JPH08103705A - 自動塗装装置 - Google Patents

自動塗装装置

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JPH08103705A
JPH08103705A JP23792594A JP23792594A JPH08103705A JP H08103705 A JPH08103705 A JP H08103705A JP 23792594 A JP23792594 A JP 23792594A JP 23792594 A JP23792594 A JP 23792594A JP H08103705 A JPH08103705 A JP H08103705A
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JP
Japan
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slider
coating
swing arm
coating machine
arm
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JP23792594A
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Rin Shiyouji
麟 庄司
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Trinity Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装置本体を大型化・複雑化することなく高さ等
が種々異なるワークを円滑かつ確実に塗装できるように
する。 【構成】本装置は、装置本体10に上下移動可能に並設
された第1,第2のスライダ(20,30)と、第1,
第2のスライダ(20,30)を設定高さ範囲H1内で
当該第1のスライダ20の移動速度が第2のスライダ3
0の移動速度よりも大きくなるように移動駆動するスラ
イダ駆動手段50と、第1のスライダ20に回転支持さ
れかつ一端部61が第2のスライダ30に回動可能に連
結された揺動アーム60と、この揺動アーム60の他端
部に装着された塗装機80とを設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ブース等において
ワーク(自動車車体等)の塗装に用いられる自動塗装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車車体等のワークに所定塗
装を施す塗装ブースは、塗装室等が区画形成されたブー
ス本体(1)内をワーク(W)を搬送手段(搬送台車
等)を用いて搬送しつつ所定塗装を行う構成とされてい
る。
【0003】ブース本体(1)の横断面は、図6に示す
如く、塗装品質向上,作業安全確保等の関係から、その
上部から給気室2,塗装室3,排気処理室4と区画され
ている。塗装室3の両側には、自動塗装装置(5,5)
が配設されており、塗装室3に搬送されてきたワークW
に各塗装機7から塗料を吹きつけるものとされている。
自動塗装装置5の塗装機7は、ワークWにムラなく塗料
を吹きつけることができるように、装置本体6に上下動
可能に設けられていることが多い。なお、通常、塗装室
3には、ワークWの上部を塗装するための上部塗装装置
(トップマシン)が設けられている。
【0004】ここにおいて、上記した塗装室3内へは、
給気室2から排気処理室4へ向かうクリーンエアーのダ
ウンフロー(垂直気流)が形成されている。かかるダウ
ンフローによって、塗料室3内で発生した塗料ミストを
含んだ排ガスは、排気処理室4へ排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多様化の現
今では高さ寸法の種々異なるワークW(車高の高い自動
車車体等)を塗装する機会が増えている。そこで、高さ
寸法の如何にかかわらずワークを円滑かつ確実に塗装で
きるように、自動塗装装置5の装置本体6の高さ寸法H
を大きくして塗装機7の移動ストロークを大きくするこ
とがなされている。
【0006】しかし、自動塗装装置5は、塗装室3内に
設置する関係上、高さ寸法Hを大きくするのにも限度が
あり、ワークWが特に背高の場合には当該ワークWの上
部の塗装が不十分となる事態が生じることがある。
【0007】また、装置本体6の高さ寸法Hを大きくし
た場合、当該装置本体6によって上記ダウンフローが乱
され,塗装室3内の浮遊ミストを含んだ排ガスを排気処
