JP3256750B2 - テレビインターホンシステムにおける映像信号伝送方法及びこれを使用したテレビインターホンシステム - Google Patents
テレビインターホンシステムにおける映像信号伝送方法及びこれを使用したテレビインターホンシステムInfo
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- JP3256750B2 JP3256750B2 JP03823792A JP3823792A JP3256750B2 JP 3256750 B2 JP3256750 B2 JP 3256750B2 JP 03823792 A JP03823792 A JP 03823792A JP 3823792 A JP3823792 A JP 3823792A JP 3256750 B2 JP3256750 B2 JP 3256750B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、広角カメラ付きのドア
ホン子器に対して、複数台のモニターテレビ付きインタ
ーホンを接続できるようにしたテレビインターホンシス
テムなどに好適に使用される映像信号の伝送方法と、こ
の伝送方法を実施するテレビインターホンシステムに関
する。
ホン子器に対して、複数台のモニターテレビ付きインタ
ーホンを接続できるようにしたテレビインターホンシス
テムなどに好適に使用される映像信号の伝送方法と、こ
の伝送方法を実施するテレビインターホンシステムに関
する。
【０００２】
【従来の技術】この種のテレビインターホンシステム
は、広角カメラ付きのドアホン子器より通常のカメラ付
きドアホン子器よりも広視野で来客の姿を捉え、そのま
ま室内に設置したモニターテレビ付きのインターホンに
映像信号として伝送し、来客の姿を映し出して、インタ
ーホンを通じて通話を行うようになっており、ドアホン
子器より伝送されて来た映像信号をモニターテレビ付き
のインターホン側で画像処理することによって、ドアホ
ン子器側のカメラをズーム、パンさせたときのように、
表示画面に映し出される映像を拡大させたり、移動させ
たりできるようになっている。
は、広角カメラ付きのドアホン子器より通常のカメラ付
きドアホン子器よりも広視野で来客の姿を捉え、そのま
ま室内に設置したモニターテレビ付きのインターホンに
映像信号として伝送し、来客の姿を映し出して、インタ
ーホンを通じて通話を行うようになっており、ドアホン
子器より伝送されて来た映像信号をモニターテレビ付き
のインターホン側で画像処理することによって、ドアホ
ン子器側のカメラをズーム、パンさせたときのように、
表示画面に映し出される映像を拡大させたり、移動させ
たりできるようになっている。
【０００３】ところが、このようなテレビインターホン
システムにおいて、主モニターテレビ付きインターホン
に広角カメラ付きのドアホン子器と、標準カメラ付きの
ドアホン子器を接続してシステムを構成する場合、主モ
ニターテレビ付きインターホンが広角カメラ付きのドア
ホン子器から映像信号を受信した場合には、画像の端部
には歪が生じるため、その補正をしてから表示画面に映
し出す必要がある。
システムにおいて、主モニターテレビ付きインターホン
に広角カメラ付きのドアホン子器と、標準カメラ付きの
ドアホン子器を接続してシステムを構成する場合、主モ
ニターテレビ付きインターホンが広角カメラ付きのドア
ホン子器から映像信号を受信した場合には、画像の端部
には歪が生じるため、その補正をしてから表示画面に映
し出す必要がある。
【０００４】このため、主モニターテレビ付きインター
ホンから複数の副モニターテレビ付きインターホンに
は、映像信号の種別信号を伝送する必要があり、従来の
システムでは、図７に示したように、主モニターテレビ
付きインターホンと、複数の副モニターテレビ付きイン
ターホンは、映像信号を伝送する信号線とは別の信号線
を通じて、その種別信号を伝送するようにしているが、
映像信号線以外に余分な信号線が必要となってシステム
構成を複雑化している。
ホンから複数の副モニターテレビ付きインターホンに
は、映像信号の種別信号を伝送する必要があり、従来の
システムでは、図７に示したように、主モニターテレビ
