JPH08102926A - 対話システム - Google Patents

対話システム

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JPH08102926A
JPH08102926A JP23812394A JP23812394A JPH08102926A JP H08102926 A JPH08102926 A JP H08102926A JP 23812394 A JP23812394 A JP 23812394A JP 23812394 A JP23812394 A JP 23812394A JP H08102926 A JPH08102926 A JP H08102926A
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communication line
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JP23812394A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hiramatsu
憲一 平松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本署端末装置で撮像される背景画像に配慮する
必要がなく、セキュリティ性の向上を図ることが可能な
対話システムを提供できる。 【構成】本署端末装置のITVカメラ80により、係官
が撮像され、その画像がA/D変換器100を介して取
込み画像メモリ101に取り込まれ、背景更新制御部1
02による制御のもと、ITVカメラ80で撮像された
背景画像はA/D変換器100を介して背景画像メモリ
103に取り込まれ、人物領域抽出部104で、背景画
像メモリ103の背景画像データと、取込み画像メモリ
101の画像データとの間で背景差分をとり係官の人物
領域を抽出し、人物抽出部105で、その抽出された人
物領域に外接する矩形を求めて人物画像を抽出し、その
人物画像をもとに表示制御部106で、背景画像を消去
し、青色一色に置換された人物画像を作成し、その画像
を交番端末装置に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば交番のオフィス
オートメーション化に係り、特に、交番の係官が不在の
場合に、本署から交番への来訪者に応答可能な対話シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば警察の交番(派出所も含む)に駐
在する係官は、周辺地域のパトロール、来訪者および電
話での道案内、落し物、拾得物などの問い合わせ、苦
情、事件、事故など緊急事態発生時の対処、および警察
自身が行う各種情報の連絡、道案内など、住民が安心し
て生活できるように管轄区内の住民に便宜を図る重要な
存在である。しかし、一般に交番の係官は、常に交番に
居るわけでなく、周辺地域のパトロールに行ったり、緊
急事態により外出する必要があるため、しばしば交番か
ら離れることがある。
【0003】そこで、このようなときにも、地理等を尋
ねるために交番に訪れた来訪者等に応答するため、各管
轄地区の交番に交番端末装置を設置するとともに、その
交番を管轄する本署などに本署端末装置を設置し、これ
ら交番端末装置と本署端末装置とを通信回線で結び、相
互に音声、画像を通じて会話できる対話システムが用い
られていた。
【0004】この対話システムは、主に、各管轄地区の
交番に設置される交番端末装置と、その交番を管轄する
本署に設置される本署端末装置により構成されている。
【0005】交番端末装置には、係官不在の交番内や来
訪者を撮像するITVカメラ、各種情報、本署端末装置
から伝送される画像等を表示するカラーCRT表示装
置、来訪者等の音声を入力するマイクロフォン、本署端
末装置から伝送される音声信号を出力するスピーカ、来
訪者等により押下されて本署の係官を呼び出すための呼
出スイッチが具備され、本署端末装置には、その係官を
撮像するITVカメラ、各種情報、交番端末装置から伝
送された画像を表示するカラーCRT表示装置、交番端
末装置と音声通話を行うためのマイクロフォン、スピー
カ、交番端末装置の呼出スイッチが押下されることによ
り呼出音を発するブザー、各交番からの呼出を表示した
り、その呼出に対応して交番端末装置を指定して、画像
および音声で通話を可能とする交番呼出スイッチ等から
なる操作パネル等が具備されている。
【0006】このような対話システムにおいて、交番の
