JPH08104904A - インターナルヘリカルギアの粉末成形用金型 - Google Patents

インターナルヘリカルギアの粉末成形用金型

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JPH08104904A
JPH08104904A JP23926694A JP23926694A JPH08104904A JP H08104904 A JPH08104904 A JP H08104904A JP 23926694 A JP23926694 A JP 23926694A JP 23926694 A JP23926694 A JP 23926694A JP H08104904 A JPH08104904 A JP H08104904A
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Japan
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punch
core rod
die
helical gear
internal helical
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JP23926694A
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Tadashi Morita
正 森田
Takahiro Saito
隆博 斉藤
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形密度を高くしても金型に破損などが生じ
にくいインターナルヘリカルギアの粉末成形用金型を提
供する。 【構成】 インターナルヘリカルギアの外周面を形成す
るダイ11と、内周面の斜歯を形成する斜溝12Aを有し前
記斜溝の先端部に切欠部12Bを設けた前記ダイ11に対し
て回動可能なコアロッド12とを備える。上下動可能な上
第1パンチ13Aと、前記コアロッド12の上端部に当接す
る上下動可能で前記上第1パンチ13Aに対して遊嵌され
た上第2パンチ13Bとを備える。前記コアロッド12の外
周に固定配置された下パンチ14を備える。 【効果】 上第1パンチ13A及び上第2パンチ13B、コ
アロッド12の斜溝12Aに破損等が生じない。さらに装置
の簡略化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインターナルヘリカルギ
アを粉末成形により製造するための金型に関し、特に成
形密度を高くしても金型に破損などが生じにくいインタ
ーナルヘリカルギアの粉末成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】インターナルヘリカルギア1は、例えば
図4に示すように円筒形状を有し、内周面に斜歯2が形
成されたものであり、金属の粉末焼結により製造されて
いる。
【0003】このようなインターナルヘリカルギア1の
粉末成形用金型としては、例えば図6に示されるような
ものが一般的である。図6において11はダイ、12はコア
ロッド、13Aは上第1パンチ、13Bは上第2パンチ、14
は下パンチである。ダイ11は、インターナルヘリカルギ
アの外周面を形成するものであり、上下方向に昇降可能
となっている。コアロッド12は、インターナルヘリカル
ギア1の内周面の斜歯2を形成する斜溝12Aを有し、回
転可能であるとともに昇降可能となっている。上第1パ
ンチ13Aは、インターナルヘリカルギア1の一側面の外
側を形成するものであり、上下動してダイ11の内側に挿
脱自在となっている。上第2パンチ13Bは斜歯131 を有
し、インターナルヘリカルギア1の一側面の内側を形成
するものであり、回動機構13Cを介して回転可能に上下
動してコアロッド12の外側に挿脱自在となっている。下
パンチ14は、インターナルヘリカルギア1の他側面を形
成するものであり、ダイ11の内側に位置を固定して嵌合
するものである。
【0004】前記ダイ11は、昇降可能なダイプレート15
にダイホルダ16及びダイ押さえ17を介して固定されてい
る。前記上第1パンチ13Aおよび上第2パンチ13Bは、
上パンチホルダ18の下側に上パンチクランプ19及び上パ
ンチ受板19Aを介して固定されており、上第2パンチ13
Bは上第1パンチ13Aの内側で回動可能となっている。
前記上パンチホルダ18は、機械的に上下方向に駆動され
るものである。下パンチ14は、下パンチ受板20に下パン
