JPH08105727A - 底成形不良袋の検出方法及び装置 - Google Patents
底成形不良袋の検出方法及び装置Info
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- JPH08105727A JPH08105727A JP6266088A JP26608894A JPH08105727A JP H08105727 A JPH08105727 A JP H08105727A JP 6266088 A JP6266088 A JP 6266088A JP 26608894 A JP26608894 A JP 26608894A JP H08105727 A JPH08105727 A JP H08105727A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 底成形不良袋の検出方法及び装置
【構成】 底の開披又は成形を完了して移動中の袋体の
底部に、光を照射して、底部の折り畳み目に沿って陰影
を作り、該陰影によって生じる反射光の明暗を電荷結合
素子リニアアレイイメージセンサーにより撮像して電気
信号に変換し、該信号を信号処理手段で処理して、底部
の折り畳み目の輪郭を抽出し、コンパレーターで良品の
輪郭と照合して電気的選択信号を発信することを特徴と
する底成形不良袋の検出方法。
底部に、光を照射して、底部の折り畳み目に沿って陰影
を作り、該陰影によって生じる反射光の明暗を電荷結合
素子リニアアレイイメージセンサーにより撮像して電気
信号に変換し、該信号を信号処理手段で処理して、底部
の折り畳み目の輪郭を抽出し、コンパレーターで良品の
輪郭と照合して電気的選択信号を発信することを特徴と
する底成形不良袋の検出方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は底成形不良袋の検出方法
と装置に関し、より詳しくは、角底袋及び六角底袋の底
部が正しく折畳まれているか否かを検出して、選別する
ための改良された方法と該方法を実施するための装置に
関する。
と装置に関し、より詳しくは、角底袋及び六角底袋の底
部が正しく折畳まれているか否かを検出して、選別する
ための改良された方法と該方法を実施するための装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、角底製袋機又は六角底袋底貼
機上で袋の底部が正しく折畳まれているか否かを検出し
て不良袋を排除する方法及び装置については種々の提案
がなされてきた。例えば、六角底袋について、特公昭6
2−59022号公報には、底貼機(ボトマー)上で袋
体の幅方向と平行に送られながら、底成形を完了した袋
体の底部を、水平な状態にある中央部(公報では「偏平
にたたまれた筒状体」と呼ばれている。)に対して、
(通称)第1折線に沿って垂直に立てて送り、底部の両
辺(通称第2折線)のそれぞれ外側に常時明、内側に常
時暗の光電管センサーを配置してこれら両辺の両側を走
査し、これら両辺が概ね平行であるか否かによって、底
部が正しく折畳まれているか否かを判定する方法が開示
されている。
機上で袋の底部が正しく折畳まれているか否かを検出し
て不良袋を排除する方法及び装置については種々の提案
がなされてきた。例えば、六角底袋について、特公昭6
2−59022号公報には、底貼機(ボトマー)上で袋
体の幅方向と平行に送られながら、底成形を完了した袋
体の底部を、水平な状態にある中央部(公報では「偏平
にたたまれた筒状体」と呼ばれている。)に対して、
(通称)第1折線に沿って垂直に立てて送り、底部の両
辺(通称第2折線)のそれぞれ外側に常時明、内側に常
時暗の光電管センサーを配置してこれら両辺の両側を走
査し、これら両辺が概ね平行であるか否かによって、底
部が正しく折畳まれているか否かを判定する方法が開示
されている。
【0003】又、同じく六角底袋について、特開昭54
−126177号公報には光電管センサーにパルス・エ
ンコーダーを組合せボトマー上で、袋体の幅方向と平行
に送られながら、水平な状態にある中央部(公報では
「平らなチューブ区分」と呼ばれている。)に対して第
1折線に沿って垂直に立った状態で底成形を完了した底
部の両辺(通称第2折線)の長さと、進行中の袋前端か
ら、前記両辺の前端まで及び袋後端から両辺の後端まで
の距離とをそれぞれ測定して、両三角ポケットが45°
折線に沿って正しく成形されているか否かを判定する方
法が開示されている。
−126177号公報には光電管センサーにパルス・エ
ンコーダーを組合せボトマー上で、袋体の幅方向と平行
に送られながら、水平な状態にある中央部(公報では
「平らなチューブ区分」と呼ばれている。)に対して第
1折線に沿って垂直に立った状態で底成形を完了した底
部の両辺(通称第2折線)の長さと、進行中の袋前端か
