JPH08104147A - クローラトラクタの防振構造 - Google Patents
クローラトラクタの防振構造Info
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- JPH08104147A JPH08104147A JP23898994A JP23898994A JPH08104147A JP H08104147 A JPH08104147 A JP H08104147A JP 23898994 A JP23898994 A JP 23898994A JP 23898994 A JP23898994 A JP 23898994A JP H08104147 A JPH08104147 A JP H08104147A
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Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 HST変速装置を用いてクローラ走行装置を
走行させるクローラトラクタにおいて、エンジンEとミ
ッションケースと油圧ポンプPを一体的に防振する。 【構成】 PTO変速用のトランスミッションをフロン
トミッションケースFとリアミッションケースRに分割
し、両者をユニバーサルジョイントと伝動軸で連結する
と共に、エンジンEの後部にクラッチケースCLを介し
てフロントミッションケースF、及び二連の油圧ポンプ
Pと作業機用ポンプP’を直列に一体的に構成して、前
後左右4箇所に配置した防振ユニットCを介してシャー
シフレームにマウントしたものである。また、前記シャ
ーシフレームを構成するメインフレーム2の両内側で防
振ユニットCを介してエンジンE両側を支持し、該メイ
ンフレーム2の後端で左右のトラックフレーム3を連結
する前クロスメンバー4の両側で配置した防振ユニット
Cを介してフロントミッションケースFを支持した。
走行させるクローラトラクタにおいて、エンジンEとミ
ッションケースと油圧ポンプPを一体的に防振する。 【構成】 PTO変速用のトランスミッションをフロン
トミッションケースFとリアミッションケースRに分割
し、両者をユニバーサルジョイントと伝動軸で連結する
と共に、エンジンEの後部にクラッチケースCLを介し
てフロントミッションケースF、及び二連の油圧ポンプ
Pと作業機用ポンプP’を直列に一体的に構成して、前
後左右4箇所に配置した防振ユニットCを介してシャー
シフレームにマウントしたものである。また、前記シャ
ーシフレームを構成するメインフレーム2の両内側で防
振ユニットCを介してエンジンE両側を支持し、該メイ
ンフレーム2の後端で左右のトラックフレーム3を連結
する前クロスメンバー4の両側で配置した防振ユニット
Cを介してフロントミッションケースFを支持した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクローラトラクタにおい
て、エンジンやミッションケース等をフレームに防振支
持する構造に関する。
て、エンジンやミッションケース等をフレームに防振支
持する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、農用トラクタにおいて、エンジン
やミッションケースからは振動が発生し、この振動が直
接オペレーターに伝わると、運転操作等がやり難いばか
りでなく人体に悪影響を与えてしまうので、エンジンや
エンジン後部に付設したクラッチケース等は防振ゴム等
を介してシャーシフレームに防振支持している。そし
て、エンジン等は重量バランスを考慮して、通常左右対
称に防振支持部を配置しており、また、エンジンとミッ
ションケース等とは別々の防振構造としていた。
やミッションケースからは振動が発生し、この振動が直
接オペレーターに伝わると、運転操作等がやり難いばか
りでなく人体に悪影響を与えてしまうので、エンジンや
エンジン後部に付設したクラッチケース等は防振ゴム等
を介してシャーシフレームに防振支持している。そし
て、エンジン等は重量バランスを考慮して、通常左右対
称に防振支持部を配置しており、また、エンジンとミッ
ションケース等とは別々の防振構造としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトラク
タではエンジンの近傍に油圧ポンプを配置し、後方にミ
ッションケースを配置し、別々に防振措置を講じていた
ので、防振手段が分散されて、位置毎に異なる防振手段
となりコスト高となり、また、ミッションケースや油圧
ポンプ等の動力伝達系統が左右対称に配置しようとする
と、上下方向に高くなり、最低地上高さの低い構成とな
っていた。
タではエンジンの近傍に油圧ポンプを配置し、後方にミ
ッションケースを配置し、別々に防振措置を講じていた
ので、防振手段が分散されて、位置毎に異なる防振手段
となりコスト高となり、また、ミッションケースや油圧
ポンプ等の動力伝達系統が左右対称に配置しようとする
と、上下方向に高くなり、最低地上高さの低い構成とな
っていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点を解消するために、エンジンの動力で可変容量形油圧
