JPH08103076A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JPH08103076A
JPH08103076A JP6259716A JP25971694A JPH08103076A JP H08103076 A JPH08103076 A JP H08103076A JP 6259716 A JP6259716 A JP 6259716A JP 25971694 A JP25971694 A JP 25971694A JP H08103076 A JPH08103076 A JP H08103076A
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JP
Japan
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switching
power supply
choke coil
supply circuit
circuit
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Application number
JP6259716A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yasumura
昌之 安村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マグネットスイッチ方式あるいは磁気結合ト
ランスを備えることにより力率改善が図られている電流
共振形のスイッチング電源回路において、部品点数の削
減及び部品の小型化を図り、さらにコストダウン及び回
路サイズの縮小を実現する。 【構成】 ブリッジ整流ダイオードの正極出力側に対し
てLCローパスフィルタ及び高速リカバリ型ダイオード
5 を設け、フィルタチョークコイルLN と高速リカバ
リ型ダイオードD5 、チョークコイルCH及び絶縁トラ
ンスの三次巻線N3 が有する抵抗成分の合成値によりサ
ージ電流を抑制するように構成して、ACラインに突入
電流制限抵抗を省略する。また、フィルタコンデンサC
N はフィルタチョークコイルLN と高速リカバリ型ダイ
オードD5 の接続点と平滑コンデンサCiの正極間に接
続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば力率改善を図っ
ている電流共振形のスイッチング電源回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、高周波の比較的大きい電流及び電
圧に耐えることができるスイッチング素子の開発によっ
て、商用電源を整流して所望の直流電圧を得る電源装置
としては、大部分がスイッチング方式の電源装置になっ
ている。スイッチング電源はスイッチング周波数を高く
することによりトランスその他のデバイスを小型にする
と共に、大電力のDC−DCコンバータとして各種の電
子機器の電源として使用される。
【0003】ところで、一般に商用電源を整流すると平
滑回路に流れる電流は歪み波形になるため、電源の利用
効率を示す力率が損なわれるという問題が生じる。ま
た、歪み電流波形となることによって発生する高調波を
抑圧するための対策が必要とされている。電源の力率を
改善するためには、例えばチョークインプット方式の整
流回路を使用することが最も簡単であり、電磁ノイズ対
策(EMI)の上でも好ましい。また、スイッチング電
源の断続電圧を利用して、平滑コンデンサの平均的な充
電電圧を低下し、整流素子の導通角を広げて力率の改善
を計るMagnet−Switch方式(以下、MS方
式という)が考えられている。
【0004】そして、上記MS方式の力率改善手段を電
流共振形コンバータによるスイッチング電源回路に応用
した発明が、先に本出願人により提案されており(特願
平6−210740)、図6は、この発明に基づくスイ
ッチング電源回路の一例を示す回路図であり、この場合
にはハーフブリッジによる自励式電流共振形コンバータ
とされている。
【0005】この図においてACは商用の交流電源を示
し、この交流電源ACに対して設けられるCMCはコモ
ンモードノイズ除去のためのコモンモードチョークコイ
ルを、また、このコモンモードチョークコイルCMCの
後段の両極ライン間に挿入されるCL はアクロスコンデ
ンサを示している。なお、交流電源ACのラインに設け
られるPWはメインの電源スイッチを示している。ま
た、同様に交流電源ACのラインに設けられるRiは、
電源オン時にブリッジ整流ダイオードを介して平滑コン
デンサCiに流れる突入電流を制限するための突入電流
制限抵抗とされ、この抵抗Riと並列に接続されるSW
