JPH08105164A - スレート屋根の改修工法 - Google Patents

スレート屋根の改修工法

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JPH08105164A
JPH08105164A JP26842694A JP26842694A JPH08105164A JP H08105164 A JPH08105164 A JP H08105164A JP 26842694 A JP26842694 A JP 26842694A JP 26842694 A JP26842694 A JP 26842694A JP H08105164 A JPH08105164 A JP H08105164A
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JP
Japan
Prior art keywords
mountain
roofing material
slate
new
roof
Prior art date
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Pending
Application number
JP26842694A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Watabe
渉 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caname Co Ltd
Original Assignee
Caname Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Caname Co Ltd filed Critical Caname Co Ltd
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Publication of JPH08105164A publication Critical patent/JPH08105164A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スレート屋根を改修する際、既存の屋根を剥
さずに済み、美観の優れた改修工法を提供する。 【構成】 固定面2bと、固定面2bから立ち上げられ
新設屋根材1の頂部分1aの内側に入る形状の壁面2c
・2cと、係合部2a・2aとを有する吊子2の固定面
2bを、既存のスレート屋根材3の山部3a上に載せ、
止着具5を介して母屋4に固定し、山部1Aと谷部1B
が交互に形成されていて、山部1Aの傾斜面上方には嵌
合部1C・1Cが形成され、山部1Aと山部1Aの間が
既存のスレート屋根材3に支持される新設屋根材1の山
部1Aで吊子2を覆い、吊子2の係合部2a・2aに新
設屋根材1の嵌合部1C・1Cが嵌まるようにかぶせて
葺いていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存のスレート屋根材
を剥さずに改修することができるスレート屋根の改修工
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5と図6及び図7に示した従来の改修
工法は、既存のスレート屋根材3を剥すことなく改修す
るものである。既存のスレート屋根材3は、山部3aと
谷部3bが交互に形成されたもので、それを母屋4にボ
ルトで止めてある。
【0003】まず、図5及び図5の正面拡大図である図
6について説明する。この改修工法に用いる新設屋根材
10は、山部10aと谷部10bを交互に形成したもので、こ
れをスレート屋根材3のそれぞれ山部3aと谷部3bに
合わせて載せる。そして、新設屋根材10の山部10aの上
面から止着具5を介して母屋4に止める。
【0004】図7は、山部11aと谷部11bを交互に形成
した新設屋根材11を止めるために、先の尖ったボルト12
bを上向きに突出させた山部12aを有する取付金具12を
使用する。そして、取付金具12をスレート屋根材3に取
り付け、次に新設屋根材11の山部11aを取付金具12のボ
ルト12bにかぶせて工具で強く叩いて貫き、ナットを締
め付けて新設屋根材11を取付金具12に固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5及び図6に示した
改修工法の場合には、新設屋根材を止める止着具が、図
