JPH0810127Y2 - 大口径曲管内の作業用足場装置 - Google Patents
大口径曲管内の作業用足場装置Info
- Publication number
- JPH0810127Y2 JPH0810127Y2 JP1989073573U JP7357389U JPH0810127Y2 JP H0810127 Y2 JPH0810127 Y2 JP H0810127Y2 JP 1989073573 U JP1989073573 U JP 1989073573U JP 7357389 U JP7357389 U JP 7357389U JP H0810127 Y2 JPH0810127 Y2 JP H0810127Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal
- pipe portion
- tower
- truss
- assembled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は原子力発電所や火力発電所などの冷却水配管
等、大口径配管の垂直管内部の点検或いはメンテナンス
作業用足場に関するものである。
等、大口径配管の垂直管内部の点検或いはメンテナンス
作業用足場に関するものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 従来、上方開口部のない垂直管部を有する配管系のメ
ンテナンス作業においては、垂直管部のメンテナンスあ
るいは垂直管部の通行に縄梯子を用いて行うことが多か
った。また足場を組む場合も、縄ばしごで作業員が下に
降りたり、上方から人力により資材の吊り降ろしをしな
ければならなかったため、作業性が悪く、墜落事故の危
険性も大きかった。
ンテナンス作業においては、垂直管部のメンテナンスあ
るいは垂直管部の通行に縄梯子を用いて行うことが多か
った。また足場を組む場合も、縄ばしごで作業員が下に
降りたり、上方から人力により資材の吊り降ろしをしな
ければならなかったため、作業性が悪く、墜落事故の危
険性も大きかった。
本考案は従来技術の問題点に鑑み、上部水平管からビ
ームを張り出し、ウインチを用いてワイヤーで吊りフレ
ームを吊り、1段づつタワーを下方向へ組んでゆくこと
ができるようにし、これを使用することにより、垂直管
上部で足場の組立・解体作業を可能とし、資材の吊り降
ろしをなくし、垂直管内で安全に作業ができるようにし
た足場装置を提供することを目的とする。
ームを張り出し、ウインチを用いてワイヤーで吊りフレ
ームを吊り、1段づつタワーを下方向へ組んでゆくこと
ができるようにし、これを使用することにより、垂直管
上部で足場の組立・解体作業を可能とし、資材の吊り降
ろしをなくし、垂直管内で安全に作業ができるようにし
た足場装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 水平管部P1と、これに連設される垂直管部P2とからな
る大口径曲管部内に装備する作業用足場装置において、
前記水平管部P1内には、先端部に設けた滑車6を介して
垂直管部P2に設けた吊りフレームbを吊るワイヤ5を巻
取・巻戻しするウインチ7を備えた管材で組立てられた
水平部トラスaを有し、該水平部トラスaは歩行可能な
踏板1と、トラスの上部と両側部に張出すジャッキベー
ス10及び上部と下部に設けたキャスタ9とを具え、又垂
直管部P2内には上記滑車6を介して吊り下げられたワイ
ヤ5により昇降する平板状の吊りフレームbを具え、該
吊りフレームb上には管材で組立てられたタワー8と該
タワー8上部の天井床11及びタワー8内に設けたはしご
3を具え、かつ吊りフレームbの四隅にはキャスタ付ア
ジャスタ12が設けられ、前記天井床11上に2段目タワ
ー、3段目タワーと順次組立て可能にした。
る大口径曲管部内に装備する作業用足場装置において、
前記水平管部P1内には、先端部に設けた滑車6を介して
垂直管部P2に設けた吊りフレームbを吊るワイヤ5を巻
取・巻戻しするウインチ7を備えた管材で組立てられた
水平部トラスaを有し、該水平部トラスaは歩行可能な
踏板1と、トラスの上部と両側部に張出すジャッキベー
ス10及び上部と下部に設けたキャスタ9とを具え、又垂
直管部P2内には上記滑車6を介して吊り下げられたワイ
ヤ5により昇降する平板状の吊りフレームbを具え、該
吊りフレームb上には管材で組立てられたタワー8と該
タワー8上部の天井床11及びタワー8内に設けたはしご
3を具え、かつ吊りフレームbの四隅にはキャスタ付ア
ジャスタ12が設けられ、前記天井床11上に2段目タワ
ー、3段目タワーと順次組立て可能にした。
(実施例) 第1図〜第4図に基いて説明する。本考案に係る足場
は、大口径配管の垂直管部P2のメンテナンスを実施する
足場であって、墜落を防止する目的から垂直管部P2の上
部から順次下部方向へ組み立てるようになっている。
は、大口径配管の垂直管部P2のメンテナンスを実施する
足場であって、墜落を防止する目的から垂直管部P2の上
部から順次下部方向へ組み立てるようになっている。
aは水平管部P1に設置する水平部トラスである。水平
部トラスaは管材で組立てられ、踏板1を有し、この上
を歩行可能である。2は歩行時の安全用手摺で、作業者
は踏板1上を歩いて、端部に垂下したはしご3から吊り
フレームb上に下りることができる。
部トラスaは管材で組立てられ、踏板1を有し、この上
を歩行可能である。2は歩行時の安全用手摺で、作業者
は踏板1上を歩いて、端部に垂下したはしご3から吊り
フレームb上に下りることができる。
