JPH0810461Y2 - 冷却水循環装置用タンク - Google Patents

冷却水循環装置用タンク

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JPH0810461Y2
JPH0810461Y2 JP1988067110U JP6711088U JPH0810461Y2 JP H0810461 Y2 JPH0810461 Y2 JP H0810461Y2 JP 1988067110 U JP1988067110 U JP 1988067110U JP 6711088 U JP6711088 U JP 6711088U JP H0810461 Y2 JPH0810461 Y2 JP H0810461Y2
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cooling water
tank
water
circulation device
passage
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俊彦 岡田
雅信 内田
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Daihen Corp
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、冷却水路の切換脱水機構を付設した冷却水
循環装置に使用する冷却水循環装置用タンクに関する。
〈従来の技術〉 一般に被冷却体を冷却する場合、冷却水が有効に、か
つ簡便に利用できることおよび可搬性が良好であること
より冷却水循環装置が多用されている。
ところで、冷却水の循環路内を掃除したり、あるいは
循環路内の凍結防止を図るために、冷却水路の切換脱水
機構を付設して、所望時に送水を中断すると共に循環路
内に圧縮空気を流通させて冷却水の排水を行なってい
る。
例えば、第4図において、10は送水用ポンプ、11は圧
縮空気供給源、例えばエアコンプレッサ、12は被冷却
体、例えばアーク加工用トーチ、6′は単一のタンク、
13および14は切換弁、例えば電磁切換弁、151はタンク
6′内の冷却水内に挿通されてポンプ10に連結された第
1の送水路、152および153はポンプ10および被冷却体12
間に電磁切換弁13を介して連結された第2の送水路、15
4は冷却水水面よりも上方のタンク6′の上部空間およ
び被冷却体12間に連結された排水路で、圧縮空気供給源
11は管155により電磁切換弁14を介して第2の送水路153
に連結されている。即ち、圧縮空気供給源11と管155と
切換弁14とにより切換脱水機構が構成されている。
通常のアーク加工作業時には、第2の送水路152と153
とが連通すると共に、第2の送水路153と管155とが遮断
されるよう夫々の電磁弁13,14を操作しておき、アーク
加工作業の作業状況に応じてポンプ10を稼働させて、冷
却水を循環させつつトーチ12各部を冷却水で強制的に冷
却する。
ところで、冷却水用循環路内の冷却水を排水する場
合、まず管路152と153とが遮断するよう電磁弁13を操作
し、この後、管路153と155とが連通するよう電磁弁142
を操作する。これにより、冷却水用通路153,154内の冷
却水が圧縮空気により徐々に押出され、冷却水および圧
縮空気が冷却水水面よりも上方のタンク6′の上部空間
からタンク6′内へと排出される。
すなわち、切換脱水機構を操作することにより、所望
の冷却水路の水が排出される。
勿論、冷却水路の水を排出した後は、冷却水の循環路
内を掃除したり、あるいは循環路内の凍結防止を図るこ
とを目的としている。
こころで、排出路154の開口部がタンク6′下部の冷
却水の貯溜部に設けられていると、上記のごとく冷却水
路の水を排出した後に、タンク6′内の水が逆流するた
め、所望の目的を達成することができない。
このため、タンク6′内への排水路154の開口部は、
必然的に冷却水水面よりも上方のタンク6′の上部空間
に設けられている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、循環路内の冷却水が排出されるに伴って、
タンク6′内に排出される圧縮空気の流量が多くなり、
圧縮空気がタンク6′内に排出されるに従って、タンク
6′内の水が圧縮空気の圧力によって攪乱される。例え
ば、第5図に示されるごとく、タンク6′内の水面が波
立って、本来、圧縮空気をタンク6′外に排気するため
の排気路から水がタンク6′外に流出する。
このようなタンク6′外への水漏れが生じた場合、作