ポンプを駆動し、該油圧ポンプと油圧モーターの間を閉
回路で接続したHST変速装置を用いてクローラ走行装
置を変速駆動するクローラトラクタにおいて、PTO変
速用のトランスミッションをフロントミッションケース
とリアミッションケースに分割し、両者をユニバーサル
ジョイントと伝動軸で連動連結すると共に、エンジンの
後部にクラッチケースを介してフロントミッションケー
ス、及び二連の可変容量形油圧ポンプと作業機用ポンプ
を直列に一体的に構成して、前後左右4箇所に配置した
防振ユニットを介してシャーシフレームにマウントした
ものである。また、前記シャーシフレームを構成するメ
インフレームの両内側で防振ユニットを介してエンジン
両側を支持し、該メインフレームの後端で左右のトラッ
クフレームを連結する前クロスメンバーの両側で配置し
た防振ユニットを介してフロントミッションケースを支
持したものである。
点を解消するために、エンジンの動力で可変容量形油圧
ポンプを駆動し、該油圧ポンプと油圧モーターの間を閉
回路で接続したHST変速装置を用いてクローラ走行装
置を変速駆動するクローラトラクタにおいて、PTO変
速用のトランスミッションをフロントミッションケース
とリアミッションケースに分割し、両者をユニバーサル
ジョイントと伝動軸で連動連結すると共に、エンジンの
後部にクラッチケースを介してフロントミッションケー
ス、及び二連の可変容量形油圧ポンプと作業機用ポンプ
を直列に一体的に構成して、前後左右4箇所に配置した
防振ユニットを介してシャーシフレームにマウントした
ものである。また、前記シャーシフレームを構成するメ
インフレームの両内側で防振ユニットを介してエンジン
両側を支持し、該メインフレームの後端で左右のトラッ
クフレームを連結する前クロスメンバーの両側で配置し
た防振ユニットを介してフロントミッションケースを支
持したものである。
【0005】
【作用】以上のように構成することで、エンジン及び、
フロントトランスミッション、油圧ポンプPを一体的に
構成して四点で支持したことにより、エンジンEやミッ
ションケースで発生する振動をシャーシフレームに伝え
ることを防止し、また、エンジンの両側とフロントミッ
ションケース両側で支持して、前後左右バランス良く支
持し、剛性も向上させることができる。
フロントトランスミッション、油圧ポンプPを一体的に
構成して四点で支持したことにより、エンジンEやミッ
ションケースで発生する振動をシャーシフレームに伝え
ることを防止し、また、エンジンの両側とフロントミッ
ションケース両側で支持して、前後左右バランス良く支
持し、剛性も向上させることができる。
【0006】
【実施例】本発明が解決しようとする課題及び解決する
ための手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示し
た実施例の構成を説明する。図1はトラクタの全体側面
図、図2は同じく全体平面図、図3は動力伝達系統及び
本発明の防振ユニットを用いた固定位置を示す平面図、
図4は動力伝達系統を固定するフレーム構造を示す平面
図、図5は本発明の防振ユニットを用い固定したフロン
トミッションケースの平面断面図、図6は同じく防振ユ
ニットを用いてフロントミッションケースの固定部の側
面図、図7は同じく後面図、図8は同じく防振ユニット
を用いてエンジンを固定する部分の後面図一部断面図、
図9はリアミッションケース平面断面図である。
ための手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示し
た実施例の構成を説明する。図1はトラクタの全体側面
図、図2は同じく全体平面図、図3は動力伝達系統及び
本発明の防振ユニットを用いた固定位置を示す平面図、
図4は動力伝達系統を固定するフレーム構造を示す平面
図、図5は本発明の防振ユニットを用い固定したフロン
トミッションケースの平面断面図、図6は同じく防振ユ
ニットを用いてフロントミッションケースの固定部の側
面図、図7は同じく後面図、図8は同じく防振ユニット
を用いてエンジンを固定する部分の後面図一部断面図、
図9はリアミッションケース平面断面図である。
【0007】クローラトラクタAは、図1、図2、図3
に示すように、走行手段として、クローラ式走行装置1
・1を使用しており、ボンネット31内に配置したエン
ジンEの後部にPTO変速用のフロントミッションケー
スを介してHST変速装置用の二連の可変容量形油圧ポ
ンプPを配置し、油圧配管を介して油圧モータに圧油を
送油して該クローラ式走行装置1・1の駆動輪1a・1
aを駆動させている。また、前記油圧ポンプPの後部に
作業機用の油圧ポンプP’を配設している。機体前後中
央部には、運転部32が配設され、該運転部32はキャ
ビン構成として、両側に扉33・33を配設し、運転部
32内には、ボンネット31後部にハンドル34が突設
され、その後方には、座席35が載置されている。
に示すように、走行手段として、クローラ式走行装置1
・1を使用しており、ボンネット31内に配置したエン
ジンEの後部にPTO変速用のフロントミッションケー