付きインターホンと、複数の副モニターテレビ付きイン
ターホンは、映像信号を伝送する信号線とは別の信号線
を通じて、その種別信号を伝送するようにしているが、
映像信号線以外に余分な信号線が必要となってシステム
構成を複雑化している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されるもので、主モニターテレビ付き
インターホンが、広角カメラ付きのドアホン子器から映
像信号を受けた場合には、主モニターテレビ付きインタ
ーホンから副モニターテレビ付きインターホンに映像信
号を伝送する際に種別信号を重畳させる構成とし、もっ
て広角カメラ付きのドアホン子器と、標準カメラ付のド
アホン子器のどちらの映像信号に対しても、モニターテ
レビ付きのインターホンを簡易かつ的確に対応できる映
像信号伝送方法と、これを使用したテレビインターホン
システムを提供することを目的としている。
事情に鑑みて提案されるもので、主モニターテレビ付き
インターホンが、広角カメラ付きのドアホン子器から映
像信号を受けた場合には、主モニターテレビ付きインタ
ーホンから副モニターテレビ付きインターホンに映像信
号を伝送する際に種別信号を重畳させる構成とし、もっ
て広角カメラ付きのドアホン子器と、標準カメラ付のド
アホン子器のどちらの映像信号に対しても、モニターテ
レビ付きのインターホンを簡易かつ的確に対応できる映
像信号伝送方法と、これを使用したテレビインターホン
システムを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明のテレビインターホンシステムにお
ける映像信号伝送方法は、１台の主モニターテレビ付き
インターホンに、複数の副モニターテレビ付きインター
ホンを２線式信号線で接続して構成されるテレビインタ
ーホンシステムに使用される映像信号の伝送方法であっ
て、特に、来客の映像を映し出す広角カメラ付きのドア
ホン子器から伝送された映像信号を主モニターテレビ付
きインターホンで受信した後、２線式信号線を通じて複
数の副モニターテレビ付きインターホンに映像信号を伝
送する際、映像信号に所定レベルの直流信号成分を重畳
させることを特徴としている（請求項１）。
に提案される本発明のテレビインターホンシステムにお
ける映像信号伝送方法は、１台の主モニターテレビ付き
インターホンに、複数の副モニターテレビ付きインター
ホンを２線式信号線で接続して構成されるテレビインタ
ーホンシステムに使用される映像信号の伝送方法であっ
て、特に、来客の映像を映し出す広角カメラ付きのドア
ホン子器から伝送された映像信号を主モニターテレビ付
きインターホンで受信した後、２線式信号線を通じて複
数の副モニターテレビ付きインターホンに映像信号を伝
送する際、映像信号に所定レベルの直流信号成分を重畳
させることを特徴としている（請求項１）。
【０００７】また、請求項２において提案された映像信
号伝送方法は、来客の映像を映し出す広角カメラ付きの
ドアホン子器から伝送された映像信号を主モニターテレ
ビ付きインターホンで受信した後、上記２線式信号線を
通じて複数の副モニターテレビ付きインターホンに映像
信号を伝送する際、映像信号の前に所定数のパルス信号
を送出することを特徴としている。
号伝送方法は、来客の映像を映し出す広角カメラ付きの
ドアホン子器から伝送された映像信号を主モニターテレ
ビ付きインターホンで受信した後、上記２線式信号線を
通じて複数の副モニターテレビ付きインターホンに映像
信号を伝送する際、映像信号の前に所定数のパルス信号
を送出することを特徴としている。
【０００８】このような、本発明方法では、映像信号に
付加される直流信号成分、あるいは所定数のパルスは歪
補正指令信号として使用される。更に、請求項４では、
本発明方法を使用したテレビインターホンシステムが提
案され、広角カメラ付きのドアホン子器と、標準カメラ
付きのドアホン子器の各々に２線式信号線を介して接続
され、画像の歪補正回路を備えた主モニターテレビ付き
インターホンと、この主モニターテレビ付きインターホ
ンに、２線式信号線を介して接続された画像の歪補正回
路を備えた複数の副モニターテレビ付きインターホンと
を備えた構成となっており、請求項５では主モニターテ
