JP2733147B2 - 自動塗装装置 - Google Patents

自動塗装装置

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JP2733147B2
JP2733147B2 JP12727291A JP12727291A JP2733147B2 JP 2733147 B2 JP2733147 B2 JP 2733147B2 JP 12727291 A JP12727291 A JP 12727291A JP 12727291 A JP12727291 A JP 12727291A JP 2733147 B2 JP2733147 B2 JP 2733147B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被塗物の側面に対向配
設される塗装機が、被塗物の塗装面の形状に合わせて昇
降装置により上下に往復移動される自動塗装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の側面を塗装するサイドマシンと
称せられる自動塗装装置は、自動車を搬送するコンベア
に沿って配設された支柱に取り付けられた弓形のレール
に沿って塗装機が上下方向に往復運動されて、曲面状の
塗装面との距離を略一定に維持しながら均一に塗装する
ように成されている。しかしながら、塗装機が弓形レー
ルに案内されるので、その軌跡は限定されてしまい、例
えば同一の塗装ラインで異なる車種を塗装しようとする
場合には、別のサイドマシンを設置しなければならな
い。このため、ある車種の塗装が終了した後、形状の異
なる車種を塗装しようとする場合は、塗装機を案内する
弓形レールを交換したり、自動塗装装置ごと交換したり
しなければならず、交換作業が面倒なばかりでなく、車
種に応じた別々の弓形レールや自動塗装装置を用意しな
ければならないので、設備費も嵩むという問題があっ
た。
【0003】このため、従来より、一台の塗装機で複数
の車種に対応させるように、塗装面に対して上下方向
(X方向)、前後方向(Y方向)、塗装機角度(θ)の
三軸制御を行うようにしたものがある(特開昭59−1
05867号,105868号公報参照)。これによれ
ば、塗装機の位置及び角度を制御することにより、車種
に応じてその塗装面に応じた任意の軌跡で塗装機を移動
させることができるので、塗装装置が一台で済み、塗装
機を交換する必要がなく、設備費も軽減することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの場合は、X
座標に対応したY座標及び塗装機角度θのデータを予め
設定し、刻々変化するX座標に応じてY座標及び塗装機
角度θを変化させていかなければならないので、制御が
複雑で困難であるばかりでなく、前後方向に移動させる
ために装置全体を移動させなければならないので、タイ
ムラグを生ずるという問題があった。また、上下動され
るスライダに、塗装機と、塗装機角度を調整する駆動装
置を設けなければなならないので、スライダ部分が非常
に重く、耐久性に劣るという問題もあった。そこで、本
発明は、簡単な制御でタイムラグを起こすことなく、塗
装機を被塗面に対向させた状態でその被塗物の形状に応
じた軌跡で移動させることが可能になると共に、上下動
される部分を軽くして耐久性を向上させるようにするこ
とを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、被塗物の側面に対向配設される塗装機
が、被塗物の塗装面の形状に合わせて昇降装置により上
下に往復移動される自動塗装装置において、前記塗装機
を上下方向に案内する案内レールが、その上下両端を被
塗物に対して交互に進退させるように揺動可能に支持さ
れると共に、当該案内レールを被塗物の形状に応じた揺
動角で揺動させる揺動装置を備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、塗装機を上下方向に案内する
案内レールが、その上下両端を被塗物に対して交互に進
退させるように揺動可能に支持されているので、例えば
自動車ボディのように側面が外側に膨らんだ被塗物の当
該側面を塗装する場合は、案内レールを揺動させる揺動
装置を塗装機の昇降装置と同期して駆動させ、塗装機が
上死点に達したときに最も前傾され、下死点に達したと
きに最も後傾されるように案内レールを揺動させれば、
塗装機は、被塗物の形状に沿ってその間隔が略一定に維
持された状態で曲線状に移動されると共に、案内レール
が傾斜することによって塗装面と対向するように傾斜さ
れて、側面を均一に塗装することができる。この場合、
案内レールの揺動角を被塗物に応じて設定すると共に、