業用足場が悪くなったり、他の諸設備を腐食させたり、
あるいは電気を動力源とする加工作業において感電事故
を誘発させたりするため、タンク外への水漏れが発生し
ない冷却水循環装置が嘱望されていた。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る冷却水循環装置用タンクは、冷却水を貯
溜した単一のタンクと、該タンクの冷却水を送水用ポン
プに連通する第1の送水路と、該ポンプおよび被冷却体
間に切換弁を介して連結された第2の送水路と、切換弁
を介して第2の送水路に連結された圧縮空気供給源と、
冷却水水面よりも上方のタンク上部空間および被冷却体
間に連結された排水路とからなる冷却水路の切換脱水機
構を付設した冷却水循環装置に適用される。
その特徴とするところは、タンク内の排水路と冷却水
水面よりも上方のタンク上部空間とを厚肉の有視的細孔
を有する多孔性部材を介して連通すると共に冷却水水面
よりも上方のタンク上部空間と外気とに連通する排気路
を設けたことである。
〈実施例〉 以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
なお、冷却水路の切換脱水機構を付設した冷却水循環
装置は、第4図に示される従来のものと同様であるた
め、説明を割愛し、以下に冷却水循環装置用タンクにつ
いて説明する。
第1図において、1は上下部に開口101,102を有する
上部室、2は上部に開口201を有する貯水用の下部室、
3は開口101,201が連通するように覆うカバー、4は有
視的細孔を有する多孔性部材,例えばステンレス製のス
チールウールで、図示の場合、開口101,102に遊合して
多数の穿設孔501,501,…の配設されたザル状の容器5内
に多重にして収納されている。7は上部室に連通された
排水管,8は排気管である。
上記1乃至8により冷却水循環装置用タンク6が構成
されている。
勿論、タンク6には、適宜にタンク6内の水を外部に
取出すための取出管、タンク6内に水を補給するための
給水管およびタンク6掃除用のドレーン管を設けるが、
これらは従来と同様のため説明を省略する。
上記タンク6において、所望の冷却水路の水を排出す
る場合、冷却水循環装置の排水路に連結された排出管7
より冷却水および圧縮空気が次々とタンク6の冷却水水
面よりも上方の上部室1内に排出される。この冷却水お
よび圧縮空気が必然的に厚肉の有視的細孔を有する多孔
性部材4内に流入し、重量差により冷却水が下方に流下
する。他方、多重の多孔性部材4に流下した圧縮空気は
圧力が減じられて開口501,201を経て、下部室2の上方
に流出する。このように多重の多孔性部材4を通過し
て、圧力の減じられた空気が配気管8より大気に排気さ
れる。なお、水と共に僅かの圧縮空気が開口102相当位
置より下部室2に流出するが、多重の多孔性部材4を通
過することにより圧縮空気の圧力が極端に減じられるた
め、下部室2内の水面が僅かに揺れる程度となるに過ぎ
ない。
このように、冷却水と圧縮空気又は圧縮空気のみが上
部室1内に連続して排出されても、多重の多孔性部材4
を通過した圧縮空気の圧力が極端に弱くなつているた
め、タンク6内の水面が従来のように大きく波立つこと
はなく、従つて冷却水がタンク6外に流出する虞れはね
い。
第2図は、本考案の他の実施例を示す図であつて、上
部室1と下部室2とが多重の多孔性部材4を介して連通
されている。この多孔性部材4をステンレス製のスチー
ルウールとする場合、ステンレス製の金網に収納して使
用すれば、製作、入手および取付けが容易である。な
お、多孔性部材4としては、水に接触しても殆んど変形
することがない材料で、かつ、極端に細孔でないもの、
即ちミクロ的細孔でないものが好ましい。このためセラ
ミツクスに代表される陶器や不錆鋼などに有視的細孔を
設けたものを相互に僅かのスキマを設けて、かつランダ
ムに多重にすることにより実施できる。
第3図は、本考案の更に他の実施例を示す図であつ
て、排水管7を有底状の筒状とし、この排水管7の自由
端から有底状の筒状体5を装着して、タンク2内に挿通
される排水管7と筒状体5とで多孔性部材4を収納して
いる。なお多孔性部材4を収納する空間は、排水管7の
内部1と冷却水水面よりも上方のタンク6の上部空間と
に連通するよう、排水管7および筒状体5に夫々半径方
向の放射状の貫通孔が軸方向に多数穿設されている。な
お排水管7は袋ナツトを介して、あるいは取付フランジ
を介してタンクに取付けられる。
なお、第3図(B)に示されるごとく、排水管7と筒
状体5とに設けられる半径方向の放射状貫通孔は、相互
に回転方向にずれていれば、圧縮空気の圧縮力を減衰さ
