JPH08198762A - 動物性生薬配合液剤 - Google Patents
動物性生薬配合液剤Info
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- JPH08198762A JPH08198762A JP7027244A JP2724495A JPH08198762A JP H08198762 A JPH08198762 A JP H08198762A JP 7027244 A JP7027244 A JP 7027244A JP 2724495 A JP2724495 A JP 2724495A JP H08198762 A JPH08198762 A JP H08198762A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】動物性生薬およびカラメルを配合した液剤に関
する。 【効果】経時的な沈澱や混濁の生成が少ない動物性生薬
配合液剤を提供することができる。
する。 【効果】経時的な沈澱や混濁の生成が少ない動物性生薬
配合液剤を提供することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動物性生薬を配合した液
剤に関する。更に詳しくは、動物性生薬を配合した液剤
にカラメルを添加して沈澱、混濁の発生を防止した液剤
に関する。
剤に関する。更に詳しくは、動物性生薬を配合した液剤
にカラメルを添加して沈澱、混濁の発生を防止した液剤
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
動物性生薬を配合した液剤としては感冒薬、栄養保健薬
等の内服液剤があり、植物性生薬及び化学薬品とともに
主成分とするものが多数市販され利用されている。しか
し、動物性生薬を配合した液剤は経時的に沈澱あるいは
混濁を生じ、飲用に際して不快感を与え商品価値を著し
く損ない、製造上大きな問題となっている。植物性生薬
を配合した場合に生じる沈澱、混濁は種々の界面活性剤
によって防止する方法が多数報告されているが、植物性
生薬とは含有成分が異なる動物性生薬から生じる沈澱、
混濁を防止する方法は全く知られていない。一方、カラ
メルは醤油、ソース、嗜好飲料、その他多くの食品に添
加されている安全性の高い着色料である。特開昭51−
128499号公報には、紅茶飲料中に生じるタンニン
複合体の不溶化によって生じる沈澱、混濁をカラメルの
添加によって防止する方法が開示されているが、タンニ
ン類を含まない動物性生薬から生じる沈澱、混濁を防止
する方法に関しては何等の示唆もなされていない。
動物性生薬を配合した液剤としては感冒薬、栄養保健薬
等の内服液剤があり、植物性生薬及び化学薬品とともに
主成分とするものが多数市販され利用されている。しか
し、動物性生薬を配合した液剤は経時的に沈澱あるいは
混濁を生じ、飲用に際して不快感を与え商品価値を著し
く損ない、製造上大きな問題となっている。植物性生薬
を配合した場合に生じる沈澱、混濁は種々の界面活性剤
によって防止する方法が多数報告されているが、植物性
生薬とは含有成分が異なる動物性生薬から生じる沈澱、
混濁を防止する方法は全く知られていない。一方、カラ
メルは醤油、ソース、嗜好飲料、その他多くの食品に添
加されている安全性の高い着色料である。特開昭51−
128499号公報には、紅茶飲料中に生じるタンニン
複合体の不溶化によって生じる沈澱、混濁をカラメルの
添加によって防止する方法が開示されているが、タンニ
ン類を含まない動物性生薬から生じる沈澱、混濁を防止
する方法に関しては何等の示唆もなされていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる実情
に鑑み鋭意検討を重ねた結果、動物性生薬を配合した液
剤に経時的に生じる沈澱や混濁は、特開昭51−128
499号公報に記載されているような紅茶等のタンニン
複合体とは化学構造及び性質が全く異なる動物性蛋白質
が経時的に変性することによるものであることを解明
し、この液剤にカラメルを添加することによって変性し
た動物性蛋白質から生じる沈澱、混濁を防止できること
を見出し、本発明を完成した。即ち、本発明は動物性生
薬の抽出物を配合した液剤にカラメルを添加して、経時
的に生じる沈澱、混濁を防止した動物性生薬配合液剤に
関するものである。
に鑑み鋭意検討を重ねた結果、動物性生薬を配合した液
剤に経時的に生じる沈澱や混濁は、特開昭51−128
499号公報に記載されているような紅茶等のタンニン
複合体とは化学構造及び性質が全く異なる動物性蛋白質
が経時的に変性することによるものであることを解明
し、この液剤にカラメルを添加することによって変性し
た動物性蛋白質から生じる沈澱、混濁を防止できること
を見出し、本発明を完成した。即ち、本発明は動物性生
薬の抽出物を配合した液剤にカラメルを添加して、経時
的に生じる沈澱、混濁を防止した動物性生薬配合液剤に
関するものである。
【0004】本発明において、動物性生薬とはゴオウ、
地竜、ハンピ、シベット、ロクジョウまたはそれらのエ
キスもしくはチンキなど従来から医薬品として用いられ
ているもののほか、肝臓、胎盤、心臓、脳などの臓器を
一般にエキスと呼ばれる水及び/又はアルコール等の親
水性有機溶媒で抽出して製した抽出物や、臓器を酸又は
塩基あるいは酵素を用いて製した加水分解物なども含
み、これにはウシやブタなどの肝臓加水分解物、プラセ
ンタエキス、脳加水分解物、心臓エキスなどをあげるこ
とができる。
地竜、ハンピ、シベット、ロクジョウまたはそれらのエ
キスもしくはチンキなど従来から医薬品として用いられ
ているもののほか、肝臓、胎盤、心臓、脳などの臓器を
一般にエキスと呼ばれる水及び/又はアルコール等の親
水性有機溶媒で抽出して製した抽出物や、臓器を酸又は
塩基あるいは酵素を用いて製した加水分解物なども含
み、これにはウシやブタなどの肝臓加水分解物、プラセ
ンタエキス、脳加水分解物、心臓エキスなどをあげるこ
