JPH08104668A - 第4級アンモニウム塩の製造方法 - Google Patents

第4級アンモニウム塩の製造方法

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JPH08104668A
JPH08104668A JP24375694A JP24375694A JPH08104668A JP H08104668 A JPH08104668 A JP H08104668A JP 24375694 A JP24375694 A JP 24375694A JP 24375694 A JP24375694 A JP 24375694A JP H08104668 A JPH08104668 A JP H08104668A
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Hose Berumeho Osesu Maria
ホセ ベルメホ オセス マリア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 揮発性のアルコール溶媒の使用量を極力低減
し、柔軟性増強効果をより高めた第4級アンモニウム塩
の製造方法の提供。 【構成】 第4級アンモニウム塩(I)を、対応する第
3級アミンを4級化剤と反応させることにより製造する
方法において、化合物(II)の存在下に反応させる。 【化1】 (式中、R1及びR2はC7-35 のアルキル基等、R3はC1-6
アルキル基等、R4はC1-2のアルキル基、p及びqは2〜
6、 Xはハロゲンもしくは R4SO4を示す。) 【化2】 (式中、R5はC7-35 のアルキル基等、A1及びA2はC2-4
アルキレン基、n+mは0〜4を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は第4級アンモニウム塩の
製造方法に関するものである。更に詳しくは、界面活性
剤、更には布、毛髪等の柔軟剤基剤として有用である第
4級アンモニウム塩の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
布及び毛髪等の柔軟剤基剤として用いられている第4級
アンモニウム塩は、対応する第2級、あるいは第3級ア
ミンを4級化剤と反応させ製造されており、この4級化
反応の時イソプロピルアルコールやエタノールなどのア
ルコール系溶媒を15〜25重量%用いるのが一般的であっ
た。このようなアルコール系溶媒は、引火点が低く火災
の危険性がある、特有の匂いを有し、これらの基剤が配
合された製品の匂いに悪影響を与える、布及び毛髪等の
柔軟化有効成分として働かないので、その分余分なコス
トがかかるなどの問題点を有する。しかし、このような
溶媒を用いない場合は、第4級アンモニウム塩の融点が
高く、取り扱いが難しいという問題点を有する。
【0003】従って、本発明の課題は、このような揮発
性のアルコール溶媒を用いないか、あるいは使用量を極
力低減させることができる4級化反応を提供することで
あり、具体的には4級化反応時添加でき、製造される第
4級アンモニウム塩の融点を下げ、柔軟性増強効果をも
有する化合物を見出すことであり、さらには、より柔軟
性増強効果の高くなる第4級アンモニウム塩が得られる
ような製造方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の4級アンモニウ
ム塩の製造時、特定の化合物を共存させることが上記目
的に最適であることを見出し、本発明を完成した。すな
わち、本発明は、一般式(I)
【0005】
【化3】
【0006】(式中、R1及びR2は同一又は異なって炭素
数7〜35の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケ
ニル基を示し、R3は炭素数1〜6のアルキル基もしくは
ヒドロキシアルキル基を示し、R4は炭素数1〜2のアル
キル基を示し、p及びqは同一又は異なって2〜6の整
数を示し、 Xはハロゲンもしくは R4SO4で表される基を
示す。)で表される第4級アンモニウム塩を、対応する
第3級アミンを4級化剤と反応させることにより製造す
る方法において、一般式(II)
【0007】
【化4】
【0008】(式中、R5は炭素数7〜35の直鎖もしくは
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、A1及びA2
は同一又は異なって炭素数2〜4のアルキレン基を示
し、n及びmはアルキレンオキサイドの数平均付加モル
数を示し、同一又は異なってn+mが0〜4となる数を
示す。なおn個のA1及びm個のA2は同一でも異なっても
良い。)で表される化合物の存在下に反応させることを
特徴とする第4級アンモニウム塩の製造方法を提供する
ものである。
【0009】本発明で用いられる一般式(II)で表され
る化合物としては、R5CO- 基が天然油脂由来の脂肪酸残
基であり、n及びmが0であるものが特に好ましい。本
発明で用いられる一般式(II)で表される化合物は、例
えば次のようにして製造される。すなわち、天然油脂と
ジエタノールアミンを塩基性触媒の存在下反応させアミ
ド化し、必要ならば、続いてアルキレンオキサイドを徐
々に添加して反応させることにより得られる。天然油脂
の代わりに脂肪酸の低級アルコールエステルを用いても
