JPH08105422A - トルシア形ボルト - Google Patents

トルシア形ボルト

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JPH08105422A
JPH08105422A JP27027594A JP27027594A JPH08105422A JP H08105422 A JPH08105422 A JP H08105422A JP 27027594 A JP27027594 A JP 27027594A JP 27027594 A JP27027594 A JP 27027594A JP H08105422 A JPH08105422 A JP H08105422A
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JP
Japan
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pin tail
bolt
inner sleeve
pin
nut
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Application number
JP27027594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Hirai
正典 平井
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NIPPON FASTENER KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON FASTENER KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】溶融金属めっきトルシア形ボルトのピンテール
の機能を損なうことなく、該ピンテールに対する締付機
のインナースリーブの嵌合を円滑なものにする。 【構成】ピンテール素材4aの山角度を上記インナース
リーブの嵌合孔の谷角度よりも小さくすることによっ
て、該ピンテール素材4aの谷を深いものにし、しかる
後に溶融金属めっきを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトルシア形ボルトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】トルシア形ボルトは、ボルトねじ部の先
端にピンテールが設けられ、このねじ部とピンテールと
の間に破断溝が形成されたものである。その使用に際し
ては、図4に示すように、ボルトaのねじ部を被締付体
b,bのボルト孔に通し、該ねじ部に座金cを嵌めてナ
ットdを螺合し、締付機のアウタースリーブeをナット
dに、インナースリーブfをピンテールgにそれぞれ嵌
合し、アウタースリーブeを回転させるものである。す
なわち、トルシア形ボルトは、締付トルクの反力を上記
ピンテールgにとり、破断溝hが破断し、ピンテールg
が切り離れるまで締付けて使用するものである(図5参
照)。
【0003】上記ピンテールは、山と谷とが交互に形成
された12角のものであり、また、上記締付機のインナ
ースリーブfの嵌合孔もピンテールと同様の12角に形
成されている。このピンテールの山角度及び該山角度に
対応するインナースリーブの谷角度は120度に設定さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近、構造物の防錆と
いう観点からボルトに溶融亜鉛めっきを施したものが使
用されているが、上記トルシア形ボルトにおいても溶融
亜鉛めっきを施すことが要望されている。
【0005】しかし、従来のトルシア形ボルトに溶融亜
鉛めっきを施した場合、めっき層の形成によってボルト
の寸法が全体的に大きくなり、締付機のインナースリー
ブがピンテールに嵌まらなくなることがある。
【0006】すなわち、溶融亜鉛めっきの付着量自体
は、JIS H 8641(溶融亜鉛めっき)に規定さ
れていて、例えば、HDZ35では350g/m2
上、HDZ55では550g/m2 以上となっている。
従って、付着量350〜550g/m2 のとき、亜鉛が
ボルト全体にわたって均等に付着すれば、めっき層の厚
さは50〜80μmとなる。この場合、上記ピンテール
とインナースリーブとの間には寸法的に余裕がもたせて
あるため、この両者の嵌合に支障がないはずである。し
