JP3470911B2 - エア霧化型レシプロ塗装装置による塗装方法 - Google Patents
エア霧化型レシプロ塗装装置による塗装方法Info
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Description
塗装装置による塗装方法に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車のボディのような広い塗布面を有
する被塗装物の表面にエア霧化型レシプロ塗装機を用い
て塗装する場合、1回当りの塗布巾が噴霧パターンの巾
で決められるため、塗料を横方向に広く噴霧するような
塗装ガンが用いられる。 【0003】しかしながら、コンベアによって移送され
つつある被塗装物の表面に塗装ガンを上下に振りながら
塗装を行った場合、その軌跡は、図3に示したように、
被塗装物の移送速度Vと塗装ガンの振り速度vとによっ
て決まる傾斜面θだけ被塗装物に対して相対的にずれる
ため、その噴霧の巾lは、塗装ガンの噴霧パターンPの
横方向長さLに対してcosθ分だけ減少し、所要の塗
り重ねを確保するために、塗装ガンの昇降速度を高めな
ければならず、塗装効率や塗装品質を低下させるといっ
た不都合が生じる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
被塗装物の移送速度の如何に拘りなく塗装ガンを一定の
速度で昇降させつつ所要の塗り重ねを確保することので
きるエア霧化型レシプロ塗装装置を用いた塗装方法を提
案することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための塗装方法として、塗料を横
方向に広く噴霧させる型式の塗装ガンを昇降させつつ、
横方向に移送される被塗装物の表面を塗装するエア霧化
型レシプロ塗装装置による塗装方法において、 上記塗装
ガンから噴射される塗料の噴霧パターンの長手方向が常
に塗装軌跡に直交するように、上記塗装ガンの上昇端及
び下降端位置で被塗装物の移送速度と、前記塗装ガンの
昇降速度とによって決まる角度だけ前記塗装ガンのノズ
ルを回動させるようにした。 【0006】 【実施例】そこで以下に図示した実施例について説明す
る。図1は本発明の一実施例を示したものである。 【0007】図において符号1は、車体Wの搬送方向側
方に配設された塗装装置本体で、この機枠2に設けた縦
のガイドバー3‥‥には、機枠2上の駆動モータ4によ
って駆動される昇降台10がスライダ5を介して昇降動
自在に取付けられている。 【0008】この昇降台10には、その下方に設けたブ
ラケット11に塗装ガン12を保持する支持部材14が
支点ピン15を支点として上下に揺動自在に取付けら
れ、さらにこの支持部材14は、昇降台10上に固定し
た駆動シリンダ16のロッドにリンク部材17を介して
結合されていて、昇降台10が引上げられたときには、
駆動シリンダ16によって塗装ガン12を下向きに傾斜
させ、また、昇降台10が引下げられたときには、塗装
ガン12を上向きに傾斜させて車体Wの側面全体を均一
に塗布するように構成されている。 【0009】ところで、図中符号18は、上記した塗装
ガン12を軸心回りに回動操作する塗装ガン旋回用のス
テップモータで、このステップモータ18は、上記した
支持部材14上に固定された上、図示しない駆動力伝達
機構を介して塗装ガン12に結合されている。 【0010】このステップモータ18は、図示しない制
御回路からの出力信号により、昇降台10が下降端Aに
達した時に、図2に示したように、車体Wの搬送速度V
と塗装ガン12の昇降速度vとによって決まる角θだけ
塗装ガン12を中立線Nから車体Wの搬送方向後方へと
軸線回りに回動させ、また、昇降台10が上昇端Bに達
した時には、これと反対に塗装ガン12を中立線Nから
車体Wの搬送方向後方に角θだけ回動変位させるように
構成されている。 【0011】このように構成された装置において、いま
台車Cに載せられた車体Wが図示しない検出器のもとを
通過すると、ここからの出力信号により駆動シリンダ1
6は昇降台10を始端位置、例えば下降端Aへと下降さ
せ、また、これとともにステップモータ18は、昇降台
10が始端位置Aへ達した段階で、車体Wの搬送速度V
と塗装ガン12の昇降速度vとによって決まる角度θだ
け塗装ガン12をその軸心回りに搬送方向後方へと回動
させる。 【0012】そして、この状態で塗装ガン12を速度v
の速さで上昇させ、上昇端Bに達したらつぎにステップ
モータ18を反転させて塗装ガン12を角2θだけ搬送
方向と逆方向に回動させ、以下この動作を反覆させる
と、塗料は、車体Wの搬送速度Vと塗装ガン12の昇降
速度vとによって決まる角度θをもって車体Wの表面に
ジグザグ状の軌跡Tを描きながら、その噴霧パターンP
の長手方向を正しく軌跡Tと直交する方向に向けてその
表面を巾広く塗装する。 【0013】なお上述した実施例は、上昇端B及び下降
端A位置で塗装ガン12自体を中立線Nから角θだけ搬
送方向後方へ回動させるようにしたものであるが、塗装
ガン12本体を昇降台10上に固定して、先端のノズル
13のみに上述した回動操作を行わせるように構成する
こともでき、また、塗装ガン12の本体もしくはノズル
13部分を上昇端B及び下降端A位置に固定したカムに
当接させることによって、これを所要の角度θだけ偏倚
させるようにすることもできる。 【0014】 【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、塗装
ガンの上昇端及び下降端位置で、被塗装物の移送速度と
塗装ガンの昇降速度によって決まる角度だけ塗装ガンの
ノズルを搬送方向上手側へと軸心回りに回動させるた
め、移動する被塗装物の表面に塗料をジグザグ状に塗布
してゆく過程で、塗料の噴霧パターンの長手方向を常に
塗装軌跡と直交する方向に一致させて、その塗装ガンの
有する最大の塗装巾をもって塗料を塗布することを可能
とし、被塗装物の移送速度に対する塗装ガンの昇降動作
を可能な限り少なくなして、塗装効率を大幅に向上させ
るとともに、塗装品質を著しく向上させることができ
る。
る。 【図3】従来装置による塗装の問題点を示した図であ
る。 【符号の説明】 1 塗装装置本体 10 昇降台 12 塗装ガン 15 駆動シリンダ 18 塗装ガン旋回用ステップモータ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 塗料を横方向に広く噴霧させる型式の塗
装ガンを昇降させつつ、横方向に移送される被塗装物の
表面を塗装するエア霧化型レシプロ塗装装置による塗装
方法において、上記塗装ガンから噴射される塗料の噴霧パターンの長手
方向が常に塗装軌跡に直交するように、 上記塗装ガンの
上昇端及び下降端位置で被塗装物の移送速度と、前記塗
装ガンの昇降速度とによって決まる角度だけ前記塗装ガ
ンのノズルを回動させることを特徴とするエア霧化型レ
シプロ塗装装置による塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27616993A JP3470911B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | エア霧化型レシプロ塗装装置による塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27616993A JP3470911B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | エア霧化型レシプロ塗装装置による塗装方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07108199A JPH07108199A (ja) | 1995-04-25 |
JP3470911B2 true JP3470911B2 (ja) | 2003-11-25 |
Family
ID=17565694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27616993A Expired - Fee Related JP3470911B2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | エア霧化型レシプロ塗装装置による塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3470911B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP27616993A patent/JP3470911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07108199A (ja) | 1995-04-25 |
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