レビ付きインターホンと、副モニターテレビ付きインタ
ーホンの各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送
されてくる映像信号のうち、指定された箇所をズーム処
理して、表示画面に拡張して映し出すズーム処理機能を
備えた構成とされている。
付加される直流信号成分、あるいは所定数のパルスは歪
補正指令信号として使用される。更に、請求項４では、
本発明方法を使用したテレビインターホンシステムが提
案され、広角カメラ付きのドアホン子器と、標準カメラ
付きのドアホン子器の各々に２線式信号線を介して接続
され、画像の歪補正回路を備えた主モニターテレビ付き
インターホンと、この主モニターテレビ付きインターホ
ンに、２線式信号線を介して接続された画像の歪補正回
路を備えた複数の副モニターテレビ付きインターホンと
を備えた構成となっており、請求項５では主モニターテ
レビ付きインターホンと、副モニターテレビ付きインタ
ーホンの各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送
されてくる映像信号のうち、指定された箇所をズーム処
理して、表示画面に拡張して映し出すズーム処理機能を
備えた構成とされている。
【０００９】また、請求項６では、主モニターテレビ付
きインターホンと、副モニターテレビ付きインターホン
の各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送されて
くる映像信号のうち、指定された箇所を上下、左右にパ
ンさせて、表示画面に映し出すパン処理機能を備えた構
成とされており、請求項７では、主モニターテレビ付き
インターホンと、副モニターテレビ付きインターホンの
各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送されてく
る映像信号のうち、少なくとも表示画面に映し出された
映像を記録する録画機能を備えた構成とされている。
きインターホンと、副モニターテレビ付きインターホン
の各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送されて
くる映像信号のうち、指定された箇所を上下、左右にパ
ンさせて、表示画面に映し出すパン処理機能を備えた構
成とされており、請求項７では、主モニターテレビ付き
インターホンと、副モニターテレビ付きインターホンの
各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送されてく
る映像信号のうち、少なくとも表示画面に映し出された
映像を記録する録画機能を備えた構成とされている。
【００１０】更に、請求項８では、主モニターテレビ付
きインターホンと、副モニターテレビ付きインターホン
の各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送されて
くる映像信号のうち、少なくとも表示画面に映し出され
た映像を逆光補正する逆光補正機能を備えた構成となっ
ている。
きインターホンと、副モニターテレビ付きインターホン
の各々が、上記カメラ付きドアホン子器から伝送されて
くる映像信号のうち、少なくとも表示画面に映し出され
た映像を逆光補正する逆光補正機能を備えた構成となっ
ている。
【００１１】
【作用】本発明の映像信号伝送方法によれば、主モニタ
ーテレビ付きインターホンでは、広角カメラ付きのドア
ホン子器から映像信号を受けると、主モニターテレビ付
きインターホンから、副モニターテレビ付きインターホ
ンに対しては、２線式信号線を介して、映像信号に所定
レベルの直流信号成分や所定数のパルス信号を付加した
信号が伝送されるので、副モニターテレビ付きインター
ホン側では、伝送されて来る映像信号から、これらの信
号を検出することによって、映像信号の歪補正処理が行
える。
ーテレビ付きインターホンでは、広角カメラ付きのドア
ホン子器から映像信号を受けると、主モニターテレビ付
きインターホンから、副モニターテレビ付きインターホ
ンに対しては、２線式信号線を介して、映像信号に所定
レベルの直流信号成分や所定数のパルス信号を付加した
信号が伝送されるので、副モニターテレビ付きインター
ホン側では、伝送されて来る映像信号から、これらの信
