JPH09176701A - 異形部付きはす歯歯車成形体の成形金型 - Google Patents

異形部付きはす歯歯車成形体の成形金型

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JPH09176701A
JPH09176701A JP33673195A JP33673195A JPH09176701A JP H09176701 A JPH09176701 A JP H09176701A JP 33673195 A JP33673195 A JP 33673195A JP 33673195 A JP33673195 A JP 33673195A JP H09176701 A JPH09176701 A JP H09176701A
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JP
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die
punch
helical gear
tooth
molding
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JP33673195A
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Takeshi Azusawa
毅 小豆沢
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Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • B22F5/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product
    • B22F5/08Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product of toothed articles, e.g. gear wheels; of cam discs
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
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    • B22F5/08Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product of toothed articles, e.g. gear wheels; of cam discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F2998/00Supplementary information concerning processes or compositions relating to powder metallurgy

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  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外はす歯と非回転形状の異形部とを有するはす
歯歯車成形体を成形せんとする場合に、外はす歯の歯元
や異形部の割れを防止可能であるとともに、キャビティ
の容積を軸方向で変化させても位相合わせが不要な成形
金型を提供する。 【解決手段】ダイス4には歯部形成面4aのねじれ角と
等しいねじれ角の歯部4cが形成され、歯部4cにはダ
イス4を回転制御可能な制御部材5が係合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外はす歯と非回転
形状の異形部とを有するはす歯歯車成形体を成形するた
めの成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、焼結部品は、切削部品に比して
大量生産時に低コスト化を実現可能であることから、歯
車等の部品に応用されている。そして、焼結部品を製造
するための成形体が外はす歯をもつはす歯歯車成形体で
ある場合、完成品の多様化の影響から、そのはす歯歯車
成形体は非回転形状の異形部をもつような複雑な形状が
要求されつつある。その例として、図7及び図8に示す
ように、はす歯歯車成形体Wが外はす歯W1と、軸孔W
2に形成された異形部としてのキー部W3とを有する場
合、外はす歯W1に対するキー部W3の位相θ°を高精
度にしなければならない。
【0003】従来、実開平5−46922号公報に異形
部付きはす歯歯車成形体の成形金型が開示されている。
この成形金型では、軸方向に移動可能に設けられたダイ
