JP3177022B2 - テレビ会議装置 - Google Patents

テレビ会議装置

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JP3177022B2
JP3177022B2 JP28761992A JP28761992A JP3177022B2 JP 3177022 B2 JP3177022 B2 JP 3177022B2 JP 28761992 A JP28761992 A JP 28761992A JP 28761992 A JP28761992 A JP 28761992A JP 3177022 B2 JP3177022 B2 JP 3177022B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ会議装置に係り、
特に複数の会議参加者同士が遠隔地間で会議を行うに好
適なテレビ会議装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来から知られているテレビ
会議装置の概略構成図である。ここで本図(A)は第1
の状態、本図(B)は第2の状態、本図(C)は第3の
状態をそれぞれ示すものである。本図において、1は遠
隔地側の複数の会議参加者であり、例として人物A、人
物B、人物C、人物Dの4名が居る場合を示す。2は会
議出席者1を撮像するためのテレビカメラ、5はテレビ
カメラ2を図示しないパンニング用の雲台の上に載せ、
そのパンニング位置を自由に変化できるように配される
カメラ制御装置、3はテレビカメラ2で撮像された映像
信号を符号化する動画像コーデック、4は動画像コーデ
ック3からの符号化映像信号に加えてその他の制御情報
を含めて局線6に送り出す通信制御部、7は局線6から
符号化された映像信号およびその他の制御情報を受信す
る通信制御部、10は通信制御部7で受信された符号化
された映像信号を復号化してモニタテレビ12に送出す
る動画像コーデック、13はモニタテレビ12上に表示
された表示人物である。
【0003】また、8は通信制御部7、局線6、通信制
御部4を通じてカメラ制御装置5に制御信号を与え、テ
レビカメラ2の向きを変化させるカメラ操作部である。
【0004】なお、以上の構成のうち、テレビカメラ
2、動画像コーデック3、通信制御部4、カメラ制御装
置5は遠隔地側に配置されるものであり、通信制御部
7、動画像コーデック10、モニタテレビ12、カメラ
操作部8は局線6を通じて遠隔地と交信する自局側に配
置されるものである。また、図面では説明を簡単にする
ために、遠隔地側に会議出席者1を撮像する部分のみ
を、自局側には映像を表示する部分のみを抜き出して示
しているが、システムはこの他に音声系やデータ系や各
種の操作系が含まれることはもちろんである。
【0005】以上述べたような構成において、以下にそ
の動作を説明する。
【0006】図11(A)において示すように、テレビ
カメラ2が会議出席者1の内で人物Bを中心に置いて撮
像しているものとする。この場合、テレビカメラ2で撮
像された人物Bの映像は動画像コーデック3で符号化さ
れ、通信制御部4から局線6を通じて自局側に伝送され
てくる。自局側では、局線6から通信制御部7を通じて
映像を受信すると、動画像コーデック10を通じて映像
信号に復号化し、モニタテレビ12上に表示人物13と
して表示する。
【0007】ここで会議出席者1の内で発言者が人物D
に変わると、自局側ではカメラ操作部8を操作してカメ
ラ制御装置5に制御信号を伝送し、図示しないパンニン
グ操作手段を通じてテレビカメラ2の向きを変え、図1
1(B)に示すように、テレビカメラ2で会議出席者1
の内の人物Dを中心に置いて撮像するような状態にす
る。この場合、テレビカメラ2で撮像された人物Dの映
像は動画像コーデック3、通信制御部4、局線6を通じ
て自局側に伝送され、自局側では、局線6から通信制御
部7、動画像コーデック10を通じて映像信号を得て、
モニタテレビ12上に表示人物13として表示する。
【0008】さらに、会議出席者1の内で発言者が人物
Aに変わると、自局側ではカメラ操作部8を操作してカ
メラ制御装置5に制御信号を伝送し、テレビカメラ2の
向きを変え、図11(C)に示すように、テレビカメラ
2で会議出席者1の内の人物Aを中心に置いて撮像する
ような状態にする。この場合、テレビカメラ2で撮像さ
れた人物Aの映像は動画像コーデック3、通信制御部
4、局線6を通じて自局側に伝送され、自局側では、局
線6から通信制御部7、動画像コーデック10を通じて
映像信号を得て、モニタテレビ12上に表示人物13と
して表示する。
【0009】以上のように、自局側でカメラ操作部8を
操作し、カメラ制御装置5を通じてテレビカメラ2をパ
ンニングさせることにより、会議出席者1の内で発言し
ている人物を中心に置いて撮像した映像を自局側のモニ
タテレビ12上に表示させることができるので、自局側
ではモニタテレビ12上の表示人物13で遠隔地にいる
会議出席者1の内の発言している人物を選択して観るこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビ会議装置
は以上のように構成されていたので、以下に述べるよう
な問題点がある。
【0011】遠隔地側の会議出席者1のうち、どの人物
の方向にテレビカメラ2のパンニング位置を決めるかと
いう制御は、話者判別制御や、遠隔地側の操作手段によ
る制御や、自局側の操作手段による制御等さまざまな制
御が適用されるが、テレビカメラ2がパンニングして会
議出席者1の内で撮像対象となる人物が変わっても、自
局側ではモニタテレビ12上の表示人物13が変わるだ
けであるので、自局側では遠隔地側の会議出席者1の位
置関係を正確に把握できないという問題点がある。
【0012】実際には、会議出席者1は横並びに異なる