はリレーRLのスイッチ部を示す。そして破線の枠内に
示す1は、フィルタチョークコイルLN 及びフィルタコ
ンデンサCN のインピーダンス素子より構成されるLC
ローパスフィルタで、スイッチング周波数の高周波ノイ
ズがACラインに流入するのを阻止するためのものとさ
れる。また、ここではD1 ,D2 ,D3 ,D4 の4本の
ダイオードによりブリッジ整流回路が形成され、入力さ
れた交流電源ACについて全波整流を行う。この全波整
流出力はチョークコイルCH、三次巻線N3 を介して平
滑コンデンサCiに充電される。
【0006】Q1 、Q2 はハーフブリッジ型のスイッチ
ング回路を形成するスイッチング素子であり、図のよう
に平滑コンデンサCiの正極側の接続点とアース間に対
してそれぞれのコレクタ、エミッタを介して接続されて
いる。この、スイッチング素子Q1 、Q2 の各コレクタ
−ベース間にそれぞれ挿入される抵抗R6 、R6 は起動
抵抗を、またスイッチング素子Q1 、Q2 の各ベース−
エミッタ間に挿入されるDD1、DD2はそれぞれダンパー
ダイオードを示す。また、抵抗R5 、R5 はそれぞれ、
スイッチング素子Q1 、Q2 のベース電流(ドライブ電
流)調整用抵抗を示している。そして、C5 、C5 は共
振用のコンデンサであり、次に説明するドライブトラン
スPITの駆動巻線NB 、NB と共に、自励発振用の直
列共振回路を形成している。
【0007】PRTはスイッチング素子Q1 、Q2 のス
イッチング周波数を可変制御するドライブトランスを示
し、この図の場合には駆動巻線NB 、NB 及び共振電流
検出巻線ND が巻回され、更にこれらの各巻線に対して
制御巻線NC が直交する方向に巻回された直交型の可飽
和リアクトルとされている。このドライブトランスPR
Tのスイッチング素子Q1 側の駆動巻線NB の一端は抵
抗R5 に、他端はスイッチング素子Q1 のエミッタに接
続される。また、スイッチング素子Q2 側の駆動巻線N
B の一端はアースに接地されると共に他端は抵抗R5
接続されて、前記駆動巻線NB と逆の極性の電圧が出力
されるようになされている。また、電流検出巻線ND
スイッチング素子Q1 のエミッタとスイッチング素子Q
2 のコレクタの接点に接続されると共に、絶縁トランス
PITの一次巻線N1 の一端に対して共振コンデンサC
1 を介して接続される。
【0008】PITはスイッチング素子Q1 、Q2 のス
イッチング出力を二次側に伝送するための絶縁トランス
で、この絶縁トランスPITの一次巻線N1 の一端は共
振コンデンサC1 を介して電流検出巻線ND と直列に接
続され、他端は共振アースに対して接地されている。そ
して、これら共振コンデンサC1 及び一次巻線N1 を含
む絶縁トランスPITのインダクタンス成分により共振
回路を形成している。またこの絶縁トランスPITには
三次巻線N3 が巻回されており、この三次巻線N3 に誘
起されるスイッチング信号V3 がチョークコイルCH及
び平滑コンデンサCi 間に供給されている。すなわち平
滑コンデンサCi の充電路にスイッチング電圧が供給さ
れるように構成されている。したがって整流された全波
整流電圧は、チョークコイルCHを通過した後、スイッ
チング電圧が重畳され平滑用のコンデンサCi に充電さ
れることになる。
【0009】このスイッチング電源回路の場合、絶縁ト
ランスPITの二次側では一次巻線N1 により二次巻線
2 及びN2Aに誘起される誘起電圧が、それぞれブリッ
ジ整流回路D5 及び平滑コンデンサC3 、整流素子D
6 、D7 及び平滑コンデンサC4 により直流電圧に変換
されて出力電圧E0 、E1 とされる。制御回路2は例え
ば二次側の直流電圧出力E1 と、基準電圧を比較してそ
の誤差に応じた直流電流を、制御電流IC としてドライ
ブトランスPRTの制御巻線NC に供給する誤差増幅器
である。
【0010】また、RLは電磁パワーリレー回路であ
り、スイッチ部はACラインの抵抗Riに並列に接続さ
れている。また、遅延回路10、トランジスタQ3 、及
びダイオードD10によりリレー駆動回路が形成され、二
次側のダイオードD7 を介した整流出力により動作する
が、これについては後述する
【0011】上記構成のスイッチング電源のスイッチン
グ動作としては、先ず商用交流電源が投入されると、例
えば起動抵抗R6 、R6 を介してスイッチング素子Q
1 、Q2 のベースにベース電流が供給されることになる
が、例えばスイッチング素子Q1 が先にオンとなったと
すれば、スイッチング素子Q2 はオフとなるように制御
される。そしてスイッチング素子Q1 の出力として、電
流検出巻線ND →コンデンサC1 →一次巻線N1 →に共
振電流が流れるが、この共振電流が0となる近傍でスイ