7の場合には、取付金具の山部から突出しているボルト
の上端が、それぞれ新設屋根材の表面に表れてしまい美
観を損ねていた。
【0006】図7の改修工法の場合には、新設屋根材と
スレート屋根材との間に空間ができ、人が乗って作業す
る際に薄いものでは変形してしまうので、それを防ぐた
めに厚い新設屋根材を使わなくてはならなかった。
【0007】本発明の改修工法は、止着具の上端が新設
屋根材の表面に表れないので、きれいな仕上がりとな
り、新設屋根材の厚さを比較的薄いものにしても、作業
中に人が乗った場合の変形を心配することがないスレー
ト屋根の改修工法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の改修工法は、次
のような構成の新設屋根材と吊子とを用いる。新設屋根
材は、山部と谷部が交互に形成されており、山部の上方
部分には、内側に突出した嵌合部が形成されている。そ
して、新設屋根材は、山部と山部の間において既存のス
レート屋根材により支持される形状である。
【0009】吊子は、既存のスレート屋根材の山部の形
状に沿っている固定面と、固定面から立ち上げられた壁
面から成っていて、壁面は新設屋根材の頂部分の内側に
入る形状で、新設屋根材の嵌合部が嵌合するように突出
した係合部を有している。
【0010】これらを用いて既存のスレート屋根を改修
するが、まず、吊子の固定面を既存のスレート屋根材の
山部に載せ、止着具を介して母屋に固定する。そして、
その上から新設屋根材をかぶせて葺いていくが、吊子を
新設屋根材の山部が覆い、吊子の係合部に新設屋根材の
嵌合部が嵌められているのである。
【0011】
【実施例】まず、図1及び図2により、本発明の実施例
について説明する。図1は本発明のスレート屋根の改修
工法の施工状態の説明図であり、図2はそれに用いる吊
子2の説明図である。
【0012】図1は、母屋4に、山部3aと谷部3bを
交互に形成したスレート屋根材3を取り付けた屋根を改
修した状態を示している。その改修方法は、まず、スレ
ート屋根材3の山部3a上に吊子2を止着具5で固着し
て行う。
【0013】その吊子2は図2に示した通り、既存のス
レート屋根材3の山部3aの形状に沿っていて、その頂
部分に取り付けるための固定面2bと、固定面2bの両
側を立ち上げた壁面2c・2cと、壁面2c・2cから
突出して形成され、新設屋根材1の嵌合部1C・1Cを
嵌める係合部2a・2aとから成っている。そして、こ
のような構成の吊子2の固定面2bを、スレート屋根材
3の山部3aの頂部分に載せて止着具5で母屋4にあら
かじめ固着する。
【0014】吊子2の取付箇所は、山部3aと母屋4と
の交点すべてでもよいし、コストや手間を考慮して2山
おきにしたり、軒−棟方向の母屋4・4間を飛ばして取
り付けたりしてもよい。さらに、軒−棟方向の吊子2と
吊子2の間隔を広くして、その中間の位置の左右の山部
3aに吊子2を取り付けるなど、いろいろな方法が考え
られる。
【0015】尚、図2の吊子2は、既存のスレート屋根
材3の山部3aに安定して止めるために山部3aの形状
に沿っているとともに、固定面2bの左右の幅を比較的
狭くしてある。もし、固定面2bの左右の幅が広い場合
には、スレート屋根材3の山部3aの大きさによって、
その頂部分との接点が少なくなりぐらついたり止着位置
がずれたりすることがあるが、幅が狭いために、これ1
種類を用いて大波・中波等何種類かあるスレート屋根材
3の山部3aの頂部分に安定して固着することができ
る。
【0016】次に、吊子2に新設屋根材1を取り付ける
が、その新設屋根材1は、山部1Aと谷部1Bを交互に
形成してあり、山部1Aの傾斜面上方である頂部分1a
の左右に、吊子2の係合部2a・2aに嵌めるための嵌
合部1C・1Cが形成してあり、嵌合部1C・1Cより
も下の傾斜面と谷部1Bとの境の角部分はスレート屋根
材3と接している。そして、新設屋根材1の山部1Aが
吊子2を覆い、新設屋根材1に設けた嵌合部1C・1C
が、吊子2の係合部2a・2aに嵌まるように新設屋根
材1をかぶせて葺いていく。
【0017】このとき、図1に示した新設屋根材1は、
嵌合部1C・1Cよりも下の傾斜面と谷部1Bとの境の
角部分がスレート屋根材3に接しているので、スレート
屋根材3がバックアップ材のかわりとなって支持する。
また、新設屋根材1の裏面にポリエチレンフォーム等の
断熱材を貼付してもよい。その場合には、新設屋根材1
は、断熱材を介して既存のスレート屋根材3に支持され
る。