位置に居るにもかかわらず自局側ではモニタテレビ12
の位置に固定して表示されるので、臨場感が無く、自局
側からテレビカメラ2のパンニング位置を変化させて特
定の人物を捜そうとした場合も、テレビカメラ2を逆方
向に操作してしまうなどの不都合を生じる。
【0013】このような不都合を解決するために、テレ
ビカメラ2を複数台設置し、自局側でもモニタテレビ1
2を複数台として会議出席者1の全員を常時表示させる
方法もあるが、伝送情報量が膨大になり、局線6の数や
設備費用を考えると現実的な方法とは言えない。
【0014】よって本発明の目的は上記従来技術の問題
点を解消し、経済的な構成で、複数の会議参加者の位置
関係を的確に把握でき、撮像カメラの操作性のよいテレ
ビ会議装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係るテレビ会議装置は、被写体を撮像する
撮像カメラ手段と、前記撮像カメラ手段の複数の撮像方
向を予め定めておく撮像方向登録手段と、前記撮像方向
登録手段に基づいて設定された個々の撮像方向に対応し
た、複数の画像を記憶するメモリ手段と、前記撮像方向
登録手段に登録されている個々の撮像方向に対応付け
て、前記メモリ手段から読み出した複数の記憶画像を、
前記撮像手段からの撮像映像中にはめ込み表示させる表
示制御手段とを具備したものである。
【0016】また、その他の本発明に係るテレビ会議装
置は、被写体を撮像する撮像カメラ手段と、前記撮像カ
メラ手段の複数の撮像方向を予め定めておく撮像方向登
録手段と、前記撮像方向登録手段に基づいて設定された
個々の撮像方向に対応した、複数の画像を記憶するメモ
リ手段と、前記撮像方向登録手段に登録されている個々
の撮像方向に対応付けて、前記メモリ手段から読み出し
た複数の記憶画像を、前記撮像手段からの撮像映像中に
はめ込み表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段
によりはめ込み表示される複数の記憶画像のうち、前記
撮像カメラ手段の撮像画像に対応する画像を他の記憶画
像と異なる状態で表示させる変換手段とを具備したもの
である。
【0017】
【作用】本発明に係るテレビ会議装置によれば、撮像カ
メラ手段で撮像された被写体の映像信号を表示制御手段
を通じて表示するに当たり、撮像方向登録手段に登録さ
れた個々の撮像方向に対応づけて、メモリ手段に格納さ
れている複数の画像をはめ込み表示することができる。
【0018】また、その他の本発明に係るテレビ会議装
置によれば、撮像カメラ手段で撮像された被写体の映像
信号を表示制御手段を通じて表示するに当たり、撮像方
向登録手段に登録された個々の撮像方向に対応づけて、
メモリ手段に格納されている複数の画像をはめ込み表示
すると共に、はめ込み表示する複数の記憶画像のうち撮
像カメラ手段の撮像画像に対応するものを変換手段によ
り他の登録画像と異なる状態で表示させる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0020】実施例1 図1は、本発明の一実施例に係るテレビ会議装置の概略
構成図である。本図において、9は遠隔地側においてテ
レビカメラ2からの映像を静止画像として符号化し通信
制御部4を通じて局線6に送出する静止画像コーデッ
ク、11は自局側において局線6から通信制御部7を通
じて受信させた符号化映像信号を復号化して静止画映像
信号として出力する静止画像コーデック、15は前記静
止画像コーデック11からの静止画映像信号を複数画面
格納する画像メモリ、14は画像メモリ15を制御する
と共に各種の同期信号を送出するメモリコントローラ、
16は局線6から通信制御部7を通じて受信された動画
映像信号に画像メモリ15からの複数の映像信号をはめ
込み合成して表示映像信号を出力するピクチャーインピ
クチャー回路、18は通信制御部4に対応して設けられ
テレビカメラ2のパンニング位置を複数記憶するパンニ
ング位置メモリである。
【0021】なお、17はモニタテレビ12において表
示人物13の表示されている画面にはめ込まれたサブ画
面である。ちなみに、カメラ操作部8は遠隔地側のテレ
ビカメラ2のパンニング位置を操作するパンニング操作
信号S、遠隔地側の会議出席者1の人数を設定する会議
参加者設定信号N、遠隔地側の会議出席者1に対応する
パンニング位置をプリセットするプリセット指令信号
P、遠隔地側の会議出席者1に対応するパンニング位置
を選択する参加者選択信号SELを自局側の会議参加者
による操作に基づいて通信制御部7に与える。
【0022】また、通信制御部7はメモリコントローラ
14に対して記憶すべき画面の枚数を設定するための格
納枚数指令信号NS、映像信号の記憶を指示する画像書
込み指令信号WRを送り出す。さらに、メモリコントロ
ーラ14は通信制御部7からの格納枚数指令信号NSに
対応する枚数の画面を画像書込み指令信号WRに基づい
て画像メモリ15の書き込み制御を行うと共に、これら
の格納した画面が所定の位置にくるような映像信号とし
て読み出すよう画像メモリ15を制御し、更に映像信号
切替信号CHによりピクチャーインピクチャー回路16
の出力について動画像コーデック10からの映像信号ま
たは画像メモリ15からの映像信号の切り替えを行うた
めのタイミング制御を行う。
【0023】一方、動画像コーデック10からメモリコ
ントローラ14に対しては映像信号の同期を取るために
同期信号SYが出力される。なお、通信制御部4は静止
画像コーデック9に対してテレビカメラ2のパンニング
位置を設定するようなパンニング位置制御信号SRを送
出し、カメラ制御装置5はこのパンニング位置制御信号
SRに従ってテレビカメラ2のパンニング位置を制御す
る。
【0024】以上述べたような構成において、次にその
動作を図2に示した表示画面の説明図、および、図3に
示したプリセットの説明図を参照して説明する。