かし、実際には、上記付着量にばらつきがあり、また、
JIS規格に則ってめっきを行なう場合でもその下限値
よりも多めの付着量となるようにされるのが通常である
から、めっきが部分的に厚いものになり易く、上記ピン
テールとインナースリーブとの嵌合性が悪くなる。
【0007】これに対して、上記ピンテールの素材を上
記めっき層を考慮して若干小さめに形成することが考え
られるが、それによって上記嵌合性の改善は図れても、
得られたピンテールの地の部分(めっきを除いた素材部
分)とインナースリーブとの噛み合いが浅くなるため、
ナットを締付けていった際にピンテールの山がインナー
スリーブの嵌合孔の山の斜面に食い込むという「なめ
り」現象を生じ易くなり、締付不良ないしはインナース
リーブの損傷を招くおそれががある。また、上記めっき
を施すボルトと該めっきを施さないボルトとを製造する
場合、後者ではピンテールの寸法を小さくする必要がな
いから、2種類の製造装置が必要になり、コスト的に不
利になるとともに、製品の在庫管理の点でも不利にな
る。
【0008】また、締付機として、めっきを施したボル
ト用とめっきを施さないボルト用の2種類を設けること
も考えられるが、2種類のボルトを製造する場合と同様
の問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題に
ついていろいろ調べたところ、HDZ35によってトル
シア形ボルトに溶融亜鉛めっきを施した場合のピンテー
ルのめっき層は、図6に写真で示すように、ピンテール
の山部において50μm程度の厚さであって、該山部か
ら谷部にいくに従って漸次厚くなり、谷部において75
μm程度の厚さとなっており、場所によっては100μ
m前後の厚さにもなる。このため、インナースリーブと
の嵌合不良は主としてピンテールの谷部においてインナ
ースリーブの嵌合孔の山部が干渉することによって生じ
ており、基本的にはピンテールの山部の径は従来通りと
し、谷部の径が若干小さめになるようにピンテールを形
成すれば、上記問題を解決することができることを見出
だし、本発明を完成するに至ったものである。以下、各
請求項に係る発明について具体的に説明する。
【0010】請求項1に係る発明は、ボルトのねじ部の
先端に、山と谷とが交互に形成された12角のピンテー
ルが設けられ、このねじ部とピンテールとの間に破断溝
が形成されてなり、ナットに嵌合するアウタースリーブ
と上記ピンテールに嵌合する山と谷とが交互に形成され
た12角のインナースリーブとを備えた締付機によっ
て、上記ナットを回転させ上記ピンテールに締付トルク
の反力をとり、該ピンテールが切り離れるまで締付けて
使用されるトルシア形ボルトであって、上記ピンテール
の山角度が上記締付機のインナースリーブの谷角度より
も小さいことを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明は、ボルトのねじ部の
先端に、山と谷とが交互に形成された12角のピンテー
ルが設けられ、このねじ部とピンテールとの間に破断溝
が形成されてなり、ナットに嵌合するアウタースリーブ
と上記ピンテールに嵌合する山と谷とが交互に形成され
且つ谷角度が120度になった12角のインナースリー
ブとを備えた締付機によって、上記ナットを回転させ上
記ピンテールに締付トルクの反力をとり、該ピンテール
が切り離れるまで締付けて使用されるトルシア形ボルト
にであって、上記ピンテールの山角度が120度よりも
小さいことを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、ボルトのねじ部の
先端に、山と谷とが交互に形成された12角のピンテー
ルが設けられ、このねじ部とピンテールとの間に破断溝
が形成されてなり、ナットに嵌合するアウタースリーブ
と上記ピンテールに嵌合する山と谷とが交互に形成され
た12角のインナースリーブとを備えた締付機によっ
て、上記ナットを回転させピンテールに締付トルクの反
力をとり、該ピンテールが切り離れるまで締付けて使用
されるトルシア形ボルトであって、上記ピンテールの山
角度が上記締付機のインナースリーブの谷角度よりも小
さくなるように形成されてなるトルシア形ボルト素材
に、溶融金属めっきが施されていることを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、ボルトのねじ部の
先端に、山と谷とが交互に形成された12角のピンテー
ルが設けられ、このねじ部とピンテールとの間に破断溝