来訪者により交番端末装置の呼出スイッチが押下される
と、本署端末装置のブザーから呼出音が発せられて本署
端末装置の係官に来訪者からの呼出が通知されると、そ
の係官は呼出のあった交番端末装置の交番呼出スイッチ
を押下して、その交番端末装置との間の通信回線が接続
され、それぞれに具備されたITVカメラ、カラーCR
T表示装置、マイクロフォン、スピーカにより、交番の
来訪者と本署の係官との間で音声および画像による対話
が可能となり、交番の係官が不在の場合の代行、在室の
場合でも来訪者への情報提供などを行うのに役立ってい
た。また、本署端末装置のカラーCRT表示装置に各交
番端末装置から伝送されてくるそれぞれの交番内の画像
を表示することにより、交番の係官が不在のときでもそ
の交番を本署から監視可能となり、交番のセキュリティ
が向上することなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の対話システムで
は、上述したように、本署端末装置に具備されたITV
カメラで係官を撮像し、その画像を交番端末装置に伝送
してその表示装置に表示されるようになっているが、こ
のとき、表示される係官の背景画像となる本署の内部の
様子は、一般に、関係者以外の者に見られのが好ましく
ない場合が多い。従って、必要に応じて、本署端末装置
の係員の背面につい立てなどを置いたり、端末装置自体
の設置場所に配慮したりして、見られるのが好ましくな
い本署内部の様子が撮像されて、交番端末装置の表示装
置に表示されるのを防止しなければならないという問題
点があった。
【0008】そこで、本発明は、このような本署等にお
けるセキュリティ上の問題点を鑑みてなされたものであ
り、本署端末装置で撮像される背景画像に配慮する必要
がなく、セキュリティ性の向上を図ることが可能な対話
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の対話システム
は、遠隔して配置された複数の端末装置と、前記複数の
端末装置と通信回線を介して接続される管理端末装置と
からなる対話システムであって、前記管理端末装置は、
前記管理端末装置の周辺領域の画像を撮像する撮像手段
と、この撮像手段で撮像された画像をもとにその背景画
像を削除して、前記周辺領域内の人物のみの画像を作成
する画像作成手段とを具備し、前記端末装置は、前記通
信回線を介して受信された前記画像作成手段で作成され
た画像を表示する表示手段を具備している。
【0010】また、本発明の対話システムは、端末装置
と、その端末装置と通信回線を介して接続される管理端
末装置とからなる対話システムであって、前記管理端末
装置は、前記管理端末装置の周辺領域の画像を撮像する
撮像手段と、この撮像手段で撮像された前記周辺領域内
の人物の画像と前記周辺領域内の背景画像間で所定の演
算処理を行うことにより前記人物を抽出し、その抽出さ
れた人物の背景を単一色とした画像を作成する画像作成
手段とを具備し、前記端末装置は、前記通信回線を介し
て受信された前記画像作成手段で作成された画像を表示
する表示手段を具備している。
【0011】また、本発明の対話システムは、第1の端
末装置及び前記第1の端末装置と通信回線を介して接続
される第2の端末装置とからなる対話システムであっ
て、前記第2の端末装置は、前記第2の端末装置の周辺
領域の画像を撮像する第1の撮像手段と、この第1の撮
像手段で撮像された画像をもとにその背景画像を削除し
て、前記周辺領域内の人物のみの画像を作成する画像作
成手段とを具備し、前記第1の端末装置は、前記通信回
線を介して受信された前記画像作成手段で作成された画
像を表示する第1の表示手段と、前記第1の端末装置の
周辺領域の画像を撮像する第2の撮像手段とを具備し、
前記第2の端末装置は、前記第2の撮像手段で撮像され
た前記周辺領域内の画像を表示する第2の表示手段を具
備している。
【0012】さらに、本発明の対話システムは、交番に
設置される交番端末装置と、前記交番を管轄する本署な
どに設置され、前記交番端末装置と通信回線を介して接
続される本署端末装置とからなる対話システムであっ
て、前記本署端末装置は、前記本署端末装置の周辺領域
の画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段で撮像され
た前記周辺領域内の人物の画像と前記周辺領域内の背景
画像間で所定の演算処理を行うことにより前記人物を抽
出し、その抽出された人物の背景を単一色とした画像を
作成する画像作成手段とを具備し、前記交番端末装置
