JPH08105543A - 組合せオイルリング - Google Patents

組合せオイルリング

Info

Publication number
JPH08105543A
JPH08105543A JP24149694A JP24149694A JPH08105543A JP H08105543 A JPH08105543 A JP H08105543A JP 24149694 A JP24149694 A JP 24149694A JP 24149694 A JP24149694 A JP 24149694A JP H08105543 A JPH08105543 A JP H08105543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
main body
side rail
ring main
ear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24149694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miura
尚 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riken Corp
Original Assignee
Riken Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riken Corp filed Critical Riken Corp
Priority to JP24149694A priority Critical patent/JPH08105543A/ja
Publication of JPH08105543A publication Critical patent/JPH08105543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 オイルリングのシリンダに対する追従性を向
上して、オイル消費量を減少する。 【構成】 耳部7をリング本体1の内周部に間欠的にか
つ傾斜して形成し、リング本体1の外周部に支持突起部
8を間欠的に形成する。リング本体1を径方向外側に付
勢するコイルエキスパンダ2の弾力により、一方のサイ
ドレール4の外面4cの内周部4eをリング溝の一方の
径方向壁面に当接させると共に、他方のサイドレール3
の外面3cをリング溝の他方の径方向壁面に当接させ
る。耳部7と径方向外側に突出するアーム部9との間に
形成した径方向の切欠部により、耳部7とアーム部9と
はリング本体1に対して異なる角度で折曲げられる。耳
部7のアーム部9に対する傾斜角度は95゜〜130
゜、好ましくは100゜〜115゜の範囲内である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧が生じるディー
ゼルエンジン等に好適な組合せオイルリング、特にシリ
ンダに対する追従性が良好で、かつ内燃機関の燃焼室内
へ流入するオイルを制御してオイル消費量を低減できる
組合せオイルリングに関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンは近年、高性能化さ
れ、更に長寿命化が求められている。エンジン性能のな
かでも重要なオイル消費性能は、オイルリングの特性に
影響される。従来の組合せオイルリングは、図5に示す
ように、薄い鋼帯を径方向外側に開放するほぼM字形断
面又はほぼI字形断面に成形し、並行に配置された一対
のサイドレール3が一体に形成されたリング本体1と、
リング本体1の内側に配置されかつリング本体1を径方
向外側に付勢する弾力を発生するコイルエキスパンダ2
とを備えている。コイルエキスパンダ2はリング本体1
のM字形の谷部内周面又はI字形のウェブ内周面に当接
して、リング本体1をシリンダ11に対して径方向外側
に押圧する。コイルエキスパンダ2の弾性力を受けて、
リング本体1のサイドレール3の外縁部3aがシリンダ
内壁12にそれぞれ摺接する。リング本体1にはシリン
ダ内壁12から掻き取ったオイルを逃がすオイル窓5が
形成される。鋼製のリング本体1は、コイルエキスパン
ダ2のリング本体内周面への食い込みを低減すると共
に、リング本体1の肉厚を薄くしてオイルリングの可撓
性を増大できるので、オイルリングのシリンダ内壁12
に対する追従性を向上させてオイル掻き効果を高めるこ
とができる。また、サイドレール3はリング本体1と一