が形成されてなり、ナットに嵌合するアウタースリーブ
と上記ピンテールに嵌合する山と谷とが交互に形成され
且つ谷角度が120度になった12角のインナースリー
ブとを備えた締付機によって、上記ナットを回転させ上
記ピンテールに締付トルクの反力をとり、該ピンテール
が切り離れるまで締付けて使用されるトルシア形ボルト
であって、上記ピンテールの山角度が120度よりも小
さくなるように形成されてなるトルシア形ボルト素材
に、溶融金属めっきが施されていることを特徴とする。
【0014】請求項5に係る発明は、上記請求項3又は
請求項4に記載されているトルシア形ボルトにおいて、
上記金属めっき層は、上記ピンテールの谷部の方が山部
よりも厚いことを特徴とするトルシア形ボルトである。
【0015】
【作用】請求項1に係る発明において、トルシア形ボル
トのピンテールの山角度が締付機のインナースリーブの
谷角度よりも小さいということは、該ピンテールの谷が
深いということ、つまり、該ピンテールとインナースリ
ーブとの隙間は、ピンテールの谷部の方がピンテールの
山部よりも広いということである。従って、このような
ボルトに溶融金属めっきを施し、そのピンテールの谷部
のめっき層が山部のめっき層よりも若干厚いものになっ
ても、当該ピンテールと上記インナースリーブとの嵌合
には支障がない。しかも、上述の如くピンテールとイン
ナースリーブとの隙間を該ピンテールの谷部において広
いものにしても、該ピンテールの山部における隙間を広
くする必要はない(ピンテールの山部の径を小さくする
必要がない)から、ピンテールとインナースリーブとの
噛み合いを確実なものにすることができ、締付時のなめ
り現象を防止する上で有利になる。
【0016】一方、請求項1に係る発明のトルシア形ボ
ルトは、上述の如き溶融金属めっきを施さないで使用す
ることができるが、その場合でもピンテールの山部の径
を小さくするものではないから、締付時のなめり現象を
防止することができる。しかも、ピンテールの谷が深い
ということは、それだけボルトの歩留りが高くなるとと
もに、軽量化が図れることを意味する。この軽量化に関
し、建築現場では作業者が1日に数百個(五百個前後)
のボルト締付を行ない、それに伴って数百個の切り離さ
れたピンテールが発生するが、この切り離された多数の
ピンテールは作業中に高所の作業場から落下しないよう
に当該作業者が袋等に入れて保管する必要がある。従っ
て、ピンテール1個当りの重量軽減量は僅かであって
も、それが数百個にもなると重量的に相当大きなものに
なり、大きな重量軽減が図れることによって作業性の向
上が図れるとともに、切り離されたピンテールの落下防
止にも有利になるものである。
【0017】請求項2に係る発明は、締付機のインナー
スリーブの谷角度が120度である場合のトルシア形ボ
ルトに関するものであり、そのピンテールの山角度を1
20度よりも小さくしたから、当該発明においても請求
項2に係る発明と同様の作用を奏することになる。上記
ピンテールの山角度の下限としては90度程度が目安と
なる。90度未満にすることは該ピンテールの12角の
絞り加工が難しくなるためである。
【0018】請求項3に係る発明の場合は、ボルト素材
のピンテールの山角度がインナースリーブの谷角度より
も小さく、該ピンテールの谷が深くなっているから、該
ピンテール谷部のめっき層の厚さがピンテール山部のめ
っき層よりも厚いものになっても、ピンテールの谷部と
上記インナースリーブの山部との隙間が確保され、この
両者の嵌合に支障を来すことが少ない。また、上記ピン
テールの山部の径を小さくする必要がないから、ピンテ
ールとインナースリーブとの間に所期の噛み合いを得る
ことができる。
【0019】請求項4に係る発明は、締付機のインナー
スリーブの谷角度が120度である場合の溶融金属めっ
きトルシア形ボルトに関するものであり、その素材のピ
ンテールの山角度を120度よりも小さくしたから、当
該発明においても請求項3に係る発明と同様の作用を奏
することになる。
【0020】請求項5に係る発明においては、上記請求
項3又は請求項4に係る発明において、上記めっき層の
厚さをピンテールの谷部において厚く該ピンテールの山
部において薄くしたから、めっき層の存在に拘らず、該
ピンテールにインナースリーブを円滑に嵌合し、且つ締
付時におけるピンテールとインナースリーブとの噛み合
いを確実なものにすることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の各発明によれ