【0025】通常の状態において、遠隔地側のテレビカ
メラ2で撮像された遠隔地側における会議出席者1の映
像は、動画像コーデック3で符号化され通信制御部4か
ら局線6に送り出される。局線6から通信制御部7を通
じて受信された符号化映像信号は動画像コーデック10
を通じて復号化され、ピクチャーインピクチャー回路1
6を通ってモニタテレビ12に出力され表示人物13と
して表示される。
【0026】さて、自局側の会議参加者が遠隔地側の会
議出席者1の顔と人数、および、それぞれの着席位置を
把握する場合、カメラ操作部8を通じてテレビカメラ2
のパンニング位置やズーム操作を通じてこれを行うか、
音声による交信を通じてこれを知ることになる。このよ
うにして先ず、遠隔地側の会議出席者1の人数の把握が
できた場合、これをカメラ操作部8から入力する。
【0027】その結果、カメラ操作部8から会議参加者
設定信号Nが通信制御部7に送られ、テレビカメラ2の
パンニング位置のプリセット数が設定される。これに基
づいて通信制御部7からメモリコントローラ14には画
像メモリ15に格納すべき静止映像の枚数を設定するた
めの格納枚数指令信号NSが送出される。その結果、メ
モリコントローラ14は画像メモリ15に設定された枚
数分の映像の格納領域を確保する。
【0028】次に、カメラ操作部8からテレビカメラ2
のパンニング位置を制御すべく操作が行われると、カメ
ラ操作部8から通信制御部7にはパンニング操作信号S
が送出される。このパンニング操作信号Sは通信制御部
7から局線6を通じて通信制御部4に送出される。通信
制御部4はこの送られてきたパンニング操作信号Sに基
づいてカメラ制御装置5にパンニング位置制御信号SR
を出力し、これに基づきカメラ制御装置5はテレビカメ
ラ2を制御してそのパンニング位置を制御することにな
る。
【0029】この実施例1では遠隔地側の会議出席者1
は人物A、人物B、人物C、人物Dの4人であり、それ
ぞれ左から右に向かって並んで座っているが、先ず会議
開始に先立って、それぞれの人物の着座位置を左から順
番に登録する。
【0030】この場合、先ずは図3(A)に示すよう
に、自局側でカメラ操作部8を操作することにより、テ
レビカメラ2のパンニング位置をモニタテレビ12で確
認しながら人物A側に向くように操作して人物Aの表示
人物13がモニタテレビ12の表示画面の中央にくるよ
うにする。
【0031】人物Aの位置決めが終了した時点で、カメ
ラ操作部8を操作してその位置を登録するための操作を
行う。その結果、カメラ操作部8からはプリセット指令
信号Pが通信制御部7に送出され、プリセット指令信号
Pを受けた通信制御部7は局線6を通じてこのことを通
信制御部4に報知する。
【0032】これにより、通信制御部4はこの時点のテ
レビカメラ2のパンニング位置をパンニング位置メモリ
18に格納すると共にテレビカメラ2で撮像された会議
出席者1のうち人物Aの映像を静止画像コーデック9を
通じて符号化し、局線6に送り出す。これに伴い、通信
制御部7は局線6を通じて受信した人物Aの静止画像符
号化信号を静止画像コーデック11を通じて復号化して
画像メモリ15に送出する。
【0033】一方、通信制御部7からメモリコントロー
ラ14に対しては画像書込み指令信号WRが出力され、
画像メモリ15はこの静止画像を格納する。その結果、
画像メモリ15は4画面分の格納領域の内の第1の領域
に人物Aの画像を格納することになる。そして、人物A
の画像のみを有する映像信号がピクチャーインピクチャ
ー回路16に出力される。同時にメモリコントローラ1
4からピクチャーインピクチャー回路16には人物Aの
画像領域のタイミングでのみ画像メモリ15の出力画像
を選択するような映像信号切替信号CHが出力され、モ
ニタテレビ12にはテレビカメラ2から動画像コーデッ
ク3、通信制御部4、局線6、通信制御部7、動画像コ
ーデック10を通じて送られてきた人物Aの動画像の表
示人物13に加えサブ画面17として領域Aに人物Aの
静止画像をはめ込み合成した映像が表示されることにな
る。
【0034】次に、図3(B)に示すように、カメラ操
作部8を操作してテレビカメラ2のパンニング位置を人
物B側に操作して適切な位置がモニタテレビ12で確認
できた時点でカメラ操作部8を操作してその位置を登録
するための操作を行う。
【0035】その結果、カメラ操作部8からはプリセッ
ト指令信号Pが通信制御部7に送出され、プリセット指
令信号Pを受けた通信制御部7は局線6を通じてこのこ
とを通信制御部4に報知する。
【0036】これにより、通信制御部4はこの時点のテ
レビカメラ2のパンニング位置をパンニング位置メモリ
18に格納すると共にテレビカメラ2で撮像された会議
出席者1のうち人物Bの映像を静止画像コーデック9を
通じて符号化し、局線6に送り出す。これに伴い、通信
制御部7は局線6を通じて受信した人物Bの静止画像符
号化信号を静止画像コーデック11を通じて復号化して
画像メモリ15に送出する。
【0037】一方、通信制御部7からメモリコントロー
ラ14に対しては画像書込み指令信号WRが出力され、
画像メモリ15はこの静止画像を格納する。その結果、
画像メモリ15には人物Aの画像に加え4画面分の格納
領域の内の第2の領域に人物Bの画像を格納することに
なる。
【0038】そして、人物Aと人物Bの画像を有する映
像信号がピクチャーインピクチャー回路16に出力され
る。同時にメモリコントローラ14からピクチャーイン
ピクチャー回路16には人物Aと人物Bの画像領域のタ
イミングでのみ画像メモリ15の出力画像を選択するよ
うな映像信号切替信号CHが出力され、モニタテレビ1
2にはテレビカメラ2から動画像コーデック3、通信制
御部4、局線6、通信制御部7、動画像コーデック10
を通じて送られてきた人物Bの動画像の表示人物13に
加えサブ画面17として領域Aに人物Aの静止画像、領
