JP4426425B2 - 無線通信システム - Google Patents

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Description

この発明は、無線によってデータの送受信を行う親機と子機との間の無線通信システムに関するものである。
従来より、この種の無線通信システムとして、図14に示すようなワイヤレスセンサシステムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。同図において、1(1−1〜1−n)は子機(送信機)、2は親機(受信機)、3はコントローラであり、子機1は親機2に無線回線によって接続される。子機1としては温度センサや湿度センサ、流量計、電力量計などのワイヤレスセンサが用いられる。親機2は、子機1からの計測データを受信し、コントローラ3に転送する。コントローラ3は、この計測データをもとに制御演算を行い、VAV(可変風量調節ユニット)やFCU(ファンコイルユニット)などの空調設備の制御を行う。
このような無線通信システムでは、ハンチングのない円滑な制御を行うために、子機1から一定の周期Tで計測データを親機2へ送信するようにしている。すなわち、親機2に子機1−1〜1−nを登録し、これによって親機2と子機1−1〜1−nとの間に親子の接続関係(親子関係)を持たせ、子機1−1〜1−nから送信タイミングをずらして、計測データを定期的に親機2に送るようにしている。子機1−1〜1−nからの計測データの送信タイミングは親機2から指定される。すなわち、親機2は、計測データの受信タイミングが重ならないように、子機1−1〜1−nに対してその計測データの送信タイミングを指定する。
なお、親機2は商用電源の供給を受けて動作するが、子機1は電池駆動とされ、電池寿命を延命するために、計測データの送信回路のみを作動させ、受信回路を動作させない単方向通信とされる。
特開平8−130783号公報
しかしながら、上述した無線通信システムでは、子機1から親機2への通信を単方向通信としているので、親機2が停電などによって停止した場合、子機1から計測データが送信されても親機2では受信不能であるため無駄となるが、子機1側ではその状態が分からず、子機1から親機2へ周期Tで計測データが送信され続けるため、無駄な電池の消耗となる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、子機での電池寿命の延命を図りつつ、親機の停止中に子機から親機へデータが送信され続けることを防ぐことを可能とする無線通信システムを提供することにある。
このような目的を達成するために本発明(請求項1(第1発明))は、親機と、この親機と無線によってデータの送受信を行う子機とを備えた無線通信システムにおいて、子機に、親機へデータを第1の周期で送信する手段と、第1の周期で送信したデータの親機からの応答を第1の周期よりも長い第2の周期で受信する手段と、第2の周期で受信される親機からの応答の有無に基づいて親機へのデータの送信を継続するか否かを判断する手段とを設け、送信を継続するか否かを判断する手段は、親機からの応答が無い場合親機の停止と判断し、所定時間の間、親機への第1の周期でのデータの送信を継続させることを特徴とするものである。
この発明において、子機は、計測データなどのデータを第1の周期で親機へ送信する。親機は、子機からのデータを受けて、そのデータに対する応答(ACK)を子機へ返す。子機は、親機からのACKを毎回受信するのではなく、親機へのデータの送信周期である第1の周期よりも長い第2の周期で受信する。例えば、第1の周期をTとした場合、周期TのN(N≧2)倍の周期(N・T)で親機からのACKを受信する。親機は、停電などによって停止していた場合、子機から送信されてくるデータに対してACKを返さない。子機は、第2の周期で受信される親機からのACKの有無に基づき、親機からACKがなければ親機の停止と判断(親機の停止を検出)する。これにより、親機の停止中は子機からデータを送信しないようにして、子機から親機へデータが送信され続けることを防ぐことができる。本発明において、親機からのACKの受信はデータの送信周期(第1の周期)よりも長い第2の周期で行われるので、その電力消費は少ない。