体に形成されるので、シリンダ内壁面に対し一定の押圧
力を確保することができ、オイルリングの変形を防止す
ることもできる。しかし、サイドレール3がリング本体
1と一体に成形されているため、シリンダ内壁面の変形
に対してサイドレール3の追従性が低下する欠点があ
る。更に、オイルリングとリング溝13の径方向壁面1
4との間に間隙(クリアランス)が発生するため、リン
グ溝内のオイルが間隙を通って燃焼室に内に流入し、オ
イル消費量が増大する欠点がある。
【0003】図6に示す他の従来の組合せオイルリング
は、並行に配置されそれぞれ独立した一対のサイドレー
ル4と、サイドレール4の内周端部4bを内周縁に延在
する耳部7aに当接させて、サイドレール4を径方向外
側に付勢するスペーサエキスパンダ6とを備えている。
スペーサエキスパンダ6の弾性力を受けてサイドレール
4は径方向外側に押圧され、サイドレール4の外縁部4
aがシリンダ内壁12に摺接する。サイドレール4が、
それぞれ独立してシリンダ内壁12に押圧されるので、
シリンダ内壁面の変形に対する追従性が良好で、低い真
円度のシリンダに対しても追従性が低下しない。同時
に、サイドレール4はリング溝13の径方向壁面14に
対しても押圧され、サイドレール4の外面4cの内周部
4dが径方向壁面14に当接する。これにより、サイド
レール4とリング溝13の径方向壁面14との間の間隙
が抑制され、内燃機関の稼動時に燃焼室内へのオイルの
漏洩を抑制することができる。しかし、この組合せオイ
ルリングでは、サイドレール4の内面4eとスペーサエ
キスパンダ6の外面6bとがほぼ全面にわたり面接触し
ているため、サイドレール4とスペーサエキスパンダ6
との間で摩擦抵抗が発生し、サイドレール4のシリンダ
内壁12に対する押圧力が減じられてサイドレール4の
追従性が低下する欠点がある。また、スペーサエキスパ
ンダ6の弾性力はコイルエキスパンダ2の弾性力より劣
るので、図5に示す組合せオイルリングほど、サイドレ
ール4のシリンダ内壁12に対する押圧力が得られな
い。
【0004】図5及び図6に示す従来の組合せオイルリ
ングの欠点や問題を鑑みて提案された図7に示す更に別
の従来の組合せオイルリングは、例えば特開平5−23
1540号公報に示されるように、ほぼI字形断面を有
するリング本体1と、リング本体1に当接しかつ並行に
配置された一対のサイドレール4と、リング本体1のI
字形ウェブ内周面に当接してリング本体1を押圧するコ
イルエキスパンダ2とを備えている。リング本体1は、
内周側全周にわたって形成された耳部7と外周側全周に
わたって形成された支持突起部8とを備えている。サイ
ドレール4の内周側端部4bはリング本体1の耳部7に
当接し、サイドレール4の内面4eの外周部4fが支持
突起部8に当接する。サイドレール4はリング本体1の
耳部7と支持突起部8のみに接触しているので、リング
本体1とサイドレール4との間の摩擦抵抗が小さく、シ
リンダ内壁に対するサイドレール4の押圧力を減じるこ
となく追従性を向上することができる。また、耳部7は
若干内周方向に傾斜して形成され、リング本体1がコイ
ルエキスパンダ2の弾性力を受けてサイドレール4を径
方向外側に押圧したとき、サイドレール4の内周側端部
4bは耳部7の傾斜に沿って摺動する。これにより、サ
イドレール4の外面4cの内周部4dがリング溝1の径
方向壁面にそれぞれ当接して、リング本体1とリング溝
の径方向壁面との間の間隙を抑制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示す従来の組合せオイルリングでは、リング本体1の耳
部7が、周方向に連続して設けられているので、耳部7
の剛性が高い。従って、シリンダ内壁に対するサイドレ
ール4の追従性が低下する。また、サイドレール4の外
面内周部4dは耳部7の傾斜に沿ってリング溝の径方向
壁面に弾性的に当接できないため、オイルリングとリン
グ溝の径方向壁面との間隙を通って漏洩するオイルを十
分に抑制できない。また、リング本体1の耳部7が全周
にわたって連続して設けられているため、鋼製のリング
本体1を引き抜き成形加工したのち、必要なリング径に
塑性変形する際に、耳部7の剛性が高いため耳部7に加
工応力が発生して座屈応力が大きくなり、リング本体1
は変形して真円に形成することが困難である。これが致
命的欠陥となって歩留まりの低下や治工具の損傷等、製
造上の難点を生じる。リング本体1を真円に成形したの
ち、耳部7を切削加工により形成するとコスト高となり