とができる。
【0005】本発明において用いられるカラメルは、従
来から用いられているものであればいずれでもよく、砂
糖製液状カラメル、ブドウ糖製液状カラメルなどが用い
られる。またカラメルの配合量は経時的に生じる沈澱、
混濁の防止を達成し得る量であればよく、特に0.1〜
3.0W/V%が好ましい。
来から用いられているものであればいずれでもよく、砂
糖製液状カラメル、ブドウ糖製液状カラメルなどが用い
られる。またカラメルの配合量は経時的に生じる沈澱、
混濁の防止を達成し得る量であればよく、特に0.1〜
3.0W/V%が好ましい。
【0006】本発明の液剤は、主に内服液剤として用い
られるが、外用液剤としても本発明の目的を達成するこ
とができる。本発明の液剤は、例えば動物性生薬にカラ
メルを加え、水に溶解し、さらに水を加えて全量とした
後、濾過することによって得られる。本発明の液剤に
は、必要に応じてショ糖、ブドウ糖、果糖、ソルビトー
ル等の甘味料、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等の酸味
料、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、パラ
オキシ安息香酸エチル等の防腐剤、着香料、さらにはコ
ンドロイチン硫酸ナトリウム、リン酸リボフラビン、ニ
コチン酸アミド、塩酸ピリドキシンなどの、目的とする
効能に基づき該当する薬効を持つ化学薬品を配合するこ
とができる。かくして得られる液剤は常法によって加熱
滅菌することにより経口投与可能な内服液剤とすること
ができる。
られるが、外用液剤としても本発明の目的を達成するこ
とができる。本発明の液剤は、例えば動物性生薬にカラ
メルを加え、水に溶解し、さらに水を加えて全量とした
後、濾過することによって得られる。本発明の液剤に
は、必要に応じてショ糖、ブドウ糖、果糖、ソルビトー
ル等の甘味料、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等の酸味
料、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、パラ
オキシ安息香酸エチル等の防腐剤、着香料、さらにはコ
ンドロイチン硫酸ナトリウム、リン酸リボフラビン、ニ
コチン酸アミド、塩酸ピリドキシンなどの、目的とする
効能に基づき該当する薬効を持つ化学薬品を配合するこ
とができる。かくして得られる液剤は常法によって加熱
滅菌することにより経口投与可能な内服液剤とすること
ができる。
【0007】本発明の液剤によれば、後述する比較試験
の結果より、従来の動物性生薬配合液剤に比べ経時的な
沈澱や混濁の生成がはるかに少なく、長期的に商品価値
を保つことができ、その製造法が比較的容易であること
からも極めて有用である。本発明の液剤を以下実施例に
よって詳しく説明するが、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
の結果より、従来の動物性生薬配合液剤に比べ経時的な
沈澱や混濁の生成がはるかに少なく、長期的に商品価値
を保つことができ、その製造法が比較的容易であること
からも極めて有用である。本発明の液剤を以下実施例に
よって詳しく説明するが、本発明はこれによって限定さ
れるものではない。
【0008】
実施例1 肝臓加水分解物(生化学工業(株)製、商品名:肝臓水
解物「生化学」内服用)400mg及びカラメル(仙波
糖化工業(株)製、商品名:ブドウ糖製液状カラメルZ
−100)200mgを精製水に溶解し、クエン酸40
0mg及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解
し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調
整した後、精製水を加えて全量を100mlとした。こ
の水溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャッ
プを施して加熱滅菌し内服液剤とした。
解物「生化学」内服用)400mg及びカラメル(仙波
糖化工業(株)製、商品名:ブドウ糖製液状カラメルZ
−100)200mgを精製水に溶解し、クエン酸40
0mg及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解
し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調
整した後、精製水を加えて全量を100mlとした。こ
の水溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャッ
プを施して加熱滅菌し内服液剤とした。
【0009】実施例2 プラセンタエキス((株)ニチレイ製、商品名:プラセ
ンタエキス)10mg及びカラメル(仙波糖化工業
(株)製、商品名:砂糖製液状カラメルKS−S)10
0mgを精製水に溶解し、クエン酸400mg及び安息
香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリ
ウムで液性をpH2.0〜5.0に調整した後、全量を
100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した後、ガラ
ス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内服液剤と
した。
ンタエキス)10mg及びカラメル(仙波糖化工業
(株)製、商品名:砂糖製液状カラメルKS−S)10
0mgを精製水に溶解し、クエン酸400mg及び安息
香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリ
ウムで液性をpH2.0〜5.0に調整した後、全量を
100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した後、ガラ