親機の停止は瞬間的な停電(瞬停)によって生じることがある。この場合、直ぐに停電が復旧し、親機は元の状態に戻る。この時、子機から親機へのデータの送信を中断させていると、子機から親機へのデータの送信タイミングの指定処理を始めから行わなければならず、復電処理に時間がかかる。そこで、本発明では、親機からの応答が無い場合、所定時間の間、親機への第1の周期でのデータの送信を継続させる。すなわち、親機が停止しても直ぐには子機から親機へのデータの送信を中断せずに、所定時間の間継続させる。これにより、瞬停が生じた場合、元の状態に戻った親機は、子機から継続して送信されてくるデータの送信タイミングから瞬停前の送信タイミングの指定状態を再現することができ、復電処理を短期間で行うことが可能となる。
親機へのデータの送信を所定時間の間継続したにも拘わらず、親機からの応答が無い場合、瞬停ではなく、長期の停電であると考えられる。この場合、親機へのデータの送信を中断し、第2の周期よりも長い第3の周期で親機の動作状態を問い合わせる(請求項2(第2発明))。この第2発明では、第3の周期を第2の周期よりも遙かに長い超長周期とすることによって、親機の停止中の送信回数を少なくし、子機の電池寿命を延命することが可能となる。
本発明によれば、子機において、第1の周期で送信したデータに対する親機からの応答を第1の周期よりも長い第2の周期で受信し、この第2の周期で受信される親機からの応答の有無に基づいて親機へのデータの送信を継続するか否かを判断するようにすることにより、また、応答の必要性の有無を付して親機へデータを周期的に送信し、応答の必要性有りとして送信したデータの親機からの応答の有無に基づいて親機へのデータの送信を継続するか否かを判断するようにすることにより、電池寿命の延命を図りつつ、親機の停止中に子機から親機へデータが送信され続けることを防ぐことが可能となる。
また、子機において、親機からの応答が無い場合、所定時間の間、親機への第1の周期でのデータの送信を継続させることによって、親機での復電処理を短期間で行うことが可能となる。
また、子機において、親機へのデータの送信が所定時間の間継続されたにも拘わらず、親機からの応答が無い場合、親機へのデータの送信を中断し、第2の周期よりも長い第3の周期で親機の動作状態を問い合わせるようにすることにより、親機の停止中の送信回数を少なくし、子機の電池寿命を延命することが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。図1はこの発明に係る無線通信システムの一例を示す構成図である。同図において、図14と同一符号は図14を参照して説明した構成要素と同一或いは同等構成要素を示し、その説明は省略する。この実施の形態では、単純な構成として、運用開始時のシステムとして、子機1を子機1−1,1−2の2つとした例で説明する。
図2(a)に子機(送信機)1の要部を示す。子機1は、無線通信制御部1aと、センサ計測部1bと、省電力管理部1cと、送信タイミング調整部1dとを備えている。無線通信制御部1aは親機2との間の通信制御を司る。センサ計測部1bは、温度や湿度などを計測し、その計測データを無線通信制御部1aへ送る。省電力管理部1cは子機1における電力消費を管理する。送信タイミング調整部1dは、親機2からの後述する送信タイミングの調整指示を受けて、子機1から親機2への計測データの送信タイミングを調整する。
図2(b)に親機(受信機)2の要部を示す。親機2は、上位通信部2aと、無線通信制御部2bと、計測データ管理部2cとを備えている。上位通信部2aはコントローラ3との間の通信制御を司る。無線通信制御部2bは子機1との間の通信制御を司る。計測データ管理部2cは無線通信制御部2bを介する子機1からの計測データを管理する。
なお、子機1や親機2は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。
以下、図3に示すシーケンスに従って、子機1,親機2の機能を交えながら、このシステムにおける運用開始時の動作について説明する。
〔イニシャル処理〕