ば、ピンテールの山角度を締付機のインナースリーブの
谷角度よりも小さいものにしたから、これに溶融金属め
っきを施す場合に、ピンテールに締付トルクの反力をと
り締付トルクを制御するというピンテールの機能を損な
うことなく、該ピンテールに対するインナースリーブの
嵌合を円滑なものにすることができ、また、上記溶融金
属めっきを施さない場合でも、ピンテールの機能を損な
うことなく、歩留りの向上及び軽量化を図り、ひいては
締付作業性の向上を図ることができる。
【0022】請求項3及び請求項4の各発明によれば、
ピンテールの山角度が締付機のインナースリーブの谷角
度よりも小さいボルト素材に溶融金属めっきを施したか
ら、めっき層の厚さがピンテールの谷部において山部よ
りも厚くなる場合でも、ピンテールの機能及び該ピンテ
ールに対するインナースリーブの嵌合性を損なうことな
く、防錆力を高めることができる。
【0023】請求項5に係る発明によれば、めっき層の
厚さをピンテールの谷部において厚く該ピンテールの山
部において薄くしたから、ピンテールの機能及び該ピン
テールに対するインナースリーブの嵌合性を損なうこと
なく、防錆力を高めることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】図1及び図2に示すトルシア形ボルト1に
おいて、2はボルトねじ部、3はボルト頭部、4はボル
トねじ部の先端より突出したピンテールであり、ボルト
ねじ部2とピンテール4との間に破断溝5が形成されて
いる。このトルシア形ボルト1にはその全体にわたって
溶融亜鉛めっきが施されている。
【0026】上記ピンテール4は、山と谷とが交互に形
成された12角のものであり、溶融亜鉛めっき前のピン
テール素材は絞り加工によって形成されている。図3に
示すように、ピンテール素材4aの山角度θ2 は120
度未満であり、谷角度は150度未満になっている。同
図の破線は従来のトルシア形ボルトについてそのピンテ
ールの断面の外形状を示すものであって、その山角度θ
1 は120度、谷角度は150度になっている。
【0027】従って、ピンテールの相対する山部の頂点
間の距離(山径)が同じであれば、実施例の場合はピン
テール素材4aの山角度θ2 が120度未満になってい
るから、該ピンテール素材4aの谷径L2 (相対する谷
間の距離)は従来例の谷径L1 よりも短くなっている。
この谷径L2 はトルシア形ボルト1の呼び径によって異
なる。表1にその例を示す。
【0028】
【表1】 すなわち、同表の実施例A〜Dはピンテール素材の山角
度を調整してその谷径L2 を従来の谷径L1 よりも0.
1mm小さくしたものであり、谷の深さで言えば実施例
A〜Dは従来よりも50μm深くなっている。実施例a
〜dは上記山角度θ2 を90度とした場合であり、その
場合は谷径L2 は従来の谷径L1 よりも1〜1.5mm
程度短くなる。
【0029】そうして、上記実施例のピンテール4は、
上記ピンテール素材4aに溶融亜鉛めっきが施されてい
るが、そのめっき層の厚さは、HDZ35による場合、
ピンテール4の山部において50μm程度であって、該
山部から谷部にいくに従って漸次厚くなり、谷部におい
て75μm程度(場所によっては100μm前後)とな
っている。
【0030】そこで、実施例及び従来例の各溶融亜鉛め
っきトルシア形ボルトについて、表2に示すようにサイ
ズの異なる各種のものを多数準備し、各々のピンテール
に対する上記インナースリーブの嵌合試験を行なった。
この場合、実施例はピンテール素材の谷径が従来例のも
のよりも0.1mm小さくなるようにその山角度を調整
した。また、溶融亜鉛めっきはHDZ35に基づいて行
なったが、実際の亜鉛付着量は360〜420g/m2
程度であった。
【0031】
【表2】 上記表から明らかなように、実施例では嵌合不良が従来
例に比べて格段と少なくなっており、上記ピンテール素
材の山角度の調整が大きな効を奏することがわかる。ま
た、嵌合不良を生じなかった実施例のトルシア形ボルト
について、その締付試験を行なったところ、ピンテール
と締付機のインナースリーブとの間でのなめり現象はな
く、いずれも締付不良は発生しなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のトルシア形ボルトの正面図
【図2】図1のトルシア形ボルトの右側面図
【図3】ピンテールの断面の外形状について、実施例の
ものを実線で、従来例のものを破線で示す図