スを介してHST変速装置用の二連の可変容量形油圧ポ
ンプPを配置し、油圧配管を介して油圧モータに圧油を
送油して該クローラ式走行装置1・1の駆動輪1a・1
aを駆動させている。また、前記油圧ポンプPの後部に
作業機用の油圧ポンプP’を配設している。機体前後中
央部には、運転部32が配設され、該運転部32はキャ
ビン構成として、両側に扉33・33を配設し、運転部
32内には、ボンネット31後部にハンドル34が突設
され、その後方には、座席35が載置されている。
【0008】そして、前記クローラ式走行装置1は、ト
ラックフレーム3の前端にモータフレーム3bを延設
し、該モータフレーム3bにHST変速装置用の油圧モ
ーター7を固設して、該油圧モーター7に減速装置8を
介してその出力軸に駆動輪1aを軸支し、トラックフレ
ーム3の後端にテンション機構を介して従動輪1eを軸
支し、トラックフレーム3の下中途部には揺動軸1c・
1cを支点として転輪1b・1b・・・を揺動可能に設
けてイコライザを構成し、凹凸を容易に乗り越えられる
ようにし、その上方には張りローラ1fを回転自在に設
けて、前記駆動輪1a、従動輪1e、転輪1b・1b・
・・、張りローラ1fの周囲に軌道帯1dを巻回してい
る。
ラックフレーム3の前端にモータフレーム3bを延設
し、該モータフレーム3bにHST変速装置用の油圧モ
ーター7を固設して、該油圧モーター7に減速装置8を
介してその出力軸に駆動輪1aを軸支し、トラックフレ
ーム3の後端にテンション機構を介して従動輪1eを軸
支し、トラックフレーム3の下中途部には揺動軸1c・
1cを支点として転輪1b・1b・・・を揺動可能に設
けてイコライザを構成し、凹凸を容易に乗り越えられる
ようにし、その上方には張りローラ1fを回転自在に設
けて、前記駆動輪1a、従動輪1e、転輪1b・1b・
・・、張りローラ1fの周囲に軌道帯1dを巻回してい
る。
【0009】そして、図3、図5において、前記エンジ
ンEの出力軸10はトラクタAの中心線上に位置し、ク
ラッチケースCL内に挿入されて、メインクラッチを介
してPTO変速用のフロントミッションケースFに動力
を伝える。該フロントミッションケースFの後面にはH
ST変速装置の油圧ポンプP・Pが配設されてそれぞれ
左右の油圧モーター7・7との間で閉回路を構成して、
つまり左右一対のHST式変速装置を形成して左右独立
して油圧モーターを駆動できるようにしている。該後側
の油圧ポンプPの後面には前記作業機用の油圧ポンプ
P’を配置して、油圧ポンプPの作動油はフロントミッ
ションケースFの潤滑油を、油圧ポンプP’の作動油は
座席35下部のタンクより供給している。このように、
エンジンE、フロントミッションケースF、油圧ポンプ
P・P、油圧ポンプP’を前後方向に直列に配置して、
該フロントミッションケースFの入力軸11後端の延長
上にポンプ軸12を連結して、油圧ポンプP・Pと油圧
ポンプP’が同時に駆動できるようにしている。
ンEの出力軸10はトラクタAの中心線上に位置し、ク
ラッチケースCL内に挿入されて、メインクラッチを介
してPTO変速用のフロントミッションケースFに動力
を伝える。該フロントミッションケースFの後面にはH
ST変速装置の油圧ポンプP・Pが配設されてそれぞれ
左右の油圧モーター7・7との間で閉回路を構成して、
つまり左右一対のHST式変速装置を形成して左右独立
して油圧モーターを駆動できるようにしている。該後側
の油圧ポンプPの後面には前記作業機用の油圧ポンプ
P’を配置して、油圧ポンプPの作動油はフロントミッ
ションケースFの潤滑油を、油圧ポンプP’の作動油は
座席35下部のタンクより供給している。このように、
エンジンE、フロントミッションケースF、油圧ポンプ
P・P、油圧ポンプP’を前後方向に直列に配置して、
該フロントミッションケースFの入力軸11後端の延長
上にポンプ軸12を連結して、油圧ポンプP・Pと油圧
ポンプP’が同時に駆動できるようにしている。
【0010】また、前記フロントミッションケースFは
図5に示すように、前後方向に入力軸11と中間軸13
とPTO伝動軸14を左右並列に軸支して、中間軸13
は前後にチャージポンプ軸13aとクラッチ軸13bに
分割して互いに同一軸心で回転自在に軸支し、連結部上
にPTOクラッチ40を配置している。前記入力軸11
の中途部上には歯車41を固設し、チャージポンプ軸1
3a上の歯車42と噛合し、チャージポンプ軸13a前
端上に配置したチャージポンプCPを駆動している。そ
して、前記クラッチ軸13b上には歯車43・44が固
設されて、PTO伝動軸14上に遊嵌した歯車45・4
6と噛合し、該歯車45・46はPTO伝動軸14上に
スプライン嵌合した摺動歯車47と噛合可能であり、P
TOクラッチ40を介してクラッチ軸13bに伝達され
た動力は歯車43又は44より、歯車45または歯車4
6、摺動歯車47を介してPTO伝動軸14が駆動され
る。
図5に示すように、前後方向に入力軸11と中間軸13
とPTO伝動軸14を左右並列に軸支して、中間軸13
は前後にチャージポンプ軸13aとクラッチ軸13bに
分割して互いに同一軸心で回転自在に軸支し、連結部上