ら、前記両辺の前端まで及び袋後端から両辺の後端まで
の距離とをそれぞれ測定して、両三角ポケットが45°
折線に沿って正しく成形されているか否かを判定する方
法が開示されている。
【0004】又、該公報には底成形が完了する1工程
前、すなわち袋底が開披された状態で、折返しフラップ
の長さ及びその前、後端と袋体の前、後端との間の距離
を上記と同様の方法で測定して三角ポケットが正しく成
形されているか否かを判定することも開示されている。
前、すなわち袋底が開披された状態で、折返しフラップ
の長さ及びその前、後端と袋体の前、後端との間の距離
を上記と同様の方法で測定して三角ポケットが正しく成
形されているか否かを判定することも開示されている。
【0005】角底製袋機では、袋体は、六角底袋用ボト
マーのようにその幅方向と平行にではなく、袋体の長さ
方向に底部を先頭にして送られるので、前記したように
袋体の底部を中央部に対して垂直方向に立てて送り光電
管センサーで走査することはできない。そのため、角底
製袋機で底成形の後に続くデリバリーシリンダー(図1
の14参照)に図5a,bに示すような検出ローラー1
5を取付け、該ローラーを図6の角底袋20の底部21
のA,B,C,Dの部分に当接し、それぞれの部分にお
ける紙の層数の違いで生じる紙の厚さを磁界形近接スイ
ッチ16で捕え、設定値と照合して袋の底部が正しく折
畳まれているか否かを検出する方法が採用されている。
マーのようにその幅方向と平行にではなく、袋体の長さ
方向に底部を先頭にして送られるので、前記したように
袋体の底部を中央部に対して垂直方向に立てて送り光電
管センサーで走査することはできない。そのため、角底
製袋機で底成形の後に続くデリバリーシリンダー(図1
の14参照)に図5a,bに示すような検出ローラー1
5を取付け、該ローラーを図6の角底袋20の底部21
のA,B,C,Dの部分に当接し、それぞれの部分にお
ける紙の層数の違いで生じる紙の厚さを磁界形近接スイ
ッチ16で捕え、設定値と照合して袋の底部が正しく折
畳まれているか否かを検出する方法が採用されている。
【0006】すなわち、A,BとC,Dはそれぞれ袋体
の進行方向左右対称の位置にあり、本来、AとBはそれ
ぞれ6層、CとDは、Cが胴貼部24を含むため、14
層であるのに対して、Dは10層で、それぞれ、その周
囲の部分とは層数が異なる。袋底が正しく折畳まれてい
ないと、袋体のA,B,C,Dの個所の全部又は一部が
検出ローラー15からはづれてしまい、少なくともいづ
れかの個所で設定値とは別の厚さが検出されその袋体に
対して排除手段が働くというものである。
の進行方向左右対称の位置にあり、本来、AとBはそれ
ぞれ6層、CとDは、Cが胴貼部24を含むため、14
層であるのに対して、Dは10層で、それぞれ、その周
囲の部分とは層数が異なる。袋底が正しく折畳まれてい
ないと、袋体のA,B,C,Dの個所の全部又は一部が
検出ローラー15からはづれてしまい、少なくともいづ
れかの個所で設定値とは別の厚さが検出されその袋体に
対して排除手段が働くというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の先行技術には、次のような問題があった。特公昭62
−59022号及び特開昭54−126177号各公報
の方法は前述したように光電管センサーを使っているの
で、袋体がその幅方向と平行に送られ、袋の底部又はそ
の開披部を、水平な状態にある中央部に対して通称第1
折線に沿って垂直に立てて送ることのできる六角底袋用
ボトマーに適用することはできても、袋体がその長さ方
向に、底部を先頭にして送られる角底袋機に適用するこ
とは困難である。すなわち、袋体の底部の輪郭は胴部か
ら分離され、邪魔されない状態で検知できないからであ
る。
の先行技術には、次のような問題があった。特公昭62
−59022号及び特開昭54−126177号各公報
の方法は前述したように光電管センサーを使っているの
で、袋体がその幅方向と平行に送られ、袋の底部又はそ
の開披部を、水平な状態にある中央部に対して通称第1
折線に沿って垂直に立てて送ることのできる六角底袋用
ボトマーに適用することはできても、袋体がその長さ方
向に、底部を先頭にして送られる角底袋機に適用するこ
とは困難である。すなわち、袋体の底部の輪郭は胴部か
ら分離され、邪魔されない状態で検知できないからであ
る。
【0008】又、上記角底製袋機に用いられている先行
技術は(a)袋体がデリバリーシリンダー14の爪に斜
めにつかまれていると誤検出が起る、(b)検出ローラ
ー15の圧力の調節次第では検出ローラー15が跳ね上
がり、誤検出が起る、(c)デリバリーシリンダー14
上の溝、爪が設けてある部分では検出ができず、従っ
て、袋の寸法によっては検出できないという問題があっ
た。
技術は(a)袋体がデリバリーシリンダー14の爪に斜