は、前記通信回線を介して受信された前記画像作成手段
で作成された画像を表示する表示手段を具備している。
【0013】
【作用】本署に設置される本署端末装置に具備された撮
像手段で、あらかじめその周辺領域内の背景画像を撮像
し、その画像と前記周辺領域内の人物の画像との間で所
定の演算処理を行うことにより、前記人物を抽出し、そ
の抽出された人物の背景を単一色、好ましくは青色とし
た画像を作成して、交番端末装置に対し通信回線を介し
て送信し、交番端末装置でその画像を表示することによ
り、本署端末装置で撮像される背景画像の内容に配慮す
る必要がなく、セキュリティ性の向上が図れる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0015】図1は、本実施例に係る対話システムを示
したものである。
【0016】図1において、この対話システムは大きく
別けて交番に設置される呼応端末装置10と、その交番
を管轄する本署端末装置20とで構成される。
【0017】交番端末装置10の前面には、交番に立ち
寄った来訪者等により押下され、本署の係員を呼び出す
ための呼出スイッチ11、本署端末装置20から送信さ
れる画像を表示するカラーCRT表示装置12、来訪者
や交番内部を撮像するITVカメラ14、来訪者などの
音声を電気信号に変換して本署端末装置20に送信する
ためのマイクロフォン15、本署端末装置20から送信
される音声信号などを出力するスピーカ16などが設け
られている。
【0018】本署端末装置20の前面には、各種スイッ
チなどが配設された操作パネル21、交番端末装置10
から送信された画像などを表示するカラーCRT表示装
置22、各種情報や後述のITVカメラ80で撮像され
た画像等を表示するカラーCRT表示装置23、交番端
末装置10の呼出スイッチ11が押下されたときに呼出
音が発せられるブザー24、交番端末装置10と音声通
話を行うためのマイクロフォン25およびスピーカ2
6、本署端末装置20の係官等を撮像するためのITV
カメラ80などが設けられている。
【0019】操作パネル21には、各交番端末装置10
の呼出スイッチ11が押下されて呼出を受けた先の交番
を識別するための複数の呼出表示器(例えば、発行ダイ
オード)、これらの複数の呼出表示器に対応して交番端
末装置10を指定し、画像および音声で通話を可能とす
る交番呼出スイッチなどが設けられている。
【0020】この対話システムは、交番の業務、もしく
はそれに近い機能を有し、係官が不在時で交番に訪れる
人に対応できるシステムであり、交番に設置される交番
端末装置10と警察署や県警本部などの本署側に設置さ
れる本署端末装置20とは画像、音声、各種制御信号を
伝送するため例えばISDNのデジタル公衆通信回線5
1を介して接続されている。
【0021】図2は、図1の対話システムの構成を示す
ブロック図を示したものである。尚、図1と同一部分に
は同一符号を付し、説明は省略する。
【0022】交番端末装置10の電気系統は、主に、画
像制御回路61、制御部62、音声制御回路63、およ
び通信インタフェイス部68を有する。
【0023】交番端末装置10の側の画像制御回路61
は通信インタフェイス部68に接続され、さらに交番へ
の来訪者や交番内の様子を撮像するためのITVカメラ
14、長時間VTR(ビデオテープレコーダ)64、カ
ラーCRT表示部12、および制御部62にも接続され
ていて、ITVカメラ14で撮像された画像を本署端末
装置20に送信するため、通信インタフェイス部68に
出力したり、長時間VTR64で録画したり、カラーC
RT表示部12に画像を表示したりする制御を行うよう
になっている。
【0024】長時間VTR64は、通信回線51により
交番端末装置10と本署端末装置20が接続されている
か否かに関係なく、ITVカメラ14で撮像された画像
を常に録画できる状態にある。
【0025】音声制御回路63にはマイクロフォン1
5、スピーカ16、通信インタフェイス部68、制御部
62が接続されていて、通信回線51、通信インタフェ
イス部68を介して送信された本署端末装置20からの
音声情報をスピーカ16に出力したり、マイクロフォン
15から入力された音声情報を本署端末装置20に送信
するために通信インタフェイス部68に出力したりする
制御を行うようになっている。
【0026】マイクロフォン15とスピーカ16は本署
側との相互通話に使用される。
【0027】制御部62には、画像制御回路62、カラ
ーCRT表示部12、音声制御回路63、呼出スイッチ
11、通信インタフェイス部68が接続されていて、こ