スホルダに軸受を介して回転可能にダイスが保持されて
おり、ダイスの内周面には小径の歯部形成面と大径のフ
ランジ形成面とが形成されている。ダイスの内周面内に
はロア及びアッパパンチが各々軸方向に近接可能に設け
られている。ロアパンチには、外周面にダイスの歯部形
成面と噛合する歯部が形成され、上端面には加圧面が形
成されている。アッパパンチは、ダイスのフランジ形成
面と摺動し、下端面が異形の加圧面とされたアッパアウ
タパンチと、アッパアウタパンチ内に設けられ、下端面
が加圧面とされたアッパインナパンチとからなる。ま
た、ロア及びアッパパンチ内には、外周面に軸孔形成面
をもつコアロッドが上下動可能に設けられている。
【0004】この成形金型により、外はす歯を有すると
ともに、上端面に非回転形状の異形部を有するはす歯歯
車成形体を成形する場合、まずダイスを上昇させた状態
でダイスとロアパンチとアッパパンチとコアロッドとの
間に形成されるキャビティ内に粉末を充填する。そし
て、アッパパンチを下降させることにより粉末を成形す
る。このとき、ロア及びアッパパンチの各加圧面ははす
歯歯車成形体を加圧し、ダイスの歯部形成面ははす歯歯
車成形体に外はす歯を形成する。また、コアロッドの軸
孔形成面ははす歯歯車成形体に軸孔を形成する。この
後、アッパパンチを上昇させ、ダイス及びコアロッドを
はす歯歯車成形体に対して下降させることにより、はす
歯歯車成形体をダイスの上端面側から抜き出す。こうし
て、軸孔を有するはす歯歯車成形体の外周面に外はす歯
が形成されるとともに、上端面にアッパアウタパンチの
異形の加圧面により賦形された非回転形状の異形部が形
成される。なお、このはす歯歯車成形体は、焼成後、サ
イジング等され、歯車とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の成
形金型と同様の成形金型により、図7及び図8に示すは
す歯歯車成形体Wを成形せんとしたところ、外はす歯W
1の歯元やキー部W3の付け根に割れCを生じる場合が
あった。これは、粉末の圧縮中、粉末の移動がダイスの
歯部形成面により妨げられ、これによりダイスがダイス
ホルダに対して回転せんとする一方、粉末の移動が異形
部としてのキー部W3を形成するコアロッドの軸孔形成
面により妨げられ、これにもかかわらずコアロッドは回
転しないため、粉末がダイス及びコアロッドの中間的な
動きをし、回転するダイスの歯部形成面と回転しないコ
アロッドの軸孔形成面とに影となる部分を生じることか
ら、粉末が影となる部分に供給されにくくなり、それら
の部分において、低密度になったり、移動する粉末と移
動しない粉末との境界域を生じたりして生じるものであ
る。また、はす歯歯車成形体Wをダイスから抜き出す
間、ダイスの歯部形成面やコアロッドの軸孔形成面がは
す歯歯車成形体Wの抜き出しを妨げやすく、これにより
圧縮終了時のはす歯歯車成形体Wの外はす歯W1の歯元
やキー部W3の付け根に余分な力が働いて生じるもので
ある。
【0006】また、上記従来の成形金型と同様の成形金
型では、図7及び図8に示すはす歯歯車成形体Wの製品
密度、軸方向寸法を調整すべく、ダイスをダイスホルダ
に対して上昇させてキャビティの容積を軸方向で変化さ
せる場合、ダイスの歯部形成面の位相がアッパパンチの
歯部の位相と整合しなくなり、両者の位相を合わせると
いう面倒な作業が必要になる。
【0007】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、外はす歯と非回転形状の異形部とを有
するはす歯歯車成形体を成形せんとする場合に、外はす
歯の歯元や異形部の割れを防止可能であるとともに、キ
ャビティの容積を軸方向で変化させても位相合わせが不
要な成形金型を提供することを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1記載の異形部付きはす歯歯車成形体の成
形金型は、軸方向に移動可能に設けられたダイスホルダ
と、該ダイスホルダに回転可能に保持され、内周面に歯
部形成面をもち、該歯部形成面により該はす歯歯車成形
体に外はす歯を形成する略筒状のダイスと、該ダイスの
該内周面内で各々軸方向に近接可能に設けられ、各端面
に加圧面をもち、各該加圧面により該はす歯歯車成形体
を加圧する一対の第1及び第2パンチと、該第1及び第
2パンチ内に該軸方向に移動可能に設けられ、外周面に
軸孔形成面をもち、該軸孔形成面により該はす歯歯車成
形体に軸孔を形成するコアロッドと、を有し、該第1パ
ンチの該加圧面、該第2パンチの該加圧面及び該コアロ
ッドの該軸孔形成面の少なくとも一つが該はす歯歯車成
形体に非回転形状の異形部を形成する成形金型におい
て、前記ダイスには前記歯部形成面のねじれ角と等しい
