JPH08103776A - 紫外線および過酸化水素を用いる写真流出液の処理方法 - Google Patents

紫外線および過酸化水素を用いる写真流出液の処理方法

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JPH08103776A
JPH08103776A JP20085495A JP20085495A JPH08103776A JP H08103776 A JPH08103776 A JP H08103776A JP 20085495 A JP20085495 A JP 20085495A JP 20085495 A JP20085495 A JP 20085495A JP H08103776 A JPH08103776 A JP H08103776A
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cod
effluent
hydrogen peroxide
liter
photographic
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Philippe Strauel
ストロエル フィリップ
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    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/30Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation
    • C02F1/32Treatment of water, waste water, or sewage by irradiation with ultraviolet light
    • C02F1/325Irradiation devices or lamp constructions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • C02F1/722Oxidation by peroxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2201/00Apparatus for treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2201/32Details relating to UV-irradiation devices
    • C02F2201/322Lamp arrangement
    • C02F2201/3223Single elongated lamp located on the central axis of a turbular reactor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下水に廃棄する前に分解することが望ましい
有機化合物を含有する液体流出物の処理方法に関する。 【解決手段】 化学的酸素要求量が5gO2 /リットル
〜140gO2 /リットルの写真流出液中の有機化合物
を、過酸化水素の存在下で紫外線を照射することにより
除去する方法であって、前記方法が、単一工程を含んで
なり、前記の紫外線が低圧単色光源から得られるもので
あることを特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水に廃棄する前
に分解することが望ましい有機化合物を含有する液体流
出物の処理方法に関し、さらに詳細には、本発明は、紫
外域で発光する低圧ランプによる写真流出液の処理に関
する。写真流出液とは、写真フィルムおよび写真印画紙
の処理から生じる任意の水溶液を意味することを意図し
ている。写真流出液は、多くの有機化合物を含有し、高
い化学的酸素要求量(COD)を有し、その値は5〜1
40gO2 /リットルである。環境保護のために、これ
らの有機化合物を分解してCODを低減した後に、これ
らの流出液を下水に廃棄できるようにする必要である。
【0002】工業排水から生じる液体流出液の処理に関
しては、多くの研究がなされている。特に、汚水から少
量の酸化可能物質を除去するために、UVおよびH2O2
作用を組み合わせて用いることが知られている。
【0003】
【従来の技術】米国特許第4,012,321号は、艦
艇上の固体有機物質を含有する排水の処理に関する。前
記特許では、水を、圧縮空気を用いる酸化と固体の除去
による第1処理に付し、次にCODを測定し、CODの
少なくとも2.1倍の比率でH2O2を圧力下で添加し、溶
液を攪拌し、次いで混合物を照射室に送り、そこで26
0nm未満の波長のUV光に露光する。処理すべき水
は、すべての実施例において、5gO2 /リットル未満
のCODを有し、主に酢酸およびアセテートを含有す
る。この方法は、100分以内にCODを4gO2 /リ
ットルから1gO2 /リットルまで低減することができ
る。
【0004】ドイツ特許第3 843 679号は、工
業排水の処理方法を開示しており、この方法では、適量
の、しかし具体的には示されていない量の過酸化水素、
および多色紫外線を用いる。この特許は、処理すべき浴
の初期CODについても、CODの低下量についてもな
んらの情報も与えていない。フランス特許第2 303
766号は、低圧UVランプを用いるpH6〜8での
フェノール類の分解、および高圧UVランプを用いるp
H9.5でのシアニド類の分解について記載している。
除去すべき有機化合物の量は、ほぼ100ppmであ
り、この値は極めて低いCODに相当する。
【0005】H.M.CastrantasおよびR.
