JPH08104242A - ステアリングコラムのチルトレバー構造 - Google Patents

ステアリングコラムのチルトレバー構造

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JPH08104242A
JPH08104242A JP26157294A JP26157294A JPH08104242A JP H08104242 A JPH08104242 A JP H08104242A JP 26157294 A JP26157294 A JP 26157294A JP 26157294 A JP26157294 A JP 26157294A JP H08104242 A JPH08104242 A JP H08104242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering column
tilt
tilt lever
bracket
steering
Prior art date
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Pending
Application number
JP26157294A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsugi Udagawa
貢 宇田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Shatai Co Ltd
Original Assignee
Nissan Shatai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Shatai Co Ltd filed Critical Nissan Shatai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングコラムを車体側へ組み付ける際
の作業性を向上させるとともに、作業者にかかる負担を
軽減させる。 【構成】 チルト式のステアリングコラム1に設けられ
たチルトレバー7にフック部19を設け、フック部19
の先端にL字型の係合部20を形成する。チルトレバー
7を固定位置にした状態で、フック部19をステアリン
グメンバ31に設けられたポストブラケット4に係合さ
せ、ポストブラケット4と取付部16とをボルト締めす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のステアリング
コラムのチルトレバー構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チルト機構を備えた自動車のステ
アリング装置には、例えば図3に示す構造のものがある
(実開平3−13280号公報参照)。すなわち、車室
内には、ステアリングシャフト(図示せず)を保持する
ステアリングコラム1がインストルメントパネル2から
突出しており、ステアリングコラム1の先端部には、前
記ステアリングシャフトの先端に固定されたステアリン
グホイール3が設けられている。ステアリングコラム1
は、車体側に設けられたポストブラケット4に、ロアコ
ラムブラケット5を介してボルト6によって固定されて
いる。また、ステアリングコラム1はチルトセンタOに
て上下に回動可能なチルト機構を備えており、その上部
にはステアリングホイール3のチルト位置を調整するた
めのチルトレバー7が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構造においては、ステアリングコラム1がか
なりの重量を有しているため、工場にてステアリングコ
ラム1をポストブラケット4に取り付ける作業が困難な
ものとなっている。例えば、作業者は、車室内のフロア
上にて仰向けになった姿勢で、ステアリングコラム1を
両足で支えながらボルト締めを行うといった作業を強い
られており、ステアリングコラム1の組付時における作
業性が悪いばかりでなく、作業者にかかる負担が大きい
という問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、ステアリングコラムを車体側へ組
み付ける際の作業性を向上させるとともに、作業者にか
かる負担を軽減させることができるステアリングコラム
のチルトレバー構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、ステアリングシャフトを保持する
ステアリングコラムが、車体側に設けられたブラケット
を介して車体に固定されるとともに、ステアリングホイ
ールのチルト位置を調整する調整位置とチルト位置を固
定する固定位置とに操作されるチルトレバーを備えた構
造において、前記チルトレバーに、前記チルトレバーが
前記固定位置にある状態にて、前記ブラケットに係合可
能な姿勢をとり、かつ前記ブラケットに当接し前記チル
トレバーの調整位置方向への操作のみを許容するフック
を一体的に設けた構成とした。
【0006】
【作用】前記構成において、ステアリングコラムの組付
時には、チルトレバーを固定位置にした状態でフックを
ブラケットに係合させれば、ステアリングコラムはブラ
ケットに仮保持される。また、フックは、チルトレバー
が固定位置にある状態にて、ブラケットに当接しチルト
レバーの調整位置方向への操作のみを許可するものであ
るため、チルトレバーの固定位置側への操作範囲を規制
