JPH1194334A - 無線式住宅設備システム - Google Patents

無線式住宅設備システム

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JPH1194334A
JPH1194334A JP9254530A JP25453097A JPH1194334A JP H1194334 A JPH1194334 A JP H1194334A JP 9254530 A JP9254530 A JP 9254530A JP 25453097 A JP25453097 A JP 25453097A JP H1194334 A JPH1194334 A JP H1194334A
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聡 伊藤
Takayuki Suematsu
孝之 末松
Yasuo Yoshimura
康男 吉村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線式の環境検出装置と住宅設備機器からな
るシステムにおいて、環境検出値の伝送を効率的に行
う。 【解決手段】 環境検出装置101はセンサ手段10
3、送信手段104、送信間隔制御手段106及び環境
検出値記憶手段107を備えており、また住宅設備機器
は受信手段110を備えている。そして環境検出装置か
ら住宅設備機器に対する送信間隔を検出値及びその変化
率に応じて制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家の中及び家の周
辺に設置される無線式の環境検出装置からの情報に基づ
き空気調和機や換気装置、給湯機などの住宅設備機器を
制御する無線式住宅設備システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境状態に基いて制御を行う住宅設備機
器において、環境検出装置と住宅設備機器を無線で接続
することで環境検出の場所的な自由度を向上し適切な環
境情報に基いて機器を制御することが望まれている。こ
の際に環境情報の無線送信を効率的に行うために以下の
ような方法が知られている。
【0003】図6は特開平4−350437号公報に記
載された従来の空気調和機のブロック図である。空気調
和機のワイヤレスリモコン1に温度センサ10が内蔵さ
れ、運転・停止ボタン3及びリモコンセンサボタン7が
押されると室温検出センサ10が検出した室温データを
送信回路9を介して室内機13に向けて出力される。こ
の時の送信は第一のタイマ手段11により一定間隔で定
期的に続けられる。このような送信が行われている間、
ワイヤレスリモコン1の操作が何ら行われないままに一
定時間が経過したことを第二のタイマ手段12が知らせ
ると室温データの送信を停止することで無駄な送信を行
わないようにしている。
【0004】また、図7は特開平6−265191号公
報に記載された従来の空調管理システムの構成を示すブ
ロック図である。複数のセンサー装置20〜27により
環境計測を行って無線通信により計測系伝送中継装置2
3に集められ、さらに計測データを空調管理装置10に
収集し各空調ブロックをトータルに運転制御するもので
ある。
【0005】計測系伝送中継装置23への環境計測値の
収集方法について説明する。まず計測系伝送中継装置
が、環境計測値を必要とするセンサー装置に対して送信
要求を無線で送信する。送信要求を受けたセンサー装置
は計測系伝送中継装置に対して環境計測値を無線送信す
る。計測系伝送中継装置はセンサー装置20〜27の計
測種類に従い、温度など比較的反応速度の速い環境要素
に対しては短い周期で、湿度など反応速度の遅い環境要
素に対しては長い周期で環境計測値の送信要求を行うこ
とで伝送効率の向上を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では以下の課題がある。
【0007】特開平4−350437号公報に記載の構
成では、検知している環境検出値やその変化速度に関わ
らず常に一定周期でしか環境検出値の送信が行われな
い。例えば住宅設備機器が温度を制御している場合を考
えると、立ち上がり状態の変化速度が大きい時にその変
化の様子を住宅設備機器が正確に把握できる時間間隔で
通信するように設定されていると、温度変化の少ない安