号を検出することによって、映像信号の歪補正処理が行
える。
【００１２】また、本発明のテレビインターホンシステ
ムでは、主モニターテレビ付きインターホンでは、広角
カメラ付きのドアホン子器から映像信号を受けると、歪
補正処理がなされた映像が表示画面に表示され、副モニ
ターテレビ付きインターホンでは、主モニターテレビ付
きインターホン側から、映像信号とともに伝送される歪
補正指令信号を検出して、歪補正処理がされる。
ムでは、主モニターテレビ付きインターホンでは、広角
カメラ付きのドアホン子器から映像信号を受けると、歪
補正処理がなされた映像が表示画面に表示され、副モニ
ターテレビ付きインターホンでは、主モニターテレビ付
きインターホン側から、映像信号とともに伝送される歪
補正指令信号を検出して、歪補正処理がされる。
【００１３】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。図１は、本発明のテレビインターホンシステ
ムの概略構成を示す図である。主モニターテレビ付きイ
ンターホン１は、インターホンユニット１ａとモニター
テレビユニット１ｂとを組み合わせて構成されており、
魚眼レンズなどの広角レンズを有した広角カメラ３ａを
内蔵したドアホン子器３と、通常の標準カメラ４ａを有
したドアホン子器４との各々に、２線式信号線Ｌを介し
て接続されている。また、主モニターテレビ付きインタ
ーホン１と、インターホンユニット２ａとモニターテレ
ビユニット２ｂとを組み合わせて構成された副モニター
テレビ付きインターホン２との各々は、ＣＲＴ画面１
ｃ，２ｃを備え、互いに２線式信号線Ｌを介して接続さ
れている。
説明する。図１は、本発明のテレビインターホンシステ
ムの概略構成を示す図である。主モニターテレビ付きイ
ンターホン１は、インターホンユニット１ａとモニター
テレビユニット１ｂとを組み合わせて構成されており、
魚眼レンズなどの広角レンズを有した広角カメラ３ａを
内蔵したドアホン子器３と、通常の標準カメラ４ａを有
したドアホン子器４との各々に、２線式信号線Ｌを介し
て接続されている。また、主モニターテレビ付きインタ
ーホン１と、インターホンユニット２ａとモニターテレ
ビユニット２ｂとを組み合わせて構成された副モニター
テレビ付きインターホン２との各々は、ＣＲＴ画面１
ｃ，２ｃを備え、互いに２線式信号線Ｌを介して接続さ
れている。
【００１４】また、主モニターテレビ付きイターホン１
と、副モニターテレビ付きインターホン２の各々は、図
２に示すように信号伝送処理部５、ＣＲＴ画像処理部
６、歪補正回路７を備えている。ここに、主モニターテ
レビ付きインターホン１側に設けた信号伝送処理部５
は、ドアホン子器３，４のカメラを駆動させる電源電圧
に、制御信号、通話信号を重畳させた信号を変調してド
アホン子器３，４側に伝送するとともに、ドアホン子器
３，４から映像信号とともに伝送されて来る制御信号、
通話信号を復調処理するような構成となっており、副モ
ニターテレビ付きインターホン２側に設けた信号処理部
５’は、電源電圧を伝送させる機能はない。
と、副モニターテレビ付きインターホン２の各々は、図
２に示すように信号伝送処理部５、ＣＲＴ画像処理部
６、歪補正回路７を備えている。ここに、主モニターテ
レビ付きインターホン１側に設けた信号伝送処理部５
は、ドアホン子器３，４のカメラを駆動させる電源電圧
に、制御信号、通話信号を重畳させた信号を変調してド
アホン子器３，４側に伝送するとともに、ドアホン子器
３，４から映像信号とともに伝送されて来る制御信号、
通話信号を復調処理するような構成となっており、副モ
ニターテレビ付きインターホン２側に設けた信号処理部
５’は、電源電圧を伝送させる機能はない。
【００１５】ＣＲＴ画像処理部６は、２線式信号線Ｌを
介して伝送されて来た映像信号を一時的に格納させるビ
デオフレームメモリ（不図示）を有しており、このメモ
リに格納された映像信号を、後述するような画像処理回
路によって加工して、ＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに表示させ
るようになっており、歪補正回路７は、広角カメラ付き
のドアホン子器３より伝送されて来た映像信号の歪補正