D.Gibiliscoによる論文、”Journal
of American Chemical Soc
iety”,1990年,第6章、77〜99頁は、1
00〜1000ppm濃度の汚染物、例えば、フェノー
ル性化合物を分解するための過酸化水素の既知使用法に
ついて要約している。この論文によれば、フェノール類
および置換フェノール類を分解するためには、UV/H2
O2の組み合わせは、UV単独、H2O2単独またはFent
on試薬(Fe+H2O2)の場合よりはるかに効果的であ
る。
【0006】ドイツ特許出願第3 501 528号
は、UVおよびH2O2を用いる有機化合物の分解について
記載している。この方法では、流出液中の重金属錯体を
分解することができる。この方法は、高CODの流出
液、特に、写真流出液に関するものではない。公開特許
公報52−035445号は、H2O2とUVの作用を組み
合わせることによる有機塩化物の分解について記載して
いる。この特許は、低COD(表においては3430p
pm)の高酸性流出液に関する。
【0007】公開特許公報52−0116865号は、
H2O2、金属塩および波長400〜180nmのUVの存
在下での、有機化合物を含む排水の処理について記載し
ている。この処理によれば、流出液の脱色が可能にな
る。第1表のCODは、300ppmを超えない。過酸
化水素および紫外線の組み合わせを用いるこれらの従来
方法のすべては、低CODの特定の流出液中の有機化合
物の分解にのみ適用される。
【0008】高CODの写真流出液の処理について多数
の研究があるが、その大多数は過酸化物、希過酸化水素
または活性炭素を用いている。例えば、国際特許/ヨー
ロッパ特許出願第9300470号を引用することがで
きるが、これは、アルカリ性媒体および中性媒体それぞ
れでの2つの酸化工程、並びにそれに続く吸収処理を含
む方法に関する。
【0009】ドイツ特許出願第3 921 436号
は、写真流出液の処理方法について記載しており、この
方法では、流出液を生物学的処理に、次に空気酸化、次
にオゾン酸化に付し、それに続いて、写真化学的に触媒
化されたOHラジカルの反応を引き起こす処理に付す。
この最後の反応においては、オゾン上へのUV作用によ
り、OHラジカルを発生させることができる。この多工
程法では、H2O2をUV光と組み合わせて用いてはいな
い。
【0010】ドイツ特許出願第3 921 436号
は、1工程で、オゾンおよび紫外線の作用を組み合わせ
て用いる多工程法の手段による、写真流出液の処理につ
いて記載しているが,CODの低減についてはなんら言
及していない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、できるかぎり少ないエネルギーを用いながら、
CODが高い写真流出液のCODを有意に低減すること
である。前記の方法は、写真流出液のCODを低減する
のに効果的であるようだが、その研究目的は、好ましく
は、単一工程で、しかもpHの再調整の結果としてのさ
らなる塩の生成を回避できる、より簡潔な方法を用いる
ことに向けられている。
【0012】ヨーロッパ特許出願第0,622,339
号は、写真流出液の処理に関する。これらの水性流出液
は、多くの有機化合物を含有し、高い化学的酸素要求量
(COD;5〜120gO2 /リットル)を有する。こ
の方法は、多色光源からの紫外線により、そしてCOD
の0.5〜3倍量の過酸化水素の存在下、10以下のp
Hで流出液を処理することからなる。
【0013】この極めて効果的な方法は、比較的大量の
エネルギーを消費するので、エネルギー的にさらに経済
的で、少量の写真流出液、例えば、ミニ−ラボまたはレ
ントゲン写真装置のような小さな処理設備からの流出液
の処理に適した方法を提供できれば望ましいであろう。
したがって、本発明の目的の一つは、簡潔で、経済的で
しかも効率的な方法であって、過酸化水素の作用を、低
圧ランプからの紫外線と組み合わせることにより、写真
流出液のCODを低減することである。
【0014】写真流出液は、カラー画像もしくは白黒画
像を得るための写真液からの水溶液、または写真フィル
ムおよび印画紙を処理するための溶液の一部を構成する