良い。原料に天然油脂を用いた場合、一般式(II)で表
される化合物には、副生するグリセリン又はそのアルキ
レンオキサイド付加物が含まれるが、精製することな
く、そのまま本発明に用いることができる。
【0010】天然油脂としては、牛脂、パーム油、パー
ムステアリン油、パーム核油、ヤシ油など、あるいはそ
れらの部分硬化油、完全硬化油、あるいはそれらの混合
物が使用できる。また脂肪酸の低級アルコールエステル
としては、オクタン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の炭素数8〜
36の脂肪酸のメチルあるいはエチルエステル等が挙げら
れる。アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドな
ど、あるいはそれらの混合物が使用でき、エチレンオキ
サイドが好ましく用いられる。アルキレンオキサイドの
混合物を使用する場合、それらを同時に反応させること
もできるし、順次反応させることもできる。塩基性触媒
は、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムメ
チラートなどが使用できる。
【0011】天然油脂又は脂肪酸の低級アルコールエス
テルとジエタノールアミンとのアミド化反応温度は60℃
〜 200℃、好ましくは80℃〜 150℃であり、アルキレン
オキサイドの付加反応の温度は 100℃〜 200℃、好まし
くは 140℃〜 170℃である。天然油脂又は脂肪酸の低級
アルコールエステルとジエタノールアミンとの反応割合
は、天然油脂又は脂肪酸の低級アルコールエステルのエ
ステル基1モルに対し、ジエタノールアミン0.8 〜1.2
モル、好ましくは 0.9〜1.1 モルである。アルキレンオ
キサイドの付加モル数は、ジエタノールアミド1モルに
対して0〜4モル、好ましくは0〜3モルである。
【0012】本発明の一般式(I)で表される第4級ア
ンモニウム塩を得るための4級化反応は、一般式(II)
で表される化合物と、一般式(I)で表される第4級ア
ンモニウム塩に対応する下記一般式(III) で表される第
3級アミンを混合し、4級化剤を添加することにより行
われる。
【0013】
【化5】
【0014】(式中、R1, R2, R3, p 及びq は前記の意
味を示す。) 一般式(II)で表される化合物と一般式(III) で表され
る第3級アミンとの混合割合は、重量比で(II):(II
I) =90:10〜1:99、好ましくは50:50〜5:95であ
る。必要に応じてイソプロピルアルコール、エタノール
のようなアルコール系溶媒を第3級アミンに対し20重量
%以下の配合量で添加しても良いが、これ以上の添加は
本発明の目的から好ましくない。4級化剤としては、ク
ロロメタン、ブロモメタン、ヨードメタン、ジメチル硫
酸、ジエチル硫酸などが挙げられる。4級化の反応温度
は60℃〜 140℃、好ましくは80℃〜 120℃である。
【0015】このようにして得られる一般式(I)で表
される第4級アンモニウム塩の中では、R1CO- 基及びR2
CO- 基が天然油脂由来の脂肪酸残基、R3及びR4がメチル
基、pが2、qが2又は3、X がClであるものが特に好
ましい。
【0016】本発明の4級化反応の原料となる一般式(I
II) で表される第3級アミンのうち、p=2、q=2で
ある化合物は、例えば次の反応式に従って製造すること
ができる。
【0017】
【化6】
【0018】(上記式中、R1,R2及びR3は前記の意味を
示し、R6は H、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキ
シアルキル基を示す。) 即ち、先ずN−(2−アミノエチル)エタノールアミン
(IV) と脂肪酸(V)とを反応させイミダゾリン (VI)
を得る。この場合において、N−(2−アミノエチル)
エタノールアミン (IV) /脂肪酸(V)のモル比は 1.0
〜2.0 、好ましくは 1.1〜1.5 であり、反応温度は 150
〜250 ℃、好ましくは 180〜230 ℃であり、脱水効率を
高めるため反応系を常圧から5Torr程度まで徐々に真空
にすることが望ましい。ここで使用される脂肪酸(V)
としては、ヤシ油、パーム油、牛脂、ナタネ油、魚油あ
るいはそれらの部分硬化油、完全硬化油等の天然油脂由
来のものが一般的であるが、化学的に合成した炭素数8
〜36の脂肪酸でも良い。
【0019】このようにして得られたイミダゾリン (V
I) を、触媒として例えばNaOHを用い、又は無触媒で、
水/エタノール等の混合溶媒中又は水中で加水分解し、
開環物(VII) を得る。この場合において水はイミダゾリ
ン (VI) に対し1〜10倍モル、好ましくは2〜5倍モ
ル、エタノールはイミダゾリン (VI) と水の合計重量の
0〜50重量%、好ましくは10〜30重量%程度使用する。
NaOHはイミダゾリン (VI)に対し0〜10モル%、好まし
くは0〜5モル%使用する。
【0020】このようにして得られた開環物(VII) につ
いて通常の条件にてホルムアルデヒド、アセトアルデヒ
ド等のアルデヒド(VIII)を使用してLeukart(ロイカル
ト)反応、又は還元アルキル化反応(開環物(VII) とア
ルデヒド(VIII)とを反応させた後、水素化触媒存在下、