【図4】トルシア形ボルトの締付を行なっている状態を
示す断面図
【図5】トルシア形ボルトの締付を終了した状態を示す
断面図
【図6】ピンテールの表面の薄膜(めっき層)の断面を
撮影した写真(倍率100倍)
【符号の説明】
1 トルシア形ボルト 2 ボルトねじ部 3 ボルト頭部 4 ピンテール 4a ピンテール素材 5 破断溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトのねじ部の先端に、山と谷とが交
    互に形成された12角のピンテールが設けられ、このね
    じ部とピンテールとの間に破断溝が形成されてなり、ナ
    ットに嵌合するアウタースリーブと上記ピンテールに嵌
    合する山と谷とが交互に形成された12角のインナース
    リーブとを備えた締付機によって、上記ナットを回転さ
    せ上記ピンテールに締付トルクの反力をとり、該ピンテ
    ールが切り離れるまで締付けて使用されるトルシア形ボ
    ルトにおいて、 上記ピンテールの山角度が上記締付機のインナースリー
    ブの谷角度よりも小さいことを特徴とするトルシア形ボ
    ルト。
  2. 【請求項2】 ボルトのねじ部の先端に、山と谷とが交
    互に形成された12角のピンテールが設けられ、このね
    じ部とピンテールとの間に破断溝が形成されてなり、ナ
    ットに嵌合するアウタースリーブと上記ピンテールに嵌
    合する山と谷とが交互に形成され且つ谷角度が120度
    になった12角のインナースリーブとを備えた締付機に
    よって、上記ナットを回転させ上記ピンテールに締付ト
    ルクの反力をとり、該ピンテールが切り離れるまで締付
    けて使用されるトルシア形ボルトにおいて、 上記ピンテールの山角度が120度よりも小さいことを
    特徴とするトルシア形ボルト。
  3. 【請求項3】 ボルトのねじ部の先端に、山と谷とが交
    互に形成された12角のピンテールが設けられ、このね
    じ部とピンテールとの間に破断溝が形成されてなり、ナ
    ットに嵌合するアウタースリーブと上記ピンテールに嵌
    合する山と谷とが交互に形成された12角のインナース
    リーブとを備えた締付機によって、上記ナットを回転さ
    せピンテールに締付トルクの反力をとり、該ピンテール
    が切り離れるまで締付けて使用されるトルシア形ボルト
    において、 上記ピンテールの山角度が上記締付機のインナースリー
    ブの谷角度よりも小さくなるように形成されてなるトル
    シア形ボルト素材に、溶融金属めっきが施されているこ
    とを特徴とするトルシア形ボルト。
  4. 【請求項4】 ボルトのねじ部の先端に、山と谷とが交
    互に形成された12角のピンテールが設けられ、このね
    じ部とピンテールとの間に破断溝が形成されてなり、ナ
    ットに嵌合するアウタースリーブと上記ピンテールに嵌
    合する山と谷とが交互に形成され且つ谷角度が120度
    になった12角のインナースリーブとを備えた締付機に
    よって、上記ナットを回転させ上記ピンテールに締付ト
    ルクの反力をとり、該ピンテールが切り離れるまで締付
    けて使用されるトルシア形ボルトにおいて、 上記ピンテールの山角度が120度よりも小さくなるよ
    うに形成されてなるトルシア形ボルト素材に、溶融金属
    めっきが施されていることを特徴とするトルシア形ボル
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載されている
    トルシア形ボルトにおいて、上記金属めっき層は、上記
    ピンテールの谷部の方が山部よりも厚いことを特徴とす
    るトルシア形ボルト。
JP27027594A 1994-10-06 1994-10-06 トルシア形ボルト Pending JPH08105422A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013174122A (ja) 2012-12-28 2013-09-05 Ahresty Corp フリーアクセスフロア構成部材の製造方法およびフリーアクセスフロア構成部材

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040706

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02