JPH08103214A - 人蔘牛乳の製造方法 - Google Patents

人蔘牛乳の製造方法

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JPH08103214A
JPH08103214A JP6219565A JP21956594A JPH08103214A JP H08103214 A JPH08103214 A JP H08103214A JP 6219565 A JP6219565 A JP 6219565A JP 21956594 A JP21956594 A JP 21956594A JP H08103214 A JPH08103214 A JP H08103214A
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Japan
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ginseng
milk
weight
pressure
sterilized
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JP6219565A
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English (en)
Inventor
Chiyu Bun
智 雄 文
Dae-Song Kim
大 成 金
Genhaku Fu
元 伯 夫
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SEOUL MILK COOP ASSOC
SOURU GIYUUNIYUU KYODO KUMIAI
Original Assignee
SEOUL MILK COOP ASSOC
SOURU GIYUUNIYUU KYODO KUMIAI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 牛乳に人蔘特有の香を付与して牛乳の嗜好性
をよくし、日常飲用することにより疲労回復等の効果有
する牛乳を製造する。 【構成】 人蔘を90〜98% エタノールで70〜75℃、7 〜
9 時間抽出した抽出液を160 〜165 ℃、400 〜700mmHgd
で濃縮した人蔘抽出濃縮液0.1 〜0.5 重量% 、牛乳82重
量% 、オリゴ糖3 重量% 、精製水14.5〜14.9重量% の比
率にこれらを混合し、約120 〜150kg/cm2 の圧力で均質
化したのち約90〜95℃で約10〜15分間滅菌するか、また
は約180 〜200kg/cm2 の圧力で均質化したのち約135 〜
140 ℃で約4 秒間滅菌することよりなる人蔘牛乳の製造
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は人蔘（朝鮮人蔘、以下同
じ）抽出濃縮液を牛乳に添加してなる人蔘牛乳の製造方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、牛乳に種々の添加物を加えた牛
乳、例えばコーヒー牛乳、ココア牛乳、バニラ牛乳、ス
トロベリ牛乳等が市販されている。しかし、これらは単
に牛乳にコーヒー、ココア、バニラ、ストロベリ等を牛
乳を添加してこれらの味を牛乳に付与するだけであっ
て、これを日常飲用することによって疲労回復、心臓衰
弱、老化防止、肺結核、喘息、貧血、低血圧、胃炎、癌
等を予防乃至治療する効果を有しないものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、牛乳を飲む
ことにより疲労回復、心臓衰弱、老化防止、肺結核、喘
息、貧血、低血圧、胃炎、癌等を予防乃至治療する効果
を有する牛乳を提供することを課題とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために、鋭意研究した結果、人蔘を溶剤で
加熱抽出し、この抽出液を減圧濃縮して得られる人蔘抽
出濃縮液を牛乳に添加してなる人蔘抽出濃縮液入り牛乳
が、疲労回復等に通常の牛乳より効果が大きいことを見
出したことに基づき本発明に到達したものである。
【０００５】本発明は、牛乳に人蔘の溶剤抽出濃縮液を
約0.1 〜0.5 重量% 含有させてなる人蔘牛乳に関し、人
蔘を溶剤で加熱抽出し、抽出液を減圧濃縮して得られる
人蔘抽出濃縮液約0.1 〜0.5 重量% 、牛乳約82重量% 、
オリゴ糖約3 重量% 、精製水約14.5〜14.9重量% の比率
にこれらを混合した後、これを加圧均質化した後高温で
滅菌することを特徴とする人蔘牛乳の製造方法である。
【０００６】人蔘の抽出濃縮液は、人蔘対溶剤の重量比
を1:4 〜5 とし、人蔘を70〜75℃で7 〜9 時間1 回溶剤
抽出し、得られた抽出液を60〜65℃で400 〜700mmHg の
減圧下に固型分が60重量% 以上になるように濃縮するこ
とにより得られる。溶剤としては90〜98% エタノールを
用いる。抽出温度はあまり高いと人蔘の固有の香が破壊
されるか揮散するので70〜75℃で7 〜9 時間程度行うの
が好ましく、抽出回数も1 回がよい。例えば、3 回抽出
した人蔘抽出濃縮液を牛乳に添加してみたところ苦味が
強くて牛乳の風味に悪い影響を与える（後記比較例1)。
【０００７】また、上記のようにして得られた人蔘抽出
液の濃縮は、60〜65℃で400 〜700mmHg の減圧下に行
う。濃縮温度が65℃以上であると人蔘の固有の香が破壊
されるか揮散するので好ましくなく、また60℃以下では
目的成分を充分に抽出できず好ましくない。
【０００８】上記のようにして得られた人蔘抽出濃縮液
を牛乳82重量部に対して0.1 〜0.5重量部加える。本発
明の人蔘牛乳の製造方法は、上記した人蔘抽出濃縮液0.