ス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内服液剤と
した。
【0010】実施例3 プラセンタエキス((株)ニチレイ製、商品名:プラセ
ンタエキス)3mg及びカラメル(仙波糖化工業(株)
製、商品名:砂糖製液状カラメルKS−S)100mg
を精製水に溶解し、クエン酸400mg、ショ糖7g、
ソルビトール3g及び安息香酸ナトリウム70mgを加
えて溶解し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜
5.0に調整した後、全量を100mlとした。この水
溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを
施して加熱滅菌し内服液剤とした。
ンタエキス)3mg及びカラメル(仙波糖化工業(株)
製、商品名:砂糖製液状カラメルKS−S)100mg
を精製水に溶解し、クエン酸400mg、ショ糖7g、
ソルビトール3g及び安息香酸ナトリウム70mgを加
えて溶解し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜
5.0に調整した後、全量を100mlとした。この水
溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを
施して加熱滅菌し内服液剤とした。
【0011】実施例4 プラセンタエキス((株)ニチレイ製、商品名:プラセ
ンタエキス)10mg及びカラメル(仙波糖化工業
(株)製、商品名:砂糖製液状カラメルKS−S)20
0mgを精製水に溶解し、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム100mg、リン酸リボフラビン6mg、ニコチン酸
アミド10mg、塩酸ピリドキシン10mg、クエン酸
400mg、ショ糖7g、ソルビトール3g及び安息香
酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウ
ムで液性をpH2.0〜5.0に調整した後、全量を1
00mlとした。この水溶液を濾紙濾過した後、ガラス
瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内服液剤とし
た。
ンタエキス)10mg及びカラメル(仙波糖化工業
(株)製、商品名:砂糖製液状カラメルKS−S)20
0mgを精製水に溶解し、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム100mg、リン酸リボフラビン6mg、ニコチン酸
アミド10mg、塩酸ピリドキシン10mg、クエン酸
400mg、ショ糖7g、ソルビトール3g及び安息香
酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウ
ムで液性をpH2.0〜5.0に調整した後、全量を1
00mlとした。この水溶液を濾紙濾過した後、ガラス
瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内服液剤とし
た。
【0012】実施例5 脳加水分解物(生化学工業(株)製、商品名:牛脳加水
分解物)500mg及びカラメル(仙波糖化工業(株)
製、商品名:ブドウ糖製液状カラメルS)500mgを
精製水に溶解し、クエン酸400mg及び安息香酸ナト
リウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液
性をpH2.0〜5.0に調整した後、精製水を加えて
全量を100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した
後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内
服液剤とした。
分解物)500mg及びカラメル(仙波糖化工業(株)
製、商品名:ブドウ糖製液状カラメルS)500mgを
精製水に溶解し、クエン酸400mg及び安息香酸ナト
リウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液
性をpH2.0〜5.0に調整した後、精製水を加えて
全量を100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した
後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内
服液剤とした。
【0013】実施例6 脳加水分解物(生化学工業(株)製、商品名:牛脳加水
分解物)1000mg及びカラメル(仙波糖化工業
(株)製、商品名:ブドウ糖製液状カラメルS)200
0mgを精製水に溶解し、リン酸リボフラビン6mg、
ニコチン酸アミド20mg、塩酸ピリドキシン10m
g、クエン酸400mg、ショ糖9g及び安息香酸ナト
リウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液
性をpH2.0〜5.0に調整した後、精製水を加えて
全量を100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した
後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内
服液剤とした。
分解物)1000mg及びカラメル(仙波糖化工業
(株)製、商品名:ブドウ糖製液状カラメルS)200
0mgを精製水に溶解し、リン酸リボフラビン6mg、
ニコチン酸アミド20mg、塩酸ピリドキシン10m
g、クエン酸400mg、ショ糖9g及び安息香酸ナト
リウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液
性をpH2.0〜5.0に調整した後、精製水を加えて