ッチング素子Q2 がオン、スイッチング素子Q1 がオフ
となるように制御される。そして、スイッチング素子Q
2 を介して先とは逆方向の共振電流が流れる。以降、ス
イッチング素子Q1 、Q2 が交互にオンとなる自励式の
スイッチング動作が開始される。このように、平滑コン
デンサCi の端子電圧を動作電源としてスイッチング素
子Q1 、Q2 が交互に開閉を繰り返すことによって、絶
縁トランスの一次側巻線N1 に共振電流波形に近いドラ
イブ電流を供給し、二次側の巻線(N2 、N2A)に交番
出力を得る。
【0012】また、二次側の直流出力電圧(EO )が低
下した時は制御回路2によって制御巻線NC に流れる電
流が制御され、スイッチング周波数が低くなるよう(共
振周波数に近くなるように)に制御され、一次巻線N1
に流すドライブ電流が増加するように制御して、定電圧
化を図っている。
【0013】また、この図のスイッチング電源回路の構
成では、一次巻線N1 に共振電流が流れる絶縁トランス
PITに三次巻線N3 が設けられていることで、この三
次巻線N3 に励起されたスイッチング電圧が平滑用のコ
ンデンサCi の充電路に供給されて整流電圧に重畳され
る。したがって、ブリッジ整流回路(D1 〜D4 )から
流出する電流I1 の流通角が拡大して、その平均値は正
弦波に近い充電電流になる。その結果、商用交流電源か
ら供給された交流電流は高調波歪みが少なくなり、力率
が向上することになる。なお、整流回路から流出する電
流I1 はスイッチング周期で寸断され不連続的に流れる
ことになるから、例えばブリッジ整流回路のうちいずれ
か2つのダイオード(この場合にはD3 、D4 )につい
て高速リカバリ型を使用することが要請される。
【0014】またこの電源回路では、電流I1 が寸断さ
れる休止期間の間に、ダンパーダイオードDD1(DD2
からQ1 (Q2 )のベースーコレクタを介して滑コンデ
ンサCi を逆充電するようにされ、これにより平滑コン
デンサCi の電位が低下しなくなりリップル電圧が抑制
される。この休止期間は三次巻線N3 の誘起電圧V3
びチョークコイルCHのインダクタンス値によって設定
されるが、この給紙期間について力率を0.8程度に維
持するように設定すると、EMI規制をクリアすること
ができると同時に、電源効率を向上させることができ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
にブリッジ整流回路のダイオードD3 、D4 については
高速リカバリ型が用いられるものとされるが、このよう
な高速リカバリ型ダイオードの尖頭順電流に対する耐電
流特性(IFSM )は、例えば400W/4A定格品で6
0Aであり、低速リカバリ型が400W/4A定格品で
150Aであるのに比べて著しく低い。そこで、高速リ
カバリ型であるダイオードD3 、D4 が壊れない程度に
サージ電流を抑制する必要から、突入電流制限抵抗Ri
に通常よりも2倍以上の程度の抵抗値を有するもの(例
えば3〜4Ω程度)を用いることになるが、このままで
は最大負荷時の電力損失が過大になることもあるため、
解決策として、例えば電源オン直後より所定の数秒後以
降は抵抗Riをパスさせるように回路を構成することが
考えられる。例えば図6の回路ではリレースイッチを用
いて抵抗Riをパスさせている。この場合、電源が投入
されて二次側で電圧が得られると、ダイオードD7 を介
して整流出力が遅延回路10に供給される。遅延回路1
0ではここで設定された遅延時間を経過して、入力され
た整流電圧に基づくベース電流をトランジスタQ3 に流
すことになるが、これによりリレーが導通してスイッチ
部SWが閉じるようにされる。このようにしてサージ電
流が流れなくなると抵抗Riはパスされることになる。
【0016】電源回路ではコストや回路基板サイズの小
型化等の観点から、できるだけ部品を小型化・削減する
ことが要求されるが、図6の場合のようにリレースイッ
チ及びその駆動回路部が付加されることで、コストアッ
プ及び基板の大型化が避けられなくなる。
【0017】また、図7に示すようにスイッチング電源
回路を構成する方法も考えられる。なお、この図におい
て図6と同一部分は同一符号を付すと共に、図に示され
ていない残りの回路部分については図6と同様であるた
め省略している。この場合には、ブリッジ整流回路を形
成する4つのダイオードのうちダイオードD3 及びD4
について、それぞれ2つの高速リカバリ型ダイオード
(D3A及びD3B、D4A及びD4B)を並列接続して構成さ
れる。これにより、例えば上記と同様に1つの高速リカ
バリ型ダイオードの耐サージ電流特性IFSM =60Aで
あるとすれば、ダイオードD3 及びD4 としての耐サー
ジ電流特性はそれぞれ60×2=120Aとなる。この