れら全体の制御を司るようになっている。すなわち、音
声制御回路63、画像制御回路61、通信インタフェイ
ス部68に対して、その動作タイミング等を制御した
り、呼出スイッチ11が来訪者等により押下されて、本
署の呼出要求がされたことが検知されると、通信インタ
フェイス部68に対し、本署端末装置20との通信が可
能となるよう回線接続の要求を行う。
【0028】通信インタフェイス部68は、本署端末装
置20と通信を行うため交番端末装置10を通信回線5
1に接続するためのインタフェイスを司るもので、画像
制御回路61からの画像情報、音声制御回路63からの
音声情報、制御部62からの各種制御情報に対し所定の
処理を施して、通信回線51に出力するようになってい
る。また、通信回線51を介して本署端末装置20から
の画像情報、音声情報、制御情報を通信回線51を介し
て受信し、所定の処理を施して制御部62による制御の
もと、画像制御回路61、音声制御回路63、カラーC
RT表示部12に各種情報を出力するようになってい
る。
【0029】通信回線51は交番端末装置10と本署端
末装置20とを接続するものである。
【0030】本署端末装置20の電気系統は、交番端末
装置10と同様、画像制御回路71、制御部72、音声
制御回路73、および通信インタフェイス部78を有す
る。
【0031】画像制御回路71は通信インタフェイス部
78に接続され、さらに本署端末装置20の係官の顔を
撮像するための撮像するためのITVカメラ80、長時
間VTR(ビデオテープレコーダ)74、カラーCRT
表示部22、23、および制御部72にも接続されてい
る。この画像制御回路71では、ITVカメラ80で撮
像された画像に対し、係官の顔以外の背景の画像を全て
青色に修正する画像処理を行ったり、その修正済みの画
像を交番端末装置10に送信するため、通信インタフェ
イス部71に出力したり、また、交番端末装置10から
通信回線51、通信インタフェイス部78を介して送信
された画像をカラーCRT表示部22に表示したりする
制御を行うようになっている。
【0032】ここで、図3を参照して、画像制御回路7
1における画像処理について簡単に説明する。すなわ
ち、ITVカメラ80で撮像されて画像制御回路71に
取込まれた画像Qには、本署端末装置20の所定領域に
位置した係官の画像とその背景画像として、本署の内部
の様子の画像も含まれている。一般に、本署の内部の様
子は、関係者以外の者に見られのは好ましくない。そこ
で、画像制御回路71における画像処理は、画像Qから
係官の画像のみを抽出して、それ以外の背景画像を全て
単一色、例えば青色に修正して画像Sのような画像を作
成する処理を行うものである。画像Sのように背景画像
が処理された画像が通信インタフェイス部78を介して
交番端末装置10に送信されることにより、交番の来訪
者に不必要な本署内の様子が見られることがなくなる。
【0033】長時間VTR74は、通信回線51により
交番端末装置10と本署端末装置20が接続されている
か否かに関係なく、ITVカメラ80で撮像された画
像、あるいは通信回線51を介して交番端末装置10か
ら送信された画像を常に録画できる状態にある。
【0034】カラーCRT表示部22には、主に交番端
末装置10から通信回線51を介して送信された画像等
が表示され、カラーCRT表示部23では、主に、IT
Vカメラ80で撮像された画像等が表示されるようにな
っている。
【0035】音声制御回路73には、ブザー24、マイ
クロフォン25、スピーカ26、通信インタフェイス部
78、テープレコーダ79、制御部72が接続されてい
る。交番端末装置10から通信回線51、通信インタフ
ェイス部78を介して受信された音声情報をスピーカ2
6に出力したり、マイクロフォン25から入力された音
声情報を交番端末装置10に送信するために通信インタ
フェイス部78に出力したりする制御を行うようになっ
ている。
【0036】マイクロフォン25とスピーカ26は交番
側との相互通話に使用され、テープレコーダ79は通話
録音に使用する。
【0037】制御部72には、画像制御回路72、カラ
ーCRT表示部23、音声制御回路73、操作パネル2
1、通信インタフェイス部78が接続されていて、これ
ら全体の制御を司るようになっている。すなわち、操作
パネル21に各種情報を表示したり、操作パネル21か
らの各種情報をもとに音声制御回路73、画像制御回路
71、通信インタフェイス部78に対して、その動作タ
イミング等を制御したりするようになっている。
【0038】このような構成の対話システムにおいて、