全量を100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した
後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内
服液剤とした。
【0014】比較例1 肝臓加水分解物(生化学工業(株)製、商品名:肝臓水
解物「生化学」内服用)400mgを精製水に溶解し、
クエン酸400mg及び安息香酸ナトリウム70mgを
加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜
5.0に調整した後、精製水を加えて全量を100ml
とした。この水溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填
し、キャップを施して加熱滅菌し内服液剤とした。
解物「生化学」内服用)400mgを精製水に溶解し、
クエン酸400mg及び安息香酸ナトリウム70mgを
加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜
5.0に調整した後、精製水を加えて全量を100ml
とした。この水溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填
し、キャップを施して加熱滅菌し内服液剤とした。
【0015】比較例2 プラセンタエキス((株)ニチレイ製、商品名:プラセ
ンタエキス)10mgを精製水に溶解し、クエン酸40
0mg及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解
し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調
整した後、精製水を加えて全量を100mlとした。こ
の水溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャッ
プを施して加熱滅菌し内服液剤とした。
ンタエキス)10mgを精製水に溶解し、クエン酸40
0mg及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解
し、水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調
整した後、精製水を加えて全量を100mlとした。こ
の水溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャッ
プを施して加熱滅菌し内服液剤とした。
【0016】比較例3 プラセンタエキス((株)ニチレイ製、商品名:プラセ
ンタエキス)3mgを精製水に溶解し、クエン酸400
mg、ショ糖7g、ソルビトール3g及び安息香酸ナト
リウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液
性をpH2.0〜5.0に調整した後、精製水を加えて
全量を100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した
後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内
服液剤とした。
ンタエキス)3mgを精製水に溶解し、クエン酸400
mg、ショ糖7g、ソルビトール3g及び安息香酸ナト
リウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナトリウムで液
性をpH2.0〜5.0に調整した後、精製水を加えて
全量を100mlとした。この水溶液を濾紙濾過した
後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加熱滅菌し内
服液剤とした。
【0017】比較例4 プラセンタエキス((株)ニチレイ製、商品名:プラセ
ンタエキス)10mgを精製水に溶解し、コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム100mg、リン酸リボフラビン6m
g、ニコチン酸アミド10mg、塩酸ピリドキシン10
mg、クエン酸400mg、ショ糖7g、ソルビトール
3g及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、
水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調整し
た後、精製水を加えて全量を100mlとした。この水
溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを
施して加熱滅菌し内服液剤とした。
ンタエキス)10mgを精製水に溶解し、コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム100mg、リン酸リボフラビン6m
g、ニコチン酸アミド10mg、塩酸ピリドキシン10
mg、クエン酸400mg、ショ糖7g、ソルビトール
3g及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、
水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調整し
た後、精製水を加えて全量を100mlとした。この水
溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを
施して加熱滅菌し内服液剤とした。
【0018】比較例5 脳加水分解物(生化学工業(株)製、商品名:牛脳加水
分解物)500mgを精製水に溶解し、クエン酸400
mg及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、
水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調整し
た後、精製水を加えて全量を100mlとした。この水
溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを
施して加熱滅菌し内服液剤とした。
分解物)500mgを精製水に溶解し、クエン酸400
mg及び安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、
水酸化ナトリウムで液性をpH2.0〜5.0に調整し
た後、精製水を加えて全量を100mlとした。この水
溶液を濾紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを
施して加熱滅菌し内服液剤とした。
【0019】比較例6 脳加水分解物(生化学工業(株)製、商品名:牛脳加水
分解物)1000mgを精製水に溶解し、リン酸リボフ
ラビン6mg、ニコチン酸アミド20mg、塩酸ピリド
キシン10mg、クエン酸400mg、ショ糖9g及び
安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナ
トリウムで液性をpH2.0〜5.0に調整した後、精
製水を加えて全量を100mlとした。この水溶液を濾
紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加
熱滅菌し内服液剤とした。
分解物)1000mgを精製水に溶解し、リン酸リボフ
ラビン6mg、ニコチン酸アミド20mg、塩酸ピリド
キシン10mg、クエン酸400mg、ショ糖9g及び
安息香酸ナトリウム70mgを加えて溶解し、水酸化ナ
トリウムで液性をpH2.0〜5.0に調整した後、精
製水を加えて全量を100mlとした。この水溶液を濾
紙濾過した後、ガラス瓶に充填し、キャップを施して加
熱滅菌し内服液剤とした。
【0020】比較試験 実施例および比較例で得られた液剤を25℃にて保存
し、経時的に沈澱、混濁の発生を観察した。その結果を
表1に示す。
し、経時的に沈澱、混濁の発生を観察した。その結果を
表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】表1から明らかなように、実施例の液剤は
比較例の液剤に比して優れた沈澱、混濁防止作用を有
し、特に動物性生薬が肝臓加水分解物である場合は、比
較例の液剤は製造後1カ月で顕著な沈澱、混濁の発生が
観察されたのに対し、本発明実施例の液剤は経時的な沈
澱、混濁の発生が見られず、これまでに例を見ない効果
が得られた。
比較例の液剤に比して優れた沈澱、混濁防止作用を有
し、特に動物性生薬が肝臓加水分解物である場合は、比
較例の液剤は製造後1カ月で顕著な沈澱、混濁の発生が
観察されたのに対し、本発明実施例の液剤は経時的な沈
澱、混濁の発生が見られず、これまでに例を見ない効果
が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 35/407 35/50 35/56
Claims (8)
- 【請求項1】 動物性生薬及びカラメルを配合した液
剤。 - 【請求項2】 動物性生薬が水又は親水性有機溶媒の抽
出物である請求項1記載の液剤。 - 【請求項3】 動物性生薬が臓器の酸、塩基又は酵素に
よる加水分解物である請求項1記載の液剤。 - 【請求項4】 動物性生薬が、肝臓加水分解物である請
求項1記載の液剤。 - 【請求項5】 動物性生薬が、プラセンタエキスである
請求項1記載の液剤。 - 【請求項6】 動物性生薬が、脳加水分解物である請求
項1記載の液剤。 - 【請求項7】 動物性生薬が、心臓エキスである請求項
1記載の液剤。 - 【請求項8】 内服液剤である請求項1乃至7記載の液
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7027244A JPH08198762A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 動物性生薬配合液剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7027244A JPH08198762A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 動物性生薬配合液剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08198762A true JPH08198762A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12215674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7027244A Pending JPH08198762A (ja) | 1995-01-24 | 1995-01-24 | 動物性生薬配合液剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08198762A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10327518A1 (de) * | 2003-06-17 | 2005-01-13 | Klett-Loch, Lore Maria | Synthetische Peptidkombinationen und Verfahren zu deren Herstellung |
WO2009019835A1 (ja) * | 2007-08-03 | 2009-02-12 | Wakunaga Pharmaceutical Co., Ltd. | 生薬エキス配合液剤 |
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1995
- 1995-01-24 JP JP7027244A patent/JPH08198762A/ja active Pending
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