ため、抵抗Riは実際にサージ電流を120A以内に抑
制するに足る値を有するものを選定すればよくなり、こ
れは図6の回路で要する抵抗Riの値よりも小さくなる
ため、電源オン後に抵抗Riをパスさせるようなリレー
等を付加する必要はなくなる。ところが、この場合には
高速リカバリ型ダイオードが4点必要とされるが、通常
の低速リカバリ型ダイオードのみで形成されるブリッジ
整流回路と比較すると、図7の構成によるブリッジ整流
回路のほうがはるかにコストアップとなってしまう。ま
た、負荷電力が120W以上となるような場合では、例
えば国内ではRiの値は1Ω/20W、欧州では3、9
Ω/20W、北米では1.2Ω/20Wとなり大型のセ
メント抵抗を用いることになり、電源基板の小型化には
依然として不利である。また、LCローパスフィルタ1
を形成するフィルタコンデンサCN はACラインの極間
に挿入されることから各国ごとに異なる安全規格に対応
して、いわゆる安全規格取得品を選定する必要があり、
これもコスト削減の妨げとなっている。
【0018】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明はMS方
式あるいは後述する磁気結合トランスを備えることによ
り力率改善が図られている電流共振形のスイッチング電
源回路において、部品の削減・小型化及び安価な部品の
採用等を可能として、さらにコストダウン及び回路サイ
ズの縮小を実現することを目的とする。
【0019】このため、商用電源を整流する整流回路
と、この整流回路の出力を平滑するチョークコイル及び
平滑コンデンサからなる平滑回路と、この平滑回路より
出力される電圧を断続して絶縁トランスの一次側に共振
コンデンサを介して供給するスイッチング素子とを備
え、絶縁トランスの一次側に流れる共振電流の共振周波
数を制御して絶縁トランスの二次巻線から所定の交番電
圧が得られるようにした電流共振形のスイッチング電源
回路において、商用電源ラインあるいは整流回路の出力
側にノーマルモードのローパスフィルタを設けると共に
絶縁トランスに三次巻線を設け、ローパスフィルタのフ
ィルタチョークコイル及び三次巻線を、平滑コンデンサ
に対する充電経路に直列に挿入して構成することとし
た。あるいは、チョークコイルをスイッチング素子のス
イッチング動作に基づいて得られる交番電流が供給され
るコイルと磁気結合すると共に、商用電源ラインあるい
は整流回路の出力側にノーマルモードのローパスフィル
タを設け、チョークコイルとローパスフィルタのフィル
タチョークコイルを、平滑コンデンサに対する充電経路
に直列に挿入することとした。
【0020】そして、上記構成のスイッチング電源回路
に対して、フィルタチョークコイルと直列接続される高
速リカバリ型のダイオードを設けることとした。更にロ
ーパスフィルタのフィルタコンデンサは、フィルタチョ
ークコイルの一端と平滑コンデンサの正極間に対して接
続するようにした。また、自励式であれば、例えばスイ
ッチング素子を駆動するドライブトランスに制御巻線を
他の巻線に直交するように設けて、絶縁トランスの二次
側の出力電圧に基づいて制御巻線に流す制御電流を可変
して、スイッチング周波数を変化させることで定電圧制
御するように構成することとした。あるいは、例えば絶
縁トランスを制御巻線を有する直交形として、絶縁トラ
ンスの二次側の出力電圧に応じて制御巻線への制御電流
を可変してその磁束をコントロールすることで定電圧制
御するように構成することとした。また、スイッチング
回路部を他励式の電流共振形コンバータで構成し、出力
電圧に対応して変化するスイッチング駆動信号を発生す
る制御回路により駆動することとした。さらには、倍電
圧整流回路によるスイッチング電源回路に上記構成を備
えることとした。
【0021】
【作用】上記構成によれば、MS方式あるいは磁気結合
トランスを備えて力率改善を施した各種タイプの電流共
振形のスイッチング電源回路において、例えば整流回路
がブリッジ整流ダイオードの場合、その正極出力側に対
してLCローパスフィルタ及び高速リカバリ型ダイオー
ドを設ければ、LCローパスフィルタのフィルタチョー
クコイルと高速リカバリ型ダイオード、チョークコイル
及び絶縁トランスの三次巻線が有する抵抗成分の合成、
あるいはLCローパスフィルタのコイルと高速リカバリ
型ダイオード及び磁気結合トランスの二次巻線(チョー
クコイル)が有する抵抗成分の合成によりサージ電流を
抑制するようにすることが可能となり、これによりAC
ラインに突入電流制限抵抗を挿入する必要がなくなる。
また、LCローパスフィルタのフィルタコンデンサが、
例えばフィルタチョークコイルと高速リカバリ型ダイオ
ードの接続点と平滑コンデンサの正極間に対して接続さ
れることからフィルタコンデンサの両端にかかる電圧を