量産性が劣る。従って、この発明は、ディーゼルエンジ
ン等の高圧縮比のエンジンにも適用が可能で、オイルリ
ングのシリンダに対する追従性を向上し、低い真円度の
シリンダに対しても高い追従性を保持すると共に、オイ
ルリングとリング溝の径方向壁面との間隙を抑制して内
燃機関の燃焼室内へ流入するオイルを制御し、オイル消
費量が低減でき、また、容易に製造できる組合せオイル
リングを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による組合せオ
イルリングは、リング本体と、リング本体に当接する一
対のサイドレールと、リング本体の内側に配置されかつ
リング本体を径方向外側に付勢する弾力を発生するコイ
ルエキスパンダとを有する。リング本体は、内周側に形
成された耳部と、径方向外側に突出するアーム部と、ア
ーム部の先端に形成された支持突起部とを備える。少な
くとも一方のサイドレールの内周側端部はリング本体の
耳部に当接し、そのサイドレールの内面の外周部は支持
突起部に当接する。この組合せオイルリングは、径方向
内側が幅方向に突出する耳部をリング本体の内周部に間
欠的にかつ傾斜して形成し、リング本体の外周部に支持
突起部を間欠的に形成する。リング本体を径方向外側に
付勢するコイルエキスパンダの弾力により、一方のサイ
ドレールの外面の内周部をリング溝の一方の径方向壁面
に当接させると共に、他方のサイドレールの外面をリン
グ溝の他方の径方向壁面に当接させる。リング本体は、
外縁部がシリンダ内壁に摺接するかつリング本体と一体
のサイドレールを備え、リング本体と一体のサイドレー
ルの外面をリング溝の他方の径方向壁面に当接させる。
耳部とアーム部との間に形成した径方向の切欠部によ
り、耳部とアーム部とはリング本体に対して異なる角度
で折曲げられる。耳部の傾斜角度は95゜〜130゜、
好ましくは100゜〜115゜の範囲内にある。この組
合せオイルリングの他の実施例は、リング本体と、リン
グ本体に当接しかつ並行に配置された一対のサイドレー
ルと、リング本体の内側に配置されかつリング本体を径
方向外側に付勢する弾力を発生するコイルエキスパンダ
とを有する。リング本体は、内周側に形成された耳部
と、径方向外側に突出するアーム部と、アーム部の先端
に形成された支持突起部とを備える。サイドレールの内
周側端部はリング本体の耳部に当接し、サイドレールの
内面の外周部は支持突起部に当接する。径方向内側が幅
方向に突出する耳部をリング本体の内周部に間欠的にか
つ傾斜して形成し、リング本体の外周部に支持突起部を
間欠的に形成する。リング本体を径方向外側に付勢する
コイルエキスパンダの弾力により、一方のサイドレール
の外面の内周部をリング溝の一方の径方向壁面に当接さ
せると共に、他方のサイドレールの外面の内周部をリン
グ溝の他方の径方向壁面に当接させる。
【0007】
【作用】リング本体に当接するサイドレールの外縁部と
リング本体と一体のサイドレールの外縁部とが、コイル
エキスパンダの径方向外側への弾性力を受けてシリンダ
内壁に摺接する。サイドレールとリング本体と一体のサ
イドレールとは、それぞれ独立してシリンダ内壁に摺接
するので、シリンダ内壁面の変形に対して追従性が低下
しない。また、リング本体の耳部を間欠的に形成したの
で、耳部の剛性が減少しかつ弾性が増加して径方向及び
周方向に弾性変形する。これにより、シリンダ内壁面の
微小な変形に対してもサイドレールの追従性を向上する
ことができ、低い真円度のシリンダに対しても高い追従
性を保持できる。リング本体の耳部は径方向内側が幅方
向に突出して傾斜するので、リング本体がコイルエキス
パンダの弾性力を受けてサイドレールを径方向外側に押
圧したとき、サイドレールの内周側端部は耳部の傾斜に
沿って幅方向外側に摺動し、サイドレールの外面の内周
部がリング溝の一方の径方向壁面に当接する。その反力
を受けてリング本体のリング本体と一体のサイドレール
の外面がリング溝の他方の径方向壁面に当接する。これ
により、オイルリングとリング溝の径方向壁面との間に
間隙が発生せず、内燃機関の稼動時の燃焼室内へのオイ
ルの漏洩を抑制することができる。また、リング本体に
切欠部を形成して剛性を低下するので、真円度の高いリ
ング本体の成形を容易にし、容易に耳部を形成すること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明による組合せオイルリングの
実施例を図1〜図4について説明する。図1〜図4で
