JPH0810096Y2 - 間仕切壁 - Google Patents

間仕切壁

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JPH0810096Y2
JPH0810096Y2 JP7739589U JP7739589U JPH0810096Y2 JP H0810096 Y2 JPH0810096 Y2 JP H0810096Y2 JP 7739589 U JP7739589 U JP 7739589U JP 7739589 U JP7739589 U JP 7739589U JP H0810096 Y2 JPH0810096 Y2 JP H0810096Y2
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sound insulation
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partition wall
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恂一 入江
哲比古 市原
啓 安藤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は鉄骨造り建築物における間仕切壁に関する
もので、特に遮音の良好な間仕切壁に関するものであ
る。
〔この考案が解決すべき課題〕 間仕切壁を施工する場合問題となるのは、遮音の問題
である。間仕切壁は、柱や梁によって囲まれた開口部内
側に、間仕切り用のボードを立てて形成するのが通常で
あるが、柱や梁とボードの間にはどうしても隙間ができ
て、この隙間から音が漏れてしまうという問題がある。
特に鉄骨造りの柱や梁の場合は、鉄骨表面に耐火被覆
を施し、この耐火被覆に接してボードを立てるものであ
り、耐火被覆との間に隙間を生ずることなくボードを立
てることができたとしても、耐火被覆には遮音性がない
ため、耐火被覆部分からも音が漏れてしまうという問題
がある。
この考案は以上のような課題を解決するためになされ
たもので、遮音性が良好であって、また耐火被覆施工を
良好にする間仕切壁を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 この考案に係る間仕切壁は、遮音プレートによって鉄
骨梁および鉄骨柱と間仕切り用ボードとの間の隙間を塞
ぐものである。
遮音プレートは鉄骨梁および鉄骨柱の内側面に長手方
向全長にわたって直立して設けられものであり、その直
立する高さは後で施工する耐火被覆の厚さを勘案して、
耐火被覆施工後、その表面から端部が十分突出するよう
な高さに決定される。この遮音プレートとしては鋼製、
合成樹脂製など様々な材質のものが採用できる。鉄骨梁
または鉄骨柱への取付部を含めた形状は断面L形、T形
など様々な形状が採用できる。この遮音プレートを鉄骨
および鉄骨柱の表面に溶接、ビス止めなどの通常の方法
で固定する。
鉄骨梁には取付けた遮音プレートの側面に沿ってラン
ナーを取付ける。このランナーは遮音プレートと同様に
後で施工される耐火被覆の表面に露出している必要があ
るので、適当な高さのランナー受け材を介して鉄骨梁お
よび鉄骨柱の表面に固定される。このランナーは間仕切
り用ボードや中詰材を支えるものであって、鋼製やアル
ミニウム製のものが採用される。遮音プレートおよびラ
ンナーの取付け後、柱や梁の鉄骨外周には耐火被覆が施
され、遮音プレートの基部および受け材は耐火被覆に埋
設される。
遮音プレートの端部とランナーを挟むようにして間仕
切り用ボードが立て込まれ間仕切り壁が形成される。
〔実施例〕
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳細に説
明する。
図において1は鉄骨梁であり、H形鋼より成ってい
る。また2,3は鉄骨柱であり、角形鋼より成っている。
この鉄骨梁1と鉄骨柱2,3に囲まれた位置に間仕切りを
施す。
鉄骨梁1の下面に薄鋼板を断面L型に折り曲げた遮音
プレート5を長い方のフランジが下方に突出するように
鉄骨梁1の長手方向全長にわたり取付ける。
同様に、鉄骨柱2,3の互いに向き合う面に、それぞれ
断面L型の遮音プレート5,5を長い方のフランジが側方
に突出するように鉄骨柱2,3の長手方向全長にわたり取
付ける。
鉄骨梁1の下面には、遮音プレート5に直交する形で
ランナー受け材6の一端を適切な間隔で取付ける。この
ランナー受け材6の他端にランナー7を固定して鉄骨梁
1の長手方向全長にわたりランナー7を取付ける。鉄骨
梁1に取付けたランナー7は、通常のように床4に固定
したランナー7と向き合う形になっている。
ランナー受け材6としては図示するリップ溝形鋼の
他、溝形鋼や同様形状の合成樹脂製品など様々な材質の
適切な形状・寸法のものが採用される。
以上のようにして、遮音プレート5、ランナー受け材
6、ランナー7を取付けた鉄骨梁1と鉄骨柱2,3の外周
に耐火被覆8を施す。各遮音プレート5の基部およびラ
ンナー受け材6は耐火被覆8に埋設され、各遮音プレー
ト5の先端部が耐火被覆8表面から突出し、ランナー7
が表面に露出している。
ランナー7に中詰材9の周端を嵌合して立て、この両
側に間仕切り用ボード10,10を建て付ける。間仕切り用
ボード10,10の周縁端部が耐火被覆8表面に接するよう
建て付けるので、間仕切り用ボード10,10の端部は各遮
音プレート5の端部およびランナー7と重なり合う形に
なる。床4には間仕切り用ボード10,10とスラブとの取
合い部にシール11,11を打ち隙間をなくす。12はリブで
ある。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し、遮音プレートに
よって鉄骨柱や鉄骨梁と間仕切り用ボードとの間の隙間
を塞ぐのみでなく、耐火被覆部分をも遮蔽しているの
で、隙間や耐火被覆部分を通して音の漏れを遮断するこ
とが可能となり、間仕切壁の遮音性が極めて良好にな
る。
耐火被覆施工前に周縁鉄骨材に遮音プレートとランナ
ーを先付けしておくことにより、周縁鉄骨材への十分な
耐火被覆と間仕切壁の十分な遮音性とを両立させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鉄骨梁と鉄骨柱に遮音プレートを固定した状態
の斜視図、第2図は間仕切壁の縦断面図、第3図はその
横断面図である。 1……鉄骨梁、2,3……鉄骨柱、4……床、5……遮音
プレート、6……ランナー受け材、7……ランナー、8
……耐火被覆、9……中詰材、10……間仕切り用ボー
ド、11……シール、12……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】間仕切壁を設置する開口部周縁の鉄骨梁お
    よび鉄骨柱の内側面に長手方向全長にわたって遮音プレ
    ートを突設し、鉄骨梁にはその内側面との間にランナー
    受け材を介在させて遮音プレートの側面に沿ってランナ
    ーを取付け、鉄骨梁および鉄骨柱の表面に所定の厚さの
    耐火被覆を施し、この耐火被覆表面より突出している遮
    音プレートの端部およびランナーに間仕切り用ボード端
    部を重ね合わせるように間仕切りしてなる間仕切壁。
JP7739589U 1989-06-30 1989-06-30 間仕切壁 Expired - Fee Related JPH0810096Y2 (ja)

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JPH0315909U JPH0315909U (ja) 1991-02-18
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JPH0868486A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Sanou Kogyo Kk 配管接続構造

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JPH0315909U (ja) 1991-02-18

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