしてこのように補強金属線23を前
係止片成形部33a内にセットするにあたって、補強金属
線23の外周に成形したリブ46a,46bが前係止片成形部33a
の両側の内壁面に当接するようにしてあり、所定位置に
補強金属線23を保持すると共に補強金属線23が軒樋係止
体18の前係止片19の厚み方向の中央にインサートされる
ようにしてある。補強金属線23の孔補強片23aに成形し
たリブ46cは、軒樋係止体18に連結用孔24を成形するた
めの前記治具の外面に当接させるようにしてあり、連結
用孔24に対して孔補強片23aが所定位置にセットされる
ようにしてある。このようにリブ46a,46b,46cはスペー
サとしての機能のために補強金属線23に成形されている
ものであり、第6図の成形金型45を用いることによって
固定体3と軒樋係止体18とを成形する際に同時にリブ46
a,46b,46cの成形もおこなうことができるものである。
【考案の効果】
上述のように本考案にあっては、支持体を金属板で作
成すると共に固定体を樹脂成形品で作成するようにした
ので、金属板で作成した支持体は曲げることが可能であ
って、支持体の基部を曲げて角度調整することができる
と共に、また樹脂成形品で作成した固定体は錆びるよう
なおそれがなく、固定体による固定強度が低下すること
を防ぐことができるものである。しかも、両側縁にフラ
ンジ片を設けて取付片を断面コ字形に形成すると共に両
側に係止溝を設けて断面コ字形に形成した凹溝を固定体
の背面に凹設し、フランジ片を係止溝に差し込み係止し
て凹溝に取付片を嵌め込むことによって固定体に支持体
を取り付けるようにしたので、フランジ片で取付片の強
度を高めることができると共に、係止溝へのフランジ片
の係止によって支持体が水平方向に振れたりがたついた
りすることを防ぐことができ、フランジ片を利用して固
定体に支持体を強固に取り付けることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図(a)
(b)(c)は同上の正面図と平面図と側面図、第3図
(a)乃至(e)は同上の支持体の一例を示す正面図と
平面図と底面図と側面図と断面図、第4図(a)(b)
(c)は同上の固定体の一例の背面図と平面図と側面
図、第5図(a)(b)(c)は同上の軒樋係止体の正
面図と平面図と側面図、第6図は同上の成形に用いる成
形金型の平面図、第7図は同上の成形金型の一部の拡大
した平面図、第8図は同上の成形金型の一部の拡大した
断面図、第9図(a)(b)(c)は同上に用いる治具
の拡大した正面図と底面図と側面図、第10図(a)
(b)は軒先の鼻板の傾斜を示す概略図である。 1は支持体、2は取付片、3は固定体、11はフランジ
片、15は係止溝、16は凹溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軒樋を支持する支持体と、支持体の基部に
    下方へ屈曲して設けられる取付片を家屋の軒先に固定す
    る固定体とを具備して形成される軒樋保持具において、
    支持体を金属板で作成すると共に固定体を樹脂成形品で
    作成し、両側縁にフランジ片を設けて取付片を断面コ字
    形に形成すると共に両側に係止溝を設けて断面コ字形に
    形成した凹溝を固定体の背面に凹設し、フランジ片を係
    止溝に差し込み係止して凹溝に取付片を嵌め込むことに
    よって固定体に支持体を取り付けて成ることを特徴とす
    る軒樋保持具。
JP1990017903U 1990-02-23 1990-02-23 軒樋保持具 Expired - Lifetime JPH0810621Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990017903U JPH0810621Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 軒樋保持具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990017903U JPH0810621Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 軒樋保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03108720U JPH03108720U (ja) 1991-11-08
JPH0810621Y2 true JPH0810621Y2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=31521079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990017903U Expired - Lifetime JPH0810621Y2 (ja) 1990-02-23 1990-02-23 軒樋保持具

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JP (1) JPH0810621Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424024Y2 (ja) * 1987-03-25 1992-06-05
JPH0439935Y2 (ja) * 1987-09-28 1992-09-18

Also Published As

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JPH03108720U (ja) 1991-11-08

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