理室4へ円滑に排出できず、色かぶり等の不都合が生じ
ることがある。
【0008】また、最近では、高さ寸法のみならず幅寸
法が種々異なるワークを塗装する機会も増えているとと
もに、ワーク形状も複雑化する傾向にあり、かかるワー
クを円滑かつ確実に塗装できる自動塗装装置の開発も要
請されている。
【0009】なお、自動塗装装置5を塗装ブース以外で
使用する場合にも、装置本体6を大型化・複雑化するこ
となく塗装機7の移動ストロークを大きくすることがで
きれば便宜である。また、高さ,幅寸法の種々異なるワ
ークや、複雑形状のワークを円滑塗装できれば便宜であ
る。
【0010】本発明の目的は、上記事情に鑑み、装置本
体を大型化・複雑化することなく、高さ寸法の異なる種
々のワークを円滑かつ確実に塗装することができる自動
塗装装置を提供することを第1の目的とし、加えて幅寸
法が種々異なるワークや複雑形状のワークをも円滑かつ
確実に塗装できる自動塗装装置を提供することを第2の
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動塗装
装置は、装置本体に上下動可能に並設された第1,第2
のスライダと、第1,第2のスライダを設定高さ範囲内
で当該第1のスライダか第2のスライダの移動速度が他
方の移動速度よりも大きくなるように移動駆動するスラ
イダ駆動手段と、第1のスライダに回転支持されかつ一
端部が第2のスライダに回動可能に連結された揺動アー
ムと、この揺動アームの他端部に装着された塗装機とを
設けたことを特徴とする。
【0012】請求項2に係る自動塗装装置は、加えて、
前記装置本体をその縦軸線を中心として回動可能な装置
本体回動手段と、前記揺動アームをその軸線を中心とし
て回動可能なアーム回動手段と、前記塗装機をその軸線
を中心として回動可能な塗装機回動手段と、を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成による請求項1の発明では、スライダ
駆動手段によって第1,第2のスライダを設定高さ範囲
内で上方へ移動させると、第1のスライダが第2のスラ
イダよりも移動速度が大きい。そのため、揺動アーム
は、第1のスライダと同一速度で上方へ移動するととも
に,その一端部が連結された第2のスライダの移動遅れ
によって傾斜動する。その結果、揺動アームは、第1の
スライダが設定高さ範囲の上限に到達した場合に、当該
揺動アームの他端部に装着された塗装機を装置本体より
も高い位置まで移動させることができる。
【0014】したがって、装置本体の高さ寸法を大きく
することなく、塗装機の上下方向移動範囲を拡大するこ
とができ、高さ寸法の種々異なるワークを円滑かつ確実
に塗装することができる。
【0015】また、請求項2の発明では、加えて、装置
本体回動手段を用いて装置本体を適宜回動することによ
り、塗装機とワークとの距離を当該ワークの幅寸法に応
じて調整することができる。また、アーム回動手段を用
いて揺動アームを適宜回動することにより、塗装機の姿
勢をワークの垂直方向の形状変化に対応して調整するこ
とができる。また、塗装機回動手段を用いて揺動アーム
を適宜回動することにより、塗装機の姿勢をワークの水
平方向の形状変化に対応して調整することができる。
【0016】これにより、幅寸法が種々異なるワークや
複雑形状のワークをも円滑かつ確実に塗装できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本自動塗装装置(10)は、図1〜図5
に示す如く、塗装ブースの塗装室3内に設置されてお
り、装置本体11に第1,第2のスライダ(20,3
0),スライダ駆動手段50および塗装機80付きの揺
動アーム60を設け、揺動アーム60を上下動させつつ
揺動させて塗装機80を装置本体11よりも高い位置ま
で移動できるように構成されている。
【0018】まず、装置本体11は、図4に示す如く、
基台19を介して塗装室3内の両側に配設されている。
また、第1,第2のスライダ(20,30)は、図1に
示す如く、装置本体11に昇降ガイド機構40を介して
上下方向に移動可能に並設されている。
【0019】また、スライダ駆動手段50は、第1,第
2のスライダ(20,30)を設定高さ範囲(H1)内
で当該第1のスライダ20の移動速度(V1)が第2の
スライダ30の移動速度(V2)よりも大きくなるよう
に移動駆動する手段である。
【0020】また、揺動アーム60は、第1のスライダ
20に回転支持されかつ一端部が第2のスライダ30に
回動可能に連結された構成とされている。この揺動アー
ム60の他端部には、塗装機80が装着されている。