揺動装置と塗装機の駆動装置を同期させるだけの簡単な
制御を行えばよく、3軸制御のような複雑な制御は一切
必要としない。また、異なる形状の被塗物を塗装する場
合も、被塗物の塗装面の形状に応じて揺動角を調整する
だけで、簡単に塗装機の上下移動する軌跡を変更でき
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係る自動塗装装置を
示す側面図、図2はその正面図である。図中1は、コン
ベア2によって所定の速度で搬送される自動車等の被塗
物Wの側面を塗装する自動塗装装置であって、側面に対
向される塗装機3を上下方向に案内する案内レール4
が、その上下両端を被塗物Wに対して交互に進退させる
ように揺動可能に支持されている。
【0008】塗装機3は、案内レール4に沿って昇降さ
れるスライダ5に取り付けられ、当該スライダ5は、昇
降装置6により上下往復移動される。この昇降装置6
は、案内レール4の上端側に設けられた原動スプロケッ
ト6Uと、下端側の従動スプロケット6Dとの間に平行
掛けされたチェーン7と、前記原動スプロケット6Uを
駆動する昇降モータ8とからなり、前記チェーン7を一
定方向に回転駆動することにより、塗装機3がスライダ
5と共に上下に往復運動されるように成されている。
【0009】また、案内レール4は、コンベア2に沿っ
て設置された固定支柱9に回転軸9aを介して支持され
た揺動支柱10の長手方向に沿って直線状に配設され、
当該揺動支柱10を揺動させる揺動装置11は、固定支
柱9に取り付けられた揺動モータ12により回転される
クランク13と、前記揺動支柱10とを連結するリンク
14とからなり、梃−クランク機構を形成している。な
お、固定支柱9は、幅が大きく異なる被塗物Wの側面も
塗装できるように、その設置位置を被塗物Wの幅方向に
調整できるように成されている。そして、この揺動装置
11は昇降装置6に同期して駆動され、例えば、揺動支
柱10は、塗装機3が上死点に達したときに最も前傾さ
れ、塗装機3が下死点に達したときに最も後傾されるよ
うに揺動され、塗装機3が一往復するたびに揺動支柱1
0が一往復されるように成されている。
【0010】また、揺動装置11は、クランク13の半
径を調整することにより揺動支柱10の揺動角を被塗物
Wの形状に応じて調整する揺動角調整機構13aを備え
ている。この揺動角調整機構13aは、例えば、リンク
14が連結されるクランク13が送りねじで形成され、
クランク13の半径方向にリンク14の連結位置を移動
させて、クランク13の半径を実質的に変化させて揺動
角を調整するようにしている。なお、リンク14の長さ
及びクランク13の半径をそのままにして、リンク14
と揺動支柱10の連結位置を上下方向又は水平方向に移
動させることにより、揺動支柱10を一定角度傾斜させ
た状態からら揺動させることができ、また、クランク1
3の半径をそのままにしてリンク14の長さを変え、当
該リンク14と揺動支柱10の連結位置を上下方向に移
動させることにより揺動角を調整することもできる。
【0011】なお、15は必要に応じて塗装機3を傾斜
させるチルト装置であって、案内レール4と平行に配設
されたスプラインシャフト16と、当該シャフト16に
外嵌されその長手方向に摺動可能に係合されたスプライ
ン溝付のウォーム17と、当該ウォーム17に係合され
ると共にスライダ5に回転自在に支持されたウォームホ
イール18とからなり、当該ウォームホイール18の回
転軸に塗装機3が取り付けられている。そして、揺動支
柱10の上端側に取り付けられたチルトモータ19の回
転が、前記スプラインシャフト16,ウォーム17及び
ウォームホイール18を介して塗装機3に伝達され、塗
装機3がウォームホイール18の回転軸を中心として上
下に所定角度傾斜される。
【0012】以上が本発明の一例構成であって、次にそ
の作用について説明する。まず、乗用車等のように側面
の曲率が比較的大きな被塗物Wを塗装する場合は、固定
支柱9を被塗物Wの幅に応じて位置決めすると共に、ク
ランク13の半径を長めにして揺動支柱10の揺動角を
大きく設定する。そして、昇降モータ8及び揺動モータ
12を同期させて駆動すると、揺動支柱10が揺動され
て傾くことにより、塗装機3は図1の鎖線Aに示すよう
な軌跡を描きながら曲線状に往復運動されると共に、塗
装機3が上死点では下向きに傾斜され、下死点では上向
きに傾斜され、側面と対向した状態で間隔を一定に維持
しながら均一な塗装をすることができる。この場合にお
いて、装置全体を前後に移動させたり、複雑な制御を行
う必要もないので、塗装機3の動きにタイムラグを生ず
ることがない。また、案内レール4を走行するスライダ
5には、塗装機3を傾斜させるためのモータその他の駆
動装置を一切取り付ける必要がないので、スライダ5を