定状態では不必要に多くの通信を行い、消費電力の増加
及び伝送の効率が低くなるという課題がある。特に環境
検出装置が電池駆動の場合には電池交換が頻繁になり実
用性が低くなるという課題もある。また、特定小電力無
線等の無線電波による通信を行っている場合にはトラフ
ィック量の増加を招き、同一電波を使用する他のシステ
ムの通信を妨げるという課題もある。逆に送信間隔を長
く設定しておくと、住宅設備機器が温度変化の様子を正
確に把握できず、適切な温度制御ができないという課題
がある。
【0008】また、特開平6−265191号公報に記
載の構成でも、同一種類のセンサでみれば前記と同じ課
題を有している。また、センサ装置が環境検出値の送信
要求を受けてから送信するので、センサ装置と設備機器
は双方向の通信機能を備える必要がある。このため、通
信のプロトコルが複雑になり、システムのコストが高く
なるという課題がある。また、センサ装置側は送信だけ
でなく受信の電力が必要となり、電池駆動の場合には特
に重要となる消費電力の増加という課題がある。
【0009】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、環境検出装置と住宅設備機器を無線で接続
して環境情報を得る場所的な自由度を向上し、より適切
な環境情報に基いて制御する無線式住宅設備システムに
おいて、検出情報の伝送を低消費電力で効率的に行い、
しかも通信のための複雑なプロトコルを必要とせず、簡
単な通信システムで実現することを目的としたものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の無線式住宅設備システムは以下の手段を用
いる。
【0011】家の中及び家の周辺に設置される環境検出
装置と、前記環境検出装置と無線回線で接続され前記環
境検出装置から間欠的に送られてくる情報に基いて家の
環境やエネルギーの使用状況を制御する住宅設備機器と
で構成され、前記環境検出装置は環境状態を検出し環境
検出値に変換するセンサ手段と、前記住宅設備機器に対
して前記環境検出値を無線信号として送信する送信手段
と、前記環境検出値を送信する時間間隔を決定する送信
間隔制御手段と、前記送信間隔制御手段で決められた時
間間隔を計時し前記送信手段に送信指令を与える第一の
タイマ手段を備え、前記住宅設備機器は前記環境検出装
置からの無線信号を受信し環境検出値として変換した後
に前記住宅設備機器の制御回路に伝える受信手段を備
え、送信間隔制御手段はセンサ手段による環境検出値に
基いて送信間隔を決定する。
【0012】上記手段により、検出する環境状態に応じ
て住宅設備機器に対する送信間隔を適切に制御すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、家の中
及び家の周辺に設置される環境検出装置と、前記環境検
出装置と無線回線で接続され前記環境検出装置から間欠
的に送られてくる情報に基いて家の環境やエネルギーの
使用状況を制御する住宅設備機器とで構成されたシステ
ムにおいて、前記環境検出装置は環境状態を検出し環境
検出値に変換するセンサ手段と、前記住宅設備機器に対
して前記環境検出値を無線信号として送信する送信手段
と、前記環境検出値を送信する時間間隔を決定する送信
間隔制御手段と、前記送信間隔制御手段で決められた時
間間隔を計時し前記送信手段に送信指令を与える第一の
タイマ手段を備え、前記住宅設備機器は前記環境検出装
置からの無線信号を受信し環境検出値として変換した後
に前記住宅設備機器の制御回路に伝える受信手段を備
え、前記送信間隔制御手段は前記環境検出値に基いて送
信時間間隔を決定するものである。この構成によれば、
環境検出値に応じて検出値の送信間隔を制御することが
できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1の構成
において環境検出装置は、環境検出値を記憶しておく検
出値記憶手段と、環境検出値を前記環境検出値記憶手段
に書込む指令を一定時間間隔で与える第二のタイマ手段
を備え、送信間隔制御手段が前記環境検出値記憶手段に
記憶された過去の検出値及び現在の検出値をもとに変化
率を算出し、前記変化率に基いて送信間隔を決定するも
のである。この構成によれば、環境検出値の変化速度に
応じて検出値の送信間隔を制御することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は請求項1または請