まず、交番に設置された交番端末装置10の呼出スイッ
チ11が交番の来訪者により押下されると、制御部62
の制御のもと、通信インタフェイス68、通信回線51
を介して本署端末装置20にその交番からの呼出要求が
送信され、本署端末装置20では、通信インタフェイス
部78を介して受信すると、制御部72の制御のもと、
音声制御回路73において、ブザー24から呼出音が発
するよう制御され、また、操作パネル21の呼出表示器
に呼出を受けた先の交番が識別できるよう表示され、本
署端末装置20の係官が、ブザー24の呼出音に促さ
れ、呼出表示器に表示された交番端末装置に対応する交
番呼出スイッチを押下すると、交番端末装置10のIT
Vカメラ14で撮像され画像制御回路61、通信回線5
1、画像制御回路71を介して受信された画像が、制御
部72の制御のもと画像制御回路71によりカラーCR
T表示部22に表示され、一方、本署端末装置20のI
TVカメラ80で撮像された係官の画像は、画像制御回
路71で背景画像を全て青色に修正される画像処理が施
され、通信インタフェイス部78、通信回線51を介し
て交番端末装置10に送信され、交番端末装置10で
は、通信インタフェイス部68で受信した画像は制御部
62の制御のもと画像制御回路61によりカラーCRT
表示部22に表示され、また、交番端末装置10のマイ
クロフォン15およびスピーカ16と、本署端末装置2
0のマイクロフォン25およびスピーカ26とにより、
音声制御回路63、通信インタフェイス部68、通信回
線51、通信インタフェイス部78、音声制御回路73
を介して、相互に音声情報を送受信を行うことにより、
交番の来訪者と本署の係官との間で、カラーCRT表示
部12、22に表示された画像を介して互いの顔を見な
がら対話して、いわゆるテレビ電話の機能を呈し、地理
等が教示されるようになっている。
【0039】次に、図4を参照して、本署側の画像制御
回路71における画像処理方法について説明する。
【0040】図4は、画像制御部71において、画像処
理を行うため要部の構成を示したものである。尚、図2
と同一部分には同一符号を付して説明する。
【0041】図4において、本署端末装置20の前面に
設けられたITVカメラ80により、本署端末装置20
の所定領域に位置する係官が撮像される。このときの画
像には、背景画像として、本署内の様子を写した画像も
含まれている。
【0042】さて、ITVカメラ80からの画像信号
は、一定時間間隔でA/D変換器100でデジタル信号
に変換され、画像データとして取込み画像メモリ101
に取り込まれるようになっている。この一定時間間隔で
連続的に取り込まれた画像データは、人物領域抽出部1
04に送られるとともに、表示制御部106にも送られ
る。
【0043】一方、ITVカメラ80は、所定の背景更
新指示に従って、あらかじめ、係官が存在しない本署端
末装置20の所定領域を撮像するようになっていて、そ
の画像信号はA/D変換器100でデジタル信号に変換
され、画像データとして、背景画像メモリ103に送ら
れるようになっている。
【0044】背景更新制御部102は、係官等により、
例えば、操作パネル21に具備された所定のスイッチ等
が押下されることにより、背景画像更新指示に従って、
A/D変換器100から送られてきた画像データを背景
画像データとして、背景画像メモリ103に取り込む制
御を行うものである。
【0045】背景画像メモリ103は、背景更新制御部
12の制御に従って、A/D変換器100から送られて
きた画像データを、背景画像データとして取り込むもの
である。
【0046】人物領域抽出部104は、背景画像メモリ
103に取り込まれた背景画像データと、取込み画像メ
モリ101に取り込まれた画像データとの間で背景差分
をとり、画像の変化領域、すなわち、係官の人物領域を
抽出する。すなわち、図5を参照にして説明すると、背
景画像メモリ103に記憶されている背景画像Pと、取
り込み画像メモリ101に記憶された係官の人物画像を
含む取り込み画像Qとを、画素単位で輝度等の差分を計
算し、得られた差分画像を、ある一定値(しきい値)で
2値化することによって係官の人物領域を差分2値化画
像として抽出するようになっている。すなわち、この差
分2値化画像は、例えば、差分データが所定のしきい値
以上の画素を「1」、所定のしきい値以下の画素を
「0」として2値化し、その結果、人物領域の画素が
「1」として検出される差分2値化データとして得られ
るようになっている。
【0047】人物抽出部105は、人物領域抽出部10