軽くすることができ耐久性にも優れる。
【0013】次いで、ワンボックスカーのように側面の
曲率が比較的小さな被塗物を塗装する場合は、クランク
13の半径を短めに設定して、揺動支柱10の揺動角を
小さく設定する。そして、昇降モータ8及び揺動モータ
12を同期させて駆動すると、塗装機3は図1の鎖線B
に示すような軌跡を描きながら上下動され、被塗物Wの
形状に応じた軌跡に沿って塗装機3を上下動させること
ができる。
【0014】なお、実施例の説明では、被塗物Wをコン
ベア2で搬送しながら側面を塗装する場合について説明
したが、本例はこれに限らず、被塗物Wを停止させてお
いて、固定支柱9を被塗物Wの前後方向に移動させなが
ら塗装する場合であってもよい。また、揺動支柱10を
揺動させる手段として、梃−クランク機構を採用した場
合について説明したが、本発明はこれに限らず、揺動支
柱10を支持する回転軸9aをモータ等で所定の揺動角
で正逆回転駆動させるようにしてもよい。
【0015】図3は他の実施例を示す側面図であって、
本例では、揺動支柱21に取り付けた一つの駆動モータ
20で、塗装機3を昇降させると同時に、揺動支柱21
を揺動させるようにしたものである。即ち、揺動支柱2
1は上下両端に夫々原動スプロケット6U及び従動スプ
ロケット6Dが配設されると共に、その中間にクランク
22が配設されて、当該クランク22と固定支柱9の間
がリンク23で連結されている。駆動モータ20の回転
は、例えばチェーン伝動機構等の変速機構24及び25
を介して原動スプロケット6U及びクランク22に所定
の速度比で伝達され、この速度比は、原動スプロケット
6U及び従動スプロケット6Dに平行掛けされたチェー
ン7が一周する間に、クランク22が一回転するように
選定されている。なお、クランク22には、その半径方
向に沿ってリンク23との連結孔26が複数穿設され、
当該連結孔26によってクランク22の半径を調節し、
揺動支柱21の揺動角を調整するように成されている。
【0016】本例によれば、塗装機3が上死点に達した
ときに揺動支柱22が最も前傾するように調整しておけ
ば、塗装機3と揺動支柱22は一つのモータ20により
同期して駆動されるので、同期をとるための制御も一切
必要なくなり、被塗物Wに応じた適正な揺動角を選択す
るだけで、塗装機3を被塗物Wの形状に応じて上下に往
復運動させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、塗
装機を上下に案内する案内レールを被塗物に応じた所定
の揺動角で揺動させることにより、塗装機が被塗物の形
状に合わせて被塗面に対向させた状態で曲線的に移動さ
れて均一な塗装を行うことができると同時に、塗装機の
昇降と案内レールの揺動を同期させるだけの簡単な制御
で済み、タイムラグを生ずることなく塗装機を被塗物の
形状に応じた軌跡で移動させることができるという優れ
た効果を有する。また、塗装機を傾ける駆動装置を、当
該塗装機と共に上下動する必要がないので、上下動され
る部分が軽くなって耐久性が向上されるという効果も有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自動塗装装置の一例を示す側面図。
【図2】 その正面図。
【図3】 他の実施例を示す側面図。
【符号の説明】
W・・・被塗物 1・・・自動塗装装置 2・・・コンベア 3・・・塗装機 4・・・案内レール 5・・・スライダ 6・・・昇降装置 8・・・昇降モータ 9・・・固定支柱 10・・・揺動支柱 11・・・揺動装置 12・・・揺動モータ 13・・・クランク

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物(W)の側面に対向配設される塗
    装機(3)が、被塗物(W)の塗装面の形状に合わせて
    昇降装置(6)により上下に往復移動される自動塗装装
    置において、前記塗装機(3)を上下方向に案内する案
    内レール(4)が、その上下両端を被塗物(W)に対し
    て交互に進退させるように揺動可能に支持されると共
    に、当該案内レール(4)を被塗物(W)の形状に応じ
    た揺動角で揺動させる揺動装置(11)を備えたことを
    特徴とする自動塗装装置。
  2. 【請求項2】 前記案内レール(4)を揺動させる揺動
    装置(11)が、塗装機(3)の昇降装置(6)に同期
    して駆動され、案内レール(4)は、塗装機(3)が上
    死点に達したときに最も前傾され、下死点に達したとき
    に最も後傾されるように揺動される前記請求項1記載の
    自動塗装装置。
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