有機化合物を含む洗浄水を含んでなる。写真流出液は、
高いアルカリ性pHおよび極めて複雑な配合物を有する
特徴がある。例えば、現像液は、本質的に以下を水溶液
中に含む: 1)ハロゲン化銀を還元するために構成された有機還元
剤(または現像剤)、例えば、ハイドロキノン、ジェノ
ール、フェニドン、パラーアミノフェノール、ジアミノ
フェノール、グリシン、ピロガロール、パラフェニレン
ジアミン、アスコルビン酸およびそれらの誘導体(発色
現像主薬のリストは、ResearchDisclos
ure、1989年12月、Article 3081
19、第XX節に見いだすことができる); 2)高pHを保持するためのアルカリ性物質、例えば、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、メタホウ酸ナトリウ
ム、ボラックス、苛性ソーダ、苛性カリまたはリン酸
塩。
【0015】現像溶液は、また以下をも含有してもよ
い: 3)酸化保恒剤、通常、現像調節剤としても作用する無
水亜硫酸ナトリウム; 4)カブリ防止遅延剤、通常、臭化カリウムもしくはヨ
ウ化カリウム、または有機カブリ防止剤、例えば、p−
ニトロ−ベンゾイミダゾール硝酸塩、ベンゾトリアゾー
ルまたはジ−フェニルテトラゾール二硫化物; 5)ハロゲン化銀用溶媒、例えば、亜硫酸塩それ自身ま
たはスルホシアン化カリウム、次亜硫酸ナトリウム、ア
ンモニア溶液、チオアルコールまたはメルカプト酸; 6)水質調整剤、例えば、金属タイプの金属イオン封鎖
剤、例えば、ヘキサメタリン酸ナトリウムもしくはテト
ラリン酸ナトリウム、または有機タイプの金属イオン封
鎖剤、例えば、エチレンジアミン四酢酸の塩; 7)湿潤剤; 8)銀スラッジの生成を遅延させる、銀析出阻止用製
品、例えば、ジチオカルボン酸、ベンゾピラゾール誘導
体、有機ポリマーおよびポリアクリルアミド; 9)泡発生防止剤; 10)防腐剤; 11)有機溶媒、例えば、アルコールまたはグリコー
ル; 12)硬化剤、例えば、グルタルアルデヒド; 13)浸透剤、例えば、ベンジルアルコール。
【0016】したがって、写真流出液は、多量の有機化
合物を含む。写真流出液のCODは5〜140gO2
リットルの範囲で、全有機炭素含有量(gC/リットル
で表したTOC)は1〜50gC/リットルの範囲で変
動することが多い。本発明の課題は、したがって、高C
ODの写真流出液のCODを、できる限り少ないエネル
ギーを用いて、有意に低減することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題は、化学的酸素
要求量(COD)が5gO2 /リットル〜140gO 2
/リットルの写真流出液中の有機化合物を、過酸化水素
の存在下で紫外線を照射することにより除去する方法で
あって、前記方法が、単一工程を含んでなり、前記の紫
外線が低圧単色光源から得られることを特徴とする方法
により解決することができる。
【0018】本発明によれば、過酸化水素による酸素量
は、1リットル中のグラムで表した場合、処理すべき流
出液のCODの0.5〜3倍、好ましくは、CODの約
1〜2倍である。処理pHは、10.5以下、好ましく
は、6〜9である。温度は、40〜80℃、好ましく
は、45〜70℃である。本発明の処理によれば、効果
的かつ経済的に写真流出液中の有機化合物を分解するこ
とができ、スラッジまたは望ましくない化合物、例え
ば、シアニドまたは塩素化有機化合物の生成を回避する
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明方法においては、低圧単色
光源を用いるが、低圧水銀灯が好ましい。このタイプの
ランプでは、水銀圧力は10-3〜10mmHgであり、
発光放射線は実際に単色光であり、約254nmに強い
強度を有する。このようなランプにより供給されるエネ
ルギーは、過酸化水素を活性化してヒドロキシルラジカ
ルを形成する。これと比較して、従来技術の”高圧”水
銀灯は、103 〜105 mmHgの水銀圧力を有し、2
00〜600nmで発光する。
【0020】写真流出液は、高度に塩基性であってよ
く;例えば、現像液のpHはほぼ12である。適量のH2
O2を添加すると、pHは低下するが、不十分な場合もあ