4で抽出された人物領域に外接する矩形を求めて人物画
像を抽出する。その方法としては、射影を用いて人物を
抽出する方法がある。この方法では、まず、2値化画像
として抽出された人物領域をx軸(横軸)に射影をと
る。次に、この射影値のある一定値(画素数のしきい
値)よりも大きなところについて、y軸(縦軸)に射影
をとる。次に、この射影値の一定値(画素数のしきい
値)以上の領域について、x、y軸の変化領域を繁げる
と、人物領域を取り囲む矩形が求められ、図5に示すよ
うな人物画像Rが抽出される。
【0048】また、ラベリングを用いた人物の抽出方法
も可能であり、これは、2値化画像として抽出された人
物領域の値が「1」である閉領域にシリアル番号を与え
(ラベリング)、それぞれの部分領域の面積や距離など
を求めてまとまった領域を抽出し、この領域内で形状や
値が「1」である面積などを計算して、人物領域を取り
囲む矩形が得られる。このようにして求められた矩形の
大きさが、ある一定値(画素数のしきい値)よりも大き
いならば、人物画像を抽出したことになる。
【0049】表示制御部106は、取込み画像メモリ1
1に取り込まれた画像(図5の画像Q)と、人物抽出部
105で抽出された人物画像(図5の画像R)をもと
に、画像Qの背景画像を消去し、例えば青色一色に置換
された画像(図5の画像S)を作成するものである。
【0050】このようにして作成された画像Sは、本署
端末装置20のカラーCRT表示部23に表示された
り、通信インタフェイス部78に出力して、通信回線5
1を介して交番端末装置10に送信されるようになって
いる。交番端末装置10では、通信インタフェイス部6
8で受信すると、制御部62の制御のもと、画像制御回
路61によりカラーCRT表示部12に画像Sが表示さ
れるようになっている。以上、説明したように、上記実
施例によれば、本署端末装置20の前面に設けられたI
TVカメラ80により、本署端末装置20の所定領域に
位置する係官が撮像され、その画像信号は、一定時間間
隔でA/D変換器100でデジタル信号に変換され、画
像データとして取込み画像メモリ101に取り込まれ、
この取り込み画像メモリ101に取り込まれた画像デー
タ(図5の画像Q)は、人物領域抽出部104に送られ
るとともに、表示制御部106にも送られ、一方、IT
Vカメラ80は、背景更新制御部102による制御のも
と、所定の背景更新指示に従って、あらかじめ、係官が
存在しない本署端末装置20の所定領域を撮像するよう
になっていて、その画像信号はA/D変換器100でデ
ジタル信号に変換され、画像データ(図5の画像P)と
して、背景画像メモリ103に取り込まれ、人物領域抽
出部104で、背景画像メモリ103に取り込まれた背
景画像データと、取込み画像メモリ101に取り込まれ
た画像データとの間で背景差分をとり、画像の変化領
域、すなわち、係官の人物領域を抽出し、人物抽出部1
05は、人物領域抽出部104で抽出された人物領域に
外接する矩形を求めて人物画像(図5の画像R)を抽出
し、表示制御部106で、取込み画像メモリ101に取
り込まれた画像(図5の画像Q)と、人物抽出部105
で抽出された人物画像(図5の画像R)をもとに、画像
Qの背景画像を消去し、例えば青色一色に置換された画
像(図5の画像S)を作成し、このようにして作成され
た画像Sは、本署端末装置20のカラーCRT表示部2
3に表示されたり、通信インタフェイス部78に出力し
て、通信回線51を介して交番端末装置10に送信さ
れ、カラーCRT表示部12に画像Sが表示されること
により、交番の来訪者には、本署の内部の様子が見られ
ることがないので、本署端末装置20のITVカメラ8
0で撮像される背景画像に配慮する必要がなく、セキュ
リティ性の向上が図れる。
【0051】尚、図4の画像制御回路71における画像
処理方法において、取り込み画像メモリ101に取り込
まれた画像と、表示制御部106で作成される画像のい
ずれか一方を必要に応じて選択して、本署端末装置20
のカラーCRT表示部23に表示したり、通信インタフ
ェイス部78に出力して、通信回線51を介して交番端
末装置10に送信したりすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、本
署端末装置で撮像される背景画像に配慮する必要がな
く、セキュリティ性の向上を図ることが可能な対話シス
テムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における対話システムの全体
を示す図。