今、運用開始前の状態として、子機1−1(#1),子機1−2(#2)および親機2(#1)は、電源がオフとされているものとする。このような状態から、親機2の電源をオンとすると(図3:矢印(1))、親機2はイニシャル処理を開始する(図3:期間t1〜t2)。
このイニシャル処理において、親機2は、周期Tの期間、自己の通信エリア内の使用周波数帯をキャリアセンスする。すなわち、周期Tの期間、使用周波数帯で親機2と通信を行う子機(キャリア)があるか否かをチェックする。そして、このキャリアセンスの結果に基づき、周期Tを時分割した1分割単位をタイムスロットとするタイムスロットテーブルを作成する。
図4に親機2が実行するイニシャル処理のフローチャートを示す。親機2は、電源がオンとされると、1周期Tのタイマの計時を開始するにあたって、その1周期Tを複数のタイムスロットに分割したタイムスロットテーブル(タイムスロットの使用状況を示すテーブル)をセットする(ステップ100)。続いて、親機2は、1周期Tのタイマをセットし(ステップ101)、この1周期Tのタイマのタイムアウトがステップ103で検出されるまで、ステップ102におけるタイムスロットテーブルの作成処理を繰り返す。
図6(a)にこの場合のタイムスロットテーブルTBを例示する。このタイムスロットテーブルTBには、後述するように、1周期T中の各タイムスロット(S1〜S10)に対して、そのタイムスロットの使用状況に関する情報が書き込まれる。初期状態において、タイムスロットS1〜S10は、全て未使用(空)とされている。
図5にステップ102におけるタイムスロットテーブルの作成処理のフローチャートを示す。このタイムスロットテーブルの作成処理において、親機2は、キャリアセンスを行い(ステップ201)、使用周波数帯のキャリアを検出すると(ステップ202のYES)、そのキャリアが自システムの子機か否かを確認する(ステップ203)。自システムの子機でなければ(ステップ203のNO)、すなわち他のシステムの子機であれば、その子機からの計測データの受信時点のタイムスロットとしてビジースロットをセット(指定)する(ステップ204)。自システムの子機であれば(ステップ203のYES)、その子機からの計測データの受信時点のタイムスロットを使用中のタイムスロットとする(ステップ205)。
この例では、他のシステムの子機はなく、自システムの子機1−1,1−2はともに電源がオフとされているので、キャリアは検出されない。したがって、ステップ102で作成されるタイムスロットテーブルTBにおいて、そのタイムスロットS1〜S10に書き込まれる情報は、図6(b)に示すように変化しない。
〔通常モード〕
子機1−1の電源をオンとすると(図3:矢印(2))、子機1−1は、親機2へ接続要求を送る(図3:矢印(3))。親機2は、子機1−1からの接続要求を受けて(図7:ステップ301のYES)、子機1−1が自システムの子機であることを確認のうえ(ステップ302のYES)、タイムスロットテーブルTB(図6(b))中に空のタイムスロットがあるか否かをチェックする(ステップ303)。なお、他のシステムの子機からの接続要求であった場合は何もしない(ステップ302のNO)。一方、他のシステムの子機からの計測データを受信した場合(ステップ300のNO)、親機2はその子機からの計測データの受信時点のタイムスロットをビジースロットに指定する(ステップ308)。
親機2は、空のタイムスロットがあれば(ステップ303のYES)、任意の空のタイムスロットを子機1−1に割り当て(ステップ304)、その割り当てたタイムスロットを子機1−1へ通知する(ステップ305)。空のタイムスロットがなければ(ステップ303のNO)、異常と判断し(ステップ306)、その旨を子機1−1へ通知する(ステップ307)。
この例では、タイムスロットS1〜S10の全てが空であるので、親機2は、任意の空のタイムスロットとして例えばタイムスロットS2を子機1−1に割り当て(図3:矢印(4))、その割り当てたタイムスロットS2を子機1−1へ通知する(図3:矢印(5))。