するストッパが不要となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1は本発明の第1実施例を示すステアリング
コラム1の取付構造図である。図に示すように、車体に
は車幅方向に延在するステアリングメンバ31が設けら
れており、ステアリングメンバ31には、ステアリング
コラム1を取り付けるためのポストブラケット4が設け
られている。ポストブラケット4はボルト32及びナッ
ト33によって、ステアリングコラム1を支持するもの
であり、運転席側に向かって斜め上方に突出するととも
に中空状に形成されており、その上端部には開口部4a
が設けられている。
【0008】一方、前記ステアリングコラム1は所謂首
振りタイプであって、ロアコラム11と、その上端に連
結されたアッパコラム12とを有している。ロアコラム
11とアッパコラム12との連結部には図示しないチル
ト機構が設けられており、アッパコラム12はチルトセ
ンタOを中心として上下方向へ回動可能となっている。
アッパコラム12の上端には、ロアコラム11内に保持
された図示しないロアシャフトと共にステアリングシャ
フトを構成する一方、ステアリングホイールが取り付け
られるアッパシャフト13が延出している。前記ロアコ
ラム11の上端周囲にはロアクランプ14が設けられ、
前記アッパコラム12の下端周囲にはアッパクランプ1
5が設けられている。ロアクランプ14には、前記ポス
トブラケット32側に膨出する取付部16が形成されて
おり、取付部16の内側には、前記アッパコラム12を
図1に示した初期状態に付勢するチルトスプリング17
が設けられている。
【0009】また、前記ロアクランプ14及びアッパク
ランプ15の外側には、前述したチルト機構を構成する
チルトレバー7が設けられている。チルトレバー7は、
前記チルトセンタOを中心に上下方向へ向かって、ステ
アリングホイール(不図示)のチルト位置を調整する調
整位置と、チルト位置を固定する固定位置(図1に示し
た位置)とに回動可能となっており、前記アッパクラン
プ15側に設けられたレバースプリング18により、常
に固定位置側すなわち上方側へ付勢されている。
【0010】また、チルトレバー7の基端側には、ロア
クランプ14の前記取付部16の上端に向かって延出す
るとともに、ステアリングコラム1が前記ポストブラケ
ット4に固定されたとき、その先端側がポストブラケッ
ト4に当接することによって、チルトレバー7の調整位
置方向への操作のみを許容するフック部19が一体形成
されている。フック部19の先端には略L字型の係合部
20が形成されている。そしてフック部19は、チルト
レバー7が固定位置にある状態において、係合部20が
前述したポストブラケット4の開口部4aに係合可能な
程度の隙間を確保しつつ、前記取付部16の上端を覆う
姿勢をとる形状に形成されている。
【0011】以上の構成からなる本実施例において、ス
テアリングコラム1を車体側へ組み付ける際には、チル
トレバー7を固定位置にした状態、つまりチルトレバー
7を操作しない状態でステアリングコラム1を持ち上
げ、フック部19の係合部20をポストブラケット4の
開口部4aに係合させれば、ステアリングコラム1をポ
ストブラケット4に仮保持することができる。このた
め、ステアリングコラム1がかなりの重量を有するもの
であったとしても、ポストブラケット4とロアクランプ
14の取付部16とをボルト32及びナット33により
締結する作業を容易に行うことができる。よって、ステ
アリングコラム1を車体側へ組み付ける際の作業性が向
上し、同時にかかる作業時に作業者にかかる負担が軽減
される。
【0012】また、チルトレバー7に一体形成されたフ
ック部19は、チルトレバー7が固定位置にある状態に
て、ポストブラケット4に当接しチルトレバー7の調整
位置方向への操作のみを許容するものであるため、チル
トレバー7の固定位置側への操作範囲を規制するストッ
パが不要となる。よって、部品点数を減少させることに
よってステアリングコラムのコストを削減することがで
きる。
【0013】また、図2は本発明の第2実施例を示すス
テアリングコラム1の取付構造図である。すなわち図1
に示したものと同様に、車体には車幅方向に延在するス
テアリングメンバ31が設けられており、ステアリング
メンバ31には、ステアリングコラム1を固定するポス
トブラケット4が設けられている。このステアリングコ
ラム1は所謂根元チイルトタイプであって、ステアリン
グコラム1は、その延在途中に設けられたクランプ21
がボルト32及びナット33によりポストブラケット4
に締結されることによって、車体に支持されている。
【0014】ステアリングコラム1は、図示しない下端
部に位置するチルトセンタを中心に上下方向へ回動可能
であるとともに、前記クランプ21の内部に設けられた
チルトスプリング17によって常に上方側へ付勢されて
いる。また、前記クランプ21の側部には、上下方向へ
向かって、ステアリングホイール(不図示)のチルト位
置を調整する調整位置と、チルト位置を固定する固定位
置(図2に示した位置)とに回動可能なチルトレバー7
が設けられている。また、チルトレバー7は前記ポスト
ブラケット4側に湾曲した湾曲部7aを有しており、湾
曲部7aにはポストブラケット4側に向かって延出する
フック部19が一体的に設けられている。フック部19
は、図1に示したものと同様に、その先端側がポストブ
ラケット4に当接してチルトレバー7の調整位置方向へ
の操作のみを許容するものであって、その先端には略L
字型の係合部20が形成されている。そしてフック部1