にPTOクラッチ40を配置している。前記入力軸11
の中途部上には歯車41を固設し、チャージポンプ軸1
3a上の歯車42と噛合し、チャージポンプ軸13a前
端上に配置したチャージポンプCPを駆動している。そ
して、前記クラッチ軸13b上には歯車43・44が固
設されて、PTO伝動軸14上に遊嵌した歯車45・4
6と噛合し、該歯車45・46はPTO伝動軸14上に
スプライン嵌合した摺動歯車47と噛合可能であり、P
TOクラッチ40を介してクラッチ軸13bに伝達され
た動力は歯車43又は44より、歯車45または歯車4
6、摺動歯車47を介してPTO伝動軸14が駆動され
る。
【0011】このPTO伝動軸14の後端にはユニバー
サルジョイント17、伝動軸15を介してリアミッショ
ンケースRに動力を伝え、該リアミッションケースRよ
り後方へ突出したPTO軸18に動力を伝えている。該
ユニバーサルジョイント17と伝動軸15は油圧ポンプ
P・Pを避けて、略平行に前後方向に配すことができ、
ジョイント折れ角が小さくなりジョイント音も低減され
る。
サルジョイント17、伝動軸15を介してリアミッショ
ンケースRに動力を伝え、該リアミッションケースRよ
り後方へ突出したPTO軸18に動力を伝えている。該
ユニバーサルジョイント17と伝動軸15は油圧ポンプ
P・Pを避けて、略平行に前後方向に配すことができ、
ジョイント折れ角が小さくなりジョイント音も低減され
る。
【0012】また、前記PTO変速用のリアミッション
ケースRは図9に示すように、入力軸50がリアミッシ
ョンケースRより前方に突出されて、ユニバーサルジョ
イントを介して前記伝動軸15と連結され、該リアミッ
ションケースR内の入力軸50上にはベアリングを介し
て遊嵌された歯車51・52と、摺動自在にスプライン
嵌合して歯車51・52と噛合可能な摺動歯車53が外
嵌され、該歯車51・52にはPTO軸上の歯車54・
55と噛合されて、PTO軸18は前記摺動歯車47と
摺動歯車53を摺動させて、四段階の変速を可能として
いる。
ケースRは図9に示すように、入力軸50がリアミッシ
ョンケースRより前方に突出されて、ユニバーサルジョ
イントを介して前記伝動軸15と連結され、該リアミッ
ションケースR内の入力軸50上にはベアリングを介し
て遊嵌された歯車51・52と、摺動自在にスプライン
嵌合して歯車51・52と噛合可能な摺動歯車53が外
嵌され、該歯車51・52にはPTO軸上の歯車54・
55と噛合されて、PTO軸18は前記摺動歯車47と
摺動歯車53を摺動させて、四段階の変速を可能として
いる。
【0013】このようにフロントミッションケースFと
リアミッションケースRとに、前後で二分割したこと
で、該フロントミッションケースFを左右方向の幅を短
くでき、且つ、駆動系の全体のバランスが良好に保たれ
る。また、該リアミッションケースRは用途に合わせて
多変速用や逆転用等のミッションケースに取り替えるこ
とができ、選択幅を広げ、更に、前後のミッションケー
スF・Rは水平方向に並列に伝達軸を配置したので、偏
平形状の高さの低い形状となり、車高を高くすることが
できる。
リアミッションケースRとに、前後で二分割したこと
で、該フロントミッションケースFを左右方向の幅を短
くでき、且つ、駆動系の全体のバランスが良好に保たれ
る。また、該リアミッションケースRは用途に合わせて
多変速用や逆転用等のミッションケースに取り替えるこ
とができ、選択幅を広げ、更に、前後のミッションケー
スF・Rは水平方向に並列に伝達軸を配置したので、偏
平形状の高さの低い形状となり、車高を高くすることが
できる。
【0014】そして、前記油圧ポンプP、作業機用ポン
プP’から送油する油圧配管は図3に示すように、油圧
ポンプPはフロントミッションケースFの後部に同容量
のポンプが二組配され、該油圧ポンプP・Pから油圧配
管37・37によって左右の油圧モーター7・7と接続
され、図示しない、油圧ポンプPのトラニオン軸を回動
することで、吐出量及び吐出方向を変更して、変速して
走行できるようにし、HST式変速装置を構成してい
る。また、油圧ポンプPの後部に配した作業機用ポンプ
P’は図示しない切換バルブ、油圧配管38を介して、
作業機装着装置の昇降シリンダーと連結している。
プP’から送油する油圧配管は図3に示すように、油圧
ポンプPはフロントミッションケースFの後部に同容量
のポンプが二組配され、該油圧ポンプP・Pから油圧配
管37・37によって左右の油圧モーター7・7と接続
され、図示しない、油圧ポンプPのトラニオン軸を回動
することで、吐出量及び吐出方向を変更して、変速して
走行できるようにし、HST式変速装置を構成してい
る。また、油圧ポンプPの後部に配した作業機用ポンプ
P’は図示しない切換バルブ、油圧配管38を介して、
作業機装着装置の昇降シリンダーと連結している。
【0015】次に、前記エンジンEとフロントミッショ
ンケースFの防振支持構成を図3〜図8より説明する。
前記のようにエンジンEとクラッチケースCLとフロン
トミッションケースFと油圧ポンプP・P、作業機用ポ
ンプP’が一体的に構成されており、この一体構成した
ものをメインフレーム2に四箇所で、防振ユニットCを