域Bに人物Bの静止画像をはめ込み合成した映像が表示
されることになる。
【0039】同様に、図3(C),(D)に示すよう
に、テレビカメラ2のパンニング位置を人物C、人物D
に操作しながら同様の動作を繰り返すことにより、画像
メモリ15には人物A、人物Bの画像に加え4画面分の
格納領域の内の第3,第4の領域にそれぞれ人物C、人
物Dの画像を格納することになる。
【0040】そして、人物A,B,C,Dの画像を有す
る映像信号がピクチャーインピクチャー回路16に出力
される。同時にメモリコントローラ14からピクチャー
インピクチャー回路16には人物A,B,C,Dの画像
領域のタイミングでのみ画像メモリ15の出力画像を選
択するような映像信号切替信号CHが出力され、モニタ
テレビ12にはテレビカメラ2から動画像コーデック
3、通信制御部4、局線6、通信制御部7、動画像コー
デック10を通じて送られてきたテレビカメラ2による
撮像人物の動画像の表示人物13に加えサブ画面17の
領域Aに人物Aの静止画像、領域Bに人物Bの静止画
像、領域Cに人物Cの静止画像、領域Dに人物Dの静止
画像をはめ込み合成した映像が表示されることになる。
【0041】一方、遠隔地側では人物A,B,C,Dに
対応するテレビカメラ2のパンニング位置がパンニング
位置メモリ18に格納されることになる。
【0042】以上のような動作を通じて、画像メモリ1
5には人物A,B,C,Dの静止画映像が格納され、サ
ブ画面17の領域A,B,C,Dにピクチャーインピク
チャー回路16を通じて本来の動画映像にはめ込み合成
され表示されることになるので、図2(A)に示すよう
に、遠隔地側のテレビカメラ2が人物Bを撮像してお
り、人物Bの映像がモニタテレビ12に表示人物13と
して表示されているような状況下でも、遠隔地側の会議
出席者1をサブ画面17で常時見ていることができる。
【0043】一方、サブ画面17の人物の配置と遠隔地
側における会議出席者1の並びは対応づけて表示される
ので、人物の位置関係も知ることができる。また、それ
ぞれの人物に対応する名前および記号を図2のようにモ
ニタテレビ12の表示画面に表示人物13と共に表示し
たりサブ画面17の中に表示したりすることにより、自
局側では相手側の会議出席者1をよりよく把握すること
ができるが、これはキャラクタゼネレータを組み合わせ
ることによりより容易に実現することができる。
【0044】さて、図2(A)に示す様に、遠隔地側で
テレビカメラ2が人物Bを撮像しており、表示人物13
として人物Bの映像が動画像として表示されている状態
において、自局側でサブ画面17を見ながら人物Dの映
像を見たいという要求が出た場合、カメラ操作部8を通
じて人物Dを選択する様な操作を行う。
【0045】その結果、カメラ操作部8からは参加者選
択信号SELが通信制御部7に送出され、局線6を通じ
て通信制御部4に与えられる。この信号を受けつけた通
信制御部4は人物Dに対応するテレビカメラ2のパンニ
ング位置をパンニング位置メモリ18から読み出しこれ
をカメラ制御装置5に与える。その結果、テレビカメラ
2は人物Dを撮像するパンニング位置に制御され、人物
Dの撮像が行われる。その結果、人物Dの映像が伝送さ
れ、モニタテレビ12上には図2(B)に示す様に人物
Dが表示人物13となった映像が得られる。同時に表示
される名前または記号もこれに伴い人物Dに対応するも
のに切り替わる。
【0046】なお、会議中に会議出席者1の人数が変化
した場合は、カメラ操作部8から新たに人数を設定し直
すことにより、画像メモリ15の領域を変更し、改めて
プリセット操作を行えば良い。この場合、全部の操作を
最初からやり直すか追加削除操作のみを行うかはシステ
ムに組み込まれるソフトウェアにより自由に選択するこ
とができる。
【0047】また、カメラ操作部8から入力される参加
者選択信号SELは人物をダイレクトに選択するための
ID信号であっても、現在の表示人物13より右または
左を選択するためのスキャン制御信号であってもよい。
【0048】また、上記実施例ではサブ画面17を横並
びに配置する構成を例示したが、他の配列であっても、
遠隔地側の会議出席者1の位置関係を把握できる様な他
の表示配列でも選択可能である。
【0049】実施例2 上記実施例1では自局側でテレビカメラ2のパンニング
位置をプリセットする構成を例示したが、図4に示した
概略構成図に示すように、遠隔地側に設けたカメラ操作
部22により必要な情報入力、たとえば会議出席者1の
人数に対応する会議参加者設定信号N、テレビカメラ2
をプリセット位置にパンニングさせるパンニング操作信
号S、テレビカメラ2のパンニング位置をプリセットす
るプリセット指令信号P、プリセットパンニング位置に
テレビカメラ2のパンニング位置を操作する参加者選択
信号SEL等を入力可能としておき、通信制御部4から
局線6を通じて通信制御部7に送信するように構成し、
カメラ操作部8またはカメラ操作部22のいずれからで
もテレビカメラ2のパンニング位置のプリセットやその
後のテレビカメラ2のパンニング位置への操作ができる
ような構成としても良く、同様の効果を得ることができ
るものであり、更に遠隔地側でも自局側でもまったく同
じ様にテレビカメラ2の操作を行うことができるという
効果がある。
【0050】実施例3 また、図5に示した概略構成図に示すように、遠隔地側
に設けたカメラ操作部22により必要な情報入力、たと
えば会議出席者1の人数に対応する会議参加者設定信号
N、テレビカメラ2をプリセット位置にパンニングさせ
るパンニング操作信号S、テレビカメラ2のパンニング
位置をプリセットするプリセット指令信号P、プリセッ
トパンニング位置にテレビカメラ2のパンニング位置を
操作する参加者選択信号SEL等を入力可能としてお
き、通信制御部4から遠隔地側のテレビカメラ2の出力
を与えられている画像メモリ20をメモリコントローラ