ACラインに挿入している場合よりも低減させることが
可能となる。
【0022】
【実施例】図1は本発明によるスイッチング電源回路の
一施例を示す回路図であり、先に示した図6及び図7と
同一部分は同一符号を付して説明を省略している。また
スイッチング素子Q1 、Q2 を駆動する駆動回路及びス
イッチング周波数可変制御するための回路構成はここで
は省略しているが、図6に示したと同様の電流共振形の
回路によりスイッチング駆動されると共に、二次側の電
圧変動に基づいて直交型ドライブトランスPRTにより
スイッチング周波数が可変されるように構成されていれ
ばよい。
【0023】この実施例では、先ず突入電流制限抵抗R
iが設けられていないと共に、ブリッジ整流回路を形成
するD1 〜D4 はすべて低速リカバリダイオードでよい
ものとされる。そして、LCローパスフィルタ1(破線
で示す)の回路は、図のようにブリッジ整流回路の正極
の出力ライン側に設けられる。つまり、ブリッジ整流回
路のダイオードD3 、D4 の接続点とチョークコイルC
Hの間のラインに対して、ダイオードD5 と直列に接続
されたフィルタチョークコイルLN が挿入されると共
に、フィルタコンデンサCN はフィルタチョークコイル
N とダイオードD5 の接続点と平滑コンデンサCiの
正極の間に挿入される。このLCローパスフィルタ1に
おいてD5 は高速リカバリ型のダイオードD5 であり、
スイッチング周期の高周波がACライン側に流入するの
を阻止するものであるが、ここでは高速リカバリ型のダ
イオード素子D5A、D5Bを並列接続して形成される、い
わゆる高速リカバリ型のツインダイオード(以下このタ
イプのダイオードを高速ツインダイオードという)とさ
れる。従って、ツインダイオードのうち1つのダイオー
ド素子の耐サージ電流特性IFSM =60Aであるとすれ
ば、高速ツインダイオードD5は120Aの耐サージ電
流特性を有するものとされる。このような回路構成によ
れば、ブリッジ整流ダイオード(D3 、D4 の接続点)
と平滑コンデンサCi間のラインに、フィルタチョーク
コイルLN 、高速ツインダイオードD5 、チョークコイ
ルCN 、三次巻線N3 が直列に接続されて挿入されてい
ることになる。
【0024】そこで、本実施例では図の( )内に示す
ように、フィルタチョークコイルLN の直流抵抗成分R
1 、高速ツインダイオードD5 の順電圧効果による抵抗
成分RF 、チョークコイルCN 及び絶縁トランスPIT
の三次巻線N3 の各直流抵抗成分R2 、R3 について、 R1 +RF +R2 +R3 =Ri (ここで、Riは高
速ツインダイオードD5 の耐サージ特性の電流値以下に
サージ電流を抑制することのできるだけの抵抗値とされ
る)となるように各部品を選定する。これにより、図6
に示したACラインの突入電流制限抵抗Riを省略して
も、電源オン時の平滑コンデンサCiへの突入電流は抵
抗Riを挿入した場合と同等に抑制することができるこ
とになる。また、電力損失は上記各抵抗成分R1 ,R
F ,R2 ,R3 の値に比例して配分されることになるた
め、発熱も抑えることができる。
【0025】また、フィルタコンデンサCN は、ブリッ
ジ整流回路の正極の出力ライン側に設けられていること
で、直接アースに接地せずに図のように平滑コンデンサ
Ciの正極に接続することが可能である。これによりフ
ィルタコンデンサCN 両端にかかる電圧はACライン側
に挿入されてる場合よりも非常に低いものとすることが
できるため、図6の場合のように安全規格取得品を採用
する必要がなくなり、例えば国内・北米であれば耐圧5
0V、欧州向けであれば耐圧100V品の通常の部品を
採用すれば充分対応可能となり、コスト的に有利とな
る。
【0026】例えば図6の電源回路と図1の本実施例の
回路を比較した場合、図1の回路ではセメントによる大
型の抵抗Riが省略されるのに伴って、リレースイッチ
及びリレー駆動回路も省略されることになるため、大幅
なコストダウン及び回路基板サイズの小型化が可能とな
る。また、図7に示した構成の回路と図1の回路を比較
した場合、図7の回路ではAC100V時の条件におい
てLN =100μH、CN =2.2μF/150Vp−
p、Ri=1Ω/20W、D1 及びD2 は低速リカバリ
型、D3 及びD4 は高速リカバリ型とされる。一方、図
1の回路では、LN =100μH(その抵抗成分をR1
=0.2Ω)、CN は2.2μF/50Vとされ,D1
〜D4 は1パッケージの低速ダイオード素子でよくな
る。また、D5 は5A/400Vの高速ツイン・ダイオ
ード、チョークコイルCHのインダクタンスLi=20
0μH(抵抗成分R2 =0.2Ω)、絶縁トランスPI
TのN1 =25T、N3 =10T(抵抗成分R3 =0.