この際、親機2は、タイムスロットテーブルTB中のタイムスロットS2に、子機1−1が使用中である旨の情報を書き込む(図6(c))。子機1−1は、親機2からのタイムスロットS2の通知を受けて、その通知されたタイムスロットS2で計測データを親機2へ送信し(図3:矢印(7))、この計測データの送信を周期Tで繰り返す。
なお、この実施の形態において、親機2から子機1−1へのタイムスロットS2の通知は、タイムスロットS2の通知タイミングからの時間ts2によって行う。この場合、親機2は、次周期のタイムスロットS2の中心の時刻をtTyp とし、子機1−1へのタイムスロットS2の通知タイミングから時刻tTyp までの時間ts2を計算し、この時間ts2を子機1−1へ通知する。子機1−1は、親機2からの時間ts2の通知を受けて、この時間ts2の通知タイミングから時間ts2が経過した時点で計測データを送信し、この計測データの送信を周期Tで繰り返す。
子機1−2の電源をオンとすると(図3:矢印(6))、子機1−2は、親機2へ接続要求を送る(図3:矢印(8))。親機2は、子機1−2からの接続要求を受けて(図7:ステップ301のYES)、タイムスロットテーブルTB(図6(c))に空のタイムスロットがあるか否かを確認する(ステップ303)。
この場合、タイムスロットS2以外は全て空であるので、親機2は、任意の空のタイムスロットとして例えばタイムスロットS5を子機1−2に割り当て(図3:矢印(9))、その割り当てたタイムスロットS5を子機1−2へ通知する(図3:矢印(10))。この際、親機2は、タイムスロットテーブルTB中のタイムスロットS5に、子機1−2が使用中である旨の情報を書き込む(図6(d))。子機1−2は、親機2からのタイムスロットS5の通知を受けて、その通知されたタイムスロットS5で計測データを親機2へ送信する(図3:矢印(12))。
〔子機での省電力処理:実施の形態1〕
図8および図9に運用中のシステムの子機1(1−1,1−2)における省電力処理のフローチャートを分割して示す。また、この省電力処理を説明するためのシーケンスを図10および図11に分割して示す。
子機1は親機2へ計測データを送信すると(ステップ401、図10:矢印(1))、その計測データに対する親機2からの応答(ACK)の受信確認を行う(ステップ402)。親機2からのACKを受信すると(ステップ402のYES、図10:矢印(2))、親機動作中と判断する(ステップ407)。そして、前回の計測データの送信から時間Tの経過を待って(ステップ403のYES)、次の計測データを送信する(ステップ404、図10:矢印(3))。この計測データに対して、子機1は親機2から返されるACKの受信確認は行わない。以下同様にして、子機1は、周期T(第1の周期)で計測データを親機2へ送る。
子機1は、計測データの送信毎に、その計測データが前回のACKの受信確認からN・T時間(N≧2)経過後の計測データであるか否かをチェックし(図8:ステップ405)、N・T時間経過後の計測データであれば(図8:ステップ405のYES、図10:矢印(5))、その計測データに対する親機2からのACKの受信確認を行う(図8:ステップ402)。親機2からのACKを受信すると(図8:ステップ402のYES、図10:矢印(6))、ステップ407を経てステップ403へ進み、上述と同様にして周期Tでの計測データの送信動作を繰り返す。
子機1は、親機2からのACKを受信しなければ(ステップ402のNO、図10:矢印(10))、すなわち親機2からACKが返ってこなければ、親機2が停止していると判断(親機2の停止を検出)する(ステップ406)。
ここで、子機1から親機2への計測データの送信を中断すれば、子機1から親機2へ計測データが送信され続けることを防ぐことができる。すなわち、子機1における親機2からのACKの受信確認は計測データの送信周期Tよりも長い周期N・Tで行われるので、子機1において親機2の停止を検出するために必要な電力消費は少なく、電池寿命の延命を図りつつ、親機2の停止中に子機1から計測データが送信され続けることを防ぐことができる。