ねじれ角の案内部が形成され、該案内部には該ダイスを
回転制御可能な制御部材が係合されていることを特徴と
する。
【0009】この成形金型により異形部付きはす歯歯車
成形体を成形する場合、まずダイスと第1パンチと第2
パンチとコアロッドとの間に形成されるキャビティ内に
粉末を充填する。この後、第1パンチと第2パンチとを
近接させることにより粉末を成形する。このとき、第1
及び第2パンチの各加圧面ははす歯歯車成形体を加圧
し、ダイスの歯部形成面ははす歯歯車成形体に外はす歯
を形成する。また、コアロッドの軸孔形成面ははす歯歯
車成形体に軸孔を形成する。さらに、第1パンチの加圧
面、第2パンチの加圧面及びコアロッドの軸孔形成面の
少なくとも一つがはす歯歯車成形体に非回転形状の異形
部を形成する。
【0010】この間、制御部材がダイスをダイスホルダ
に対して回転しないようにしたり、粉末が回転させよう
とする方向とは逆にダイスホルダに対して回転させたり
する。このため、第1パンチ等が異形部を形成せんとし
ても、粉末の圧縮中、ダイスの歯部形成面と異形部を形
成する第1パンチ等とに影となる部分を生じない。この
ため、粉末がすべての部分に供給されやすくなり、密度
差を生じにくく、移動する粉末と移動しない粉末との境
界域を生じにくい。なお、ダイスをダイスホルダに対し
て回転させる制御を行なう場合、案内部のねじれ角が歯
部形成面のねじれ角と等しければ、はす歯歯車成形体に
余分な力が働かない。
【0011】この後、第1パンチと第2パンチとを離反
させ、ダイス及びコアロッドをはす歯歯車成形体に対し
て下降させることにより、はす歯歯車成形体をダイスの
上端面側から抜き出す。この間においても、制御部材が
ダイスをダイスホルダに対して回転しないようにした
り、粉末が回転させようとする方向とは逆にダイスホル
ダに対して回転させたりする。このため、ダイスの歯部
形成面や異形部を形成する第1パンチ等がはす歯歯車成
形体の抜き出しを妨げることはなく、これにより圧縮終
了時のはす歯歯車成形体の外はす歯の歯元や異形部に余
分な力が働かない。
【0012】こうして、はす歯歯車成形体の外周面に外
はす歯が形成されるとともに、上端面、下端面及び軸孔
の少なくとも一つに非回転形状の異形部が高精度の位相
の下で形成される。このはす歯歯車成形体は、焼成後、
サイジング等され、歯車とされる。また、この成形金型
では、異形部付きはす歯歯車成形体の製品密度、軸方向
寸法を調整すべく、ダイスをダイスホルダに対して上昇
させてキャビティの容積を軸方向で変化させる場合、制
御部材がダイスをダイスホルダに対して回転させないた
め、ダイスの歯部形成面の位相はアッパパンチの歯部の
位相と整合したままとなっている。
【0013】したがって、この成形金型により外はす歯
と非回転形状の異形部とを有するはす歯歯車成形体を成
形すれば、外はす歯の歯元や異形部の割れを防止可能で
あるとともに、キャビティの容積を軸方向で変化させて
も位相合わせが不要である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面を参照しつつ説明する。この成形金型では、図
1に示すように、ダイスホルダ1がロッド2により図示
しないロアラムに固定されており、ダイスホルダ1には
軸受3を介して回転可能にダイス4が保持されている。
ダイス4の内周面には大径の歯部形成面4aと小径のボ
ス形成面4bとが形成され、ダイス4の下方の外周面に
は案内部としての歯部4cが形成されている。歯部形成
面4aのねじれ角と歯部4cのねじれ角とは等しくされ
ている。歯部4cには制御部材ホルダ6に固定された制
御部材5が係合されており、制御部材ホルダ6は油圧シ
リンダ7のロッド7aに固定されている。
【0015】また、ダイス4の内周面内にはロア及びア
ッパパンチ8、9が各々軸方向に近接可能に設けられて
いる。ロアパンチ8は、ダイス4のボス形成面4bと摺
動し、上端面が平坦なリング状の加圧面10aとされた
ロアアウタパンチ10と、ロアアウタパンチ10内に設
けられ、上端面が平坦なリング状の加圧面11aとされ
たロアインナパンチ11とからなる。ロアアウタパンチ
10はロアアウタパンチホルダ12に固定され、ロアア
ウタパンチホルダ12は図示しない基台から立設された
フレーム13に固定されている。ロアインナパンチ11
はロアインナパンチホルダ14に固定され、ロアインナ
パンチホルダ14は油圧シリンダ15のロッド15aに
固定されている。ロアインナパンチ11の加圧面11a
は、後述するコアロッド23の軸孔形成面23aにおけ
るキー部形成面23bと整合すべく、互いに対向する位
置で内方に突出する部分を有している。アッパパンチ9
は、ダイス4の歯部形成面4aと噛合する歯部16aを
もち、下端面が平坦なリング状の加圧面16bとされた