1 〜0.5 重量% 、牛乳約82重量% 、オリゴ糖約3 重量%
、精製水14.5〜14.9重量% の比率にこれらを混合した
後、120 〜150kg/cm2 の圧力で均質化して90〜95℃で10
〜15分滅菌するか、または180 〜200kg/cm2 の圧力で均
質化して135 〜140 ℃で約4 秒滅菌して製造する。 こ
のようにして製造した本発明の人蔘牛乳は滅菌パック、
カートンパック、缶、ポリエチレン容器等に充填、密
封、殺菌して商品化される。以下、本発明を実施例を挙
げて詳しく説明する。
【０００９】
【実施例１】精選した原料人蔘200kg に95% エタノール
800kg を入れ70〜75℃、8 時間1 回抽出液を減圧濃縮機
で60〜65℃、550mmHg で8 時間濃縮して固形分が60重量
% の人蔘抽出濃縮液を得た。この人蔘濃縮液0.3 重量%
、牛乳82重量% 、オリゴ糖3 重量% 、精製水14.7重量%
の比率でこれらを混合し、150kg/cm2 の圧力で均質化
したのち90〜95℃で12分間滅菌して人蔘牛乳を得た。
【００１０】
【実施例２】均質化および滅菌を200kg/cm2 、135 〜14
0 ℃で4 秒で行ったことを除いては実施例1 と同様にし
て人蔘牛乳を得た。
【００１１】
【比較例】抽出溶媒として75% エタノールを用いて60〜
80℃で8 時間3 回抽出し、濃縮温度を70℃で行ったこと
を除いて、実施例1 と同様にして人蔘牛乳を得た。
【００１２】
【実施例３】製造後５℃で３日間貯蔵した本発明実施例
１の人蔘牛乳（Ａ）および比較例の人蔘牛乳（Ｂ）を用
いて、２０名の官能検査要員による官能検査によって人
蔘の香と苦味を比較した。官能検査の結果は表1 の通り
である。
【００１３】
【表１】
【００１４】
【実施例４】本発明人蔘牛乳の疲労回復作用に関する実
験を以下のように行った。牛乳生産現場において、同じ
環境で作業し作業時間の異なる２４名の勤労者のうち、
１２名には実施例１の人蔘牛乳を１日１パック（180ml)
を給与し、他の１２名には人蔘抽出濃縮液を添加してい
ない牛乳を１日１パック（180ml)を給与して、実験を２
か月間行った。１人当たりの牛乳パックの２か月間の平
均生産量の時間当たり個数を算出してそれぞれの作業効
率を比較した。
【００１５】
【表２】
【００１６】
【発明の効果】本発明方法により牛乳に人蔘特有の香を
付与した人蔘牛乳は、嗜好性が向上し、日常飲用するこ
とによより疲労回復等の効果があり、また心臓衰弱、老
化防止、肺結核、喘息、貧血、低血圧、胃炎、癌等の予
防ないし治療の効果が期待できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 // Ａ６１Ｋ 35/78 ＡＢＮ Ｍ 8217−4Ｃ ＡＣＣ ＡＣＤ ＡＣＪ ＡＤＵ ＡＧＺ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 人蔘（朝鮮人蔘）を溶剤で加熱抽出し、
    この抽出液を減圧濃縮して得られる人蔘抽出濃縮液約0.
    1 〜0.5 重量% 、牛乳約82重量% 、オリゴ糖約3 重量%
    および精製水約14.5〜14.9重量% の比率にこれらを混合
    した後、これを加圧均質化し、高温で滅菌することを特
    徴とする人蔘牛乳の製造方法。
  2. 【請求項２】 抽出溶剤が約90〜98% のエタノールであ
    ることを特徴とする請求項1 に記載の人蔘牛乳の製造方
    法。
  3. 【請求項３】 人蔘抽出濃縮液が、人蔘を約70〜75℃で
    約7 〜9 時間1 回溶剤抽出し、得られた抽出液を約60〜
    65℃、約400 〜700mmHg の減圧下固形分約60重量% 以上
    に濃縮したものである請求項1 の人蔘牛乳の製造方法。
  4. 【請求項４】 高温滅菌が、約120 〜150kg/cm2 の圧力
    で均質化したのち約90〜95℃で約10〜15分間滅菌する請
    求項1 に記載の人蔘牛乳の製造方法。
  5. 【請求項５】 高温滅菌が、約180 〜200kg/cm2 の圧力
    で均質化したのち約135 〜140 ℃で約4 秒間滅菌する請
    求項1 に記載の人蔘牛乳の製造方法。
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