【0018】続いて、図3及び図4により新設屋根材1
の他の実施例について説明する。図3の新設屋根材1も
山部1Aと谷部1Bを交互に形成しているが、嵌合部1
C・1Cよりも下の傾斜面は丸みを帯びており、スレー
ト屋根材3の形状によりいっそう沿うような形状になっ
ている。このため、既存のスレート屋根材3と接してい
る谷部1Bに乗ったとしても、スレート屋根材3の谷部
3bに支持されるためほとんど変形することがなく、図
1とは異なった外観を提供することもできる。
【0019】また、図4の新設屋根材1のように、図1
の新設屋根材1よりも折り工程を減らした形状にするこ
ともできる。この実施例の場合には、嵌合部1C・1C
と谷部1Bとの間の斜面の一部が既存のスレート屋根材
3の山部3aと接して支持される。このほか山部1Aの
頂部分1aを略円形にする等さまざまな形状にすること
ができる。
【0020】尚、本発明の改修工法に用いる新設屋根材
1を、定尺にしてもよい。通常、スレート屋根材3は、
定尺ものを重ねて施工しているため、流れが長い建物に
施工した場合には、重なりが次第にずれて曲がって葺か
れてしまうことがあった。このような屋根に軒−棟方向
の長さを有する長尺の新設屋根材1を用いた場合には、
曲がって葺かれた既存のスレート屋根材3の山部3a上
に取り付けられた吊子2が徐々にずれているため、軒か
ら棟まで1枚の新設屋根材1の山部1Aを吊子2に嵌め
ることができない。そこで、新設屋根材1を定尺にし、
先に葺いてある新設屋根材1の棟側に、上に葺く新設屋
根材1の軒側を重ねる等の方法で施工していくことでこ
の問題点を解決することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明のスレート屋根の改修工法の場合
には、次のような特徴がある。従来の改修工法の場合に
は、止着具やボルトの上端が新設屋根材の表面に出てし
まい美観を損ねていたが、本発明の場合には既存のスレ
ート屋根材の山部の頂部分に吊子を取り付け、さらにそ
の上から新設屋根材をかぶせて葺いていくため、止着具
の上端が表面に表れることがなくなり美観を向上させる
ことができる。
【0022】また、従来は新設屋根材とスレート屋根材
との間に空間ができるので、人が乗って作業する際に変
形してしまうのを防ぐために厚い新設屋根材を使わなく
てはならなかったが、本発明の場合には、新設屋根材山
部と山部との間が既存のスレート屋根材に支持されるの
で、新設屋根材の厚さを比較的薄いものにしても、作業
中に人が乗った場合の変形を心配することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明に用いる吊子の実施例を示す説明図であ
る。
【図3】本発明に用いる新設屋根材の他の実施例を示す
説明図である。
【図4】本発明に用いる新設屋根材の他の実施例を示す
説明図である。
【図5】従来技術を示す説明図である。
【図6】従来技術を示す説明図である。
【図7】従来技術を示す説明図である。
【符号の説明】
1 新設屋根材 1A 山部 1B 谷部 1a 頂部分 1C 嵌合部 2 吊子 2a 係合部 2b 固定部 2c 立面部 3 スレート屋根材 3a 山部 3b 谷部 4 母屋 5 止着具 10 屋根材 10a 山部 10b 谷部 11 屋根材 11a 山部 11b 谷部 12 取付金具 12a 山部 12b ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新設屋根材は、山部と谷部が交互に形成
    されており、山部の上方には嵌合部が形成されており、
    山部と山部の間において既存のスレート屋根材によりそ
    の新設屋根材が支持されており、吊子は、固定面と、固
    定面から立ち上げられた壁面を有しており、該壁面は新
    設屋根材の頂部分の内側に入る形状で、係合部を有して
    おり、前記吊子の固定面は、既存のスレート屋根材の山
    部上に位置し、かつ、山部の形状に沿っており、止着具
    を介して母屋に固定されており、該吊子を新設屋根材の
    山部が覆っており、吊子の係合部に新設屋根材の嵌合部
    が嵌められているスレート屋根の改修工法。
JP26842694A 1994-10-05 1994-10-05 スレート屋根の改修工法 Pending JPH08105164A (ja)

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