【0021】したがって、スライダ駆動手段50を用い
て第1,第2のスライダ(20,30)を設定高さ範囲
(H1)の下限位置LL(図1中2点鎖線で示す位置)
から上限位置UL(図中実線で示す位置)まで移動させ
ると、第2のスライダ30は第1のスライダ20に対し
移動速度(V1,V2)の差分だけ移動が遅れることに
なる。その結果、揺動アーム60は、第1のスライダ2
0によって当該スライダ20と同一速度で持上げられつ
つ第2のスライダ30によって支点(72a)を中心と
して図1中時計廻り方向に傾斜動される。
【0022】これにより、第1のスライダ20が上限位
置ULに達した状態では、揺動アーム60は上限位置ま
で持上げられるとともに所定角度(θ1+θ2)だけ傾
斜動され、塗装機80は第1のスライダ20の支点(7
2a)よりも設定距離だけ上方に持上げられ装置本体1
1よりも高所に位置することになる。
【0023】以下、上記した本自動塗装装置10の各構
成要素(20,30等)について詳述する。第1,第2
のスライダ(20,30)は、図1に示す如く、装置本
体11に立設された昇降ガイド機構40の2本のガイド
レール(41A,41B)に上下動可能に保持されてい
る。昇降ガイド機構40は、上記した2本のガイドレー
ル(41A,41B)の他に、当該両ガイドレール(4
1A,41B)を所定距離離れて平行に保持するレール
支持部材42を有している。
【0024】より具体的には、第1のスライダ20は、
スライダ本体21と,このスライダ本体21に固設され
両ガイドレール(41A,41B)と摺動自在に係合す
るガイド部材(22A,22B)とを含み、設定高さ範
囲(H1)内を上昇,下降可能に設けられている。第2
のスライダ30は、ガイドレール41Bに摺動自在に保
持されている。
【0025】また、スライダ駆動手段50は、図1およ
び図3に示す如く、駆動モータ51,第1および第2の
ねじ軸(52A,52B),第1および第2のナット部
材(53A,53B),ベルト伝動機構54を含んでな
り、第1,第2のスライダ(20,30)を第1のスラ
イダ20の移動速度(V1)が第2のスライダ30の移
動速度(V2)よりも設定値だけ大きくなるように移動
駆動するものである。
【0026】具体的には、駆動モータ51は、装置本体
10の下部に取付けられている。また、第1,第2のね
じ軸(52A,52B)は、それぞれ軸線が昇降ガイド
機構40のガイドレール(41A,41B)と平行とな
るように軸受(59L,59U)を介してレール支持部
材42に回転支持されている。
【0027】また、ナット部材53A(53B)は、図
3に示す如く、スライダ20(30)に取付けられてお
り、ねじ軸52A(52B)と螺合している。ねじ軸5
2Aは、ベルト伝動機構54を介して駆動モータ51に
よって所定の回転数(N1)で回転され、ねじ軸52B
は回転数(N1)よりも遅い回転数(N2)〔=(11
/13)・N1〕で回転される。
【0028】こうして、第1,第2のねじ軸(52A,
52B)が所定の回転数〔N1,N2(N1>N2)〕
で回転されると、第1のスライダ20はナット部材53
Aを介してN1に比例した移動速度(V1)で上昇(下
降)し、第2のスライダ30はナット部材53Bを介し
てN2に比例した移動速度(V2)〔=(11/13)
・V1〕で上昇(下降)する。
【0029】また、揺動アーム60は、図3に示す如
く、細長で円筒状に形成されており、アーム支持体70
を介して第1のスライダ20に軸線(72a)を中心と
して回動可能に装着されている。すなわち、アーム支持
体70のフレーム部71に突設された支軸72が、第1
のスライダ20に設けられた軸受部27に軸線72aを
中心として回動可能に保持されている。この揺動アーム
60の一端部61は、アーム支持体70および傾斜角度
調整機構75を介して第2のスライダ30に回動可能に
連結されている。
【0030】傾斜斜度調整機構75は、第2のスライダ
30と揺動アーム60の一端部61との図1中上下方向
距離を変えることにより、第1のスライダ20が上限位
置(下限位置)に位置決めされた場合の揺動アーム60
の傾斜角度θ1(θ2)を調整可能に構成されている。
【0031】具体的には、傾斜角度調整機構75は、一
端部が第2のスライダ30に回転支持されかつ他端部に
ねじ穴が形成された第1連結部材76Aと,一端部がア
ーム支持体70のフレーム部71の後端部(揺動アーム
60の一端部61と対応する部分)に回転支持されかつ
他端部にねじ穴が形成された第2連結部材76Bと,各
連結部材(76A,76B)のねじ穴と螺合し両部材