めにつかまれていると誤検出が起る、(b)検出ローラ
ー15の圧力の調節次第では検出ローラー15が跳ね上
がり、誤検出が起る、(c)デリバリーシリンダー14
上の溝、爪が設けてある部分では検出ができず、従っ
て、袋の寸法によっては検出できないという問題があっ
た。
【0009】更に、前記した先行技術はいづれも、袋体
の底部のある特定の部分の形状、位置、寸法、紙の厚さ
を検出することによって底部の折畳みが正しくなされて
いるか否かを判定するものであって、これは底の折畳み
が正しく行なわれていると否とにかかわらず折り線がと
もかく一直線であることを前提としていて、途中で屈折
していたり、周囲にシワがよっていたりすると誤検出が
起ることがある。又、折り畳み時に発生した紙の「切
れ」は検出されない。
の底部のある特定の部分の形状、位置、寸法、紙の厚さ
を検出することによって底部の折畳みが正しくなされて
いるか否かを判定するものであって、これは底の折畳み
が正しく行なわれていると否とにかかわらず折り線がと
もかく一直線であることを前提としていて、途中で屈折
していたり、周囲にシワがよっていたりすると誤検出が
起ることがある。又、折り畳み時に発生した紙の「切
れ」は検出されない。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みなされたもの
で、その課題は、角底製袋機、六角底袋ボトマーのいづ
れにも適用でき、折畳み目の輪郭の全体像をとらえて、
袋体の底部が正しく折畳まれているか否かを検出できる
信頼性の高い底成形不良袋の検出方法と該方法を実施す
るための装置を提供することにある。
で、その課題は、角底製袋機、六角底袋ボトマーのいづ
れにも適用でき、折畳み目の輪郭の全体像をとらえて、
袋体の底部が正しく折畳まれているか否かを検出できる
信頼性の高い底成形不良袋の検出方法と該方法を実施す
るための装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の底成形不良袋の検出方法は、底の開披又は
成形を完了して移動中の袋体の底部に光を照射して、底
部の折り畳み目に沿って、陰影を作り、該陰影によって
生じる反射光の明暗を電荷結合素子リニアアレイイメー
ジセンサーにより撮像して電気信号に変換し、該信号を
適当な信号処理手段で処理して、底部の折畳み目の輪郭
を抽出し、あらかじめ、コンパレーターに記憶させてお
いた良品の輪郭と照合して同形又は異形の電気的選択信
号を発信することを特徴とする。
め、本発明の底成形不良袋の検出方法は、底の開披又は
成形を完了して移動中の袋体の底部に光を照射して、底
部の折り畳み目に沿って、陰影を作り、該陰影によって
生じる反射光の明暗を電荷結合素子リニアアレイイメー
ジセンサーにより撮像して電気信号に変換し、該信号を
適当な信号処理手段で処理して、底部の折畳み目の輪郭
を抽出し、あらかじめ、コンパレーターに記憶させてお
いた良品の輪郭と照合して同形又は異形の電気的選択信
号を発信することを特徴とする。
【0012】又、上記方法を実施するための本発明の底
成形不良袋の検出装置は、底の開披又は成形を完了して
移動中の袋体の底部の折畳み目に沿って陰影をつくるた
め、該底部を照射する投光器と、前記陰影によって生じ
る反射光の明暗を撮像して電気信号に変換するための電
荷結合素子リニアアレイイメージセンサーと、良品の輪
郭を記憶させておくコンパレーターと、前記センサーか
らの電気信号を処理して、底部の折畳み目の輪郭を抽出
し、前記コンパレーターが記憶する良品の輪郭と照合し
て、同形又は異形の電気的選択信号を発信する信号処理
手段を含む構成としたものである。
成形不良袋の検出装置は、底の開披又は成形を完了して
移動中の袋体の底部の折畳み目に沿って陰影をつくるた
め、該底部を照射する投光器と、前記陰影によって生じ
る反射光の明暗を撮像して電気信号に変換するための電
荷結合素子リニアアレイイメージセンサーと、良品の輪
郭を記憶させておくコンパレーターと、前記センサーか
らの電気信号を処理して、底部の折畳み目の輪郭を抽出
し、前記コンパレーターが記憶する良品の輪郭と照合し
て、同形又は異形の電気的選択信号を発信する信号処理
手段を含む構成としたものである。
【0013】なお、前記投光器の光源としては高周波蛍
光灯を用いることができる。又前記投光器の光源を袋体
の移動方向と直角の方向に伸びる高周波蛍光灯とし、移
動する袋体の先端を検知する例えばリニアビームセンサ
ーなどのセンサーと、袋体の移動手段と連動して、袋体
の移動信号を発信する、例えばパルスエンコーダーなど
の移動距離計測手段を設け、電荷結合素子リニアアレイ
イメージセンサーで反射光の明暗を、袋体の移動方向で
は一定間隔で、又袋体の移動方向と直角の方向では連続
線状に撮像してもよい。又、前記イメージセンサーから
送られて来る電気信号を信号処理手段で映像信号、好ま