21を通じて制御することにより予め遠隔地側でサブ画
面17の元になる画面を発生しておき、この画面を静止
画像コーデック9、通信制御部4、局線6、通信制御部
7、静止画像コーデック11を通じて自局側の画像メモ
リ15に設定するようにしても同様の効果を得ることが
可能であり、更に遠隔地側から見て交信相手が多数ある
場合に、プリセット操作を1回で済ませることができる
という効果がある。
【0051】実施例4 図6は本発明の第6の実施例に係るテレビ会議装置の概
略構成図である。本図において、9は遠隔地側において
テレビカメラ2からの映像を静止画像として符号化し通
信制御部4を通じて局線6に送出する静止画像コーデッ
ク、11は自局側において局線6から通信制御部7を通
じて受信された符号化映像信号を復号化して静止画映像
信号として出力する静止画像コーデック、15は前記静
止画像コーデック11からの静止画映像信号を複数画面
格納する画像メモリ、14は画像メモリ15を制御する
と共に各種の同期信号を送出するメモリコントローラ、
16は局線6から通信制御部7を通じて受信された動画
映像信号に画像メモリ15からの複数の映像信号をはめ
込み合成して表示映像信号を出力するピクチャーインピ
クチャー回路、18は通信制御部4に対応して設けられ
テレビカメラ2のパンニング位置を複数記憶するパンニ
ング位置メモリである。なお、17はモニタテレビ12
において表示人物13の表示されている画面にはめ込ま
れたサブ画面である。
【0052】19は、ピクチャーインピクチャー回路1
6からモニタテレビ12に送出される映像信号のうち、
特定の部分の輝度を他の部分と異ならせるようにレベル
変換するレベル変換器19である。
【0053】ちなみに、カメラ操作部8は遠隔地側のテ
レビカメラ2のパンニング位置を操作するパンニング操
作信号S、遠隔地側の会議出席者1の人数を設定する会
議参加者設定信号N、遠隔地側の会議出席者1に対応す
るパンニング位置をプリセットするプリセット指令信号
P、遠隔地側の会議出席者1に対応するパンニング位置
を選択する参加者選択信号SELを自局側の会議参加者
による操作に基づいて通信制御部7に与える。
【0054】また、通信制御部7はメモリコントローラ
14に対して記憶すべき画面の枚数を設定するための格
納枚数指令信号NS、映像信号の記憶を指示する画像書
込み指令信号WRを送り出す。さらに、メモリコントロ
ーラ14は通信制御部7からの格納枚数指令信号NSに
対応する枚数の画面を画像書込み指令信号WRに基づい
て画像メモリ15の書き込み制御を行うと共にこれらの
格納した画面が所定の位置にくるような映像信号として
読み出すよう画像メモリ15を制御し、更に映像信号切
替信号CHによりピクチャーインピクチャー回路16の
出力について動画像コーデック10からの映像信号また
は画像メモリ15からの映像信号の切り替えを行うため
のタイミング制御を行う。
【0055】通信制御部4からは更にピクチャーインピ
クチャー回路16からの画像の中のサブ画面17で特定
領域のもののレベルを他の領域と異なるようにレベル変
換制御信号LCをレベル変換器19に送出する。
【0056】一方、動画像コーデック10からメモリコ
ントローラ14に対しては映像信号の同期を取るために
同期信号SYが出力される。なお、通信制御部4は静止
画像コーデック9に対してテレビカメラ2のパンニング
位置を設定するようなパンニング位置制御信号SRを送
出し、カメラ制御装置5はこのパンニング位置制御信号
SRに従ってテレビカメラ2のパンニング位置を制御す
る。
【0057】以上述べたような構成において、次にその
動作を図7に示した表示画面の説明図、および図3に示
したプリセットの説明図を参照して説明する。
【0058】通常の状態において、遠隔地側のテレビカ
メラ2で撮像された遠隔地側における会議出席者1の映
像は動画像コーデック3で符号化され通信制御部4から
局線6に送り出される。局線6から通信制御部7を通じ
て受信された符号化映像信号は動画像コーデック10を
通じて復号化されピクチャーインピクチャー回路16を
通ってモニタテレビ12に出力され表示人物13として
表示される。
【0059】さて、自局側の会議参加者が遠隔地側の会
議出席者1の顔と人数、およびそれぞれの着席位置を把
握する場合、カメラ操作部8を通じてテレビカメラ2の
パンニング位置やズーム操作を通じてこれを行うか、音
声による交信を通じてこれを知ることになる。このよう
にして先ず、遠隔地側の会議出席者1の人数の把握がで
きた場合、これをカメラ操作部8から入力する。
【0060】その結果、カメラ操作部8から会議参加者
設定信号Nが通信制御部7に送られ、テレビカメラ2の
パンニング位置のプリセット数が設定される。これに基
づいて通信制御部7からメモリコントローラ14には画
像メモリ15に格納すべき静止映像の枚数を設定するた
めの格納枚数指令信号NSが送出される。その結果、メ
モリコントローラ14は画像メモリ15に設定された枚
数分の映像の格納領域を確保する。
【0061】次に、カメラ操作部8からテレビカメラ2
のパンニング位置を制御すべく操作が行われると、カメ
ラ操作部8から通信制御部7にはパンニング操作信号S
が送出される。このパンニング操作信号Sは通信制御部
7から局線6を通じて通信制御部4に送出される。通信
制御部4はこの送られてきたパンニング操作信号Sに基
づいてカメラ制御装置5にパンニング位置制御信号SR
を出力し、これに基づきカメラ制御装置5はテレビカメ
ラ2を制御してそのパンニング位置を制御することにな
る。
【0062】この実施例4では遠隔地側の会議出席者1
は人物A、人物B、人物C、人物Dの4人であり、それ
ぞれ左から右に向かって並んで座っているが、先ず会議
開始に先立って、それぞれの人物の着座位置を左から順
番に登録する。
【0063】この場合、先ずは図3(A)に示すよう