(76A,76B)間の距離を変更可能な長さ調整ねじ
77とから構成されている。
【0032】また、塗装機80は、静電塗装機より形成
されており、揺動アーム60の他端部にアーム支持体7
0の回転中心(軸線)から距離だけ離れるように装着さ
れている。
【0033】次に、この第1実施例の作用について説明
する。スライダ駆動手段50によって第1,第2のスラ
イダ(20,30)を設定高さ範囲H1内で上方へ移動
させると、第1のスライダ20が第2のスライダ30よ
りも移動速度が大きい(V1>V2)。そのため、揺動
アーム60は、第1のスライダ20によって当該スライ
ダ20と同一速度で持ち上げられつつ第2のスライダ3
0によって支点(72a)を中心として図1中時計回り
方向に連続的に傾斜動される。その結果、揺動アーム6
0は、第1のスライダ20が上限近ULまで到達した場
合に、当該揺動アーム60の他端部に装着された塗装機
80を装置本体10よりも高い位置まで移動させること
ができる。
【0034】したがって、ワークWが特に背高の場合で
も、円滑かつ確実に塗装することができる。
【0035】しかして、この第1実施例によれば、装置
本体11に上下動可能に並設された第1,第2のスライ
ダ(20,30)と、第1,第2のスライダ(20,3
0)を設定高さ範囲H1内で第1のスライダ20の移動
速度(V1)が第2のスライダ30の移動速度(V2)
よりも大きくなるように移動駆動するスライダ駆動手段
50と、第1のスライダ20に支点(72a)を中心と
して回動可能に支持されかつ一端部61が第2のスライ
ダ30に回動可能に連結された揺動アーム60と、この
揺動アーム60の他端部に装着された塗装機80とを設
けた構成としたので、装置本体10の高さ寸法等を大き
くすることなく塗装機80の上下方向移動範囲を拡大し
て高さ寸法の種々異なるワークWを円滑かつ確実に塗装
することができる。
【0036】また、傾斜角度調整機構75を設けたので
上限,下限位置における揺動アーム60の傾斜角度(θ
1,θ2)(したがって塗装機80の高さ位置)を容易
かつ迅速に調整することができる。
【0037】また、スライダ(20,30)の上下動に
合わせて揺動アーム60は連続的に傾斜動するので、ワ
ークWをムラなく塗装することができる。
【0038】なお、塗装機80から揺動アーム60の支
点(72a)までの距離を、当該支点72aから第2の
スライダ30までの距離よりも適宜大きくすることによ
り、塗装機80の上下方向移動範囲を大きくすることが
できる。
【0039】(第2実施例)第1実施例に係る自動塗装
装置は、第1実施例と基本的構成が同一であるが、加え
て装置本体11,揺動アーム60,塗装機80を各軸線
(13a,60a,82a)を中心として回動可能に構
成して、幅寸法が種々異なるワークWや複雑形状のワー
クWをも円滑かつ確実に塗装できるようにしたものであ
る。
【0040】具体的には、装置本体11は、基台19に
回転支持機構12を介して基台19上に縦軸線13aを
中心として回動可能に設けられている。回転支持機構1
2は、図2に示す如く、装置本体11の底部に突設され
た支軸13と,基台19に設けられ支軸13を縦軸線1
3aを中心として回動可能に保持する軸受部14とから
構成されている。
【0041】装置本体回動装置15は、図1に示す如
く、基台19に装着された駆動モータ16と、支軸13
と駆動モータ16とを連結するベルト伝動機構17とか
ら構成されている。
【0042】したがって、駆動モータ16を駆動する
と、図3に示す如く、装置本体10は縦軸線13aを中
心として回動する(前方回動量α1,後方回動量α
2)。これにより、揺動アーム60の他端部に装着され
た塗装機80を、図4に示す如く、ワークWに対して接
近(又は離隔)することができ、ワークWの幅寸法変更
に迅速かつ確実に対処することができる。
【0043】また、揺動アーム60は、図1に示す如
く、アーム支持体70のフレーム部71にその軸線60
aを中心として回動可能に装着されている。アーム回動
装置65は、アーム支持体70のフレーム部71に装着
された駆動モータ66と,このモータ66の動力を揺動
アーム60に伝達可能なベルト伝動機構67とから構成
されている。
【0044】したがって、駆動モータ66を駆動する
と、揺動アーム60は軸線60aを中心として回動す
る。これにより、揺動アーム60の他端部に装着された
塗装機80の姿勢をワークWの垂直方向の形状変化に合
わせて適宜変えることができる。
【0045】また、塗装機80は、揺動アーム60の他
端部に支軸82および軸受83を介して軸線82aを中
心として回動可能に装着されている。塗装機80の軸線
