JPH08103018A - 電線端末処理キャップ - Google Patents
電線端末処理キャップInfo
- Publication number
- JPH08103018A JPH08103018A JP6261404A JP26140494A JPH08103018A JP H08103018 A JPH08103018 A JP H08103018A JP 6261404 A JP6261404 A JP 6261404A JP 26140494 A JP26140494 A JP 26140494A JP H08103018 A JPH08103018 A JP H08103018A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- electric wire
- cap
- divided
- fastening portion
- Prior art date
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- Granted
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- Insulating Bodies (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電線締付部とキャップ本体に挿入した電線の
端末を、電線締付部に対設した係合部を挟み付けること
で線径の異なる電線を抜脱することのないように保持す
る。 【構成】 長手方向の一方端を開口した有底円筒体より
なるキャップ本体１の開口端２に接続片部３を介してキ
ャップ本体１とほぼ同径の円筒体よりなる弾発性を備え
た電線締付部４を連設して、さらに該電線締付部４の頂
部個所を切欠き分割して分割開口部５を形成すると共に
電線締付部４の内周沿いに分割形成された電線挟持片
６，６を対向状に突設し、さらに電線締付部４の分割開
口部５の両端上方部外側に鋸歯状に形成されて係脱自在
に係合する係合部８，１０を設けて構成した。
端末を、電線締付部に対設した係合部を挟み付けること
で線径の異なる電線を抜脱することのないように保持す
る。 【構成】 長手方向の一方端を開口した有底円筒体より
なるキャップ本体１の開口端２に接続片部３を介してキ
ャップ本体１とほぼ同径の円筒体よりなる弾発性を備え
た電線締付部４を連設して、さらに該電線締付部４の頂
部個所を切欠き分割して分割開口部５を形成すると共に
電線締付部４の内周沿いに分割形成された電線挟持片
６，６を対向状に突設し、さらに電線締付部４の分割開
口部５の両端上方部外側に鋸歯状に形成されて係脱自在
に係合する係合部８，１０を設けて構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧電線を電柱間に架
設するにあたって、その活線端末に絶縁の目的のために
嵌着する電線端末処理キャップに関するものである。
設するにあたって、その活線端末に絶縁の目的のために
嵌着する電線端末処理キャップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、活線端末の絶縁処理に絶縁テープ
を巻回することが行なわれていたが、これは作業が面倒
である上に、使用時の経時変化によって接着力が低下し
て巻き付けたテープが剥がれ易くなり、絶縁の効力が減
衰してしまうことがある。そこで、これを改善するため
に有底筒体よりなる電線端末処理キャップを冠着するこ
とが行なわれている。
を巻回することが行なわれていたが、これは作業が面倒
である上に、使用時の経時変化によって接着力が低下し
て巻き付けたテープが剥がれ易くなり、絶縁の効力が減
衰してしまうことがある。そこで、これを改善するため
に有底筒体よりなる電線端末処理キャップを冠着するこ
とが行なわれている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の電線端末処理キャップは、電線端末を挿入し易く
するために有底筒体の内側壁をテーパ状に形成して、電
線をテーパ沿いに強く押し込んで挟持させるものである
ために、余程強く押し込んでおかないと抜脱するおそれ
がある。また、線径の異なる電線毎に電線端末処理キャ
ップが必要となり、一個の電線端末処理キャップについ
ては、おのずと使用に制約があり、多種類の電線端末処
理キャップが必要とされていた。そこで本発明は、この
ような従来技術にかんがみ、電線の径に関係なく使用で
き、電線を容易にしかも確実に保持することができる、
電線端末処理キャップを提供することを目的としてい
る。
従来の電線端末処理キャップは、電線端末を挿入し易く
するために有底筒体の内側壁をテーパ状に形成して、電
線をテーパ沿いに強く押し込んで挟持させるものである