チ押さえ21を介して固定されている。またコアロッド12
は複数のジョイント22に連続しており、このジョイント
22はヨークプレート23上にコアロッド受板24を介して上
下動可能に固定されている。またコアロッド12の下部に
は回動機構25が付設されており、前記コアロッド12がダ
イ11に対して回動自在となっている。なお、26は、コア
ロッド12の上昇限を規定するためのストッパ部材であ
り、27はロッドである。
【0005】そして成形時には、まず図6(a) に示すよ
うに上第1パンチ13Aおよび上第2パンチ13B(図示せ
ず)がダイ11から上方に抜けてダイ11の上端とコアロッ
ド12の上端とが上昇限に同一面の状態でまず粉末Pの充
填が行われる。次いで図7に示すように、上第1パンチ
13Aおよび上第2パンチ13Bが下降してダイ11の上端と
コアロッド12の上端の位置よりさらに下降すると、一緒
にダイ11およびコアロッド12も下降する。この際、コア
ロッド12は斜歯の傾斜に応じて回転する。また上第2パ
ンチ13Bは斜歯131 前記斜溝12Aと噛み合った状態で下
降しながら回転する。加圧が完了したら前記ダイ11は下
降し、コアロッド12も回転しながら下降する。また上第
1パンチ13Aおよび上第2パンチ13Bは上昇するが、こ
の際上第2パンチ13Bは逆方向に回転する。また下パン
チ14は固定位置にある。そして上第1パンチ13Aおよび
上第2パンチ13Bがダイ11から上方に抜けてコアロッド
12の上端とが下パンチ14と同一面上となり、ダイ11の上
端がこれより下方となったら抜き出しを完了する(図6
(b) )。このようにして図4に示すようなインターナル
ヘリカルギアの圧粉体を得ることができる。そして、こ
の圧粉体には、その後焼結、矯正プレス、スチーム処
理、窒化処理等が施される。なお、図7において上第1
パンチ13A、上第2パンチ13B及び下パンチ14の幅(横
方向の大きさ)は説明の便宜上誇張してあり、実際には
この幅は極めて薄いものであり、粉体Pは図示するよう
な横長の矩形ではなく、縦長の矩形をなすものである。
【0006】
【課題が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような金型では、インターナルヘリカルギアの製品厚
さが例えば5mm程度と薄い場合には、上パンチを第1お
よび第2パンチに分割しているので、上第1パンチ13
A、上第2パンチ13Bの厚さが極めて薄くなるため金型
が破損しやすいという問題点がある。また前記金型では
上第2パンチ13Aを回転させる必要があり、装置が大掛
かりになるという問題点がある。さらに、粉末Pの充填
量に応じてコアロッド12の上下方向の位置を変える必要
があるが、このコアロッド12の斜溝12Aの位置にあわせ
て斜歯131 が噛みあうように上第2パンチ13Bを回転さ
せる必要があるので、その調整が面倒であるという問題
点がある。
【0007】このような問題点を解決することを目的と
して、図8に示すように上パンチ13を非回転式で一体構
造とするとともにコアロッド12の上端部をわずかに縮径
した円筒状としてここに下降してきた上パンチ13が収納
される構成とすることが行われている。しかしながら、
このような金型では上パンチ13とダイ11及びコアロッド
12との摺動特性が十分でなく、また密度の大きな圧粉体
を得ることができず、特に圧粉体の上部の密度が十分で
ないため、この箇所の強度が低下しやすいという問題点
がある。
【0008】また、図9に示すように上下のパンチを2
分割して、下第2パンチ14Bを回動機構14Cを介して固
定位置で回転可能にするとともに、コアロッド12を非回
転式で上下動可能とすることも考えられる。このような
金型を用いることにより十分に高密度の圧粉体を得るこ
とができるが、やはり前記上パンチを分割した場合と同
様に上第1パンチ13A、上第2パンチ13B、下第1パン
チ14A及び下第2パンチ14Bのそれぞれの厚さが極めて
薄くなるため金型が破損しやすいという問題点がある。
また前記金型では、コアロッド12が非回転式であるの
で、上第2パンチ13B及び下第2パンチ14Bを両方とも
回転させる必要があり、装置が大掛かりになるという問
題点がある。さらに、粉末Pの充填量に応じてコアロッ
ド12の上下方向の位置を変える必要があるが、このコア
ロッド12の斜溝の位置にあわせて上第2パンチ13B及び
下第2パンチ14Bを回転させる必要があるので、その調
整が面倒であるという問題点がある。なお、図9におい
て上第1パンチ13A、上第2パンチ13B、下第1パンチ