は、図5〜図7に示す箇所と同一の部分には同一の符号
を付し、説明を省略する。この発明による組合せオイル
リングでは、径方向内側が幅方向に突出する耳部7をリ
ング本体1の内周部に間欠的にかつ傾斜して形成し、リ
ング本体1の外周部に支持突起部8を間欠的に形成す
る。リング本体1は、外縁部3aがシリンダ内壁12に
摺接しかつリング本体1と一体のサイドレール3を備え
る。サイドレール4は、内周端部4bが耳部7に、内面
4eの外周部4fが支持突起部8に当接するよう配置す
る。リング本体1を径方向外側に付勢するコイルエキス
パンダ2の弾力により、サイドレール4の外面4cの内
周部4eをリング溝13の一方の径方向壁面14に当接
させると共に、リング本体1と一体のサイドレール3の
外面3cをリング溝13の他方の径方向壁面15に当接
させる。耳部7と径方向外側に突出するアーム部9との
間に形成した径方向の切欠部10により、耳部7とアー
ム部9とはリング本体1に対して異なる角度で折曲げら
れる。耳部7のアーム部9に対する傾斜角度θは95゜
〜130゜、好ましくは100゜〜115゜の範囲内で
ある。リング本体1の耳部7の大きさ及び数は、必要に
応じて決定される。図3に示すように、薄鋼帯の長手方
向のほぼ中央に、シリンダ内壁12から掻き取ったオイ
ルを逃がすオイル窓5を機械加工又は塑性加工等によっ
てほぼ一定間隔に形成する。長手方向の側縁の幅方向に
所定間隔で切欠部10を形成し、耳部7に相当する幅方
向長さがアーム部9に相当する幅方向長さより短くなる
ように、機械加工又は塑性加工等によって薄鋼帯の側縁
を取り除く。リング本体1、コイルエキスパンダ2及び
サイドレール4には必要に応じてガス軟窒化、塩浴軟窒
化、ガス窒化、イオンプレーティング、複合分散めっき
であるNi−P(ニッケル−燐)めっき、クロムめっ
き、イオン窒化、イオン注入等の各種処理を施し、耐摩
耗性向上や焼付き防止をする。更に、なじみ性をもたせ
るように四三酸化鉄層の形成、パーカライジング、錫め
っき等による表面処理を施してもよい。
【0009】上記の構成において、リング本体1に当接
するサイドレール4の外縁部4aとリング本体1と一体
のサイドレール3の外縁部3aとが、コイルエキスパン
ダの径方向外側への弾性力を受けてシリンダ内壁12に
摺接する。サイドレール4とリング本体1と一体のサイ
ドレール3とは、それぞれ独立してシリンダ内壁12に
摺接するので、シリンダ内壁面の変形に対して追従性が
低下しない。また、リング本体1の耳部7を間欠的に形
成したので、耳部7の剛性が減少しかつ弾性が増加して
径方向及び周方向に弾性変形する。これにより、シリン
ダ内壁面の微小な変形に対してもサイドレールの追従性
を向上することができ、低い真円度のシリンダに対して
も高い追従性を保持できる。リング本体1の耳部7は径
方向内側が幅方向に突出して傾斜するので、リング本体
1がコイルエキスパンダ2の弾性力を受けてサイドレー
ル4を径方向外側に押圧したとき、サイドレールの内周
側端部4bは耳部7の傾斜に沿って幅方向外側に摺動
し、サイドレール4の外面4cの内周部4dがリング溝
1の一方の径方向壁面14に当接する。その反力を受け
てリング本体1と一体のサイドレール3の外面3cがリ
ング溝1の他方の径方向壁面15に当接する。これによ
り、オイルリングとリング溝の径方向壁面との間に間隙
が発生せず、内燃機関の稼動時の燃焼室内へのオイルの
漏洩を抑制することができる。また、サイドレールを一
対設ける必要がないので、組合せオイルリングのリング
溝への装着が容易になる。シリンダに対するサイドレー
ルの追従性を向上し、燃焼室内へのオイルの漏洩を抑制
することにより、従来の組合せオイルリングを使用した
ときに比べ、オイル消費量を10%低減することができ
た。また、リング本体1に切欠部10を形成して剛性を
低下するので、真円度の高いリング本体の成形を容易に
し、容易に耳部を形成することができる。
【0010】この発明の実施態様は前記の実施例に限定
されず、変更が可能である。例えば、この発明の実施例
では、リング本体1のクランク室側に一体のサイドレー
ル3を形成したが、リング本体1の燃焼室側に一体のサ
イドレール3を形成してもよい。また、耳部7をリング
本体1の両側に形成して、リング本体1の両側に配置し
た一対のサイドレール4の各外面内周部4dをリング溝
13の径方向壁面14、15に弾性的に当接させてもよ
い。リング本体1は径方向外側に開放するほぼM字形断