82aは、揺動アーム60の軸線60aと所定角度(本
実施例では90°)をなして交わるものとされている。
この塗装機80は、塗装機回動装置85によって軸線
(82a)を中心として回動される。塗装機回動装置8
5は、図3に示す如く、アーム支持体70のフレーム部
71に装着された駆動モータ86と,このモータ86の
動力を塗装機80に伝達可能な動力伝達機構87(ベル
ト伝動機構87,動力伝達軸87d,傘歯車87e,8
7f)とから構成されている。
【0046】したがって、駆動モータ86を駆動する
と、図3に示す如く、塗装機80は軸線82aを中心と
して回動する(左右回動量β1,β2)。これにより、
塗装機80の姿勢をワークWの水平方向形状の変化に合
せて迅速かつ正確に変えることができる。
【0047】なお、上記実施例においては、本自動塗装
装置10を塗装ブースの塗装室3に設置したが、設置場
所はこれに限定されるものではなく、適宜塗装場所に設
置できる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、装置本体に上
下動可能に並設された第1,第2のスライダと、第1,
第2のスライダを設定高さ範囲内で当該第1のスライダ
の移動速度が第2のスライダの移動速度よりも大きくな
るように移動駆動するスライダ駆動手段と、第1のスラ
イダに回転支持されかつ一端部が第2のスライダに回動
可能に連結された揺動アームと、この揺動アームの他端
部に装着された塗装機とを設けた構成としたので、装置
本体を大型化・複雑化することなく、高さ寸法の異なる
種々のワークを円滑かつ確実に塗装することができる。
【0049】また、請求項2の発明によれば、加えて装
置本体をその縦軸線を中心として回動可能な装置本体回
動手段と、揺動アームをその軸線を中心として回動可能
なアーム回動手段と、塗装機をその軸線を中心として回
動可能な塗装機回動手段と、を設けた構成としたので、
請求項1の発明の効果を奏するとともに幅寸法が種々異
なるワークや複雑形状のワークをも円滑かつ確実に塗装
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための正面図であ
る。
【図2】同じく、側面図である。
【図3】同じく、平面図である。
【図4】同じく、装置本体の回動動作を説明するための
図である。
【図5】同じく、ワークとの垂直方向の位置関係を説明
するための図である。
【図6】同じく、従来の自動塗装装置を説明するための
図である。
【符号の説明】
11 装置本体 15 装置本体回動装置 20 第1のスライダ 30 第2のスライダ 50 スライダ駆動手段 60 揺動アーム 65 アーム回動装置 70 アーム支持体 75 傾斜角度調整機構 80 塗装機 85 塗装機回動装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に上下動可能に並設された第
    1,第2のスライダと、第1,第2のスライダを設定高
    さ範囲内で当該第1のスライダの移動速度が第2のスラ
    イダの移動速度よりも大きくなるように移動駆動するス
    ライダ駆動手段と、第1のスライダに回転支持されかつ
    一端部が第2のスライダに回動可能に連結された揺動ア
    ームと、この揺動アームの他端部に装着された塗装機と
    を設けたことを特徴とする自動塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記装置本体をその縦軸線を中心として
    回動可能な装置本体回動手段と、前記揺動アームをその
    軸線を中心として回動可能なアーム回動手段と、前記塗
    装機をその軸線を中心として回動可能な塗装機回動手段
    と、を設けたことを特徴とする請求項1の自動塗装装
    置。
JP23792594A 1994-09-30 1994-09-30 自動塗装装置 Pending JPH08103705A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112495630A (zh) * 2020-11-26 2021-03-16 董会娟 一种用于长方形钢结构表面喷料装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112495630A (zh) * 2020-11-26 2021-03-16 董会娟 一种用于长方形钢结构表面喷料装置

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