を行った後、ＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに来客の映像を表示
するようになっている。
介して伝送されて来た映像信号を一時的に格納させるビ
デオフレームメモリ（不図示）を有しており、このメモ
リに格納された映像信号を、後述するような画像処理回
路によって加工して、ＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに表示させ
るようになっており、歪補正回路７は、広角カメラ付き
のドアホン子器３より伝送されて来た映像信号の歪補正
を行った後、ＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに来客の映像を表示
するようになっている。
【００１６】このような歪補正回路７は、ドアホン子器
３の広角カメラ３ａのレンズ歪みに起因して生じる歪み
を補正するためのものであり、広角カメラ３ａで撮像さ
れた映像は、その中心から周辺へ行くほど歪みが大きく
なっているため、これを平面的に補正するため必要とさ
れる。主モニターテレビ付きインターホン１、副モニタ
ーテレビ付きインターホン２の各々には、いずれもＡＶ
１００Ｖ電源が供給されているが、カメラ付きのドアホ
ン子器３，４の双方には、カメラを駆動するため、主モ
ニターテレビ付きインターホン１側から２線式信号線Ｌ
を介して電源が供給される構成となっている。
３の広角カメラ３ａのレンズ歪みに起因して生じる歪み
を補正するためのものであり、広角カメラ３ａで撮像さ
れた映像は、その中心から周辺へ行くほど歪みが大きく
なっているため、これを平面的に補正するため必要とさ
れる。主モニターテレビ付きインターホン１、副モニタ
ーテレビ付きインターホン２の各々には、いずれもＡＶ
１００Ｖ電源が供給されているが、カメラ付きのドアホ
ン子器３，４の双方には、カメラを駆動するため、主モ
ニターテレビ付きインターホン１側から２線式信号線Ｌ
を介して電源が供給される構成となっている。
【００１７】図３，図４は、主モニターテレビ付きイン
ターホン１から、副モニターテレビ付きインターホン２
へ伝送される映像信号の例を示している。図３（ａ）
は、歪補正指令信号として、映像信号ＶＤに１２Ｖの直
流電圧Ｄａを重畳させて伝送させる方式、同図（ｂ）は
映像信号ＶＤに５Ｖのカメラ駆動電源Ｄｂを重畳させて
伝送させる通常方式を対比して示しており、更に図４
（ａ）は、歪補正指令信号として、映像信号ＶＤを伝送
する前に、所定数のパルス信号Ｐａを伝送させる方式を
示したもので、同図（ｂ）は、映像信号ＶＤの前にパル
ス信号Ｐａよりも少ないパルス数の信号Ｐｂを伝送する
通常方式を対比して示している。この例からの理解され
るように、副モニターテレビ付きのインターホン２側
に、映像信号に付加されたこれらの識別信号を検出する
検出回路を設けることによって、歪補正指令信号として
使用できるものである。
ターホン１から、副モニターテレビ付きインターホン２
へ伝送される映像信号の例を示している。図３（ａ）
は、歪補正指令信号として、映像信号ＶＤに１２Ｖの直
流電圧Ｄａを重畳させて伝送させる方式、同図（ｂ）は
映像信号ＶＤに５Ｖのカメラ駆動電源Ｄｂを重畳させて
伝送させる通常方式を対比して示しており、更に図４
（ａ）は、歪補正指令信号として、映像信号ＶＤを伝送
する前に、所定数のパルス信号Ｐａを伝送させる方式を
示したもので、同図（ｂ）は、映像信号ＶＤの前にパル
ス信号Ｐａよりも少ないパルス数の信号Ｐｂを伝送する
通常方式を対比して示している。この例からの理解され
るように、副モニターテレビ付きのインターホン２側
に、映像信号に付加されたこれらの識別信号を検出する
検出回路を設けることによって、歪補正指令信号として
使用できるものである。
【００１８】このような本発明のテレビインターホンシ
ステムでは、標準カメラ付きドアホン子器４から映像信
号が伝送されて来たときには、通常のテレビインターホ
ンシステムのように、そのドアホン子器４から伝送され
て来た映像信号がそのまま、各々のモニターテレビ付き
インターホン１，２のＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに映し出さ