しくは二値信号にして底部の折畳み目の輪郭を抽出する
のがよい。
光灯を用いることができる。又前記投光器の光源を袋体
の移動方向と直角の方向に伸びる高周波蛍光灯とし、移
動する袋体の先端を検知する例えばリニアビームセンサ
ーなどのセンサーと、袋体の移動手段と連動して、袋体
の移動信号を発信する、例えばパルスエンコーダーなど
の移動距離計測手段を設け、電荷結合素子リニアアレイ
イメージセンサーで反射光の明暗を、袋体の移動方向で
は一定間隔で、又袋体の移動方向と直角の方向では連続
線状に撮像してもよい。又、前記イメージセンサーから
送られて来る電気信号を信号処理手段で映像信号、好ま
しくは二値信号にして底部の折畳み目の輪郭を抽出する
のがよい。
【0014】
【作用】本発明では、上記構成によって、先行技術のよ
うに、袋体の底部のある特定の部分の形状、位置、寸
法、厚さなどから底部が正しく折畳まれているか否かを
推測するのではなく、底部の折り畳み目の輪郭を抽出
し、コンパレーターに記憶されている良品の輪郭と全体
像として照合するので、袋体の移動方向如何にかかわら
ず、底部の開披時又は成形時に生じたシワや「紙の切
れ」も含めて、同形、異形の判定がなされるという作用
が達成される。
うに、袋体の底部のある特定の部分の形状、位置、寸
法、厚さなどから底部が正しく折畳まれているか否かを
推測するのではなく、底部の折り畳み目の輪郭を抽出
し、コンパレーターに記憶されている良品の輪郭と全体
像として照合するので、袋体の移動方向如何にかかわら
ず、底部の開披時又は成形時に生じたシワや「紙の切
れ」も含めて、同形、異形の判定がなされるという作用
が達成される。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明方法及び装置
の一実施例について詳細に説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。図1は本発明の一実施例の装
置を搭載した角底製袋機の部分側面図、図2は本発明装
置の構成を示す概略図、図3、図4は本発明方法により
抽出された角底袋の底部の輪郭の平面図である。図中の
符号1は投光器、2は受光器、3は信号処理装置、4は
パルスエンコーダー、5はリニアビームセンサー、11
は製筒ユニット、12はカッター、13は底成形シリン
ダー、14はデリバリーシリンダー、24は底部の折畳
み目である。
の一実施例について詳細に説明するが、本発明はこれに
限定されるものではない。図1は本発明の一実施例の装
置を搭載した角底製袋機の部分側面図、図2は本発明装
置の構成を示す概略図、図3、図4は本発明方法により
抽出された角底袋の底部の輪郭の平面図である。図中の
符号1は投光器、2は受光器、3は信号処理装置、4は
パルスエンコーダー、5はリニアビームセンサー、11
は製筒ユニット、12はカッター、13は底成形シリン
ダー、14はデリバリーシリンダー、24は底部の折畳
み目である。
【0016】本実施例の底成形不良袋の検出装置は角底
製袋機のデリバリーシリンダー上及びその周辺に設けら
れる。投光器1は30キロヘルツの高周波蛍光灯を光源
とし、該蛍光灯が、デリバリーシリンダーの真上に、該
シリンダーの幅方向に伸びるよう取付けられていて、該
シリンダー上の爪につかまれて移動中の角底袋の全幅を
照射して、袋体の底部の折畳み目24に沿って陰影をつ
くる。受光器2は電荷結合素子リニアアレイイメージセ
ンサーで、前記投光器1の照射によって生じた反射光の
陰影を袋体の底部全幅にわたって、ライン状に撮像して
電気信号(映像信号)に変換する。
製袋機のデリバリーシリンダー上及びその周辺に設けら
れる。投光器1は30キロヘルツの高周波蛍光灯を光源
とし、該蛍光灯が、デリバリーシリンダーの真上に、該
シリンダーの幅方向に伸びるよう取付けられていて、該
シリンダー上の爪につかまれて移動中の角底袋の全幅を
照射して、袋体の底部の折畳み目24に沿って陰影をつ
くる。受光器2は電荷結合素子リニアアレイイメージセ
ンサーで、前記投光器1の照射によって生じた反射光の
陰影を袋体の底部全幅にわたって、ライン状に撮像して
電気信号(映像信号)に変換する。
【0017】リニアビームセンサー5はデリバリーシリ
ンダー14との間の距離を常時測定していて、該シリン
ダーの爪が袋体の底端をつかんで該センサーの下を通過
したとき、測定距離が急に短かくなったことを感知して
信号を発する。この信号を受けて、パルスエンコーダー
4は袋体の底部の流れ方向の位置情報を計測し始め、底
部の移動距離を判定する。これは袋体の移動方向では受
光器が(連続的にではなく)等間隔で間歇的に撮像する
ためである。
ンダー14との間の距離を常時測定していて、該シリン
ダーの爪が袋体の底端をつかんで該センサーの下を通過
したとき、測定距離が急に短かくなったことを感知して
信号を発する。この信号を受けて、パルスエンコーダー
4は袋体の底部の流れ方向の位置情報を計測し始め、底
部の移動距離を判定する。これは袋体の移動方向では受
光器が(連続的にではなく)等間隔で間歇的に撮像する
ためである。
【0018】信号処理装置3は、受光器2からの電気信
号(映像信号)と、リニアセンサー5からの袋体底端縁
検出信号と、パルスエンコーダー4からの移動距離信号
とを処理し、受光器2からの映像信号を2値化(0,
1)して、底部の折畳み目の輪郭を抽出する。信号処理
装置3はコンパレーターを内蔵していて、該コンパレー
ターに予じめ記憶させておいた良品の輪郭と照合し、例
えば図3に点線(22)で示すように底成形不良袋の場
合は欠点信号を発信する。なお、該欠点信号によって、
底成形不良袋は適当な公知の構造の排出手段で良品と分
離される。
号(映像信号)と、リニアセンサー5からの袋体底端縁
検出信号と、パルスエンコーダー4からの移動距離信号
とを処理し、受光器2からの映像信号を2値化(0,
1)して、底部の折畳み目の輪郭を抽出する。信号処理
装置3はコンパレーターを内蔵していて、該コンパレー
ターに予じめ記憶させておいた良品の輪郭と照合し、例
えば図3に点線(22)で示すように底成形不良袋の場
合は欠点信号を発信する。なお、該欠点信号によって、
底成形不良袋は適当な公知の構造の排出手段で良品と分
離される。
【0019】又、底部の折畳み目の輪郭抽出のための信
号処理には映像信号によるものと二値信号によるものと
が考えられるが、後者の方がより安定していて好まし
く、又、移動中の袋体の先端を感知するセンサーとし
て、反射型光電スイッチは袋体の印刷にも反応するの
で、本実施例のように距離(つまり袋体の厚み)を計測
するリニアビームセンサーを用いる方が好ましい。更に
抽出する底部の折畳み目の輪郭は図3のように底部の外
郭を含むものとすると紙切れも検知できるが、図4のよ
うにそれを含まないものとしてもよい。本発明方法及び
装置は六角底袋ボトマーに取付けて六角底袋の底部の折
畳み目の検出に用いることができる。
号処理には映像信号によるものと二値信号によるものと
が考えられるが、後者の方がより安定していて好まし
く、又、移動中の袋体の先端を感知するセンサーとし
て、反射型光電スイッチは袋体の印刷にも反応するの
で、本実施例のように距離(つまり袋体の厚み)を計測
するリニアビームセンサーを用いる方が好ましい。更に
抽出する底部の折畳み目の輪郭は図3のように底部の外
郭を含むものとすると紙切れも検知できるが、図4のよ
うにそれを含まないものとしてもよい。本発明方法及び
装置は六角底袋ボトマーに取付けて六角底袋の底部の折
畳み目の検出に用いることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明では、上記構成によって、先行技
術のように、袋体の底部のある特定の部分の形状、位
置、寸法、厚さなどから、底部が正しく折畳まれている
か否かを推測するのではなく、底部の折り畳み目の輪郭
を抽出し、コンパレーターに記憶されている良品の輪郭
と全体像として照合するので、袋体の移動方向如何にか
かわらず、底部の開披時又は成形時に生じたシワや「紙
の切れ」も含めて、同形、異形の判定がなされる。
術のように、袋体の底部のある特定の部分の形状、位
置、寸法、厚さなどから、底部が正しく折畳まれている
か否かを推測するのではなく、底部の折り畳み目の輪郭
を抽出し、コンパレーターに記憶されている良品の輪郭
と全体像として照合するので、袋体の移動方向如何にか
かわらず、底部の開披時又は成形時に生じたシワや「紙
の切れ」も含めて、同形、異形の判定がなされる。
【0021】なお、本発明によれば、前記実施例のよう
に、底部の折畳み目の輪郭を線状にとらえ、これを全体
像に合成して照合するので、投光器、受光器共狭いスペ
ースに取付けることもできる。
に、底部の折畳み目の輪郭を線状にとらえ、これを全体
像に合成して照合するので、投光器、受光器共狭いスペ
ースに取付けることもできる。
【0022】以上詳述したように、本発明によれば、角
底製袋機、六角底袋用ボトマーのいづれにも適用でき、
袋体の底部の折畳み目の輪郭の全体像を直接とらえて、
底部が正しく折畳まれているか否かを検出できる信頼性
の高い底成形不良袋の検出方法と該方法を実施するため
の装置を提供することができる。
底製袋機、六角底袋用ボトマーのいづれにも適用でき、
袋体の底部の折畳み目の輪郭の全体像を直接とらえて、
底部が正しく折畳まれているか否かを検出できる信頼性
の高い底成形不良袋の検出方法と該方法を実施するため
の装置を提供することができる。
【図1】本発明装置を搭載した角底製袋機の概略側面図
である。
である。
【図2】本発明装置の構成を説明するための概略図であ
る。
る。
【図3】本発明方法により抽出された角底袋の底部の輪
郭の平面図である。
郭の平面図である。