介して固定する。該メインフレーム2・2は図4に示す
ように、前後方向に左右対称に配設され、該メインフレ
ーム2の中途部は、フロント連結補強板2a・2aを介
して、モーターフレーム3a・3aを連結している。該
モーターフレーム3a・3aはトラックフレーム3・3
の前部を構成しており、該モーターフレーム3a・3a
前端に油圧モーター7・7を固設して、駆動輪1aを駆
動するようにしている。また、前記メインフレーム2の
後端部は、左右のトラックフレーム3・3の中途部を連
結する前クロスメンバー4と固設されている。この前ク
ロスメンバー4は機体の前後方向の中心から少し後方の
位置に配置される。該トラックフレーム3・3の後端部
は、後クロスメンバー4’を固設し、リヤ補強板3b・
3bに補強されて、以上の構成でシャーシフレームを構
成している。
ンケースFの防振支持構成を図3〜図8より説明する。
前記のようにエンジンEとクラッチケースCLとフロン
トミッションケースFと油圧ポンプP・P、作業機用ポ
ンプP’が一体的に構成されており、この一体構成した
ものをメインフレーム2に四箇所で、防振ユニットCを
介して固定する。該メインフレーム2・2は図4に示す
ように、前後方向に左右対称に配設され、該メインフレ
ーム2の中途部は、フロント連結補強板2a・2aを介
して、モーターフレーム3a・3aを連結している。該
モーターフレーム3a・3aはトラックフレーム3・3
の前部を構成しており、該モーターフレーム3a・3a
前端に油圧モーター7・7を固設して、駆動輪1aを駆
動するようにしている。また、前記メインフレーム2の
後端部は、左右のトラックフレーム3・3の中途部を連
結する前クロスメンバー4と固設されている。この前ク
ロスメンバー4は機体の前後方向の中心から少し後方の
位置に配置される。該トラックフレーム3・3の後端部
は、後クロスメンバー4’を固設し、リヤ補強板3b・
3bに補強されて、以上の構成でシャーシフレームを構
成している。
【0016】そして、メインフレーム2・2の前部の内
側に、正面視L字状に構成した載置ブラケット23・2
3を固設し、該載置ブラケット23・23の平面部の中
央に固定孔23a・23aを開口し、ボルトを挿入でき
るようにし、その側部には補強ステー23b・23bを
配置している。この載置ブラケット23・23上に図
3、図8に示す様にエンジンEの両側が防振ユニットC
を介して固定される。該エンジンEの固定部の側面には
接続板26aが固定されている。
側に、正面視L字状に構成した載置ブラケット23・2
3を固設し、該載置ブラケット23・23の平面部の中
央に固定孔23a・23aを開口し、ボルトを挿入でき
るようにし、その側部には補強ステー23b・23bを
配置している。この載置ブラケット23・23上に図
3、図8に示す様にエンジンEの両側が防振ユニットC
を介して固定される。該エンジンEの固定部の側面には
接続板26aが固定されている。
【0017】また、フロントミッションケースFの固定
は図4に示すように、一方は前記前クロスメンバー4の
中央メインフレーム2寄りの位置に固定孔4aを開口
し、その上面に取付プレート28が固定される。他方は
他側のメインフレーム2よりの前クロスメンバー4後面
にブラケット27が固設され、該ブラケット27の中央
に固定孔27aを開口し、両側に補強ステー27b・2
7bを固設している。この取付プレート28とブラケッ
ト27上に防振ユニットCを介して固定する。そして、
フロントミッションケースMの左側面に接続板26bが
ボルトを用いて取り付けられ、該フロントミッションケ
ースFの後面には接続板26cがボルトを用いて取り付
けられ、該接続板26b・26cに防振ユニットCの連
結部材25が固定される。なお、接続板26cにはPT
O伝動軸14を避けるために切欠が設けられている。
は図4に示すように、一方は前記前クロスメンバー4の
中央メインフレーム2寄りの位置に固定孔4aを開口
し、その上面に取付プレート28が固定される。他方は
他側のメインフレーム2よりの前クロスメンバー4後面
にブラケット27が固設され、該ブラケット27の中央
に固定孔27aを開口し、両側に補強ステー27b・2
7bを固設している。この取付プレート28とブラケッ
ト27上に防振ユニットCを介して固定する。そして、
フロントミッションケースMの左側面に接続板26bが
ボルトを用いて取り付けられ、該フロントミッションケ
ースFの後面には接続板26cがボルトを用いて取り付
けられ、該接続板26b・26cに防振ユニットCの連
結部材25が固定される。なお、接続板26cにはPT
O伝動軸14を避けるために切欠が設けられている。
【0018】前記防振ユニットCの構成は図6、図7、
図8に示すように、前記連結部材25を接続板26a・
26b・26c側面で溶接固定して、連結部材25を側
方へ突出し、該連結部材25の上下両側に略円筒状の弾
性力を有す防振ゴム22を配置し、その上下両側に挟持
プレート24を配置して、ボルト29を上方から該挟持
プレート24、防振ゴム22、連結部材25、防振ゴム
22、挟持プレート24を貫通して、載置ブラケット2
3、ブラケット27・28に固定するようにしている。