ために、余程強く押し込んでおかないと抜脱するおそれ
がある。また、線径の異なる電線毎に電線端末処理キャ
ップが必要となり、一個の電線端末処理キャップについ
ては、おのずと使用に制約があり、多種類の電線端末処
理キャップが必要とされていた。そこで本発明は、この
ような従来技術にかんがみ、電線の径に関係なく使用で
き、電線を容易にしかも確実に保持することができる、
電線端末処理キャップを提供することを目的としてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の電線端末処理キャップは、長手方向の一方
端を開口した有底円筒体よりなるキャップ本体の開口端
に接続片部を介してキャップ本体とほぼ同径の円筒体よ
りなる弾発性を備えた電線締付部を連設し、該電線締付
部の頂部個所を切欠き分割して分割開口部を形成すると
共に電線締付部の内周沿いに分割形成された電線挟持片
を対向状に突設し、さらに、電線締付部の開口分割部の
両端上方部外側に鋸歯状に形成されて係脱自在に係合す
る係合部を設けて構成される。
めに本発明の電線端末処理キャップは、長手方向の一方
端を開口した有底円筒体よりなるキャップ本体の開口端
に接続片部を介してキャップ本体とほぼ同径の円筒体よ
りなる弾発性を備えた電線締付部を連設し、該電線締付
部の頂部個所を切欠き分割して分割開口部を形成すると
共に電線締付部の内周沿いに分割形成された電線挟持片
を対向状に突設し、さらに、電線締付部の開口分割部の
両端上方部外側に鋸歯状に形成されて係脱自在に係合す
る係合部を設けて構成される。
【０００５】
【作用】電線締付部の係合部対の係合を開放した状態
で、キャップ本体に電線の活線端末を挿入し、ついで電
線締付部の両側端に設けた挟着部を押圧することにより
電線締付部の両側の係合部を係合させて、該電線締付部
の内周沿いに突設した各電線挟持片の径が狭められて、
電線の周囲を電線挟持片で締め付けることにより、電線
がキャップ本体より抜脱することのないように確実に保
持する。
で、キャップ本体に電線の活線端末を挿入し、ついで電
線締付部の両側端に設けた挟着部を押圧することにより
電線締付部の両側の係合部を係合させて、該電線締付部
の内周沿いに突設した各電線挟持片の径が狭められて、
電線の周囲を電線挟持片で締め付けることにより、電線
がキャップ本体より抜脱することのないように確実に保
持する。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図において１は有底円筒体よりなるキャップ本体で
あり、該キャップ本体１の開口端２に帯状の接続片部３
を突設し、該接続片部３の先端にキャップ本体１とほぼ
同径の円筒体よりなる弾発性を備えた電線締付部４を連
設している。該電線締付部４は接続片部３と対向する頂
部個所で切欠き分離され、分割開口部５を形成する。そ
して電線締付部４の内周に、対称形状に分割された電線
挟持片６，６を突設している。これらの電線挟持片６，
６は電線Ｗの外径に合致する円弧状に形成されている。
る。図において１は有底円筒体よりなるキャップ本体で
あり、該キャップ本体１の開口端２に帯状の接続片部３
を突設し、該接続片部３の先端にキャップ本体１とほぼ
同径の円筒体よりなる弾発性を備えた電線締付部４を連
設している。該電線締付部４は接続片部３と対向する頂
部個所で切欠き分離され、分割開口部５を形成する。そ
して電線締付部４の内周に、対称形状に分割された電線
挟持片６，６を突設している。これらの電線挟持片６，
６は電線Ｗの外径に合致する円弧状に形成されている。
【０００７】前記分割開口部５の一方に外側に突出する
肉厚部７を設けてその外周面に鋸歯状の係合部８を形成
する。また、分割部５の他方の外側に鉤型形状の突出片
９を突設して該突出片９の内側に前記係合部８に径脱自
在に係合する鋸歯形の係合部１０を形成すると共に、突
出片９の内側に前記肉厚部７を受け入れる空間部１１を
形成する。他方分割開口端５の肉厚部７の外側に鉤型形
状の突出片１２を突設してその内側に前記鉤型形状の突
出片９を受け入れる空間部１３を形成しているるさら
に、電線締付部４の分割開口部５に設けた突出片９と肉
厚部７及び突出片１２のそれぞれ起立片部９ａと１２ａ
の外側に凹凸面で形成される滑り止め用の挟着部１４，
１４を対設している。
肉厚部７を設けてその外周面に鋸歯状の係合部８を形成
する。また、分割部５の他方の外側に鉤型形状の突出片
９を突設して該突出片９の内側に前記係合部８に径脱自
在に係合する鋸歯形の係合部１０を形成すると共に、突
出片９の内側に前記肉厚部７を受け入れる空間部１１を
形成する。他方分割開口端５の肉厚部７の外側に鉤型形
状の突出片１２を突設してその内側に前記鉤型形状の突
出片９を受け入れる空間部１３を形成しているるさら
に、電線締付部４の分割開口部５に設けた突出片９と肉
厚部７及び突出片１２のそれぞれ起立片部９ａと１２ａ