アッパアウタパンチ16と、アッパアウタパンチ16内
に設けられ、下端面が平坦なリング状の加圧面17aと
されたアッパインナパンチ17とからなる。アッパアウ
タパンチ16はアッパラム18に軸受19を介して回転
可能に保持されており、アッパインナパンチ17はアッ
パラム18に固定された油圧シリンダ20のロッド20
aと固定されている。アッパアウタパンチ16の歯部1
6aには規制部材21が噛合され、規制部材21はアッ
パラム18に固定された油圧シリンダ22のロッド22
aと固定されている。アッパインナパンチ17には、後
述するコアロッド23の軸孔形成面23aにおけるキー
部形成面23bと整合すべく、互いに対向する位置で内
方に突出する部分を有する軸孔17bが凹設されてい
る。
【0016】ロアインナパンチ11内には上方の外周面
に軸孔形成面23aをもつコアロッド23が収納されて
おり、コアロッド23の下端は図示しない油圧シリンダ
のロッド24と固定されている。コアロッド23の軸孔
形成面23aには、はす歯歯車成形体Wにキー部W3を
形成する一対のキー部形成面23bが互いに対向する位
置で内方に凹設されている。
【0017】この成形金型により、図7及び図8に示す
キー部付きはす歯歯車成形体を成形する場合、図1及び
図2に示すように、まずアッパラム18を上昇させるこ
とにより、アッパアウタパンチ16とアッパインナパン
チ17とをダイス4の上方に位置させる。このとき、ダ
イス4はロアラムの上昇端に位置され、コアロッド23
は油圧シリンダの上昇端に位置され、ロアインナパンチ
11は油圧シリンダ15の中間位置に位置されている。
つまり、図2に示すように、フレーム13に固定されて
上下動しないロアアウタパンチ10の加圧面10aを基
準面Sとすれば、ダイス4の上端面4dは基準面Sから
長さxだけ上方に位置されている。また、このとき、制
御部材5は油圧シリンダ7の中間位置に位置され、制御
部材5のフランジ5aの上面5bはダイス4の上端面4
dから長さyだけ下方に位置されている。
【0018】この状態でダイス4とロアアウタパンチ1
0とロアインナパンチ11とアッパアウタパンチ16と
アッパインナパンチ17とコアロッド23との間に形成
されるキャビティc内に粉末を充填する。この後、図3
から図4までに示すように、アッパラム18を下降させ
ることにより、アッパアウタパンチ16とアッパインナ
パンチ17とをダイス4内に下降させる。このとき、油
圧シリンダ22はドレンに接続されるため、アッパアウ
タパンチ16はダイス4の歯部形成面4aにより従動回
転する。そして、油圧シリンダ20のロッド20aを延
出させることにより、アッパインナパンチ17をダイス
4内にさらに下降させる。同時に、油圧シリンダ15の
短縮によりロアインナパンチ11を徐々に下降させる。
こうして、粉末を成形する。このとき、ロアアウタパン
チ10、ロアインナパンチ11、アッパアウタパンチ1
6及びアッパインナパンチ17の各加圧面10a、11
a、16b、17aははす歯歯車成形体Wを加圧し、ダ
イス4の歯部形成面4aははす歯歯車成形体Wに外はす
歯W1を形成する。また、コアロッド23の軸孔形成面
23aははす歯歯車成形体Wに軸孔W2を形成し、キー
部形成面23bが軸孔W2にキー部W3を形成する。
【0019】この間、ダイス4の歯部4cに係合された
制御部材5は、油圧シリンダ7により、制御部材5のフ
ランジ5aの上面5bとダイス4の上端面4dとの長さ
yを長さy−aとする。一方、アッパラム18の押圧力
により、ダイス4の上端面4dは基準面Sから長さx−
bだけ上方に位置するようにやや下降する。こうして、
コアロッド23のキー部形成面23bがキー部W3を形
成せんとしても、ダイス4をダイスホルダ1に対して回
転しないようにする。これにより、粉末の圧縮中、ダイ
ス4の歯部形成面4aとコアロッド23のキー部形成面
23bとに影となる部分を生じない。このため、粉末が
すべての部分に供給されやすくなり、密度差を生じにく
く、移動する粉末と移動しない粉末との境界域を生じに
くい。なお、歯部4cのねじれ角が歯部形成面4aのね
じれ角と等しいため、はす歯歯車成形体Wに余分な力は
働かない。他の実施形態として、粉末が回転させようと
する方向とは逆にダイス4をダイスホルダ1に対して回
転させたりすることもできる。
【0020】この後、図5に示すように、アッパラム1
8を上昇させることにより、アッパアウタパンチ16と
アッパインナパンチ17とをダイス4内から上昇させ
る。また、ダイス4をロアラムの下降端に位置させ、コ
アロッド23を油圧シリンダの下降端に位置させ、ロア
インナパンチ11を油圧シリンダ15の下降端に位置さ
せることにより、ダイス4の上端面4dを基準面Sから