図8に示すように、前記連結部材25を接続板26a・
26b・26c側面で溶接固定して、連結部材25を側
方へ突出し、該連結部材25の上下両側に略円筒状の弾
性力を有す防振ゴム22を配置し、その上下両側に挟持
プレート24を配置して、ボルト29を上方から該挟持
プレート24、防振ゴム22、連結部材25、防振ゴム
22、挟持プレート24を貫通して、載置ブラケット2
3、ブラケット27・28に固定するようにしている。
【0019】また、フロントミッションケースの他の実
施例として、図10に示すように、入力軸11とポンプ
軸12を前後方向に左右平行で、ポンプ軸12をPTO
伝動軸14と反対側に横架して、該入力軸11とポンプ
軸12にそれぞれ変速するための歯車41・56・57
・58、摺動歯車59を配設して、二段階の変速を可能
として、低速から高速まで対応できて、HST変速装置
の油圧ポンプPを大容量としなくても、小型化が図れる
ように構成することもできる。そして、ポンプ軸12が
PTO伝動軸14と反対側に位置するので、前記ユニバ
ーサルジョイント17、伝動軸15と該HST変速装置
との間隔が広くなり高圧油圧配管のスペースが確保さ
れ、フロントミッションケースFは幅広くなるので横方
向の振れも抑えることができるようになる。なお、防振
支持構成は前記と同様である。
施例として、図10に示すように、入力軸11とポンプ
軸12を前後方向に左右平行で、ポンプ軸12をPTO
伝動軸14と反対側に横架して、該入力軸11とポンプ
軸12にそれぞれ変速するための歯車41・56・57
・58、摺動歯車59を配設して、二段階の変速を可能
として、低速から高速まで対応できて、HST変速装置
の油圧ポンプPを大容量としなくても、小型化が図れる
ように構成することもできる。そして、ポンプ軸12が
PTO伝動軸14と反対側に位置するので、前記ユニバ
ーサルジョイント17、伝動軸15と該HST変速装置
との間隔が広くなり高圧油圧配管のスペースが確保さ
れ、フロントミッションケースFは幅広くなるので横方
向の振れも抑えることができるようになる。なお、防振
支持構成は前記と同様である。
【0020】また、HST変速装置の油圧ポンプPと、
作業機用ポンプP’とミッションケースとPTO駆動系
統とを別構成とした実施例を図11で説明する。エンジ
ンEの出力軸10からメインクラッチ機構を介して入力
軸11に伝えて、油圧ポンプP・P、チャージポンプC
Pを駆動し、入力軸11を後方へ延設して、その後端に
ユニバーサルジョイント17、伝動軸15を介して、ミ
ッションケース60に伝えて、該ミッションケースの上
方に作業機用ポンプP’を配置して、該ミッションケー
スの増速軸より作業機用ポンプP’を駆動し、変速機構
を介してPTO軸を駆動するように構成している。
作業機用ポンプP’とミッションケースとPTO駆動系
統とを別構成とした実施例を図11で説明する。エンジ
ンEの出力軸10からメインクラッチ機構を介して入力
軸11に伝えて、油圧ポンプP・P、チャージポンプC
Pを駆動し、入力軸11を後方へ延設して、その後端に
ユニバーサルジョイント17、伝動軸15を介して、ミ
ッションケース60に伝えて、該ミッションケースの上
方に作業機用ポンプP’を配置して、該ミッションケー
スの増速軸より作業機用ポンプP’を駆動し、変速機構
を介してPTO軸を駆動するように構成している。
【0021】このように構成することで、作業機用ポン
プP’はトラクタAの後部に位置して上方に突出した部
分は運転部の座席35で覆われて、該座席35の前方の
ステップ下方は伝動軸15が位置して、フロントミッシ
ョンケースが不要で、足元スペースの確保が容易に行え
る構造となる。更に、後方に作業機用ポンプを配したた
め昇降用のシリンダーや油圧作業機への配管経路が短く
できパイピングが容易である。
プP’はトラクタAの後部に位置して上方に突出した部
分は運転部の座席35で覆われて、該座席35の前方の
ステップ下方は伝動軸15が位置して、フロントミッシ
ョンケースが不要で、足元スペースの確保が容易に行え
る構造となる。更に、後方に作業機用ポンプを配したた
め昇降用のシリンダーや油圧作業機への配管経路が短く
できパイピングが容易である。
【0022】
【発明の効果】以上のように構成したので、本発明は次
のような効果を奏するものである。即ち、エンジン及び
フロントミッションケース、HST変速装置用の油圧ポ
ンプ、作業機用ポンプと前後方向に長く一体的に構成し
て、防振ユニットを用い四点で支持固定することで、振
動発生源を一体的に集約することができて、この一体的
構成物を四箇所の少ない防振ユニットで防振構造をえる
ことができる。そして、防振ユニットの設置位置はフレ
ーム構造の強度が高いメインフレーム及びクロスメンバ
ーに固定する配置となり安定した構造となる。そして、
前後方向に直列に一体的に構成したので、低重心の構造
となり、シャーシフレームの内側に該動力伝達系統を固
定できて、該動力伝達系統により発生する振動をシャー
シフレームで囲み、振動の広がりを小さくできる。
のような効果を奏するものである。即ち、エンジン及び
フロントミッションケース、HST変速装置用の油圧ポ