の外側に凹凸面で形成される滑り止め用の挟着部１４，
１４を対設している。
【０００８】このように形成したキャップ本体１の先端
に設けた電線締付部４の係合部８，１０を開放した状態
で、ホットステイック等の工具でキャップ本体１を保持
し、更にもう一方のホットステイックで電線Ｗを挟持し
て、その電線Ｗを電線挟持片６，６の間に挿入すること
により電線Ｗの活線端末がキャップ本体１に挿入され
る。
に設けた電線締付部４の係合部８，１０を開放した状態
で、ホットステイック等の工具でキャップ本体１を保持
し、更にもう一方のホットステイックで電線Ｗを挟持し
て、その電線Ｗを電線挟持片６，６の間に挿入すること
により電線Ｗの活線端末がキャップ本体１に挿入され
る。
【０００９】この状態で電線Ｗを保持していたホットス
テイックで電線締付部４の挟着部１４，１４を挟んで、
電線挟持片６，６の先端が電線Ｗに食い込むまで図４の
矢印方向へ押圧すると、鋸歯状の係合部８と１０が互い
に係合される。そして鋸歯状の係合部８と１０が互いに
係合した状態でホットステイックでの押圧状態を開放し
てやると、電線Ｗは電線締付部４の電線挟持片６，６に
よって挟持されて電線Ｗの活線端末がキャップ本体１に
保持される。このようにして使用される本発明の電線端
末処理キャップは電線締付部４の係合部８，１０の係合
位置の調整のみで線径の異なる電線を自在かつ確実に挟
着保持させることができる。
テイックで電線締付部４の挟着部１４，１４を挟んで、
電線挟持片６，６の先端が電線Ｗに食い込むまで図４の
矢印方向へ押圧すると、鋸歯状の係合部８と１０が互い
に係合される。そして鋸歯状の係合部８と１０が互いに
係合した状態でホットステイックでの押圧状態を開放し
てやると、電線Ｗは電線締付部４の電線挟持片６，６に
よって挟持されて電線Ｗの活線端末がキャップ本体１に
保持される。このようにして使用される本発明の電線端
末処理キャップは電線締付部４の係合部８，１０の係合
位置の調整のみで線径の異なる電線を自在かつ確実に挟
着保持させることができる。
【００１０】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係わる電線
端末処理キャップは、電線締付部及びキャップ本体に挿
入した電線を、電線締付部に対設した係合部を係合させ
ることにより電線締付部の電線挟持片で挟み付けて挟持
させる極く簡単な操作によって、電線をキャップ本体よ
り抜脱することのないように保持することができる。し
かも、本発明の電線端末処理キャップは前記係合部の係
合位置を調整するのみで、線径の異なる電線も確実に保
持することができる使い勝手のよいものである。
端末処理キャップは、電線締付部及びキャップ本体に挿
入した電線を、電線締付部に対設した係合部を係合させ
ることにより電線締付部の電線挟持片で挟み付けて挟持
させる極く簡単な操作によって、電線をキャップ本体よ
り抜脱することのないように保持することができる。し
かも、本発明の電線端末処理キャップは前記係合部の係
合位置を調整するのみで、線径の異なる電線も確実に保
持することができる使い勝手のよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】電線端末処理キャップの外観斜視図。
【図２】同上正面図。
【図３】使用状態の縦断側面図。
【図４】使用状態の電線のみを断面とした正面図。
１ キャップ本体 ２ 開口端 ３ 接続片部 ４ 電線締付部 ５ 分割開口部 ６，６ 電線挟持片 ８，１０ 係合部 Ｗ 電線
Claims (2)
- 【請求項１】 長手方向の一方端を開口した有底円筒体
よりなるキャップ本体の開口端に接続片部を介してキャ
ップ本体とほぼ同径の円筒体よりなる弾発性を備えた電
線締付部を連設し、該電線締付部の頂部個所を切欠き分
割して分割開口部を形成すると共に電線締付部の内周沿
いに分割形成された電線挟持片を対向状に突設し、さら
に電線締付部の分割開口部の両端上方部外側に鋸歯状に
形成されて係脱自在に係合する係合部を設けたことを特
徴とする電線端末処理キャップ。 - 【請求項２】 電線締付部の起立片の外側に滑り止め用
の挟着片を対設したことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の電線端末処理キャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6261404A JP2612553B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 電線端末処理キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6261404A JP2612553B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 電線端末処理キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08103018A true JPH08103018A (ja) | 1996-04-16 |