【図4】本発明方法により抽出された角底袋の底部の図
3とは異なる輪郭の平面図である。
3とは異なる輪郭の平面図である。
【図5】従来の角底袋の底成形不良袋の検出装置の要部
を示す側面図で、aは検出していない状態、bは検出中
の状態を示す。
を示す側面図で、aは検出していない状態、bは検出中
の状態を示す。
【図6】従来の角底袋の底成形不良袋の検出方法による
検知個所を示す角底袋の底部平面図である。
検知個所を示す角底袋の底部平面図である。
1:投光器、2:受光器、3:信号処理装置、4:パル
スエンコーダー、5:リニアビームセンサー、11:製
筒ユニット、12:カッター、13:底成形シリンダ
ー、14:デリバリーシリンダー、15:検出ローラ
ー、16:磁界形近接スイッチ、20:角底袋、21:
底部、22:底部の折畳み目、23:ひだ、24:胴貼
部。
スエンコーダー、5:リニアビームセンサー、11:製
筒ユニット、12:カッター、13:底成形シリンダ
ー、14:デリバリーシリンダー、15:検出ローラ
ー、16:磁界形近接スイッチ、20:角底袋、21:
底部、22:底部の折畳み目、23:ひだ、24:胴貼
部。
Claims (2)
- 【請求項1】 底の開披又は成形を完了して移動中の袋
体の底部に、光を照射して、底部の折り畳み目に沿って
陰影を作り、該陰影によって生じる反射光の明暗を電荷
結合素子リニアアレイイメージセンサーにより撮像して
電気信号に変換し、該信号を信号処理手段で処理して、
底部の折畳み目の輪郭を抽出し、あらかじめ、コンパレ
ーターに記憶させておいた良品の輪郭と照合して、同形
又は異形の電気的選択信号を発信することを特徴とする
底成形不良袋の検出方法。 - 【請求項2】 底の開披又は成形を完了して移動中の袋
体の底部の折畳み目に沿って陰影をつくるため、該底部
を照射する投光器と、前記陰影によって生じる反射光の
明暗を撮像して電気信号に変換するための電荷結合素子
リニアアレイイメージセンサーと、良品の輪郭を記憶さ
せておくコンパレーターと、前記センサーからの電気信
号を処理して、底部の折畳み目の輪郭を抽出し、前記コ
ンパレーターが記憶する良品の輪郭と照合して、同形又
は異形の電気的選択信号を発信する信号処理手段を含む
底成形不良袋の検出装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26608894A JP3439849B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 底成形不良袋の検出方法及び装置 |
US08/627,133 US5654802A (en) | 1994-10-06 | 1996-04-03 | Method and device for inspecting bags |
EP96302416A EP0800077A1 (en) | 1994-10-06 | 1996-04-04 | Method and device for inspecting bags |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26608894A JP3439849B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 底成形不良袋の検出方法及び装置 |
US08/627,133 US5654802A (en) | 1994-10-06 | 1996-04-03 | Method and device for inspecting bags |
EP96302416A EP0800077A1 (en) | 1994-10-06 | 1996-04-04 | Method and device for inspecting bags |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08105727A true JPH08105727A (ja) | 1996-04-23 |
JP3439849B2 JP3439849B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=27237710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26608894A Expired - Fee Related JP3439849B2 (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 底成形不良袋の検出方法及び装置 |
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Country | Link |
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EP (1) | EP0800077A1 (ja) |