れるが、広角カメラ付きドアホン子器３から映像信号が
伝送されて来たときには、ＣＲＴ画像処理部６によっ
て、後述するようなズーム、パン処理や、逆光補正され
た映像をＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに映し出すことができ
る。
ステムでは、標準カメラ付きドアホン子器４から映像信
号が伝送されて来たときには、通常のテレビインターホ
ンシステムのように、そのドアホン子器４から伝送され
て来た映像信号がそのまま、各々のモニターテレビ付き
インターホン１，２のＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに映し出さ
れるが、広角カメラ付きドアホン子器３から映像信号が
伝送されて来たときには、ＣＲＴ画像処理部６によっ
て、後述するようなズーム、パン処理や、逆光補正され
た映像をＣＲＴ画面１ｃ，２ｃに映し出すことができ
る。
【００１９】図５は、ズーム処理動作を説明するもの
で、例えば、ドアホン子器３の正面に、３人の人物Ａ，
Ｂ，Ｃが並んで立ち、その映像が主モニターテレビ付き
インターホン１のＣＲＴ表示画面１ｃに映し出された場
合にあって、ＣＲＴ表示画面１ｃの丁度中央となる部分
に四角で囲んで示す箇所Ｋが、ズーム対象箇所として当
初より指定されていると仮定すると、ズーム切換ボタン
（不図示）を押すことにより、ズーム対象箇所Ｋ内に相
当する人物Ｂの顔が、当初より設定された拡張率（例え
ば２００％）に従って拡張されるようになり、ズーム切
換ボタンを再度押せば、もとの大きさに戻る。
で、例えば、ドアホン子器３の正面に、３人の人物Ａ，
Ｂ，Ｃが並んで立ち、その映像が主モニターテレビ付き
インターホン１のＣＲＴ表示画面１ｃに映し出された場
合にあって、ＣＲＴ表示画面１ｃの丁度中央となる部分
に四角で囲んで示す箇所Ｋが、ズーム対象箇所として当
初より指定されていると仮定すると、ズーム切換ボタン
（不図示）を押すことにより、ズーム対象箇所Ｋ内に相
当する人物Ｂの顔が、当初より設定された拡張率（例え
ば２００％）に従って拡張されるようになり、ズーム切
換ボタンを再度押せば、もとの大きさに戻る。
【００２０】また、図６はパン処理動作を説明するもの
で、パン操作ボタン（不図示）の操作状況に応じて上下
・左右に移動するようになっている。例えばいま、最初
に映し出されたＣＲＴ表示画面１ｃでは、人物Ａの頭だ
けが表示されているので、パン操作ボタンを操作して、
表示画面を上方向に移動させれば、人物Ａの顔を映し出
すことができる。
で、パン操作ボタン（不図示）の操作状況に応じて上下
・左右に移動するようになっている。例えばいま、最初
に映し出されたＣＲＴ表示画面１ｃでは、人物Ａの頭だ
けが表示されているので、パン操作ボタンを操作して、
表示画面を上方向に移動させれば、人物Ａの顔を映し出
すことができる。
【００２１】なお、このようなパン処理機能は、上記し
たズーム処理機能と複合的に使用することもでき、この
場合、ＣＲＴ表示画面１ｃに現れるカーソル（不図示）
により囲まれる範囲をズーム対象箇所に相当させるよう
にすることで、映像信号の中で、拡張又は縮小すること
ができ、極めて便利である。また、モニターテレビ付き
インターホン１、２のＣＲＴ表示画面に映し出される映
像を録画する機能を加えてもよい。この場合、ドアホン
子器３から伝送されてくる映像信号のうち、録画ボタン
（不図示）が操作された時点において、少なくともＣＲ
Ｔ表示画面１ｃ，２ｃに映し出されている映像を記録す
るように構成すればよいが、記録できる映像信号として
は、１回で連続した複数フレームを記録できるようにし
たり、１回１フレームの記録を複数回に分けて記録でき
るようにしたりすることが可能である。
たズーム処理機能と複合的に使用することもでき、この
場合、ＣＲＴ表示画面１ｃに現れるカーソル（不図示）
により囲まれる範囲をズーム対象箇所に相当させるよう
にすることで、映像信号の中で、拡張又は縮小すること
ができ、極めて便利である。また、モニターテレビ付き
インターホン１、２のＣＲＴ表示画面に映し出される映
像を録画する機能を加えてもよい。この場合、ドアホン
子器３から伝送されてくる映像信号のうち、録画ボタン