水素化する)を行い、アミド化第3級アミン(IX)を得
る。ついでこのアミド化第3級アミン(IX)について、脂
肪酸(X)によりエステル化反応を行ない、第3級アミ
ン(III−1) を得る。ここで使用される脂肪酸(X)と
しては、ヤシ油、パーム油、牛脂、ナタネ油、魚油ある
いはそれらの部分硬化油、完全硬化油等の天然油脂由来
のものが一般的であるが、化学的に合成した炭素数8〜
36の脂肪酸でも良い。
【0021】また、本発明の4級化反応の原料となる一
般式(III) で表される第3級アミンのうち、p=2、q
=3である化合物は、例えば次の反応式に従って製造す
ることができる。
【0022】
【化7】
【0023】(上記式中、R1及びR3は前記の意味を示
し、式(III−2) 中の2個のR1は同一でも異なっていて
もよい。) 即ち、N−低級アルキルエタノールアミンやジエタノー
ルアミンをシアノエチル化後、水添反応することにより
得られる化合物(XI)を炭素数8〜36の脂肪酸(XII) と反
応させることにより第3級アミン(III−2) を得ること
ができる。ここで使用される脂肪酸(XII) としては、ヤ
シ油、パーム油、牛脂、ナタネ油、魚油あるいはそれら
の部分硬化油、完全硬化油等の天然油脂由来のものが一
般的であるが、化学的に合成した炭素数8〜36の脂肪酸
でも良い。これらの脂肪酸は単独でもまた2種以上の混
合物としても使用することができる。
【0024】本発明の方法で得られた一般式(I)で表
される第4級アンモニウム塩は、精製することなく反応
混合物のままで柔軟剤基剤として用いても、柔軟性及び
匂いともに優れており、柔軟剤基剤として非常に有用で
ある。本発明の方法で得られた反応混合物をそのまま柔
軟剤基剤として用いることができるが、更に柔軟性能、
保存安定性を向上させるための高級アルコール、高級脂
肪酸、その他粘度調整剤、保存安定剤として低級アルコ
ール、さらには公知のカチオン活性剤、ノニオン活性
剤、無機塩、pH調整剤、ハイドロトロープ剤、香料、消
泡剤、顔料等を必要に応じて添加し、エマルジョン化す
れば、柔軟剤組成物を調製することができる。
【0025】
【実施例】以下、一般式(II)で表される化合物の合成
例、及び本発明の実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
【0026】合成例1 攪拌機、温度計のついた4つ口フラスコにジエタノール
アミン 172g、28%NaOCH3 メタノール溶液5gを
入れ、 100℃、30torrで1時間攪拌し、メタノールを留
去した。次に、精製したパームステアリン油 417gを添
加し、 100℃、30torrで2時間反応した。60℃まで冷却
後50時間熟成し、パームステアリン油由来ジエタノール
アミドを得た。
【0027】合成例2 合成例1で得たパームステアリン油由来ジエタノールア
ミド 180gをオートクレーブに仕込み、 150℃まで昇温
後、エチレンオキサイド66gを2時間かけて添加し、そ
の後1時間熟成してパームステアリン油由来ジエタノー
ルアミドエチレンオキサイド3モル付加物を得た。
【0028】合成例3〜6 表1に示した原料を用い、表1に示した条件以外は合成
例1と同様にしてそれぞれジエタノールアミドを合成し
た。
【0029】
【表1】
【0030】実施例1 攪拌機、温度計のついたオートクレーブに合成例1で得
られた反応物 170gとN−メチル−N−(硬化牛脂アル
カノイルオキシエチル)−N−(硬化牛脂アルカノイル
アミノエチル)アミン 630gを仕込み、クロロメタン61
gを圧入した後、90℃まで加熱した。その温度で6時間
反応させて、N,N−ジメチル−N−(硬化牛脂アルカ
ノイルオキシエチル)−N−(硬化牛脂アルカノイルア
ミノエチル)アンモニウム クロライドを主成分とする
反応混合物を得た。
【0031】実施例2〜4 表2に示す第3級アミンを用い、表2に示す条件以外は
実施例1と同様にして反応を行い、表2に示すような第
4級アンモニウム塩を主成分とする反応混合物を得た。
【0032】比較例1〜4 実施例1〜4で用いた合成例1〜4で得られた反応物の
代わりに同重量のイソプロピルアルコールを用い、同様
に表2に示すような第4級アンモニウム塩を主成分とす
る反応混合物を得た。
【0033】実施例1〜4及び比較例1〜4の反応条
件、得られた第4級アンモニウム塩の構造と、下記方法
により評価した柔軟性及び匂いの評価結果を表2にまと
めて示す。
【0034】<柔軟性及び匂いの評価方法> 第4級アンモニウム塩分散液の調製 実施例及び比較例で製造した第4級アンモニウム塩を主
成分とする反応混合物を融解し、攪拌しながら水中に滴
下し、第4級アンモニウム塩の濃度が5重量%になるよ
うな分散液を調製した。 処理方法 市販の木綿タオル2kgを、30リットル洗濯機を用い、
3.5°DH硬水にて市販洗剤アタック(花王株式会社
製、登録商標)で5回繰り返し洗濯した後、上記の第4
級アンモニウム塩分散液を25ml投入し、25℃、1分間攪
拌下で処理した。
【0035】 柔軟性評価方法 上記方法で処理した布を室温で風乾後、25℃、65%RH
の恒温、恒湿室にて24時間放置した。これらの布につい
て柔軟性の評価を行った。評価は比較例1の第4級アン
モニウム塩で処理した布を対照にして一対比較を行っ