長さzだけ下方に位置させる。こうして、ダイス4及び
コアロッド23をはす歯歯車成形体Wに対して下降させ
ることにより、はす歯歯車成形体Wをダイス4の上端面
4d側から抜き出す。
【0021】この間においても、ダイス4の歯部4cに
係合された制御部材5は、油圧シリンダ7により、制御
部材5のフランジ5aの上面5bとダイス4の上端面4
dとの長さyを長さy−aとする。こうして、ダイス4
をダイスホルダ1に対して回転しないようにする。これ
により、ダイス4の歯部形成面4aやコアロッド23の
キー部形成面23bがはす歯歯車成形体Wの抜き出しを
妨げることはなく、これにより圧縮終了時のはす歯歯車
成形体Wの外はす歯W1の歯元やキー部W3に余分な力
が働かない。他の実施形態として、粉末が回転させよう
とする方向とは逆にダイス4をダイスホルダ1に対して
回転させたりすることもできる。
【0022】こうして、はす歯歯車成形体Wの外周面に
外はす歯が形成されるとともに、軸孔W2に非回転形状
のキー部W3が高精度の位相の下で形成される。このは
す歯歯車成形体Wは、焼成後、サイジング等され、歯車
とされる。また、この成形金型では、キー部付きはす歯
歯車成形体Wの製品密度、軸方向寸法を調整すべく、ダ
イス4をダイスホルダ1に対して上昇させてキャビティ
cの容積を軸方向で変化させる場合、図6に示すよう
に、制御部材5は、ダイス4をダイスホルダ1に対して
回転させることなく、油圧シリンダ7によりダイス4の
上端面4dを基準面Sから長さx+Δだけ上方に位置さ
せる。これにより、ダイス4の歯部形成面4aの位相と
アッパアウタパンチ16の歯部16aの位相とは整合し
たままとなっている。
【0023】したがって、この成形金型により外はす歯
W1とキー部W3とを有するはす歯歯車成形体Wを成形
すれば、大きな型構造の変化を要することなく、外はす
歯W1の歯元やキー部W3の付け根の割れCを防止可能
であるとともに、キャビティcの容積を軸方向で変化さ
せても位相合わせが不要である。なお、ダイス4に形成
する案内部としては、実施形態のような歯部4cでな
く、1条又は数条の溝条や凸条であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の成形金型の略全体断面図である。
【図2】実施形態の成形金型を示し、充填時の断面図で
ある。
【図3】実施形態の成形金型を示し、圧縮中の断面図で
ある。
【図4】実施形態の成形金型を示し、圧縮終了時の断面
図である。
【図5】実施形態の成形金型を示し、抜き出し後の断面
図である。
【図6】実施形態の成形金型を示し、調整した後におけ
る充填時の断面図である。
【図7】はす歯歯車成形体の平面図である。
【図8】はす歯歯車成形体の断面図である。
【符号の説明】
W…はす歯歯車成形体 W1…外はす歯 W2…軸孔 W3…キー部(異形部) 1…ダイスホルダ 4…ダイス 4a…歯部形成面 4c…歯部(案内部) 8…ロアパンチ(第1パンチ(10…ロアアウタパン
チ、11…ロアインナパンチ)) 9…アッパパンチ(第2パンチ(16…アッパアウタパ
ンチ、17…アッパインナパンチ)) 10a、11a、16b、17a…加圧面 23…コアロッド 23a…軸孔形成面 23b…キー部形成面 5…制御部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に移動可能に設けられたダイスホル
    ダと、 該ダイスホルダに回転可能に保持され、内周面に歯部形
    成面をもち、該歯部形成面により該はす歯歯車成形体に
    外はす歯を形成する略筒状のダイスと、 該ダイスの該内周面内で各々軸方向に近接可能に設けら
    れ、各端面に加圧面をもち、各該加圧面により該はす歯
    歯車成形体を加圧する一対の第1及び第2パンチと、 該第1及び第2パンチ内に該軸方向に移動可能に設けら
    れ、外周面に軸孔形成面をもち、該軸孔形成面により該
    はす歯歯車成形体に軸孔を形成するコアロッドと、を有
    し、 該第1パンチの該加圧面、該第2パンチの該加圧面及び
    該コアロッドの該軸孔形成面の少なくとも一つが該はす
    歯歯車成形体に非回転形状の異形部を形成する成形金型
    において、 前記ダイスには前記歯部形成面のねじれ角と等しいねじ
    れ角の案内部が形成され、該案内部には該ダイスを回転
    制御可能な制御部材が係合されていることを特徴とする
    異形部付きはす歯歯車成形体の成形金型。
JP33673195A 1995-12-25 1995-12-25 異形部付きはす歯歯車成形体の成形金型 Pending JPH09176701A (ja)

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