1Ω)というように部品を選定することができ、この場
合には本実施例の図1の回路のほうが安価に構成され
る。
【0027】図2は、本発明の他の実施例を示す回路図
であり、図1と同一部分は同一符号を付して説明を省略
する。この実施例ではスイッチング素子Q1 に例えばM
OS−FETトランジスタが採用され、制御回路2のP
WM制御によりスイッチング制御を行うように構成され
たフライバックコンバータ回路とされている。また、図
1の場合とは異なり、チョークコイルCHが平滑コンデ
ンサCiの正極側と三次巻線N3 の間に接続されている
が、この接続でも図1の場合と同様にフィルタチョーク
コイルLN 、高速ツインダイオードD5 、チョークコイ
ルCN 及び三次巻線N3 の各抵抗成分の合成により突入
電流制限抵抗Riと同じ作用を得ている。
【0028】ところで、先に本出願人によって、絶縁ト
ランスの一次側のスイッチング出力に応じた電圧をチョ
ークコイルCHに励起するようにした磁気結合トランス
を設け、これによりブリッジ整流回路の整流電圧波形に
スイッチング周期の電圧を重畳するようにした構成のス
イッチング電源回路が出願されている(特願平6−19
2737)。
【0029】図3に他の実施例として示すスイッチング
電源回路は、上記磁気結合トランスを備えたものに対し
て本発明を適用して構成されるものである。なお、図
1、及び図2と同一部分は同一符号を付して説明を省略
する。また、この場合にもスイッチング素子Q1 、Q2
の駆動回路及びスイッチング周波数制御回路等は省略さ
れているが、例えば自励形、他励形に関わらず電流共振
形コンバータとされていればよいものとされる。
【0030】この図においてMCTが磁気結合トランス
とされる。この磁気結合トランスMCTは先の図1ある
いは図2においてチョークコイルCHに相当する二次巻
線Ni(Liは自己インダクタンスを示す)と、先の図
1、図2においては絶縁トランスPITの三次巻線に相
当する巻線N3 (インダクタンスL3 )を一次巻線とし
て、フェライトコアによって例えば1:1の巻線比で密
結合したものである。なお、ここでは磁気結合トランス
MCTの一次巻線N3 は、絶縁トランスPITの一次巻
線N1 と共振コンデンサC1 の直列共振回路の間に挿入
されるようにして設けられている。
【0031】このような磁気結合トランスMCTでは、
絶縁トランスPITに流れる共振電流に対応するスイッ
チング電圧を、一次巻線N3 により二次巻線Niの自己
インダクタンスLiに励起するようにしている。したが
って整流された全波整流電圧は、自己インダクタンスL
iの巻線Niでスイッチング電圧が重畳されて平滑用の
コンデンサCiに充電されることになり、このスイッチ
ング電圧の重畳分によって、平滑コンデンサCiの端子
電圧をスイッチング周期で引き下げることになる。する
と、ブリッジ整流回路の整流電圧レベルよりコンデンサ
Ciの端子電圧が低下している期間に充電電流が流れる
ようになり、この期間がゼロボルト近傍にまでおよぶよ
うに、上記磁気結合トランスMCTの巻線比を設定する
ことによって力率が1に近い値を示すことになる。すな
わち、平均的な交流入力電流がAC電圧波形と同様にな
って力率改善が図られる。
【0032】そして、磁気結合トランスを用いた電源回
路では、軽負荷時に絶縁トランスPITのドライブ電流
が小さくなるから、このドライブ電流によって磁気結合
トランスMCTの二次側に誘起されるスイッチング信号
も小さいものになる。したがって、軽負荷時には充電電
流のレベルが小さくなり、重負荷時には充電電流が大き
くなるため、特に軽負荷時に平滑コンデンサCiの端子
電圧が異常に上昇する現象を解消し、従来のMS方式で
は困難だったレギュレーションの改善を行うことができ
る。
【0033】そして、この図の電源回路においては、フ
ィルタチョークコイルLN 、高速ツインダイオードD5
及び磁気結合トランスMCTの二次巻線Niが、ブリッ
ジ整流ダイオード(D3 、D4 の接続点)と平滑コンデ
ンサCi間のラインに直列接続により挿入されているこ
とになる。そこで、この実施例ではフィルタチョークコ
イルLN 、高速ツインダイオードD5 、二次巻線Niの
各抵抗成分を合成した抵抗値Riが、高速ツインダイオ
ードD5 の耐サージ電流特性に対応して設定されればよ
いこととなる。
【0034】図4は、本発明の更に他の実施例を示すも
ので、上記図3と同一部分は同一符号を付して説明を省
略する。この実施例は図3と同様に、磁気結合トランス
を備えた電源回路に本発明を適用したものであるが、こ
の場合には磁気結合トランスMCTの一次巻線N3 の両
端をそれぞれ絶縁トランスPITの二次巻線N2Aの両端
と接続している。即ち、磁気結合トランスMCTに供給
すべきスイッチング周期の交番信号を絶縁トランスPI
Tの二次側から供給するように構成している。この場合
もフィルタチョークコイルLN 、高速ツインダイオード
5 、二次巻線Niの各抵抗成分を合成した抵抗値Ri
を、高速ツインダイオードD5 の耐サージ電流特性に対
応して設定することになる。
【0035】図5は更に他の実施例を示す回路図であ
り、図3と同一部分は同一符号を付して説明を省略す
る。この実施例の場合には磁気結合トランスMCTを備
えていると共に、更に倍電圧整流回路を備えたスイッチ
ング電源回路として構成されていることが分かる。この