【図2】図1の対話システムの構成を示すブロック図。
【図3】画像制御回路71の画像制御回路71における
画像処理を説明するための図。
【図4】画像制御部71の画像処理を行うための要部の
構成を示した図。
【図5】画像制御回路71の画像制御回路71における
画像処理をさらに詳しく説明するための図。
【符号の説明】
10…交番端末装置、20…本署端末装置、78…通信
インタフェイス部、80…ITVカメラ、100…A/
D変換器、101…取り込み画像メモリ、102…背景
更新制御部、103…背景画像メモリ、104…人物領
域抽出部、105…人物抽出部、106…表示制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔して配置された複数の端末装置と、
    前記複数の端末装置と通信回線を介して接続される管理
    端末装置とからなる対話システムであって、 前記管理端末装置は、 前記管理端末装置の周辺領域の画像を撮像する撮像手段
    と、 この撮像手段で撮像された画像をもとにその背景画像を
    削除して、前記周辺領域内の人物のみの画像を作成する
    画像作成手段と、 を具備し、 前記端末装置は、 前記通信回線を介して受信された前記画像作成手段で作
    成された画像を表示する表示手段を具備したことを特徴
    とする対話システム。
  2. 【請求項2】 端末装置と、その端末装置と通信回線を
    介して接続される管理端末装置とからなる対話システム
    であって、 前記管理端末装置は、 前記管理端末装置の周辺領域の画像を撮像する撮像手段
    と、 この撮像手段で撮像された前記周辺領域内の人物の画像
    と前記周辺領域内の背景画像間で所定の演算処理を行う
    ことにより前記人物を抽出し、その抽出された人物の背
    景を単一色とした画像を作成する画像作成手段と、 を具備し、 前記端末装置は、 前記通信回線を介して受信された前記画像作成手段で作
    成された画像を表示する表示手段を具備したことを特徴
    とする対話システム。
  3. 【請求項3】 第1の端末装置及び前記第1の端末装置
    と通信回線を介して接続される第2の端末装置とからな
    る対話システムであって、 前記第2の端末装置は、 前記第2の端末装置の周辺領域の画像を撮像する第1の
    撮像手段と、 この第1の撮像手段で撮像された画像をもとにその背景
    画像を削除して、前記周辺領域内の人物のみの画像を作
    成する画像作成手段と、 を具備し、 前記第1の端末装置は、 前記通信回線を介して受信された前記画像作成手段で作
    成された画像を表示する第1の表示手段と、 前記第1の端末装置の周辺領域の画像を撮像する第2の
    撮像手段とを具備し、 前記第2の端末装置は、前記第2の撮像手段で撮像され
    た前記周辺領域内の画像を表示する第2の表示手段を具
    備したことを特徴とする対話システム。
  4. 【請求項4】 交番に設置される交番端末装置と、前記
    交番を管轄する本署などに設置され、前記交番端末装置
    と通信回線を介して接続される本署端末装置とからなる
    対話システムであって、 前記本署端末装置は、 前記本署端末装置の周辺領域の画像を撮像する撮像手段
    と、 この撮像手段で撮像された前記周辺領域内の人物の画像
    と前記周辺領域内の背景画像間で所定の演算処理を行う
    ことにより前記人物を抽出し、その抽出された人物の背
    景を単一色とした画像を作成する画像作成手段と、 を具備し、 前記交番端末装置は、 前記通信回線を介して受信された前記画像作成手段で作
    成された画像を表示する表示手段を具備したことを特徴
    とする対話システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006016466A1 (ja) * 2004-08-11 2006-02-16 Ginganet Corporation テレビ電話交番システム
JP2006222923A (ja) * 2005-02-09 2006-08-24 Takio Ueda 不在交番等監視・応対テレビ電話システム
JP2010212947A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Sony Corp 情報処理装置および方法、情報処理システム、並びにプログラム

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