に、自局側でカメラ操作部8を操作することにより、テ
レビカメラ2のパンニング位置をモニタテレビ12で確
認しながら人物A側に向くように操作して人物Aの表示
人物13がモニタテレビ12の表示画面の中央にくるよ
うにする。人物Aの位置決めが終了した時点で、カメラ
操作部8を操作してその位置を登録するための操作を行
う。その結果、カメラ操作部8からはプリセット指令信
号Pが通信制御部7に送出され、プリセット指令信号P
を受けた通信制御部7は局線6を通じてこのことを通信
制御4に報知する。
【0064】これにより、通信制御部4はこの時点のテ
レビカメラ2のパンニング位置をパンニング位置メモリ
18に格納すると共にテレビカメラ2で撮像された会議
出席者1のうち人物Aの映像を静止画像コーデック9を
通じて符号化し、局線6に送り出す。これに伴い、通信
制御部7は局線6を通じて受信した人物Aの静止画像符
号化信号を静止画像コーデック11を通じて復号化して
画像メモリ15に送出する。
【0065】一方、通信制御部7からメモリコントロー
ラ14に対しては画像書込み指令信号WRが出力され、
画像メモリ15はこの静止画像を格納する。その結果、
画像メモリ15は4画面分の格納領域の内の第1の領域
に人物Aの画像を格納することになる。そして、人物A
の画像のみを有する映像信号がピクチャーインピクチャ
ー回路16に出力される。
【0066】同時にメモリコントローラ14からピクチ
ャーインピクチャー回路16には人物Aの画像領域のタ
イミングでのみ画像メモリ15の出力画像を選択するよ
うな映像信号切替信号CHが出力され、モニタテレビ1
2にはテレビカメラ2から動画像コーデック3、通信制
御部4、局線6、通信制御部7、動画像コーデック10
を通じて送られてきた人物Aの動画像の表示人物13に
加えサブ画面17として領域Aに人物Aの静止画像をは
め込み合成した映像が表示されることになる。
【0067】そして、通信制御部4からレベル変換器1
9に対してはモニタテレビ12に主として表示されてい
る人物Aの表示されている領域Aを通常レベルとし他の
領域を通常よりも低いレベルとするようなレベル変換制
御信号LCを出力し、モニタテレビ12に主として表示
されている人物が領域Aに対応するものであるというこ
とを強調して表示する。
【0068】次に、図3(B)に示すように、カメラ操
作部8を操作してテレビカメラ2のパンニング位置を人
物B側に操作して適切な位置がモニタテレビ12で確認
できた時点でカメラ操作部8を操作してその位置を登録
するための操作を行う。その結果、カメラ操作部8から
はプリセット指令信号Pが通信制御部7に送出され、プ
リセット指令信号Pを受けた通信制御部7は局線6を通
じてこのことを通信制御部4に報知する。
【0069】これにより、通信制御部4はこの時点のテ
レビカメラ2のパンニング位置をパンニング位置メモリ
18に格納すると共にテレビカメラ2で撮像された会議
出席者1のうち人物Bの映像を静止画像コーデック9を
通じて符号化し、局線6に送り出す。これに伴い、通信
制御部7は局線6を通じて受信した人物Bの静止画像符
号化信号を静止画像コーデック11を通じて復号化して
画像メモリ15に送出する。
【0070】一方、通信制御部7からメモリコントロー
ラ14に対しては画像書込み指令信号WRが出力され、
画像メモリ15はこの静止画像を格納する。その結果、
画像メモリ15には人物Aの画像に加え4画面分の格納
領域の内の第2の領域に人物Bの画像を格納することに
なる。そして、人物Aと人物Bの画像を有する映像信号
がピクチャーインピクチャー回路16に出力される。同
時にメモリコントローラ14からピクチャーインピクチ
ャー回路16には人物Aと人物Bの画像領域のタイミン
グでのみ画像メモリ15の出力画像を選択するような映
像信号切替信号CHが出力され、モニタテレビ12には
テレビカメラ2から動画像コーデック3、通信制御部
4、局線6、通信制御部7、動画像コーデック10を通
じて送られてきた人物Bの動画像の表示人物13に加え
サブ画面17として領域Aに人物Aの静止画像、領域B
に人物Bの静止画像をはめ込み合成した映像が表示され
ることになる。
【0071】そして、通信制御部4からレベル変換器1
9に対してはモニタテレビ12に主として表示されてい
る人物Bの表示されている領域Bを通常レベルとし他の
領域を通常よりも低いレベルとするようなレベル変換制
御信号LCを出力し、モニタテレビ12に主として表示
されている人物が領域Bに対応するものであるというこ
とを強調して表示する。
【0072】同様に、図3(C),(D)に示すよう
に、テレビカメラ2のパンニング位置を人物C、人物D
に操作しながら同様の動作を繰り返すことにより、画像
メモリ15には人物A、人物Bの画像に加え4画面分の
格納領域の内の第3,第4の領域にそれぞれ人物C、人
物Dの画像を格納することになる。そして、人物A,
B,C,Dの画像を有する映像信号がピクチャーインピ
クチャー回路16に出力される。同時にメモリコントロ
ーラ14からピクチャーインピクチャー回路16には人
物A,B,C,Dの画像領域のタイミングでのみ画像メ
モリ15の出力画像を選択するような映像信号切替信号
CHが出力され、モニタテレビ12にはテレビカメラ2
から動画像コーデック3、通信制御部4、局線6、通信
制御部7、動画像コーデック10を通じて送られてきた
テレビカメラ2による撮像人物の動画像の表示人物13
に加えサブ画面17の領域Aに人物Aの静止画像、領域
Bに人物Bの静止画像、領域Cに人物Cの静止画像、領
域Dに人物Dの静止画像をはめ込み合成した映像が表示
されることになる。
【0073】この場合も同様に、モニタテレビ12に表
示されている表示人物13に表示されている領域を通常
レベルとし他の領域を通常よりも低いレベルとするよう
なレベル変換制御信号LCを出力し、モニタテレビ12
に主として表示されている表示人物が他の領域よりも明
るく表示されている領域に対応するものであるというこ
とを強調して表示する。
【0074】以上のような動作を通じて、画像メモリ1
5には人物A,B,C,Dの静止画映像が格納され、サ
ブ画面17の領域A,B,C,Dにピクチャーインピク
チャー回路16を通じて本来の動画映像にはめ込み合成
され表示されることになる。一方、遠隔地側では人物
A,B,C,Dに対応するテレビカメラ2のパンニング
位置がパンニング位置メモリ18に格納されることにな
る。
【0075】以上のようなプリセット操作を行った結
果、例えば図7(A)に示すように、遠隔地側のテレビ
カメラ2が人物Bを撮像しており、人物Bの映像がモニ
タテレビ12に表示人物13として表示されているよう
な状況下でも、遠隔地側の会議出席者1をサブ画面17
で常時見ていることができ、サブ画面17のうち領域B
だけを他の領域よりも明るく表示することで、表示人物
13がどの領域に対応する人物であるかを明瞭に識別す
ることができる。
【0076】一方、サブ画面17の人物の配置と遠隔地
側における会議出席者1の並びは対応づけて表示される
ので、人物の位置関係も知ることができる。また、それ
ぞれの人物に対応する名前および記号を図2のようにモ
ニタテレビ12の表示画面に表示人物13と共に表示し
たりサブ画面17の中に表示したりすることにより、自
局側では相手側の会議出席者1をよりよく把握すること
ができるが、これはキャラクタゼネレータを組み合わせ
ることにより容易に実現することができる。
【0077】さて、図7(A)に示す様に、遠隔地側で
テレビカメラ2が人物Bを撮像しており、表示人物13
として人物Bの映像が動画像として表示されている状態
において、自局側でサブ画面17を見ながら人物Dの映
像を見たいという要求が出た場合、カメラ操作部8を通
じて人物Dを選択する様な操作を行う。
【0078】その結果、カメラ操作部8からは参加者選
択信号SELが通信制御部7に送出され、局線6を通じ
て通信制御部4に与えられる。この信号を受けつけた通
信制御部4は人物Dに対応するテレビカメラ2のパンニ
ング位置をパンニング位置メモリ18から読み出しこれ
をカメラ制御装置5に与える。
【0079】その結果、テレビカメラ2は人物Dを撮像
するパンニング位置に制御され、人物Dの撮像が行われ
る。その結果、人物Dの映像が伝送され、モニタテレビ
12上には図2(B)に示す様に人物Dが表示人物13
となった映像が得られる。同時に表示される名前または
記号もこれに伴い人物Dに対応するものに切り替わる。
【0080】同時に、通信制御部4からレベル変換器1
9に送出されるレベル変換制御信号LCにより人物Dに
対応する領域Dの表示の明るさが他の領域の明るさより
も明るくなるように切り替わるので、表示人物13であ
る人物Dが領域Dに対応する人物であることを明瞭に識
別することができ、他の領域との位置関係等を明確に認
識することができる。
【0081】なお、会議中に会議出席者1の人数が変化
した場合は、カメラ操作部8から新たに人数を設定し直
すことにより、画像メモリ15の領域を変更し、改めて
プリセット操作を行えば良い。この場合、全部の操作を
最初からやり直すか追加削除操作のみを行うかはシステ
ムに組み込まれるソフトウェアにより自由に選択するこ
とができる。
【0082】また、カメラ操作部8から入力される参加
者選択信号SELは人物をダイレクトに選択するための
ID信号であっても、現在の表示人物13より右または
左を選択するためのスキャン制御信号であってもよい。
【0083】また、上記実施例ではサブ画面17を横並
びに配置する構成を例示したが、他の配列であっても、
遠隔地側の会議出席者1の位置関係を把握できる様な他
の表示配列でも選択可能である。
【0084】実施例5 上記実施例4ではモニタテレビ12に表示されている表
示人物13に対応するサブ画面17の領域を他の領域よ
りも明るく表示して他の領域と区別するような構成を例
示したが、図8(A),(B)に示すように、モニタテ
レビ12に表示されている表示人物13に対応するサブ
画面17の領域を他の領域よりも暗く表示して他の領域
と区別するような構成としてもよく、同様に表示人物1
3の他の領域との位置関係等を明確に識別することがで
きる。また、サブ画面17のうちで表示人物13に対応
する領域の画面の明るさだけでなく、色合い等で区別す
る様にしてもよく、この場合レベル変換器19の変わり
に色相変換器を用いて同様の効果を実現することができ
る。
【0085】実施例6 上記実施例5では自局側でテレビカメラ2のパンニング
位置をプリセットする構成を例示したが、図9に示した
概略構成図に示すように、遠隔地側に設けたカメラ操作
部22により必要な情報入力、たとえば会議出席者1の
人数に対応する会議参加者設定信号N、テレビカメラ2
をプリセット位置にパンニングさせるパンニング操作信
号S、テレビカメラ2のパンニング位置をプリセットす
るプリセット指令信号P、プリセットパンニング位置に
テレビカメラ2のパンニング位置を操作する参加者選択
信号SEL等を入力可能としておき、通信制御部4から
局線6を通じて通信制御部7に送信するように構成し、
カメラ操作部8またはカメラ操作部22のいずれからで
もテレビカメラ2のパンニング位置のプリセットやその
後のテレビカメラ2のパンニング位置への操作ができる
ような構成としても良く、同様の効果を得ることができ
るものであり、更に遠隔地側でも自局側でもまったく同
じ様にテレビカメラ2の操作を行うことができるという
効果がある。
【0086】実施例7 また、図10に示した概略構成図に示すように、遠隔地
側に設けたカメラ操作部22により必要な情報入力、た
とえば会議出席者1の人数に対応する会議参加者設定信
号N、テレビカメラ2をプリセット位置にパンニングさ
せるパンニング操作信号S、テレビカメラ2のパンニン