図においては、フィルタチョークコイルLN と磁気結合
トランスMCTの二次巻線Ni間に互いに順電流方向が
異なる高速ツインダイオードD5 、D6 が図のように並
列して接続される。また、磁気結合トランスMCTの二
次巻線Niの他端に対しては整流ダイオード(低速でよ
い)D1 のカソードとD3 のアノードが接続され、整流
ダイオードD1 のアノードはアースに接地され、整流ダ
イオードD3 のカソードは平滑コンデンサCi1 の正極
とスイッチング素子Q1 のコレクタの接続点に対して接
続される。そして、平滑コンデンサはCi1 、Ci2
2つが直列に接続され、平滑コンデンサCi2 の負極側
はアースに接地される。
【0036】倍電圧動作としては、交流電源ACが正の
期間の充電経路は、AC→CMC(正極側)→フィルタ
チョークコイルLN →高速ツインダイオードD5 →巻線
Ni→整流ダイオードD3 →平滑コンデンサCi1 →C
MC(負極側)→ACとなり、平滑コンデンサCi1
対して充電が行われる。また、交流電源ACが負の期間
の充電経路は、AC→CMC(負極側)→平滑コンデン
サCi2 →整流ダイオードD1 →巻線Ni→高速ツイン
・ダイオードD6 →フィルタチョークコイルLN →CM
C(正極側)→ACとなって、平滑コンデンサCi2
充電される。そして、交流電源ACが正・負のいずれの
期間においても、磁気結合トランスMCTの作用により
力率改善が行われる。また、この実施例では交流電源A
Cが正の期間は、フィルタチョークコイルLN 、高速ツ
インダイオードD5 、巻線Niの各抵抗成分を合成した
抵抗値Riによりサージ電流を抑制し、交流電源ACが
負の期間はフィルタチョークコイルLN 、高速ツインダ
イオードD6 、巻線Niの各抵抗成分を合成した抵抗値
Riによりサージ電流を抑制することになる。
【0037】なお、この実施例では制御巻線NC を絶縁
トランスPITに対して一次及び二次巻線N1 、N2
対して直交するように設け、制御回路2が直流出力電圧
Oの変動に基づいて制御巻線NC に流す制御電流をコ
ントロールするようにしている。この場合には、スイッ
チング周波数は固定とされるが、制御巻線NC に流れる
制御電流のレベルに応じて、例えば絶縁トランスPIT
の漏洩磁束を変化させることで定電圧制御を行うことに
なる。
【0038】なお、上記実施例においては、ブリッジ整
流回路の正極の出力側に接続される高速リカバリダイオ
ードを2本並列のツイン・ダイオードとしているが、こ
れに限定されるものではなく、1本の高速リカバリダイ
オードで充分に高い耐サージ電流特性が得られるものが
あればこれを採用してダイオードの本数を更に削減する
ことも可能である。また、電源回路における細部等の構
成は、上記各実施例として示したものに限定されるもの
ではなく各種変更が可能とされ、例えば図示していない
がスイッチング素子が4つとされフルブリッジタイプの
電流共振形の電源回路に適用することもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスイッチン
グ電源回路は、ノーマルモードのLCフィルタ回路と高
速リカバリ型ダイオードを、整流回路の出力側のライン
に設けることで、チョークコイルと絶縁トランスの三次
巻線とにより力率改善を行う回路では、平滑コンデンサ
に対して直列接続される上記LCフィルタ回路のコイル
と高速リカバリ型ダイオードとチョークコイルと三次巻
線の抵抗の合成により電源オン時のサージ電流を制限す
るようにしている。あるいは、磁気結合トランスにより
力率改善を行う回路であれば、LCフィルタ回路のコイ
ルと高速リカバリ型ダイオードと磁気結合トランスの二
次巻線との抵抗の合成値により電源オン時のサージ電流
を制限するようにしている。これによって、ACライン
の突入電流制限抵抗及びこれをパスするリレー等の回路
が省略されるため、従来よりも電源オン時のサージ電流
を制限するための回路構成が簡略化されて、低コスト化
及び基板サイズの小型化を容易に実現することができる
という効果を有している。また、これらの各抵抗成分に
よって電力損失分が分散されて発熱も著しく低減され
る。また、LCフィルタ回路は整流回路の出力側のライ
ンに設けられることから、LCフィルタ回路を構成する
フィルタコンデンサの一方の端部を平滑コンデンサの正
極側に対して接続してフィルタコンデンサの両端にかか
る電圧を低減させることができ、これによってフィルタ
コンデンサに安全規格取得品を採用する必要がなくな
り、さらに低コスト化及び基板サイズの小型化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのスイッチング電源回
路の回路図である。
【図2】他の実施例としてのスイッチング電源回路を示
す回路図である。
【図3】さらに他の実施例としてのスイッチング電源回
路を示す回路図である。
【図4】さらに他の実施例としてのスイッチング電源回
路を示す回路図である。
【図5】さらに他の実施例としてのスイッチング電源回
路を示す回路図である。
【図6】従来例としてのスイッチング電源回路を示す回
路図である。
【図7】従来例としてのスイッチング電源回路を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 LCフィルタ回路(LN :フィルタチョークコイル