た。評価は次の基準で表す。 3;対照よりかなり柔らかい 2;対照より柔らかい 1;対照よりやや柔らかい 0;対照と柔らかさが同等 匂いの評価方法 上記の方法で調製した5重量%第4級アンモニウム塩分
散液について鼻で匂いを評価した。評価は次の基準で表
す。 ×;アルコール臭がする ○;アルコール臭がしない
【0036】
【表2】
【0037】表2から明らかなように、いずれの場合も
比較例に比べ実施例の方が柔軟性、匂い共、優れている
ことがわかる。
【0038】実施例5 攪拌機、温度計のついたオートクレーブに合成例5で得
られた反応物85g、イソプロピルアルコール85gとN−
メチル−N−(硬化牛脂アルカノイルオキシエチル)−
N−(硬化牛脂アルカノイルアミノエチル)アミン 630
gを仕込み、クロロメタン61gを圧入した後90℃まで加
熱した。その温度で6時間反応させて、N,N−ジメチ
ル−N−(硬化牛脂アルカノイルオキシエチル)−N−
(硬化牛脂アルカノイルアミノエチル)アンモニウム
クロライドを主成分とする反応混合物を得た。
【0039】実施例6 攪拌機、温度計、冷却管のついた4つ口フラスコに合成
例6で得られた反応物170gとN−メチル−N−(オク
タデカノイルオキシエチル)−N−(オクタデカノイル
アミノエチル)アミン 650gを仕込み、70℃に加熱、溶
解した。ジメチル硫酸 120gを2時間かけて滴下し、そ
のままの温度で3時間熟成し、表3に示したような第4
級アンモニウム塩を主成分とする反応混合物を得た。
【0040】実施例7 表3に示す第3級アミンを用い、表3に示した条件以外
は実施例6と同様にして反応を行い、表3に示したよう
な第4級アンモニウム塩を主成分とする反応混合物を得
た。
【0041】実施例5〜7の反応条件、得られた第4級
アンモニウム塩の構造と、実施例1と同様の方法により
評価した柔軟性及び匂いの評価結果を表3にまとめて示
す。
【0042】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 和彦 スペイン国08021バルセロナ,カジェ マ リアノ クービー 155,2−1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1及びR2は同一又は異なって炭素数7〜35の直
    鎖もしくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示
    し、R3は炭素数1〜6のアルキル基もしくはヒドロキシ
    アルキル基を示し、R4は炭素数1〜2のアルキル基を示
    し、p及びqは同一又は異なって2〜6の整数を示し、
    Xはハロゲンもしくは R4SO4で表される基を示す。)で
    表される第4級アンモニウム塩を、対応する第3級アミ
    ンを4級化剤と反応させることにより製造する方法にお
    いて、一般式(II) 【化2】 (式中、R5は炭素数7〜35の直鎖もしくは分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、A1及びA2は同一又は異
    なって炭素数2〜4のアルキレン基を示し、n及びmは
    アルキレンオキサイドの数平均付加モル数を示し、同一
    又は異なってn+mが0〜4となる数を示す。なおn個
    のA1及びm個のA2は同一でも異なっても良い。)で表さ
    れる化合物の存在下に反応させることを特徴とする第4
    級アンモニウム塩の製造方法。
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表される第4級アンモニ
    ウム塩において、R1CO- 基及びR2CO- 基が天然油脂由来
    の脂肪酸残基であり、pが2、qが2又は3である請求
    項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(II)で表される化合物におい
    て、R5CO- 基が天然油脂由来の脂肪酸残基であり、n及
    びmが0である請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式(II)で表される化合物を、第3
    級アミンに対し、一般式(II)で表される化合物:第3
    級アミン=90:10〜1:99の重量比で用いることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0707059A3 (en) * 1994-10-14 2001-04-18 Kao Corporation Liquid softener composition, use thereof and process for preparing a quaternary ammonium salt

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0707059A3 (en) * 1994-10-14 2001-04-18 Kao Corporation Liquid softener composition, use thereof and process for preparing a quaternary ammonium salt

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