面を有する例を示したが、ほぼI字形断面に成形しても
よい。
【0011】
【発明の効果】前記のように、この発明では、オイルリ
ングのシリンダに対する追従性を向上し、低い真円度の
シリンダに対しても高い追従性を保持できる。また、内
燃機関の高速稼動時に、オイルリングとリング溝の径方
向壁面との間隙が発生せず、燃焼室内へのオイルの漏洩
を抑制できる。これにより、オイル消費量を低減してオ
イル消費性能を向上することができるので、ディーゼル
エンジン等の高圧縮比のエンジンにも適用が可能で、内
燃機関の焼き付きを防止して、定期的なオイル点検の時
間間隔を延長できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による組合せオイルリングの部分斜
視図
【図2】 シリンダのリング溝に装着した状態を示すこ
の発明による組合せオイルリングの断面図
【図3】 この発明による組合せオイルリングのリング
本体を展開した状態で示す側面図
【図4】 この発明による組合せオイルリングのリング
本体の斜視図
【図5】 シリンダのリング溝に装着した状態を示す従
来の組合せオイルリングを示す断面図
【図6】 シリンダのリング溝に装着した状態を示す他
の従来の組合せオイルリングを示す断面図
【図7】 更に別の従来の組合せオイルリングの斜視図
【符号の説明】
1・・・リング本体、2・・・コイルエキスパンダ、3
・・・リング本体と一体のサイドレール、3a・・・外
縁部、3c・・・外面、4・・・サイドレール、4a・
・・外縁部、4b・・・内周端部、4c・・・外面、4
d・・・内周部、5・・・オイル窓、7・・・耳部、8
・・・支持突起部、9・・・アーム部、10・・・切欠
部、11・・・シリンダ、12・・・シリンダ内壁、1
3・・・リング溝、14、15・・・径方向壁面、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リング本体と、リング本体に当接する一
    対のサイドレールと、リング本体の内側に配置されかつ
    リング本体を径方向外側に付勢する弾力を発生するコイ
    ルエキスパンダとを有し、リング本体は、内周側に形成
    された耳部と、径方向外側に突出するアーム部と、アー
    ム部の先端に形成された支持突起部とを備え、少なくと
    も一方のサイドレールの内周側端部はリング本体の耳部
    に当接し、そのサイドレールの内面の外周部は支持突起
    部に当接する組合せオイルリングにおいて、 径方向内側が幅方向に突出する耳部をリング本体の内周
    部に間欠的にかつ傾斜して形成し、 リング本体の外周部に支持突起部を間欠的に形成し、 リング本体を径方向外側に付勢するコイルエキスパンダ
    の弾力により、一方のサイドレールの外面の内周部をリ
    ング溝の一方の径方向壁面に当接させると共に、他方の
    サイドレールの外面をリング溝の他方の径方向壁面に当
    接させたことを特徴とする組合せオイルリング。
  2. 【請求項2】 リング本体は、外縁部がシリンダ内壁に
    摺接するかつリング本体と一体のサイドレールを備え、
    リング本体と一体のサイドレールの外面をリング溝の他
    方の径方向壁面に当接させた請求項1に記載の組合せオ
    イルリング。
  3. 【請求項3】 耳部とアーム部との間に形成した径方向
    の切欠部により、耳部とアーム部とはリング本体に対し
    て異なる角度で折曲げられた請求項1に記載の組合せオ
    イルリング。
  4. 【請求項4】 耳部の傾斜角度は95゜〜130゜の範
    囲内にある請求項1に記載の組合せオイルリング。
  5. 【請求項5】 耳部の傾斜角度は100゜〜115゜の
    範囲内にある請求項1に記載の組合せオイルリング。
  6. 【請求項6】 リング本体と、リング本体に当接しかつ
    並行に配置された一対のサイドレールと、リング本体の
    内側に配置されかつリング本体を径方向外側に付勢する
    弾力を発生するコイルエキスパンダとを有し、リング本
    体は、内周側に形成された耳部と、径方向外側に突出す
    るアーム部と、アーム部の先端に形成された支持突起部
    とを備え、サイドレールの内周側端部はリング本体の耳
    部に当接し、サイドレールの内面の外周部は支持突起部
    に当接する組合せオイルリングにおいて、 径方向内側が幅方向に突出する耳部をリング本体の内周