N :フィルタコンデンサ) 2 制御回路 D1 〜D4 ブリッジ整流回路 D5 、D6 高速リカバリ型ツインダイオード CH チョークコイル PIT 絶縁トランス PRT 制御トランス MCT 磁気結合トランス Q1 ,Q2 スイッチング素子 Ci 平滑コンデンサ N3 絶縁トランスの三次巻線 磁気結合トランスの二
次巻線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 3/337 D

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源を整流する整流手段と、該整流
    手段の出力を平滑するチョークコイル及び平滑コンデン
    サからなる平滑手段と、該平滑手段より出力される電圧
    を断続するスイッチング手段と、絶縁トランスの一次巻
    線及び共振コンデンサにより形成され、上記スイッチン
    グ手段のスイッチング出力が供給される共振回路とを備
    えている電流共振形のスイッチング電源回路において、 上記商用電源ラインあるいは上記整流手段の出力側にノ
    ーマルモードのローパスフィルタを設けると共に、上記
    絶縁トランスに三次巻線を設け、 上記ローパスフィルタのフィルタチョークコイル及び上
    記三次巻線が、上記平滑コンデンサに対する充電経路に
    直列に挿入されていることを特徴とするスイッチング電
    源回路。
  2. 【請求項2】 商用電源を整流する整流手段と、該整流
    手段の出力を平滑するチョークコイル及び平滑コンデン
    サからなる平滑手段と、該平滑手段より出力される電圧
    を断続して絶縁トランスの一次側に共振コンデンサを介
    して供給するスイッチング手段とを備え、上記絶縁トラ
    ンスの一次側に得られるスイッチング出力により、上記
    絶縁トランスの二次側に交番電圧が励起されるようにし
    た電流共振形のスイッチング電源回路において、 上記チョークコイルは、上記スイッチング手段のスイッ
    チング動作に基づいて得られる交番電流が供給されるコ
    イルと磁気結合されていると共に、上記商用電源ライン
    あるいは上記整流手段の出力側にノーマルモードのロー
    パスフィルタを設け、 上記チョークコイル及び上記ローパスフィルタのフィル
    タチョークコイルが、上記平滑コンデンサに対する充電
    経路に直列に挿入されていることを特徴とするスイッチ
    ング電源回路。
  3. 【請求項3】 上記フィルタチョークコイルと直列接続
    される高速リカバリ型のダイオードが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチ
    ング電源回路。
  4. 【請求項4】 上記ローパスフィルタのフィルタコンデ
    ンサは、上記フィルタチョークコイルの一端と上記平滑
    コンデンサの正極間に対して接続されていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載のスイ
    ッチング電源回路。
  5. 【請求項5】 上記絶縁トランスの二次側で得られる直
    流出力電圧に基づいて、上記スイッチング手段のスイッ
    チング周波数を可変することにより定電圧制御を行うよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2又は請求項3又は請求項4に記載のスイッチング電
    源回路。
  6. 【請求項6】 上記絶縁トランスの二次側で得られる直
    流出力電圧に基づいて、上記絶縁トランスの磁束を可変
    して定電圧制御を行うように構成されていることを特徴
    とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4
    に記載のスイッチング電源回路。
  7. 【請求項7】 上記スイッチング手段は他励式として構
    成され、出力電圧に対応して変化する駆動信号を発生す
    る制御回路により駆動されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4に記載のスイッチング電源回路。
  8. 【請求項8】 倍電圧整流回路を備えて構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載のスイッ
    チング電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6366777B1 (ja) * 2017-05-22 2018-08-01 三菱電機株式会社 電力変換装置
KR101912365B1 (ko) * 2018-03-12 2018-10-26 정정훈 횡단보도 보행자 신호등의 등가 신호 전력을 이용한 직류 전압 치환 공급 장치
CN112838771A (zh) * 2020-04-08 2021-05-25 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 一种即热式电热水器及其电源电路

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