14A及び下第2パンチ14Bの幅(横方向の大きさ)は説
明の便宜上誇張してあり、実際にはこの幅は極めて薄い
ものであり、粉体Pは図示するような横長の矩形ではな
く、縦長の矩形をなすものである。
【0009】本発明は上記問題点に基づいて成されたも
のであり、成形密度を高くしても金型に破損などが生じ
にくいインターナルヘリカルギアの粉末成形用金型を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のイン
ターナルヘリカルギアの粉末成形用金型は、インターナ
ルヘリカルギアの外周面を形成するダイと、内周面の斜
歯を形成する斜溝を有し前記斜溝の先端部に切欠部を設
けた前記ダイに対して回動可能なコアロッドと、上下動
可能な上第1パンチと、前記コアロッドの上端部に当接
する上下動可能な上第2パンチと、前記コアロッドの外
周に固定配置された下パンチとを備えるものである。
【0011】また請求項2のインターナルヘリカルギア
の粉末成形用金型は、前記上第2パンチが前記上第1パ
ンチに対して遊嵌されているものである。
【0012】
【作用】本発明の請求項1の構成では、成形時には上第
1パンチ及び上第2パンチをダイから抜いた状態で、こ
のダイ内に金属粉末を充填した後、上第1パンチ及び上
第2パンチをダイ内に嵌合して、コアロッド、ダイ、上
第1パンチ、上第2パンチ及び下パンチを下降させるこ
とにより上第1パンチ、上第2パンチ、下パンチ間で金
属粉末を加圧して成形する。このとき上第2パンチをコ
アロッドの上端部に当接する形状としているので上第1
パンチ及び上第2パンチの厚さを従来よりも厚く確保で
きるため上第1パンチ及び上第2パンチに破損等が生じ
ない。特に回転するコアロッドに当接し破損しやすい上
第2パンチの厚さを確保することができる。また上第2
パンチはコアロッドの斜溝に沿って下降しないので、回
転させる必要がないため、その回転装置を必要とせず、
装置の簡略化を図ることができる。さらにコアロッドは
上第2パンチにより押し下げられるので、面圧荷重によ
りコアロッドの斜溝にねじれが生じ、コアロッドの斜溝
の先端部に破損が生じやすいが、前記コアロッドの斜溝
の先端部に切欠部を形成しているので、コアロッドの斜
溝に歯欠けなどが生じない。そして、このようにして得
られた1次圧粉体を焼結した後、切欠部に相当する箇所
を切削加工等によりを除去することにより、インターナ
ルヘリカルギアを得ることができる。
【0013】また請求項2の構成では、前記上第2パン
チが前記上第1パンチに対して遊嵌されているので、コ
アロッドの回転に対する追従性があり、また上第1パン
チにより充填粉末を十分な密度に圧縮することができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について添付図面
を参照して詳細に説明する。図1乃至図4において11は
ダイ、12はコアロッド、13Aは上第1パンチ、13Bは上
第2パンチ、14は下パンチである。ダイ11は、インター
ナルヘリカルギア1の外周面を形成するものであり、上
下方向に昇降可能となっている。コアロッド12は、イン
ターナルヘリカルギア1の内周面の斜歯2を形成する斜
溝12Aを有し前記斜溝12Aの先端部には切欠部12Bが形
成されており、回転可能であるとともに昇降可能となっ
ている。上第1パンチ13Aは上下動可能となっている。
上第2パンチ13Aは、前記コアロッド12の外径よりも小
さい内径を有し、前記上第1パンチ13Aに対して遊嵌さ
れているとともに上下動してコアロッド12の上端部に当
接可能となっている。下パンチ14は、インターナルヘリ
カルギア1の他側面を形成するものであり、ダイ11とコ
アロッド12との間に位置を固定されるものである。
【0015】前記ダイ11は、昇降可能なダイプレート15
にダイホルダ16およびダイ押さえ17を介して固定されて
いる。前記上第1パンチ13Aおよび上第2パンチ13B
は、上パンチホルダ18の下側に上パンチクランプ19及び
上パンチ受板19Aを介して固定されており、上第2パン
チ13Bは上第1パンチ13Aの内側で遊嵌されている。前
記上パンチホルダ18は、機械的に上下方向に駆動される
ものである。下パンチ14は、下パンチ受板20に下パンチ
押さえ21を介して固定されている。またコアロッド12は
複数のジョイント22に連続しており、このジョイント22
はヨークプレート23上にコアロッド受板24を介して上下
動可能に固定されている。またジョイント22の下部には
回動機構25が付設されており、前記コアロッド12がダイ
11に対して回動自在となっている。なお、26は、コアロ
ッド12の上昇限を規定するためのストッパ部材であり、
27はロッドである。
【0016】前記構成につきその作用について説明す
る。成形時には図1(a) に示すように上第1パンチ13A
および上第2パンチ13B(図示せず)がダイ11から上方
に抜けてダイ11の上端とコアロッド12の上端とが上昇限
に同一面の状態で粉末Pの充填が行われる。次いで図2
に示すように、上第1パンチ13Aおよび上第2パンチ13
Bが下降してダイ11の上端とコアロッド12の上端の位置
にまで下降すると、前記上第2パンチ13Bはコアロッド
12の上端面に当接する。上第1パンチ13Aおよび上第2
パンチ13Bをこのような形状としているので、上第1パ
ンチ13A及び上第2パンチ13Bの厚さをある程度確保で
きるため上第1パンチ及び上第2パンチに破損等が生じ
ない。特に回転するコアロッド12に当接し破損しやすい
上第2パンチ13Bを内方に拡大してその厚さを確保する
ことができる。そして前記上第2パンチ13Bに押圧され
るようにしてコアロッド12が下降する。この際、コアロ
ッド12はインターナルヘリカルギア1の斜歯2の傾斜に
応じて回転する。またダイ11も一緒に下降する。これに
より上第1パンチ13Aおよび上第2パンチ13Bと、下パ
ンチ14との間隔が狭まり金属粉末Pが加圧される。特に
上第2パンチ13Bは上第1パンチ13A内に遊嵌されてい
るのでコアロッド12に追従して回動するため両者の間に
負荷が生じない。さらに上第1パンチ13Aがコアロッド
12に当接しないので、上第1パンチ13Aにより金属粉末
Pを十分強固に加圧することができる。また上第2パン
チ13Bによりコアロッド12が押し下げられるので、面圧
荷重によりコアロッド12の斜溝12Aにねじれが生じ、コ
アロッドの斜溝12Aの先端部に破損が生じやすいが、前
記コアロッド12の斜溝12Aの先端部に切欠部12Bを形成
しているため、コアロッド12の斜溝12Aに歯欠けなどが
生じない。その上、本実施例の粉末成形用金型は、上第
2パンチがコアロッド12の斜溝12Aに沿って下降しない
ので、回転させる必要がないため、回転装置を必要とせ
ず、装置の簡略化を図ることができる。このようにして
加圧が完了したら前記ダイ11はさらに下降し、コアロッ
ド12も回転しながら下降する。また上第1パンチ13Aお
よび上第2パンチ13Bは上昇し、下第パンチ14は固定位
置にある。そして上第1パンチ13Aおよび上第2パンチ
13Bがダイ11から上方に抜けてコアロッド12の上端が下
パンチ14と同一面上にきてダイ11の上端がこれより下方
にきたら1次圧粉体4の抜き出しを完了する(図1(b)
)。
【0017】このようにして図3に示すようなインター
ナルヘリカルギア1の1次圧粉体4を得ることができる
が、このようにして得られた1次圧粉体4には、焼結し
た後、前記コアロッド12の斜溝12Aの切欠部12Bに対応
した縮径部5(図3(b) 中の一点鎖線より上の部分)を
切削加工により除去することにより図4に示すインター
ナルヘリカルギアを得ることができる。このようにして
得られたインターナルヘリカルギアにはその後矯正プレ
ス、スチーム処理、窒化処理等が施される。
【0018】以上詳述したとおり本実施例のインターナ
ルヘリカルギアの粉末成形用金型は、インターナルヘリ
カルギア1の外周面を形成するダイ11と、内周面の斜歯
2を形成する斜溝12Aを有し前記斜溝12Aの先端部に切
欠部12Bを設けた前記ダイ11に対して回動可能なコアロ
ッド12と、上下動可能な上第1パンチ13Aと、前記コア
ロッドの上端部に当接する上下動可能で前記上第1パン
チ13Aに対して遊嵌された上第2パンチ13Bと、前記コ
アロッド12の外周に固定配置された下パンチ14とを備え
るものであるので、金属粉末Pの加圧成形時には上第2
パンチ13Bがコアロッド12の上端部に当接する形状であ
るので、上第1パンチ13A及び上第2パンチ13Bの厚さ
をある程度確保できるため、上第1パンチ13A及び上第
2パンチ13Bに破損等が生じない。特に回転するコアロ
ッド12に当接し破損しやすい上第2パンチ13Bの厚さを
確保することができる。またコアロッド12の斜溝12Aの
先端部に切欠部12Bを形成しているので、コアロッド12
の斜溝12Aに歯欠けなどが生じない。さらに本実施例の
粉末成形用金型は、上第2パンチの回転装置を必要とせ
ず、装置の簡略化を図ることができる。特に本実施例に
おいては前記上第2パンチ13Bが前記上第1パンチ13A
に対して遊嵌されているので、コアロッド12の回転に対