（不図示）が操作された時点において、少なくともＣＲ
Ｔ表示画面１ｃ，２ｃに映し出されている映像を記録す
るように構成すればよいが、記録できる映像信号として
は、１回で連続した複数フレームを記録できるようにし
たり、１回１フレームの記録を複数回に分けて記録でき
るようにしたりすることが可能である。
【００２２】更に、モニターテレビ付きインターホン
１、２のＣＲＴ表示画面に映し出される映像に逆光が入
っている場合には、逆光を補正する機能を加えてもよ
い。
１、２のＣＲＴ表示画面に映し出される映像に逆光が入
っている場合には、逆光を補正する機能を加えてもよ
い。
【００２３】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る映像信号伝送方法によれば、２線式信号線を介
して伝送される簡単な構成で、広角カメラ付きのドアホ
ン子器と、標準カメラ付きのドアホン子器のどちらから
の映像信号に対しても、簡易かつ的確に対応できる。
明に係る映像信号伝送方法によれば、２線式信号線を介
して伝送される簡単な構成で、広角カメラ付きのドアホ
ン子器と、標準カメラ付きのドアホン子器のどちらから
の映像信号に対しても、簡易かつ的確に対応できる。
【００２４】また、本発明に係るテレビインターホンシ
ステムによれば、２線式信号線を介して、映像信号や通
話信号、制御信号を伝送できるので、システム構成が簡
略化でき、広角レンズによる歪の除去された映像が表示
できる。
ステムによれば、２線式信号線を介して、映像信号や通
話信号、制御信号を伝送できるので、システム構成が簡
略化でき、広角レンズによる歪の除去された映像が表示
できる。
【図１】本発明のテレビインターホンシステムの概略構
成図である。
成図である。
【図２】本発明のテレビインターホンシステムのブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図３】本発明の映像信号伝送方法の一例を示した図で
ある。
ある。
【図４】本発明の映像信号伝送方法の一例を示した図で
ある。
ある。
【図５】ズーム処理動作を説明するための図である。
【図６】パン処理動作を説明するための図である。
【図７】従来のテレビインターホンシステムの概略構成
図である。
図である。
１・・・主モニターテレビ付きインターホン ２・・・副モニターテレビ付きインターホン ３・・・広角カメラ付きドアホン子器 ４・・・標準カメラ付きドアホン子器 Ｌ・・・２線式信号線 ＶＤ・・・映像信号 Ｄａ・・・直流信号成分 Ｐａ・・・パルス信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 7/18 H04M 9/00
Claims (8)
- 【請求項１】 １台の主モニターテレビ付きインターホ
ンに、複数の副モニターテレビ付きインターホンを２線
式信号線で接続して構成されるテレビインターホンシス
テムに使用される映像信号の伝送方法であって、 来客の映像を映し出す広角カメラ付きのドアホン子器か
ら伝送された映像信号を主モニターテレビ付きインター
ホンで受信した後、２線式信号線を通じて複数の副モニ
ターテレビ付きインターホンに映像信号を伝送する際、
映像信号に所定レベルの直流信号成分を重畳させること
を特徴としたテレビインターホンシステムにおける映像
信号伝送方法。 - 【請求項２】 １台の主モニターテレビ付きインターホ
ンに、複数の副モニターテレビ付きインターホンを２線
式信号線で接続して構成されるテレビインターホンシス
テムに使用される映像信号の伝送方法であって、 来客の映像を映し出す広角カメラ付きのドアホン子器か
ら伝送された映像信号を主モニターテレビ付きインター
ホンで受信した後、上記２線式信号線を通じて複数の副
モニターテレビ付きインターホンに映像信号を伝送する
際、映像信号の前に所定数のパルス信号を送出すること
を特徴としたテレビインターホンシステムにおける映像
信号伝送方法。 - 【請求項３】 請求項１または２に記載の直流信号成分
あるいは所定数のパルスが、歪補正指令信号である請求
項１または２に記載のテレビインターホンシステムにお
ける映像信号伝送方法。 - 【請求項４】 広角カメラ付きのドアホン子器と、標準
カメラ付きのドアホン子器の各々に２線式信号線を介し