親機2の停止は瞬間的な停電(瞬停)によって生じることがある。この場合、直ぐに停電が復旧し、親機2は元の状態に戻る。この時、子機1から親機2への計測データの送信を中断していると、図6に示したタイムスロットテーブルTBを始めから作成しなければならず、復電処理に時間がかかる。そこで、本実施の形態では、親機2の停止を検出した場合、所定時間TMの間、親機2への周期Tでの計測データの送信を継続させる。
すなわち、子機1は、親機2の停電を検出すると(図9:ステップ406、図11:矢印(10))、長期親機停止検出タイマ(ソフトタイマ)をスタートし、タイマ時間TMの計時を開始する(図9:ステップ407)。そして、タイマ時間TMのタイムアウトを確認しつつ(ステップ408)、前回の計測データの送信からT時間の経過を待って(ステップ409のYES)、次の計測データを送信する(図9:ステップ410、図11:矢印(11))。この計測データに対して、子機1は親機2から返されるACKの受信確認は行わない。以下同様にして、子機1は、周期Tで計測データを親機2へ送る。
子機1は、計測データの送信毎に、その計測データが前回のACKの受信確認からN・T時間経過後の計測データであるか否かをチェックし(ステップ411)、N・T時間経過後の計測データであれば(図9:ステップ411のYES、図10:矢印(13))、その計測データに対する親機2からのACKの受信確認を行う(ステップ412)。親機2からのACKを受信しなければ(図9:ステップ412のYES、図11:矢印(14))、ステップ408へ戻り、上述と同様にして周期Tでの計測データの送信動作を繰り返す。
子機1は、タイマ時間TMの計時中に、親機2からのACKを受信すると(ステップ412のYES)、すなわち親機2からACKが戻ってくれば、復電したと判断し(ステップ413)、ステップ403へ戻る。
一方、復電した親機2は、子機1から継続して送信されてくる計測データの送信タイミングから瞬停前のタイムスロットテーブルTBを再現する。この場合、親機2では、最初からタイムスロットテーブルTBの作成を行わなくてもよいので、復電処理を短時間で行うことができる。
子機1は、親機2からACKが戻らないままタイマ時間TMの計時を終了すると(ステップ408のYES)、長期の停電であると判断する(ステップ414)。すなわち、親機2への計測データの送信を時間TMの間継続したにも拘わらず、親機2の停止が依然として検出される場合、瞬停ではなく、長期の停電と判断する。
この場合、子機1は、親機2への計測データの送信を中断し(ステップ415)、第2の周期N・Tよりも遙かに長い超長周期TL(第3の周期)で、親機2に動作状態を問い合わせる(ステップ416、図11:矢印(16),(17))。これにより、親機2の停止中の送信回数を少なくし、子機1の電池寿命を延命することができる。
子機1は、動作状態の問い合わせに対し、親機2から応答が返ってくれば(ステップ417のYES)、復電したと判断し(ステップ418)、ステップ401へと戻る。
図12に子機1の要部の機能ブロック図を示す。子機1の無線通信制御部1aは、計測データ送信部1a1と、ACK受信部1a2と、動作状態問い合わせ部1a3と、計測データ送信制御部1a4とを備えている。計測データ送信部1a1は、計測データ送信制御部1a4からの周期Tを第1の周期とし、この第1の周期Tで計測データの送信を行う。ACK受信部1a2は、計測データ送信制御部1a4からの周期N・Tを第2の周期とし、親機2からの計測データに対するACKの受信確認を行う。
計測データ送信制御部1a4、ACK受信部1a2からの計測データに対するACKの受信確認結果に基づき、ACKが戻ってこない場合、時間TMの経過を待って、計測データ送信部1a1からの親機2への計測データの送信を中断する。動作状態問い合わせ部1a3は、計測データ送信制御部1a4からの周期TLを第3の周期とし、この第3の周期TLで計測データの送信停止中の親機2の動作状態を問い合わせる。
〔子機での省電力処理:参考例
図13に運用中のシステムの子機1(1−1,1−2)における省電力処理の他の例のシーケンス図を示す。この例において、子機1は計測データに応答(ACK)の必要性の有無を付して親機2へ計測データを周期的に送信する。子機1は、ACK要求を付して親機2へ計測データを送信すると(図13:矢印(1))、その計測データに対する親機2からのACKの受信確認を行う(図13:矢印(2))。子機1は、ACK要求を付さずに親機2へ計測データを送信すると(図13:矢印(3))、その計測データに対する親機2からのACKの受信確認は行わない。