求項2の構成において、環境検出装置は送信間隔制御手
段が決定する送信時間間隔の範囲を制限する送信間隔制
限手段を備え、住宅設備機器は環境検出値の受信間隔を
計時する第三のタイマ手段と、前記第三のタイマ手段に
よる計時値が送信間隔制限手段で制限される最大値より
も一定時間以上長い場合に通信エラーと判定しエラー処
理として居住者への通知と設備機器の運転能力の制限を
行う通信状態監視手段を備えたものである。この構成に
よれば、環境検出装置からの送信間隔が変化しても、住
宅設備機器側で環境情報の受信間隔が正常なのか異常な
のかを判定し、異常の場合にはそれに対する処理を行う
ことができる。
【0016】請求項4に記載の発明は請求項3の構成に
おいて、住宅設備機器は受信手段を定期的に動作させる
第四のタイマ手段と、受信手段での受信タイミングを用
いて前記第四のタイマ手段による受信手段の動作タイミ
ングを環境検出装置からの送信タイミングに同期させる
タイマ同期手段を備え、環境検出装置は環境検出値の送
信を送信間隔制限手段の制限する最小時間間隔の整数倍
の時間間隔で行うと共に、住宅設備機器は環境検出値の
受信動作を送信可能性のあるタイミングに同期して間欠
的に立ち上げるものである。この構成によれば、住宅設
備機器は環境検出値が送信される可能性のある時間にだ
け受信動作を立ち上げる間欠動作での受信ができる。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0018】(実施例1)101は環境検出装置、10
2は住宅設備機器であり、ここでは空気調和機であると
して説明する。103はセンサ手段で温度センサと人検
知センサから構成し、環境検出装置101は人の在不在
及び室温情報を空気調和機102に送信する。人検知セ
ンサは人がいる(1)、いない(0)の二値を、温度セ
ンサはAD変換した値を出力する。104は無線電波に
よる送信手段、105は送信間隔の時間を計る第一のタ
イマ手段、106は送信間隔制御手段、107は環境検
出値記憶手段、108は第二のタイマ手段、109は送
信間隔制限手段、110は無線電波による受信手段、1
11は設備機器(ここでは空気調和機)の制御手段、1
12は第三のタイマ手段、113は通信状態監視手段で
ある。
【0019】次に環境検出値に基いて送信間隔を決定す
る場合について説明する。図1において、送信間隔制御
手段106は第一のタイマ手段105に対して、人検知
センサ103の出力が在(1)の場合には時間間隔T1
で、不在(0)に変化すると時間間隔T2で、さらに人
が検出されなくなって時間T4が経過すると時間間隔T 3
で検出値を送信するように要求する。ここでT1<T2
3とすれば、送信間隔は人がいる場合は短く、人がい
ない場合には長くなる。
【0020】次に図2を参照しながら動作を説明する。
図2において、(i)は送信間隔制御手段106に入力
される人検知センサ103の出力、(ii)は環境検出装
置101からの人の在不在及び温度情報の送信タイミン
グ、(iii)は空気調和機102が受信し制御手段11
1に出力する温度検出値、(iv)は空気調和機102の
圧縮機の動作周波数のそれぞれ時間変化を示している。
この間、空気調和機102は継続して冷房運転されてい
たとする。設備機器制御手段111は、人が"在"の場合
には室温が設定温度(Th1)になるように、人が"不
在"の場合には省エネのために設定温度よりも高い待機
温度(Th0)になるように空気調和機102の圧縮機
周波数を制御する。人が入室して検知された場合には、
環境検出装置101は短い時間間隔(T1)で温度検出
値を送信し、設備機器制御手段111は受信する温度検
出値(iii)に基いて(iv)のように空気調和機102
の圧縮機周波数を制御して、それまでTh0になってい
た室温を迅速にTh1に安定させる。人が退室して検知
されなくなった場合には、安定速度は問題にせず待機温
度Th0にすればよいので、環境検出装置101は長い
時間間隔(T2)で温度検出値を送信し、受信された温
度検出値に基いて空気調和機102の圧縮機周波数を制
御する。さらに時間が経過し、室温Th0に安定してい
ると考えられる不在後時間T4以降には、環境検出装置
101はさらに長い時間間隔(T3)で温度検出値を送
信する。
【0021】上記のように人の在不在で送信間隔を制御