る。過度に高いpHの場合は、H2O2の分解を引き起こす
ので十分に効果的ではなく、過度に低いpHの場合は、
溶液を中性化し、その後に下水に廃棄する必要があり、
必然的に望ましくない塩の生成を引き起こす。本発明方
法は、pHが10.5以下の溶液に適応可能であるが、
しかし、前述の理由により、pHが6〜9の溶液が好ま
しい。
【0021】本発明において、過酸化水素の使用量は、
過酸化水素による酸素量が、1リットル溶液中のグラム
で表した場合、CODの0.5〜3倍となるように定め
る。好ましくは、CODの1〜2倍に相当するH2O2量を
使用する。高温は、迅速酸化反応を助長するが、低圧ラ
ンプにより発光する放射線は、0〜50℃の範囲の温度
ではさらに強くなる。本発明方法を実施する温度は、4
0〜80℃、好ましくは、45〜70℃である。
【0022】写真溶液が遭遇する課題の一つは、それら
が、処理前に、例えば、375nmの波長で約14の高
い光学濃度を有することである。したがって、UV光の
溶液への十分な浸透を可能とし、そしてUV/H2O2の相
互反応を完全なものにすべく十分に攪拌する必要があ
る。本発明の実質的なパラメーターは、望ましいCOD
低下を得るために溶液に供給すべき光エネルギー量であ
る。ある流出液廃棄基準は、2g/リットル未満のCO
Dレベル,ある場合には0.5g/リットルというさら
に低いCODレベルを要求するので、95%、さらにそ
れ以上の低減が望ましいかもしれない。所定%だけCO
Dを低減するのに必要なエネルギー量は、この%値と相
関する。
【0023】”必要なエネルギー量”とは、UVランプ
により消費されるエネルギー量を意味することを意図し
ている。このエネルギーは、溶液1リットル当たりのワ
ット・時間で表した場合、P.h/リットルの積である
(ここで、Pは、製造者により与えられる、ワットで表
したUVランプの電気出力であり、hは時間で表した時
間であり、リットルは、リットルで表した溶液の容量で
ある)。
【0024】参考のため、CODの1〜2倍の過酸化水
素からの酸素量を用いて、pH6〜9で、初期CODが
14gO2 /リットルの流出液を処理した場合、90%
だけCODを低減するために、低圧UVランプにより消
費されるエネルギー量は、800〜1200Wh/リッ
トルであり、95%より多くCODを低減するために
は、このエネルギーは1800Wh/リットルである。
【0025】本発明は、以下の実施例を参考にすること
により、さらに良く理解されるであろう。
【0026】
【実施例】すべての実施例において、図1に図解した装
置を用いた。H2O2を添加し、必要に応じて硫酸によりそ
のpHを調整した流出液を、レセプタクル(5)に注入
した。溶液を、石英スリーブ(3)の外側の反応器
(1)に、ポンプ(2)により搬送する。反応器(1)
の容量は50mLであり、ダブルジャケット(6)手段
を用いて自動温度調節により制御されている。UVラン
プ(4)は、石英スリーブ(3)の中心にある。130
mLまでの容量の溶液を、溶液の再循環により処理す
る。例1 本例では、処理すべき液体流出液は、反転カラーフィル
ムのE6処理に用いた発色現像液である。この流出液
は、水溶液中に、以下の化合物を含む: DESQUEST 2006(登録)* 4.75 g/リットル H3 PO4 (85%) 9.08 g/リットル 無水Na2 SO3 6.75 g/リットル シトラジン酸 0.56 g/リットル KODAK CD3 (登録)**現像液 10.45 g/リットル KODAK Silver Halide Solvent HS-104R 0.86 g/リットル NaBr 0.55 g/リットル KI 0.04 g/リットル pH11.97を得るためのKOH *アミノトリス(メチルホスホン)酸の五ナトリウム塩 **4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−
(メタンスルホンアミド)エチルアニリン硫酸塩(3/
2H2 SO4 ,H2 O) 処理すべき流出液の特性は、以下の通りである: 初期pH 約12 450nmでの光学濃度 0.41 375nmでの光学濃度 13.73 初期COD 14g/リットル 初期TOC 5.8g/リットル 以下の第1表は、溶液に添加したH2O2の量(モル/リッ