ンプ、作業機用ポンプと前後方向に長く一体的に構成し
て、防振ユニットを用い四点で支持固定することで、振
動発生源を一体的に集約することができて、この一体的
構成物を四箇所の少ない防振ユニットで防振構造をえる
ことができる。そして、防振ユニットの設置位置はフレ
ーム構造の強度が高いメインフレーム及びクロスメンバ
ーに固定する配置となり安定した構造となる。そして、
前後方向に直列に一体的に構成したので、低重心の構造
となり、シャーシフレームの内側に該動力伝達系統を固
定できて、該動力伝達系統により発生する振動をシャー
シフレームで囲み、振動の広がりを小さくできる。
【図1】トラクタの全体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】動力伝達系統及び本発明の防振ユニットを用い
た固定位置を示す平面図である。
た固定位置を示す平面図である。
【図4】動力伝達系統を固定するフレーム構造を示す平
面図である。
面図である。
【図5】本発明の防振ユニットを用い固定したフロント
ミッションケース部の平面断面図である。
ミッションケース部の平面断面図である。
【図6】同じく側面図である。
【図7】同じく防振ユニットを用いてフロントミッショ
ンケースを固定する後面図である。
ンケースを固定する後面図である。
【図8】同じく防振ユニットを用いてエンジンを固定す
る部分の後面図一部断面図である。
る部分の後面図一部断面図である。
【図9】リアミッションケースの平面断面図である。
【図10】フロントミッションケースの他の実施例を示
すスケルトン図である。
すスケルトン図である。
【図11】他の伝動機構を示すトラクタ側面図である。
A クローラトラクタ F フロントミッションケース R リアミッションケース P HST変速装置用油圧ポンプ P’ 作業用油圧ポンプ C 防振ユニット 1 クローラ走行装置 2 メインフレーム 4 前クロスメンバー 18 PTO軸 22 防振ゴム
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンの動力で可変容量形油圧ポンプ
を駆動し、該油圧ポンプと油圧モーターの間を閉回路で
接続したHST変速装置を用いてクローラ走行装置を変
速駆動するクローラトラクタにおいて、PTO変速用の
トランスミッションをフロントミッションケースとリア
ミッションケースに分割し、両者をユニバーサルジョイ
ントと伝動軸で連動連結すると共に、エンジンの後部に
クラッチケースを介してフロントミッションケース、及
び二連の可変容量形油圧ポンプと作業機用ポンプを直列
に一体的に構成して、前後左右4箇所に配置した防振ユ
ニットを介してシャーシフレームにマウントしたことを
特徴とするクローラトラクタの防振構造。 - 【請求項2】 請求項1記載のシャーシフレームを構成
するメインフレームの両内側で防振ユニットを介してエ
ンジン両側を支持し、該メインフレームの後端で左右の
トラックフレームを連結する前クロスメンバーの両側で
配置した防振ユニットを介してフロントミッションケー
スを支持したことを特徴とするクローラトラクタの防振
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23898994A JP3642808B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | クローラトラクタの防振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23898994A JP3642808B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | クローラトラクタの防振構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08104147A true JPH08104147A (ja) | 1996-04-23 |
JP3642808B2 JP3642808B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=17038272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23898994A Expired - Fee Related JP3642808B2 (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | クローラトラクタの防振構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3642808B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003118404A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 作業車輌のトランスミッション |
WO2004085193A1 (de) * | 2003-03-28 | 2004-10-07 | Zf Friedrichshafen Ag | Antriebsstrang zum antrieb eines mobil-fahrzeugs |