吊りフレームbは4隅のアイボルト4に吊りワイヤ5
が取りつけられており、この吊りワイヤ5は水平部トラ
スaの先端部に設けた滑車6を介して水平部トラスaの
他端に取りつけられたウインチ7で巻取・巻戻しされ
る。
が取りつけられており、この吊りワイヤ5は水平部トラ
スaの先端部に設けた滑車6を介して水平部トラスaの
他端に取りつけられたウインチ7で巻取・巻戻しされ
る。
81は1段目タワーで、吊りフレームb上に組立てら
れ、頂部に天井床11が取付けられ、この上にさらに次の
2段目タワー82が組立てられる。
れ、頂部に天井床11が取付けられ、この上にさらに次の
2段目タワー82が組立てられる。
水平部トラスaは、第3図の如く上部と左右にジャッ
キベース10が取付けられ、これらの突張りによって水平
部トラスaは水平管部P1内に位置を固定される。9は水
平部トラスaの上下に設けたキャスターで、これらによ
り水平部管部P1内を移動可能になっている。
キベース10が取付けられ、これらの突張りによって水平
部トラスaは水平管部P1内に位置を固定される。9は水
平部トラスaの上下に設けたキャスターで、これらによ
り水平部管部P1内を移動可能になっている。
(組立て方) 第6図において、 1)水平管部P1内で水平部トラスaを組立て、先端下部
に最下段用の吊りフレームbを仮設し、ウインチ7と吊
りワイヤ5を接続する(第6図a)。
に最下段用の吊りフレームbを仮設し、ウインチ7と吊
りワイヤ5を接続する(第6図a)。
2)水平部トラスaを垂直管部P2の上部まで張り出し、
所定位置でジャッキベース10を上下、左右に突張らせて
固定する(第6図b)。
所定位置でジャッキベース10を上下、左右に突張らせて
固定する(第6図b)。
3)ウインチ7で吊りフレームbを2mほど下降させる
(第6図c)。
(第6図c)。
4)吊りフレームb上で1段目タワー81を組立て、さら
に天井床11をセットする。次に天井床11を押し上げて天
井床11上へのぼり、ウインチ7で2m下降させる(第6図
d)。
に天井床11をセットする。次に天井床11を押し上げて天
井床11上へのぼり、ウインチ7で2m下降させる(第6図
d)。
5)天井床11上で2段目タワー82を組立て、3段目床を
セットする。同様に3段目以降についても、同様の手順
で行う(第6図e)。
セットする。同様に3段目以降についても、同様の手順
で行う(第6図e)。
6)最下段の吊りフレームbが第6図(f)の位置Aに
達したならば、キャスター付アジャスタ12(第4図)を
用いて各段を垂直部管P2に対し固定する。固定した吊り
フレームの床板を取り外して、下部水平管部P3への昇降
ラダーを取り付け作業者が降りる。つぎに資材を下部へ
吊り降ろして、作業兼昇降用のL型ステージ足場を下部
水平部から吊りフレームb方向へ順に組み立てる。管径
2mを超える大口径用下部曲管用足場14には作業床を付け
る。また、プラントによっては、垂直管部P2の高さが異
なる場合には、タワー81,82…の段数(たとえば1段18
00mm)の増減によって使い分けるものとする(第6図
f)。
達したならば、キャスター付アジャスタ12(第4図)を
用いて各段を垂直部管P2に対し固定する。固定した吊り
フレームの床板を取り外して、下部水平管部P3への昇降
ラダーを取り付け作業者が降りる。つぎに資材を下部へ
吊り降ろして、作業兼昇降用のL型ステージ足場を下部
水平部から吊りフレームb方向へ順に組み立てる。管径
2mを超える大口径用下部曲管用足場14には作業床を付け
る。また、プラントによっては、垂直管部P2の高さが異
なる場合には、タワー81,82…の段数(たとえば1段18
00mm)の増減によって使い分けるものとする(第6図
f)。
(考案の効果) 水平管部P1に固設した水平部トラスaに吊りフレーム
bを昇降可能に設け、この上に順次タワーを上方に連設
可能にしたので、 1)垂直管部P2の上方で組立・解体ができ、足場設置前
に下へ降りたり、資材を降ろしたりしなくてよいので、
安全である。
bを昇降可能に設け、この上に順次タワーを上方に連設
可能にしたので、 1)垂直管部P2の上方で組立・解体ができ、足場設置前
に下へ降りたり、資材を降ろしたりしなくてよいので、
安全である。
2)下部を固定しないで使用すれば、ゴンドラ、つり足
場、わく組足場、いずれの使い方にもでき、多用途に使
用することができる。
場、わく組足場、いずれの使い方にもでき、多用途に使
用することができる。
第1図は本考案に係る垂直配管内部点検補修用足場の側
面図。 第2図は第1図の上面図。 第3図は第1図の右側面図。 第4図は吊りフレーム部の平面図。 第5図は水平トラス先端に複数のタワーを連設し、上部
水平管部P1と下部水平管部P3間に足場を完成した状態を
示す。 第6図(a)〜第6図(f)は足場の組立方を示す図。 図において; P1……水平管部、P2……垂直管部 P3……水平管部 a……水平部トラス、b……吊りフレーム 1……踏板、2……安全用手摺 3……はしご、4……アイボルト 5……吊りワイヤ、6……滑車 7……ウインチ、81,82……タワー 9……キャスター、10……ジャッキベース 11……天井床 12……キャスター付きアジャスタ 13……昇降用ラダー、14……足場
面図。 第2図は第1図の上面図。 第3図は第1図の右側面図。 第4図は吊りフレーム部の平面図。 第5図は水平トラス先端に複数のタワーを連設し、上部
水平管部P1と下部水平管部P3間に足場を完成した状態を