することで、人がいる場合の細かな温度検出値を必要と
する場合には短い時間間隔で、不在の場合には長い時間
間隔で送信されるため、効率的に環境検出値の伝送を行
える。また、無駄な送信を抑えられるので消費電力も少
なくなる。
【0022】なお本実施例においては、人検知センサの
出力に基いて送信間隔を決定したがこれに限定されるも
のではなく、温度センサや湿度センサ、光センサ、CO
2センサなど別の環境検出値に基いて送信間隔を制御し
てもよい。
【0023】(実施例2)本実施例においては、環境検
出値の変化率に基いて送信間隔を決定する場合について
説明する。図1において、第二のタイマ手段108によ
り環境検出値記憶手段107には温度検出値が時間間隔
1で記憶されている。第一のタイマ手段105がタイ
ムアップし送信されると、送信間隔制御手段は現在と前
回(T1前)の温度検出値からこの間の温度変化率の絶
対値を算出して3段階のランク分けを行い、大きいラン
クから順に送信間隔T1、T2、T3を割り当て、第一の
タイマ手段105に設定する。ただしT1<T2<T3
する。
【0024】実際の動作例について図3を参照しながら
説明する。図3において(i)はセンサ手段103によ
る検出温度(Ths)、(ii)は環境検出装置101か
らの環境検出値(温度と人の在不在)の送信タイミン
グ、(iii)は空気調和機の制御手段111が評価する
検出温度(Ths)と設定温度(Thset)との差(ΔT
h)、(iv)はΔThを基に空気調和機の制御手段11
1が制御する圧縮機の動作周波数(f)についてそれぞ
れの時間変化を示している。
【0025】空気調和機102が運転される前は温度変
化が小さいので環境検出値がT3間隔で送信されてい
る。時刻t0に冷房運転が開始され、その時の温度差Δ
Th0に基いて圧縮機をf0で駆動する。温度が下がりは
じめるとこれに応じて送信間隔もT3→T2→T1と短く
なり、この受信データから温度差(ΔTh)に基いて、
圧縮機の駆動周波数を(iv)のように制御する。温度が
安定し駆動周波数を細かく制御する必要がなくなってく
ると再び送信間隔はT1→T2→T3と長くなる。
【0026】上記実施例によれば、温度の変化速度が大
きい場合には送信間隔を短く、小さい場合には長く制御
されるので送信が有効に行われ、空気調和機側で温度変
化の様子をより正確に捉えることができる。また、無駄
な送信も抑えられるので消費電力も少なくなる。
【0027】なお本実施例においては、送信間隔を3段
階で設定したがこれに限定されるものではなく、さらに
多段階または無段階に設定してもよい。
【0028】(実施例3)本実施例においては、環境検
出値の受信間隔から通信状態の監視を行う場合について
説明する。図1において、送信間隔制限手段109によ
り送信間隔制御手段106で決定できる送信間隔の最大
値がTi(MAX)に制限されている。一方、空気調和機側
では第三のタイマ手段112により環境検出値の受信間
隔が計測され、通信状態監視手段113はこの計測時間
と予め決められた時間Ti(ERR)を常に比較し、Ti
(ERR)を越えた場合には通信エラーと判定しエラー処理
を行う。ただし、次の関係を満たすものとする。
【0029】Ti(MAX)<Ti(ERR) 通信エラー処理としてはエラー時の運転能力として予め
決められた低能力運転を行う。また、図1には特に明記
してないが、例えば空気調和機102にエラー表示灯を
設けてこれを点滅させることで居住者に通信エラーを知
らせることもできる。
【0030】実際の動作例について図4を参照しながら
説明する。図4において(i)は第一のタイマ手段10
5の出力タイミング、(ii)は環境検出装置101の送
信タイミング、(iii)は受信タイミング、(iv)は第
三のタイマ手段112の計測時間をそれぞれ示してい
る。時刻t1で受信した後、制限範囲内の時間間隔Ti0
で受信すると(時刻t2)第三のタイマ手段の計測値は
リセットされ再び計測が開始される。その後、計測時間
がTi(MAX)を越え、さらにTi(ERR)を越えても受信で
きない時刻t4になると受信エラーの通知を行う。
【0031】上記実施例によれば、環境検出装置からの
送信間隔が変化しても所定時間(Ti(MAX))以内には
確実に環境検出値は送信され、住宅設備機器がこの所定
時間を超えても環境検出値を受信できない場合には通信
エラーと判定しエラー処理を行うことが可能となる。