JP (1) | JP3439849B2 (ja) |
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AT508312B1 (de) * | 2009-05-19 | 2011-07-15 | Starlinger & Co Gmbh | Formfehlererkennung |
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JP2019206090A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | セイコーエプソン株式会社 | 画像処理装置、コックリング判定方法、機械学習装置 |
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US3581629A (en) * | 1964-09-11 | 1971-06-01 | Windmolle & Hostche | Bagmaking machine |
US3433135A (en) * | 1966-10-31 | 1969-03-18 | West Virginia Pulp & Paper Co | Bag inspection method and apparatus therefor |
DE1761466C3 (de) * | 1968-05-22 | 1978-03-09 | Windmoeller & Hoelscher, 4540 Lengerich | Sackmaschine |
FR2037307A6 (ja) * | 1969-02-11 | 1970-12-31 | Windmoeller & Hoelscher | |
DE2805212C3 (de) * | 1978-02-08 | 1980-10-02 | Windmoeller & Hoelscher, 4540 Lengerich | Vorrichtung zum Prüfen der Bodenfaltungen von an Schlauchstücken angeformten Böden |
DE2807842C2 (de) * | 1978-02-23 | 1986-06-05 | Windmöller & Hölscher, 4540 Lengerich | Verfahren und Vorrichtung zum Prüfen der Bodenfaltungen von an Schlauchstücken angeformten Böden |
JPS6259022A (ja) * | 1985-09-10 | 1987-03-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | ゴムホ−スの連続製造方法及び装置 |
US4896211A (en) * | 1988-04-26 | 1990-01-23 | Picker International, Inc. | Asynchronously triggered single field transfer video camera |
DE4217623B4 (de) * | 1992-05-27 | 2008-02-07 | Windmöller & Hölscher Kg | Verfahren zur Prüfung der Ausbildung kontinuierlich geförderter Werkstücke |
GB2289941B (en) * | 1994-06-03 | 1997-03-19 | Nireco Corp | Apparatus for monitoring glue application state |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP26608894A patent/JP3439849B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-04-03 US US08/627,133 patent/US5654802A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-04-04 EP EP96302416A patent/EP0800077A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3439849B2 (ja) | 2003-08-25 |
US5654802A (en) | 1997-08-05 |
EP0800077A1 (en) | 1997-10-08 |
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