せるため有利である。
〈考案の効果〉 本考案に係る冷却水循環装置用タンクは、冷却水を貯
溜した単一のタンクと、該タンクの冷却水を送水用ポン
プに連通する第1の送水路と、該ポンプおよび被冷却体
間に切換弁を介して連結された第2の送水路と、切換弁
を介して第2の送水路に連結された圧縮空気供給源と、
冷却水水面よりも上方のタンク上部空間および被冷却体
間に連結された排水路とからなる冷却水路の切換脱水機
構を付設した冷却水循環装置に使用されて、タンク内の
排水路と冷却水水面よりも上方のタンク上部空間とを厚
肉の有視的細孔を有する多孔性部材を介して連通すると
共に冷却水水面よりも上方のタンク上部空間と外気とに
連通する排気路を設けているため、所望の冷却水路の水
を排出する場合、排水路から冷却水水面よりも上方のタ
ンク上部空間内に排出される冷却水および圧縮空気は、
厚肉の有視的細孔を有する多孔性部材を介して冷却水水
面よりも上方のタンク上部空間に流入し、冷却水がタン
クに貯溜された冷却水上に流下するに対して、この厚肉
の有視的細孔を有する多孔性部材を通過した圧縮空気の
圧力が極端に弱くなる。
このため、タンク内の水面が従来のように大きく波立
つことがなく、従って圧縮空気をタンク外に排気するた
めの排気路から冷却水がタンク外に流出することがな
い。
勿論、タンク内の排水路は、厚肉の有視的細孔を有す
る多孔性部材を介して冷却水水面よりも上方のタンク上
部空間に連通されているため、冷却水路の水を排出した
後、タンク内の冷却水の逆流が生じることはなく、所望
の冷却水路を排水状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の要部を示す縦断面図、第2図
および第3図(A)は夫々本考案の他の実施例を示す図
であつて第1図に相当する図、第3図(B)は第3図
(A)の“イ”−“イ”線断面図、第4図は本考案の対
象とする冷却水循環装置の該略図、第5図は、従来例の
使用状態説明図である。 1…上部室、2…下部室、4…厚肉の多孔性部材、6…
冷却水循環装置用タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却水を貯溜した単一のタンクと、該タン
    クの冷却水を送水用ポンプに連通する第1の送水路と、
    該ポンプおよび被冷却体間に切換弁を介して連結された
    第2の送水路と、切換弁を介して第2の送水路に連結さ
    れた圧縮空気供給源と、冷却水水面よりも上方のタンク
    上部空間および被冷却体間に連結された排水路とからな
    る冷却水路の切換脱水機構を付設した冷却水循環装置に
    おける冷却水循環装置用タンクにおいて、前記タンク内
    の排水路と冷却水水面よりも上方のタンク上部空間とを
    厚肉の有視的細孔を有する多孔性部材を介して連通する
    と共に冷却水水面よりも上方のタンク上部空間と外気と
    に連通する排気路を設けてなる冷却水循環装置用タン
    ク。
JP1988067110U 1988-04-26 1988-05-20 冷却水循環装置用タンク Expired - Lifetime JPH0810461Y2 (ja)

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US07/342,475 US4916283A (en) 1988-04-26 1989-04-24 Water cooling plasma arc working apparatus
CA000597645A CA1310706C (en) 1988-04-26 1989-04-24 Water cooled plasma arc apparatus
EP89304087A EP0339920B1 (en) 1988-04-26 1989-04-25 Water cooling plasma arc working apparatus
DE89304087T DE68908947T2 (de) 1988-04-26 1989-04-25 Wassergekühlte Plasmabogenbearbeitungseinrichtung.

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JPS6154057U (ja) * 1984-09-11 1986-04-11
JPS6229421U (ja) * 1985-08-07 1987-02-23

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