| JP2612553B2 JP2612553B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=17361405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6261404A Expired - Lifetime JP2612553B2 (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 電線端末処理キャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2612553B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103762528A (zh) * | 2014-02-20 | 2014-04-30 | 宁波甬城配电网建设有限公司 | 一种电缆护套 |
| CN103762530A (zh) * | 2014-02-20 | 2014-04-30 | 宁波甬城配电网建设有限公司 | 一种电缆护套 |
| GB2509775A (en) * | 2013-01-15 | 2014-07-16 | Technetix Bv | Cable clamp with adjustable cable aperture |
| CN104300484A (zh) * | 2014-10-10 | 2015-01-21 | 广东安迪普科技有限公司 | 一种带电保护套结构及其生产工艺 |
| CN104410011A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-03-11 | 国家电网公司 | 一种绝缘套具 |
| KR20190139517A (ko) * | 2018-06-08 | 2019-12-18 | 한국전력공사 | 입상케이블 거치장치 |
-
1994
- 1994-09-30 JP JP6261404A patent/JP2612553B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2509775A (en) * | 2013-01-15 | 2014-07-16 | Technetix Bv | Cable clamp with adjustable cable aperture |
| WO2014111293A2 (en) * | 2013-01-15 | 2014-07-24 | Technetix B.V. | Cable clamp |
| WO2014111293A3 (en) * | 2013-01-15 | 2014-09-12 | Technetix B.V. | Cable clamp |
| GB2509775B (en) * | 2013-01-15 | 2018-04-04 | Technetix Bv | Cable Clamp |
| CN103762528A (zh) * | 2014-02-20 | 2014-04-30 | 宁波甬城配电网建设有限公司 | 一种电缆护套 |
| CN103762530A (zh) * | 2014-02-20 | 2014-04-30 | 宁波甬城配电网建设有限公司 | 一种电缆护套 |
| CN104300484A (zh) * | 2014-10-10 | 2015-01-21 | 广东安迪普科技有限公司 | 一种带电保护套结构及其生产工艺 |
| CN104410011A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-03-11 | 国家电网公司 | 一种绝缘套具 |
| KR20190139517A (ko) * | 2018-06-08 | 2019-12-18 | 한국전력공사 | 입상케이블 거치장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2612553B2 (ja) | 1997-05-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227 Year of fee payment: 16 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150227 Year of fee payment: 18 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |