JPH08102683A - 警報器連動無線送信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池を内蔵する必要がなく、また、室内の１
００Ｖ交流電源を電源とする必要がなく、小型で長寿命
であり、美観にも優れた警報器連動無線送信機を提供す
ること。 【構成】 警報器１から送られる信号を基にして、ステ
ップダウンコンバータ３は、例えば３Ｖの電圧を送信部
７に電源として供給する。送信部７は、ステップダウン
コンバータ７から送られる電圧を電源として駆動され
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ガス漏れ等を検出する
警報器と連動して警報をガスマイコンメータ等に送出す
る警報器連動無線機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ガス漏れ等を検知すると、ガスマイコン
メータを自動的に遮断するシステムとして図３に示すよ
うな無線システムがある。図３に示す無線システムは警
報器１０１、送信機１０３、受信機１０５、端末１０７
からなる。警報器１０１、送信機１０３は、例えば室内
に配置され、警報器１０１はガス漏れ等を検知すると警
報信号を送信機１０３に送る。送信機１０３は警報信号
を無線で受信機１０５に送る。受信機１０５は、警報信
号を受信すると端末１０７に警報信号を送る。端末１０
７は、例えばガスマイコンメータであり、警報信号を受
けると、ガスを遮断する。

【０００３】ところで、送信機１０３は内臓電池、或い
は室内の１００Ｖ交流電源を電源としている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内臓電
池を電源とする場合、内臓電池収納のためのスペースが
必要になり、送信機１０３の形状が大型化したり、内臓
電池の電圧が低下すると、送信機１０３の機能が損なわ
れるという問題があった。

【０００５】また、１００Ｖ交流電源を使用する場合、
室内のコンセントを占有し、コンセントから送信機１０
３までコードを引き回す必要があり、美観を損ねる等の
問題があった。

【０００６】また、警報器からの信号電流を蓄積するコ
ンデンサを送信機１０３内に設けて、電源を得ることも
考えられるが、警報電波を送出するまでに時間を要する
という問題があった。

【０００７】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、電池を内蔵する必
要がなく、また、室内の１００Ｖ交流電源を電源とする
必要がなく、小型で長寿命であり、美観にも優れた警報
器連動無線送信機を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、警報器に接続された無線送信機であっ
て、前記警報器から送られる信号を所定の電圧に変換す
る変換手段と、前記変換手段から出力される電圧を電源
とし、前記警報器から送られる警報を電波として送信す
る送信部と、を具備することを特徴とする警報器連動無
線送信機である。

【０００９】

【作用】本発明では、警報器から送られる信号を所定の
電圧に変換し、この電圧を送信部の電源とする。

【００１０】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図１は、本発明の１実施例に係る警報器連
動無線送信機（以下、送信機と称する）の構成を示すブ
ロック図である。この送信機は、図３の無線システムの
送信機として用いられる。警報器１は、ガス漏れ等を検
知すると警報信号を送信機３に送る。

【００１１】図２は、警報器１が送信機３に送る信号を
示す。警報器１は通常時（監視時）には６Ｖの電圧の信
号を送信機３に送り、ガス漏れ等を検知すると、１２Ｖ
の電圧の信号を送信機３に送る。

【００１２】送信機３は、ステップダウンコンバータ
５、送信部７、アンテナ１５を有し、送信部７は信号検
出回路９、電文情報設定回路１１、変調送出回路１３を
有する。 ステップダウンコンバータ５は、図２に示す
警報器１から送られる信号を、例えば３Ｖの電圧に変換
して常時送信部７に電源電圧として供給する。信号検出
回路９は、警報器１から送られてくる警報信号を検知し
て、電文情報設定回路１１に伝える。電文情報設定回路
１１は、異常事態が発生した旨（ガス漏れ発生）を伝え
る電文を作成し、変調送出回路１３は、この電文を変調
してアンテナ１５から警報信号が電波で送出される。

【００１３】前述したように通常時においても、警報時
においてもステップダウンコンバータ５は、警報器１か
ら送られる信号を、例えば３Ｖの電圧に変換して送信部
７に電源として供給する。

【００１４】このため、送信機３は電池を必要とせず、
小型化を図ることができる。また、室内のコンセント等
から電源を供給する必要がないのでコンセントを占有す
ることなく、しかもコード等を引き回すことがなく、室
内の美観を図ることができる。また、送信機１０３にコ
ンデンサを組み込むことがないので、警報電波の送出の
遅延を少なくすることができる。

【００１５】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、電池を内蔵する必要がなく、また、室内の１００
Ｖ交流電源を電源とする必要がなく、小型で長寿命であ
り、美観にも優れた警報器連動無線送信機を提供するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の１実施例に係る警報器連動無線送信
機の構成を示すブロック図

【図２】 警報器１から送信機３に送られる信号を示す
図

【図３】 無線システムの概略構成を示す図

【符号の説明】 １………警報器 ３………送信機 ５………ステップダウンコンバータ ７………送信部 １５………アンテナ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 警報器に接続された無線送信機であっ
   て、 前記警報器から送られる信号を所定の電圧に変換する変
   換手段と、 前記変換手段から出力される電圧を電源とし、前記警報
   器から送られる警報を電波として送信する送信部と、 を具備することを特徴とする警報器連動無線送信機。
2. 【請求項２】 前記変換手段はステップダウンコンバー
   タであることを特徴とする請求項１記載の警報器連動無
   線送信機。