9は、チルトレバー7が固定位置にある状態において、
係合部20がポストブラケット4の上端部に係合可能な
姿勢をとる形状に形成されている。
【0015】かかる構成からなる本実施例において、ス
テアリングコラム1を車体側へ組み付ける際には、チル
トレバー7を固定位置にした状態でステアリングコラム
1を持ち上げ、フック部19の係合部20をポストブラ
ケット4の上縁に係合させれば、ステアリングコラム1
をポストブラケット4に仮保持することができる。ま
た、チルトレバー7の前記フック部19は、チルトレバ
ー7が固定位置にある状態にて、ポストブラケット4に
当接しチルトレバー7の調整位置方向への操作のみを許
容するものであるため、チルトレバー7の固定位置側へ
の操作範囲を規制するストッパが不要となる。よって、
本実施例においても、第1実施例に示したものと同一の
効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のチルトレ
バー構造にあっては、チルトレバーに、固定位置に操作
された状態にて、ブラケットに係止可能な姿勢をとるフ
ックを一体的に設け、ステアリングコラムの組付時に
は、チルトレバーを固定位置にした状態でフックをブラ
ケットに係合させれば、ステアリングコラムを車体側に
仮保持することができるようにした。よって、ステアリ
ングコラムを車体側へ組み付ける際の作業性を向上させ
るとともに、作業者にかかる負担を軽減させることが可
能となる。
【0017】しかも、前記フックを、チルトレバーが固
定位置にある状態にて、前記ブラケットに当接しチルト
レバーの調整位置方向への操作のみを許容するものと
し、チルトレバーの固定位置側の操作範囲を規制するス
トッパが不要となる構成にした。よって、部品点数を減
少させることによってステアリングコラムのコストを削
減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す首振りタイプのステ
アリングコラムの取付構造図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す根元チルトタイプの
ステアリングコラムの取付構造図である。
【図3】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ステアリングコラム 4 ポストブラケット 7 チルトレバー 13 アッパシャフト(ステアリングシャフト) 19 フック部 31 ステアリングメンバ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトを保持するステア
    リングコラムが、車体側に設けられたブラケットを介し
    て車体に固定されるとともに、ステアリングホイールの
    チルト位置を調整する調整位置とチルト位置を固定する
    固定位置とに操作されるチルトレバーを備えた構造にお
    いて、 前記チルトレバーに、前記チルトレバーが前記固定位置
    にある状態にて、前記ブラケットに係合可能な姿勢をと
    り、かつ前記ブラケットに当接し前記チルトレバーの調
    整位置方向への操作のみを許容するフックを一体的に設
    けたことを特徴とするステアリングコラムのチルトレバ
    ー構造。
JP26157294A 1994-09-30 1994-09-30 ステアリングコラムのチルトレバー構造 Pending JPH08104242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26157294A JPH08104242A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 ステアリングコラムのチルトレバー構造

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JP26157294A JPH08104242A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 ステアリングコラムのチルトレバー構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08104242A true JPH08104242A (ja) 1996-04-23

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ID=17363782

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26157294A Pending JPH08104242A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 ステアリングコラムのチルトレバー構造

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JP (1) JPH08104242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100681051B1 (ko) * 2005-12-08 2007-02-08 현대자동차주식회사 차량의 스티어링 칼럼 장착장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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