【0032】(実施例4)本実施例においては、空気調
和機側の受信動作を間欠的に行う場合について説明す
る。図1において、送信間隔制限手段109により送信
間隔制御手段106で決定できる送信間隔は、最小値T
(MIN)及びその整数倍の値に制限されており、この中
から環境検出値またはその変化率に応じた送信間隔を選
択する。一方空気調和機側では、第四のタイマ手段11
4が時間間隔Ti(MIN)を計時し、タイムアップすると
受信手段110を受信待ち時間(TW)だけ起動させ
る。この間に環境検出値を受信しなければ第四のタイマ
手段114により再び起動されるまで受信動作を停止す
る。
【0033】実際の動作例について図5を参照しながら
説明する。図5において、(i)は第一のタイマ手段1
05の出力タイミング、(ii)は環境検出装置101か
らの送信タイミング、(iii)は第四のタイマ手段11
4の出力タイミング、(iv)は受信手段110の動作タ
イミングをそれぞれ示している。時刻t1でデータ50
4が送信されると、これに同期した第四のタイマ手段の
出力で受信手段110は受信動作を立ち上げデータ50
7を受信する。Ti(MIN)後の時刻t2に再び受信動作を
立ち上げるが、受信待ち時間(TW)の間に受信信号が
検出されない場合には受信動作を終了し待機する。こう
してTi(MIN)の時間間隔で順次受信動作を立ち上げる
が、送信側と受信側のクロックの誤差により同期がずれ
てくる可能性がある。そこで次に、環境検出装置の送信
タイミングと住宅設備機器の受信タイミングを同期させ
る方法について説明する。受信手段110は環境検出値
を受信すると、受信データの先頭位置の検出と同期して
タイマ同期手段115に対して受信エッジ検出の信号を
送る。タイマ同期手段115は第四のタイマ手段114
の計時開始タイミングを調整し、受信エッジ検出信号を
受信待ち時間(TW)のちょうど中央で受けるようにす
ることで、受信動作のタイミングが環境検出値の送信可
能性のある時刻からずれないようにする。ここで、環境
検出装置からの送信間隔の最大値は、受信エッジ検出信
号が受信待ち時間(TW)から外れてしまわない範囲で
設定する。
【0034】上記実施例によれば、空気調和機の受信手
段を常に受信待ち状態にする必要がなく、送信される可
能性のある時間にだけ動作させることで環境検出値を受
信することができ、低消費電力化を図ることができる。
【0035】なお上記各実施例においては、住宅設備機
器として空気調和機を用いたがこれに限定されるもので
はなく、換気装置や床暖房装置等の環境に応じて制御を
行う他の設備機器や、環境検出値を収集した後に住宅設
備機器に対して制御情報を与える無線式の集中管理装置
などに広く利用することができる。
【0036】また上記各実施例においては、住宅設備機
器と環境検出装置が1:1のシステムを想定したがこれ
に限定されるものではなく、一つの環境検出装置から送
信データを複数の設備機器で利用(N:1)したり、複
数の環境検出装置からの送信データに個別の装置を識別
する識別符号を与えて単独または複数の住宅設備機器で
これを受信(1:N、N:M)するような利用形態も可
能である。
【0037】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
の無線式住宅設備システムによれば次の効果が得られ
る。
【0038】請求項1記載の発明によれば、送信時間間
隔を環境検出値に応じて制御し、環境検出装置から住宅
設備機器に対し環境状態に対応した頻度で環境検出値を
送信することができる。このため必要以上の送信が行わ
れないので、データ伝送の効率が向上すると共に環境検
出装置の低消費電力化が図れる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、送信時間間
隔を環境検出値の変化率に応じて制御し、環境検出装置
から住宅設備機器に対し環境状態の変化速度に対応した
頻度で環境検出値を送信することができる。このため必
要以上の送信が行われないので、データ伝送の効率が向
上すると共に環境検出装置の低消費電力化が図れる。ま
た、住宅設備機器側では環境変化の様子を正確に捉える
ことができる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、環境検出値
の送信間隔の範囲が制限されるので、住宅設備機器側で
受信間隔を計時することで環境検出値の通信が正常に行
われているか否かを判定することができる。さらに、通
信異常と判定した場合にはエラー処理を行うため信頼性
の高いシステムを構成できる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、宅設備機器
は環境検出装置から環境検出値が送信される可能性のあ
る時間にだけ間欠的に受信動作を立ち上げればよく、受
信待ち受けに要する消費電力の低減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における無線式住宅設備システ
ムのブロック図
【図2】同システムの実施例1における送信タイミング
と機器動作の説明図
【図3】同システムの実施例2における送信タイミング
と機器動作の説明図
【図4】同システムの実施例3における送信タイミング
と機器動作の説明図
【図5】同システムの実施例4における送信タイミング
と機器動作の説明図
【図6】従来の無線式設備システムのブロック図
【図7】同システムのブロック図
【符号の説明】
101 環境検出装置 102 住宅設備機器 103 センサ手段 104 送信手段 105 第一のタイマ手段 106 送信間隔制御手段 107 環境検出値記憶手段 108 第二のタイマ手段 109 送信間隔制限手段 110 受信手段 111 設備機器の制御手段 112 第三のタイマ手段 113 通信状態監視手段 114 第四のタイマ手段 115 タイマ同期手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家の中及び家の周辺に設置される環境検出
    装置と、前記環境検出装置と無線回線で接続され前記環
    境検出装置から送られてくる情報に基いて家の環境やエ
    ネルギーの使用状況を制御する住宅設備機器とで構成さ
    れたシステムにおいて、前記環境検出装置は環境状態を
    検出し環境検出値に変換するセンサ手段と、前記住宅設
    備機器に対して前記環境検出値を無線信号として送信す
    る送信手段と、前記環境検出値を送信する時間間隔を決
    定する送信間隔制御手段と、前記送信間隔制御手段で決
    められた時間間隔を計時し前記送信手段に送信指令を与
    える第一のタイマ手段を備え、前記住宅設備機器は前記
    環境検出装置からの無線信号を受信し環境検出値として
    変換した後に前記住宅設備機器の制御回路に伝える受信
    手段を備え、前記送信間隔制御手段は前記環境検出値に
    基いて送信時間間隔を決定する無線式住宅設備システ
    ム。
  2. 【請求項2】環境検出装置は、環境検出値を記憶してお
    く環境検出値記憶手段と、環境検出値を前記環境検出値
    記憶手段に書込む指令を一定時間間隔で与える第二のタ
    イマ手段を備え、送信間隔制御手段が前記環境検出値記
    憶手段に記憶された過去の検出値及び現在の検出値をも
    とに変化率を算出し、前記変化率に基いて送信間隔を決
    定する請求項1記載の無線式住宅設備システム。
  3. 【請求項3】環境検出装置は送信間隔制御手段が決定す
    る送信時間間隔の範囲を制限する送信間隔制限手段を備
    え、住宅設備機器は環境検出値の受信間隔を計時する第
    三のタイマ手段と、前記第三のタイマ手段による計時値
    が送信間隔制限手段で制限される最大値よりも一定時間
    以上長い場合に通信エラーと判定しエラー処理として居
    住者への通知と設備機器の運転能力の制限を行う通信状
    態監視手段を備えた請求項1または請求項2記載の無線
    式住宅設備システム。
  4. 【請求項4】住宅設備機器は受信手段を定期的に動作さ
    せる第四のタイマ手段と、受信手段での受信タイミング
    を用いて前記第四のタイマ手段による受信手段の動作タ
    イミングを環境検出装置からの送信タイミングに同期さ
    せるタイマ同期手段を備え、環境検出装置は環境検出値
    の送信を送信間隔制限手段の制限する最小時間間隔の整
    数倍の時間間隔で行うと共に、住宅設備機器は環境検出
    値の受信動作を送信可能性のあるタイミングに同期して
    間欠的に立ち上げる請求項3記載の無線式住宅設備シス
    テム。
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