トルおよびCODに対する倍数(xCOD)として表
す)、pH、温度、50mL容器中で処理される溶液の
容量(mL),例1〜4においては90%だけ、そして
例5〜6においては約96〜97%だけCODを低減す
るために、ランプにより消費されるエネルギー(Wh/
リットル)、例1と比較して必要とされるエネルギーの
%、並びに全有機炭素(mgC/リットルで表したCO
T)を示すものである。
【0027】前記の実験条件の下では、実際にすべての
過酸化水素が消費された。比較例1および5において
は、出力150Wで200〜600nmで発光するHE
RAEUS TQ150高圧水銀灯(第1表の高圧)を
用いた。本発明による実施例2〜4および6において
は、出力15Wで254nmで発光するHERAEUS
TNN15/32低圧水銀灯(第1表の低圧)を用い
た。
【0028】
【表1】
【0029】第1表の結果から、例1と例2〜4を比較
することにより、90%だけCODを低減するために必
要なエネルギーは、高圧ランプを用いた場合より、低圧
ランプを用いた場合は、40〜60%低いことが判る。
TOC測定は、所定CODについての溶液中の有機炭素
量は、2種類のランプで得られた値は匹敵することを示
している。
【0030】図2には,例1〜4においてエネルギー
(kWh/リットル)の相関としてのCOD/COD
init(CODの初期値)比が与えられているが、COD
を90%だけ(COD/CODinit=0.1)低減させ
るのに要するエネルギーが、例2〜4については、例1
と比較して約800Wh/リットル低いことを示してい
る。
【0031】例5および6においては、2種類のランプ
により0.5gO2 /リットル未満のCODを得ること
ができるが、しかしながら、さらに長期間にわたる処理
およびより高い量のエネルギーを必要とする。この場合
はまたは、低圧ランプについて必要とされるエネルギー
は、高圧ランプについて必要とされるものより少ない。
【0032】処理後、すべての溶液は無色であった。こ
れらの例は、処理時間および処理すべき量が拘束されて
いないすべての場合、低圧ランプを使用すると、より少
ないエネルギーを用いることが可能になり、従って処理
コストを低減することができることを示す。
【0033】
【発明の効果】本発明は、下水に廃棄する前に分解する
ことが望ましい有機化合物を含有する液体流出液の処理
方法に関し、特に本発明は、紫外域で発光する低圧ラン
プを用いる写真流出液の処理に関する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための装置を表す。
【図2】ランプのエネルギーに対するCODの減少量を
表すグラフである。
【符号の説明】
1…反応器 2…ポンプ 3…石英スリーブ 4…UVランプ 5…レセプタクル 6…ダブルジャケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化学的酸素要求量が5gO2 /リットル
    〜140gO2 /リットルの写真流出液中の有機化合物
    を、過酸化水素の存在下で紫外線を照射することにより
    除去する方法であって、前記方法が、単一工程を含んで
    なり、前記の紫外線が低圧単色光源から得られるもので
    あることを特徴とする方法。
JP20085495A 1994-08-08 1995-08-07 紫外線および過酸化水素を用いる写真流出液の処理方法 Pending JPH08103776A (ja)

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FR9409968A FR2723364B1 (fr) 1994-08-08 1994-08-08 Procede de traitement d'effluents photographiques par les ultraviolets et le peroxyde d'hydrogene

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