て接続され、画像の歪補正回路を備えた主モニターテレ
ビ付きインターホンと、この主モニターテレビ付きイン
ターホンに、２線式信号線を介して接続された画像の歪
補正回路を備えた複数の副モニターテレビ付きインター
ホンとを備えた構成されたテレビインターホンシステ
ム。 - 【請求項５】 主モニターテレビ付きインターホンと、
副モニターテレビ付きインターホンの各々が、上記カメ
ラ付きドアホン子器から伝送されてくる映像信号のう
ち、指定された箇所をズーム処理して、表示画面に拡張
して映し出すズーム処理機能を備えた構成とされた請求
項４に記載のテレビインターホンシステム。 - 【請求項６】 主モニターテレビ付きインターホンと、
副モニターテレビ付きインターホンの各々が、上記カメ
ラ付きドアホン子器から伝送されてくる映像信号のう
ち、指定された箇所を上下、左右にパンさせて、表示画
面に映し出すパン処理機能を備えた構成とされた請求項
４に記載のテレビインターホンシステム。 - 【請求項７】 主モニターテレビ付きインターホンと、
副モニターテレビ付きインターホンの各々が、上記カメ
ラ付きドアホン子器から伝送されてくる映像信号のう
ち、少なくとも表示画面に映し出された映像を記録する
録画機能を備えた構成とされた請求項４に記載のテレビ
インターホンシステム。 - 【請求項８】 主モニターテレビ付きインターホンと、
副モニターテレビ付きインターホンの各々が、上記カメ
ラ付きドアホン子器から伝送されてくる映像信号のう
ち、少なくとも表示画面に映し出された映像を逆光補正
する逆光補正機能を備えた構成とされた請求項４に記載
のテレビインターホンシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03823792A JP3256750B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | テレビインターホンシステムにおける映像信号伝送方法及びこれを使用したテレビインターホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03823792A JP3256750B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | テレビインターホンシステムにおける映像信号伝送方法及びこれを使用したテレビインターホンシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05236479A JPH05236479A (ja) | 1993-09-10 |
| JP3256750B2 true JP3256750B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=12519696
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03823792A Expired - Fee Related JP3256750B2 (ja) | 1992-02-25 | 1992-02-25 | テレビインターホンシステムにおける映像信号伝送方法及びこれを使用したテレビインターホンシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3256750B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4719874B2 (ja) * | 2005-02-22 | 2011-07-06 | 株式会社メガチップス | ドアホンシステム |
| JP5122915B2 (ja) * | 2007-10-30 | 2013-01-16 | アイホン株式会社 | テレビインターホン装置 |
-
1992
- 1992-02-25 JP JP03823792A patent/JP3256750B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05236479A (ja) | 1993-09-10 |
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