グ位置をプリセットするプリセット指令信号P、プリセ
ットパンニング位置にテレビカメラ2のパンニング位置
を操作する参加者選択信号SEL等を入力可能としてお
き、通信制御部4から遠隔地側のテレビカメラ2の出力
を与えられている画像メモリ20をメモリコントローラ
21を通じて制御することにより予め遠隔地側でサブ画
面17の元になる画面を発生しておき、この画面を静止
画像コーデック9、通信制御部4、局線6、通信制御部
7、静止画像コーデック11を通じて自局側の画像メモ
リ15に設定するようにしても同様の効果を得ることが
可能であり、更に遠隔地側から見て交信相手が多数ある
場合に、プリセット操作を1回で済ませることができる
という効果がある。
【0087】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明に係るテレ
ビ会議装置によれば、カメラのパンニング位置に関係な
く複数の会議出席者を受信側で常時表示して把握するこ
とが可能であり、受信側でモニタテレビのサブ画面を見
ながら送信側のテレビカメラのパンニング位置を選択で
きるので、操作性に優れ、臨場感のあるシステムの構築
が可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るテレビ会議装置の
概略構成図である。
【図2】受信側の表示画面の説明図である。
【図3】会議出席者のパンニング位置と画像のプリセッ
トの説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係るテレビ会議装置の
概略構成図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るテレビ会議装置の
概略構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例に係るテレビ会議装置の
概略構成図である。
【図7】受信側の表示画面の一例の説明図である。
【図8】受信側の表示画面の他の例の説明図である。
【図9】本発明の第6の実施例に係るテレビ会議装置の
概略構成図である。
【図10】本発明の第7の実施例に係るテレビ会議装置
の概略構成図である。
【図11】従来のテレビ会議装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1 会議出席者 2 テレビカメラ 3 動画像コーデック 4 通信制御部 5 カメラ制御装置 6 局線 7 通信制御部 8 カメラ操作部 9 静止画像コーデック 10 動画像コーデック 11 静止画像コーデック 12 モニタテレビ 13 表示人物 14 メモリコントローラ 15 画像メモリ 16 ピクチャーインピクチャー回路 17 サブ画面 18 パンニング位置メモリ 20 画像メモリ 21 メモリコントローラ 22 カメラ操作部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−197188(JP,A) 特開 平2−50691(JP,A) 特開 平1−254082(JP,A) 特開 平1−200888(JP,A) 特開 平4−122186(JP,A) 特開 昭62−84689(JP,A) 特開 昭61−137484(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像する撮像カメラ手段と、 前記撮像カメラ手段の複数の撮像方向を予め定めておく
    撮像方向登録手段と、 前記撮像方向登録手段に基づいて設定された個々の撮像
    方向に対応した、複数の画像を記憶するメモリ手段と、 前記撮像方向登録手段に登録されている個々の撮像方向
    に対応付けて、前記メモリ手段から読み出した複数の記
    憶画像を、前記撮像手段からの撮像映像中にはめ込み表
    示させる表示制御手段とを具備したことを特徴とするテ
    レビ会議装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記撮像カメラ手段
    の撮影画像を符号化して伝送し、伝送された画像を受信
    側で復号化して映像信号に変換し、前記表示制御手段に
    与える伝送手段を備えたことを特徴とするテレビ会議装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記メモリ手段が受
    信側に設けられることを特徴とするテレビ会議装置。
  4. 【請求項4】 被写体を撮像する撮像カメラ手段と、 前記撮像カメラ手段の複数の撮像方向を予め定めておく
    撮像方向登録手段と、 前記撮像方向登録手段に基づいて設定された個々の撮像
    方向に対応した、複数の画像を記憶するメモリ手段と、 前記撮像方向登録手段に登録されている個々の撮像方向
    に対応付けて、前記メモリ手段から読み出した複数の記
    憶画像を、前記撮像手段からの撮像映像中にはめ込み表
    示させる表示制御手段と、 前記表示制御手段によりはめ込み表示される複数の記憶
    画像のうち、前記撮像カメラ手段の撮像画像に対応する
    画像を他の記憶画像と異なる状態で表示させる変換手段
    とを具備したことを特徴とするテレビ会議装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記撮像カメラ手段
    の撮影画像を符号化して伝送し、伝送された画像を受信
    側で復号化して映像信号に変換し、前記表示制御手段に
    与える伝送手段を備えたことを特徴とするテレビ会議装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記メモリ手段が受
    信側に設けられることを特徴とするテレビ会議装置。
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