US7237643B2 (en) | 2002-04-03 | 2007-07-03 | Ryota Ohashi | Pump unit and working vehicle |
JP2007223602A (ja) * | 2002-01-18 | 2007-09-06 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 作業車輌 |
JP2007230554A (ja) * | 2002-01-18 | 2007-09-13 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 作業車輌 |
US7374010B2 (en) | 2001-10-12 | 2008-05-20 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd | Transmission for a working vehicle and vehicle |
JP2011093519A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-05-12 | Honda Motor Co Ltd | 液圧ハイブリッド車両 |
EP2891568A1 (en) * | 2013-12-20 | 2015-07-08 | AGCO International GmbH | Tractor frame |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP23898994A patent/JP3642808B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003118404A (ja) * | 2001-10-12 | 2003-04-23 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 作業車輌のトランスミッション |
US7374010B2 (en) | 2001-10-12 | 2008-05-20 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd | Transmission for a working vehicle and vehicle |
JP2007223602A (ja) * | 2002-01-18 | 2007-09-06 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 作業車輌 |
JP2007230554A (ja) * | 2002-01-18 | 2007-09-13 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | 作業車輌 |
US7237643B2 (en) | 2002-04-03 | 2007-07-03 | Ryota Ohashi | Pump unit and working vehicle |
US8056670B2 (en) | 2002-04-03 | 2011-11-15 | Kanzaki Kokyukoki Mfg. Co., Ltd. | Pump unit and working vehicle |
WO2004085193A1 (de) * | 2003-03-28 | 2004-10-07 | Zf Friedrichshafen Ag | Antriebsstrang zum antrieb eines mobil-fahrzeugs |
JP2011093519A (ja) * | 2009-10-01 | 2011-05-12 | Honda Motor Co Ltd | 液圧ハイブリッド車両 |
US8820354B2 (en) | 2009-10-01 | 2014-09-02 | Honda Motor Co., Ltd. | Liquid flow rate control valve |
US8931514B2 (en) | 2009-10-01 | 2015-01-13 | Honda Motor Co., Ltd. | Liquid flow rate control valve |
US9150091B2 (en) | 2009-10-01 | 2015-10-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Liquid pressure circuit |
EP2891568A1 (en) * | 2013-12-20 | 2015-07-08 | AGCO International GmbH | Tractor frame |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3642808B2 (ja) | 2005-04-27 |
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