    部に間欠的にかつ傾斜して形成し、 リング本体の外周部に支持突起部を間欠的に形成し、 リング本体を径方向外側に付勢するコイルエキスパンダ
    の弾力により、一方のサイドレールの外面の内周部をリ
    ング溝の一方の径方向壁面に当接させると共に、他方の
    サイドレールの外面の内周部をリング溝の他方の径方向
    壁面に当接させたことを特徴とする組合せオイルリン
    グ。
JP24149694A 1994-10-05 1994-10-05 組合せオイルリング Pending JPH08105543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24149694A JPH08105543A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 組合せオイルリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24149694A JPH08105543A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 組合せオイルリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08105543A true JPH08105543A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17075194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24149694A Pending JPH08105543A (ja) 1994-10-05 1994-10-05 組合せオイルリング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08105543A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169882A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Toyota Motor Corp 2ピース型のピストンリング

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169882A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Toyota Motor Corp 2ピース型のピストンリング

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2309764A (en) A piston ring
GB2307956A (en) Seal device for piston rod
JP2005180459A (ja) ころ軸受、レース板の製造方法及び保持体の製造方法
JP4382229B2 (ja) 組合せオイルリング
JPH0423104B2 (ja)
GB2143614A (en) Expander spring for composite oil-ring
JPH08159282A (ja) 内燃機関用オイルコントロールリング
JPH08105543A (ja) 組合せオイルリング
JP4382220B2 (ja) 組合せオイルリング
JP2002310002A (ja) 2ピースオイルリング
JP2011137384A (ja) 回転防止用2ピースオイルリング
JP2582093Y2 (ja) 鋼製オイルコントロールリング
JPH0624608Y2 (ja) 組合せオイルリング
WO2024134774A1 (ja) オイルコントロールリング
JPH07293695A (ja) 組合せオイルコントロールリング
JPH064137Y2 (ja) オイルリング
JPS5910366Y2 (ja) ピストンリング
JPH08303298A (ja) 組合せリングおよびそれを装着したシール構造
JP3266456B2 (ja) 組合せオイルリングの回り止め構造
JPH09273628A (ja) オイルリング
JPH06235461A (ja) 組合せオイルリング
JPH05231540A (ja) 組合せオイルリング
JP2004197820A (ja) 組合せオイルリング
JPH08247289A (ja) 組合せ3ピースオイルリング
JP2000320672A (ja) 薄幅3ピース型組合せオイルリング