する追従性があり、また、上第1パンチ13Aによる粉末
の圧縮も十分に行うことができる。
【0019】以上本発明を添付図面を参照して説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく本発明の思
想を逸脱しない限り種々の応用が可能である。例えば、
インターナルヘリカルギアの形状は本実施例のように外
周円筒形である必要はなく、例えば図5に示すように外
周部にキー溝3を形成するなど異形とすることができ
る。この場合の金型としては、所望とする外周部の形状
に応じたダイ11形状とすればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明の請求項1のインターナルヘリカ
ルギアの粉末成形用金型は、インターナルヘリカルギア
の外周面を形成するダイと、内周面の斜歯を形成する斜
溝を有し前記斜溝の先端部に切欠部を設けた前記ダイに
対して回動可能なコアロッドと、上下動可能な上第1パ
ンチと、前記コアロッドの上端部に当接する上下動可能
な上第2パンチと、前記コアロッドの外周に固定配置さ
れた下パンチとを備えるものであるので、金属粉末の加
圧成形時には上第2パンチがコアロッドの上端部に当接
する形状であるので上第1パンチ及び上第2パンチの厚
さをある程度確保できるため上第1パンチ及び上第2パ
ンチに破損等が生じない。特に回転するコアロッドに当
接し破損しやすい上第2パンチの厚さを確保することが
できる。また上第2パンチはコアロッドの斜溝に沿って
下降しないので、回転させる必要がないため、回転装置
を必要とせず、装置の簡略化を図ることができる。さら
にコアロッドの斜溝の先端部に切欠部を形成しているの
で、コアロッドの斜溝に歯欠けなどが生じない。
【0021】また請求項2のインターナルヘリカルギア
の粉末成形用金型は、前記上第2パンチが前記上第1パ
ンチに対して遊嵌されているので、コアロッドの回転に
対する追従性があり、また、上第1パンチにより充填粉
末を十分な密度に圧縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるインターナルヘリカ
ルギアの粉末成形用金型を示し、(a) は粉末充填時、
(b) は抜き出し時をそれぞれ示す。
【図2】前記第1実施例のインターナルヘリカルギアの
粉末成形用金型による圧縮工程を示す概略図である。
【図3】前記第1実施例のインターナルヘリカルギアの
粉末成形用金型により得られる圧粉体を示し、(a) は斜
視図(b) は要部断面図である。
【図4】インターナルヘリカルギアの一例を示す斜視図
である。
【図5】インターナルヘリカルギアの他の例を示す斜視
図である。
【図6】従来のインターナルヘリカルギアの粉末成形用
金型の一例を示し、(a) は粉末充填時、(b) は抜き出し
時をそれぞれ示す。
【図7】従来のインターナルヘリカルギアの粉末成形用
金型による圧縮工程を示す概略図である。
【図8】従来のインターナルヘリカルギアの粉末成形用
金型の別の例を示す概略図である。
【図9】従来のインターナルヘリカルギアの粉末成形用
金型のさらに別の例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 インターナルヘリカルギア 2 斜歯 11 ダイ 12 コアロッド 12A 斜溝 12B 切欠部 13A 上第1パンチ 13B 上第2パンチ 14 下パンチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インターナルヘリカルギアの外周面を形
    成するダイと、内周面の斜歯を形成する斜溝を有し前記
    斜溝の先端部に切欠部を設けた前記ダイに対して回動可
    能なコアロッドと、上下動可能な上第1パンチと、前記
    コアロッドの上端部に当接する上下動可能な上第2パン
    チと、前記コアロッドの外周に固定配置された下パンチ
    とを備えることを特徴とするインターナルヘリカルギア
    の粉末成形用金型。
  2. 【請求項2】 前記上第2パンチが、前記上第1パンチ
    に対して遊嵌されていることを特徴とする請求項1記載
    のインターナルヘリカルギアの粉末成形用金型。
JP23926694A 1994-10-03 1994-10-03 インターナルヘリカルギアの粉末成形用金型 Pending JPH08104904A (ja)

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