すなわち、この参考例では、図13に受信確認する場合を「○」で、受信確認しない場合を「×」で示したように、子機1は、ACK要求を付して計測データを親機2へ送信した場合にのみ、親機2からのACKの有無を確認するので、子機1での電力消費が少なくなり、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。子機1がある場所の温度をある範囲内の時を正常とし、範囲外の時を異常として、その監視を行うときなど、正常の時にその情報が親機2側に伝えられたかが分からなくても問題はないが、異常の時にはその情報が確実に親機2側に伝えられたかを子機1側で確認したいような場合に、このような通信処理を行うと都合がよい。
本発明に係る無線通信システムの一例を示す構成図である。 この無線通信システムに用いる親機および子機の要部を示すブロック図である。 この無線通信システムにおける運用開始時の動作を示すシーケンス図である。 運用開始時に親機が実行するイニシャル処理のフローチャートである。 タイムスロットテーブルの作成処理のフローチャートである。 タイムスロットテーブルへの書き込み情報の変化を示す図である。 通常モードにおける親機でのスロット割り当て処理のフローチャートである。 運用中のシステムの子機において行われる省電力処理(実施の形態1)のフローチャートである。 図8に続く省電力処理のフローチャートである。 この省電力処理を説明するためのシーケンス図である。 図10に続く省電力処理を説明するためのシーケンス図である。 本発明に係る無線通信システムにおける子機の要部を示す機能ブロック図である。 運用中のシステムの子機において行われる省電力処理(参考例)を説明するためのシーケンス図である。 従来の無線通信システムを説明する図である。
符号の説明
1(1−1〜1−n)…子機(送信機)、2…親機(受信機)、3…コントローラ、1a…無線通信制御部、1b…センサ計測部、1c…省電力管理部、1d…送信タイミング調整部、2a…上位通信部、2b…無線通信制御部、2c…計測データ管理部、TB…タイムスロットテーブル、S1〜S10…タイムスロット、1a1…計測データ送信部、1a2…ACK受信部、1a3…動作状態問い合わせ部、1a4…計測データ送信制御部。

Claims (3)

  1. 親機と、この親機と無線によってデータの送受信を行う子機とを備えた無線通信システムにおいて、
    前記子機は、
    前記親機へデータを第1の周期で送信する手段と、
    前記第1の周期で送信したデータの前記親機からの応答を前記第1の周期よりも長い第2の周期で受信する手段と、
    前記第2の周期で受信される前記親機からの応答の有無に基づいて前記親機へのデータの送信を継続するか否かを判断する手段とを備え
    前記送信を継続するか否かを判断する手段は、
    前記親機からの応答が無い場合は前記親機の停止と判断し、所定時間の間、前記親機への前記第1の周期でのデータの送信を継続させる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載された無線通信システムにおいて、
    前記送信を継続するか否かを判断する手段は、
    前記親機へのデータの送信が前記所定時間の間継続されたにも拘わらず、前記親機からの応答が無い場合、前記親機へのデータの送信を中断し、前記第2の周期よりも長い第3の周期で前記親機の動作状態を問い合わせる
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載された無線通信システムにおいて、
    前記送信を継続するか否かを判断する手段は、
    前記第3の周期での動作状態の問い合わせに対して、前記親機から応答があった場合、前記中断した前記親機へのデータの送信を再開させる
    ことを特徴とする無線通信システム。
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