示す。 第6図(a)〜第6図(f)は足場の組立方を示す図。 図において; P1……水平管部、P2……垂直管部 P3……水平管部 a……水平部トラス、b……吊りフレーム 1……踏板、2……安全用手摺 3……はしご、4……アイボルト 5……吊りワイヤ、6……滑車 7……ウインチ、81,82……タワー 9……キャスター、10……ジャッキベース 11……天井床 12……キャスター付きアジャスタ 13……昇降用ラダー、14……足場
フロントページの続き (72)考案者 坂井 孝 千葉県柏市高田1408 株式会社原子力代行 原子力事業本部内 (72)考案者 菊地 英夫 新潟県柏崎市青山町3―1 株式会社原子 力代行柏崎刈羽事業所内 (56)参考文献 特開 昭51−74760(JP,A) 実開 昭63−34854(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】水平管部(P1)と、これに連設される垂直
管部(P2)とからなる大口径曲管部内に装備する作業用
足場装置において、前記水平管部(P1)内には、先端部
に設けた滑車(6)を介して垂直管部(P2)に設けた吊
りフレーム(b)を吊るワイヤ(5)を巻取・巻戻しす
るウインチ(7)を備えた管材で組立てられた水平部ト
ラス(a)を有し、該水平部トラス(a)は歩行可能な
踏板(1)と、トラスの上部と両側部に張出すジャッキ
ベース(10)及び上部と下部に設けたキャスタ(9)と
を具え、又垂直管部(P2)内には上記滑車(6)を介し
て吊り下げられたワイヤ(5)により昇降する平板状の
吊りフレーム(b)を具え、該吊りフレーム(b)上に
は管材で組立てられたタワー(8)と該タワー(8)上
部の天井床(11)及びタワー(8)内に設けたはしご
(3)を具え、かつ吊りフレーム(b)の四隅にはキャ
スタ付アジャスタ(12)が設けられ、前記天井床(11)
上に2段目タワー、3段目タワーと順次組立て可能にし
たことを特徴とする大口径曲管内の作業用足場装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989073573U JPH0810127Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 大口径曲管内の作業用足場装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989073573U JPH0810127Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 大口径曲管内の作業用足場装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0314241U JPH0314241U (ja) | 1991-02-13 |
JPH0810127Y2 true JPH0810127Y2 (ja) | 1996-03-27 |
Family
ID=31612505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989073573U Expired - Lifetime JPH0810127Y2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 大口径曲管内の作業用足場装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0810127Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002213072A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Pica Corp | 管路内通路足場とこれに用いる足場構成枠 |
JP2002227403A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Atox Co Ltd | 循環水エルボ配管部に設置する作業足場 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5174760A (ja) * | 1974-12-24 | 1976-06-28 | Toyo Shutter Co | Tashooritatamihashigosochi |
JPS6334854U (ja) * | 1986-08-26 | 1988-03-05 |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP1989073573U patent/JPH0810127Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002213072A (ja) * | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Pica Corp | 管路内通路足場とこれに用いる足場構成枠 |
JP2002227403A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Atox Co Ltd | 循環水エルボ配管部に設置する作業足場 |
JP4627597B2 (ja) * | 2001-01-30 | 2011-02-09 | 株式会社アトックス | 循環水エルボ配管部に設置する作業足場 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0314241U (ja) | 1991-02-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |